JP2019120790A - シート測長装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Koji Doi
孝二 土井
高井 真悟
Shingo Takai
真悟 高井
福邊 徳明
Noriaki Fukube
徳明 福邊
大渕 哲也
Tetsuya Obuchi
哲也 大渕
幸文 小林
Yukifumi Kobayashi
幸文 小林
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Abstract

【課題】コストアップすることなく表裏見当ずれの発生を防止すべく、シート長さを測定することが可能なシート測長装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】シート搬送手段27と、シート搬送手段27の回転量を計測する回転量計測手段41と、単一の先端検知手段39と、単一の後端検知手段40と、シートSの四隅の位置及びシートS上に形成される画像の四隅の位置を測定するシート位置測定手段42と、シート位置測定手段42からの情報に基づきシートSの幅方向長さ及びシートS上に形成される画像の幅方向長さを、先端検知手段39及び後端検知手段40及び回転量計測手段41によりシートSの搬送方向における中央部長さを、シート位置測定手段42からの情報及び中央部長さに基づいてシートSの搬送方向長さ及びシートS上に形成される画像の搬送方向長さをそれぞれ求めるシート測長装置26。【選択図】図2

Description

本発明は、シート測長装置及び画像形成装置に関する。
最近では、商業印刷業界においても小ロットかつ多品種のバリアブルデータ印刷においては、従来のオフセット印刷から電子写真式画像形成装置のようなオンデマンド印刷への移行が進んでいる。電子写真式画像形成装置ではこのニーズに対応するため、オフセット印刷機に匹敵する表裏見当精度が要求されている。
表裏見当がずれる要因としては、縦方向及び横方向のレジストレーション誤差、シート画像間のスキュー誤差、シート転写時におけるトナー画像長の伸縮等に大別できるが、加熱定着装置を有する電子写真式画像形成装置ではシート伸縮に伴う画像倍率誤差が加わることとなる。
上述した表裏見当ずれを防止すべく、シートの伸縮量を求めて表裏の画像倍率を決定し、画像サイズを補正して表裏の倍率誤差を低減する技術が提案されている(例えば「特許文献1」参照)。
上述した技術では、シートの寸法及び形状、シート上の画像寸法、画像形状、画像位置等を計測することができる。しかし、これ等の情報を検知するために複数個のスタートトリガセンサ及び複数個のストップトリガセンサを必要とし、コストアップしてしまうという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決し、コストアップすることなく表裏見当ずれの発生を防止すべく、シート長さを測定することが可能なシート測長装置及び画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、画像が形成されるシートを所定の搬送方向に向けて搬送する回転自在なシート搬送手段と、前記シート搬送手段の回転量を計測する回転量計測手段と、前記シート搬送手段の前記搬送方向下流側に配設され前記シートの先端が通過したことを検知する単一の先端検知手段と、前記シート搬送手段の前記搬送方向上流側に配設され前記シートの後端が通過したことを検知する単一の後端検知手段と、前記シートの四隅の位置及び前記シート上に形成される画像の四隅の位置を測定するシート位置測定手段と、前記シート位置測定手段からの情報に基づき前記搬送方向と直交する幅方向における前記シートの幅方向長さ及び前記シート上に形成される画像の幅方向長さを、前記先端検知手段及び前記後端検知手段及び前記回転量計測手段により前記シートの前記搬送方向における中央部長さを、前記シート位置測定手段からの情報及び前記中央部長さに基づいて前記シートの搬送方向長さ及び前記シート上に形成される画像の搬送方向長さをそれぞれ求めることを特徴とする。
本発明によれば、単一の先端検知手段及び単一の後端検知手段を用いて幅方向におけるシートの長さ及び画像の長さ、搬送方向におけるシートの長さ及び画像の長さをそれぞれ求めることができるので、コストアップすることなく表裏見当ずれの発生を防止可能なシート測長装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられるシート測長装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられるシート測長装置の概略平面図である。 本発明の一実施形態におけるシート位置測定方法を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置としてのカラープリンタを示している。同図においてカラープリンタ1は、タンデム型の画像形成部である複数の作像ユニット2によってカラー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置であり、装置本体3の内部に作像部11、給紙部12、転写部13、定着部14、排紙部15を有している。
作像部11は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に加え、無色透明や白色といった特色であるスペシャル(S)のトナー像を形成して出力する5個の作像ユニット2S,2Y,2M,2C,2Kから構成されている。画像形成手段として機能する各作像ユニット2は、画像形成材料として互いに異なる色のスペシャルトナー、イエロトナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを用いるが、このトナー以外の構成はそれぞれ同様であって寿命到達時に交換される。各作像ユニット2はそれぞれ装置本体3に対して着脱可能であり、それぞれプロセスカートリッジを構成している。以下、ブラックトナー像を形成する作像ユニット2Kを例に、各作像ユニット2を説明する。
作像ユニット2Kは、帯電装置4K、像担持体である感光体ドラム5K、現像装置6K、除電装置7K、感光体クリーニング装置8K等を備えている。これ等の装置が共通の保持部材であるユニット本体に保持されており、装置本体3に対してユニット本体を一体的に着脱することにより、上述した各装置を同時に交換可能に構成されている。
各作像ユニット2の上方には露光装置9が配設されている。露光装置9は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいて、レーザダイオードから発せられたレーザ光により感光体ドラム5S,5Y,5M,5C,5Kを露光走査する。
感光体ドラム5Kは、図示しないモータによって図1において反時計回り方向に回転駆動される。帯電装置4Kは、帯電ワイヤに帯電バイアスを印加することにより帯電ワイヤと感光体ドラム5Kの外周面との間に放電を生じさせ、これにより感光体ドラム5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程)。
帯電後の感光体ドラム5Kの表面には、露光装置9から照射されるレーザ光の光走査によってブラック用の静電潜像が形成される(露光工程)。このブラック用の静電潜像は、ブラックトナーを用いる現像装置6Kによって現像されることによりブラックトナー像となる(現像工程)。形成されたブラックトナー像は、後述する中間転写ベルト10上に1次転写される(1次転写工程)。
除電装置7Kは、中間転写ベルト10上にブラックトナー像が1次転写された後の感光体ドラム5Kの表面を除電する(除電工程)。感光体クリーニング装置8Kはクリーニングブレードとクリーニングブラシとを備えており、除電装置7Kによって除電された感光体ドラム5Kの表面に残存した転写残トナーを除去及び回収する(クリーニング工程)。
図1において、他の作像ユニット2S,2Y,2M,2Cにおいても作像ユニット2Kと同様である一連の作像プロセスが行われ、各感光体ドラム5S,5Y,5M,5C上にそれぞれスペシャルトナー像、イエロトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像が形成される。
給紙部12は給紙路16を介して転写部13に対して転写紙等のシートSを供給するものであり、シート収容部である給紙トレイ17、給紙ローラ18、分離ローラ対19を有している。
給紙ローラ18は、その回転によって給紙トレイ17に積載されているシートSのうち最上位に位置するシートSを分離ローラ対19に給送する。
分離ローラ対19は、給紙ローラ18によって給送されたシートSを一枚ずつに分離して給紙路16に向けて給送する。給紙部12では、シート搬送方向Xと直交するシート幅方向Yの中央を基準としてシートを給送する中央基準通紙を採用している。
レジストローラ対20は、中間転写ベルト10上のトナー像形成部分が2次転写部21の2次転写ニップ部に到達するタイミングでシートSを2次転写ニップ部に向けて給送する。レジストローラ対20は、シート幅方向Yに複数分割された串刺し団子状となるように構成されている。なお、シート搬送経路である給紙路16を含める各給紙路は、シート搬送方向Xの下流側にシートを案内するための薄板部材からなるシート案内部材を適宜有している。
転写部13は各作像ユニット2の下方に配設されており、駆動ローラ22、従動ローラ23、中間転写ベルト10、1次転写ローラ24S,24Y,24M,24C,24K、2次転写ローラ25、2次転写対向ローラ28、ベルトクリーニング装置29を有している。
中間転写ベルト10は、そのループ内側に配設された駆動ローラ22、従動ローラ23、2次転写対向ローラ28、各1次転写ローラ24等によって張架されている。中間転写ベルト10は、図示しない駆動手段により図1において時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ22によって走行駆動され、各感光体ドラム5に接触しつつ移動する。
各1次転写ローラ24は、中間転写ベルト10を介してそれぞれ対応する各感光体ドラム5に対向して配置されており、それぞれ中間転写ベルト10の走行駆動に従動して回転する。これにより、中間転写ベルト10の表面と各感光体ドラム5の表面とが当接する1次転写ニップ部が形成される。各1次転写ローラ24には1次転写バイアス電源からそれぞれ1次転写バイアスが印加され、これにより各感光体ドラム5上の各色トナー像と各1次転写ローラ24との間に1次転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト10上に各色トナー像が順次重畳転写される。
スペシャル画像用の感光体ドラム5Sの表面に形成されたトナー像は、感光体ドラム5Sの回転に伴ってスペシャル画像用の1次転写ニップ部に進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体ドラム5Sから中間転写ベルト10上にスペシャルトナー像が1次転写される。このようにして、スペシャルトナー像が1次転写された中間転写ベルト10は、その後イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色画像用の1次転写ニップ部を順次通過し、各感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上のイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像がスペシャルトナー像上に順次重畳転写される。この1次転写により、中間転写ベルト10上にはフルカラートナー像と無色透明等の特色トナー像とを併せ持った重ね合わせトナー像が形成される。
2次転写ローラ25は、2次転写対向ローラ28との間に中間転写ベルト10とシートSとを挟み込んで回転する。これにより、中間転写ベルト10の表面と2次転写ローラ25とが当接する2次転写ニップ部が形成されている。2次転写ローラ25は接地されているのに対し、2次転写対向ローラ28には2次転写バイアス電源により2次転写バイアスが印加される。
2次転写ニップ部を通過した2次転写後の中間転写ベルト10上には、シートSに転写されなかった転写残トナーが残留している。この転写残トナーは、中間転写ベルト10の表面に当接しているクリーニングブレードを備えたベルトクリーニング装置29によって中間転写ベルト10の表面から除去され、これにより中間転写ベルト10がクリーニングされる。
定着部14は、加熱ローラ30、加熱ローラ30に圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラ31を有している。定着部14に送られたシートSは、その未定着トナー像担持面を加熱ローラ30に密着させつつ定着ニップ部に挟持され、加熱及び加圧によってトナー像中のトナーが溶融及び軟化することにより、未定着トナー像がシートS上に定着される。トナー像が定着されたシートSは、排紙路32に配設されている搬送ローラ対によって搬送され、排紙部15に配設された排紙ローラ対33によって装置本体3から機外へと排出され、排紙トレイ34上に排出積載される。
定着部14のシート搬送方向下流側には、本発明の特徴部であるシート測長装置26が配設されている。シート測長装置26に関しては後述する。
カラープリンタ1では、搬送切替装置35、再送路36、スイッチバック通路37、スイッチバック後通路38等からなる反転搬送手段50を有しており、シートSの両面に対してそれぞれ画像を形成する両面画像形成モードが実行可能に構成されている。具体的には、搬送切替装置35は定着部14から受け取ったシートSのその後の搬送先を、排紙路32または再送路36に切り替える第1切替爪52を有している。そして、シートSの一面のみに画像形成を行う片面画像形成モードの実行時には、搬送先を排紙路32に設定する。
これにより、一方の面のみに画像が形成されたシートSを排紙路32経由で排紙ローラ対33に送り、排紙トレイ34上に排出する。また、シートSの両面にそれぞれ画像を形成する両面モードの実行時には、両面にそれぞれトナー像が定着されたシートSを定着部14から受け取った場合にも、搬送先を排紙路32に設定する。これにより、両面に画像が形成されたシートSを排紙トレイ34上に排出する。
一方、両面画像形成モードの実行時において、一方の面にのみ画像が定着されたシートSを定着部14から受け取った場合には、搬送先を再送路36に設定する。再送路36にはスイッチバック通路37が接続されており、再送路36に送られたシートSは第2切替爪53により案内されてスイッチバック通路37に進入する。そして、シートSの搬送方向の全領域がスイッチバック通路37に進入すると、シートSの搬送方向が逆転されてシートSがスイッチバックする。
スイッチバック通路37には、再送路36の他にスイッチバック後通路38が接続されており、スイッチバックしたシートSは第2切替爪53により案内されてスイッチバック後通路38に進入する。このとき、シートSの上下及び前後が反転し、上下及び前後が反転したシートSはスイッチバック後通路38と給紙路16とを経由して2次転写ニップ部に再送される。2次転写ニップ部で他方の面にもトナー像が転写されたシートSは、定着部14を経由して他方の面にトナー像を定着された後、搬送切替装置35、排紙路32、排紙ローラ対33を経由して排紙トレイ34上に排出される。
ここで、本発明の特徴部であるシート測長装置26について説明する。
シート測長装置26は、図2及び図3に示すように、搬送ローラ対27、搬送ローラ対27のシート搬送方向下流側に配設された単一の先端検知手段としてのスタートトリガセンサ39、搬送ローラ対27のシート搬送方向上流側に配設された単一の後端検知手段としてのストップトリガセンサ40、回転量計測手段41、シート位置測定手段としての密着イメージセンサ(CIS)42等を有している。
シートSを挟持搬送する搬送ローラ対27は、図示しないモータ及びギヤやベルト等の駆動力伝達手段によって図2において反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ27aと、これに圧接して従動回転する従動ローラ27bとから構成されている。駆動ローラ27aの表面は、シートSとの摩擦力を十分に保つため、ゴム等の高摩擦係数部材によって形成された表層に覆われている。従動ローラ27bは、図示しないばね等の付勢手段によって駆動ローラ27aに圧接されており、シートSの搬送時にはシートSによって従動回転する。また、従動ローラ27bの幅は画像形成装置1が対応するシートSの最小幅よりも小さく形成されており、シートSの搬送時には駆動ローラ27aが従動ローラ27bに対して直接接触することはなく、確実にシートSによって従動回転するように構成されている。本実施形態では駆動ローラ27aが下側に、従動ローラ27bが上側に位置しているが、上下逆の配置であってもよい。
スタートトリガセンサ39及びストップトリガセンサ40は共に反射型の光センサであり、スタートトリガセンサ39はその下方をシートSの先端が通過した際に、ストップトリガセンサ40はその下方をシートSの後端が通過した際に、それぞれ後述する制御手段51に信号を出力する。
各センサ39,40は、シートSの搬送方向におけるほぼ中心軸線上に載るように一直線に配置されている。これにより、シートSの搬送姿勢(搬送方向に対するスキュー)の影響を最小限にすることができ、より正確にシートSの長さを計測することができる。
本実施形態では、シートSの搬送経路上側に各センサ39,40を配置しているが、搬送経路下側に配置してもよい。
回転量計測手段41は、従動ローラ27bの中心軸上に従動ローラ27bと共に回転自在に配設された多数の穴部を有するエンコーダディスク41aと、エンコーダディスク41aの穴部を計測するエンコーダセンサ41bとを有する周知の構成である。エンコーダセンサ41bによるパルス計測値は図示しないパルス係数装置で係数され、係数されたパルス信号は後述する制御手段51に送られる。
ストップトリガセンサ40と搬送ローラ対27との間の位置に配設された密着イメージセンサ42は、シートSの四隅の位置及びシートS上に形成される画像の四隅の位置を測定する。この密着イメージセンサ42は、1ライン毎の画像取得によりデータ総容量が少ないため、およそ0.5msec周期での画像取得が可能である。このため、600dpiで0.0423mmピッチでの画像を検知可能であり、高速度カメラのような大型の撮影機器を用いることなく高生産性を保ったまま画像形成動作を行うことができる。密着イメージセンサ42からの信号は、後述する制御手段51に送られる。
次に、シートSの搬送方向長さ、搬送方向と直交する幅方向長さ、シートSの四隅の位置及びシートS上に形成される画像の四隅の位置の測定方法について説明する。
先ず、シートSの搬送方向長さは、シートSの先端がスタートトリガセンサ39を通過した後にシートSの後端がストップトリガセンサ40を通過するまでのシートSの移動量を回転量計測手段41によって計測することにより取得する。
シートSの幅方向長さは、シートSの手前側角部と奥側角部との位置を密着イメージセンサ42によって計測することにより取得する。
次に、シートSの四隅の位置及びシートS上に形成される画像の四隅の位置測定について説明する。シートS上に形成される画像の四隅の位置測定に先立ち、シートSの画像形成領域の四隅には、図4に示す基準マーク43がそれぞれ画像形成領域外に形成される。基準マーク43の画像パターンは、シートSの四隅に近接する四角形からなり、本実施形態において基準マーク43の大きさは10mm程度である。本実施形態では基準マーク43として四角形のものを用いたが、基準マーク43は円形、L字形状等でもよい。
基準マーク43は、各作像ユニット2における画像形成時に形成画像と共に作成され、本実施形態ではY,C,M,K,SのうちのシートSとのコントラストが大きい色が使用される。通常シートSは白色であるので、Kのトナーを用いた作像ユニット2Kが使用される場合が多い。各基準マーク43は、シートSの表裏にそれぞれ形成される。
シートSの端部と基準マーク43の中心位置との距離は、基準マーク43の中心から搬送方向最短シート角部までの距離及び、基準マーク43の中心から幅方向最短シート角部までの距離を密着イメージセンサ42によって計測することにより取得される。
図4を用いてシートSの各種測定を具体的に説明する。
シートSの幅方向長さ(Wa+Wab+Wb=Wpab及びWc+Wcd+Wd=Wpcd)は、シートSの手前側角部及び奥側角部を、搬送方向の先端付近と後端付近とのそれぞれにおいて密着イメージセンサ42によって計測することにより取得する。
先ず、シートSの先端角部が図示しないタイミングセンサ(例えばレジストセンサ)を通過した時間から所定時間経過後に、先端手前側角部位置、先端奥側角部位置、先端手前側基準マーク中心位置、先端奥側基準マーク中心位置、後端手前側角部位置、後端奥側角部位置、後端手前側基準マーク中心位置、後端奥側基準マーク中心位置が、それぞれ密着イメージセンサ42によって計測されて取得される。
なお、本実施形態では1個の密着イメージセンサ42を用いているが、手前側と奥側とに分けて複数個の密着イメージセンサを用いてもよい。
上述の動作よりシートSの先端付近では、シートSの手前側角部から手前側基準マーク中心位置までの距離Wa、手前側基準マーク中心位置から奥側基準マーク中心位置までの距離Wab、シートSの奥側角部から奥側基準マーク中心位置までの距離Wb、及びシートSの幅方向長さWpab=Wa+Wab+Wbが計測及び取得される。
さらにシートSの後端付近では、シートSの手前側角部から手前側基準マーク中心位置までの距離Wc、手前側基準マーク中心位置から奥側基準マーク中心位置までの距離Wcd、シートSの奥側角部から奥側基準マーク中心位置までの距離Wd、及びシートSの幅方向長さWpcd=Wc+Wcd+Wdが計測及び取得される。
シートSの搬送方向長さは、シートSの先端がスタートトリガセンサ39を通過したときからシートSの後端がストップトリガセンサ40を通過するまでのシートSの移動量を回転量計測手段41によって計測することで取得する。また、シート角部と基準マーク中心位置との距離は、基準マーク中心位置から搬送方向最短シート角部までの距離(La,Lb,Lc,Ld)を密着イメージセンサ42によって計測することで取得する。
以下に動作を説明する。
駆動ローラ27aが回転してシートSが図4に矢印で示す方向に搬送され、シートSの先端がスタートトリガセンサ39を通過すると回転量計測手段41がパルス計数を開始する。そして、シートSの後端がストップトリガセンサ40を通過すると、回転量計測手段41はパルス計数を終了する。
このとき、スタートトリガセンサ39の検知からストップトリガセンサ40の検知までのパルスカウント数をn、従動ローラ27bの半径をr、受動ローラ1周分のエンコーダパルス数をN、各センサ39,40間の距離をaとすると、シートSの搬送方向における中央部長さLpは、次式で表される。
Lp=(n/N)×2πr+a〔mm〕
一般的にシート搬送速度は、搬送ローラ(特に駆動ローラ)の外形精度、芯振れ精度等の機械精度や、モータの回転精度、ギヤやベルト等の動力伝達精度によって変動し、また、駆動ローラとシートとの間のスリップ、上流側及び下流側ローラ間での搬送力あるいは搬送速度の違いによる弛み現象等でも変化するため、エンコーダのパルス周期やパルス幅は常に変化するが、パルス数は変化しない。この関係により、搬送速度に依存することなく、シートの搬送方向における中央部長さを計測することができる。
次に、搬送方向におけるシート角部と基準マーク中心位置との距離計測について説明する。先ず、シートSの先端側について説明する。
シート先端角部が図示しないタイミングセンサ(例えばレジストセンサ)を通過した時間を契機に、所定の時間経過後にシート先端角部の所定期間手前側の位置から先端部の基準マーク中心位置が密着イメージセンサ42を通過するまでの期間、手前側のシート先端角部の位置、奥側のシート先端角部の位置、手前側の基準マーク中心位置、奥側の基準マーク中心位置を、密着イメージセンサ42によってそれぞれ計測することにより取得する。すなわち、シートSの先端が密着イメージセンサ42に到達する以前からシート先端付近の基準マーク中心位置が密着イメージセンサ42を通過した後までの計測値を時系列的に処理し、さらにシートSの搬送速度情報と併せて基準マーク中心位置からシート搬送方向最短角部までの距離(La,Lb)を計測して算出する。
次にシートSの後端側について説明する。
後端側は先端側と同様に、シート先端角部が図示しないタイミングセンサ(例えばレジストセンサ)を通過した時間を契機に、所定の時間経過後に後端部の基準マーク中心位置からシート後端角部が密着イメージセンサ42を通過するまでの期間、手前側のシート後端角部の位置、奥側のシート後端角部の位置、手前側の基準マーク中心位置、奥側の基準マーク中心位置を、密着イメージセンサ42によってそれぞれ計測することにより取得する。すなわち、シートSの後端付近に設けられた基準マーク中心位置が密着イメージセンサ42に到達する以前からシート後端角部が密着イメージセンサ42を通過した後までの計測値を時系列的に処理し、さらにシートSの搬送速度情報と併せて基準マーク中心位置からシート搬送方向最短角部までの距離(Lc,Ld)を計測して算出する。
次に、搬送方向における基準マーク中心位置間距離の計測方法を説明する。
先ず、シートSの手前側における搬送方向長さについて説明する。手前側における先端付近の基準マーク中心位置から後端付近の基準マーク中心位置までの距離Lacは、次式で算出する。
Lac=Lp−La−Lc
同様に、奥側における先端付近の基準マーク中心位置から後端付近の基準マーク中心位置までの距離Lacは、次式で算出する。
Lbd=Lp−Lb−Ld
上述より、搬送時におけるシートSの四隅位置及びシートS上に形成された画像の四隅位置が特定される。この位置情報と、各作像ユニット2がシートS上に形成する画像位置とを比較し、制御手段51が各作像ユニット2及びレジストローラ対20の作動を制御し、両面画像形成時における表面画像と裏面画像との位置調整を行う。この制御手段51のブロック図を図5に示す。
図5は、補正手段として機能する上述した制御手段51のブロック図を示している。CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータからなる制御手段51は装置本体3内に配設されており、シート測長装置26からのシートSの測長結果に基づいて、両面画像形成時における各作像装置2の作動、レジストローラ対20の作動タイミングをそれぞれ制御する。なお、制御手段51は両面画像形成時の作動を制御する制御手段であり、カラープリンタ1の全体の作動を制御する図示しない制御手段は別に設けられている。
上述の構成より本発明によれば、単一の先端検知手段及び単一の後端検知手段を用いて幅方向におけるシートSの長さ及び画像の長さ、搬送方向におけるシートSの長さ及び画像の長さをそれぞれ求めることができるので、コストアップすることなく表裏見当ずれの発生を防止可能なシート測長装置を提供することができる。
また、シート位置測定手段がシートの搬送方向長さを正確に検知することができるので、表裏見当ずれを高精度で防止することができる。
また、カラープリンタ1がシート測長装置26を有することにより、シート測長装置26からの情報に基づいて制御手段51が各作像ユニット2及びレジストローラ対20の動作を制御するので、シートS上に形成される画像の形状、寸法、位置を少なくとも一つを補正することにより、表裏見当ずれの発生を高精度で防止することが可能な画像形成装置を提供することができる。
上述した各実施形態では、画像が形成される被記録媒体としてシートSを示したが、シートSとは記録紙には限定されず、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等、シート状を呈し画像形成可能な物質であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記実施形態では画像形成装置としてカラープリンタ1を用いたが、本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限定されず、モノクロ機等の他の電子写真式画像形成装置にも本発明は適用可能である。また、上述した実施形態では定着部14のシート搬送方向下流側にシート測長装置26を配置したが、シート測長装置26は2次転写部21のシート搬送方向上流側等の、シート搬送経路の適切な位置に配置可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成装置(カラープリンタ)
2 画像形成手段(作像ユニット)
26 シート測長装置
27 シート搬送手段(搬送ローラ対)
39 先端検知手段(スタートトリガセンサ)
40 後端検知手段(ストップトリガセンサ)
41 回転量計測手段
42 シート位置測定手段(密着イメージセンサ)
50 反転搬送手段
51 補正手段(制御手段)
S シート
特開2016−27377号公報

Claims (3)

  1. 画像が形成されるシートを所定の搬送方向に向けて搬送する回転自在なシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段の回転量を計測する回転量計測手段と、
    前記シート搬送手段の前記搬送方向下流側に配設され前記シートの先端が通過したことを検知する単一の先端検知手段と、
    前記シート搬送手段の前記搬送方向上流側に配設され前記シートの後端が通過したことを検知する単一の後端検知手段と、
    前記シートの四隅の位置及び前記シート上に形成される画像の四隅の位置を測定するシート位置測定手段と、
    前記シート位置測定手段からの情報に基づき前記搬送方向と直交する幅方向における前記シートの幅方向長さ及び前記シート上に形成される画像の幅方向長さを、前記先端検知手段及び前記後端検知手段及び前記回転量計測手段により前記シートの前記搬送方向における中央部長さを、前記シート位置測定手段からの情報及び前記中央部長さに基づいて前記シートの搬送方向長さ及び前記シート上に形成される画像の搬送方向長さをそれぞれ求めるシート測長装置。
  2. 請求項1記載のシート測長装置を有する画像形成装置であって、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された前記シートを、表裏及び前記搬送方向の先端及び後端をそれぞれ反転させて再度前記画像形成手段に搬送する反転搬送手段と、
    前記シート測長装置による計測結果に基づいて、一方の面に画像形成がなされたシートの他方の面に対する前記画像形成手段による画像形成動作を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記補正手段による補正は、前記画像形成手段より形成される画像の形状、寸法、位置の少なくとも一つを補正することを特徴とする画像形成装置。
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JP2004347842A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2017090911A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社リコー 画像形成装置およびプログラム

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