JP2013234051A - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送するシート厚に関係なく、搬送するシートに生じたスキューを安定して補正できる安価なシート搬送装置を提供する。
【解決手段】シートPのスキューを検知するスキューセンサ部7を設けた。スキューセンサ部7の下流側の直後に、次のようなスキュー補正機構を配置した。シート幅方向左右に配置された可撓性を有する第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12で構成される搬送ベルト対を架張する、第1ベルト架張ユニット1及び第2ベルト架張ユニット11を設けた。そして、各第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12でシートPを挟持搬送する。さらに、各搬送ベルトの可撓性を利用して、第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12でシートPを挟持搬送するシート搬送経路長を変える可動コロ17を各第2搬送ベルト12の内周部にそれぞれ配置した。そして、スキューセンサ部7検知結果に基づいて可動コロ17の位置を変えるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に用いられるシート搬送装置、及びこのシート搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
現在、ファクシミリ、プリンター、複写機等の画像形成装置の分野では、記録紙等のシート上に画像形成を行なう画像形成位置にシートを送り込む前に、送り込むシートのシート搬送方向に対する傾き(以下、スキューという)の補正を、レジストローラで行っているものが多い。これは古い技術で、例えば1981年に出願された特許文献1にも記載されている。
特許文献1には、スキュー補正をレジストローラで行う次のようなシート搬送装置の構成が記載されている。感光体からシート上(記録紙上)の所定の位置に画像形成(転写)を行うために、感光体のシート搬送方向上流側に設けたレジストローラ対により、感光体の回転と同時を取ってシートを送り出す構成が記載されている。このレジストローラ対は、感光体の回転と送り出すシートとの同期を取るため、シート搬送方向上流側から搬送されてきたシートの先端が、そのニップ部(レジストローラ対間)に到達して突き当たって止まっても回転させず一定時間は停止させる。この停止させている間も、スキューして(斜めに)送られるシートの未到達部分は、レジストローラのニップ部に接触するまで搬送され続ける。このように搬送されるので、シート先端がレジストローラ対のニップ部の直線に倣うため、結果的に、搬送されてくるシートは、スキュー補正(斜め送りが是正)されることになるというものである。すなわち、特許文献1に記載されたレジストローラは、感光体の回転と同期を取ってシートを送り出すシート送り出し機構と、シートのスキューを補正するスキュー補正機構の機能を兼ね備えている。
一方、異なる分野であるが特許文献2には、次のようにしてシート(紙幣)のスキュー補正(傾きの修正)を行うスキュー補正機構を備えたシート搬送装置(搬送装置)の構成が記載されている。シートの搬送経路内に、シート搬送方向と直交する方向に所定離間させて配置した2つのセンサからなるスキュー検知手段(傾斜を計測する計測手段)を設けている。また、スキュー検知手段のシート搬送方向下流側には、シートをシート搬送方向に挟持搬送(搬送)する搬送ベルト対(ベルト対)を、シート幅方向(シート搬送方向と直交する方向)左右にそれぞれ配置しいる。そして、スキュー検知手段の検知結果(計測結果)に基づいて、左右に配置した搬送ベルト対をそれぞれに設けた駆動手段(ステップモータ)により異なる移動速度で回動(駆動)させることで、挟持搬送しているシートを回転させて、スキュー補正を行うというものである。
近年、画像形成装置で画像形成を行なうシートの紙種を増やしたいとの要求が高まっている。具体的には、プロダクションプリント分野で使われる非常に厚い紙や、環境に配慮するため、反対に非常に薄いシートについても画像形成を行いたいとの要求が高まっている。
しかしながら、特許文献1に記載された、レジストローラ対によるスキュー補正では、上記のように極厚のシートや極薄のシートのスキューを十分に補正することができない。これは極厚のシートではコシが強すぎ、レジストローラのニップ部に押し当ててもニップ部の直線に倣わず補正できないためである。また、極薄のシートでは反対にコシがないためレジストローラのニップ部に当てた時点でシートに波が発生して、その後レジストローラ対のニップ部を通過する際にシワとして定着してしまうためである。
一方、特許文献2に記載された構成では、左右に配置した搬送ベルト対を異なる移動速度で回動させるため、それぞれに駆動手段であるステップモータを設けているため高コストである。つまり、2個のステップモータを設けているため高コストである。
また、次のような複雑な制御が必要になり、制御ステップ数が増えるとともに、要求されるステップモータの制御精度が高まり、さらに高コストとなってしまうおそれもある。すなわち、特許文献2に記載されたスキュー補正の制御では、まず、スキュー検知手段で検知した検知結果を計算し、計算して得たスキュー量である単位時間当たりの左右の搬送ベルト対によるシートの移動の差とスキューの向きを求める。次に、求めた移動の差とスキューの向きを元に補正データ、例えばシートの端部位置が先行する側の搬送ベルト対の移動速度の減速量、及び減速させる時間を算出する。その後、算出した補正データに基づいて、例えばシートの端部位置が先行する側のステップモータの回転速度を、算出した時間だけ、算出した減速量に対応した回転速度に変更する。そして、このような一連の処理を、瞬時に行なう必要がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、搬送するシート厚に関係なく、搬送するシートに生じたスキューを安定して補正できる安価なシート搬送装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、給紙手段により一枚ずつ送り出されるシート上に画像形成を行なう画像形成装置に用いられ、前記給紙手段により送り出されたシートを画像形成位置まで搬送するシート搬送装置において、前記給紙手段により送り出された後のシートのシート搬送方向に対する傾き(スキュー)を検知するスキュー検知手段と、該スキュー検知手段のシート搬送方向下流側の直後に設けられ、シート幅方向左右に配置された2つの可撓性を有する搬送ベルト対で、シートを挟持搬送するベルト挟持搬送手段と、該ベルト挟持搬送手段の前記搬送ベルト対の可撓性を利用して、前記左右の搬送ベルト対でそれぞれシートを挟持搬送するシート搬送経路長を、前記スキュー検知手段の検知結果に基づいて変える経路長変更手段と、から構成されるスキュー補正機構を有していることを特徴とするものである。
本発明は、スキュー検知手段で検知した値に基づいて、経路長変更手段で前記ベルト挟持搬送手段の左右の搬送ベルト対のシート搬送経路長を変えることで、スキューが発生してシートが傾いて、シート搬送方向でシートが先行する側のシート搬送経路長を長くできる。このようにシートが先行する側のシート搬送経路長を伸ばすことで、逆側よりもシートの搬送時間を延ばすことができ、スキューが発生してシート搬送方向に対して傾いたシートをシート搬送方向に対し平行になるように回転させてスキュー補正を行うことができる。
そして、経路長変更手段が搬送ベルト対の可撓性を利用して、搬送ベルト対によるシートのシート搬送経路長を変更するものであるので、従来のレジストローラ対を用いる構成のように、シートの厚みに関係なく安定してスキュー補正ができる。
また、経路長変更手段の構成としは、例えば、搬送ベルト対のいずれかの搬送ベルトの内周面に回転自在なコロ等を設け、カム等を用いてコロを移動させることで搬送ベルト対でシートを挟持搬送するシート搬送面の軌跡を変化させてシート搬送経路長を伸ばすことができる。そして、左右の搬送ベルト対に設けたコロをそれぞれ移動させる偏心カムを1つのカム軸に設け、1つの駆動源での制御も可能となる。したがって、左右の搬送ベルト対にそれぞれ、回転速度が制御可能な駆動源を設ける構成よりも安価にスキュー補正を行う経路長変更手段を構成することができる。つまり、スキュー補正が行えるシート搬送装置を、左右の搬送ベルト対にそれぞれ、回転速度が制御可能な駆動源を設ける構成よりも安価に提供できる。
本発明は、搬送するシート厚に関係なく、搬送するシートに生じたスキューを安定して補正できる安価なシート搬送装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置のシート搬送装置に有したスキュー補正搬送装置の斜視説明図。 スキュー補正搬送装置の平面説明図。 スキュー補正搬送装置における各コロの動作とスキュー補正方法の説明図。 搬送するシートのシートサイズと左右に設けた搬送ベルトの間隔との関係の説明図。 本発明が適用される画像形成装置の一例の概略構成図。 本発明が適用される画像形成装置の一例の画像形成部の説明図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について、画像形成装置のシート搬送装置に適用した例について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置のシート搬送装置に有したスキュー補正搬送装置19の斜視説明図、図2は、スキュー補正搬送装置19の平面説明図であり、第2ベルト架張ユニット11の第1ベルト架張ユニット2側から視た平面説明図である。図3は、スキュー補正搬送装置19における各コロの動作とスキュー補正方法の説明図であり、(a)がシートPのスキューを検知した際の説明図、(b)がシートPのスキュー補正を行う場合の説明図である。図4は、搬送するシートのシートサイズと左右に設けた搬送ベルトの間隔との関係の説明図、図5は、本発明が適用される画像形成装置の一例の概略構成図、図6は、本発明が適用される画像形成装置の一例の画像形成部の説明図である。
本実施形態のシート搬送装置は、記録紙等のシートPの傾き(以下、スキューという)を補正するスキュー補正機構であるスキュー補正搬送装置19を有していることを特徴としている。
本実施形態のスキュー補正搬送装置19は、図1に示すように、2つのベルト架張ユニットである第1ベルト架張ユニット1と、これに対向する第2ベルト架張ユニット11とにより構成されている。図1図中上方の第1ベルト架張ユニット1は、シート搬送方向上流側(以下、上流側という)に、2つの上流側第1コロ5が、搬送されるシートPの幅方向左右(以下、左右という)対称に設けられた上流側第1主ローラ軸3を配置している。一方、シート搬送方向下流側(以下、下流側という)に、2つの下流側第1コロ6が左右対称に設けられた下流側第1主ローラ軸4を配置している。そして、図1図中左側、及び右側の上流側第1コロ5と下流側第1コロ6には可撓性を有した材料からなる第1搬送ベルト2が、それぞれ架張されている。
図1図中下方の第2ベルト架張ユニット11は、シート搬送方向上流側(以下、上流側という)に、2つの上流側第2コロ15が左右対称に設けられた上流側第2主ローラ軸13を配置している。一方、シート搬送方向下流側(以下、下流側という)に、2つの下流側第2コロ16が左右対称に設けられた下流側第2主ローラ軸14を配置している。そして、図1図中左側、及び右側の上流側第2コロ15と下流側第2コロ16には可撓性を有した材料からなる第2搬送ベルト12が、それぞれ架張されている。
さらに、図1図中左側、及び右側の第1ベルト架張ユニット1の各第1搬送ベルト2に対向する側の各第2搬送ベルト12の内周面には、それぞれ第2搬送ベルト12の軌跡を第1搬送ベルト2側へ移動させるように押圧する可動コロ17が可動ローラ軸18に回転自在に支持されている。また、詳しくは後述するが、2つの可動ローラ軸18は、不図示の移動手段に図1図中、略上下方向に移動可能に保持されており、左右に配置された各第2搬送ベルト12のベルト軌跡を個別に変更できるように構成されている。
また、第1ベルト架張ユニット1と第2ベルト架張ユニット1は、それぞれの搬送ベルト(2,12)と介して、各上流側コロ(5,15)及び各下流側コロ(6,16)が対をなして、上流側から搬送されてくるシートを挟持するように構成されている。すなわち、スキュー補正搬送装置19は、シート幅方向左右に配置された2つの可撓性を有する第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12の搬送ベルト対で、シートPを挟持搬送するベルト挟持搬送手段からなる。
また、スキュー補正搬送装置19の第1ベルト架張ユニット1及び第2ベルト架張ユニット11の上流側には、不図示の給紙トレイから1枚に分離されたシートPのスキューを検知するスキューセンサ部7が配置されている。このスキューセンサ部7は、基本的に所定の間隔を設けた2つのシート通過検知センサで構成されている。そして、1枚に分離されたシートPは、まず、スキューセンサ部7を通過する。このスキューセンサ部7は、基本的にある間隔を設けた2つの紙通過検知センサで構成され、左右の通過時間の差から紙のスキュー値(シートの傾き)を計算される。
次に、シートPは各搬送ベルト(2,12)を介して対向する各上流側コロ(5,15)で構成された各上流側ニップ部に入る。そして、所定の張力が与えられた各搬送ベルト(2,12)に、挟み込まれるようにして、次の各搬送ベルト(2,12)を介して対向する各下流側コロ(6,16)で構成された各下流側ニップ部まで搬送される。つまり、スキューセンサ部7を通過したシートPは各搬送ベルトで、各上流側ニップ部から各下流側ニップ部まで挟持搬送されることとなる。なお、各搬送ベルトの回転(回動)駆動は、各コロを設けた全ての主ローラ軸を回転駆動しても良いが、4本の主ローラ軸の内、いずれか1本を不図示の駆動源で回転駆動させ、他の主ローラ軸は各搬送ベルト及びシートPを介した従動回転により回転駆動するように構成しても良い。
そして、図2に示すように図中下方から、あるスキュー量を持った(傾いた)シートPが、スキューセンサ部7を通過したとする。すると、スキューセンサ部7の2つのシート通過検知センサは所定の間隔を設けて配置されているので、シートPにスキューがあると各シート通過検知センサ上を通過するシートPのタイミングがずれ、その数値よりスキュー量を計算することができる。
仮に、左右のシート通過検知センサの間隔が100[mm]、シート搬送速度が200[mm/s]、左右のシートPの通過時のタイミング差が2.5[ms]だったとすると、スキューは0.5[mm]/100[mm](約0.3°)となる。
次に、スキューしたシートPのスキュー補正方法について説明する。図3(a)に示すように、シートPがスキューセンサ部7を通過した際のシートPのスキュー量が0.5[mm]/100[mm](約0.3°)であったとする。このシートPのスキュー量を補正するために、本実施形態のスキュー補正搬送装置19では、シート端が速くシート通過検知センサに到達する側(以下、先行側という)を、挟持搬送する側の上流側ニップ部から下流側ニップ部までのシート搬送経路長を長くすることとした。
具体的には、図3(b)に示すように、第2ベルト架張ユニット11の先行側の第2搬送ベルト12の内周部に設けたテンショナーとして機能する可動コロ17を通常時の第2搬送ベルト12に接した状態から、第1ベルト架張ユニット2側に押し付けるように押圧する。可撓性がある各搬送ベルトは上流側第1コロ5と下流側第1コロ6、及び上流側第2コロ15と下流側第2コロ16の軸間距離を変えずに各搬送ベルトが延びることでシートPが通過するシート搬送経路長、すなわち通過パスが延びることになる。
仮に、各搬送ベルトを架張する各コロ間の各搬送ベルトによるシート搬送経路長をL[mm]、可動コロ17により押し上げた距離をa[mm]とする。すると、可動コロ17により押し上げられ、各搬送ベルトの軌跡が当初L[mm]だった各搬送ベルトによるシート搬送経路長はL’に伸ばされ、おおよそ次の式1で表される値となる。
L’=(2/L)・(a+(L/4))1/2[mm] ・・・・ (式1)
仮に、L=100.0[mm]、a=5.0[mm]とするとL’=100.5[mm]となる。つまり、可動コロ17を5.0[mm]押し上げると、Lは0.5[mm」延びる。このようにしてスキューしたシートPの先行側のベルトを可動コロで延ばしてやることでシート搬送経路長を延ばし、所定場所(下流側ニップ部)迄の到達時間を遅らせることができる。予め測定したスキュー量を打ち消す分だけ遅らせることで、スキューを打ち消すことができる。
つまり、図2に示すように、ある量(例えば0.5[mm]/100.0[mm](約0.3°))のスキュー量を補正しようとすると、それに相当する分(例えばa=5mm)だけ、図3(b)に示すように可動コロ17を押し上げてやればスキューは補正されることなる。この構成なら、従来のように2つのモータを使用して、それぞれの回転速度を変えたりせず、簡単な制御で搬送するシートのスキュー補正を行うことができる。
次に、図4を用いて、左右の搬送ベルト間の間隔について説明する。通常、複写機やプリンター等では、様々なサイズのシートを用いることができる。仮に、はがきサイズからA3サイズを通そうとすると、少なくとも幅方向は一番大きなA3サイズの短手、297mmが通る幅を有していなければならない。その幅の通紙路中に上述したスキュー補正搬送装置19の2本の搬送ベルト(2,12)は、図4に示すように1番幅の狭いシート、ここでは、はがきも搬送しなければならないので、その短手サイズ(100.0[mm])以下に設定する。
基本的に、この部分でのシートの搬送は専らこの2本の搬送ベルト(2,12)が担い、大きなサイズのシート端の部分はバタつかないように、従来から用いられている搬送ガイド(不図示)等で押さえる程度とする。逆に言えば、このように設定しておけば、本発明を適用したシート搬送装置では、シートのサイズのよらず、どのサイズのシートが通紙されてもこの2本の搬送ベルト(2,12)でスキューが補正できることになる。
次に、本発明を適用したシート搬送装置を、電子写真方式のタンデム型のカラープリンターであるプリンタ300に用いた場合の例を、図5及び図6を用いて説明をする。
図5に示すように、このプリンタ300では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応したプロセスカートリッジユニット(PCU)31C、M、Y、Kを中間転写ベルト20の展張面に、中間転写ベルト20の移動方向上流側からC、M、Y、Kの順で配置している。そして、各プロセスカートリッジユニット31で、それぞれに有した現像装置(不図示)で、中間転写ベルト20上に重ねるように、各色のトナー画像を転写することでカラー画像を形成する。
次に、各プロセスカートリッジユニット31の構成及び画像形成動作について説明する。ここで、各プロセスカートリッジユニット31は、用いるトナーの色が異なるのみで、その他の構成は同様であるので、以下のプロセスカートリッジユニット31の説明では、C、M、Y、Kの符号を省略して説明する。
潜像担持体である感光体32はクリーニングブラシ33及びクリーニングブレード34により、表面上の残留したトナーを掻き取る。次に、除電ランプ35により、感光体32の表面上の電荷を除去する。その後、帯電チャージャ45で感光体32の表面上に均一なマイナス帯電を与え(一様帯電を行い)、不図示の光書き込み装置による、ハソコン等の外部機器からの画像情報に基づいた露光43により静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像スリーブ47で、プラス帯電キャリア48上のマイナスに帯電したトナー41が感光体49上に転写され、プラス転写チャージャ50によりトナー41は像担持体である中間転写ベルト20上に転写されて現像(顕像化)される。
また、中間転写ベルト20は、支持ローラ21,22,23、及び2次転写対向ローラ24に架け渡されており、支持ローラ21と2次転写対向ローラ24とに架け渡される中間転写ベルト20の展張面に、各プロセスカートリッジユニット31が配置されている。そして、上記したプロセスで各プロセスカートリッジユニット31から中間転写ベルト20上にC、M、Y、Kの各色のカラーのトナー画像が順次転写されることとなる。その後、2次転写対向ローラ24に掛け渡された中間転写ベルト20と2次転写ローラ25とが対向する2次転写ニップ部でシートP上に転写する。
一方、シートPは当初給紙部200の給紙トレイ201,202内にストックされている。そして、例えば図5に示すように給紙トレイ201から、給紙コロ26で1枚ずつ分離されたシートPは、シート搬送経路71に沿って搬送され上述したスキューセンサ部7を通過する。そして、スキュー量が計算された後、スキュー補正搬送装置19で挟持搬送されてシートPのスキューが補正される。
また、スキュー補正搬送装置19では、上述した中間転写ベルト20上のフルカラーのトナー画像をシートPの所定位置に転写させるため、シートPの搬送速度を調整、又は一旦停止する。そして、中間転写ベルト20の移動にタイミングを合わせてシートPを動かし(搬送し)、上記2次転写ニップ部でシートP上にフルカラーのトナー画像を転写する。この時、2次転写ニップ部を構成する2次転写対向ローラ24及び2次転写ローラ25と、スキュー補正搬送装置19の下流側第1コロ6及び下流側第2コロ16は同時にシートPを噛んだ状態になる。
ここで、スキュー補正搬送装置19の下流側第1コロ6及び下流側第2コロ16をシートPが抜けた瞬間、下流側第1コロ6及び下流側第2コロ16がシートPをはじき出す幹事になる。このため、その際の衝撃がシートPを微小に動かす。この微小な動きが2次転写ニップ部に影響し、トナーの誤配列がスジ状に生じるショックジターと呼ばれる現象が発生することがある。
この現象を抑制するために、シートPが2次転写ニップ部に噛んだ後は、スキュー補正搬送装置19によるシートPの搬送速度を、それまでよりも数%速い速度に若干速くし、スキュー補正搬送装置19から2次転写ニップ部間のシートPを、少し弛み状態で搬送する。このようにシートPを搬送することで、スキュー補正搬送装置19を通過する時の衝撃はシートPの撓みで吸収され、2次転写ニップ部におけるトナー誤配列、つまりショックジターを抑制することができる。その後、シートP上に転写されたフルカラーのトナー画像は、定着装置61でシートP上に定着され、排出コロ対27を経て装置本体100の外部に排出され、スタックされる。
また、シートPの両面に画像を形成する場合は、定着装置61を通過した後、不図示の切り替え爪で、シート反転装置110側へ導かれ、シート反転経路72を通る。シート反転装置110内のシート反転経路72では、反転コロ29でシートPはスイッチバックしてから装置本体100内に戻ることでシートPは裏返った状態となる。ここで、再度、スキューセンサ部7及びスキュー補正搬送装置19を通過することで、シートPのスキューが補正された後に、上記2次転写ニップ部で裏面にフルカラーのトナー画像が転写されることになる。そして、裏面に転写されたトナー画像が定着された後は、通常通り排出コロ対27を経て装置本体100の外部に排出され、スタックされることとなる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
給紙コロ26などの給紙手段により一枚ずつ送り出されるシートPなどのシート上に画像形成を行なうプリンタ300などの画像形成装置に用いられ、前記給紙手段により送り出されたシートを2次転写ニップ部などの画像形成位置まで搬送するシート搬送装置において、前記給紙手段により送り出された後のシートのシート搬送方向に対する傾き(スキュー)を検知するスキューセンサ部7などのスキュー検知手段と、該スキュー検知手段のシート搬送方向下流側の直後に設けられ、シート幅方向左右に配置された2つの可撓性を有する第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12などから構成される搬送ベルト対で、シートを挟持搬送する第1ベルト架張ユニット1及び第2ベルト架張ユニット11などから構成されるベルト挟持搬送手段と、該ベルト挟持搬送手段の前記搬送ベルト対の可撓性を利用して、前記左右の搬送ベルト対でそれぞれシートを挟持搬送するシート搬送経路長を、前記スキュー検知手段の検知結果に基づいて変える可動コロ17などの経路長変更手段と、から構成されるスキュー補正搬送装置19などのスキュー補正機構を有していることを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、搬送するシート厚に関係なく、シートPなどの搬送するシートに生じたスキューを安定して補正できる安価なシート搬送装置を提供することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記経路長変更手段は、可動コロ17などの回転自在なコロを第2搬送ベルト12などの搬送ベルトに押しつけるテンショナーを利用していることを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、可動コロ17などの回転自在なコロを第2搬送ベルト12などの搬送ベルトに押しつけるテンショナーを利用するので、簡単な構成で常に安定した制御を実現することができる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、2次転写ニップ部などの前記画像形成位置でシートPなどのシート上に画像形成を行なう画像の先端と、シート上の所定位置とのタイミングを合わせるため、シート搬送速度を減速又は一旦停止することを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、プリンタ300などの画像形成装置に用いる場合に、スキュー補正を行う必要がある箇所だけでなく、シート上に形成する画像とシートPなどのシートとのタイミングを合わせる必要がある箇所にも、このシート搬送装置を用いることができる。したがって、従来レジストローラ対を用いていた箇所で、シートPなどのシートの厚さに関係なく、スキュー補正と安定したシートの搬送性との両立が可能となる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、シートPなどのシートの先端を2次転写ニップ部などの画像形成位置に送り込んだ後は、画像形成位置におけるシート搬送速度より数%速い速度で、シートの後端まで送り出すことを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、シートPなどのシート上に形成する画像とシートとのタイミングを合わせる必要がある箇所に第1ベルト架張ユニット1及び第2ベルト架張ユニット11などで構成されるベルト挟持搬送手段を用いた場合であっても、シートがベルト挟持搬送手段を通過する際のショックジターの発生を抑制することができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)のいずれかにおいて、シート幅方向左右に配置された前記2つの第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12などから構成される搬送ベルト対の間隔が、該シート搬送装置を備えたプリンタ300などの画像形成装置で画像形成を行うシートPなどのシートの最小幅を基準に設定されていることを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、この第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12などから構成されるシート搬送装置を備えたプリンタ300などの画像形成装置で画像形成が可能なシートPなどのシートであればいづれのサイズのシートが通紙されても、安定してスキュー補正を行うことができる。
(態様F)
給紙手段により一枚ずつ送り出されるシート上に画像形成を行なうプリンタ300などの画像形成装置において、前記給紙手段により送り出されたシートを画像形成位置まで搬送するシート搬送装置として、(態様A)乃至(態様E)のいずれかの第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12などから構成されるシート搬送装置を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様E)のいずれかの第1搬送ベルト2及び第2搬送ベルト12などから構成されるシート搬送装置と同様な効果をい奏することができるプリンタ300などの画像形成装置を提供できる。
(態様G)
(態様F)のプリンタ300などの画像形成装置において、両面印刷を行なうためのシート反転経路72などのシート反転経路を有しており、前記シート反転経路を通過した後のシートPなどのシートのスキューを、スキューセンサ部7などの前記スキュー検知手段で検知できるように装置本体100 などの装置内のシート搬送経路71などのシート搬送経路が構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様F)のプリンタ300などの画像形成装置において、シート反転経路72などのシート反転経路を通ったシートPなどのシートも、スキューセンサ部7などのスキュー検知手段、及び可動コロ17などの経路長変更手段を設けた第1ベルト架張ユニット1及び第2ベルト架張ユニット11などから構成されるベルト挟持搬送手段で構成される1組のスキュー補正搬送装置19などのスキュー補正機構でスキュー補正を行うことができる。
1 第1ベルト架張ユニット
2 第1搬送ベルト
3 上流側第1主ローラ軸
4 下流側第1主ローラ軸
5 上流側第1コロ
6 下流側第1コロ
7 スキューセンサ部
11 第2ベルト架張ユニット
12 第2搬送ベルト
13 主ローラ軸13
14 主ローラ軸
15 上流側第2コロ
16 下流側第2コロ
17 可動コロ
18 可動ローラ軸
19 スキュー補正搬送装置
20 中間転写ベルト
21,22,23 支持ローラ
24 2次転写対向ローラ
25 2次転写ローラ
26 給紙コロ
27 排出コロ対
29 反転コロ
31 プロセスカートリッジユニット
32 感光体
33 クリーニングブラシ
34 クリーニングブレード
35 除電ランプ
41 トナー
43 露光
45 帯電チャージャ
47 現像スリーブ
48 プラス帯電キャリア
49 感光体
50 プラス転写チャージャ
61 定着装置
71 シート搬送経路
72 シート反転経路
100 装置本体
110 シート反転装置
200 給紙部
201,202 給紙トレイ
300 プリンタ
L ベルト搬送距離
P シート
特公昭58−097075号公報 特許第3277018号公報

Claims (7)

  1. 給紙手段により一枚ずつ送り出されるシート上に画像形成を行なう画像形成装置に用いられ、前記給紙手段により送り出されたシートを画像形成位置まで搬送するシート搬送装置において、
    前記給紙手段により送り出された後のシートのシート搬送方向に対する傾き(スキュー)を検知するスキュー検知手段と、
    該スキュー検知手段のシート搬送方向下流側の直後に設けられ、シート幅方向左右に配置された2つの可撓性を有する搬送ベルト対で、シートを挟持搬送するベルト挟持搬送手段と、
    該ベルト挟持搬送手段の前記搬送ベルト対の可撓性を利用して、前記左右の搬送ベルト対でそれぞれシートを挟持搬送するシート搬送経路長を、前記スキュー検知手段の検知結果に基づいて変える経路長変更手段と、
    から構成されるスキュー補正機構を有していることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置において、
    前記経路長変更手段は、回転自在なコロを搬送ベルトに押しつけるテンショナーを利用していることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート搬送装置において、
    前記画像形成位置でシート上に画像形成を行なう画像の先端と、シート上の所定位置とのタイミングを合わせるため、シート搬送速度を減速又は一旦停止することを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載のシート搬送装置において、
    シートの先端を画像形成位置に送り込んだ後は、画像形成位置におけるシート搬送速度より数%速い速度で、シートの後端まで送り出すことを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載のシート搬送装置において、
    シート幅方向左右に配置された前記2つの搬送ベルト対の間隔が、該シート搬送装置を備えた画像形成装置で画像形成を行うシートの最小幅を基準に設定されていることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 給紙手段により一枚ずつ送り出されるシート上に画像形成を行なう画像形成装置において、
    前記給紙手段により送り出されたシートを画像形成位置まで搬送するシート搬送装置として、請求項1乃至5のいずれか一に記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画層形成装置において、
    両面印刷を行なうためのシート反転経路を有しており、
    前記シート反転経路を通過した後のシートのスキューを、前記スキュー検知手段で検知できるように装置内のシート搬送経路が構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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