JP2019114108A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】より不都合が少なくなるよう改善された新規な構成の電子機器を得る。【解決手段】実施形態の電子機器は、筐体と、複数のユニットと、RAIDコントローラと、異常検出部と、排出機構と、排出制御部と、を備える。複数のユニットは、それぞれが支持部材と、支持部材に支持された補助記憶装置と、を有し、補助記憶装置が筐体に収納される収納位置と、収納位置から補助記憶装置の少なくとも一部が筐体の外側に排出される排出位置と、の間で移動可能に筐体に支持される。RAIDコントローラは、複数の補助記憶装置に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する。異常検出部は、複数の補助記憶装置の異常を検出する。排出機構は、複数のユニットを筐体から排出させる。排出制御部は、異常検出部の検出結果に基づいて、複数の補助記憶装置のうち異常が生じた一つのユニットが収納位置から排出位置へと移動するよう、排出機構を制御する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、電子機器に関する。
従来、複数の補助記憶装置と、補助記憶装置の異常を検出する異常検出部と、異常検出部の検出結果に基づいて異常が生じた補助記憶装置を表示可能な表示ランプと、を備えた電子機器が、知られている。
この種の電子機器では、より不都合が少なくなるよう改善された新規な構成が得られれば、有益である。
実施形態の電子機器は、筐体と、複数のユニットと、RAIDコントローラと、異常検出部と、排出機構と、排出制御部と、を備える。複数のユニットは、それぞれが支持部材と、支持部材に支持された補助記憶装置と、を有し、補助記憶装置が筐体に収納される収納位置と、収納位置から補助記憶装置の少なくとも一部が筐体の外側に排出される排出位置と、の間で移動可能に筐体に支持される。RAIDコントローラは、複数の補助記憶装置に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する。異常検出部は、複数の補助記憶装置の異常を検出する。排出機構は、複数のユニットを筐体から排出させる。排出制御部は、異常検出部の検出結果に基づいて、複数の補助記憶装置のうち異常が生じた一つのユニットが収納位置から排出位置へと移動するよう、排出機構を制御する。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。なお、本明細書では、序数は、部品や部材を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、以下の各図では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1の奥行方向(短手方向)に沿い、Y方向は、電子機器1の幅方向(長手方向)に沿い、Z方向は、電子機器1の高さ方向(厚さ方向)に沿う。なお、以下の説明では、便宜上、X方向、Y方向、およびZ方向のそれぞれの正側(矢印の先端側)を一方と称し、負側を他方と称する。
<第1実施形態>
図1は、電子機器1の斜視図である。図1に示されるように、電子機器1は、ラックマウント型の産業用コンピュータであり、筐体2や、ユニット3、ファン4、光学ドライブ5等を備えている。ユニット3は、ストレージユニット等とも称される。なお、電子機器1は、この例には限定されず、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、情報記憶装置等、ユニット3を備えた種々の電子機器1として構成することができる。
図1は、電子機器1の斜視図である。図1に示されるように、電子機器1は、ラックマウント型の産業用コンピュータであり、筐体2や、ユニット3、ファン4、光学ドライブ5等を備えている。ユニット3は、ストレージユニット等とも称される。なお、電子機器1は、この例には限定されず、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、情報記憶装置等、ユニット3を備えた種々の電子機器1として構成することができる。
筐体2は、Z方向に扁平な直方体状の箱型に構成されている。筐体2は、底壁2aや、天壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f、後述する隔壁2g(図2参照)、および棚壁2h等の複数の壁部を有している。
底壁2aおよび天壁2bは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。底壁2aには、Z方向の他方に突出し、筐体2を棚や台等の不図示の載置部から離間した状態に支持する支持部が設けられうる。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁2dは、底壁2aおよび天壁2bのY方向の一方の端部の間に亘り、右壁2fは、底壁2aおよび天壁2bのY方向の他方の端部の間に亘っている。
前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cは、底壁2a、天壁2b、左壁2d、および右壁2fのX方向の他方の端部の間に亘り、後壁2eは、底壁2a、天壁2b、左壁2d、および右壁2fのX方向の一方の端部の間に亘っている。前壁2c、後壁2e、左壁2d、および右壁2fは、側壁や、周壁等とも称される。
前壁2cのY方向の略中央部には、それぞれファン4が露出する吸気口2rが設けられている。複数の吸気口2rは、互いに間隔をあけてY方向に並んでいる。
また、前壁2cの吸気口2rよりもY方向の一方には、複数のユニット3や光学ドライブ5が露出する開口部2sが設けられている。なお、前壁2cには、電源ボタン等の操作部や、USB(universal serial bus)コネクタ、各種の表示ランプ等も設けられている。
図2は、電子機器1のユニット3近傍の断面図である。図2に示されるように、隔壁2gは、左壁2dと間隔をあけて略平行に延びている。隔壁2gは、左壁2dと右壁2fとの間に位置され、前壁2cと後壁2eとの間、および底壁2aと天壁2bとの間に亘っている。隔壁2gは、筐体2内をY方向に複数の空間に仕切っている。
本実施形態では、隔壁2gよりもY方向の一方の空間としての開口部2sには、ユニット3や、光学ドライブ5、サブ基板7、排出機構8等が収容されている。開口部2sは、底壁2a、天壁2b、左壁2d、後壁2e、および隔壁2gによって囲まれ、X方向の他方に向けて開放されている。また、隔壁2gよりもY方向の他方の空間には、ファン4や、後述するメイン基板9(図3参照)、電源装置等が収容されている。メイン基板9は、ファン4とX方向に並んで配置されうる。
また、隔壁2gには、貫通孔2g1が設けられている。貫通孔2g1は、ファン4からの冷却風を開口部2s内に導入するための空気口や、サブ基板7とメイン基板9とを電気的に接続する配線が通る配線口等を含む。隔壁2gには、複数の貫通孔2g1が設けられうる。
後壁2eには、筐体2内に収容された複数の発熱部品と熱交換を行ったファン4の冷却風を排出可能な排気口が設けられうる。発熱部品は、後述する排出機構8の駆動部8b(図3参照)や、サブ基板7に実装された駆動回路8c、メイン基板9に実装されたCPU(central processing unit)10やRAID(redundant arrays of inexpensive disks)コントローラ6等である。
棚壁2hは、底壁2aと天壁2bとの間に位置され、左壁2dと隔壁2gとの間に亘っている。筐体2には、複数の棚壁2hがZ方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。棚壁2hは、底壁2aと略平行である。棚壁2hは、開口部2sをZ方向に複数の空間(室)に仕切っている。なお、本実施形態では、棚壁2hの数は二つであるが、一つあるいは三つ以上であってもよい。
開口部2sは、複数の棚壁2hによって、上段室、下段室、および中段室の三つの空間に仕切られている。上段室には、光学ドライブ5が収容され、下段室および中段室には、それぞれユニット3が収容されている。なお、本実施形態では、ユニット3の数は二つであるが、三つ以上であってもよい。
また、棚壁2hのY方向の両端部には、それぞれZ方向の一方に突出した側壁2iが設けられている。側壁2iおよび棚壁2hは、後述するユニット3の支持部材31をX方向にスライド移動可能に支持している。側壁2iは、レールや、縦壁、支持部、取付部等とも称される。側壁2iは、ネジやボルト等の結合具によって、左壁2dおよび隔壁2gに固定されうる。
ユニット3は、それぞれ、支持部材31と、補助記憶装置32と、を有している。補助記憶装置32は、HDD(hard disk drive)や、SSD(solid state drive)等である。支持部材31は、補助記憶装置32を収納可能な凹部31bが設けられた、引出しやトレイ等である。なお、支持部材31は、この例には限定されず、補助記憶装置32を収容するケースや、筐体等であってもよい。
支持部材31は、底壁31aや、前壁31c、左壁31d、後壁31e、右壁31f等の複数の壁部を有している。底壁31aは、補助記憶装置32の底面を支持し、前壁31c、左壁31d、後壁31e、および右壁31fは、補助記憶装置32の側面を支持する。凹部31bは、これら底壁31a、前壁31c、左壁31d、後壁31e、および右壁31fによって囲まれ、Z方向の一方に向けて開放されている。
また、底壁31aは、棚壁2hにスライド可能に支持され、左壁31dおよび右壁31fは、側壁2iにスライド可能に支持されている。本実施形態では、このような構成によって、支持部材31、すなわちユニット3が、筐体2内に収納される収納位置P1と、収納位置P1からX方向の他方に排出される排出位置P2と、の間で移動可能に構成されている。
補助記憶装置32は、ユニット3が収納位置P1に位置された状態では、開口部2s内、すなわち筐体2の内側に位置される。また、補助記憶装置32は、ユニット3が排出位置P2に位置された状態では、少なくとも一部が筐体2の外側に露出する。
また、前壁31cのY方向の両端部には、側壁2iの少なくとも一部とX方向に面する当接部31c1が設けられている。本実施形態では、当接部31c1と側壁2iとの当接によって、ユニット3の筐体2に対するX方向の一方への移動が制限される。当接部31c1および側壁2iは、ストッパの一例である。なお、ストッパは、この例には限定されず、前壁2cに当接部31c1と当接可能な凹部が設けられたり、棚壁2hのX方向の一方の端部に後壁31eと当接可能な当接部が設けられたりしてもよい。
また、後壁31eには、開口部31e1が設けられている。開口部31e1には、補助記憶装置32のコネクタ33が挿入されている。換言すると、コネクタ33は、開口部31e1を介して、後壁31eのX方向の一方に露出している。開口部31e1は、後述する排出機構8の押出部材8aとY方向にずれて位置されている。
サブ基板7は、棚壁2h(ユニット3)と後壁2eとの間に位置されている。サブ基板7は、補助記憶装置32のコネクタ33と機械的かつ電気的に接続可能なコネクタ7aを有している。本実施形態では、コネクタ33とコネクタ7aとの機械的な嵌合によって、ユニット3の筐体2に対するX方向の他方への移動が制限されている。これにより、電子機器1の通常運用時において、ユニット3が不用意に筐体2から外れるのが抑制されている。
なお、サブ基板7は、二つのユニット3で共通のものが用いられてもよいし、別々のものが用いられてもよい。サブ基板7には、一方のユニット3用の排出機構8の駆動回路8c(図3参照)と、他方のユニット3用の排出機構8の駆動回路8cと、が独立して設けられている。サブ基板7は、回路基板や、バックプレーン基板、第二基板等とも称される。
排出機構8は、棚壁2h(ユニット3)と後壁2eとの間、かつサブ基板7と左壁2dとの間に位置されている。排出機構8は、それぞれ、押出部材8aと、駆動部8b(図3参照)と、駆動回路8cと、を有している。本実施形態では、押出部材8aは、ラックギヤが設けられたロッドであり、駆動部8bは、ラックギヤと噛み合うピニオンギヤを回転させるモータである。なお、押出部材8aは、ネジ機構を有した回転直動変換機構によって直動されてもよい。駆動部8bは、第一の電動アクチュエータの一例である。
押出部材8aおよび駆動部8bは、排出機構8のギヤボックス8d内に収容されている。また、ギヤボックス8dには、ユニット3に対応して、二つの押出部材8aおよび二つの駆動部8bが、それぞれZ方向に互いに間隔をあけて設けられている。複数の駆動部8bは、それぞれ配線等を介して、サブ基板7に実装された駆動回路8c(図3参照)と電気的に接続されている。
また、複数の押出部材8aは、それぞれギヤボックス8dにX方向に沿って移動可能に支持されている。そして、駆動部8bの駆動力がピニオンギヤを介して伝達された場合に、押出部材8aが収納位置P1に対応した第一の位置P3から排出位置P2に対応した第二の位置P4へと移動するよう構成されている。これにより、ユニット3の後壁31eがX方向の他方に押し出され、ユニット3が収納位置P1から排出位置P2へと移動する。なお、押出部材8aの先端部は、収納位置P1において、後壁31eと当接していてもよいし、後壁31eから離間していてもよい。
図3は、電子機器1のブロック図である。図3に示されるように、メイン基板9には、CPU10や、RAIDコントローラ6等の複数の電子部品が実装されている。メイン基板9内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路が構成されている。メイン基板9は、マザーボードや、第一基板等とも称される。
RAIDコントローラ6は、拡張カードの形でメイン基板9の拡張スロットに実装されている。RAIDコントローラ6は、補助記憶装置32のそれぞれに同一の情報を書き込むRAID1(ミラーリング)にて複数の補助記憶装置32に対するデータの読み出しおよび書き込みを統括的に制御する。なお、RAIDコントローラ6は、この例には限定されず、RAID5(分散パリティ)等、その他のレベルで構成されてもよい。
CPU10は、リード・ライト制御部11や、異常検出部12、排出制御部13等を有している。リード・ライト制御部11は、補助記憶装置32へのデータの書き込みや、補助記憶装置32からのデータの読み出し等を制御する。なお、本実施形態では、リード・ライト制御部11、異常検出部12、および排出制御部13は、ソフトウエアとハードウエアとの協働によって実現されるが、少なくとも部分的にハードウエアによって実現されてもよい。
異常検出部12は、補助記憶装置32に生じた異常や故障を検出する。補助記憶装置32の異常は、所定時間内にコマンドに対する応答が無かったり、補助記憶装置32におけるデータの書き込みやデータの読み出しが想定されるあるいは定められた時間を超えて終了しなかったり等により、検出することができる。
排出制御部13は、異常検出部12において、補助記憶装置32の異常が検出された場合に、駆動部8bに電力が供給されるよう、駆動回路8cを制御する。これにより、回転する駆動部8bのピニオンギヤを介して押出部材8aが可動し、故障した補助記憶装置32のユニット3が、収納位置P1から排出位置P2へと排出される。
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、複数の補助記憶装置32に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御するRAIDコントローラ6と、複数の補助記憶装置32の異常を検出する異常検出部12と、複数のユニット3を筐体2から排出させる排出機構8と、異常検出部12の検出結果に基づいて、複数の補助記憶装置32のうち異常が生じた一つのユニット3が収納位置P1から排出位置P2へと移動するよう、排出機構8を制御する排出制御部13と、を備える。従来構成において、電子機器1が大量に設置されるサーバ室のような環境で使用される場合にあっては、表示ランプが配線等に隠れたり他の表示ランプに紛れたりして見え難くなり、故障した補助記憶装置32が把握され難くなる虞があった。その点、本実施形態によれば、補助記憶装置32に異常が生じた場合に自動的に排出される構成であるため、故障した補助記憶装置32が把握されやすくなり、ひいては補助記憶装置32の交換作業がより迅速に行われやすくなる。
また、本実施形態では、排出機構8は、ユニット3を収納位置P1から排出位置P2へと押し出す押出部材8aと、押出部材8aを収納位置P1に対応した第一の位置P3と、排出位置P2に対応した第二の位置P4と、の間で移動させる駆動部8bと、を有する。このような構成によれば、押出部材8aおよび駆動部8bによって、排出機構8を比較的簡素な構成によって実現することができる。
<第2実施形態>
図4は、電子機器1Aのユニット3近傍の断面図である。図4に示される実施形態の電子機器1Aは、上記第1実施形態の電子機器1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
図4は、電子機器1Aのユニット3近傍の断面図である。図4に示される実施形態の電子機器1Aは、上記第1実施形態の電子機器1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図4に示されるように、排出機構8Aに付勢部材8eやロック部材8f等が設けられている点が、上記第1実施形態と相違している。付勢部材8eは、X方向に弾性的に圧縮可能な圧縮バネである。付勢部材8eは、押出部材8aと後壁2eとの間に介在している。付勢部材8eは、ユニット3が収納位置P1に位置された状態で、押出部材8aを介してユニット3を排出位置P2側に向けて付勢している。なお、付勢部材8eは、この例には限定されず、押出部材8aを介さずに直接的にユニット3を付勢してもよい。本実施形態では、押出部材8aは、ロッドである。
ロック部材8fは、ユニット3のY方向の他方に位置され、右壁31fと略平行に延びている。ロック部材8fの先端部には、Y方向の一方に突出し、右壁31fの貫通孔31f1内に挿入される爪8f1が設けられている。爪8f1は、貫通孔31f1の縁部とX方向に面している。本実施形態では、爪8f1と貫通孔31f1の縁部との当接によって、ユニット3の筐体2に対するX方向の他方への移動が制限される。これにより、ユニット3が収納位置P1でロックされる。
また、ロック部材8fは、当該ロック部材8fの基端部に設けられたねじりコイルバネ等によって、ロック解除位置P6からロック位置P5側、すなわち図4の時計回り方向に付勢されている。ロック解除位置P6では、爪8f1が貫通孔31f1の外側に位置され、ユニット3のロックが解除される。
駆動部8b1は、プッシュ型のソレノイドである。駆動部8b1のプッシュバーは、ロック部材8fと当接している。そして、本実施形態では、駆動回路8cから駆動部8b1に電力が供給された場合に、駆動部8b1のプッシュバーがロック部材8fをロック位置P5からロック解除位置P6へと移動させるよう構成されている。これにより、ユニット3が付勢部材8eの付勢力によってX方向の他方に押し出され、ユニット3が収納位置P1から排出位置P2へと移動する。なお、本実施形態では、駆動回路8cから駆動部8b1への電力の供給が遮断された場合に、ロック部材8fが自動的にロック解除位置P6からロック位置P5へと復帰する。よって、本実施形態によれば、補助記憶装置32を交換したユニット3をより簡単に排出位置P2から収納位置P1へと戻すことができる。駆動部8b1は、第二の電動アクチュエータの一例である。なお、駆動部8b1は、プル型のソレノイドであってもよい。
以上のように、本実施形態では、排出機構8Aは、ユニット3を収納位置P1から排出位置P2に向けて付勢する付勢部材8eと、ユニット3を収納位置P1でロックするロック位置P5と、ユニット3のロックを解除するロック解除位置P6と、の間で移動可能に設けられたロック部材8fと、ロック部材8fをロック位置P5とロック解除位置P6との間で移動させる駆動部8b1と、を有する。このような構成によれば、付勢部材8e、ロック部材8f、および駆動部8b1を利用することにより、排出機構8Aを比較的簡素な構成によって実現することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1,1A…電子機器、2…筐体、3…ユニット、6…RAIDコントローラ、8,8A…排出機構、8a…押出部材、8b…駆動部(第一の電動アクチュエータ)、8b1…駆動部(第二の電動アクチュエータ)、8e…付勢部材、8f…ロック部材、12…異常検出部、13…排出制御部、31…支持部材、32…補助記憶装置、P1…収納位置、P2…排出位置、P3…第一の位置、P4…第二の位置、P5…ロック位置、P6…ロック解除位置。
Claims (3)
- 筐体と、
それぞれが支持部材と、前記支持部材に支持された補助記憶装置と、を有し、前記補助記憶装置が前記筐体に収納される収納位置と、前記収納位置から前記補助記憶装置の少なくとも一部が前記筐体の外側に排出される排出位置と、の間で移動可能に前記筐体に支持された、複数のユニットと、
前記複数の補助記憶装置に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御するRAIDコントローラと、
前記複数の補助記憶装置の異常を検出する異常検出部と、
前記複数のユニットを前記筐体から排出させる排出機構と、
前記異常検出部の検出結果に基づいて、前記複数の補助記憶装置のうち異常が生じた一つの前記ユニットが前記収納位置から前記排出位置へと移動するよう、前記排出機構を制御する排出制御部と、
を備えた、電子機器。 - 前記排出機構は、
前記ユニットを前記収納位置から前記排出位置へ押し出す押出部材と、
前記押出部材を前記収納位置に対応した第一の位置と、前記排出位置に対応した第二の位置と、の間で移動させる第一の電動アクチュエータと、
を有した、請求項1に記載の電子機器。 - 前記排出機構は、
前記ユニットを前記収納位置から前記排出位置に向けて付勢する付勢部材と、
前記ユニットを前記収納位置でロックするロック位置と、前記ユニットのロックを解除するロック解除位置と、の間で移動可能に設けられたロック部材と、
前記ロック部材を前記ロック位置と前記ロック解除位置との間で移動させる第二の電動アクチュエータと、
を有した、請求項1に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
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