JP2019122661A - マット - Google Patents

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【課題】マット1と床面との間に水や空気などの流体溜まりが発生しても、この流体溜まりを効率的に排出する。【解決手段】マット1の下面が自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性により床面に粘着支持するマット1において、マット1の下面には下向きに開放された排出溝14を有し、同排出溝14の少なくとも一端はマット1の側面1aに開口している。この排出溝14により、マット1を床面に敷いた際に水や空気などの流体溜まりが発生しても、排出溝14を通って流体をマット1の外部に排出させることが容易となる。【選択図】図3

Description

本発明は、建物内の通路等の床面に設置されるマットであって、より具体的には、マットの下面が自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性により床面に粘着支持するマットに関する。
工場等の建物内で、物品の運搬にフォークリフト、無人搬送車、ワゴン、ハンドリフト、台車等の車輪付きの運搬装置が用いられることがある。この運搬装置は建物内のいろいろな箇所を走行するため運搬装置の車輪や下回り、或いは運搬装置により搬送される物品それ自体にゴミやホコリ等(以下、異物ともいう)が付着することがある。
また、工場等の建物に外部から出入りする作業者も、その衣服や靴底等に異物が付着していることがあり、また環境によっては作業者の着衣の繊維片や作業者自身から抜けた毛髪、まつ毛等も異物となることがある。
そこで、清潔な環境を維持する必要のある箇所、例えば建物内の通路、クリーンルームの入り口、作業者の更衣室等の床面に、表面に粘着性を有する除塵マットを敷いている。そして、ここを通過する運搬装置の車輪や下回りに付いた異物、作業者の靴底に付いた異物、また、搬送される物品から落ちた異物、さらには作業者から発生した異物を除塵マットの表面に粘着して保持することにより、異物の舞い上がりや異物の対象領域への侵入等を防止している。なお、除塵マットは、フォークリフト、無人搬送車等を主対象とする重量物用と、ワゴン、台車、人等を主対象とする軽量物用に分かれているが、機能は同じであるためここではまとめて除塵マットとして説明する。
ところで、除塵マットは、その表面が自己粘着性エラストマーにて形成されるとともに、床面に接する下面も自己粘着性エラストマーにて形成されるものがあり、そのような除塵マットの床面への貼り付けは、接着剤等を用いることなくエラストマーの自己粘着性により可能である(非特許文献1)。
株式会社エクシール製品カタログVol.14 第5頁ないし8頁
ところで、このような除塵マットを床面に貼り付けた場合には、自己粘着性エラストマーが柔軟性を有することから、床面と除塵マットとの間に存在している空気がマット外部に抜ける前にその空気の周囲の除塵マット下面が床面に貼り付けられ、空気が除塵マットと床面の間に閉じ込められた空気溜まりが発生することがある。このため除塵マットを床面に貼り付けて設置する場合には、設置後に空気押出用のプレスローラ等を使って除塵マットの上面から空気溜まりを除塵マットの端へと順次移動させて除塵マットの端部から空気を排出させる作業を行う。
しかし、空気溜まりを移動させるには、その移動方向において下面が床面に貼り付いた状態となっている除塵マットを一旦床面から剥がすこととなり、その作業が煩雑である。
一方、除塵マットと床面との間に空気溜まりが存在したままの場合、空気溜まりが小さいときには問題にはなりにくいが、空気溜まりがある程度大きな場合には、空気溜まりが位置する部分の除塵マットが上に膨らんだ緩やかな丘状となり(図5参照)、除塵マット上面が平坦ではなくなる。そうすると、その膨らんだ部分が除塵マット上を移動する車両の抵抗となり得る。また、空気溜まりに位置する部分の除塵マットはいわば宙に浮いた状態となっているため、その上を車両が移動等すると、同部分の除塵マットに局所的な負荷が掛かって、他の部分に比べて劣化しやすい。
そして、このようなことは、これまで説明した除塵マット以外にも、滑り止めマットや衝撃吸収マットなど、床面に対して自己粘着性を有するエラストマーを有するマットでも生じる問題である。また、これら自己粘着性を有するエラストマーを有するマットを床面に貼り付ける場合には、霧吹き等を使用して床面を水で濡らしてからマットを敷くことがある。この場合には、床面とマットとの間に空気以外に水も存在し得ることとなり、空気の排出と合わせて水の排出作業を行う必要がある。
そこで、本願は、上記事情に鑑み、マットの下面が自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性により床面に粘着支持するマットにおいて、マットと床面との間に水や空気などの流体溜まりが発生しても、この流体溜まりを効率的に排出することができるマットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願発明は、マットの下面が自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性により床面に粘着支持するマットにおいて、前記下面には下向きに開放された溝を有し、同溝はマットの側面に開口するものとした。このため、床面への設置時にマットと床面との間に空気溜まり等が生じても、これを溝からマット外部に排出することができる。
本発明によれば、マットと床面との間に水や空気などの流体溜まりが発生しても、この流体溜まりを効率的に排出することができる。
本実施形態の除塵マットの分解斜視図。 本実施形態の除塵マットの側面図。 本実施形態の除塵マットの背面図。 本実施形態の排出溝の断面を示す模式図。 (a)は本実施形態の除塵マットに形成される空気溜まりを説明する断面図。(b)は同平面図。 排出溝成形用のエンボスフィルムの斜視図。 空気溜まりの排出の説明図。 (a)(b)は排出溝の変更例を示す平面図。 (a)(b)(c)(d)は排出溝の別の変更例を示す平面図。
以下、本発明をフォークリフトや無人搬送車などの重量物用の除塵マットに具体化した実施形態について説明する。
本実施形態の除塵マット1は、平面視で長方形状を有し、長辺の長さは900mmで、短辺の長さは600mmの平面視長方形状であり、各辺の高さは約3mmである。
図1に分解斜視図を、図2に除塵マット1の側面1aを示すように、除塵マットは、床面に貼り付ける向きで上側から順に、除塵面11を有する層2(以下、除塵層という。)、除塵マットの芯材12となる層3(以下、芯材層という。)、貼り付け面13を有する層4(以下、設置層という)の3層構造となっており、これらの層は製造工程により一体化されている。
除塵層2は上面に除塵面11を有する層であり、除塵マット1の最上層に位置する。除塵層2は自己粘着性を有するエラストマー(以下、自己粘着性エラストマーともいう)からなり、その自己粘着性を利用して除塵面11上を移動する車両の車輪や下回り等に付着した異物や搬送される物品から落ちた異物を粘着保持するものである。除塵層2は、エラストマーから構成されていて柔軟性を有し、除塵マット1上に車両(車輪)が乗った場合には、その荷重により除塵マット1が弾性変形して除塵層2の表面が車輪周囲に廻り込み底面以外の汚れを除去することも可能である。
除塵層2を構成する自己粘着性エラストマーとして好ましいのは自己粘着性を有するポリウレタン系エラストマーであり、柔軟性があり耐衝撃性も有している。ここで、ポリウレタン系エラストマー、特に「系」とは、エラストマーを構成する各成分のうち質量%換算でポリウレタンが最も多いことを意味する。なお、自己粘着性ポリウレタン系エラストマーを、以下単に「自己粘着性ポリウレタン」とも表現する。
また、除塵層2に用いる自己粘着性エラストマーは自己粘着性ポリウレタンに限らず、他の材料、例えばシリコーンゴム、ポリエチレン系エラストマー、ポリプロピレン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマーなどを使用することができる。この「系」の意味も先に自己粘着性ポリウレタンで説明したとおりである。
芯材層3は除塵マット1全体の強度や形状を保持する機能を有する層であり、除塵層2及び設置層4の間に位置する。除塵層2及び設置層4は自己粘着性エラストマーで形成されており、本実施形態では自己粘着性ポリウレタン系エラストマーを使用しているため柔軟性を有する。除塵マット1を自己粘着性エラストマーのみで形成すると、床面への貼付け作業時に除塵マット1がその柔軟性により面方向に伸長して一定形状を保持することができず所定位置へ所定形状を保持したままの貼付けが困難になることがある。また、除塵マット1を自己粘着性エラストマーのみで形成すると引張強度が弱くなり、車両の繰り返しの通行等により或いは清掃や移動のため除塵マット1を引っ張った際に破断や変形する可能性もある。
このような自己粘着性エラストマーを用いる除塵マット1に芯材層3を用いることによって、除塵マット1の面方向への伸びや変形等を規制して形状保持性を確保するとともに、除塵マット1の引張強度を確保することができる。芯材層3の芯材12として使用することができる材料は、上記目的から形状保持性、引張強度に優れた編物生地、織物生地、不織布、延伸フィルムが好ましい。また、使用する材料に特に限定はないが、強度の点からは合成繊維、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、アラミド等の各繊維を単独又は混合して使用することができる。
芯材12は、除塵マット1の製造時において、除塵層2及び設置層4となる硬化前のエラストマー原料(粘度の高い液状)が芯材層を介して互いに接触できるように、芯材12にエラストマー原料が含浸しやすい態様、具体的には空隙が存在することが好ましい。また、生地等を複数枚重ねて芯材とすることも可能である。
設置層4は下面に床面への貼り付け面13を有する層であり、除塵マット1の最下層に位置する。設置層4は除塵層2と同様に自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性を利用してその下面に位置する貼り付け面13を床面に粘着支持するものである。なお、設置層4は大小様々な凹凸の形状に追随して貼り付け面13が粘着支持できるように除塵層2より柔軟性を有する(アスカーC硬度が小さい)ことが好ましい。
設置層4を構成する自己粘着性エラストマーとして好ましいのは、除塵層2と同様に自己粘着性ポリウレタンである。また、設置層4に用いる自己粘着性エラストマーとして自己粘着性ポリウレタン以外に、他の材料、例えばシリコーンゴム、ポリエチレン系エラストマー、ポリプロピレン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマーなどを使用することができることも除塵層2と同様である。
図2及び図3に示すように、設置層4の下面には下向きに開放された排出溝14が形成されており、設置層4の下面はこの排出溝14を除いた部分が床面への貼り付け面13となる。排出溝14は除塵マット1を床面に設置した際に、除塵マット1と床面の間に残存した水や空気等の流体を除塵マット1の外部に排出する流路となるものである。具体的には、図3に除塵マット1の背面図を示すように、設置層4の下面(図3に表示されている面)には、平面視で長方形状をなす除塵マット1の各辺に対して斜め45度の傾斜角度で延び、かつ直交して交差する複数の溝からなる格子状の排出溝14が形成されている。排出溝14を構成する各溝は設置層4の4辺の側面、すなわち除塵マット1の4辺の側面1aに開口している。
図3に示すように、格子状をなす排出溝14の交点17は角部が小さく面取り(半径1mmの円弧)された形で排出溝14の幅が僅かに大きくなっている。また、図4に示すように、排出溝14をその延出方向に直交する方向にカットした断面(幅方向断面)は貼り付け面13に垂直な対向する側壁15と両側壁15から上向き円弧状に伸びる天井部16を有する略かまぼこ型であり、排出溝14の幅は0.5mm、排出溝14の高さは最も高い箇所(幅方向中央部)で50μmとなっている。図4に示すように、平行な排出溝14間の間隔は排出溝14の中心間で約3cmであり、格子状の排出溝14によって形成される四角形状の貼り付け面13の対角線部分の長さは約4cmであり、これらの長さは以下の理由により定めた。
設置層4の下面に排出溝14を有さず、下面の全面を貼り付け面13とした除塵マット1を床面に設置したところ、図5(a)及び図5(b)に示すように床面と除塵マット1の間に空気溜まり50により上面が膨らんだ箇所が目視で複数発生した。これらの空気溜まり50は除塵マット1の床面への粘着力の低下や、膨らみに起因する車両の移動の妨げや除塵マット1の性能劣化にも繋がることから、貼付け後に排出作業の対象となる。この空気溜まり50の大きさを測定したところ最も大きな空気溜まり50で直径約5cmの略円形状であった。
このため、除塵マット1の設置層4の下面に排出溝14を形成する場合には、空気溜まり50として直径約5cmの円を想定し、この大きさの空気溜まり50が生じないような構成とすることが効果的と判断した。そのためには、排出溝14間の最長距離(四角形状の貼り付け面13の対角線部分)が5cm未満とすれば、空気溜まりとして想定した直径5cmの円の少なくとも一部が、いずれかの排出溝14に掛かることとなる。
本実施形態の格子状の排出溝14では排出溝14間の最長距離は貼り付け面13の対角線部分であり、その長さは約4cmとなっているため、直径5cmの空気溜まりが設置層4の下面のどこに位置していてもその一部が排出溝14に掛かることとなる。なお、本実施形態では直径約5cmの円に排出溝14の少なくとも一部が掛かるように平行な排出溝14間の間隔を3cm、排出溝14間の最長距離4cmとしたが、対象とする空気溜まりの大きさは一例であり、その大きさに応じて排出溝14の間隔を適宜決定することができる。
一方、平行な排出溝14間の間隔を短くすれば、より小さな空気溜まり50にも対応することができるが、設置層4の下面のうち排出溝14の占める面積が増加するに従い相対的に貼り付け面13の面積が減少し、除塵マット1として床面への粘着力が弱くなるため、貼り付け面13の粘着力も考慮し排出溝14の形状等を決定すればよい。
本実施形態の除塵マット1の排出溝14は、設置層4の排出溝14の成形型となるエンボスフィルム18によって形成する。すなわち、図6に示すように、エンボスフィルム18は表面にエンボス加工がなされたポリプロピレン(PP)フィルム18aとこれに積層された基材となるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム18bとからなる2層で構成される。エンボスフィルム18の表面(PPフィルム18aの表面でもある)には斜め格子状の凸部19が形成されている。なお、図6の斜め格子状の凸部19は説明の便宜上、大きさを強調して図示している。
そして、このエンボスフィルム18上に、設置層4の材料(主液と硬化液からなる2液混合かつ熱硬化タイプのポリウレタン系エラストマー(硬化前))を供給し硬化させると、エンボスフィルム18のエンボス形状が転写されて排出溝14を有する設置層4となる。なお、除塵層2も設置層4と同様の樹脂を用い、また除塵層2と設置層4との間に位置する芯材層3には株式会社IMSテクノのポリエステル織物であるIMT−209−HCを2枚重ねで使用した。
次に、上記で説明した除塵マット1の設置方法について説明する。なお、床面に設置前の除塵マット1は、異物付着防止のため、設置層4の表面はエンボスフィルム18で覆われており、また除塵層2の表面は図示しないカバーフィルムで覆われている。
まず、除塵マット1を設置する床面を清掃し、床面に付着しているホコリ等を除去する。次に、必要に応じて床面に霧吹き等で水を吹きかけて濡らした後、設置層4表面のエンボスフィルム18を剥がして床面の設置箇所に位置合わせしながら除塵マット1を床面に貼り付ける。このとき、除塵マット1の貼り付け面13と床面との間に残存した空気が空気溜まり50を形成することがあるが、図7に示すように、設置層4の下面に除塵マット1の側面1aに開口する排出溝14が形成されている。このため、ある程度の大きさ以上の空気溜まり50は少なくともその一部が排出溝14に掛かり、図7の矢印に示すように排出溝14を通って除塵マット1の外部に排出される。
一方、排出溝14に掛からないような空気溜まり51については、プレスローラ(図7にT字状で図示)を除塵マット1の上面に押し当てて移動させると、空気溜まり51が移動する過程で排出溝14に到達し(図7の破線)、同様に排出溝14を通って除塵マット1の外部に排出される。なお、除塵マット1と床面との間に残存した空気溜まり50、51について説明したが、設置時に床面に水を吹きかけている場合には、その水も空気の排出作業により同様に排出溝14を通って外に排出される。
その後に、除塵層2を覆っているカバーフィルムを剥がすと、除塵マット1の表面に自己粘着性を有する除塵面11が露出し、ここを通過する車両の車輪等に付着している異物を粘着保持することができる。
本実施形態の除塵マット1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1).上記除塵マット1は設置層4の下面に排出溝14が形成されて、除塵マット1の各辺の側面1aに開口している。このため、床面への設置時に除塵マット1と床面との間に空気溜まり50等が発生しても、これを排出溝14から除塵マット1の外部に排出することができ、除塵マット1と床面との間に生ずる水や空気などの流体溜まりを効率的に排出することができる。
(2).排出溝14は除塵マット1の平面視において格子状に形成されているため、空気溜まり51が排出溝14に掛からない場合でも、押し出し作業によって空気溜まり51を排出溝14まで移動させて排出せることができる。特に、排出溝14は格子状のためどの方向に押し出ししても空気溜まり51の移動先に排出溝14が存在し、効率的な排出作業が可能となる。また、一部の溝が何らかの理由で詰まった場合でも交点17を介して分岐する他の流路を経由した空気溜まり50の排出が可能となる。
(3).排出溝14は除塵マット1の4辺のいずれの側面1aにも開口しているため、空気の排出方向が限定されない。
(4).排出溝14は下開口の断面かまぼこ型であり、天井部16は幅方向中央が最も高い上向き円弧状をしている。このため、除塵マット1に下向き荷重が作用して溝が変形等しても天井部16の中央部分が床面に接地しにくく排出溝14を塞ぎにくい。
上記実施形態は以下のように変更してもよく、また、これらの変更例を適宜組み合わせて適用してもよい。
・排出溝14を除塵マット1の平面視において斜め格子状に形成したが、排出溝14それ自体の形態はこれに限られない。例えば、矩形状の除塵マット1の各辺に沿った縦横の格子状としたり、除塵マット1の辺に対して溝の傾斜角度を変更してもよい。
・排出溝14を構成する溝は直線に限らず図8(a)に示すように円を互いに外接させた形状としてもよく、図8(b)に示すように波線を縦横に交差させた形状の排出溝14でもよい。このような形状の排出溝14であっても、除塵マット1と床面との間に位置する空気等の排出作業を効率的に行うことができる。
・また、図9(a)に示すように、直線の溝を除塵マットに対して斜めかつ平行に配置したもの、図9(b)に示すように直線の溝を非平行に配置したもの、図9(c)に示すように鋸歯状の溝を複数配置したものを排出溝14としてもよい。この排出溝14には溝同士の交点はないが押出方向等を工夫することによって、除塵マット1の各辺の側面1aに開口する排出溝14により床面との間に位置する空気等を効率的に排出させることが可能となる。
・図9(d)に示すように、円弧と直線など異なる形状の溝を組み合わせて排出溝14としてもよい。
・排出溝14は、その一部が除塵マット1の側面1aに開口されていればよい。一部が除塵マット1の側面1aに開口する排出溝14を通って除塵マット1の外部に空気等を排出させることが可能となる。
・除塵マット1で具体化したが、滑り止めマットや衝撃吸収マットなど、マットの下面を床面に対して自己粘着性エラストマーの自己粘着力により粘着支持するマットに適用することができる。
・本実施形態では、除塵層2、芯材層3及び設置層4の3層構成としたが、3層以外の構成、例えば芯材層3を省略したり、或いは自己粘着性エラストマーを有する1層構成のマットとしてもよい。
・排出溝14の断面形状は本実施形態にかぎらず、矩形状、円弧状、五角形状等でもよい。
・除塵マット1の形状は、平面視長方形状に限らず、4つの辺の長さが等しい正方形としてもよく、台形状、平行四辺形、四角形以外の多角形状、円、半円等でもよい。
・本実施形態の除塵マット1を人や台車などの軽量物用途に用いてもよい。この場合でも作業者の靴底等に付着した異物や作業者自身から生じる異物を粘着保持することができるとともに、床面への設置時に除塵マット1と床面との間に空気溜まり50等が発生しても、これを排出溝14から除塵マット1の外部に排出することができ本実施形態の除塵マット1と同様の作用効果が得られる。
上記各実施形態から把握することができる技術思想について説明する。
・排出溝は平面視で格子状をなし、排出溝を構成する各溝の交点は幅が広く形成されているマット。
・マットは、除塵面を有する層、芯材となる層及び貼り付け面を有する層からなり、排出溝は貼り付け面を有する層に形成されているマット。
1・・除塵マット(マット)、1a・・除塵マットの側面、2・・除塵層、3・・芯材層、4・・設置層、13・・貼り付け面、14・・排出溝、16・・天井部、17・・(排出溝の)交点、50、51・・空気溜まり。

Claims (5)

  1. マットの下面が自己粘着性エラストマーからなり、その自己粘着性により床面に粘着支持するマットにおいて、
    前記下面には下向きに開放された排出溝を有し、同排出溝はマットの側面に開口するマット。
  2. 前記排出溝は複数の溝からなり、該複数の溝同士は交差している請求項1に記載のマット。
  3. 前記排出溝はマットの下面に格子状に形成されている請求項1又は2に記載のマット。
  4. 前記排出溝は幅方向断面の中央部が最も高く形成されている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のマット。
  5. 前記マットの上面が自己粘着性エラストマーからなる請求項1ないし4のいずれか一項に記載のマット。
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