JP2019121652A - 実装基板及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高密度に電気素子が配置された実装基板を実現する。【解決手段】基板100の主面上に設けられた第1の配線110及び不連続な第2の配線120と、第2の配線120の導電部材125と、第2の配線120の導電部材125に接続された電気素子140と、を備える。第2の配線120の導電部材125は、第1の配線110の上方を通り、第1の配線110と第2の配線120とが接続しないように第2の配線120の第1の部分121と第2の部分122とを接続する。【選択図】図1
Description
本発明は、実装基板及び電子機器に関する。
スキャナ又はプリンタ等の電子機器は、配線基板上に複数の電気素子が実装された実装基板を有している。電気素子には、抵抗、コンデンサ、コイル、及び集積回路等が含まれる。配線基板の主面上には、集積回路等に電源電圧を供給するための電源配線、集積回路等を設置するためのグランド配線、及び集積回路等との信号の授受を行うための信号配線、等の配線が、所定の回路パターンに従って設けられている。
小さい実装基板上に複雑な回路パターンを実現するために、2つの配線を互いに接続されないように交差させることが望まれることがある。例えば、特許文献1には、ジャンパ素子を用いて、ある配線が別の配線を跨ぐように構成された実装基板が開示されている。
電気機器の小型化に伴い、特許文献1に記載の技術よりも実装基板をより高密度化する方法が求められていた。
本発明は、より高密度に電気素子が配置された実装基板を実現することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の実装基板は以下の構成を備える。すなわち、
基板の主面上に設けられた第1の配線及び不連続な第2の配線と、
前記第1の配線の上方を通り、前記第1の配線と前記第2の配線とが接続しないように前記第2の配線の第1の部分と第2の部分とを接続する、第2の配線の導電部材と、
前記第2の配線の導電部材に接続された電気素子と、
を備えることを特徴とする。
基板の主面上に設けられた第1の配線及び不連続な第2の配線と、
前記第1の配線の上方を通り、前記第1の配線と前記第2の配線とが接続しないように前記第2の配線の第1の部分と第2の部分とを接続する、第2の配線の導電部材と、
前記第2の配線の導電部材に接続された電気素子と、
を備えることを特徴とする。
より高密度に電気素子が配置された実装基板を実現できる。
一実施形態に係る実装基板は、第1の配線、第2の配線、第2の配線の導電部材、及び電気素子を備える。第1の配線及び第2の配線は、基板の主面上に設けられている。第2の配線の導電部材は、第1の配線の上方を通り、第1の配線と第2の配線とが接続しないように第2の配線の第1の部分と第2の部分とを接続する。電気素子は、第2の配線の導電部材に接続されている。以下、このような実装基板について、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、構造ないし構成を説明する目的で記載されたものに過ぎず、図示された各部材の寸法は必ずしも現実のものを反映するものではない。また、各図において、同一の部材又は同一の要素には同一の参照番号を付しており、以下、重複する内容については説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る実装基板100の斜視図である。本実施形態に係る実装基板100は、基板190、第1の配線110、第2の配線120、第2の配線の導電部材125、及び第1の電気素子140を有している。実装基板100の種類は特に限定されず、プリント配線基板であってもよいし、リジット配線基板若しくは折り曲げ可能なフレキシブル配線基板であってもよい。また、図1に示すように、実装基板100等は集積回路等の様々な電気素子及び追加の配線をさらに有していてもよいが、その説明は省略する。
基板190は、電気素子及び配線を支持する基材である。基板190の種類は特に限定されず、例えば樹脂基板であってもよい。本明細書においては、第1の配線110及び第2の配線120が設けられる基板190の表面を、主面と呼ぶ。もちろん、主面とは反対側の基板190の面や、基板190の内部に、さらに配線及び電気素子等が配置されていてもよい。
第1の配線110及び第2の配線120は導電部材であり、電源電圧又は電気信号等を伝播することができる。第1の配線110及び第2の配線120は、実装基板100の設計に合わせて、所定の配線パターンに従って設けられている。図1に示すように、実装基板100は、基板190の主面上に設けられた第3の配線130のようなさらなる配線を有していてもよい。これらの配線の具体的な構成は特に限定されず、例えばめっき又はフォトリソグラフィにより得られた銅箔でありうる。
本実施形態において、第2の配線120は不連続であり、第1の部分121と第2の部分122とを有している。図1の例において、第1の部分121と第2の部分122とは、少なくとも一部において第1の配線110を介して対向している。具体的には、第1の部分121と第2の部分122とは不連続であって直接接触しておらず、第1の部分121の端部121aと第2の部分122の端部122aとは離れている。そして、第1の部分121の端部121aと第2の部分122の端部122aとの間には、第1の配線110が通っている。
第2の配線の導電部材125は、第2の配線120の第1の部分121と第2の部分122とを接続する。第1の部分121と第2の部分122とは直接接触していないが、導電部材125を介して電気的に接続されている。図1の例において、導電部材125は、第1の部分121と第2の部分122とが対向する部分である、第1の部分の端部121a及び第2の部分の端部122aにおいて、第1の部分121と第2の部分122とを接続している。
図1に示す実施形態において、第2の配線の導電部材125は第2の配線の第1の部分121と物理的に接続している。また、導電部材125は、第2の配線の第2の部分122と物理的に接続している。本明細書において、物理的に接続しているとは、互いに直接接触しているか、又は導電性の接着部材(例えばはんだ又はメタルマスク等)を介して互いに接続されていることを意味する。
ここで、導電部材125は、第1の配線110の上方を通り、第1の配線110と第2の配線120とが接続しないように、第1の部分121と第2の部分122とを接続している。例えば、導電部材125が第1の配線110を跨ぐ部分において、第2の配線120又は導電部材125は、第1の配線110と電気的に直接接続されていない。もっとも、導電部材125が第1の配線110を越える部分とは異なる実装基板100上の他の場所において、第1の配線110と第2の配線120とが、例えば集積回路等の電気素子を介して電気的に接続されていてもよい。図1に示すように、導電部材125は、2つ以上の配線を跨いでいてもよい。
ここで、上方を通るとは、基板190の主面からより離れた位置を通ることを意味する。例えば、導電部材125と第1の配線110との間には空隙が存在してもよい。一方で、導電部材125が絶縁性の表面を有する場合、導電部材125は第1の配線110と接触していてもよい。
図1に示すように、実装基板100は、第3の配線の導電部材135をさらに有していてもよい。例えば、導電部材135が、第3の配線130の第1の部分131と第2の部分132とを接続していてもよい。ここで、導電部材135は、第1の配線110の上方を通り、第3の配線110と第2の配線120とが直接接続しないように、第1の部分131と第2の部分132とを接続している。第1の部分131と第2の部分132とは不連続であり直接接触していないが、導電部材135を介して電気的に接続されている。図1に示す実施形態において、導電部材135は第1の部分131と物理的に接続している。また、導電部材135は、第2の部分132と物理的に接続している。図1の例において、導電部材135は、第1の部分131と第2の部分132とが対向する部分である、第1の部分の端部131a及び第2の部分の端部132aにおいて、第1の部分131と第2の部分132とを接続している。
導電部材125及び導電部材135は、直流電流又は交流電流を通過させることができる、導電性を有している部材であり、その具体的な構成は特に限定されない。例えば、導電部材125及び導電部材135は、それぞれ独立に、導電材料で形成されたジャンパ、又は抵抗、コンデンサ、若しくはコイル等の電気素子でありうる。これらの導電部材125及び導電部材135の具体的な例については、後に詳しく説明する。
第1の電気素子140は、第2の配線の導電部材125に接続されている。一実施形態において、第1の電気素子140の第1の端子は導電部材125に接続されている。また、第1の電気素子140の第2の端子は、第3の配線130又は導電部材135のような、基板190上に設けられた回路の一部に接続されている。本実施形態において、第1の電気素子140は、導電部材125に物理的に接続されている。また、第1の電気素子140は、導電部材135に物理的に接続されていてもよい。
図1の例において、第1の電気素子140は、第2の配線の導電部材125と第3の配線の導電部材135との間に接続されている。また、2以上の電気素子が導電部材125に接続されていてもよい。例えば、図1の例では、第1の電気素子140に加えて、第2の電気素子145が、導電部材125と導電部材135とを接続している。ここで、第2の電気素子145は、導電部材125に物理的に接続されている。また、第2の電気素子145は、導電部材135に物理的に接続されていてもよい。
第1の電気素子140及び第2の電気素子145の種類は特に限定されない。本明細書において、電気素子とは、電圧波形、電流波形、又は電気信号に対して影響を与えることを目的として設けられた素子のことを指し、抵抗、コンデンサ、コイル、又は集積回路等を含む。これらの第1の電気素子140及び第2の電気素子145の具体的な例については、後に詳しく説明する。
次に、図2を参照して、第2の配線の導電部材125、第3の配線の導電部材135、第1の電気素子140、及び第2の電気素子145の配置例について詳しく説明する。図2Aは、一実施形態に係る実装基板100の拡大図である。図2Aでは、導電部材125が、第2の配線の第1の部分121と第2の部分122とを接続している。
図3には、図2Aで用いられている導電部材125の形状が示されている。図3に示す導電部材125は、直方体形状を有しており、第1の端子126と、第2の端子127と、本体部128とを有している。第1の端子126及び第2の端子127は導電部材であり、これらは本体部128を介して電気的に接続されている。また、本体部128の表面は絶縁性を有しているため、本体部128は第1の配線110とは接続されていない。図2Aの例において、第1の端子126は第1の部分の端部121aと導電性の接着部材を介して接続されており、第2の端子127は第2の部分の端部122aと導電性の接着部材を介して接続されている。接続を容易とするために、第1の部分の端部121a及び第2の部分の端部122aの配線幅は、図2Aに示すように、第1の部分121及び第2の部分121の他の部分と比較して広くなっていてもよい。
図2Aの例においては、さらに、第3の配線の導電部材135が、第3の配線の第1の部分131と第2の部分132とを接続している。導電部材135は、第2の配線の導電部材125とは異なる形状を有していてもよいが、図2Aのように同じ形状を有していてもよい。図2Aの例において、導電部材135は、導電部材125と同様に、第1の端子136と、第2の端子137と、本体部138とを有している。また、導電部材135は、導電部材125とは異なる種類の又は異なる電気特性を有する部材であってもよいが、同じ種類の又は同じ電気特性を有する部材であってもよい。例えば、導電部材125が抵抗であり、導電部材135が同じ形状だが異なる抵抗値を有する抵抗であってもよい。
図2Aの例においては、導電部材125及び導電部材135の上に、導電部材125及び導電部材135を接続するように第1の電気素子140及び第2の電気素子145が設けられている。第1の電気素子140及び第2の電気素子145は、導電部材125とは異なる形状を有していてもよいが、図2Aのように同じ形状を有していてもよい。また、第1の電気素子140及び第2の電気素子145は、導電部材125とは異なる種類の又は異なる電気特性を有する部材であってもよいが、同じ種類の又は同じ電気特性を有する部材であってもよい。
図2Aの例において、第1の電気素子140は、導電部材125と同様に、第1の端子141と、第2の端子142と、本体部143とを有している。そして、第1の端子141は導電部材125の第1の端子126に、第2の端子142は導電部材135の第1の端子136に、それぞれ接続されている。図3に示すように、導電部材125の第1の端子126は、基板190側の第1の面126aと、第1の面とは反対側の第2の面126bとを有している。ここで、第1の面が第1の部分の端部121aと対向するように接続されることで、導電部材125は第2の配線120と接続されている。また、第2の面が第1の電気素子140の第1の端子141と対向するように接続されることで、導電部材125は第1の電気素子140と接続されている。図2Aの例においては、導電部材125の第2の端子127、並びに導電部材135の第1の端子136及び第2の端子137も、同様の構成を有している。このような構成によれば、導電部材125、導電部材135、第1の電気素子140、及び第2の電気素子145の基板190への組み付けが容易となる。
図2Aの例において、第1の電気素子140及び第2の電気素子145は、基板190の主面から離れた位置において、第2の配線の導電部材125及び第3の配線の導電部材135と接触している。例えば、第1の電気素子140は、例えば導電部材125の基板190とは反対側の第2の面において、導電部材125と接触している。このような構成によれば、導電部材125、導電部材135、第1の電気素子140、及び第2の電気素子145の基板190への組み付けが容易となる。
図2Aの例において、第2の配線の導電部材125と第3の配線の導電部材135とは平行に配置されている。より具体的には、第2の配線の第1の部分121及び第2の部分122並びに導電部材125は直線状に並んでいる。また、第3の配線の第1の部分131及び第2の部分132並びに導電部材135は直線状に並んでいる。さらに、第2の配線の第1の部分121及び第2の部分122並びに導電部材125の配列と、第3の配線の第1の部分131及び第2の部分132並びに導電部材135の配列と、は平行に並んでいる。このような構成をとることにより、配線方向とは直交する方向に並んでいる第2の配線120及び第3の配線130がほぼ同じ場所で第1の配線110を跨ぐ配線パターンを実装する際に用いる、基板190上の面積を節約することができる。
図2B〜図2Dは、第2の配線の導電部材125、第3の配線の導電部材135、第1の電気素子140、及び第2の電気素子145の別の配置例を示す。図2Bにおいて、導電部材125及び導電部材135は配線部材として用いられるジャンパである。本明細書において、ジャンパとは、抵抗がほぼ0Ωであり、他の配線を跨ぐように構成された配線部材のことを指す。導電部材125は、第2の配線の第1の部分121と接続する第1の端子126と、第2の部分122と接続する第2の端子127と、基板190の主面及び第1の配線110から離れた本体部128とを有する。導電部材135も、同様に、第1の端子136、第2の端子137、及び本体部138を有している。そして、第1の電気素子140は、本体部128と本体部138とを接続している。このように、導電部材125及び導電部材135は、電気素子ではなくてもよい。また、実装基板100は第1の電気素子140を有し、第2の電気素子145を有さなくてもよい。さらに、第1の電気素子140は、導電部材125の端子部以外の部分と接続されていてもよい。
図2Cの例では、第2の配線の導電部材125、第3の配線の導電部材135、第1の電気素子140、及び第2の電気素子145の構成は、図2Aの場合と同様である。しかしながら、図2Cの例では、第1の電気素子140及び第2の電気素子145の上に、導電部材125及び導電部材135が設けられている。この場合でも、第1の電気素子140及び第2の電気素子145は、導電部材125及び導電部材135に接続されているといえる。この例では、第1の電気素子140は、第2の配線の第1の部分121に物理的に接続されている。また、第2の電気素子145は、第2の配線の第1の部分122に物理的に接続されている。
図2Dの例では、実装基板100は第2の配線の導電部材125を有するが、第3の配線の導電部材135を有さない。そして、第1の電気素子140は、導電部材125と、基板190上に設けられた配線160に接続されている。このように、実装基板100が2つの導電部材を有することは必須ではない。
以上説明した実施形態によれば、第2の配線120が第1の配線110を跨ぐ箇所が、電気素子を設けるためにも用いられるため、回路実装のために用いられる基板190上の面積を節約することができる。一実施形態においては、面積をより節約するために、実装基板190の平面視において、第2の配線の導電部材125と第1の電気素子140とは互いに重なっている。同様に、一実施形態において、実装基板190の平面視において、第3の配線の導電部材135と第1の電気素子140とは互いに重なっている。さらに、実装基板190の平面視において、第2の配線の導電部材125と第2の電気素子145とが互いに重なっていてもよく、第3の配線の導電部材135と第2の電気素子145とが互いに重なっていてもよい。一実施形態において、スキャナ又はプリンタ等の電子機器は、本実施形態に係る実装基板100を備えている。
次に、本実施形態の構成を適用可能な具体的な回路の例について、図4に示す実装基板100の一部の回路図を参照して説明する。図4において、端子129aは、第2の配線の第1の部分121、第2の配線の導電部材125、及び第1の電気素子140の接続部に対応する。端子129bは、第2の配線の第2の部分120、第2の配線の導電部材125、及び第2の電気素子145の接続部に対応する。端子139aは、第3の配線の第1の部分131、第3の配線の導電部材135、及び第1の電気素子140の接続部に対応する。端子139bは、第3の配線の第2の部分132、第3の配線の導電部材135、及び第2の電気素子145の接続部に対応する。
一実施形態において、図4の回路はバイパスコンデンサを有する電源回路である。すなわち、第2の配線120は電源配線であり、第3の配線130は接地用のグランド配線である。また、第1の電気素子140はコンデンサである。この実施形態において、導電部材125及び導電部材135は、ジャンパであってもよいし、抵抗であってもよい。第1の配線110を跨ぐために第2の配線120及び第3の配線130に導電部材125及び導電部材135を挿入することにより、電源にノイズが混入しやすくなることがある。ここで、第1の電気素子140としてコンデンサを設けると、第1の電気素子140はバイパスコンデンサとして働くため、電源に混入するノイズを低減することができる。この場合、実装基板100には第2の電気素子145を設けてもよいし設けなくてもよい。第2の電気素子145として、第1の電気素子140とは異なる容量のコンデンサを設けることにより、より広い周波数のノイズを低減することが可能となる。このような構成によれば、導電部材125及び導電部材135が設けられている箇所が、バイパスコンデンサを設けるためにも用いられるため、回路実装のために用いられる基板190上の面積を節約することができる。
別の実施形態において、図4の回路は差動回路である。すなわち、第2の配線120及び第3の配線130は差動伝送のための一組の信号配線である。また、第1の電気素子140は抵抗である。差動回路には通常終端抵抗が設けられるところ、第1の電気素子140を終端抵抗として用いることができる。第1の電気素子140の抵抗値は、差動伝送路の特性インピーダンスに合わせて選択することができる。第2の電気素子145は設けても設けなくてもよい。このような構成によれば、第2の配線120が第1の配線110を跨ぐ箇所が、終端抵抗を設けるためにも用いられるため、回路実装のために用いられる基板190上の面積を節約することができる。
別の実施形態において、図4の回路はフィルタ回路である。すなわち、第2の配線120は信号配線であり、第3の配線130はグランド配線である。また、第2の配線の導電部材125と第1の電気素子140とは、一方が抵抗であり他方がコンデンサである。例えば、導電部材125がコンデンサであり第1の電気素子140が抵抗である場合、この回路は第1の配線120を通る信号に対するハイパスフィルタとして働く。また、導電部材125が抵抗であり第1の電気素子140がコンデンサである場合、この回路は第1の配線120を通る信号に対するローパスフィルタとして働く。これらの場合のカットオフ周波数は、1/2πCRとなる(Cはコンデンサの容量値であり、Rは抵抗の抵抗値である)。このような構成によれば、第2の配線120が第1の配線110を跨ぐ箇所に、フィルタ回路を設けることができるため、回路実装のために用いられる基板190上の面積を節約することができる。
本発明は、以上に例示された態様に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。また、本明細書に記載された個々の用語は、本発明を説明する目的で用いられたものに過ぎず、本発明は、その用語の厳密な意味に限定されるものでないことは言うまでもなく、その均等物をも含みうる。
100:実装基板、110:第1の配線、120:第2の配線、125:第2の配線の導電部材、130:第3の配線、135:第3の配線の導電部材、140:第1の電気素子、190:基板
Claims (10)
- 基板の主面上に設けられた第1の配線及び不連続な第2の配線と、
前記第1の配線の上方を通り、前記第1の配線と前記第2の配線とが接続しないように前記第2の配線の第1の部分と第2の部分とを接続する、第2の配線の導電部材と、
前記第2の配線の導電部材に接続された電気素子と、
を備えることを特徴とする実装基板。 - 前記第2の配線の導電部材は電気素子であることを特徴とする、請求項1に記載の実装基板。
- 前記第2の配線の前記第1の部分と前記第2の部分とは、少なくとも一部において前記第1の配線を介して対向しており、前記第2の配線の導電部材は、対向する部分において前記第1の部分と前記第2の部分とを接続することを特徴とする、請求項1又は2に記載の実装基板。
- 前記電気素子は、前記基板の主面から離れた位置で、前記第2の配線の導電部材と接続していることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の実装基板。
- 基板の主面上に設けられた第3の配線と、
前記第1の配線の上方を通り、前記第1の配線と前記第3の配線とが直接接続しないように前記第3の配線の第1の部分と第2の部分とを接続する、第3の配線の導電部材と、をさらに備え、
前記電気素子は、前記第2の配線の導電部材と前記第3の配線の導電部材との間に接続されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の実装基板。 - 前記第2の配線の前記第1の部分及び前記第2の部分並びに前記第2の配線の導電部材は直線状に並んでおり、
前記第3の配線の前記第1の部分及び前記第2の部分並びに前記第3の配線の導電部材は直線状に並んでおり、
前記第2の配線の前記第1の部分及び前記第2の部分並びに前記第2の配線の導電部材と、前記第3の配線の前記第1の部分及び前記第2の部分並びに前記第3の配線の導電部材と、は平行に並んでいることを特徴とする、請求項5に記載の実装基板。 - 前記第2の配線は電源配線であり、前記第3の配線はグランド配線であり、前記電気素子はコンデンサであることを特徴とする、請求項5又は6に記載の実装基板。
- 前記第2の配線及び前記第3の配線は差動回路の配線であり、前記電気素子は抵抗であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の実装基板。
- 前記第2の配線は信号配線であり、前記第3の配線はグランド配線であり、前記第2の配線の導電部材と前記電気素子とは、一方が抵抗であり他方がコンデンサであることを特徴とする、請求項5又は6に記載の実装基板。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の実装基板を備える電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2017254288A JP2019121652A (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 実装基板及び電子機器 |
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JP2017254288A JP2019121652A (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 実装基板及び電子機器 |
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JP (1) | JP2019121652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7530409B2 (ja) | 2022-08-03 | 2024-08-07 | シャープ株式会社 | 制御回路および電源装置 |
-
2017
- 2017-12-28 JP JP2017254288A patent/JP2019121652A/ja active Pending
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