JP2019118478A - 衣類処理装置 - Google Patents

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克典 荒木
Katsunori Araki
克典 荒木
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Abstract

【課題】衣類処理装置の運転音に基づいて衣類処理装置の運転異常に対応する。【解決手段】音入力部(40)は、衣類処理装置(10)の運転音を入力するように構成されている。異常検知部(81)は、音入力部(40)により入力された音に基づいて衣類処理装置(10)の運転異常を検知する。動作制御部(83)は、異常検知部(81)による異常検知の結果に応じて衣類処理装置(10)の動作を制御する。【選択図】図2

Description

ここに開示する技術は、衣類処理装置に関する。
従来、衣類を処理する衣類処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、水槽内に回転自在に設けられた回転槽と、回転槽のアンバランス回転を検知するアンバランス検知手段とを備えた洗濯機が開示されている。この洗濯機は、洗剤を含んだ洗濯水とともに洗濯物を攪拌する洗い行程と、回転槽を回転させて回転槽内の洗濯物の脱水を行う脱水行程と、脱水行程時にアンバランス検知手段によってアンバランス回転が検知されると脱水行程を中断し、水槽に給水する給水行程,回転槽内の洗濯物を攪拌する攪拌行程,および水槽内の洗濯水を排水する排水行程を順次行う修正行程とを実行する。また、この洗濯機は、回転槽内の泡の異常発生を検知する泡異常検知手段を備え、泡異常検知手段による泡の異常発生の検知の有無により修正行程の内容を変更する。なお、泡異常検知手段は、泡センサ(圧力センサ)で検知された回転槽内の泡の発生量が所定量以上である場合に泡が異常発生したことを検知する。
特開2014−30660号公報
特許文献1の装置では、泡センサ(圧力センサ)に基づいて回転槽内の泡の異常発生を検知している。しかしながら、特許文献1の装置では、衣類処理装置の運転音に基づいて衣類処理装置の運転異常を検知することができない。そのため、衣類処理装置の運転音に基づいて衣類処理装置の運転異常に対応することができない。
そこで、ここに開示する技術は、衣類処理装置の運転音に基づいて衣類処理装置の運転異常に対応することが可能な衣類処理装置を提供することを目的とする。
ここに開示する技術は、衣類を処理する衣類処理装置に関し、この衣類処理装置は、前記衣類処理装置の運転音を入力するように構成された音入力部と、前記音入力部により入力された音に基づいて前記衣類処理装置の運転異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部による異常検知の結果に応じて前記衣類処理装置の動作を制御する動作制御部とを備えている。
また、ここに開示する技術は、衣類を処理する衣類処理装置に関し、この衣類処理装置は、前記衣類処理装置の運転音を入力するように構成された音入力部と、前記音入力部により入力された音を示す音情報を、該音情報に基づいて前記衣類処理装置の運転異常を検知するサーバに送信する情報送信部と、前記サーバによる異常検知の結果を示す検知結果情報を受信する情報受信部と、前記情報受信部により受信された検知結果情報に示された前記サーバによる異常検知の結果に応じて前記衣類処理装置の動作を制御する動作制御部とを備えている。
ここに開示する技術によれば、衣類処理装置の運転音に基づいて衣類処理装置の運転異常に対応することができる。
実施形態1による衣類処理装置の構成を例示する概略図である。 実施形態1による衣類処理装置の構成を例示するブロック図である。 実施形態1による衣類処理装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態1の異常検知処理を例示するフローチャートである。 実施形態1の音声認識処理を例示するフローチャートである。 実施形態2による衣類処理装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態2による衣類処理装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態3の音声認識処理を例示するフローチャートである。 実施形態3による衣類処理装置の構成を例示するブロック図である。 実施形態3による衣類処理装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態3による衣類処理装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態4による衣類処理システムの構成を例示するブロック図である。 実施形態4の衣類処理装置の構成を例示するブロック図である。 音入力部の変形例について説明するためのブロック図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1による衣類処理装置10の構成を例示している。衣類処理装置10は、衣類を処理するように構成されている。この例では、衣類処理装置10は、衣類を洗濯するドラム式洗濯機を構成しており、衣類処理装置10の運転(洗濯運転)では、給水工程と洗い工程とすすぎ工程と脱水工程とが行われる。
〔衣類処理装置の基本構成〕
図1に示すように、この例では、衣類処理装置10は、筐体11と、開閉扉12と、水槽13と、回転槽14と、給水管15と、排水管16と、モータ21と、給水弁22と、排水弁23とを備えている。
〈筐体と開閉扉〉
筐体11は、中空の直方体状に形成されている。この例では、筐体11の前面に洗濯物を出し入れするための開口部が設けられている。開閉扉12は、筐体11の開口部を開閉するように構成されている。
〈水槽〉
水槽13は、水(洗濯水)を貯留するように構成され、筐体11の内部に支持されている。具体的には、水槽13は、弾性体(この例ではコイルバネ)により筐体11の上壁部から吊り下げられ、且つ、弾性体により下方から支えられた状態で筐体11の内部に収容されている。この例では、水槽13は、有底円筒状に形成され、その軸線が水平方向に対して傾斜するように支持され、その開口部が筐体11の開口部と連通している。
〈回転槽〉
回転槽14は、洗濯物を収容するように構成され、水槽13の内部に回転可能に支持されている。この例では、回転槽14は、水槽13よりも小径の有底円筒状に形成され、その軸線が水平方向に対して傾斜するように水槽13の内部に回転可能に支持され、その開口部が筐体11の開口部と連通している。また、回転槽14の周壁には、多数の貫通孔が形成されている。
〈給水管と排水管〉
給水管15は、筐体11の外部から水槽13へ水を供給するために設けられている。この例では、給水管15は、その一端部が筐体11の外部(例えば水道管)に接続され、その他端部が水槽13に接続されている。排水管16は、水槽13に貯留された水を筐体11の外部に排出するために設けられている。この例では、排水管16は、その一端部が水槽13に接続され、その他端部が筐体11の外部(例えば排水口)に接続されている。
〈モータ〉
モータ21は、回転槽14を回転駆動させるように構成されている。また、モータ21は、その回転数と回転方向を変更可能に構成されている。この例では、モータ21は、水槽13の底壁の外面に固定され、その駆動軸(回転軸)が水槽13の底壁を貫通して回転槽14の底壁に連結されている。このような構成により、水槽13の内部に回転槽14が回転可能に支持され、モータ21の駆動軸とともに回転槽14が回転するようになっている。
〈給水弁と排水弁〉
給水弁22は、給水管15に設けられ、給水管15を流れる水の流量(給水量)を調節するように構成されている。排水弁23は、排水管16に設けられ、排水管16を流れる水の流量(排水量)を調節するように構成されている。
〔各種センサ〕
また、衣類処理装置10の各部には、衣類処理装置10の運転状況に関する各種情報を検知するように構成された各種のセンサ30が設けられている。図2に示すように、この例では、衣類処理装置10には、回転数センサ31と、電流センサ32と、水量センサ33と、水温センサ34と、加速度センサ35とが設けられている。回転数センサ31は、モータ21の回転数を検知するように構成されている。電流センサ32は、モータ21のステータコイル(図示を省略)に流れる電流を検知するように構成されている。水量センサ33は、給水管15を流れる水の流量(給水量)を検知するように構成されている。水温センサ34は、給水管15を流れる水の温度(給水温度)を検知するように構成されている。加速度センサ35は、回転槽14の振動を検知するように構成されている。
〔衣類処理装置の構成(制御系統)〕
また、図2に示すように、この例では、衣類処理装置10は、音入力部40と、操作表示部50と、操作ボタン55と、音出力部60と、記憶部70と、制御部80とを備えている。なお、図1では、センサ30と音入力部40と操作ボタン55と音出力部60と記憶部70の図示が省略されている。
〈音入力部〉
音入力部40は、衣類処理装置10の運転音を入力するように構成されている。この例では、音入力部40は、衣類処理装置10の運転音と操作者の音声とを入力するように構成されている。具体的には、音入力部40は、第1音センサ41と、第2音センサ42とを有している。第1音センサ41は、後述する異常検知部81のために使用される音センサであり、衣類処理装置10の運転音を主に入力するように構成されている。第2音センサ42は、後述する音声認識部82のために使用される音センサであり、操作者の音(音声)を主に入力するように構成されている。例えば、第1音センサ41および第2音センサ42は、音(空気の振動)を電気信号に変換するマイクロフォンによって構成されている。なお、音入力部40により入力された音(第1音センサ41および第2音センサ42により取得された音データ)は、制御部80に送信される。
〈操作表示部〉
操作表示部50は、操作部51と表示部52とを有している。この例では、操作表示部50は、タッチパネルによって構成されている。そして、操作部51は、タッチパネルの操作部に該当し、表示部52は、タッチパネルの表示部に該当する。
操作部51は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。表示部52は、情報を表示するように構成されている。例えば、表示部52は、衣類処理装置10の操作画面の画像や衣類処理装置10の運転状況を示す画像などを表示する。
〈操作ボタン〉
操作ボタン55は、操作者によるボタン操作(ボタンを押圧する操作)が与えられ、その操作者によるボタン操作に応じて情報を入力するように構成されている。
〈音出力部〉
音出力部60は、音を出力するように構成されている。例えば、音出力部60は、電気信号を音(空気の振動)に変換するスピーカによって構成されている。
〈記憶部〉
記憶部70は、情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部70は、フラッシュメモリによって構成されている。また、記憶部70には、衣類処理装置10の運転状態毎に運転音情報が記憶されている。運転音情報は、衣類処理装置10の運転が正常である場合に発生する衣類処理装置10の運転音(正常運転音)を示している。例えば、この例では、記憶部70には、衣類処理装置10の4つの運転工程(給水工程と洗い工程とすすぎ工程と脱水工程)にそれぞれ対応する4つの運転音情報が記憶されており、給水工程に対応する運転音情報は、衣類処理装置10の給水工程において衣類処理装置10の運転が正常である場合に発生する衣類処理装置10の運転音を示している。
なお、衣類処理装置10の複数の運転工程にそれぞれ対応する複数の運転音情報が設けられている(記憶部70に記憶されている)場合を例に挙げたが、これに限らず、運転音情報は、衣類処理装置10の任意の運転状態に対応付けられていてもよい。例えば、衣類処理装置10の各運転工程が複数の運転段階に細分化され、その細分化された複数の運転段階にそれぞれ対応する複数の運転音情報が設けられていてもよい。
〈制御部〉
制御部80は、衣類処理装置10の各部に設けられた各種のセンサ30や操作表示部50や操作ボタン55からの信号や情報に基づいて、衣類処理装置10の各部(この例ではモータ21や給水弁22や排水弁23や操作表示部50や音出力部60など)を制御して衣類処理装置10の動作を制御するように構成されている。例えば、制御部80は、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。
この例では、制御部80は、異常検知部81と、音声認識部82と、動作制御部83とを有している。すなわち、異常検知部81と音声認識部82と動作制御部83は、ソフトウェアにより実現されており、制御部80の機能の一部を構成している。
〈異常検知部〉
異常検知部81は、音入力部40により入力された音に基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知するように構成されている。この例では、異常検知部81は、音入力部40により入力された音とセンサ30により検知された情報とに基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知するように構成されている。センサ30により検知された情報の例としては、回転数センサ31により検知されたモータ21の回転数,電流センサ32により検知されたモータ21のステータコイル(図示を省略)に流れる電流,水量センサ33により検知された給水量,水温センサ34により検知された給水温度,加速度センサ35により検知された回転槽14の振動などが挙げられる。
この例では、異常検知部81は、記憶部70に記憶された複数の運転音情報の中から衣類処理装置10の現在の運転状態に対応する運転音情報を検出する。運転音情報には、衣類処理装置10の正常運転音が示されている。そして、異常検知部81は、音入力部40により入力された音(衣類処理装置10の運転音)と衣類処理装置10の正常運転音とを比較して衣類処理装置10に運転異常が発生しているか否かを判定する。例えば、異常検知部81は、音入力部40により入力された音と衣類処理装置10の正常運転音とをスペクトラム分析し、特定周波数の出現回数が予め定められた閾値を上回る場合に、衣類処理装置10に運転異常が発生していると判定する。なお、このような判定手順は、例えば、国際公開第2015/068446などに開示されている。
さらに、この例では、異常検知部81は、センサ30により検知された情報に基づいて衣類処理装置10に運転異常が発生しているか否かを判定する。例えば、異常検知部81は、回転数センサ31により検知されたモータ21の回転数と予め定められた正常回転数とを比較し、モータ21の回転数が正常回転数を上回る場合に、衣類処理装置10に運転異常が発生していると判定する。
なお、衣類処理装置10の運転異常は、衣類処理装置10の運転を継続することができる運転異常(第1運転異常)と、衣類処理装置10の運転を継続することができない運転異常(第2運転異常)とに大別することができる。第1運転異常の例としては、回転槽14内における洗濯物の偏りにより回転槽14が正常に回転していない状態などが挙げられる。第2運転異常の例としては、モータ21が故障している状態などが挙げられる。
〈音声認識部〉
音声認識部82は、音入力部40により入力された音に対して音声認識を行うように構成されている。具体的には、音声認識部82は、音入力部40により入力された音を解析して情報(音に示された情報)を取得するように構成されている。
この例では、音声認識部82は、音入力部40により入力された音に対して予め定められた音成分を低下させるフィルタリング処理を行うように構成されている。具体的には、音声認識部82は、フィルタリング処理における遮断周波数帯域(振幅を低下させる周波数帯域)を任意の周波数帯域に設定することができるように構成されている。そして、音声認識部82は、フィルタリング処理により予め定められた音成分を低下させた音に対して音声認識(音の解析)を行うように構成されている。
なお、衣類処理装置10に与えられる指令は、衣類処理装置10の運転を制御するための指令(制御指令)と、衣類処理装置10に対する問合せのための指令(問合せ指令)とに大別することができる。制御指令の例としては、衣類処理装置10において予め準備された複数の運転コースのいずれか1つを指定するための指令や水槽13に貯留される水の量を指定するための指令などが挙げられる。問合せ指令の例としては、回転槽14に投入された洗濯物の重量を問合せるための指令などが挙げられる。
〈動作制御部〉
動作制御部83は、異常検知部81による異常検知の結果に応じて衣類処理装置10の動作を制御するように構成されている。この例では、動作制御部83は、異常検知部81による異常検知の結果と音声認識部82による音声認識の結果とに応じて衣類処理装置の動作を制御するように構成されている。
具体的には、動作制御部83は、異常検知部81により検知された衣類処理装置10の運転異常が予め定められた第1運転異常に該当する場合に、衣類処理装置10の運転異常が緩和されるように衣類処理装置10の動作を制御する。また、動作制御部83は、異常検知部81により検知された衣類処理装置10の運転異常が予め定められた第2運転異常に該当する場合に、衣類処理装置10の運転が停止するように衣類処理装置10の動作を制御する。
また、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令(衣類処理装置10の運転を制御するための指令)に該当する場合に、その制御指令に応じた運転が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。また、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令(衣類処理装置10に対する問合せのための指令)に該当する場合に、その問合せ指令に応じた回答が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。
また、この例では、動作制御部83は、衣類処理装置10の運転中に音声認識部82による音声認識が行われる場合に、音入力部40により入力された音に含まれる衣類処理装置10の運転音を低下させる運転音低下処理を行うように構成されている。
具体的には、この例では、動作制御部83は、運転音低下処理において、音入力部40に入力された音に含まれる運転音成分(衣類処理装置10の動作音に対応する音成分)が低下するように音声認識部82のフィルタリング処理において低下させる音成分を設定する。詳しくは、この例では、動作制御部83は、記憶部70に記憶された複数の運転音情報の中から衣類処理装置10の現在の運転状態に対応する運転音情報を検出し、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域(振幅を低下させる周波数帯域)をその検出された運転音情報に示された正常運転音(すなわち衣類処理装置10の現在の動作音)に対応する周波数帯域に設定する。
〔衣類処理装置の動作〕
次に、図3を参照して、実施形態1による衣類処理装置10の動作について説明する。この実施形態1による衣類処理装置10の動作は、衣類処理装置10に電源が投入されると行われる。
〈ステップS11〉
まず、動作制御部83は、音入力部40に音が入力されたか否かを判定する。音入力部40に音が入力されている場合には、ステップS12へ進み、そうでない場合には、ステップS14へ進む。
〈ステップS12,S13〉
音入力部40に音が入力されると、異常検知処理と音声認識処理とが行われる。この例では、異常検知処理が完了した後に音声認識処理が行われる。そして、音声認識処理が完了するとステップS11へ進む。なお、異常検知処理および音声認識処理については、後で詳しく説明する。
〈ステップS14〉
一方、音入力部40に音が入力されていない場合、動作制御部83は、操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられたか否かを判定する。操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられている場合には、ステップS15へ進み、そうでない場合には、ステップS16へ進む。
〈ステップS15〉
操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられると、動作制御部83は、操作表示部50または操作ボタン55に与えられた操作に応答して衣類処理装置10の動作を制御する。具体的には、動作制御部83は、衣類処理装置10の運転を制御するための操作が操作表示部50(または操作ボタン55)に与えられると、その操作に応じた運転が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。また、動作制御部83は、衣類処理装置10に対する問合せのための操作が操作表示部50(または操作ボタン55)に与えられると、その問合せ指令に応じた回答が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。次に、ステップS11へ進む。
〈ステップS16〉
音入力部40に音が入力されておらず、且つ、操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられていない場合、動作制御部83は、衣類処理装置10の電源を遮断すべきか否かを判定する。例えば、動作制御部83は、衣類処理装置10の運転が正常に完了している場合に、衣類処理装置10の電源を遮断すべきであると判定する。衣類処理装置10の電源を遮断すべきである場合には、ステップS17へ進み、そうでない場合には、ステップS11へ進む。
〈ステップS17〉
衣類処理装置10の電源を遮断すべきである場合、動作制御部83は、衣類処理装置10の電源を遮断する。これにより、処理が終了する。
〔異常検知処理〕
次に、図4を参照して、実施形態1の異常検知処理(図3に示したステップS12)について詳しく説明する。
〈ステップS21〉
まず、異常検知部81は、衣類処理装置10の正常運転音(衣類処理装置10の運転が正常である場合に発生する衣類処理装置10の運転音)を取得する。具体的には、異常検知部81は、記憶部70に記憶された複数の運転音情報の中から衣類処理装置10の現在の運転状態に対応する運転音情報を検出する。そして、異常検知部81は、その検出された運転音情報に示された衣類処理装置10の正常運転音と音入力部40により入力された音(衣類処理装置10の運転音)とを比較して衣類処理装置10の運転異常を検知する。
〈ステップS22〉
次に、動作制御部83は、異常検知部81による異常検知の結果に基づいて、衣類処理装置10に運転異常が発生しているか否かを判定する。衣類処理装置10に運転異常が発生している場合には、ステップS23へ進み、そうでない場合には、処理を終了する。
〈ステップS23〉
衣類処理装置10に運転異常が発生している場合、動作制御部83は、異常検知部81による異常検知の結果に基づいて、衣類処理装置10の運転を継続することができるか否かを判定する。具体的には、動作制御部83は、衣類処理装置10に発生している運転異常が第1運転異常に該当するか否かを判定する。衣類処理装置10の運転を継続することができる場合(衣類処理装置10の運転異常が第1運転異常に該当する場合)には、ステップS24へ進み、衣類処理装置10の運転を継続することができない場合(衣類処理装置10の運転異常が第2運転異常に該当する場合)には、ステップS25へ進む。
〈ステップS24〉
衣類処理装置10の運転を継続することができる場合、動作制御部83は、衣類処理装置10の運転異常が緩和されるように、衣類処理装置10の動作を制御する。例えば、動作制御部83は、モータ21の回転数が低下するようにモータ21の動作を制御してもよいし、単位時間当たりの給水量が低下するように給水弁22の開度を制御してもよいし、単位時間当たりの排水量が低下するように排水弁23の開度を制御してもよい。また、動作制御部83は、衣類処理装置10に運転異常が発生していることを通知するための情報(異常通知情報)を出力する。例えば、動作制御部83は、異常通知情報を操作表示部50に出力して衣類処理装置10に運転異常が発生していることを示す画像を操作表示部50に表示させてもよいし、異常通知情報を音出力部60に出力して衣類処理装置10に運転異常が発生していることを示す音声を音出力部60に出力させてもよい。また、動作制御部83は、異常検知部81により検知された衣類処理装置10の運転異常に関する情報(運転異常情報)を記憶部70に記憶するように構成されていてもよい。運転異常情報には、衣類処理装置10の運転異常の種別や発生時刻などが示されていてもよい。
〈ステップS25〉
一方、衣類処理装置10の運転を継続することができない場合、動作制御部83は、衣類処理装置10の運転が停止するように、衣類処理装置10の動作を制御する。例えば、動作制御部83は、モータ21を停止させて回転槽14の回転を停止させ、給水弁22を閉状態にして水槽13への給水を停止させ、排水弁23を開状態にして水槽13に貯留された水を強制的に排出させる。また、動作制御部83は、ステップS24と同様に、衣類処理装置10に運転異常が発生していることを通知するための情報(異常通知情報)を出力する。また、動作制御部83は、ステップS24と同様に、運転異常情報を記憶部70に記憶するように構成されていてもよい。
〔音声認識処理〕
次に、図5を参照して、実施形態1の音声認識処理(図3に示したステップS13)について詳しく説明する。
〈ステップS31〉
まず、動作制御部83は、衣類処理装置10が運転しているか否かを判定する。衣類処理装置10が運転している場合には、ステップS32へ進み、衣類処理装置10が運転していない場合には、ステップS33へ進む。
〈ステップS32〉
衣類処理装置10が運転している場合、動作制御部83は、運転音低下処理(音入力部40により入力された音に含まれる衣類処理装置10の運転音を低下させる)を行う。この例では、動作制御部83は、記憶部70に記憶された複数の運転音情報の中から衣類処理装置10の現在の運転状態に対応する運転音情報を検出し、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域(振幅を低下させる周波数帯域)をその検出された運転音情報に示された正常運転音に対応する周波数帯域に設定する。次に、ステップS34へ進む。
〈ステップS33〉
一方、衣類処理装置10が運転していない場合、動作制御部83は、運転音低下処理を行うことなく、音声認識部82における音声認識に関する設定を初期状態に設定する。この例では、動作制御部83は、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域を予め定められた初期値(例えば操作者の音声に対して音声認識を行うのに適した周波数帯域)に設定する。次に、ステップS34へ進む。
〈ステップS34〉
次に、音声認識部82は、音入力部40により入力された音を解析して情報(音に示された情報)を取得する。この例では、音声認識部82は、音入力部40により入力された音に対してフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理が施された音に対して音声認識(音の解析)を行う。
〈ステップS35〉
次に、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令(衣類処理装置10の運転を制御するための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合には、ステップS36へ進み、そうでない場合には、ステップS37へ進む。
〈ステップS36〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合、動作制御部83は、制御指令に応じた運転が行われるように、衣類処理装置10の動作を制御する。
〈ステップS37〉
一方、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当しない場合、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令(衣類処理装置10に対する問合せのための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合には、ステップS38へ進み、そうでない場合(すなわち音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令にも問合せ指令にも該当しない場合)には、処理を終了する。
〈ステップS38〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合、動作制御部83は、問合せ指令に応じた回答が行われるように、衣類処理装置10の動作を制御する。例えば、動作制御部83は、問合せ指令に応じた回答を示す情報(回答情報)を操作表示部50に出力して問合せ指令に応じた回答を示す画像を操作表示部50に表示させるように構成されている。なお、動作制御部83は、回答情報を音出力部60に出力して問合せ指令に応じた回答を示す音声を音出力部60に出力させるように構成されていてもよい。
〔実施形態1による効果〕
以上のように、音入力部40により入力された音(衣類処理装置10の運転音)に基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知を行い、その異常検知の結果に基づいて衣類処理装置10の動作を制御することにより、衣類処理装置10の運転音に基づいて衣類処理装置10の運転異常に対応することができる。これにより、衣類処理装置10の故障の軽減および安全運転の継続を実現することができる。
例えば、モータ21の回転数のみに基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知する場合、回転槽14に異物(例えばスマートフォンなど)が混入した状態で衣類処理装置10の運転が継続されるという運転異常を検知することができないが、この実施形態1による衣類処理装置10では、衣類処理装置10の運転音に基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知しているので、上記のような運転異常にも対応することができる。
また、音入力部40により入力された音(操作者の音声)に対して音声認識を行い、その音声認識の結果に応じて衣類処理装置10の動作を制御することにより、操作者の音声による指令に応じて衣類処理装置10を動作させることができる。
また、衣類処理装置10の運転中に音声認識が行われる場合に運転音低下処理(音入力部40により入力された音に含まれる衣類処理装置10の運転音を低下させる処理)を行うことにより、音声認識の精度を向上させることができる。
また、音入力部40により入力された音とセンサ30により検知された情報とに基づいて衣類処理装置10の異常検知(運転異常の検知)を行うことにより、音入力部40により入力された音のみに基づいて異常検知を行う場合よりも、衣類処理装置10の異常検知の精度を向上させることができる。
なお、衣類処理装置10の動作には、衣類処理装置10を運転するための動作(例えばモータ21の駆動など)の他に、異常通知情報や回答情報などの情報を出力する動作や、運転異常情報などの情報を記憶する動作などが含まれている。
(実施形態2)
実施形態2による衣類処理装置10は、制御部80の動作が実施形態1による衣類処理装置10と異なっている。実施形態2による衣類処理装置10のその他の構成は、実施形態1による衣類処理装置10の構成と同様となっている。
実施形態2では、異常検知部81および音声認識部82は、一方が動作している場合に他方が休止するように構成されている。この例では、音声認識部82は、衣類処理装置10の運転が行われていない場合に動作し、異常検知部81は、衣類処理装置10の運転が行われている場合に動作する。そして、実施形態1と同様に、動作制御部83は、異常検知部81による異常検知の結果と音声認識部82による音声認識の結果とに応じて衣類処理装置の動作を制御する。なお、実施形態2の異常検知部81による異常検知および音声認識部82による音声認識は、実施形態1と同様となっている。
〔衣類処理装置の動作〕
次に、図6を参照して、実施形態2による衣類処理装置10の動作について説明する。この実施形態2による衣類処理装置10の動作は、衣類処理装置10に電源が投入されると行われる。
〈ステップS41〉
まず、動作制御部83は、異常検知部81および音声認識部82の動作モードを音声認識モードに設定する。音声認識モードでは、異常検知部81が休止して音声認識部82が動作する。
〈ステップS42〉
次に、動作制御部83は、音入力部40に音が入力されたか否かを判定する。音入力部40に音が入力されている場合には、ステップS43へ進み、そうでない場合には、ステップS45へ進む。
〈ステップS43〉
音入力部40に音が入力されると、音声認識処理が行われる。そして、音声認識処理が完了するとステップS44へ進む。なお、この音声認識処理については、後で詳しく説明する。
〈ステップS44〉
次に、動作制御部83は、衣類処理装置10が運転しているか否かを判定する。衣類処理装置10が運転している場合には、ステップS51(図7)へ進み、衣類処理装置10が運転していない場合には、ステップS42へ進む。
〈ステップS45〉
一方、音入力部40に音が入力されていない場合、動作制御部83は、操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられたか否かを判定する。操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられている場合には、ステップS46へ進み、そうでない場合には、ステップS47へ進む。
〈ステップS46〉
操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられると、動作制御部83は、図3に示したステップS15と同様に、操作表示部50または操作ボタン55に与えられた操作に応答して衣類処理装置10の動作を制御する。次に、ステップS44へ進む。
〈ステップS47〉
音入力部40に音が入力されておらず、且つ、操作表示部50または操作ボタン55に操作が与えられていない場合、動作制御部83は、衣類処理装置10の電源を遮断すべきか否かを判定する。衣類処理装置10の電源を遮断すべきである場合には、ステップS48へ進み、そうでない場合には、ステップS44へ進む。
〈ステップS48〉
衣類処理装置10の電源を遮断すべきである場合、動作制御部83は、図3に示したステップS17と同様に、衣類処理装置10の電源を遮断する。これにより、処理が終了する。
〈ステップS51〉
ステップS44(図6)において衣類処理装置10が運転している場合、動作制御部83は、異常検知部81および音声認識部82の動作モードを異常検知モードに設定する。異常検知モードでは、異常検知部81が動作して音声認識部82が休止する。
〈ステップS52〉
次に、動作制御部83は、音入力部40に音が入力されたか否かを判定する。音入力部40に音が入力されている場合には、ステップS53へ進み、そうでない場合には、ステップS54へ進む。
〈ステップS53〉
音入力部40に音が入力されると、異常検知処理が行われる。そして、異常検知処理が完了するとステップS54へ進む。なお、この異常検知処理は、図4に示した異常検知処理と同様である。
〈ステップS54〉
次に、動作制御部83は、衣類処理装置10が運転しているか否かを判定する。衣類処理装置10が運転している場合には、ステップS52へ進み、衣類処理装置10が運転していない場合には、ステップS41(図7)へ進む。
〔音声認識処理〕
次に、図8を参照して、実施形態2の音声認識処理(図6に示したステップS43)について詳しく説明する。この実施形態2の音声認識処理では、図5に示したステップS31〜S33が省略されている。
〈ステップS34〉
まず、音声認識部82は、音入力部40により入力された音を解析して情報(音に示された情報)を取得する。この例では、音声認識部82は、音入力部40により入力された音に対してフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理が施された音に対して音声認識(音の解析)を行う。なお、音声認識部82における音声認識に関する設定は、初期状態に設定されている。具体的には、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域は、予め定められた初期値(例えば操作者の音声に対して音声認識を行うのに適した周波数帯域)に設定されている。
〈ステップS35〉
次に、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令(衣類処理装置10の運転を制御するための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合には、ステップS36へ進み、そうでない場合には、ステップS37へ進む。
〈ステップS36〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合、動作制御部83は、制御指令に応じた運転が行われるように、衣類処理装置10の動作を制御する。
〈ステップS37〉
一方、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当しない場合、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令(衣類処理装置10に対する問合せのための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合には、ステップS38へ進み、そうでない場合(すなわち音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令にも問合せ指令にも該当しない場合)には、処理を終了する。
〈ステップS38〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合、動作制御部83は、問合せ指令に応じた回答が行われるように、衣類処理装置10の動作を制御する。
〔実施形態2による効果〕
以上のように、異常検知部81および音声認識部82を一方が動作している場合に他方が休止するように構成することにより、処理を単純化することができ、計算負荷を軽減することができる。また、操作を意図しない会話やテレビの音声などに対して誤動作を防止することができる。
また、衣類処理装置10の運転が行われていない場合に音声認識部82を動作させることにより、音声認識において雑音となる衣類処理装置10の運転音が発生していない状態で音声認識を行うことができる。これにより、音声認識を効果的に行うことができる。
また、衣類処理装置10の運転が行われている場合に異常検知部81を動作させることにより、異常検知の対象となる衣類処理装置10の運転音が発生している状態で異常検知を行うことができる。これにより、異常検知を効果的に行うことができる。
(実施形態3)
図9は、実施形態3による衣類処理装置10の構成を例示している。実施形態3による衣類処理装置10は、図2に示した実施形態1による衣類処理装置10の構成に加えて、接近センサ36を備えている。接近センサ36は、衣類処理装置10に操作者が接近したことを検知するように構成されている。例えば、接近センサ36は、人感センサによって構成されている。
実施形態3では、異常検知部81および音声認識部82は、衣類処理装置10の運転中に予め定められた切換条件が成立すると、異常検知部81が動作して音声認識部82が休止する異常検知モードから異常検知部81が休止して音声認識部82が動作する音声認識モードに切り換えられる。
具体的には、実施形態3では、異常検知部81および音声認識部82は、以下の第1条件と第2条件と第3条件のうち少なくとも1つが成立すると、異常検知モードから音声認識モードに切り換えられる。第1条件は、音入力部40に入力された音が予め定められた特定音に該当するという条件である。なお、特定音の例としては、拍手により発生する音や口笛により発生する音などが挙げられる。第2条件は、異常検知モードから音声認識モードへ切り換えるための操作が操作部(この例では操作表示部50の操作部51または操作ボタン55)に与えられたという条件である。第3条件は、接近センサ36により衣類処理装置10に操作者が接近したことが検知されたという条件である。
また、実施形態3では、異常検知部81および音声認識部82は、衣類処理装置10の運転中に予め定められた復帰条件が成立すると、異常検知部81が休止して音声認識部82が動作する音声認識モードから異常検知部81が動作して音声認識部82が休止する異常検知モードに切り換えられる。なお、復帰条件は、例えば、衣類処理装置10の運転中に切換条件が成立して異常検知モードから音声認識モードへ切り換えられた時点から予め定められた音声認識処理時間が経過するという条件である。
〔衣類処理装置の動作〕
次に、実施形態3による衣類処理装置10の動作について説明する。この実施形態3による衣類処理装置10の動作では、図7に示した処理に代えて、図10および図11に示した処理が行われる。図10に示した処理では、ステップS51とステップS52との間にステップS61が行われる。
〈ステップS61〉
ステップS51において異常検知部81および音声認識部82の動作モードが異常検知モードに設定された場合(またはステップS54において衣類処理装置10が運転している場合)に、動作制御部83は、予め定められた切換条件(この例では第1条件と第2条件と第3条件の少なくとも1つ)が成立しているか否かを判定する。切換条件が成立している場合には、ステップS71(図11)へ進み、切換条件が成立していない場合には、ステップS52へ進む。
〈ステップS71〉
ステップS61(図10)において切換条件が成立すると、動作制御部83は、異常検知部81および音声認識部82の動作モードを音声認識モードに設定する。音声認識モードでは、異常検知部81が休止して音声認識部82が動作する。
〈ステップS72〉
次に、動作制御部83は、予め定められた復帰条件(この例では切換条件が成立して異常検知モードから音声認識モードへ切り換えられた時点から音声認識処理時間が経過するという条件)が成立しているか否かを判定する。復帰条件が成立していない場合には、ステップS73へ進み、復帰条件が成立している場合には、ステップS80へ進む。
〈ステップS73〉
復帰条件が成立していない場合、動作制御部83は、運転音低下処理(音入力部40により入力された音に含まれる衣類処理装置10の運転音を低下させる処理)を行う。この例では、動作制御部83は、記憶部70に記憶された複数の運転音情報の中から衣類処理装置10の現在の運転状態に対応する運転音情報を検出し、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域(振幅を低下させる周波数帯域)をその検出された運転音情報に示された正常運転音に対応する周波数帯域に設定する。
〈ステップS74〉
次に、動作制御部83は、音入力部40に音が入力されたか否かを判定する。音入力部40に音が入力されている場合には、ステップS75へ進み、そうでない場合には、ステップS72へ進む。
〈ステップS75〉
音入力部40に音が入力されている場合、音声認識部82は、音入力部40により入力された音を解析して情報(音に示された情報)を取得する。この例では、音声認識部82は、音入力部40により入力された音に対してフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理が施された音に対して音声認識(音の解析)を行う。
〈ステップS76〉
次に、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令(衣類処理装置10の運転を制御するための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合には、ステップS77へ進み、そうでない場合には、ステップS78へ進む。
〈ステップS77〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当する場合、動作制御部83は、図5に示したステップS36と同様に、制御指令に応じた運転が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。次に、ステップS72へ進む。
〈ステップS78〉
一方、音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令に該当しない場合、動作制御部83は、音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令(衣類処理装置10に対する問合せのための指令)に該当するか否かを判定する。音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合には、ステップS79へ進み、そうでない場合(すなわち音声認識部82の音声認識により得られた情報が制御指令にも問合せ指令にも該当しない場合)には、ステップS72へ進む。
〈ステップS79〉
音声認識部82の音声認識により得られた情報が問合せ指令に該当する場合、動作制御部83は、図5に示したステップS38と同様に、問合せ指令に応じた回答が行われるように衣類処理装置10の動作を制御する。次に、ステップS72へ進む。
〈ステップS80〉
ステップS72において復帰条件が成立している場合、衣類処理装置10が運転していない場合、動作制御部83は、音声認識部82における音声認識に関する設定を初期値に設定する。この例では、動作制御部83は、音声認識部82のフィルタリング処理における遮断周波数帯域を予め定められた初期値(例えば操作者の音声に対して音声認識を行うのに適した周波数帯域)に設定する。
〈ステップS81〉
次に、動作制御部83は、異常検知部81および音声認識部82の動作モードを異常検知モードに設定する。異常検知モードでは、異常検知部81が動作して音声認識部82が休止する。次に、ステップS61(図10)へ進む。
〔実施形態3による効果〕
以上のように、衣類処理装置10の運転中に切換条件が成立した場合に異常検知モード(異常検知部81が動作して音声認識部82が休止する動作モード)から音声認識モード(異常検知部81が休止して音声認識部82が動作する動作モード)に切り換えることにより、衣類処理装置10の運転中に音声認識を行うことができる。
(実施形態3の変形例)
なお、実施形態3において、動作制御部83は、次のように構成されていてもよい。すなわち、動作制御部83は、運転音低下処理において、衣類処理装置10の運転音が低下するように衣類処理装置10の運転を制御するように構成されていてもよい。例えば、動作制御部83は、モータ21の回転数が低下するようにモータ21の動作を制御してもよいし、単位時間当たりの給水量が低下するように給水弁22の開度を制御してもよいし、単位時間当たりの排水量が低下するように排水弁23の開度を制御してもよい。
具体的には、動作制御部83は、図11に示したステップS73において衣類処理装置10の運転音が低下するように衣類処理装置10の運転を制御する。また、動作制御部83は、図11に示したステップS80において衣類処理装置10の運転音が元に戻るように衣類処理装置10の運転を制御する。例えば、動作制御部83は、モータ21の回転数や単位時間当たりの給水量や単位時間当たりの排水量が元の状態(運転音低下処理が行われる前の状態)に戻るようにモータ21や給水弁22や排水弁23の動作を制御してもよい。
(実施形態4)
図12は、実施形態4による衣類処理システムの構成を例示している。この衣類処理システムは、サーバ90と衣類処理装置10とを備えている。サーバ90および衣類処理装置10は、通信ネットワークを経由して互いに接続されている。
〔サーバ〕
サーバ90は、衣類処理装置10を管理するように構成されている。また、サーバ90は、衣類処理装置10と通信可能に構成されている。例えば、サーバ90は、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。
また、この例では、サーバ90は、異常検知部81と音声認識部82とを有している。すなわち、異常検知部81と音声認識部82は、ソフトウェアにより実現されており、サーバ90の機能の一部を構成している。
サーバ90(具体的には異常検知部81)は、後述する衣類処理装置10から送信された音情報(音入力部40により入力された音を示す情報)に基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知するように構成されている。また、この例では、サーバ90(具体的には音声認識部82)は、後述する衣類処理装置10から送信された音情報(音入力部40により入力された音を示す情報)に対して音声認識を行うように構成されている。
なお、実施形態4の異常検知部81および音声認識部82の動作は、実施形態1や実施形態2や実施形態3の異常検知部81および音声認識部82の動作と同様となっている。
そして、サーバ90は、異常検知の結果を示す検知結果情報を衣類処理装置10に送信するように構成されている。また、この例では、サーバ90は、音声認識の結果を示す認識結果情報を衣類処理装置10に送信するように構成されている。
〔衣類処理装置〕
図13は、実施形態4の衣類処理装置10の構成を例示している。実施形態4の衣類処理装置10は、図2に示した実施形態1の衣類処理装置10の構成に加えて、情報送信部71と情報受信部72とを備えている。また、実施形態4では、制御部80は、動作制御部83を有している。なお、実施形態4の衣類処理装置10のその他の構成は、実施形態1の衣類処理装置10の構成と同様となっている。
情報送信部71は、音入力部40により入力された音を示す音情報をサーバ90に送信するように構成されている。
情報受信部72は、サーバ90から送信された検知結果情報(サーバ90による異常検知の結果を示す情報)を受信するように構成されている。また、この例では、情報受信部72は、サーバ90から送信された認識結果情報(サーバ90による音声認識の結果を示す情報)を受信するように構成されている。
動作制御部83は、情報受信部72により受信された検知結果情報に示されたサーバ90による異常検知の結果に応じて衣類処理装置10の動作を制御するように構成されている。この例では、動作制御部83は、情報受信部72により受信された検知結果情報に示されたサーバ90による異常検知の結果と情報受信部72により受信された認識結果情報に示されたサーバ90による音声認識の結果とに応じて衣類処理装置10の動作を制御するように構成されている。なお、実施形態4の動作制御部83の動作は、実施形態1や実施形態2や実施形態3の動作制御部83の動作と同様となっている。
〔実施形態4による効果〕
実施形態4の衣類処理装置10では、実施形態1や実施形態2や実施形態3の衣類処理装置10と同様の効果を得ることができる。例えば、音入力部40により入力された音(衣類処理装置10の運転音)に基づいて衣類処理装置10の運転異常を検知を行い、その異常検知の結果に基づいて衣類処理装置10の動作を制御することにより、衣類処理装置10の運転音に基づいて衣類処理装置10の運転異常に対応することができる。これにより、衣類処理装置10の故障の軽減および安全運転の継続を実現することができる。
(その他の実施形態)
なお、以上の説明では、音入力部40が異常検知部81のために使用される第1音センサ41と音声認識部82のために使用される第2音センサ42とによって構成されている場合を例に挙げたが、図14に示すように、音入力部40は、異常検知部81および音声認識部82の両方に使用される音センサ45によって構成されていてもよい。音センサ45は、衣類処理装置10の運転音および操作者の音(音声)の両方を入力するように構成されている。
以上のように、音入力部40を異常検知部81および音声認識部82の両方に使用される音センサ45によって構成することにより、音入力部40を異常検知部81に使用される第1音センサ41と音声認識部82に使用される第2音センサ42とで構成する場合よりも、衣類処理装置10の部品点数を削減することができる。
また、以上の説明において、音入力部40から出力される音情報(音データ)は、音入力部40に入力された音の波形を示す情報(ロウデータ)であってもよいし、音入力部40に入力された音の波形の特徴を示す情報(例えば周波数構成を示す情報)であってもよい。これと同様に、運転音情報は、衣類処理装置10の正常運転音の波形を示す情報であってもよいし、衣類処理装置10の正常運転音の波形の特徴を示す情報であってもよい。
また、衣類処理装置10が洗濯運転を行う洗濯機を構成している場合を例に挙げたが、衣類処理装置10は、洗濯運転と乾燥運転を行う洗濯乾燥機を構成するものであってもよい。また、衣類処理装置10がドラム式洗濯機を構成している場合を例に挙げたが、衣類処理装置10は、その他の方式の洗濯機を構成するものであってもよいし、衣類を乾燥させる衣類乾燥機を構成するものであってもよい。
また、以上の実施形態および変形例を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、この発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、衣類を処理する衣類処理装置として有用である。
10 衣類処理装置
11 筐体
12 開閉扉
13 水槽
14 回転槽
15 給水管
16 排水管
21 モータ
22 給水弁
23 排水弁
30 センサ
31 回転数センサ
32 電流センサ
33 水量センサ
34 水温センサ
35 加速度センサ
36 接近センサ
40 音入力部
41 第1音センサ
42 第2音センサ
45 音センサ
50 操作表示部
51 操作部
52 表示部
55 操作ボタン
60 音出力部
70 記憶部
71 情報送信部
72 情報受信部
80 制御部
81 異常検知部
82 音声認識部
83 動作制御部

Claims (17)

  1. 衣類を処理する衣類処理装置であって、
    前記衣類処理装置の運転音を入力するように構成された音入力部と、
    前記音入力部により入力された音に基づいて前記衣類処理装置の運転異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部による異常検知の結果に応じて前記衣類処理装置の動作を制御する動作制御部とを備えている
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  2. 請求項1において、
    音声認識部を備え、
    前記音入力部は、前記衣類処理装置の運転音と操作者の音声とを入力するように構成され、
    前記音声認識部は、前記音入力部により入力された音に対して音声認識を行い、
    前記動作制御部は、前記異常検知部による異常検知の結果と前記音声認識部による音声認識の結果とに応じて前記衣類処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記動作制御部は、前記衣類処理装置の運転中に前記音声認識部による音声認識が行われる場合に、前記音入力部により入力された音に含まれる該衣類処理装置の運転音を低下させる運転音低下処理を行う
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記音声認識部は、前記音入力部により入力された音に対して予め定められた音成分を低下させるフィルタリング処理を行うように構成され、
    前記運転音低下処理では、前記動作制御部は、前記音入力部に入力された音に含まれる前記衣類処理装置の動作音に対応する音成分が低下するように該音声認識部のフィルタリング処理において低下させる音成分を設定する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記運転音低下処理では、前記動作制御部は、前記衣類処理装置の運転音が低下するように該衣類処理装置の運転を制御する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項において、
    前記異常検知部および前記音声認識部は、一方が動作している場合に他方が休止するように構成されている
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記音声認識部は、前記衣類処理装置の運転が行われていない場合に動作する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  8. 請求項6または7において、
    前記異常検知部は、前記衣類処理装置の運転が行われている場合に動作する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  9. 請求項6または7において、
    前記異常検知部および前記音声認識部は、前記衣類処理装置の運転中に予め定められた切換条件が成立すると、該異常検知部が動作して該音声認識部が休止する異常検知モードから該異常検知部が休止して該音声認識部が動作する音声認識モードに切り換えられる
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  10. 請求項9において、
    前記異常検知部および前記音声認識部は、前記音入力部に入力された音が予め定められた特定音に該当するという条件が成立すると、前記異常検知モードから前記音声認識モードに切り換えられる
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  11. 請求項9または10において、
    操作者による操作が与えられる操作部を備え、
    前記異常検知部および前記音声認識部は、前記異常検知モードから前記音声認識モードへ切り換えるための操作が前記操作部に与えられたという条件が成立すると、該異常検知モードから該音声認識モードに切り換えられる
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項において、
    前記衣類処理装置に操作者が接近したことを検知する接近センサを備え、
    前記異常検知部および前記音声認識部は、前記接近センサにより前記衣類処理装置に操作者が接近したことが検知されたという条件が成立すると、該異常検知モードから該音声認識モードに切り換えられる
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  13. 請求項2〜12のいずれか1項において、
    前記音入力部は、前記異常検知部および前記音声認識部の両方に使用される音センサによって構成されている
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  14. 請求項2〜13のいずれか1項において、
    前記動作制御部は、前記音声認識部の音声認識により得られた情報が前記衣類処理装置の運転を制御するための制御指令に該当する場合に、該制御指令に応じた運転が行われるように該衣類処理装置の動作を制御し、該音声認識部の音声認識により得られた情報が該衣類処理装置に対する問合せのための問合せ指令に該当する場合に、該問合せ指令に応じた回答が行われるように該衣類処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項において、
    前記動作制御部は、前記異常検知部により検知された前記衣類処理装置の運転異常が予め定められた第1運転異常に該当する場合に、該衣類処理装置の運転異常が緩和されるように該衣類処理装置の動作を制御し、該異常検知部により検知された該衣類処理装置の運転異常が予め定められた第2運転異常に該当する場合に、該衣類処理装置の運転が停止するように該衣類処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項において、
    前記衣類処理装置の運転状況に関する情報を検知するセンサを備え、
    前記異常検知部は、前記音入力部により入力された音と前記センサにより検知された情報とに基づいて前記衣類処理装置の運転異常を検知する
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  17. 衣類を処理する衣類処理装置であって、
    前記衣類処理装置の運転音を入力するように構成された音入力部と、
    前記音入力部により入力された音を示す音情報を、該音情報に基づいて前記衣類処理装置の運転異常を検知するサーバに送信する情報送信部と、
    前記サーバによる異常検知の結果を示す検知結果情報を受信する情報受信部と、
    前記情報受信部により受信された検知結果情報に示された前記サーバによる異常検知の結果に応じて前記衣類処理装置の動作を制御する動作制御部とを備えている
    ことを特徴とする衣類処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110552156A (zh) * 2019-09-11 2019-12-10 长虹美菱股份有限公司 一种基于麦克风判断偏心的脱水控制方法

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