JP2019117686A - 車両用温度調整システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる車両用温度調整システムを提供する。【解決手段】恒温ユニット(車載エアコン)と、鉛蓄電池、ニッケル水素、電池、リチウム電池などのバッテリ装置2と、を含む車両用温度調整システム1であって、恒温ユニット及び恒温ユニットに熱伝導可能に接続された接続部材(リアエアコンダクト)3の少なくともいずれか一方と、バッテリ装置2と、のそれぞれにおいて、これらが対向する領域2a、3aの少なくとも一部に放熱性皮膜5が設けられている。放熱性皮膜5は、ポリアミドイミド、ポリイミド等の放射率が0.6以上、好ましくは0.8以上の材質で形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用温度調整システムに関する。
近年、自動車などの車両にはリチウムイオン電池などの蓄電池がますます多く搭載されるようになってきている。蓄電池は、一般的に高温に弱く、低温では適切に出力できなくなる、という特性がある。しかしながら、車両において、蓄電池を配置可能なスペースの温度は、寒冷地で使用する場合には−15℃程度まで下がることがあり、炎天下にさらされている場合や周辺に発熱体がある場合には60℃を超えることがある。このため、車両に搭載される蓄電池は、動作中、適切な温度範囲に維持されるように温度制御される必要がある。特許文献1には、所定の温度範囲に温度調整されるように構成されたバッテリ装置を備えた車両が開示されている。
特開2009−123371号公報
上述したように、蓄電池は適切な温度範囲に維持される必要がある。しかしながら、車両に搭載される場合、省エネ性の観点から、蓄電池の温度調整に要する電力が増大するのをできるだけ抑制する必要がある。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、蓄電池の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる車両用温度調整システムを提供することを目的とする。
本発明は、車両用温度調整システムであって、少なくとも車両の動作中に所定の温度範囲に維持されている恒温ユニットと、バッテリ装置と、を含む車両用温度調整システムであって、前記恒温ユニット及び前記恒温ユニットに熱伝導可能に接続された接続部材の少なくともいずれか一方と、前記バッテリ装置と、のそれぞれにおいて、これらが対向する領域の少なくとも一部に放熱性皮膜が設けられているものである。
バッテリ装置における放熱性皮膜が設けられている部分と、恒温ユニットにおける放熱性皮膜が設けられている部分と、は対向している。このため、バッテリ装置における放熱性皮膜が設けられている部分と、恒温ユニットにおける放熱性皮膜が設けられている部分と、は、放射による熱のやり取りによって互いの温度が等しくなろうとする。つまり、バッテリ装置は、恒温ユニットとの放射による熱のやり取りにより温度調整される。恒温ユニットが所望の温度範囲にあるので、バッテリ装置が温度を制御する別途の制御装置を有していなくても、バッテリ装置の温度は所望の温度範囲に調整される。よって、バッテリ装置の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
さらに、前記恒温ユニットの温度を制御するための第1制御装置をさらに有するものである。恒温ユニットは、第1制御装置により温度制御されることにより、少なくとも車両の動作中に、所定の範囲に維持されるように適切に制御される。これにより、バッテリ装置は、少なくとも車両の動作中に所定の温度範囲に維持されるように適切に温度調整される。
さらに、前記恒温ユニットは車載エアコン装置である。車載エアコンは、少なくとも車両の動作中に、所定の範囲に維持されるように適切に制御されている。バッテリ装置は、放熱性皮膜を介して、車載エアコンに熱伝導可能に接続された接続部材であるエアコンダクトと放射による熱のやり取りをすることによって、少なくとも車両の動作中に所定の温度範囲に維持されるように適切に温度調整される。
さらに、前記恒温ユニットは、前記バッテリ装置とは異なる第2バッテリ装置である。第2バッテリ装置は、少なくとも車両の動作中に、所定の範囲に維持されるように適切に制御されている。バッテリ装置は、放熱性皮膜を介して、第2バッテリ装置と放射による熱のやり取りをすることによって、少なくとも車両の動作中に所定の温度範囲に維持されるように適切に温度調整される。
さらに、前記バッテリ装置の温度を制御するための第2制御装置をさらに有するものである。バッテリ装置は、第2制御装置をメインの温度調整機構、放熱性皮膜を介しての恒温ユニットによる温度調整機構を補助の温度調整機構としている。このため、バッテリ装置を第2制御装置のみで温度調整する場合に対し、バッテリ装置の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
さらに、前記バッテリ装置における発熱体と対向する領域の少なくとも一部には、反射率を高くする処理が施されているものである。バッテリ装置における、発熱体と対向する領域の少なくとも一部に、反射率を高くする処理が施されていると、発熱体から放射された熱の大部分は、バッテリ装置に吸収されることなく反射される。これにより、バッテリ装置が、発熱体から熱を受けて温度が上昇するのを抑制することができる。
本発明によれば、バッテリ装置の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
実施の形態1にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態2にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態3にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態4にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態5にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態6にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。 実施の形態7にかかる車両用温度調整システムの概略構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。なお、図中に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。車両において、x軸の正側が前側、x軸の負側が後側、y軸の正側が左側、y軸の負側が右側、z軸の正側が上側、z軸の負側が下側である。
[実施の形態1]
まず、図1を参照して実施の形態1にかかる車両用温度調整システムの概略構成について説明する。
図1は、車両用温度調整システム1の概略構成を示す模式図である。図1において、車両用温度調整システム1は、自動車の運転室内における、運転席21と助手席22との間にあるコンソールボックス10の内部に配置されている。図1に示すように、車両用温度調整システム1は、バッテリ装置2と、リアエアコンダクト3と、を備えている。
バッテリ装置2は、車両の各種電装品に電力を供給するためのもので、コンソールボックス10の内部におけるアンダーボディ11の上方に配置されている。バッテリ装置2は、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの蓄電池である。
リアエアコンダクト3は、恒温ユニット(電子ユニット)としての車載エアコン装置に熱伝導可能に接続された接続部材である。ここで、恒温ユニットとは、少なくとも車両の動作中に所定の範囲に維持されているものであることを意味する。リアエアコンダクト3は、コンソールボックス10の内部におけるバッテリ装置2の上方に配置されている。車載エアコン装置は制御ECUによって温度制御されている。このため、車載エアコン装置の動作中、リアエアコンダクト3には車載エアコン装置から吹き出された風が流れる。
外気温が高く運転室内の温度が高くなる場合には、少なくとも運転者が乗車している間、リアエアコンダクト3には、車載エアコン装置から吹き出された20〜30℃程度の風が常に流れると想定される。反対に、外気温が低く運転室内の温度が低くなる場合、少なくとも運転者が乗車している間、リアエアコンダクト3には、車載エアコン装置から吹き出された0〜20℃程度の風が常に流れると想定される。すなわち、リアエアコンダクト3は、車両の動作中に0〜40℃の温度範囲に維持されていると想定される。
バッテリ装置2における、リアエアコンダクト3と対向する領域2aの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、リアエアコンダクト3における、バッテリ装置2と対向する領域3aにも放熱性皮膜5が設けられている。ここで、放熱性皮膜5は、放射率が、0.6以上、好ましくは0.8以上の材質で形成されている。放熱性皮膜5は、例えばポリアミドイミド、ポリイミド等で形成されている。なお、ポリアミドイミドの放射率は0.8〜0.9程度である。
放熱性皮膜5は、バッテリ装置2における領域2a、および、リアエアコンダクト3における領域3aに直接貼り付けられていてもよいし、接着剤を介して貼り付けられていてもよい。放熱性皮膜5の厚さは、10〜100μmであることが好ましい。放熱性皮膜5の厚さが10μm未満の場合、充分な放熱性が得られない。一方、放熱性皮膜5の厚さが100μmを超えると、放熱性がほとんど向上しなくなり、コストパフォーマンスが低下する。
上述したように、バッテリ装置2における領域2aに設けられた放熱性皮膜5と、リアエアコンダクト3における領域3aに設けられた放熱性皮膜5と、は、放射率が比較的高い材質(例えば放射率0.8〜0.9程度)で形成されている。このため、領域2aと領域3aとは、放射による熱のやり取りによって互いの温度が等しくなろうとする。つまり、バッテリ装置2における領域2aは、放射による熱のやり取りにより、0〜40℃の温度範囲に維持されているリアエアコンダクト3の領域3aに等しくなるように温度調整される。リアエアコンダクト3の温度が所望の温度範囲にあるので、バッテリ装置2が温度を制御する別途の制御装置を有していなくても、バッテリ装置2の温度は所望の温度範囲に調整される。よって、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
[実施の形態2]
図2は、実施の形態2にかかる車両用温度調整システム101の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、車両用温度調整システム101は、コンソールボックス10の内部においてDDC(DCDCコンバータ)4を備えていること以外、図1に示す、実施の形態1にかかる車両用温度調整システム1の構成と同じである。DDC4は発熱体であるため、コンソールボックス10の内部におけるアンダーボディ11の上方に配置されている。
上述した図1に示す構成の場合と同様に、バッテリ装置2における、リアエアコンダクト3と対向する領域2aの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、リアエアコンダクト3における、バッテリ装置2と対向する領域3aにも放熱性皮膜5が設けられている。これにより、上述した図1に示す構成の場合と同様に、バッテリ装置2の温度は所望の温度範囲に調整され、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。さらに、図2に示す構成では、発熱体であるDDC4をバッテリ装置2から離して配置しているので、DDC4の熱がバッテリ装置2に伝わるのを抑制することができる。
[実施の形態3]
図3は、実施の形態3にかかる車両用温度調整システム201の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、リアエアコンダクト3は、コンソールボックス10の内部におけるアンダーボディ11の上方に配置されている。バッテリ装置2は、コンソールボックス10の内部におけるリアエアコンダクト3の上方に配置されている。
上述した図1に示す構成の場合と同様に、バッテリ装置2における、リアエアコンダクト3と対向する領域2aの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、リアエアコンダクト3における、バッテリ装置2と対向する領域3aにも放熱性皮膜5が設けられている。これにより、上述した図1に示す構成の場合と同様に、バッテリ装置2の温度は所望の温度範囲に調整され、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。さらに、図2に示す構成では、発熱体であるマフラー12からの熱がアンダーボディ11を介してバッテリ装置2に伝わるのを抑制することができる。
[実施の形態4]
図4は、実施の形態4にかかる車両用温度調整システム301の概略構成を示す模式図である。図1に示す、実施の形態1にかかる車両用温度調整システム1に対して、バッテリ装置の温度を制御するための第2制御装置6をさらに有する。
上述した図1に示す構成の場合と同様に、バッテリ装置2における、リアエアコンダクト3と対向する領域2aの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、リアエアコンダクト3における、バッテリ装置2と対向する領域3aにも放熱性皮膜5が設けられている。
上述したように、バッテリ装置2は、鉛蓄電、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの蓄電池である。このうち、リチウムイオン電池は、鉛蓄電池やニッケル水素電池に対し、自己放電が非常に少ないこと、メモリー効果がほとんどないこと、小型で大容量の電気を蓄えられること、重量が軽いこと、多くのメリットがある。一方、リチウムイオン電池には、鉛蓄電池やニッケル水素電池に対し、容量以上に充電する「過充電」や、容量以上に電気を発する「過放電」のおそれがあるというデメリットがある。しかしながら、リチウムイオン電池は、上記デメリットがあるものの、「重量が軽い」という特性を有しているため車両に搭載する蓄電池として非常に魅力的であり、今後、車両用としての需要が増加すると見込まれる。
リチウムイオン電池は、適切に動作する温度範囲が0〜40℃と狭く、当該温度範囲を逸脱した場合、上述の過放電や過充電を起こすおそれもある。よって、リチウムイオン電池を車両に搭載する蓄電池として用いる場合、温度管理が非常に重要となる。本実施の形態にかかる車両用温度調整システム301は、バッテリ装置2の温度を制御するための第2制御装置6を備えていることに加え、バッテリ装置2が放熱性皮膜5を介してリアエアコンダクト3により温度調整されるように構成されている。つまり、バッテリ装置2を温度調整するための機構に冗長性を持たせている。これにより、バッテリ装置2としてリチウムイオン電池を用いる場合の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態にかかる車両用温度調整システム301は、第2制御装置6をメインの温度調整機構、放熱性皮膜5を介してのリアエアコンダクト3による温度調整機構を補助の温度調整機構としている。このため、バッテリ装置2を第2制御装置6のみで温度調整する場合に対し、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
[実施の形態5]
図5は、実施の形態5にかかる車両用温度調整システム401の概略構成を示す模式図である。図5に示すように、バッテリ装置2は、コンソールボックス10の内部におけるアンダーボディ11の上方に配置されている。アンダーボディ11の下方には発熱体としてのマフラー12が配置されている。バッテリ装置2の中央の上方には、発熱体としてのDDC4が配置されている。また、バッテリ装置2の上方でDDC4の両側方には、リアエアコンダクト3がそれぞれ配置されている。
図1に示す実施の形態1の車両用温度調整システム1と同様に、バッテリ装置2における、リアエアコンダクト3と対向する領域2aの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、リアエアコンダクト3における、バッテリ装置2と対向する領域3aにも放熱性皮膜5が設けられている。
バッテリ装置2における、発熱体としてのDDC4と対向する領域2bの少なくとも一部には、反射率を高くする処理が施されている。また、バッテリ装置2における、発熱体としてのマフラー12と対向する領域2cの少なくとも一部には、反射率を高くする処理が施されている。
ここで、反射率を高くする処理は、例えば鏡面加工である。このように、バッテリ装置2における、発熱体としてのDDC4と対向する領域2bの少なくとも一部に、反射率を高くする処理が施されていると、DDC4から放射された熱Q1の大部分は、バッテリ装置2に吸収されることなく領域2bで反射される。同様に、バッテリ装置2における、発熱体としてのマフラー12と対向する領域2cの少なくとも一部に、反射率を高くする処理が施されていると、マフラー12から放射された熱Q2の大部分は、バッテリ装置2に吸収されることなく領域2bで反射される。
このように、コンソールボックス10の内部のスペースの都合上、バッテリ装置2と発熱体とを対向して配置させなければならない場合、バッテリ装置2における、発熱体と対向する領域の少なくとも一部に反射率を高くする処理を施す。これにより、バッテリ装置2が、発熱体から熱を受けて温度が上昇するのを抑制することができる。
[実施の形態6]
図6は、実施の形態6にかかる車両用温度調整システム501の概略構成を示す模式図である。図6において、車両用温度調整システム501は、自動車における、運転室内の後部席23とトランクルーム14との間にある後下方スペース20の内部に配置されている。図6に示すように、車両用温度調整システム501は、バッテリ装置2と、恒温ユニットとしての第2バッテリ装置7と、第1制御装置9と、を備えている。
第2バッテリ装置7は、メインバッテリ(主機バッテリ)であり、後下方スペース20の内部における、後部席23とアンダーボディ11との間に配置されている。第1制御装置9は、第2バッテリ装置7の温度を制御するためのものである。第1制御装置9は、例えば、第2バッテリ装置7が0〜40℃の温度範囲に維持されるように制御する強制空冷システムである。バッテリ装置2は、サブバッテリであり、後下方スペース20の内部における、第2バッテリ装置7の後方に配置されている。また、トランクルーム14の前方および下方の後輪13付近には自動運転のためのECU(電子制御ユニット)8がそれぞれ配置されている。
バッテリ装置2における、第2バッテリ装置7と対向する領域2dの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、第2バッテリ装置7における、バッテリ装置2と対向する領域7aにも放熱性皮膜5が設けられている。これにより、バッテリ装置2の温度は、第2バッテリ装置7と放射による熱のやり取りをすることにより所望の温度範囲に調整され、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
なお、実施の形態5と同様に、バッテリ装置2における、発熱体としてのECU8と対向する領域2eの少なくとも一部に反射率を高くする処理を施してもよい。このようにすると、ECU8からの熱が領域2eにおいて反射されるので、バッテリ装置2に伝わるのを抑制することができる。
[実施の形態7]
図7は、実施の形態7にかかる車両用温度調整システム601の概略構成を示す模式図である。図7において、車両用温度調整システム601は、自動車における、トランクルーム14の後下方スペース20の内部に配置されている。図7に示すように、車両用温度調整システム601は、バッテリ装置2と、恒温ユニットとしてのアンダーボディ11と、を備えている。
アンダーボディ11における、トランクルーム14の後下方スペース20の下方に位置する部分11aは、車両走行中、外気の流れによって空冷され、かつ、マフラー12などの発熱体から離れているので、車両の動作中、0〜40℃の温度範囲に維持されている。このため、アンダーボディ11における、トランクルーム14の後下方スペース20の下方に位置する部分11aは、温度を調整するための制御装置を何ら有していないが、恒温ユニットといえる。
バッテリ装置2における、アンダーボディ11の部分11aと対向する領域2dの少なくとも一部には放熱性皮膜5が設けられている。また、アンダーボディ11の部分11aにおける、バッテリ装置2と対向する領域にも放熱性皮膜5が設けられている。これにより、バッテリ装置2の温度は、アンダーボディ11の部分11aと放射による熱のやり取りをすることにより所望の温度範囲に調整され、バッテリ装置2の温度調整に要する電力が増大するのを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記実施の形態は適宜組み合わせてもよく、各実施の形態における構成を各実施の形態間で適宜交換してもよい。
1、101、201、301、401、501、601 車両用温度調整システム
2 バッテリ装置
3 リアエアコンダクト
5 放熱性皮膜
6 第2制御装置
7 第2バッテリ装置
9 第1制御装置
10 コンソールボックス
11 アンダーボディ
12 マフラー
14 トランクルーム
20 後下方スペース
21 運転席
22 助手席
23 後部席

Claims (6)

  1. 少なくとも車両の動作中に所定の温度範囲に維持されている恒温ユニットと、
    バッテリ装置と、を含む車両用温度調整システムであって、
    前記恒温ユニット及び前記恒温ユニットに熱伝導可能に接続された接続部材の少なくともいずれか一方と、前記バッテリ装置と、のそれぞれにおいて、これらが対向する領域の少なくとも一部に放熱性皮膜が設けられている、車両用温度調整システム。
  2. 前記恒温ユニットの温度を制御するための第1制御装置をさらに有する、請求項1に記載の車両用温度調整システム。
  3. 前記恒温ユニットは車載エアコン装置である、請求項1または2に記載の車両用温度調整システム。
  4. 前記恒温ユニットは、前記バッテリ装置とは異なる第2バッテリ装置である、請求項1または2に記載の車両用温度調整システム。
  5. 前記バッテリ装置の温度を制御するための第2制御装置をさらに有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用温度調整システム。
  6. 前記バッテリ装置における、発熱体と対向する領域の少なくとも一部には、反射率を高くする処理が施されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用温度調整システム。
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