JP2019120721A - 画像表示装置、画像投影装置、画像表示方法、および撮像装置 - Google Patents

画像表示装置、画像投影装置、画像表示方法、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示素子を重力方向を含む平面内で往復移動させる場合であっても、重力の影響を受けない往復移動を可能とする画像表示装置を提供する。【解決手段】重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子と、前記画像表示素子を往復移動させる第1のアクチュエータと、前記画像表示素子の前記往復移動の期間中、前記画像表示素子に重力に逆らう一定の力を加える第2のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部と、を備えることを特徴とする画像表示装置。【選択図】図10

Description

本発明は、画像表示装置、画像投影装置、画像表示方法、および撮像装置に関する。
従来から、画像表示素子を重力に対して直交方向に往復移動させて、投影像を高解像度化する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1では、画像表示素子を重力方向を含む平面内で往復移動させようとすると、往復移動が重力の影響を受け、高解像度化された投影像が所望の投影像にならない虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像表示素子を重力方向を含む平面内で往復移動させる場合であっても、重力の影響を受けない往復移動が可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の画像投影装置によれば、重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子と、前記画像表示素子を往復移動させる第1のアクチュエータと、前記画像表示素子の前記往復移動の期間中、前記画像表示素子に重力に逆らう一定の力を加える第2のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部と、を備えることを特徴とする画像表示装置を備える。
本発明によれば、画像表示素子を重力方向を含む平面内で往復移動させる場合であっても、重力の影響を受けない往復移動が可能となる。
画像投影装置の斜視図(A)および画像投影装置の側面図(B)である。 光学エンジンおよび光源ユニットの配置と構成を示した図である。 光学エンジンの構成例を示す図である。 高解像度化モジュールの全体図(斜視図)である。 高解像度化モジュールの分解斜視図である。 位置検出部の分解斜視図である。 位置検出部の分解側面図である。 駆動力生成部の詳細な構成を示す図である。 可動部のみを表示した可動ユニットの構成例を示す図である。 固定部のみを表示した固定ユニットの構成例を示す図である。 可動プレートの構成について説明する図である。 ボイスコイルのPWM制御の説明図である。 ボイスコイルのPWM制御の説明図である(重力分)。 画像表示素子ユニットの制御手順を示すフローチャートである。 図13に示した制御手順の変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、以下では、画像を投影する前提で説明しているが、投影には、投射を含むものとする。
図1の(A)は、本実施形態に係る画像投影装置1の斜視図、図1の(B)は、画像投影装置1の側面図である。なお、図1の(B)では、画像投影装置1から発した投射光が、画像が投影されるスクリーン(被投射物)2に照射されている状態が示されている。
画像投影装置1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像をスクリーン2等に投影表示する装置である。画像投影装置1として広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量なプロジェクタが普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれらプロジェクタが利用されるようになってきている。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。
画像投影装置1であるプロジェクタには、大画面の画像を投射できること(投射画面の大画面化)と共に「プロジェクタ外に必要とされる投影空間」をできるだけ小さくできることが要請されている。近年では光学エンジンの性能が向上し、投射距離が1〜2mで投射サイズが60インチ〜80インチを達成できるプロジェクタが主流となってきている。以前の投射距離が長いプロジェクタの場合には、プロジェクタとスクリーン2との間には会議机があり、会議机の後ろ側にプロジェクタを配置していたのが、近年では投射距離の短縮に伴い会議机の前側に配置することが可能となり、プロジェクタの背後の空間を自由に活用できるようになってきた。なお、プロジェクタは、内部に光源ランプや多数の電子基板を収納しているため、起動後は時間の経過と共にプロジェクタの内部温度が上昇することとなる。これはプロジェクタの筐体サイズの小型化が進む昨今では顕著であり、その対策としてプロジェクタ内部の構成部品の耐熱温度を超えることのないよう、図1の(A)に示すように吸気口11と排気口12を設け、強制気流による空冷方式が一般的に採用されている。
図2は画像投影装置1の外装カバーを外し、光学エンジン3および光源ユニット4の配置と構成を示した図である。本実施形態では光源ユニット4として高圧水銀ランプを採用している。光源ユニット4から照射された光がスクリーン2上に像を結ぶまでの経路としては、まず光源ユニット4からの光が光学エンジン3の後述の照明ユニット3aに照射される。照明ユニット3a内では、照射された白色光をRGBに分光し、分光した光を、画像表示装置の一例である後述の画像表示素子ユニット8へと導く。その後、画像表示素子ユニット8に導かれた光は変調信号に応じて画像形成され、後述の投射ユニット3bで拡大投射されてスクリーン2に至るという構成になっている。
図3は、光学エンジン3の構成例を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係る光学エンジン3は、主に、照明ユニット3aと投射ユニット3bなどを備えている。照明ユニット3aは、照明光学手段の一例であり、光源ユニット4から照射された光を画像表示素子ユニット8に設けられているDMD213に導く。また、投射ユニット3bは、投射手段の一例であり、DMD213(画像表示素子ユニット8)により生成された画像を拡大してスクリーン2に投射する。
本実施形態の光学エンジン3では、まず光源ユニット4から照射された白色光を円盤状のカラーホイール5によりRGBの各色に変換している。その後、板ガラスを張り合わせて筒状に構成されたライトトンネル6によりカラーホイール5から出射された光を照明ユニット3a内に導き、ライトトンネル6の直後に配置されている2枚のリレーレンズ7により色収差を補正し、平面ミラー10及び凹面ミラー9によってDMD213を備えた画像表示素子ユニット8に集光させる構成となっている。なお、DMD213は複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有しており、映像データに基づいて各マイクロミラーを時分割駆動することにより、所定の映像へと投射光を加工して反射する構造となっている。ここでは、光変調素子の一例であるDMD213は、光源ユニット4から照射された光を用いて画像を生成していると考えることができる。また、本実施形態の画像投射装置1は、DMD213が、スクリーン2と対面する方式のプロジェクタである。
DMD213が反射する方向としては2種類存在し、映像データの形成の際に使用する光は投射レンズへ、使用することなく捨てる光はOFF光板へ反射する構成となっている。なお、映像データの形成の際に使用する光は投射ユニット3b側へ反射し、複数の投射レンズを通る際に拡大され、拡大された映像光としてスクリーン2上へ投影される。なお、照明ユニット3a内部のリレーレンズ7、凹面ミラー9、平面ミラー10、画像表示素子ユニット8、および投射ユニット3bの入射側は、各部品を覆うように図示しないハウジングにより保持されており、かつハウジングの合せ面はシール材にて密閉された防塵構造となっている。
また、本実施形態の画像投影装置1は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えている。CPUは、ROM等に格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、画像投影装置1の動作を制御する。
次に、画像表示素子ユニット8の構成の一例である高解像度化モジュール21について説明する。図4は、高解像度化モジュール21の全体図(斜視図)である。高解像度化モジュール21は、画像投影装置1の画像形成部に用いられるモジュールである。画像投影装置1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像をスクリーンなどに投影表示する装置である。上述のとおり、画像投影装置1の高解像度化や高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進み、小型軽量な装置が普及する一方、液晶テレビにおいても高解像度化が進んでおり、4Kや8Kといった高精細な画像を表示できるFPD(Flat Panel Display)が一般の家庭のみならずサイネージなどの業務用途でも広く利用されるようになってきている。
一般にDMDを用いたDLP(Digital Lite Processing)プロジェクタの解像度は、画像表示素子であるDMD自身の解像度に依存するといえる。DMDはMicro-Mirrorが敷き詰められた構成となっており、このMicro-Mirrorの数で解像度が決まっている。そのため、DMD自体を大きくしてMicro-Mirrorの数を増やすことが最も容易な高解像度化と言える。しかし、その場合にDMDのサイズアップに合わせて照明エリアも大きくする必要が生じ、既存の光学エンジンの流用ができず新規設計が強いられるだけでなく、DMDを除く光学部品のコストアップに繋がるという問題が生じる。そのため、DMDのサイズを変えることなくMicro-Mirrorのサイズおよびピッチを小さくして敷き詰めることが求められる。
しかし、Micro-Mirrorのサイズおよびピッチを小さくするには限界があり、高解像度化を実現するためには、DMDのサイズアップを余儀なくされる状況が生じ得る、といった技術的な課題も多く容易には実現できないという背景がある。そこで、以下では、DMD自身の解像度を高めるのではなく、DMDを半画素分動かすことで投影画像内に中間画像を作り出し、DMD自身の解像度を変えることなく投影画像を高解像度化する手法を提案する。以下、その具体的な手法について説明する。
図5は、高解像度化モジュール21の分解斜視図である。図5に示すように、高解像度化モジュール21は、主にDMD213を含む位置検出部211と、ヒートシンク24を含む駆動力生成部212の2つで構成されている。続いて、位置検出部211と駆動力生成部212の詳細な構成について説明する。
図6A、6Bは、位置検出部211の詳細な構成を示す図である。図6Aは位置検出部211の分解斜視図であり、図6Bは位置検出部211の分解側面図である。図6A、6Bに示すように、2階部分に相当する位置検出部211は、DMD213、ホール素子25を含むDMD基板23およびホール素子用磁石42、さらには可動平面である可動プレート61を含む3枚のプレートで構成されている。これら3枚のプレートの具体的な構成としては、トッププレート31とベースプレート32との間に支柱36を配置することで2枚のプレートの位置および間隔を固定し、その間に可動プレート61を配置する構成となっている。
可動プレート61の支持方法としては、可動プレート61−トッププレート31間および可動プレート61−ベースプレート32間には可動時の摩擦を低減する目的でボール34を配置し、合計3点で2方向からボール34で挟み込むことによって支持する構成となっている。なお、可動プレート61とボール34のクリアランスの調整に関しては、調整ねじ37の押し込み量によってクリアランス調整を行う構成となっている。
図7は、駆動力生成部212の詳細な構成を示す図である。図7に示すように、駆動力生成部212は、ベースプレート32に貼り付けられた駆動用磁石33とその対面に配置されたボイスコイル22付きのフレキシブル基板26とヒートシンク24から構成されている。起動用磁石33およびボイスコイル22はVCM(Voice Coil Motor)のようなアクチュエータとして機能する。
ここで、位置検出部211、駆動力生成部212から可動部のみを表示した可動ユニット81と固定部のみを表示した固定ユニット91を、それぞれ以下の図8、9に示す。
図8に示す通り、可動ユニット81は、位置検出部211に含まれているDMD基板23および可動プレート61と、駆動力生成部212に含まれているボイスコイル22付きフレキシブル基板26とヒートシンク24とで構成されている。なお、DMD213の前面にはDMDカバー27を設けているが、この部品はDMD213に想定外の外力が作用した際に意図せずDMDソケットから抜けてしまうことを防止する目的で付けられている。
また、DMDカバー27は、黒色塗装を施すことで、DMD213の抜け防止を行うと同時に迷光対策も行う構成にすることとする。さらに、ここで大きな特徴となっているのが、ボイスコイル22がヒートシンク24の内部に配置されている点である。図8からも明らかな通り、可動部の重心は重量の大きなヒートシンク24の近傍となる。駆動性能を安定化させるためには、可動部重心と駆動力生成点が一致している(=モーメントが発生しない)状態が望ましいため、前述のような構成としているのである。ボイスコイル22のより具体的な配置については図10を用いて後述する。
続いて、図9に示す固定ユニット91に関して、その構成を以下に説明する。図9に示すように、固定ユニット91の大半は位置検出部211で構成されているといえる。具体的には、駆動力生成部212に相当する部品は駆動力を生成するための駆動用磁石33のみで、支柱36を介して結合されるトッププレート31、ベースプレート32の2枚のプレートや可動部の位置検出用のホール素子用磁石42、可動部の摺動性向上のためのボール34など、位置検出部211に含まれる部品によって固定ユニット91の大半は構成されている。
なお、ベースプレート32側のボール34に関しては、ボール保持部38内に収納する構成となっており、トッププレート31側に関してはトッププレート31に丸穴を設け、丸穴内部にボール34を配置し、ボール受け部35で丸穴に蓋をする構成となっているのである。ボール34の主たる機能は、可動プレート61の駆動性能を阻害することなく可動プレート61を保持することであり、可動プレート61を2つのボール34で両側から挟みこむことによって支持する構成としている。駆動性能の観点から、ボール34と可動プレート61の間には微小なクリアランスを設けた構成の方が望ましく、その実現方法として調整ねじ37を設け、その押し込み量でクリアランス調整を行う構成としているのである。
図10は、可動ユニット81を構成している可動プレート61の構成について説明する図である。従来の可動プレートでは、ヒートシンク24の平面方向であるX軸方向とY軸方向に、2個ずつ計4個のボイスコイル52〜55から構成され、図11に示すような全てのボイスコイルをPWM制御することにより駆動力を生成し、画像表示素子ユニット8を所定の位置に移動させていた。この場合、PWM制御のタイミングによっては、電流値がゼロとなる区間Tが生じ、画像表示素子ユニット8が必ず重力の受けてしまっていた。
しかし、本実施例では、図10に示すとおり、画像表示素子ユニット8の重力に逆らうように、当該重力分の駆動力を生成するためのボイスコイル56を可動プレート61上に配置する。そして、ボイスコイル56を、DMD213の往復移動の期間中、図12に示すような一定の電流値で制御することで、常に画像表示素子ユニット8の重力分の一定の駆動力を生成する。すなわち、本実施例においては、ボイスコイル52〜55およびこれらに対応して設けられた起動用磁石33により構成され、画像表示素子ユニット8を所定の位置に移動させて画素ずらしするアクチュエータ(第1のアクチュエータ)と、ボイスコイル56およびこれに対応して設けられた起動用磁石33により構成され、DMD213の往復移動の期間中、画像表示素子ユニット8の重力に逆らう力を生じさせるアクチュエータ(第2のアクチュエータ)を有した構成とすることにより、画素ずらしのための駆動力を生成しつつ、重力の影響を排除することとした。具体的には、重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子ユニット8のDMD213、DMD213を往復移動させる上記第1のアクチュエータ、DMD213の往復移動の期間中、DMD213に重力に逆らう一定の力を加える上記第2のアクチュエータ、上記第1のアクチュエータおよび上記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部212を有する構成とした。
この構成により、他のボイスコイルで駆動力が生成されていない状態(PWM OFFの状態)においても、画像表示ユニットの自由落下が発生することはなく、投影画像のぶれを防止出来る。図10では、ボイスコイル56をボイスコイル54とボイスコイル55との間であって可動ユニット81の重心位置に配置しているため、画像表示素子ユニット8の重力分の一定の駆動力を安定して生成することができる。また、第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータを設けることにより、第1のアクチュエータのみで重力に逆らう力を生成して制御する場合に比べ、より多くのアクチュエータを駆動するため、発熱源を分散させることができ、また、それぞれのアクチュエータを小型化することができる。
また、画像表示素子ユニット8を垂直駆動させる場合において、従来の構成では重力分の駆動力もボイスコイル52〜55で生成する必要があった。しかし、本実施例の構成をとれば、重力分の駆動力はボイスコイル56が生成するため、ボイスコイル52〜55は垂直駆動時も水平駆動時と同じ駆動力を生成すればよく、画像表示ユニットの制御方法を分ける必要がなくなる。
図13は、本実施例における画像投影装置1の画像表示素子ユニット8の制御手順を示すフローチャートである。図13に示すように、画像投影装置1の電源がONされると(ステップS1)、高解像度化モジュール21は、操作者から指定された本体設定を読み込み、画像表示素子ユニット8の駆動軸の設定など、画像投影に関する初期設定を行い、スタンバイ状態とする(ステップS2)。
高解像度化モジュール21は、初期設定された画像表示素子ユニット8が垂直駆動か否かを判定する(ステップS3)。高解像度化モジュール21は、画像表示素子ユニット8が垂直駆動を行うと判定した場合(ステップS3;Yes)、ボイスコイル56をONする(ステップS4)。高解像度化モジュール21は、画像表示素子ユニット8が垂直駆動を行わないと判定した場合(ステップS3;No)、垂直駆動されるまで待つ。
その後、高解像度化モジュール21は、画像投影装置1の電源が落ちたか否かを判定し(ステップS5)、画像投影装置1の電源が落ちるまで上記ステップを繰り返す。
このように、本実施例では、ボイスオイル56を用いて画像表示素子ユニット8の重力分の駆動力を常に生成することで、画像表示素子ユニット8の自由落下を防止することができる。その結果として、投影画像のずれを防止できるため、常に鮮明な映像を提供することができる。
具体的には、画像表示素子ユニット8の可動プレート61上に一定の電流で制御するボイスコイル56を配置し、配置したボイスコイル56で画像表示素子ユニット8の重力分の駆動力を生成することで、PWMがOFFの場合など駆動力が生成されない場合でも、ボイルコイル56で生成した駆動力と画像表示素子ユニット8の重力を相殺することで画像表示素子ユニット8の自由落下を防止できるため、投影画像にずれが発生せず、鮮明な映像を提供することができる。
図14は、図13に示した制御手順の変形例を示すフローチャートである。図14では、画像投影装置1に加速度センサ等の検知部を設け、当該検知部を用いて画像投影装置1本体の傾きを算出することで、操作者が初期設定において画像表示素子ユニット8の駆動軸の設定をすることなく、自動的にボイルコイル56をONするか否かを判定することができる。
図14において、図13の場合と同様、画像投影装置1の電源がONされると(ステップS11)、高解像度化モジュール21は、検知部が検知している値から本体の傾き角度を算出するとともに、操作者から指定された画像表示素子ユニット8の駆動軸以外の本体設定を読み込んで画像投影に関する初期設定を行い、スタンバイ状態とする(ステップS21)。
高解像度化モジュール21は、検知部が検知して算出した傾きが所定の閾値以上であるか否かを判定することにより、初期設定された画像表示素子ユニット8が垂直駆動か否かを判定する(ステップS3)。高解像度化モジュール21は、画像表示素子ユニット8の上記傾きが所定の閾値以上であり垂直駆動を行うと判定した場合(ステップS3;Yes)、ボイスコイル56をONし、検知部により検知された傾きの大きさに応じて、重力に逆らう大きさの駆動力を常に生成する(ステップS4)。高解像度化モジュール21は、画像表示素子ユニット8が垂直駆動を行わないと判定した場合(ステップS3;No)、垂直駆動されるまで待つ。
その後、図13の場合と同様、高解像度化モジュール21は、画像投影装置1の電源が落ちたか否かを判定し(ステップS5)、画像投影装置1の電源が落ちるまで上記ステップを繰り返す。
このように、図14に示した変形例においては、検知部が画像表示素子ユニット8の傾きを検知し、高解像度化モジュール21が、その傾きが所定の閾値以上であれば装置本体が垂直駆動する状態であると判断して自動的にボイルコイル56をONし、傾きの大きさに応じて、重力に逆らう大きさの駆動力を常に生成する。したがって、画像投影装置1本体がどのような角度で傾いた場合でも、操作者が初期設定において手動で駆動軸の設定を行う必要がなくなり、初期設定のための手間を減らすことができる。
なお、本実施例では、画像投影装置1を構成する画像表示素子ユニット8の可動プレート61上に、画像表示素子ユニット8の重力分の駆動力を生成するためのボイスコイル56を配置する例について説明した。しかし、同様の技術を撮像素子の手ぶれ補正の技術に転用することも可能である。具体的には、画像撮像装置1の画像表示素子ユニット8を撮像素子ユニットに置き換え、ジャイロセンサや加速度センサの検出結果に応じて撮像素子を動かす力を加えるアクチュエータとは別に、撮像素子に重力に逆らう力を加えるアクチュエータを備えることで、従来よりも正確な手ぶれ補正が可能となる。
また、本実施例では、検知部が傾きを検知した場合に、重力の影響があることを考慮し、ボイスコイル56を一定の電流値で制御することとした。しかし、検知部が傾きを検知した場合において、その傾きが時間とともに変化するような外的要因が加わった場合、例えば、画像投影装置1本体を上下に移動させて投影したり、移動ロボット等の移動体に画像投影装置1を搭載し、移動して投影する場合には、その移動の速さの変化を外的要因の強さの変化ととらえ、その変化に応じてボイスコイル56を制御する一定の電流値を変化させ、重力に逆らう力を生成してもよい。例えば、画像投影装置1を上下に移動させる場合には、重力に加えて上下方向に移動する加速度の影響を受けるため、図14に示した例のように単に傾きが検知された場合に比べ、移動速度の変化に応じた大きさの電流値でボイスコイル56を制御する。このような制御により、重力以外の外的要因を受けた場合であっても、その影響を排除し、鮮明な映像を提供することができる。
以上、実施形態に係る画像投影装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 画像投影装置
2 スクリーン
3 光学エンジン
4 光源ユニット
5 カラーホイール
6 ライトトンネル
7 リレーレンズ
8 画像表示素子ユニット
9 凹面ミラー
10 平面ミラー10
21 高解像度化モジュール
211 位置検出部
212 駆動力生成部
213 DMD
24 ヒートシンク
52〜55 ボイスコイル
56 ボイスコイル(重力分)
61 可動プレート
81 可動ユニット
91 固定ユニット
特開2016−085363号公報

Claims (7)

  1. 重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子と、
    前記画像表示素子を往復移動させる第1のアクチュエータと、
    前記画像表示素子の前記往復移動の期間中、前記画像表示素子に重力に逆らう一定の力を加える第2のアクチュエータと、
    前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記画像表示装置の傾きを検知する検知部を備え、
    前記駆動力生成部は、前記検知部の検知結果に基づいて、前記第2のアクチュエータの前記重力に逆らう力を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記駆動力生成部は、前記検知部が検知した傾きに応じて、前記逆らう力を生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記検知部は、前記画像表示装置の移動速度の変化を検知し、
    前記駆動力生成部は、変化する前記移動速度に応じて、前記逆らう力を生成する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像表示装置。
  5. 重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子と、
    画像表示素子を往復移動させる第1のアクチュエータと、
    前記画像表示素子の前記往復移動の期間中、前記画像表示素子に重力に逆らう一定の力を加える第2のアクチュエータと、
    前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部と、
    前記駆動力生成部により前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータが制御された前記画像表示素子により生成された画像を投影面に投影する投影部と、
    を備えることを特徴とする画像投影装置。
  6. 第1のアクチュエータが、重力方向を含む平面内を移動可能に支持された画像表示素子を往復移動させ、
    第2のアクチュエータが、前記画像表示素子の前記往復移動の期間中、前記画像表示素子に重力に逆らう一定の力を加える、
    ことを特徴とする画像表示方法。
  7. 検知部と、
    重力方向を含む平面内を移動可能に支持された撮像素子と、
    前記検知部が検知した結果に応じて、前記撮像素子を往復移動させる第1のアクチュエータと、
    前記撮像素子の前記往復移動の期間中、前記撮像素子に重力に逆らう一定の力を加える第2のアクチュエータと、
    前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータの駆動を制御する駆動力生成部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。

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