JP2019115412A - 杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖 - Google Patents

杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖 Download PDF

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Abstract

【課題】極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能な杖の石突着脱構造の提供。【解決手段】初期状態においてバネ13により石突方向及び一方の回転方向に付勢されている棒状部材12の第1の被係止部12aを筒状部材11の第1の係止部11aが係止して弾性部材14が石突の内壁に圧接しない第1の状態を保持し、石突方向に杖を所定量押したときに、筒状部材が石突方向に移動し棒状部材が石突とは反対の方向に移動して、第1の状態を解除し、筒状部材の先端を介して弾性部材を弾性変形させて石突の内壁に圧接した第2の状態にするとともに、棒状部材の第2の被係止部12bを筒状部材の第2の係止部11bが係止して第2の状態を保持し、第2の状態において弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回したときに、棒状部材が石突方向及び一方の回転方向に移動して第2の状態を解除し、第1の状態に復帰する。【選択図】図1

Description

本発明は、杖のシャフト先端に対し石突部を着脱する杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖に関する。
一般に、杖は身体の支えを必要とする人間が歩行する際の補助器具として使用される。例えば図6(a)に示すように、杖20は柄21とシャフト22を有し、杖のシャフト先端22aには、図6(b)に示すように、路面と接触するための石突30が取り付けられる。
石突は、硬質のゴム材料で形成され、路面との接触する面には、路面に対する滑りを防止する為の溝(不図示)が形成されている。
ところで、杖をある程度使用すると、石突が路面との接触を繰り返すことにより次第に溝が磨耗し、あるいは傷がつき、路面に対する滑り防止効果が減ってくる。路面に対する滑り防止効果がないほどに溝が磨耗し、あるいは傷がついた状態の石突が取り付けられた杖を使用することは危険であるため、杖のシャフト先端に取り付けられた石突は傷や磨耗の状態に応じて新しい石突に交換することが必要となる。
しかし、石突は、杖の使用中に外れてしまうと危険であるため、内周面が杖のシャフト先端の外周面に密着した状態で装着されている。加えて、石突を引っ張るとゴム材料が収縮して内周面が杖のシャフト先端の外周面をさらに押圧するため、杖の使用者が石突を杖のシャフト先端から抜くことは難しい。
このため、従来、杖のシャフト先端に取り付けられた石突を交換するには、例えば、本件発明者が創作した次の特許文献1に記載の石突を取外すための専用の器具を用いる必要があった。
特許文献1に記載の器具は、図7に示すように、踏み板部51と引っ掛け溝52を有し、使用に際し、踏み板部51を足で踏みつけながら、引っ掛け溝52を形成する部位の下側の面に杖53のシャフト先端の石突54が当たるように、引っ掛け溝52の内部に杖53のシャフトを挿入し、杖53を上方に引っ張りあげることにより、石突54を杖53のシャフト先端から抜き出すことができるように構成されている。
しかし、特許文献1に記載のような石突を取外すための専用の器具は、デパート内における杖の販売店舗や、石突を交換する専門業者等、備えられている場所が限られており、一般の杖の使用者には普及していない。
また、内周面が杖のシャフト先端の外周面に密着した状態で装着されるように形成された石突を、杖のシャフト先端に取り付けることは容易ではない。しかも、杖の使用者は、力を必要とする操作や複雑な操作をすることに制約を受けている場合が多い。
そこで、杖の使用者は、石突を交換する必要が生じた場合には、取外し専用の器具が備えられているデパート内の店舗等に行くか、あるいは、石突の突いた杖を専門業者に送る必要があった。
しかし、取外し専用の器具が備えられているデパート内の店舗等は少ないため、石突の交換に行くことができる杖の使用者は限られてしまう。また、杖の使用者にとっては、石突を交換するために、取外し専用の器具が備えられている場所へ行くことは大きな負担となり易い。
また、専門業者に杖を送った場合、専門業者から新しい石突に交換された杖が返送されるまでの間、杖の使用者は、予備の杖を使用しなければならないため、不便を強いられる。
その結果、杖の使用者は、路面に対する滑り防止効果がないほどに溝が磨耗し、あるいは傷がついた状態の石突を新しい石突に交換できずに、そのまま使用することを余儀なくされる場合があった。
このため、杖の使用者が器具を用いずに自らの操作で簡単に石突を交換できるようにする技術が求められている。
しかるに、従来、器具を用いずに石突の交換を容易にすることを目的とした杖が、例えば、次の特許文献2に記載されている。
特許文献2に記載の杖では、例えば、図8に示すように、杖のシャフト61の先端に、ゴム弾性材からなる弾性部材62を、外周に凸部63aを有する取付部63の内側に嵌め込んだ状態に固定するとともに、硬質プラスチック等の樹脂からなる石突64を、弾性部材62を挿入可能な内径を有し、且つ、弾性部材62が石突64に挿入された状態で凸部63aと係合する凹部64aを内壁に有するように構成している。
意匠登録第137259号公報 特開2015−198684号公報
しかし、特許文献1に記載の杖は、弾性部材62が石突64の内周面に密着する形状に形成され、しかも、石突64は硬質プラスチック等の樹脂で形成されているため、石突64を弾性変形させて、取付部63の凸部63aとの係合を解除して、弾性部材62から取り外すことが容易ではない。
しかも、特許文献2に記載の杖は、弾性部材62や取付部63の凸部63aに合わせて、石突64の内径や凹部64aを形成する必要があり、一般に使用されている石突の交換に用いることができず、汎用性がない。
また、汎用性を考慮すれば、杖の使用者が従来から一般に使用している石突に加えて、従来から一般に使用している杖のシャフトをそのまま用いて、石突の交換を容易にすることが望まれるが、現在、そのような技術は開発されていない。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能であり、しかも、従来一般的に使用されている石突と同じ規格の石突を用いることができ、さらには、従来一般的に使用されている杖にも適用可能で汎用性の高い、杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明による杖の石突着脱構造は、杖のシャフト先端の内部に挿入可能で、壁面を開口されてなる第1及び第2の係止部と、その先端近傍の所定位置に杖のシャフト先端の端面と当接する当接部を有する筒状部材と、前記筒状部材の内部を往復移動可能に取り付けられていて、第1及び第2の被係止部を有し、その先端が前記筒状部材の先端よりも石突側に伸び、且つ、その先端に鍔部を有する棒状部材と、前記筒状部材と前記棒状部材とに接続し、前記棒状部材を石突方向及び一方の回転方向に付勢するバネと、前記棒状部材の先端と前記筒状部材の先端との間に設けられていて、初期状態では石突の内壁に圧接せず、弾性変形させられたときに石突の内壁に圧接しうる弾性部材を備え、前記弾性部材を含む先端部で石突を着脱させる、杖の石突着脱構造であって、初期状態において、前記バネにより石突方向及び一方の回転方向に付勢されている前記棒状部材の第1の被係止部を前記筒状部材の第1の係止部が係止して、前記弾性部材が石突の内壁に圧接しない第1の状態を保持し、石突方向に杖を所定量押したときに、前記筒状部材が石突方向に移動し、前記棒状部材が石突とは反対の方向に移動して、前記第1の状態を解除し、前記筒状部材の先端を介して前記弾性部材を弾性変形させて石突の内壁に圧接した第2の状態にするとともに、前記棒状部材の第2の被係止部を前記筒状部材の第2の係止部が係止して、前記第2の状態を保持し、前記第2の状態において前記弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回したときに、前記棒状部材が石突方向及び一方の回転方向に移動して、前記第2の状態を解除し、前記第1の状態に復帰することを特徴としている。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、前記第2の被係止部は、石突とは反対側に向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面と、前記第2の係止部に係止される被係止面を有し、前記棒状部材の内部から第2のバネにより突出方向に付勢されていて、前記棒状部材による石突とは反対の方向への移動に際し、前記傾斜面が前記第2の係止部に押圧されて押し込まれ、前記第2の係止部による押圧が解除されたときに突出し、前記被係止面が前記第2の係止部に係止されるのが好ましい。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、前記弾性部材は、前記棒状部材に遊嵌され、且つ、その両端が前記筒状部材の先端の端面と前記棒状部材の先端の前記鍔部に当接しうる管状のゴム部材からなるのが好ましい。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、前記筒状部材は、前記当接部より石突側の先端に、石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状の押圧部を有し、前記弾性部材は、前記棒状部材の先端の前記鍔部に固定された、ホゾ状のゴム部材からなるのが好ましい。
また、本発明による杖の石突着脱ユニットは、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱構造を備えたことを特徴としている。
また、本発明の杖の石突着脱ユニットにおいては、杖のシャフト先端の内部に対し着脱可能な着脱機構を備えるのが好ましい。
また、本発明の杖の石突着脱ユニットにおいては、前記着脱機構は、前記筒状部材の石突とは反対側の端部に固定された雄螺子部と、その内部に前記雄螺子部に螺合する雌螺子部を有し、且つ、その外形が石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成された第1のテーパ部材と、前記雄螺子部における、前記筒状部材の石突とは反対側の端部と前記第1のテーパ部材との間に遊嵌され、両端部がホゾ状の開口を有する筒状の拡張部材と、前記雄螺子部における、前記筒状部材の石突とは反対側の端部と前記拡張部材との間に遊嵌されていて、その外形が石突とは反対側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成された第2のテーパ部材を有してなるのが好ましい。
また、本発明による杖は、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱構造を備えたことを特徴としている。
また、本発明による杖は、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱ユニットを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能であり、しかも、従来一般的に使用されている石突と同じ規格の石突を用いることができ、さらには、従来一般的に使用されている杖にも適用可能で汎用性の高い、杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖が得られる。
本発明の第1実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットの構成を概略的に示す説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)に示した一部の部材を示す図、(c)は(a)に示した他の部材を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットを備えた杖を示す説明図で、(a)は石突を取り付けていない状態を示す図、(b)は石突を取り付けた状態を示す図である。 図1の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットにおける石突を取り外すときの状態の変化を示す図で、(a)は第2の状態が保持された状態を示す図、(b)は第2の状態が保持されながら弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回した状態を示す図、(c)は第2の状態が解除される位置まで弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回した状態を示す図、(d)は第2の状態が解除された始めの状態を示す図、(e)は第2の状態が解除されてから第1の状態になるまでの途中の状態を示す図、(f)は第1の状態に復帰した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットにおける特徴的な構成を概略的に示す部分説明図である。 本発明の第3実施形態にかかる杖の石突着脱構造及を備えた杖の石突着脱ユニットにおける特徴的な構成を概略的に示す説明図である。 従来一般に用いられている杖の外観を示す説明図で、(a)は石突を取り付けていない状態を示す図、(b)は石突を取り付けた状態を示す図である。 特許文献1に記載の取外し専用の器具を示す説明図で、(a)は上面図、(b)は使用状態を示す要部側面図である。 特許文献2に記載の構成を示す説明図で、(a)は杖のシャフト先端の要部構成を示す断面図、(b)は石突の断面図、(c)は杖のシャフト先端を石突に取り付けたときの状態を示す断面図である。
実施形態の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の杖の石突着脱構造は、杖のシャフト先端の内部に挿入可能で、壁面を開口されてなる第1及び第2の係止部と、その先端近傍の所定位置に杖のシャフト先端の端面と当接する当接部を有する筒状部材と、筒状部材の内部を往復移動可能に取り付けられていて、第1及び第2の被係止部を有し、その先端が筒状部材の先端よりも石突側に伸び、且つ、その先端に鍔部を有する棒状部材と、筒状部材と棒状部材とに接続し、棒状部材を石突方向及び一方の回転方向に付勢するバネと、棒状部材の先端と筒状部材の先端との間に設けられていて、初期状態では石突の内壁に圧接せず、弾性変形させられたときに石突の内壁に圧接しうる弾性部材を備え、弾性部材を含む先端部で石突を着脱させる、杖の石突着脱構造であって、初期状態において、バネにより石突方向及び一方の回転方向に付勢されている棒状部材の第1の被係止部を筒状部材の第1の係止部が係止して、弾性部材が石突の内壁に圧接しない第1の状態を保持し、石突方向に杖を所定量押したときに、筒状部材が石突方向に移動し、棒状部材が石突とは反対の方向に移動して、第1の状態を解除し、筒状部材の先端を介して弾性部材を弾性変形させて石突の内壁に圧接した第2の状態にするとともに、棒状部材の第2の被係止部を筒状部材の第2の係止部が係止して、第2の状態を保持し、第2の状態において弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回したときに、棒状部材が石突方向及び一方の回転方向に移動して、第2の状態を解除し、第1の状態に復帰する。
本発明の杖の石突着脱構造のようにすれば、石突を取り付ける際には、杖の使用者は、杖に体重をかけて石突方向に押すだけで、簡単に石突を固定した状態に取り付けることができる。
また、石突を取り外す際には、杖の使用者は、一方の手で杖のシャフト先端部分を把持し、他方の手で、石突が取り付けられている部位、詳しくは、弾性部材を含む棒状部材の先端部を把持しながら、棒状部材12を他方の回転方向に回すだけで、簡単に石突を取り外すことができる。
そして、杖の使用者は、極く簡単な操作で石突の着脱を容易に行うことができる結果、取外し専用の器具が備えられている場所へ行ったり、専門業者に杖を送ったりする必要がなくなり、肉体的な負担が軽減され、また、石突の交換を依頼している間、予備の杖を使用しなければならない不便さから解放される。
また、本発明の杖の石突着脱構造のようにすれば、弾性部材を弾性変形させて石突の内壁に圧接した状態にすることができるため、特許文献2に記載の杖のような、石突の径を大きくし、あるいは凹部を形成する等、従来一般に用いられている石突とは異なる特別な構造や規格の石突を用いる必要がなく、従来の石突と同じ規格の石突を用いることができる。
また、本発明の杖の石突着脱構造のようにすれば、杖のシャフト先端の内部に挿入できる構成となっているため、従来一般的に使用されている杖にも適用できる。そして、従来一般的に使用されている杖に適用することで、一般的な石突を用いた杖を使用している多数の杖の使用者が、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能な本発明の効果を得ることができるようになる。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、第2の被係止部は、石突とは反対側に向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面と、第2の係止部に係止される被係止面を有し、棒状部材の内部から第2のバネにより突出方向に付勢されていて、棒状部材による石突とは反対の方向への移動に際し、傾斜面が第2の係止部に押圧されて押し込まれ、第2の係止部による押圧が解除されたときに突出し、被係止面が第2の係止部に係止されるのが好ましい。
このようにすれば、石突を取り付けて、その状態を保持するために行う、杖を石突方向に押す操作がし易くなる。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、弾性部材は、棒状部材に遊嵌され、且つ、その両端が筒状部材の先端の端面と棒状部材の先端の鍔部に当接しうる管状のゴム部材からなるのが好ましい。
このようにすれば、弾性部材の外径を石突の内壁に接しない大きさにすることで、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押す操作において、弾性部材が弾性変形させられて石突の内壁に圧接するまでの間、弾性部材と石突の内壁との摩擦を回避することができる。その結果、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押すために必要な力を少なくすることができる。
また、本発明の杖の石突着脱構造においては、筒状部材は、当接部より石突側の先端に、石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状の押圧部を有し、弾性部材は、棒状部材の先端の鍔部に固定された、ホゾ状のゴム部材からなるのが好ましい。
このようにすれば、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押す操作において、弾性部材を石突の内壁に押し込み易くすることができる。
また、本発明による杖の石突着脱ユニットは、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱構造を備える。
このようにすれば、従来一般に用いられている杖をそのまま用いることができる。
また、本発明による杖の石突着脱ユニットは、杖のシャフト先端の内部に対し着脱可能な着脱機構を備えるのが好ましい。
このようにすれば、従来一般に用いられている杖に対し、杖の石突着脱ユニットを固定するための螺子穴をあけるなどの加工を施す必要がなく、そのまま用いることができる。
その結果、杖の製造者、販売者は、杖の石突着脱ユニットを取り付ける対象となる杖を任意に取り替えることが可能となり、製造コストを抑えることができる。
また、杖の使用者は、従来一般に使用されている杖を複数本所有している場合において、一組の杖の石突着脱ユニットを用いて、所望の杖を任意に選んで取り付けることができ、杖の石突着脱ユニットを複数組所有する必要がなく、経済的な負担を軽減することができる。
また、本発明の杖の石突着脱ユニットにおいては、着脱機構は、筒状部材の石突とは反対側の端部に固定された雄螺子部と、雄螺子部に螺合する雌螺子部を有し、且つ、筒状部材に向かって径が小さくなる円錐台形状の第1のテーパ部材と、雄螺子部における、筒状部材の石突とは反対側の端部と第1のテーパ部材との間に遊嵌され、両端部がホゾ状の開口を有する筒状の拡張部材と、雄螺子部における、筒状部材の石突とは反対側の端部と拡張部材との間に遊嵌されていて、石突とは反対側に向かって径が小さくなる円錐台形状の第2のテーパ部材を有してなるのが好ましい。
このようにすれば、杖のシャフト先端の内部に対し着脱可能な着脱機構を具現化できる。
また、本発明による杖は、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱構造を備えている。
このようにすれば、杖の使用者は、極く簡単な操作で石突の着脱を容易に行うことができる。このため、取外し専用の器具が備えられている場所へ行ったり、専門業者に杖を送ったりする必要がなくなり、肉体的な負担が軽減され、また、石突の交換を依頼している間、予備の杖を使用しなければならない不便さから解放される。
また、従来の石突と同じ規格の石突を用いることができる。
さらに、従来一般的に使用されている杖に適用することで、一般的な石突を用いた杖を使用している多数の杖の使用者が、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能な本発明の効果を得ることができるようになる。
また、本発明による杖は、上記本発明のいずれかの杖の石突着脱ユニットを備えたことを特徴としている。
このようにすれば、従来一般に用いられている杖をそのまま用いることができる。
従って、本発明によれば、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能であり、しかも、従来一般的に使用されている石突と同じ規格の石突を用いることができ、さらには、従来一般的に使用されている杖にも適用可能で汎用性の高い、杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖が得られる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットの構成を概略的に示す説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)に示した一部の部材を示す図、(c)は(a)に示した他の部材を示す図である。図2は本発明の第1実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットを備えた杖を示す説明図で、(a)は石突を取り付けていない状態を示す図、(b)は石突を取り付けた状態を示す図である。図3は図1の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットにおける石突を取り外すときの状態の変化を示す図で、(a)は第2の状態が保持された状態を示す図、(b)は第2の状態が保持されながら弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回した状態を示す図、(c)は第2の状態が解除される位置まで弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回した状態を示す図、(d)は第2の状態が解除された始めの状態を示す図、(e)は第2の状態が解除されてから第1の状態になるまでの途中の状態を示す図、(f)は第1の状態に復帰した状態を示す図である。
なお、図1、図3では、見易さの便宜上、奥に隠れる部材の形状についても実線で示してある。
第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットは、図1(a)に示すように、筒状部材11と、棒状部材12と、バネ13と、弾性部材14を備えている。
筒状部材11は、杖のシャフト先端の内部に挿入可能な外径を有するとともに、図1(b)に示すように、第1の係止部11aと、第2の係止部11bと、当接部11cを有している。
第1の係止部11a、第2の係止部11bは、筒状部材11の壁面を開口されることによって形成されている。
第1の係止部11aは、棒状部材12に備わる、後述の第1の被係止部12aを係止することができるように形成されている。
また、第2の係止部11bは、棒状部材12に備わる、後述の第2の被係止部12bを係止することができるように形成されている。
当接部11cは、筒状部材11の先端近傍の所定位置に形成され、図2(a)、図2(b)に示すように、石突とは反対側の面が杖のシャフト先端の端面と当接するように、環状に突出している。
また、筒状部材11の他端には、バネ13の他端が取り付けられる蓋部材11dが嵌められている。
棒状部材12は、筒状部材11の内部を往復移動可能に取り付けられていて、図1(c)に示すように、第1の被係止部12aと、第2の被係止部12bを有している。
第1の被係止部12aは、棒状部材12の外壁面から突出した状態で固定されている。
第2の被係止部12bは、石突とは反対側に向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面12b1と、第2の係止部11bに係止される被係止面12b2を有し、棒状部材12の内部に設けられた第2のバネ(不図示)により突出方向に付勢されている。そして、第2の被係止部12bは、棒状部材12による石突とは反対の方向への移動に際し、傾斜面12b1が第2の係止部11bに押圧されて押し込まれ、第2の係止部11bによる押圧が解除されたときに突出し、被係止面12b2が第2の係止部11bに係止されるようになっている。
また、棒状部材12は、その先端が筒状部材11の先端よりも石突側(図1では下側)に伸び、且つ、その先端に螺子止めされた鍔部12cを有している。なお、鍔部12は、先端に一体形成されていてもよい。
さらに、棒状部材12は、石突とは反対側の先端近傍に、バネ13の一端が取り付けられる環状部12dを有している。
バネ13は、他端が筒状部材11の蓋部材11dに接続するとともに、一端が棒状部材12の環状部12dに接続し、棒状部材12を石突方向及び一方の回転方向(矢印A方向)に付勢するように取り付けられている。
なお、バネ13の付勢力は、石突方向への付勢力が一方の回転方向(矢印A方向)への付勢力よりも格段に大きくなっている。また、バネ13の一方の回転方向(矢印A方向)への付勢力は、杖の使用者が、一方の手で杖のシャフト先端部分を把持し、他方の手で、石突が取り付けられた弾性部材を含む棒状部材12の先端部を把持しながら、わずかな力をかけるだけで棒状部材12を他方の回転方向(矢印B方向)へ回転させることができる程度に調整されている。
弾性部材14は、棒状部材12の先端と筒状部材11の先端との間において、棒状部材12に遊嵌され、且つ、その両端が筒状部材11の先端の端面と棒状部材12の先端の鍔部12cに当接しうる管状のゴム部材で構成されている。そして、弾性部材14は、初期状態では石突の内壁に圧接せず、弾性変形させられたときに石突の内壁に圧接しうるようになっている。
その他、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットでは、筒状部材11の先端と弾性部材14との間に、筒状部材11の先端と外径及び内径が等しい環状部材15が棒状部材12に遊嵌されており、筒状部材11による弾性部材14への押圧力が環状部材15を介在して伝わるようになっている。
また、環状部材15は、弾性部材14が弾性変形して石突の内壁に圧接した状態(第2の状態)を被係止面12b2が第2の係止部11bに係止されて保持された状態(図3(a)参照)の、石突が取り付けられた杖から石突を取り外すために、杖の使用者が、一方の手で杖のシャフト先端を把持しながら、他方の手で、石突を取り付けている弾性部材14を含む先端部(即ち、弾性部材14と棒状部材12における先端の鍔部12cから筒状部材11の先端までの間の部分)を他方の回転方向(矢印B方向)に回したときに、弾性部材14と筒状部材11の先端の端面との摩擦を回避して、弾性部材14を棒状部材12とともに他方の回転方向(矢印B方向)に円滑に回転させる機能も有している。
即ち、石突を取り付けている弾性部材14を含む先端部を他方の回転方向(矢印B方向)に回したとき、環状部材15における弾性部材14側の面と、弾性部材14を構成する管状のゴム部材における環状部材15側の端面との摩擦力が大きいため、環状部材15には弾性部材14とともに他方の回転方向(矢印B方向)に回転させられる力が与えられる。一方、環状部材15における筒状部材11側の面と、筒状部材11の先端の端面との摩擦力は小さいため、環状部材15は筒状部材11の先端の端面によっては他方の回転方向(矢印B方向)に回転させられる力を阻害されない。その結果、弾性部材14は、環状部材15を介して棒状部材12とともに他方の回転方向(矢印B方向)に円滑に回転させられる。
また、図1の例では、棒状部材12における先端近傍の長手方向に沿う所定部位の外径は、第1の被係止部12a、第2の被係止部12bを有する部分の外径に比べて太い径を有している。また、棒状部材12における環状部12dの外径も、第1の被係止部12a、第2の被係止部12bを有する、長手方向に沿う所定部位の外径に比べて太い径を有している。
また、筒状部材11は、棒状部材12をガタツキなく往復移動させることの可能な大きさの内径を有している。
詳しくは、筒状部材11における先端近傍の長手方向に沿う所定部位の内径は、棒状部材12の先端近傍の長手方向に沿う所定部位の外径にガタツキなく往復移動させることの可能な大きさを有している。また、筒状部材11における第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口を含む、長手方向に沿う所定部位の内径は、棒状部材12の第1の被係止部12a、第2の被係止部12bを有する長手方向に沿う所定部位をガタツキなく往復移動させることの可能な大きさを有している。さらに、筒状部材11における他端側の所定部位は、棒状部材12の環状部12dをガタツキなく往復移動させることの可能な大きさを有している。
なお、棒状部材12の外径、筒状部材11の内径は、図1の例に限定されるものでなく、筒状部材11の内部を棒状部材12がガタツキなく往復移動できれば、どのような大きさであってもよい。
また、筒状部材11における第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口を含む、長手方向に沿う所定部位の内径は、棒状部材12における先端近傍の長手方向に沿う所定部位の外径に比べて小さい径に形成されており、棒状部材12による筒状部材11の内部での石突とは反対方向への必要以上の移動を規制している。
また、図1の例では、さらに、筒状部材11の他端の蓋部材11dは、棒状部材12をガタツキなく往復移動させることの可能な大きさの開口を有し、棒状部材12は、筒状部材11の他端の蓋部材11dを貫通して伸びた構成となっている。
なお、第1実施形態の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットは、図1の例とは異なり、蓋部材11dに開口がなく、棒状部材12が蓋部材11dを貫通しない長さを有する構成であってもよい。
さらに、図1の例では、筒状部材11の第2の係止部11bの側面が、石突側に向かうにしたがって一方向へ傾斜している。また、第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口における第1の係止部11a側の一部が、石突側に向かうにしたがって一方向へ傾斜する傾斜面を有している。
さらにまた、図1の例では、筒状部材11の他端と、蓋部材11dには、筒状部材11の他端に蓋部材11dを嵌め込んだ状態で、固定するための螺子穴(符号省略、図1(a)、図1(b)では小さな円で示されている)が、あけられている。また、図示はしないが、筒状部材11には、図示しない杖のシャフト先端の内部に挿入した状態の、杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットを、杖のシャフト先端とともに螺子止め固定可能な螺子穴があけられている。
また、さらに、図1の例では、筒状部材11における第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面に対する、棒状部材12における第1の被係止部12a、第2の被係止部12bの位置関係に関し、初期状態において、第1の被係止部12aのみが、開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面に当接し、第2の被係止部12bは開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面には当接しない構成となっている。なお、初期状態において、第2の被係止部12bも開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面に当接する構成であってもよい。
このように構成された第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットを杖のシャフト先端の内部に挿入し、シャフト先端に螺子穴をあけて筒状部材11にあけられた螺子穴とともに螺子止めする等して固定することで、例えば、図2(a)に示すような、石突30を取り付けていない状態の杖となる。そして、杖の先端に石突30を取り付けることで、図2(b)に示すような杖となる。なお、図2中、20は杖、21は杖の柄、22は杖のシャフト、22aは杖のシャフト先端である。
ここで、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットにおける、図2(a)に示すような、石突を取り付けていない杖に石突を取り付けるときの作用と、図2(b)に示すような、石突が取り付けられた杖から石突を取り外すときの作用について、図3を用いて説明する。なお、図3では便宜上、杖のシャフト先端及び石突は図示を省略してある。また、図3(a)〜図3(f)の夫々における上部には、筒状部材11における第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口に対する棒状部材12における第1の被係止部12a、第2の被係止部12bの回転方向の位置関係を示す横断面図を付加してある。
第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットでは、石突を取り付けていない初期状態において、バネ13により石突方向及び一方の回転方向(矢印A方向)に付勢されている棒状部材12の第1の被係止部12aを筒状部材11の第1の係止部11aが係止して、弾性部材14が石突の内壁に圧接しない第1の状態を保持している(図3(f)参照)。このとき、第1の被係止部12aは、第1の係止部11aを形成する開口の石突側の壁面及び一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面に当接している。
図2(a)に示すような、石突を取り付けていない状態の杖に対し、石突を取り付けるときは、杖の使用者は、石突を配置後に、杖の柄を把持しながら体重をかけて、杖を石突方向に押す。
すると、筒状部材11が石突方向に移動し、相対的に棒状部材12が石突とは反対の方向に移動する。
ここで、棒状部材12が石突とは反対の方向に移動すると、筒状部材11の第1の係止部11aを形成する開口の石突側の壁面による棒状部材12の第1の被係止部12aに対する係止が解除される。次いで、第2の被係止部12bの傾斜面12b1が第2の係止部11bに接触し、棒状部材12が石突とは反対の方向に移動するにしたがって、第2の係止部11bに押圧されて、第2の被係止部12bは、棒状部材12の内部に押し込まれる。さらに、棒状部材12が石突とは反対の方向に移動して第2の係止部11bによる押圧が解除されたときに、第2の被係止部12bは、第2のバネ(不図示)の付勢力により棒状部材12の外周面上に突出する。そして、被係止面12b2が第2の係止部11bに係止される。このとき、バネ13は、石突方向及び一方の回転方向(矢印A方向)に付勢されており、特に、棒状部材12が石突とは反対の方向に移動していることにより圧縮されて、石突方向への付勢力が強められているため、被係止面12b2が第2の係止部11bに係止された状態が保持される。また、第1の被係止部12aは、第1の係止部11aを形成する開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面に当接した状態を保っている。
また、筒状部材11が石突方向に移動すると、弾性部材14を構成する管状のゴム部材の端面が棒状部材12の先端の鍔部12cに当接した状態で筒状部材11の先端の端面からの押圧力を、環状部材15を介在しながら受けて、弾性変形してゆき、石突の内壁に圧接した第2の状態となる。
このとき、上述のように被係止面12b2が第2の係止部11bに係止された状態が保持されるため、第2の状態が保持される(図3(a)参照)。
その結果、杖の使用者は、体重をかけるだけで簡単に石突を杖のシャフト先端に取り付けることができる。
次に、石突が取り付けられた杖から石突を取り外すときは、図3(a)に示した、第2の状態において、杖の使用者は、一方の手で杖のシャフト先端を把持しながら、他方の手で、石突を取り付けている弾性部材14を含む先端部(即ち、弾性部材14と棒状部材12における先端の鍔部12cから筒状部材11の先端までの間の部分)を他方の回転方向(矢印B方向)に回す。
すると、棒状部材12の被係止面12b2が第2の係止部11bに係止された状態を保ちながら、第2の係止部11bを他方の回転方向(矢印B方向)にスライドし、棒状部材12が他方の回転方向に移動する(図3(b)参照)。また、第1の被係止部12aは、第1の係止部11aを形成する開口の一方の回転方向(矢印A方向)側の壁面から離れる。
そして、棒状部材12の被係止面12b2が第2の係止部11bに係止されない位置まで、棒状部材12が他方の回転方向(矢印B方向)に移動する(図3(c)参照)と、棒状部材12は、バネ13の石突方向への付勢力を受けて、石突方向に移動を開始する(図3(d)参照)。このとき、棒状部材12は、バネ13の一方向への付勢力を受けており、棒状部材12の第2の被係止部12bの側面が筒状部材11の第2の係止部11bの側面に当接しながら移動する。なお、本実施形態では、筒状部材11の第2の係止部11bの側面が、石突側に向かうにしたがって一方向へ傾斜しており、棒状部材12の第2の被係止部12bの側面の、筒状部材11の第2の係止部11bの側面との引っ掛かりが防止される。
棒状部材12の第2の被係止部12bの側面が、筒状部材11の第2の係止部11bの側面により当接されない位置に到達したとき、棒状部材12は、バネ13により石突方向及び一方の回転方向(矢印A方向)に移動し、初期位置に復帰する(図3(e)、図3(f)参照)。なお、本実施形態では、第1の係止部11a、第2の係止部11bを形成する開口における第1の係止部11a側の一部が、石突側に向かうにしたがって一方向へ傾斜する傾斜面を有しており、第1の被係止部12aが傾斜面をスライドして復帰時の衝撃が緩和される(図3(e)参照)。
また、棒状部材12が初期位置まで石突方向に移動するにしたがい、筒状部材11の先端の端面と棒状部材12の先端の鍔部12cとの距離が離れてゆき、筒状部材11の先端の端面による弾性部材14への押圧力が弱まり、棒状部材12が初期位置に到達したときには、弾性部材14は、筒状部材11の先端の端面による押圧を解除されて、元の形状に復帰し、第2の状態が解除される。
初期位置に復帰したとき、上述のようにバネ13により石突方向及び一方の回転方向(矢印A方向)に付勢されている棒状部材12の第1の被係止部12aを筒状部材11の第1の係止部11aが係止するため、弾性部材14が石突の内壁に圧接しない第1の状態が保持される(図3(f)参照)。
その結果、杖の使用者は、石突を取り付けている弾性部材14を含む先端部を手でわずかに回すだけで簡単に石突を杖のシャフト先端から取り外すことができる。
本実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、杖の使用者は、極く簡単な操作で石突の着脱を容易に行うことができる。そして、杖の使用者は、極く簡単な操作で石突の着脱を容易に行うことができる結果、取外し専用の器具が備えられている場所へ行ったり、専門業者に杖を送ったりする必要がなくなり、肉体的な負担が軽減され、また、石突の交換を依頼している間、予備の杖を使用しなければならない不便さから解放される。
また、本実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、弾性部材14を弾性変形させて石突の内壁に圧接した状態にすることができるため、特許文献2に記載の杖のような、石突の径を大きくし、あるいは凹部を形成する等、従来一般に用いられている石突とは異なる特別な構造や規格の石突を用いる必要がなく、従来の石突と同じ規格の石突を用いることができる。
また、本実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、杖のシャフト先端の内部に挿入できる構成となっているため、従来一般的に使用されている杖にも適用できる。そして、従来一般的に使用されている杖に適用することで、一般的な石突を用いた杖を使用している多数の杖の使用者が、極く簡単な操作で石突を杖のシャフト先端から着脱可能な本発明の効果を得ることができるようになる。
また、本実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、第2の被係止部12bは、石突とは反対側に向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面12b1と、第2の係止部11bに係止される被係止面12b2を有し、棒状部材12の内部から第2のバネ(不図示)により突出方向に付勢されていて、棒状部材12による石突とは反対の方向への移動に際し、傾斜面12b1が第2の係止部11bに押圧されて押し込まれ、第2の係止部11bによる押圧が解除されたときに突出し、被係止面12b2が第2の係止部11bに係止されるように構成したので、石突を取り付けて、その状態を保持するために行う、杖を石突方向に押す操作がし易くなる。
また、本実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、弾性部材14は、棒状部材12に遊嵌され、且つ、その両端が筒状部材11の先端の端面と棒状部材12の先端の鍔部12cに当接しうる管状のゴム部材で構成したので、弾性部材14の外径を石突の内壁に接しない大きさにすることで、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押す操作において、弾性部材14が弾性変形させられて石突の内壁に圧接するまでの間、弾性部材14と石突の内壁との摩擦を回避することができる。その結果、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押すために必要な力を少なくすることができる。
第2実施形態
図4は本発明の第2実施形態にかかる杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットにおける特徴的な構成を概略的に示す部分説明図である。
第2実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットでは、筒状部材11は、当接部11cより石突側の先端に、石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状の押圧部11eを有している。
また、弾性部材14は、棒状部材12の先端の鍔部12cに固定された、ホゾ状のゴム部材で構成されている。
その他の構成は、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと略同じである。
このように構成された第2実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットでは、石突を取り付けていない状態の杖に対し、石突を取り付けるときに、杖の使用者が、把持した杖に体重をかけて、杖を石突方向に押すと、筒状部材11が石突方向に移動し、相対的に棒状部材12が石突とは反対の方向に移動する。
ここで、棒状部材12が石突とは反対の方向に移動するときの棒状部材12の第1の被係止部12a、第2の被係止部12bと、筒状部材11の第1の係止部11a、第2の係止部11bとの係止解除及び係止に関する動作は、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと略同じである。
筒状部材11が石突方向に移動すると、弾性部材14を構成するホゾ状のゴム部材が、筒状部材11の円錐台形状の押圧部11eの側面からの押圧力を受けて、弾性変形してゆき、石突の内壁に圧接した第2の状態となる。
このとき、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと同様、被係止面12b2が第2の係止部11bに係止された状態が保持されるため、第2の状態が保持される。
次に、石突が取り付けられた杖から石突を取り外すときに、第2の状態において、杖の使用者が、石突を取り付けている弾性部材14を含む先端部(即ち、弾性部材14と棒状部材12における先端の鍔部12cから筒状部材11の先端までの間の部分)を他方の回転方向(図1(a)、図3(f)に示した矢印B方向)に回すときの、棒状部材12の第2の被係止部12b、第1の被係止部12aと、筒状部材11の第2の係止部11b、第1の係止部11aとの係止解除及び係止に関する動作は、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと略同じである。
また、棒状部材12が初期位置まで石突方向に移動するにしたがい、筒状部材11の円錐台形状の押圧部11eと棒状部材12の先端に固定された、ホゾ状のゴム部材の接触面とが離れてゆき、筒状部材11の円錐台形状の押圧部11eの側面による弾性部材14への押圧力が弱まり、棒状部材12が初期位置に到達したときには、弾性部材14は、筒状部材11の先端の端面による押圧を解除されて、元の形状に復帰し、第2の状態が解除される。
初期位置に復帰したとき、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと同様、バネ13により石突方向及び一方の回転方向(図1(a)、図3(f)に示した矢印A方向)に付勢されている棒状部材12の第1の被係止部12aを筒状部材11の第1の係止部11aが係止するため、弾性部材14が石突の内壁に圧接しない第1の状態が保持される。
第2実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットによれば、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押す操作において、弾性部材を石突の内壁に押し込み易くすることができる。その結果、石突を取り付ける際における、杖を石突方向に押す力を少なくすることができる。
その他の効果は、第1実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニットと略同じである。
第3実施形態
図5は本発明の第3実施形態にかかる杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットにおける特徴的な構成を概略的に示す説明図である。
第3実施形態の杖の石突着脱ユニットは、杖のシャフト先端の内部に対し着脱可能な着脱機構を備えている。なお、第3実施形態の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットでは、図1の例とは異なり、蓋部材11dに開口がなく、棒状部材12が蓋部材11dを貫通しない長さを有する構成となっている。
着脱機構は、雄螺子部11fと、第1のテーパ部材11gと、拡張部材11hと、第2のテーパ部材11iを有して構成されている。
雄螺子部11fは、筒状部材11の石突とは反対側の端部(図5の例では蓋部材11d)に固定されている。
第1のテーパ部材11gは、その内部に雄螺子部11fに螺合する雌螺子部11g1を有している。また、第1のテーパ部材11gの外形は、石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成されている。
なお、第1のテーパ部材11gは、石突とは反対側の端部の外径が、杖のシャフト先端の内壁から適度の圧力を受けて、回転しない程度の大きさを有している。
拡張部材11hは、雄螺子部11fにおける、筒状部材11の石突とは反対側の端部と第1のテーパ部材11gとの間に遊嵌され、両端部がホゾ状の開口を有する筒状に形成されている。
第2のテーパ部材11iは、雄螺子部11fにおける、筒状部材11の石突とは反対側の端部と拡張部材11hとの間に遊嵌されていて、その外形が石突とは反対側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成されている。
その他の構成は、第1実施形態の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットと略同じである。
第3実施形態の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットは、杖の石突着脱構造を備えていない杖に対し、螺子穴をあけるなどの加工を施すことなく、杖のシャフト先端の内部に挿入し、固定することができる。
詳しくは、杖の製造者又は杖の使用者は、杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットを、杖のシャフト先端の内部に挿入する。挿入した杖の石突着脱ユニットは、筒状部材11の当接部11cがシャフト先端の端面と当接する。また、第1のテーパ部材11gは、石突側の端部が、杖のシャフト先端の内壁から適度の圧力を受けて、回転しない状態となる。
挿入後、筒状部材11を一方向に回す。すると、雄螺子部11fと螺合する雌螺子部11g1を介して第1のテーパ部材11gが、石突側に向かって移動し、拡張部材11hにおける石突とは反対側のホゾ状の開口の内壁を押圧し、拡張部材11hの石突とは反対側の端部を拡張させる。また、このとき、拡張部材11h全体が石突とは反対側に押圧されることにより、相対的に第2のテーパ部材11iが、拡張部材11hにおける石突側のホゾ状の開口の内壁を押圧し、拡張部材11hの石突側の端部を拡張させる。拡張部材11hが拡張すると、杖のシャフト先端の内壁に拡張部材11hが圧着する。その結果、杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットが、杖のシャフト先端の内部に挿入された状態で、固定される。
なお、杖のシャフト先端の内部に挿入され、固定された状態の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットを、杖のシャフト先端の内部から取り外す場合は、筒状部材11を他方向に回す。すると、雄螺子部11fと螺合する雌螺子部11g1を介して第1のテーパ部材11gが、石突とは反対側に向かって移動し、拡張部材11hにおける石突とは反対側のホゾ状の開口の内壁に対する押圧を解除し、拡張部材11hの石突とは反対側の端部を縮小させる。また、このとき、拡張部材11h全体が石突とは反対側の押圧も解除されることにより、相対的に第2のテーパ部材11iも、拡張部材11hにおける石突側のホゾ状の開口の内壁の押圧を解除し、拡張部材11hの石突側の端部を縮小させる。拡張部材11hが縮小すると、杖のシャフト先端の内壁に対する拡張部材11hの圧着が解除される。これにより、石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットを、杖のシャフト先端の内部から取り外すことができる。
第3実施形態の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニットによれば、従来一般に用いられている杖に対し、杖の石突着脱ユニットを固定するための螺子穴をあけるなどの加工を施すことなく、そのまま用いることができる。
その結果、杖の製造者、販売者は、杖の石突着脱ユニットを取り付ける対象となる杖を任意に取り替えることが可能となり、製造コストを抑えることができる。
また、杖の使用者は、従来一般に使用されている杖を複数本所有している場合において、一組の杖の石突着脱ユニットを用いて、所望の杖を任意に選んで取り付けることができ、杖の石突着脱ユニットを複数組所有する必要がなく、経済的な負担を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖について説明したが、本発明は、図示した上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する形態であれば、どのような形態に形成されていてもよい。
本発明の杖の石突着脱構造及びそれを備えた杖の石突着脱ユニット、並びにそれらを備えた杖は、杖を用いて歩行することが必要とされるあらゆる分野に有用である。
11 筒状部材
11a 第1の係止部
11b 第2の係止部
11c 当接部
11d 蓋部材
11e 円錐台形状の押圧部
11f 雄螺子部
11g 第1のテーパ部材
11g1 雌螺子部
11h 拡張部材
11i 第2のテーパ部材
12 棒状部材
12a 第1の被係止部
12b 第2の被係止部
12b1 傾斜面
12b2 被係止面
12c 鍔部
12d 環状部
13 バネ
14 弾性部材
15 環状部材
20 杖
21 杖の柄
22 シャフト
22a シャフト先端
30 石突
51 踏み板部
52 引っ掛け溝
53 杖
54 石突
61 杖のシャフト先端
62 弾性部材
63 取付部
63a 凸部
64 石突
64a 凹部

Claims (9)

  1. 杖のシャフト先端の内部に挿入可能で、壁面を開口されてなる第1及び第2の係止部と、その先端近傍の所定位置に杖のシャフト先端の端面と当接する当接部を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の内部を往復移動可能に取り付けられていて、第1及び第2の被係止部を有し、その先端が前記筒状部材の先端よりも石突側に伸び、且つ、その先端に鍔部を有する棒状部材と、
    前記筒状部材と前記棒状部材とに接続し、前記棒状部材を石突方向及び一方の回転方向に付勢するバネと、
    前記棒状部材の先端と前記筒状部材の先端との間に設けられていて、初期状態では石突の内壁に圧接せず、弾性変形させられたときに石突の内壁に圧接しうる弾性部材を備え、
    前記弾性部材を含む先端部で石突を着脱させる、杖の石突着脱構造であって、
    初期状態において、前記バネにより石突方向及び一方の回転方向に付勢されている前記棒状部材の第1の被係止部を前記筒状部材の第1の係止部が係止して、前記弾性部材が石突の内壁に圧接しない第1の状態を保持し、
    石突方向に杖を所定量押したときに、前記筒状部材が石突方向に移動し、前記棒状部材が石突とは反対の方向に移動して、前記第1の状態を解除し、前記筒状部材の先端を介して前記弾性部材を弾性変形させて石突の内壁に圧接した第2の状態にするとともに、前記棒状部材の第2の被係止部を前記筒状部材の第2の係止部が係止して、前記第2の状態を保持し、
    前記第2の状態において前記弾性部材を含む先端部を他方の回転方向に回したときに、前記棒状部材が石突方向及び一方の回転方向に移動して、前記第2の状態を解除し、前記第1の状態に復帰することを特徴とする杖の石突着脱構造。
  2. 前記第2の被係止部は、石突とは反対側に向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面と、前記第2の係止部に係止される被係止面を有し、前記棒状部材の内部から第2のバネにより突出方向に付勢されていて、前記棒状部材による石突とは反対の方向への移動に際し、前記傾斜面が前記第2の係止部に押圧されて押し込まれ、前記第2の係止部による押圧が解除されたときに突出し、前記被係止面が前記第2の係止部に係止されることを特徴とする請求項1に記載の杖の石突着脱構造。
  3. 前記弾性部材は、前記棒状部材に遊嵌され、且つ、その両端が前記筒状部材の先端の端面と前記棒状部材の先端の前記鍔部に当接しうる管状のゴム部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の杖の石突着脱構造。
  4. 前記筒状部材は、前記当接部より石突側の先端に、石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状の押圧部を有し、
    前記弾性部材は、前記棒状部材の先端の前記鍔部に固定された、ホゾ状のゴム部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の杖の石突着脱構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の杖の石突着脱構造を備えた杖の石突着脱ユニット。
  6. 杖のシャフト先端の内部に対し着脱可能な着脱機構を備えたことを特徴とする請求項5に記載の杖の石突着脱ユニット。
  7. 前記着脱機構は、前記筒状部材の石突とは反対側の端部に固定された雄螺子部と、その内部に前記雄螺子部に螺合する雌螺子部を有し、且つ、その外形が石突側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成された第1のテーパ部材と、前記雄螺子部における、前記筒状部材の石突とは反対側の端部と前記第1のテーパ部材との間に遊嵌され、両端部がホゾ状の開口を有する筒状の拡張部材と、前記雄螺子部における、前記筒状部材の石突とは反対側の端部と前記拡張部材との間に遊嵌されていて、その外形が石突とは反対側に向かって径が小さくなる円錐台形状に形成された第2のテーパ部材を有してなることを特徴とする請求項6に記載の杖の石突着脱ユニット。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の杖の石突着脱構造を備えたことを特徴とする杖。
  9. 請求項5〜7のいずれかに記載の杖の石突着脱ユニットを備えたことを特徴とする杖。
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