JP2019119054A - ブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブロー成形金型のパリソン保持構造において、パリソンの無駄がなく、構造の簡単なパリソン保持構造を提供する。【解決手段】ブロー成形金型のパリソン保持構造において、ブロー成形金型をパーティングラインで開いたブロー成形割型10の間に、パリソン保持枠20を進退自在に設ける。ブロー成形割型10のパリソン保持枠20に対向する面の外周部分にパリソン保持凹部13を複数個設ける。パリソン保持凹部13に対応する位置に、パリソン8をパリソン保持凹部13に押圧する保持枠押圧部材30を設け、パリソン保持凹部13にパリソン保持枠20の保持枠押圧部材30で押込まれたパリソン8により、パリソン8を保持する保持構造を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、ブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造に関するものである。
従来、中空状のブロー成形品、例えば、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって中空状の熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
熱可塑性合成樹脂製の中空状の製品の製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、平板状に開いて、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、中空体を製造していた。
そのパリソンを金型で挟むときに、パリソンが金型から外れないようにパリソンの上端や下端を金型に保持することが必要である。
そのパリソンを金型で挟むときに、パリソンが金型から外れないようにパリソンの上端や下端を金型に保持することが必要である。
そのため、パリソンの上端や下端を金型に保持するように、パリソンの上端や下端を長く伸ばして、金型の上端や下端にパリソンの上端や下端を被せてパリソンを金型から外れないようにすることが行われている。しかしながら、この場合には、金型の上端や下端にパリソンの上端や下端を被せるためのパリソンを長く伸ばした部分は、ブロー成形品には使用しないため、材料の歩留まりが悪く、ブロー成形のサイクルも長くなっていた。
このため、図15に示すように、ブロー成形金型110の上面112に複数個の穴部113を設け、穴部113の内部には、幅方向の断面が半円形の複数個の柱状体114を設けて、断面形状が半円形の柱状体114を軸体115で連結し、軸体115をアクチュエータ116で回転させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この断面形状が半円形の柱状体114を回転させて、柱状体114の先端をブロー成形金型110の上面112から突出させて、パリソンを保持している。
この場合には、半円形の柱状体114を穴部113の内部に戻すために回転させるときに、パリソンが柱状体114に引掛かかったり、ちぎれたりする場合がある。また、柱状体114にパリソンを保持させるために、パリソンの全長を長く伸ばす必要もあった。
また、製品の形状によってパリソン下端や左右端を保持できず落下又は剥がれたりすることもある。
この場合には、半円形の柱状体114を穴部113の内部に戻すために回転させるときに、パリソンが柱状体114に引掛かかったり、ちぎれたりする場合がある。また、柱状体114にパリソンを保持させるために、パリソンの全長を長く伸ばす必要もあった。
また、製品の形状によってパリソン下端や左右端を保持できず落下又は剥がれたりすることもある。
そのため、本発明は、ブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造において、パリソンの無駄がなく、構造の簡単なシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、ブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造において、
ブロー成形金型をパーティングラインで開いたときに、開いたブロー成形割型の間に、パリソンをブロー成形割型に押圧するパリソン保持枠を進退自在に設け、
ブロー成形割型のパリソン保持枠に対向する面の外周部分にパリソン保持凹部を複数個設け、
ブロー成形割型のパリソン保持凹部に対応する位置に、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押圧する保持枠押圧部材を設け、
ブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押込まれたパリソンにより、パリソンを保持する保持構造を有することを特徴とするブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
ブロー成形金型をパーティングラインで開いたときに、開いたブロー成形割型の間に、パリソンをブロー成形割型に押圧するパリソン保持枠を進退自在に設け、
ブロー成形割型のパリソン保持枠に対向する面の外周部分にパリソン保持凹部を複数個設け、
ブロー成形割型のパリソン保持凹部に対応する位置に、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押圧する保持枠押圧部材を設け、
ブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押込まれたパリソンにより、パリソンを保持する保持構造を有することを特徴とするブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項1の本発明では、ブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造において、ブロー成形金型をパーティングラインで開いたときに、開いたブロー成形割型の間にパリソンをブロー成形金型に押圧するパリソン保持枠を進退自在に設けている。このため、ブロー成形金型を開いたときに、パリソン保持枠をその間に入れて、パリソン保持枠により、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周に沿って、押圧することができ、パリソンをブロー成型金型のキャビティーでブロー成形することができる。
ブロー成形割型のパリソン保持枠に対向する面の外周部分にパリソン保持凹部を複数個設けている。このため、パリソン保持部のパリソン保持凹部にパリソンの外周部分を進入させて、キャビティーの外周部分に沿って複数の部分でパリソンをブロー成形割型に保持させることができる。
パリソン保持枠は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部に対応する位置に、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押圧する保持枠押圧部材を設けている。このため、パリソン保持枠をブロー成形割型に向かって移動させると、保持枠押圧部材がパリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押し込むことができ、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周部分に保持することができる。
ブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押込まれたパリソンにより、パリソンを保持する保持構造を有する。このため、パリソンをブロー成形割型の上面や下面等に回すことなく、パリソンの周縁部をブロー成形割型のパリソン保持凹部に保持して、パリソンをキャビティー面に確実に位置するように保持することができる。また、キャビティー面からはみ出すパリソンの量を少なくすることができ、材料の歩留まりを向上させることができる。
請求項2の本発明は、パリソン保持枠の保持枠押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部に進入可能な押圧ブロックを有するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項2の本発明では、パリソン保持枠の保持枠押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部に進入可能な押圧ブロックを有する。このため、パリソン保持枠の保持枠押圧部材を動かすことで、簡単な構造で、確実にパリソンをブロー成形金型のパリソン保持凹部に押し込むことができる。
請求項3の本発明は、パリソン保持枠の保持枠押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部にアクチュエータで保持枠押圧ブロックを進入可能とする構造であるブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項3の本発明では、パリソン保持枠の保持枠押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部にアクチュエータで保持枠押圧ブロックを進入可能とする構造である。このため、パリソン保持枠をパリソンに近接させて、アクチュエータで保持枠押圧部材の保持枠押圧ブロックをブロー成形金型のパリソン保持凹部に進入させて、パリソンをパリソン保持凹部に押し込むことができる。
請求項4の本発明は、ブロー成形割型のパリソン保持部は、ブロー成形割型のキャビティー面が形成されたブロー成形割型のコーナー部に形成されているブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項4の本発明では、ブロー成形割型のパリソン保持部は、ブロー成形割型のキャビティー面が形成されたブロー成形割型のコーナー部に形成されている。このため、ブロー成形割型のコーナー部に確実にパリソンを保持することができ、パリソンがキャビティー面の全体を覆うように、キャビティー面が形成された金型面に確実に保持して、ブロー成形品以外のバリの部分を少なくすることができる。
請求項5の本発明は、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押圧したのち、パリソン保持枠の保持枠押圧部材の進入方向の横方向から、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部の壁に押圧するブロー成形割型に取付けられた金型押圧部材を有するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項5の本発明では、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押圧したのち、パリソン保持枠の保持枠押圧部材の進入方向の横方向から、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部の壁に押圧するブロー成形割型に取付けられた金型押圧部材を有する。このため、パリソンをブロー成形割型の保持枠押圧部材で、ブロー成形割型のパリソン保持凹部に押圧したのち、さらに横方向からブロー成形割型の金型押圧部材で、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部の壁に押圧することができ、パリソンをより確実にブロー成形割型のパリソン保持凹部に保持することができる。
請求項6の本発明は、ブロー成形割型の金型押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部にアクチュエータで金型押圧ブロックを進退自在とする構造であるブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項6の本発明では、ブロー成形割型の金型押圧部材は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部にアクチュエータで金型押圧ブロックを進退自在とする構造である。このため、アクチュエータで金型押圧ブロックをパリソン保持凹部に進入させることができ、確実にブロー成形割型のパリソン保持凹部の壁に押圧することができる。
請求項7の本発明は、ブロー成形割型のキャビティーの周縁部にパリソンが進入する内側ポケットが形成されたブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造である。
請求項7の本発明では、ブロー成形割型のキャビティーの周縁部にパリソンが進入する内側ポケットが形成されたため、キャビティーに近接した内側ポケットもパリソンを保持することができ、パリソンがブロー成形割型から一層剥がれ難くなっている。
パリソン保持枠は、ブロー成形割型のパリソン保持凹部に対応する位置に、パリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押圧する保持枠押圧部材を設けている。このため、パリソン保持枠をブロー成形割型に向かって移動させると、保持枠押圧部材がパリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押し込むことができ、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周部分に保持することができる。
パリソンの周縁部をブロー成形割型のパリソン保持凹部にパリソン保持枠の保持枠押圧部材で押圧して保持する保持構造を有するため、保持枠押圧部材がパリソンをブロー成形割型のパリソン保持凹部に押し込むことができ、パリソンをブロー成形割型の上面や下面等に回すことなく、パリソンの周縁部をブロー成形割型のパリソン保持凹部に保持して、パリソンをキャビティー面に確実に位置するように保持することができる。キャビティー面からはみ出すパリソンの量を少なくすることができる。
本発明の実施の形態のブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造について、ブロー成形品である自動車用の燃料タンク1を製造するブロー成形方法に使用するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造を例にとり、図1〜図14に基づき説明する。本発明は、燃料タンク1の成形方法に使用するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造を例にとり説明するが、他のブロー成形品のブロー成形方法に使用するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造ついても使用することができる。
図14は、本発明の実施の形態のブロー成形方法により製造された燃料タンク1の斜視図である。
本発明の実施の形態において、ブロー成形装置で製造される燃料タンク1は、図14に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
本発明の実施の形態において、ブロー成形装置で製造される燃料タンク1は、図14に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
また、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付孔6が形成されている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付孔6が形成されている。
本実施の形態において成形される燃料タンク1は、ブロー成形の製造装置で製造されるが、燃料タンク1の外壁は、ブロー成形で形成され、その外壁は、1層又は多層で形成され、多層の場合は、例えば、外側から順に表皮層、外部本体層、外部接着剤層、バリヤ層、内部接着剤層及び内部本体層から形成されている。
燃料タンク1の内部には、例えば、燃料タンク1の補強のための柱である支柱部材や、燃料の波うちを防止して、波うち音の発生を防止することができるための仕切り板や、燃料ポンプ、キャニスター等を取付ける箱状物等が内蔵部品として取付けられている。
内蔵部品は、ポリアセタール、高密度ポリエチレン(HDPE)等の耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂で形成することができる。これにより燃料タンク1の強度を向上させることができるとともに、燃料タンク1の内部に取付けられても、燃料油による膨潤等で剛性が低下することがない。
本発明の実施の形態である燃料タンク1を成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造についてについて説明する。
本発明の実施の形態であるにブロー成形方法に使用するブロー成形割型10は、図1に示すように、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型10を有し、開閉面にブロー成形品である燃料タンク1を形成するブロー成形割型10のキャビティー11が形成されている。
本発明の実施の形態であるにブロー成形方法に使用するブロー成形割型10は、図1に示すように、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型10を有し、開閉面にブロー成形品である燃料タンク1を形成するブロー成形割型10のキャビティー11が形成されている。
キャビティー11には、パリソン8の位置する方向にキャビティー11面から突出するように摺動可能にスライドコア(図示せず。)が取付けられている。
ブロー成形割型10が開いたときに、その間にパリソン8をブロー成形割型10に保持させるパリソン保持枠20が進退自在に設けられている。パリソン保持枠20については後述する。
ブロー成形割型10が開いたときに、その間にパリソン8をブロー成形割型10に保持させるパリソン保持枠20が進退自在に設けられている。パリソン保持枠20については後述する。
ブロー成形割型10のキャビティー11の周囲は、平面状又は湾曲したキャビティー周縁部12が形成されている。キャビティー周縁部12は、ブロー成形割型10と他のブロー成形割型10が合体してブロー成形金型が閉じられたときに、キャビティー周縁部12同士が密着するように形成されている。
図1に示すように、ブロー成形割型10のキャビティー周縁部12には、パリソン保持凹部13が設けられている。本実施の形態では、パリソン保持凹部13はブロー成形割型10の4隅に設けられているが、4隅以外の他の場所にも適宜設けることができる。
更に、パリソン保持凹部13に隣接して、後述する金型押圧部材40が設けられている。
更に、パリソン保持凹部13に隣接して、後述する金型押圧部材40が設けられている。
パリソン保持凹部13は、図7に示すように、ブロー成形割型10の隅に、断面形状が長方形の凹部として形成され、キャビティー周縁部12の側、即ちパリソン8と対抗する側と、ブロー成形割型10の側面側に開口して形成されている。
また、キャビティー周縁部12においても、キャビティー11の周囲に隣接して、パリソン8が進入する内側ポケット14を設けることができる。
また、キャビティー周縁部12においても、キャビティー11の周囲に隣接して、パリソン8が進入する内側ポケット14を設けることができる。
ブロー成形割型10の側面側に開口した部分には、図8に示すように、金型押圧部材40が取付けられている。金型押圧部材40は、図12に示すように、パリソン保持凹部13に押し込まれたパリソン8をパリソン保持凹部13の側壁に押圧する金型押圧ブロック41と、金型押圧ブロック41をパリソン保持凹部13に出入可能に摺動する金型押圧ブロックアクチュエータ42から形成されている。
また、金型押圧部材40は、図13に示すように、金型押圧ブロック41の先端に金型押圧板43を設けることができる。
また、金型押圧部材40は、図13に示すように、金型押圧ブロック41の先端に金型押圧板43を設けることができる。
次に、パリソン保持枠20について、図2と図3に基づき説明する。
パリソン保持枠20は、ブロー成形割型10のキャビティー周縁部12に沿ってパリソン8を押圧するように形成されている。そのため、ブロー成形割型10のパーティング面に沿って3次元形状に形成される。
パリソン保持枠20は、ブロー成形割型10のキャビティー周縁部12に沿ってパリソン8を押圧するように形成されている。そのため、ブロー成形割型10のパーティング面に沿って3次元形状に形成される。
そのため、パリソン保持枠20は、中央部が保持枠中央部21としてキャビティー11に対応する部分は、空間が形成され、保持枠中央部21を囲むように保持枠パリソン押圧部22が形成されて、保持枠パリソン押圧部22の周囲には保持枠周縁部23が形成されている。保持枠パリソン押圧部22がパリソン8をブロー成形割型10のキャビティー周縁部12に押圧する。
保持枠押圧部材30は、図9に示すように、パリソン保持凹部13に進入する保持枠押圧ブロック31と、保持枠押圧ブロック31をパリソン保持凹部13内に進退自在に摺動させる保持枠アクチュエータ32が設けられている。
パリソン保持枠20の周囲の4箇所には、保持枠シリンダ25が取付けられている。図3に示すように、保持枠シリンダ25によりパリソン保持枠20をブロー成形割型10に対して移動させることができ、パリソン8をブロー成形割型10のキャビティー周縁部12に押圧することができる。
次に、図4〜図14に基づいて、ブロー成形においてブロー成形割型10にパリソン8を保持させる工程について説明する。
まず、ブロー成形金型を開いて、図4に示すように、パリソン保持枠20をブロー成形割型10とブロー成形割型10の間に挿入する。図4は、ブロー成形割型10の一方のみを表示しているが、他方のブロー成形割型10も同様にパリソン保持枠20を挿入する。
まず、ブロー成形金型を開いて、図4に示すように、パリソン保持枠20をブロー成形割型10とブロー成形割型10の間に挿入する。図4は、ブロー成形割型10の一方のみを表示しているが、他方のブロー成形割型10も同様にパリソン保持枠20を挿入する。
次に、ダイコア(図示せず。)から押出されたパリソン8は、縦方向に2枚に切断されて、切断されたパリソン8は、先端を保持されて、図4に示すように、ブロー成形割型10とパリソン保持枠20の間まで移動される。
なお、パリソン8は、2枚に切断されることなく、別々にシート状に押出されて、ブロー成形割型10とパリソン保持枠20の間まで移動させることができる。
なお、パリソン8は、2枚に切断されることなく、別々にシート状に押出されて、ブロー成形割型10とパリソン保持枠20の間まで移動させることができる。
次に、図5に示すように、保持枠シリンダ25を作動させて、パリソン保持枠20をブロー成形割型10の方向に移動させる。そうすると。パリソン8はパリソン保持枠20によりブロー成形割型10のキャビティー周縁部12に押圧される。その時、パリソン8の上下端は、保持枠押圧部材30の保持枠押圧ブロック31により、ブロー成形割型10のパリソン保持凹部13に若干挿入される。
次に、保持枠アクチュエータ32を作動させて、保持枠押圧ブロック31により、パリソン8をパリソン保持凹部13に完全に挿入する。パリソン8をパリソン保持凹部13に挿入する詳細は、後述する。
その時、ブロー成形割型10の内側ポケット14にもパリソン8が進入する。内側ポケット14には、吸引パイプが設けられているため、パリソン8を吸引して、内側ポケット14に入れ込むことができる。
その時、ブロー成形割型10の内側ポケット14にもパリソン8が進入する。内側ポケット14には、吸引パイプが設けられているため、パリソン8を吸引して、内側ポケット14に入れ込むことができる。
次に、図6に示すように、保持枠シリンダ25を作動させて、パリソン保持枠20をブロー成形割型10から離れるように移動させる。パリソン8は、パリソン保持凹部13と内側ポケット14に保持されて、ブロー成形割型10から離れることがない。
その後、パリソン保持枠20は、ブロー成形割型10の間から取り出されて、左右のブロー成形割型10が合体して、ブロー成形が行われる。
その後、パリソン保持枠20は、ブロー成形割型10の間から取り出されて、左右のブロー成形割型10が合体して、ブロー成形が行われる。
次に、図7〜図14に基づき、パリソン8の上下端をブロー成形割型10に保持させる詳細について説明する。
図7に示すように、パリソン8をパリソン保持凹部13の付近に位置させる。この場合に、図8に示すようにパリソン保持凹部13の側面に金型押圧部材40を取付けることができる。
図7に示すように、パリソン8をパリソン保持凹部13の付近に位置させる。この場合に、図8に示すようにパリソン保持凹部13の側面に金型押圧部材40を取付けることができる。
次に、図9に示すように、パリソン保持枠20をパリソン8の方向に移動させて、パリソン8をブロー成形割型10に押圧する。その後、保持枠押圧部材30の保持枠アクチュエータ32を作動させて、保持枠押圧ブロック31でパリソン8をパリソン保持凹部13の底面13aに押圧する。
パリソン保持凹部13は、金型押圧部材40が取付けられる側面(ブロー成形割型10の側面)は、解放されており、保持枠押圧ブロック31が進入する方向の奥は底面13aを形成し、金型押圧ブロック41が進入する方向の奥は側面13bを形成する。
その時、保持枠押圧ブロック31は、図10に示すように、金型押圧部材40の金型押圧ブロック41が進入可能に凹部31aを設けている。そのため、保持枠押圧ブロック31でパリソン8をパリソン保持凹部13の底面13aに押圧した後に、金型押圧部材40の金型押圧ブロック41でさらにパリソン8をパリソン保持凹部13の側面13bに押圧することができる。このため、パリソン8をパリソン保持凹部13に一層強く保持することができる。
なお、金型押圧部材40は省略することもできる。
なお、金型押圧部材40は省略することもできる。
パリソン8をブロー成形割型10の上面や下面等に回すことなく、パリソン8の周縁部をブロー成形割型10のパリソン保持凹部13に保持して、パリソン8をキャビティー11面に確実に位置するように保持することができる。キャビティー11面からはみ出すパリソン8の量を少なくすることができる。
1 燃料タンク
8 パリソン
10 ブロー成形割型
12 キャビティー周縁部
13 パリソン保持凹部
20 パリソン保持枠
30 保持枠押圧部材
31 保持枠押圧ブロック
40 金型押圧部材
8 パリソン
10 ブロー成形割型
12 キャビティー周縁部
13 パリソン保持凹部
20 パリソン保持枠
30 保持枠押圧部材
31 保持枠押圧ブロック
40 金型押圧部材
Claims (7)
- ブロー成形金型を使用して、ブロー成形品をシート状のパリソンから成形するブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造において、
上記ブロー成形金型をパーティングラインで開いたときに、開いた上記ブロー成形割型の間に、上記パリソンを上記ブロー成形割型に押圧するパリソン保持枠を進退自在に設け、
上記ブロー成形割型の上記パリソン保持枠に対向する面の外周部分にパリソン保持凹部を複数個設け、
上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部に対応する位置に、上記パリソンを上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部に押圧する保持枠押圧部材を設け、
上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部に上記パリソン保持枠の上記保持枠押圧部材で押込まれた上記パリソンにより、上記パリソンを保持する保持構造を有することを特徴とするブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。 - 上記パリソン保持枠の上記保持枠押圧部材は、上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部に進入可能な押圧ブロックを有する請求項1に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
- 上記パリソン保持枠の上記保持枠押圧部材は、上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部にアクチュエータで上記押圧ブロックを進退自在とする構造である請求項2に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
- 上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部は、上記ブロー成形割型のキャビティー面が形成された上記ブロー成形割型のコーナー部に形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
- 上記パリソンを上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部に上記パリソン保持枠の上記保持枠押圧部材で押圧したのち、上記パリソン保持枠の上記保持枠押圧部材の進入方向の横方向から、上記パリソンを上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部の壁に押圧する上記ブロー成形割型に取付けられた金型押圧部材を有する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
- 上記ブロー成形割型の上記金型押圧部材は、上記ブロー成形割型の上記パリソン保持凹部にアクチュエータで金型押圧ブロックを進退自在とする構造である請求項5に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
- 上記ブロー成形割型のキャビティーの周縁部に上記パリソンが進入する内側ポケットが形成された請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のブロー成形金型のシート状のパリソン落下、剥がれ防止構造。
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