JP2019113689A - 投影装置、情報処理装置、及び投影システム - Google Patents

投影装置、情報処理装置、及び投影システム Download PDF

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Abstract

【課題】投影画像の階調性を向上可能にすることを課題とする。【解決手段】投影装置(202a)は、入力された画像を投影する投影手段と、投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置(202b)の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置(202b)の投影能力に関する情報とを基に、画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、生成した複数の変換規則の少なくとも一つを外部の投影装置に送信する送信手段と、を有し、投影手段は、生成手段が生成した変換規則に基づいて変換した階調値の画像を投影する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を投影する技術に関する。
近年、画像・映像表現の分野において、ハイダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)と呼ばれる、暗い階調(低階調)から明るい階調(高階調)まで幅広く忠実に原画像を表示する表現形態が注目を浴びている。液晶プロジェクタなどの投影装置を用いてHDR表示を実現する方式の一つとして、スタック投影がある。スタック投影とは、複数の投影装置から同じ画像をスクリーン上で重ね合わせるように投影表示する方式を指す。スタック投影を行うと、複数の投影装置の投影画像の明るさが足し合わされるため、単一の投影装置だけを用いた投影時に比べて、より明るい階調側を表示できるようになる。一般に、投影装置は、入力された画像の入力階調値と、投影する画像の明るさとを変換する特性を定めたデータを有している。例えば特許文献1には、スタック投影に使用される投影装置ごとに、前述の特性を定めるデータを異ならせて定義する技術が開示されている。この定義により、スタック投影に使用される複数の投影装置のうち、どの投影装置がどの階調範囲の投影を担うかが割り当てられる。
特開2008−20822号公報
ところで、投影装置を含む表示装置において、表示画像に階調の擬似輪郭が目立ってしまうことがある。擬似輪郭とは、表示画像に現れる等高線状の輝度段差を指す。特許文献1では、投影装置ごとに特性を定義して投影装置が担う階調範囲を割り当てることは行われるが、擬似輪郭が目立つ場合の対応については考慮されておらず、スタック投影時に投影画像の階調性が低下してしまうことがある。
そこで、本発明は、投影画像の階調性を向上可能にすることを目的とする。
本発明の投影装置は、入力された画像を投影する投影手段と、前記投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、前記生成された複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信手段と、を有し、前記投影手段は、前記生成手段が生成した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする。
本発明によれば、投影画像の階調性を向上させることができる。
本実施形態の投影システムの概略構成例を示す図である。 撮影システムを構成する各装置のブロック図である。 液晶プロジェクタの動作フローチャートである。 液晶プロジェクタの投影能力情報の一例を示す図である。 LUT生成処理の詳細を示すフローチャートである。 LUTの一例を示す図である。 液晶プロジェクタ間の通信シーケンス例を示す図である。 LUTに基づく投影時の入力階調値と明るさの関係を示す図である。 変形例と本実施形態を適用しない場合のLUTの一例を示す図である。 PCと液晶プロジェクタの動作フローチャートである。 液晶プロジェクタとPCとの間の通信シーケンス例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、複数の液晶プロジェクタから同じ画像をスクリーン上で重ね合わせるように投影表示するスタック投影を行う投影システムを例に挙げている。なお、本実施形態では液晶プロジェクタを例に挙げているが、本発明はこれに限らず、例えばデジタルミラーデバイス方式のプロジェクタを含むあらゆる方式の投影装置にも適用可能である。さらには、スタック投影システムは、情報処理装置と投影装置とが分けられた構成であっても良いし、情報処理装置と投影装置が一体化されていても良い。
<第1実施形態の投影システムの全体構成>
先ず、図1(a)を参照しながら、第1実施形態のスタック投影システムの全体構成について説明する。
図1(a)は、第1実施形態のスタック投影システムの概略的な俯瞰図である。なお、図1(b)は、第2実施形態のスタック投影システムの構成図であり、その説明は後述する。
画像信号源装置200は、投影画像の基になる画像を取得又は生成する。画像信号源装置200は、その取得又は生成した画像から、液晶プロジェクタ202a〜202bにおいてそれぞれ投影される画像の基になる画像信号を生成する。そして、画像信号源装置200は、液晶プロジェクタ202aが投影表示すべき画像の基になる画像信号を、映像ケーブル201aを介して液晶プロジェクタ202aに送信する。また、画像信号源装置200は、液晶プロジェクタ202bが投影表示すべき画像の基になる画像信号を、映像ケーブル201bを介して液晶プロジェクタ202bに送信する。
映像ケーブル201a〜201bとしては、例えばDisplayPort(登録商標)1.2規格に準拠したケーブル、又は、HDMI(登録商標)やDVI(商標)などの規格のケーブルが用いられる。
なお、図1(a)では、液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bの二つのみを示しているが、液晶プロジェクタは二つに限定されず、三つ以上であっても良い。
液晶プロジェクタ202a〜202bは、それぞれ対応した映像ケーブル201a〜201bを介して送られてきた画像信号を受信し、その画像信号に基づく画像を、スクリーン101に投影する。なお、スクリーン101は、液晶プロジェクタ202a〜202bからの画像が投影されるスクリーンである。このとき、液晶プロジェクタ202a〜202bからそれぞれ投影される画像は、少なくとも一部が重ね合わされるようにスクリーン101上に表示される。
また、液晶プロジェクタ202a〜202bの間は、ネットワークケーブル203及び不図示のハブ装置を介して接続されている。したがって、これら液晶プロジェクタ202a〜202bは、ネットワークケーブル203及び不図示のハブ装置を介して、相互に通信可能となっている。ネットワークケーブル203としては、例えばLAN(Local Area Network)等のケーブルが用いられる。
<詳細構成>
次に、図2(a)と図2(b)を参照して、第1実施形態の画像信号源装置200と液晶プロジェクタ202aのブロック構成を詳細に説明する。液晶プロジェクタ202bの構成は液晶プロジェクタ202aと同じであるため説明を省略する。なお、図2(c)は第2実施形態の投影システムで使用される外部パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置のブロック構成図であり、その説明は後述する。
図2(a)は、画像信号源装置200の内部構成を示したブロック図である。
画像信号源装置200は、CPU211、主記憶装置212、ビデオコントローラ213、ネットワークコントローラ214、入出力インタフェース215、補助記憶装置216を有している。そして、それら各構成要素が、バス210を介して相互に接続されている。なお、画像信号源装置200は、例えばPCであっても良いし、専用の装置であっても良い。
CPU211は、画像信号源装置200の各構成要素を制御するものである。また、CPU211は、補助記憶装置216や不図示の外部のサーバに格納されたOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションソフトとする。)のコードに従った各種処理や制御を実行する。例えば、CPU211は、これらコードに従い、後述するビデオコントローラ213を用いて画像データを形成し、その画像データを主記憶装置212に記憶させる。アプリケーションソフトの例としては、プレゼンテーションソフトウェアや、表計算ソフトウェア、ビデオ再生ソフトウェア等がある。
主記憶装置212は、CPU211が動作するためのワークメモリである。
補助記憶装置216は、OSやアプリケーションソフト、各種のデータが格納されており、CPU211により、それらが使用される。
ネットワークコントローラ214は、不図示の外部のサーバやネットワーク機器に接続する際に使用する通信インタフェースを含む。このネットワークコントローラ214を介することで、CPU211は、不図示の外部のサーバやネットワーク機器との間でデータや情報のやり取りを行うことができる。なお、OSやアプリケーションソフト、各種のデータは不図示の外部サーバに用意されていても良く、CPU211は、ネットワークコントローラ214を介して、外部サーバからそれらOSやアプリケーションソフト、各種のデータを取得しても良い。
入出力インタフェース215は、不図示のキーボードやマウス、タッチパネルといった、使用者が画像信号源装置200を操作するためのデバイスを接続するインタフェースである。この入出力インタフェース215を介して使用者から入力された指示を基に、CPU211は、画像信号源装置200を動作させる。
ビデオコントローラ213は、CPU211により制御され、画像データを生成する。ビデオコントローラ213は、画像送信部217a〜217b及び通信部218a〜218bと接続されている。画像送信部217a及び通信部218aは、映像ケーブル201aを介して、外部機器(本実施形態では液晶プロジェクタ202a)と接続されている。また、画像送信部217b及び通信部218bは、映像ケーブル201bを介して、外部機器(本実施形態では液晶プロジェクタ202b)と接続されている。
画像送信部217a〜217bは、ビデオコントローラ213にて生成された画像データを、外部機器(本実施形態では液晶プロジェクタ202a〜202b)への送信に適した形式に変換して送出する機能を有している。
通信部218a〜218bは、画像データの受信側である外部機器(本実施形態では液晶プロジェクタ202a〜202b)と情報通信を行うものである。
また、通信部218a〜218bは、接続された外部機器から、例えば当該外部機器の特性を表す特性情報を取得ことができる。本実施形態のように外部機器として液晶プロジェクタ202a〜202bが接続されている場合、通信部218a〜218bは、特性情報の一つとして、液晶プロジェクタ202a〜202bの表示性能情報を取得する。表示性能情報には、特性情報の一つとして、それら液晶プロジェクタで最適とされる画像画素数の情報が含まれるものとする。外部機器の特性情報は例えば外部機器自身が保持しており、通信部218a〜218bは、当該外部機器に対して特性情報の送信を要求し、その要求に応じて送信された特性情報を取得する。なお、外部機器の特性情報は、補助記憶装置216や不図示の外部サーバ等に予め用意されていてもよく、それらから取得されても良い。表示性能情報としては、例えばVESA(Video Electronics Standards Association)のEDID(Extended Display Identification Data)が挙げられる。
以上説明したように、本実施形態の画像信号源装置200は、アプリケーションソフトやデータに基づき、例えばプレゼンテーション画像や表計算結果を示す画像、ビデオ画像といった画像を生成して、外部機器(液晶プロジェクタ等)に出力可能となされている。
図2(b)は、液晶プロジェクタ202aの内部構成を示したブロック図である。
液晶プロジェクタ202aは、画像受信部221、通信部222、画像処理部223、投影光学系224、空間変調部225、制御部226、操作部227、ネットワークコントローラ230、ROM240、RAM241を有している。そして、それら各構成要素が、バス220を介して相互に接続されている。
制御部226は、液晶プロジェクタ202aの各構成要素を制御するものである。制御部226は、処理手順を記述したプログラムのコードを後述のROM240からロードし、後述のRAM241をワークメモリとして使用しながら、動作することで、各構成要素の制御等を実行する。
ROM240は、制御部226が実行する処理手順、及び後述の基準とするルックアップテーブル(以下、LUTとする。)の情報を保持する。
RAM241は、制御部226が処理を実行する際に使用するワークメモリである。
画像受信部221及び通信部222は、映像ケーブル201aと接続可能になされており、本実施形態の場合、当該映像ケーブル201aを介して画像信号源装置200等の外部機器と接続される。
画像受信部221は、画像信号源装置200より画像データを受信する回路である。画像受信部221は、映像ケーブル201aを介した通信に適したDisplayPortやHDMI形式の画像データを受信し、内部処理に適した一般のデジタル信号形式に変換して画像処理部223に出力する。
通信部222は、画像信号源装置200等の外部機器との間で通信を行うための回路である。本実施形態の場合、通信部222は、液晶プロジェクタ202aの表示性能情報を、外部機器として接続された画像信号源装置200に送信する。通信部222は、表示性能情報を記憶する記憶部228を備えており、画像信号源装置200からの要求に応じて、記憶部228から表示性能情報を読み出し、その読み出した表示性能情報を、画像信号源装置200に送信する。
画像処理部223は、画像受信部221で受信した画像データに対して画像処理を行い、その画像処理後の画像データを後段の空間変調部225に出力する回路である。画像処理の例としては、階調補正や拡大縮小処理などが挙げられる。階調補正の例として、画像処理部223では、後述するような入力階調値と出力階調値を対応付けたLUTを使用して、入力された画像の各画素の階調値を変換するような階調補正処理が行われる。本実施形態の場合、LUTは、後述するように基準とするLUTを基に生成される。基準とするLUTは例えばROM240に格納され、生成されたLUTは例えばRAM241に格納される。なお、基準とするLUTは、例えば工場出荷時に初期設定される場合の他、制御部226によって更新されたり、液晶プロジェクタ202aの使用者による調整操作に応じて変更されたりすることも可能となされている。
投影光学系224は、後述の空間変調部225に対して光を照射する。投影光学系224は、不図示の光源、光源制御部、照明系レンズ、照明系レンズ制御部、投影系レンズ、投影系レンズ制御部を有して構成されている。投影光学系224は、一般的な液晶プロジェクタに備えられているものであり、詳細な説明は省略する。
空間変調部225は、画像処理部223による階調補正や拡大縮小などの画像処理後の画像データに応じた画像を形成する。空間変調部225は、不図示の液晶パネルと液晶パネル制御部を有して構成される。空間変調部225の液晶パネル制御部は、画像処理部223から出力された画像データに基づいて、液晶パネル上に画像を形成する。そして、この液晶パネルに投影光学系224からの光が照射されることで、スクリーン101への画像投影が実現される。
操作部227は、使用者から液晶プロジェクタ202aに入力される操作指示を受け付ける受付部である。操作部227には、指示を入力する際に操作される操作ボタンやタッチパネル等の操作部材と、その操作部材への操作に応じた操作信号を出力する信号生成部、不図示のリモコンからの指示信号を受信する受信部等が含まれる。また本実施形態の液晶プロジェクタにおいて、操作部材の操作ボタンには、スタック投影を行う際に使用者により押下操作されるスタック投影ボタンが含まれるとする。この操作部227が受け付けた操作指示の情報は、制御部226に送られる。
ネットワークコントローラ230は、液晶プロジェクタ202bとの間で情報を送受信するための回路であり、ネットワークケーブル203と接続される。本実施形態において、液晶プロジェクタ202bとの間で送受信される情報としては、後述する投影能力情報やLUTの情報等が挙げられる。詳細は後述するが、制御部226による制御の下、ネットワークコントローラ230は、ネットワークケーブル203を介して、投影能力情報又はLUTを受信し、バス220を介して制御部226に伝達する。同様に詳細は後述するが、ネットワークコントローラ230は、バス220を介して制御部226から伝達された投影能力情報又はLUTを、ネットワークケーブル203を介して送信する。
<動作フロー>
図3、図4、図5を参照しながら、本実施形態の投影システムにおける詳細な動作フローを説明する。
以下、図1(a)に示した投影システムにおいて、画像信号源装置200から出力された同じ画像信号に基づく画像を、液晶プロジェクタ202a〜202bがスクリーン101上にスタック投影表示する状況を想定して、本実施形態の動作フローの説明を行う。
ここで、本実施形態の投影システムでは、液晶プロジェクタ202a〜202bがネットワークケーブル203を介して相互に接続されている場合、例えば操作部227のスタック投影ボタンが押下された方の液晶プロジェクタがマスター側となる。一方、スタック投影ボタンが押下されていない方の液晶プロジェクタはスレーブ側となる。本実施形態において、マスター側となった液晶プロジェクタは、スタック投影に用いられる画像の入力階調値を出力階調値に変換するのに用いられる複数の変換規則をそれぞれ表す複数のLUTを生成する。マスター側となった液晶プロジェクタが生成する複数のLUTは、マスター側の液晶プロジェクタで用いられるLUTと、スレーブ側の液晶プロジェクタで用いられるLUTとを含む。すなわち本実施形態の場合、マスター側の液晶プロジェクタは、スタック投影において各液晶プロジェクタが投影する画像の階調補正を統括する役割を担う。以下の説明では、液晶プロジェクタ202aがマスター側となり、液晶プロジェクタ202bがスレーブ側となった場合を想定する。
図3のフローチャート300は、マスター側となる液晶プロジェクタ202aの制御部226が実行する処理のフローチャートであり、フローチャート310はスレーブ側の液晶プロジェクタ202bの制御部226が実行する処理のフローチャートである。
なお、以降の説明では、特別な断りの無い限り、同じ符号が割り振られたステップは同じ処理であることを表す。また、以降の説明では、図3のフローチャート300の各ステップS301〜ステップS370をS301〜S370と略記し、フローチャート310の各ステップS400〜ステップS440をS400〜S440と略記する。また図3の処理はソフトウェア構成又はハードウェア構成により実行されても良いし、一部がソフトウェア構成で残りがハードウェア構成により実現されても良い。ソフトウェア構成は、制御部226が本実施形態に係るプログラムを実行することにより実現される。本実施形態に係るプログラムは、ROM240等に予め用意されていてもよく、また着脱可能な半導体メモリ等から読み出されたり、インターネット等のネットワークからダウンロードされたりしても良い。これらのことは、後述する他のフローチャートにおいても同様であるとする。
先ずフローチャート300について説明し、次にフローチャート310について説明する。液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bとの間のやり取りの詳細は、後述する図5のシーケンス図を参照しながら説明する。
フローチャート300のS300において、液晶プロジェクタ202aの制御部226は、操作部227が有する不図示のスタック投影ボタンの押下が検知されたか否かの判定を行う。制御部226は、スタック投影ボタンが押下されたと判定した(押下を検知した)場合にはS310に遷移し、押下されていないと判定した(押下を検知していない)場合には、S300で押下が検知されるまで待ち状態となる。
S310に遷移すると、制御部226は、自装置をマスター側とし、ネットワークコントローラ230を制御し、ネットワークケーブル203を介して、液晶プロジェクタ202bに対して後述する投影能力情報を送信してほしい旨の要求を送信する。なお、液晶プロジェクタ202bでは、自装置においてスタック投影ボタンが押下される前に、ネットワークケーブル203を介して投影能力情報の送信要求を受信した場合、自装置をスレーブ側として後述するフローチャート310の処理を行うことになる。
次にS320において、マスター側となった液晶プロジェクタ202aの制御部226は、ネットワークコントローラ230がネットワークケーブル203を介してスレーブ側の液晶プロジェクタ202bから投影能力情報を受信したか否かの判定を行う。そして、制御部226は、スレーブ側の液晶プロジェクタ202bから投影能力情報を受信したと判断した場合にはS330に遷移し、受信していないと判断した場合には、S320で受信したと判定されるまで待ち状態となる。
S330に遷移すると、制御部226は、自装置(液晶プロジェクタ202a)の投影能力情報をROM240から読み出す。
以下、投影能力情報について図4(a)を参照して説明する。なお、図4(b)の説明は後述する。本実施形態において、投影能力情報は、例えば図4(a)の表400や表410に記述されるような情報となされており、予め計測又は計算により求められてROM240に格納されているとする。表400は液晶プロジェクタ202aの投影能力情報の例を、表410は液晶プロジェクタ202bの投影能力情報の例を示している。これら表400と表410は、基本的に同一の表構成となされているため、以下、代表して、表400を例に挙げて、表の見方を説明する。
列401には、液晶プロジェクタの識別子が記述される。液晶プロジェクタの識別子は、例えば、液晶プロジェクタのシリアルナンバーや型番、使用者が液晶プロジェクタに割り振ったIDなどである。その他、液晶プロジェクタの識別子は、IP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスなどのネットワーク上の識別子が用いられても良い。
列402には、液晶プロジェクタが投影して表現可能な画像の明るさ(輝度)の階調数が記述される。本実施形態の場合、列402に記述される数値は、液晶プロジェクタに入力された画像の各画素の階調値に関して、投影可能な階調値の範囲の幅を表している。例えば、投影可能な階調値の範囲が0〜255の場合、又は、1〜256の場合、10〜265の場合、255〜510の場合には、いずれも、投影可能な階調値の範囲の幅は256である。したがってこれらいずれの場合も、列402には、投影可能な階調値の範囲を表す数値として256が記述される。表400の列402の場合、液晶プロジェクタ202aにおいて投影可能な階調値の範囲の幅を表す数値は256となっている。
列403には、液晶プロジェクタが投影して表現可能な画像の明るさの範囲を表す値が記述される。液晶プロジェクタが投影して表現可能な画像の明るさには、液晶プロジェクタの光源の明るさと、液晶プロジェクタの投影光学系から発せられる投影光の明るさと、液晶プロジェクタが投影するスクリーン上での明るさと、の少なくとも一つが含まれる。本実施形態の場合、列403には、液晶プロジェクタが投影して表現可能な画像の明るさの範囲を表す値として、液晶プロジェクタから外部に発せられる投影光の光束(単位はルーメンであり、lmとも表記する。)を表す値が記述されている。また、スクリーン101上の輝度(単位はcd/m2)は、液晶プロジェクタから発せられる投影光の光束に容易に変換できる。したがって、列403には、スクリーン101上の輝度の値が記述されても良い。その他にも、列403には、それら光束や輝度に変換可能な他の明るさの指標が記述されても良い。表400の列403の場合、液晶プロジェクタ202aが投影して表現可能な画像の明るさの範囲を表す値は0〜255となっている。
なお、表400に示したような投影能力情報は、必ずしも事前にROM240に格納しておく必要はなく、投影距離や投影面積を考慮して、実際の投影面の明るさを測定等することにより取得しても良い。例えば、投影光学系224が有する不図示の測光部を用い、投影能力情報のうち、投影可能な明るさの範囲(列403の情報)を取得しても良い。この場合、例えば測光部を用いて投影光学系224の光源(不図示)の漏れ光を測定し、制御部226は、その漏れ光を基に投影可能な明るさの範囲を取得しても良い。また、投影距離や投影面積、漏れ光等に基づいて投影能力情報を取得する場合、自装置における設計上の投影能力情報を、それら投影距離や投影面積、漏れ光等を基に取得した情報により補正した情報を用いても良い。
図3のフローチャート300に説明を戻す。フローチャート300のS320において、制御部226は、ネットワークコントローラ230を介し、スレーブ側の液晶プロジェクタ202bから表410で表された投影能力情報を受信したとする。これにより、マスター側の液晶プロジェクタ202aの制御部226は、スレーブ側の液晶プロジェクタ202bが表410で表される投影能力を有していることを認識できる。なお、表410の投影能力情報の場合、液晶プロジェクタ202bは、0ルーメンから2046ルーメンまでを1024階調の明るさで投影できる能力を有していることが示されている。
次にS330において、制御部226は、図4(a)の表400で表された自装置の投影能力情報をROM240から読み出す。これにより、制御部226は、自装置が表400で表される投影能力を有していることを認識できる。なお、表400の投影能力情報の場合、液晶プロジェクタ202aは、0ルーメンから255ルーメンまでを256階調の明るさで投影できる能力を有していることが示されている。
次にS340において、制御部226は、表400で表された自装置の投影能力情報と、表410で表された液晶プロジェクタ202bの投影能力情報とを比較する。そして、制御部226は、その比較の結果に基づいて、液晶プロジェクタ202a〜202bの画像処理部223でそれぞれ使用されるLUTを生成する。
以下、S340のLUT生成処理について、図5のフローチャート330を参照しながら説明する。図5のフローチャート330は、図3のフローチャート300のS340におけるLUT生成処理を詳細に示したフローチャートである。
先ずS600において、制御部226は、表400と表410とで表される投影能力情報から、液晶プロジェクタ202a〜202bのそれぞれが投影可能な単位階調あたり(例えば1階調あたり)の明るさ変化量を計算する。例えば、表400の投影能力情報によれば、液晶プロジェクタ202aは、0〜255ルーメンの範囲を階調値0〜255の256階調で投影可能である。制御部226は、下記式のような計算を行うことにより、液晶プロジェクタ202aが投影可能な1階調あたりの明るさ変化量を算出する。
255(ルーメン)÷255(階調値)=1(ルーメン/階調)
同様に、液晶プロジェクタ202bの表410の投影能力情報は、0〜2046ルーメンの範囲を階調値0〜1023の1024階調で投影可能である。制御部226は、下記式のような計算を行うことにより、液晶プロジェクタ202bが投影可能な1階調あたりの明るさ変化量を算出する。
2046(ルーメン)÷1023(階調値)=2(ルーメン/階調)
なお、S600にて計算する投影可能な1階調あたりの明るさ変化量は、予め投影能力情報の一部として含めておくようにしても良い。この場合、S600の処理は省略することができる。
次にS610において、制御部226は、表400と表410の投影能力情報それぞれに対し、S600で計算した1階調あたりの明るさ変化量を追加した情報を、RAM241に配列として格納する。このとき、制御部226は、1階調あたりの明るさ変化量の小さい順にソートして配列に格納する。図4(a)には、この配列の例を表420として示している。表420は、表400と表410を統合した表に、S600にて計算した1階調あたりの明るさ変化量を列421として追加した表構成となっている。また表420は、列421の数値の小さい順にソートされている。
次にS620において、制御部226は、S610でRAM241に格納した配列に、1階調あたりの明るさ変化量が等しい情報が複数存在するか否かを判断する。そして、制御部226は、複数存在すると判断した場合はS630に遷移し、複数存在しないと判断した場合はS640に遷移する。例えば表420に示した配列の場合、列421の数値は1と2で互いに異なるため、制御部226は、1階調あたりの明るさ変化量が等しい情報は複数存在しないと判断してS640に遷移する。なお、S630に遷移した場合の説明は後述する。
S640に遷移すると、制御部226は、S640からS644までの処理により、スタック投影する際に基準とするLUTを基に、液晶プロジェクタ202a(自装置)と液晶プロジェクタ202bで使用するLUTをそれぞれ個別に生成する。
以下、図6(a)、図6(b)を参照しながらS640〜S644の処理の詳細を説明する。
図6(a)の表500はスタック投影する際に基準とするLUTの一例を示す表である。図6(b)の表510は液晶プロジェクタ202a用に生成したLUT、表520は液晶プロジェクタ202b用に生成したLUTの一例を示す表である。表530は、液晶プロジェクタ202aで表510に基づくスタック投影がなされ、液晶プロジェクタ202bで表520に基づくスタック投影がなされた場合の、見かけ上のLUTを表している。表500、表510、表520、表530の見方は同じであるため、代表して表500の見方を説明する。
列501には、画像処理部223に入力する画像の画素の階調値が記述される。本実施形態の場合、列501の値の範囲は0〜4095としているが、これには限定されず、他の値の範囲であっても良い。
列502には、液晶プロジェクタ202が出力する投影画像の明るさ(単位はルーメン)の値が記述される。
表500に示すLUTの特性は、例えば、液晶プロジェクタを含む画像表示装置が従う基準とすべき所定の特性であるEOTF(Electro−Optical Transfer Function)に相当する。
制御部226がS640〜S644にて生成するLUTは、表510〜表520である。
以下、図5のフローチャート330に説明を戻し、制御部226が表420と表500から表510〜表520を生成する手順を説明する。
S640において、制御部226は、表510内で低階調側の範囲に相当するLUT内容511を決定する。具体的には、先ず制御部226は、表500に示したLUTをROM240からRAM241に読み出す。続けて、制御部226は、表420に示した配列から列421の値が最小である投影能力情報を読み出す。
ここで、本実施形態の投影システムで使用される液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bとでは、列421に示すように液晶プロジェクタ202aの方が1階調あたりの明るさ変化量が小さい。また一般に、人間の目は低輝度部の輝度変化に敏感であるという視覚特性を有するため、投影装置を含む表示装置において表示が行われる場合、低輝度部では画像の1階調あたりの輝度差が細かくなるように表示することが望まれる。例えば、もし1階調あたりの輝度差が粗いと、表示画像に階調の擬似輪郭が見えてしまうことになる。擬似輪郭とは、前述したように、表示画像に現れる等高線状の輝度段差を指す。例えば、スタック投影において、1階調あたりの輝度差が粗い投影装置が低輝度部の画像投影に割り当てられた場合、スタック投影時に投影画像の低輝度部の階調性が低下してしまう虞がある。このため、本実施形態のように液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェク202bを用いた投影を行うような場合には、1階調あたりの輝度差が細かい液晶プロジェクタ202aの方が、低階調部の投影に適していると言える。したがって、S640において、制御部226は、表420に記述された各配列を比較し、その比較の結果を基に、低階調部の投影に適している方の液晶プロジェクタ202aの投影能力情報、つまり表400の投影能力情報を読み出す。
さらに、制御部226は、表400の投影能力情報及び表500のLUTを参照して、表400の列403に示す液晶プロジェクタ202aが投影可能な明るさの上限値である255ルーメンに対応する列501に記載の入力階調値である255を取得する。そして、制御部226は、表510内のLUT内容511で示す範囲内の入力階調値が0から255までの範囲の「明るさ」列の数値を、表500の入力階調値の0〜255の範囲から複製することで決定する。
次にS641において、制御部226は、表510内でS640にて決定されたLUT内容511を除いた残りのLUT内容512を決定する。具体的には、制御部226は、表510の入力階調値が先に取得した255より大きい256〜4095の範囲の「明るさ」列の数値を、液晶プロジェクタ202aが投影可能な明るさの上限値である255ルーメンで埋める。
前述したS640、S641の動作により、表510に示したLUTが完成する。つまり、最も暗い入力階調範囲の投影を担う、1階調あたりの明るさ変化量が最も小さい液晶プロジェクタ202aのLUTが完成する。
次に、制御部226は、1階調あたりの明るさ変化量が2番目に小さい液晶プロジェクタ(本実施形態の場合は液晶プロジェクタ202b)の投影能力情報(表410に相当)を読み出し、表520に示したLUTを生成する。以下に詳しく説明する。
S642において、制御部226は、表520内でLUT内容521を決定する。具体的には、制御部226は、表520のうち入力階調値が0から255までの範囲の「明るさ」列を、0ルーメンで埋める。ここで、0という数値は、表410に記載の液晶プロジェクタ202bが投影可能な明るさの下限値に由来する。すなわち、スタック投影において、この階調値範囲の投影は表510に示すように液晶プロジェクタ202aが担うことになる。
次にS643において、制御部226は、表520内で液晶プロジェクタ202bが担う階調値範囲に相当する、LUT内容522で示す範囲のLUTを決定する。具体的には、まず制御部226は、液晶プロジェクタ202aの投影可能な明るさの上限値の255ルーメン(表400記載)と液晶プロジェクタ202bの投影可能な明るさの上限値の2046ルーメン(表410記載)の和である2301ルーメンを算出する。さらに、制御部226は、算出した2301ルーメンに対応する入力階調値である2301を、表500を検索して取得する。そして、制御部226は、表520のうち入力階調値が255から2301の範囲の「明るさ」列の値について、表500の「明るさ」列の値から表510の「明るさ」列の値である255ルーメンを引いた値で埋める。例えば、表520の入力階調値2301に対応する明るさ2046ルーメンは、次式にように算出して埋めることができる。
(表500の入力階調値2301に対応する明るさ2301(ルーメン))−(表510の入力階調値2301に対応する明るさ255(ルーメン))=2046(ルーメン)
さらに、制御部226は、表520内でLUT内容522の明るさについても同様に算出して埋める。ここで、表420に示したように、液晶プロジェクタ202bの1階調あたりの明るさ変化量は2ルーメンであるため、LUT内容522では値が2ずつ増えるように「明るさ」列を埋める。
次にS644において、制御部226は、表520内でS642にて決定されたLUT内容521とS643にて決定されたLUT内容522とを除いた残りのLUT内容523を決定する。具体的には、制御部226は、表520の入力階調値が2301より大きい2302以上の範囲の「明るさ」列の値を、液晶プロジェクタ202bの投影可能な明るさの上限値である2046ルーメン(表410記載)で埋める。
前述したS642〜S644の動作により、表520に示したLUTが完成する。すなわち、S644を実行完了すると表510、表520のLUTが完成して、図3のフローチャート300のS340の実行が完了する。
図3のフローチャート300に説明を戻す。フローチャート300のS340の後、制御部226は、S350に遷移する。
S350において、制御部226は、ネットワークコントローラ230を制御し、ネットワークケーブル203を介して、S340で生成したうちの表520に示したLUTを、液晶プロジェクタ202bに送信する。
次にS360において、制御部226は、表510に示したLUTを、自装置(液晶プロジェクタ202a)の画像処理部223が参照するRAM241上のLUT領域に格納する。
次にS370において、制御部226は、画像処理部223を制御し、S360にてRAM241に格納したLUTを参照して画像の階調補正を行うように設定する。そして、制御部226は、画像受信部221、画像処理部223、投影光学系224、空間変調部225の各部を制御し、画像を投影させる。
続いて、フローチャート310を参照して、スレーブ側の液晶プロジェクタ202bの制御部226の動作フローを説明する。図3のフローチャート310は、液晶プロジェクタ(202b)において自装置のスタック投影ボタンが押下されていない状態である場合の動作フローである。
フローチャート310のS400において、液晶プロジェクタ202bの制御部226は、ネットワークコントローラ230がネットワークケーブル203を介して投影能力情報を送信してほしい旨の要求を受信したか否かを判断する。制御部226は、送信要求を受信したと判断した場合にはS410に遷移し、受信していないと判断した場合にはS400で送信要求を受信するまでの待ち状態となる。
S410に遷移すると、制御部226は、自装置をスレーブとし、ネットワークコントローラ230を制御し、ROM240から読み出した表410の投影能力情報を、ネットワークケーブル203を介してマスター側(送信要求を送ってきた機器)へ送信する。なお、前述同様に、表410の投影能力情報は、必ずしも事前にROM240に格納しておく必要はなく、投影距離や投影面積を考慮して、実際の投影面の明るさを測定等することにより取得しても良い。
次にS420において、制御部226は、ネットワークコントローラ230が、ネットワークケーブル203を介してLUTを受信したか否かを判断する。制御部226は、LUTを受信したと判断した場合にはS430に遷移し、受信していないと判断した場合にはS420で受信するまでの待ち状態となる。
S430に遷移すると、制御部226は、S420にて受信したLUTを、画像処理部223が参照するRAM241上のLUT領域に格納する。
次にS440において、制御部226は、画像処理部223を制御し、S430にてRAM241に格納したLUTを参照して画像の階調補正を行うように設定する。そして、制御部226は、画像受信部221、画像処理部223、投影光学系224、空間変調部225の各部を制御し、画像を投影させる。
次に、フローチャート300及びフローチャート310で示す動作フローにおいて、マスター側の液晶プロジェクタ202aとスレーブ側の液晶プロジェクタ202bとの間で行われる通信のシーケンスについて説明する。
図7は、液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bとの間で行われる通信のシーケンス図である。シーケンス350は液晶プロジェクタ202a側を、シーケンス351は液晶プロジェクタ202b側を示している。
処理352として、液晶プロジェクタ202aは、スタック投影ボタンの押下を検知する。この処理352は前述した図3のフローチャート300のS300に対応する。
次に処理353として、液晶プロジェクタ202aは、液晶プロジェクタ202bに対し、投影能力情報を要求する。この処理353は前述のS310に対応する。
次に処理354として、液晶プロジェクタ202bは、液晶プロジェクタ202aに対し、投影能力情報を送信する。この処理354は、前述した図3のフローチャート310のS410に対応する。
次に処理355と処理356として、液晶プロジェクタ202aは、LUTを生成し、送信するLUTを選択する。これら処理355と処理356は、前述したS330とS340に対応する。
次に処理357として、液晶プロジェクタ202aは、液晶プロジェクタ202bに対し、LUTを送信する。この処理357は、前述したS350に対応する。
<第1実施形態における効果>
第1実施形態の投影システムでは、液晶プロジェクタ202aが表510に示したLUTに基づく投影を行い、液晶プロジェクタ202bが表520に示したLUTに基づく投影を行うことにより、スタック投影が行われる。このスタック投影によりスクリーン101上で重ね合わされた投影画像は、見かけ上、図6(b)の表530に示したLUTに基づいて階調補正及び投影がなされたような画像となる。図6(b)の表530に示したLUTは、表510と表520で同じ行の「明るさ」列を足し合わせたLUTである。液晶プロジェクタ202aで表510、液晶プロジェクタ202bで表520のLUTを基にスタック投影を行った場合に、見かけ上、図6(b)の表530のLUTに基づく投影画像が得られることについて、図8(a)〜図8(c)を参照しながら説明する。
図8(a)は表510に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフであり、同様に図8(b)は表520に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。図8(c)は、表510、表520のLUTを基にスタック投影が行われたことで、見かけ上、表530のLUTを基に投影が行われた場合に相当する入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。図8(a)、図8(b)、図8(c)において、横軸はそれぞれ表510、表520、表530の入力階調値、縦軸はそれぞれ表510、表520、表530の明るさを示している。
前述したように、表510のLUTは、液晶プロジェクタ202aにおいて低階調部の明るさをキメ細かく変化させるようなLUTとなっている。したがって、表510のLUTを用いた場合、液晶プロジェクタ202aでは低階調部の明るさをキメ細かく変化させた画像投影が行われる。
一方、表520のLUTは、液晶プロジェクタ202bにおいて高階調部の明るさを比較的粗く変化させるようなLUTとなっている。したがって、表520のLUTを用いた場合、液晶プロジェクタ202bでは、高階調部の明るさを比較的粗く変化させた画像投影が行われる。
したがって、液晶プロジェクタ202aで表510、液晶プロジェクタ202bで表520のそれぞれのLUTを基に投影するスタック投影を行った場合、低階調部では明るさがキメ細かく変化し、高階調部では明るさが比較的粗く変化した投影画像が得られる。すなわち、この時の投影画像は、見かけ上、図8(c)の表530に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を有した画像となる。
このように、本実施形態においては、1階調あたりの明るさ変化量の小さい液晶プロジェクタ202aが低階調部の投影を担うように担当階調を割り当てることができる。つまり、スタック投影時に投影画像の低輝度部の階調性が低下しないように、スタック投影を構成する複数のプロジェクタのうち1階調あたりの輝度差が細かいプロジェクタを、低輝度部の投影に割り当てることができる。これにより、本実施形態によれば、投影画像の階調性を向上させることができる。
前述したことをより判り易くするため、図1(a)のような構成のスタック投影システムにおいて、本実施形態のような担当階調の割り当てを行わなかった場合に起こり得ることについて以下に説明する。ここでは、図4(a)の表400、表410、図9(b)の表590、表591、表592を参照しながら説明する。
前述同様に、液晶プロジェクタ202a〜202bはそれぞれ表400〜410に示す投影能力を有していたとする。このとき、本実施形態のような担当階調の割り当てを適用しなかった場合、液晶プロジェクタ202a〜202bそれぞれが階調補正時に参照するLUTとしては図9(b)の表590、表591に示すLUTが生成されることがある。表590、表591のLUTに基づいて投影されて重ね合わされた画像は、見かけ上、表592に示すLUTに基づいて階調補正した画像のように見えることになる。表590、表591、表592の見方は、前述したその他のLUTと同じであるためその説明は省略する。
また、図8(g)は表590のLUTを基に階調補正した画像が投影された場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフであり、同様に図8(h)は表591のLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。さらに、図8(i)は、表590、表591のLUTを基にスタック投影が行われた場合の、見かけ上の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。なお、図8(g)、図8(h)、図8(i)の見方は、前述した図8(a)〜図8(c)と同じである。
そして液晶プロジェクタ202aで表590、液晶プロジェクタ202bで表591のLUTを基に投影するスタック投影を行った場合、1階調あたりの明るさ変化量が小さい液晶プロジェクタ202aが高階調部の投影に割り当てられてしまうことがある。すなわち、投影画像は、見かけ上、図8(i)の表592に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を有した画像となる。
これら図8(g)〜図8(i)に示すように、本実施形態のような担当階調の割り当てを適用しなかった場合には、1階調あたりの明るさ変化量が小さい液晶プロジェクタ202aが高階調部の投影に割り当てられてしまうことがある。言い換えると、本実施形態の階調割り当てを適用しなかった場合、1階調あたりの明るさ変化量が大きい液晶プロジェクタ202bが低階調部の投影に割り当てられてしまうことがある。このようなスタック投影がなされると、投影された画像の低階調部において擬似輪郭が見えるようになって階調性が低下してしまう。
<1階調あたりの明るさ変化量が等しい投影能力情報が複数存在する場合>
以上に述べた動作フローでは、表420の列421で示したように、1階調あたりの明るさ変化量が等しい投影能力情報が複数存在しない場合について説明した。すなわち、図5のフローチャート330のS620において、複数存在しないと判断されてS640以降に遷移した場合について説明した。以下、S620において、1階調あたりの明るさ変化量が等しい投影能力情報が複数存在すると判断されてS630以降に遷移した場合の動作について説明する。S630以降について、前述した動作フローとの差異を中心に説明する。
以下に説明する動作フローでは、液晶プロジェクタ202a、202bの投影能力情報が、図4(b)の表440、表450に示す投影能力情報である点が、前述した1階調あたりの明るさ変化量が等しい投影能力情報が複数存在しない場合とは異なる。なお、図4(b)の表440、表450、表460の見方は、前述した表400、表410、表420と同様であるためその説明は省略する。
図5のフローチャート330のS630において、制御部226は、S610にてRAM241に格納した配列を、投影可能な明るさの範囲の下限値をキーとしてさらに昇順にソートする。ただし、制御部226は、ソートする際に、1階調あたりの明るさ変化量で既にソートされている状態を崩さないようにソートする。すなわち、ソートアルゴリズムとしては、安定ソートの性質を備えるマージソートなどのアルゴリズムを用いることができる。例えば、液晶プロジェクタ202aの投影可能な明るさの下限値は表440に記述されているように255ルーメンであり、液晶プロジェクタ202bの投影可能な明るさの下限値は表450のように0ルーメンである。ゆえに、図4(b)の表460に示すように液晶プロジェクタ202bの投影能力情報が先頭になるようにソートする。なお、S630に代えて、S610において、1階調あたりの明るさ変化量を第一キー、投影可能な明るさの範囲の下限値を第二キーとして一度だけソートするようにしても良い。
次にS650からS654までにおいて、制御部226は、スタック投影する際に基準とするLUTを参照しながら液晶プロジェクタ202a〜202b用のLUTを個別に生成する。以下、図6(a)と図9(a)を参照しながら、S650〜S654の詳細を説明する。
図6(a)の表500は、前述したように、スタック投影する際に基準とするLUTの一例を示す表である。図9(a)の表550は液晶プロジェクタ202a用に生成したLUTであり、表560は液晶プロジェクタ202b用に生成したLUTである。また、表570は、表550と表560を合成した、スタック投影による見かけ上のLUTの一例を示した表である。これら表550、表560、表570の見方は、前述した表500と同じであるため説明を省略する。
S650〜S654では、これら表550〜表560に示したLUTが生成される。以下、表460と表500から、表550〜表560を生成する手順を説明する。
S650において、制御部226は、低階調側の範囲に相当するLUT内容を決定する。具体的には、先ず制御部226は、表500に示したLUTをROM240からRAM241に読み出す。続いて、制御部226は、表460に示した配列から列421の値が最小かつ列403の範囲の下限値が最小である投影能力情報を読み出す。ここで、表460の列421に記述されているように、1階調あたりの明るさ変化量は、液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bとで同じである。一方、投影可能な明るさの範囲の下限値については、液晶プロジェクタ202bの方が小さい。投影可能な明るさの範囲の下限値が小さいと、例えば黒色を投影した際に、より黒く(暗く)投影できる(逆に、黒色を投影した際に黒色が明るく投影されてしまうことを「黒浮き」と表現することがある)。したがって、1階調あたりの明るさ変化量が同じ液晶プロジェクタが複数ある場合には、投影可能な明るさの範囲の下限値が小さい液晶プロジェクタが低階調部の投影を担当することが好ましいと言える。以上の理由により、S650において、制御部226は、先ず液晶プロジェクタ202bの投影能力情報(表450に相当)を読み出す。
さらに、制御部226は、表460および表500を参照して、液晶プロジェクタ202bが投影可能な明るさの上限値である255ルーメンに対応する列501に記載の入力階調値の255を取得する。
そして、制御部226は、表560内のLUT内容561で示す範囲内の入力階調値が0から255までの範囲の「明るさ」列の数値を、表500の入力階調値の0〜255の範囲から複製することで決定する(埋める)。
次にS651において、制御部226は、表550内のLUT内容551で示す範囲内の入力階調値が0から255までの範囲の「明るさ」列の数値を決定する。具体的には、制御部226は、表550の入力階調値が0から255までの範囲の「明るさ」列の値を0ルーメンで埋める。
次にS652において、制御部226は、表550内のLUT内容552で示す範囲内の入力階調値が255から510までの範囲の「明るさ」列の数値を決定する。具体的には、先ず制御部226は、表460及び表500を参照して、液晶プロジェクタ202aが投影可能な明るさの下限値である255ルーメンに対応する入力階調値の255を取得する。さらに、制御部226は、表460及び表500を参照して、液晶プロジェクタ202aが投影可能な明るさの上限値である510に対応する入力階調値の510を取得する。そして、制御部226は、表550の入力階調値の255〜510の範囲の「明るさ」列の値を、表500の同じ行から複製することで埋める。ここで、表550の入力階調値が255である「明るさ」列の値は、S651にて既に0ルーメンが設定されているが、これを上書きする。
次にS653において、制御部226は、表560内のLUT内容562で示す範囲内の入力階調値が255から4095までの範囲の「明るさ」列の数値を決定する。具体的には、先ず制御部226は、表560の入力階調値がS650にて取得した255からLUTの最大階調値である4095までの範囲の「明るさ」列の値を、0ルーメンで埋める。ここで、表560の入力階調値が255である「明るさ」列の値は、S650にて既に255ルーメンが設定されているが、これを上書きする。
次にS654において、表550内のLUT内容553で示す範囲内の入力階調値が511から4095までの範囲の「明るさ」列の数値を決定する。具体的には、先ず制御部226は、表550の入力階調値がS652で取得した510からLUTの最大階調値である4095までの範囲の「明るさ」列の値を、液晶プロジェクタ202aの投影可能な明るさの上限値である510ルーメンで埋める。
以上のようにすることにより、第1実施形態において1階調あたりの明るさ変化量が等しい投影能力情報が複数存在する場合においてスタック投影を行った際に、明るさがキメ細かく変化した投影画像が得られる。
図8(d)は表550に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフであり、同様に図8(e)は表560に示したLUTに基づく投影が行われた場合の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。図8(f)は、表550、表560のLUTを基にスタック投影が行われた場合の、見かけ上の入力階調値と明るさの関係を模式化したグラフである。図8(d)〜図8(f)のグラフの見方は前述した図8(a)〜図8(c)と同様であるため説明を省略する。
図8(d)に示すように、例えば黒色を投影する場合、液晶プロジェクタ202aは、低階調部の投影に割り当てられない。一方、図8(e)に示すように、黒浮き(黒色を投影した際に黒色が明るく投影されてしまう状態)しない液晶プロジェクタ202bが、低階調部の投影に割り当てられる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、生成したLUTに基づく階調補正を画像処理部223において実行する例を説明したが、階調補正の処理は必ずしも画像処理部223で行う必要はない。例えば、投影光学系224が有する不図示の光源制御部や空間変調部225が有する不図示の液晶パネル制御部で階調補正を実施しても良い。また、これら複数を適宜組み合わせても良い。
以上で説明した実施形態では、1階調あたりの明るさ変化量が小さい液晶プロジェクタが低階調部の投影を担うように各液晶プロジェクタに担当階調を割り当てる実施形態を説明した。その他にも、例えば液晶プロジェクタの使用者からの要求などに応じて、1階調あたりの明るさ変化量が小さい液晶プロジェクタが高階調部の投影を担うように各液晶プロジェクタに担当階調を割り当てるようにしても良い。
以上説明した実施形態では、階調補正を統括するマスターとしての役割の液晶プロジェクタ202aとそれに従属して動作する役割(スレーブ)の液晶プロジェクタ202bの2台を例に挙げた。本実施形態は、3台以上の液晶プロジェクタに対しても適用可能であり、スレーブ側の液晶プロジェクタが複数存在している場合も適用可能である。
また本実施形態では、スタック投影ボタンが押下された液晶プロジェクタがマスター側で、それ以外の液晶プロジェクタがスレーブ側となる例を挙げたが、マスター側の液晶プロジェクタとスレーブ側の液晶プロジェクタは予め決められていても良い。この場合、前述した投影能力情報の取得とその投影能力情報に基づくLUTの生成の機能は、マスター側のみが備えるようにしても良い。
<第2実施形態>
第2本実施形態では、情報処理装置の一例であるパーソナルコンピューター(以下、PCとする。)と、液晶プロジェクタと、画像信号源装置とからなるスタック投影システムの構成例について説明する。第2実施形態では、液晶プロジェクタではなく、PCが液晶プロジェクタから前述した投影能力情報を取得し、その取得した投影能力情報を基にLUTを前述同様に生成する点が前述した第1実施形態とは異なる。
第2実施形態の場合、PCには、本実施形態に係るスタック投影アプリケーションソフトが予めインストールされている。そして、PCは、このスタック投影アプリケーションソフトを実行することで、液晶プロジェクタから投影能力情報を取得し、その取得した投影能力情報を基にLUTを生成する。なお、スタック投影アプリケーションソフトは、ROM等に予め用意されていてもよく、また着脱可能な半導体メモリ等から読み出されたり、インターネット等のネットワークからダウンロードされたりしても良い。
<全体構成>
図1(b)は第2実施形態のスタック投影システムの全体構成例を示した図である。
図1(b)に示すスタック投影システムの構成は、基本的に図1(a)で示した構成と同じであり、図1(a)と同じ構成要素には図1(a)の構成要素と同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
PC204は、液晶プロジェクタ202a〜202bから、それぞれ前述した投影能力情報を受信し、前述同様にして、液晶プロジェクタ202a用のLUTと液晶プロジェクタ202b用のLUTを生成する。そして、PC204は、液晶プロジェクタ202a用に生成したLUTを液晶プロジェクタ202aに送信し、同様に液晶プロジェクタ202b用に生成したLUTを液晶プロジェクタ202bに送信する。
<詳細構成>
図2(c)は、第2実施形態のPC204の内部構成を示したブロック図である。なお、第2実施形態において、画像信号源装置200の構成は図2(a)に示した構成と同じである。液晶プロジェクタ202a、202bの構成は概ね図2(b)に示した構成と同じであるが、投影能力情報の送信先がPC204となされ、当該PC204から前述したLUTが送られてくることが異なる。
図2(c)に示すPC204では、バス255を介して、CPU250、主記憶装置251、ネットワークコントローラ252、入出力インタフェース253、補助記憶装置254が相互に接続される。
CPU250は、PC204の各構成要素を制御するものである。また、CPU250は、補助記憶装置254や不図示の外部のサーバに格納されたOSや本実施形態に係るスタック投影アプリケーションソフトを含む各種のアプリケーションソフトのコードに従い、各種処理や各種演算処理、制御を実行する。
主記憶装置251は、CPU250が動作するためのワークメモリである。
補助記憶装置254は、OSや本実施形態に係るスタック投影アプリケーションソフトを含む各種のアプリケーションソフト、各種のデータが格納されており、CPU250によってそれらが使用される。第2実施形態の場合、前述した表500に示したLUTも補助記憶装置254に格納されているとする。
ネットワークコントローラ252は、液晶プロジェクタ202a〜202b、不図示の外部のサーバやネットワーク機器に接続する際に使用する通信インタフェースを含む。このネットワークコントローラ252を介することで、CPU250は、液晶プロジェクタ202a〜202b、不図示の外部のサーバやネットワーク機器との間でデータや情報のやり取りを行うことができる。本実施形態の場合、ネットワークコントローラ252は、ネットワークケーブル203を介して、液晶プロジェクタ202a〜202bと接続されている。そして、ネットワークコントローラ252は、CPU250による制御の下、ネットワークケーブル203を介して、液晶プロジェクタ202a〜202bから投影能力情報を受信し、バス255を介してCPU250に送る。また、ネットワークコントローラ252は、CPU250により生成されたLUTを、バス255を介して受け取り、ネットワークケーブル203を介して液晶プロジェクタ202a〜202bに送信する。
入出力インタフェース253は、不図示のキーボードやマウス、タッチパネルといった、使用者がPC204を操作するためのデバイスを接続するインタフェースである。この入出力インタフェース253を介して使用者から入力された指示を基に、CPU250は、PC204を動作させる。
このような構成により、PC204は、液晶プロジェクタ202a〜202bから投影能力情報を受け取り、前述同様にLUTを生成し、その生成したLURをそれぞれ対応した液晶プロジェクタ202a〜202bに送信することができる。
<動作フロー>
以下、図10と図11を参照しながら、第2実施形態における投影システムの動作フローを説明する。
第2実施形態においても前述の第1実施形態と同じく、図1(b)に示した構成において、画像信号源装置200から出力された同じ画像信号を液晶プロジェクタ202a〜202bがスクリーン101にスタック投影表示する状況を想定する。
図10のフローチャート320は、PC204のCPU250が実行する処理のフローチャートである。また図10のフローチャート310は、液晶プロジェクタ202a及び液晶プロジェクタ202bの両者の制御部226がそれぞれ個別に実行する処理のフローチャートである。図10のフローチャート310は、投影能力情報の送信要求を行ってくるのがPC204であり、また、その要求に応じて自装置の投影能力情報を送信する送信先がPC204である点を除き、他の処理は基本的に第1実施形態と同じであるため説明は省略する。
先ずフローチャート320について説明し、次にPC204と各液晶プロジェクタとの間のやり取りの詳細を図11のシーケンス図を参照しながら説明する。
図10のフローチャート320のS500において、CPU250は、入出力インタフェース253に接続された不図示のマウス等を介したユーザからの入力を監視している。本実施形態の場合、CPU250は、予めインストールされている本実施形態に係るスタック投影アプリケーションソフトの開始ボタン(不図示)がユーザによりクリックされたか否かを判断する。そして、CPU250は、スタック投影アプリケーションソフトの開始ボタンがクリックされたと判断した場合にはS510に遷移し、クリックされていないと判断した場合にはS500においてクリックされるまでの待ち状態となる。
S510に遷移すると、CPU250は、ネットワークコントローラ252を制御し、ネットワークケーブル203を介して接続された液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bに対し、それぞれ投影能力情報を送信してほしい旨の要求を送信する。
次にS520において、CPU250は、ネットワークコントローラ252がネットワークケーブル203を介して接続された液晶プロジェクタ202aと液晶プロジェクタ202bの両者から投影能力情報を受信したか否かを判断する。そして、CPU250は、受信したと判断した場合にはS530に遷移し、受信していないと判断した場合にはS520において両者から投影能力情報を受信するまでの待ち状態になる。ここで、以下の説明では、CPU250が、液晶プロジェクタ202aから図4(a)の表400に示した投影能力情報を受信し、液晶プロジェクタ202bから図4(a)の表400に示した投影能力情報を受信したとする。
S530に遷移すると、CPU250は、第1実施形態のS340と同様の手順で、表510に示した液晶プロジェクタ202a用のLUTと、表520に示した液晶プロジェクタ202b用のLUTとを生成する。S530の詳細な処理のフローチャートは、図5に示したフローチャート330と同じである。図5のフローチャート330のS340における制御部226、ROM240、RAM241を、それぞれCPU250、補助記憶装置254、主記憶装置251に置き換えれば、S340とS530の手順は基本的に同じであるため詳細な説明は省略する。
次にS540において、CPU250は、ネットワークコントローラ252を制御し、ネットワークケーブル203を介して、S530にて主記憶装置251上に生成した表510のLUTを液晶プロジェクタ202aに送信する。同様に、CPU250は、S530にて主記憶装置251上に生成した表520のLUTを液晶プロジェクタ202bに送信する。
次に、フローチャート320及びフローチャート310において、PC204と液晶プロジェクタ202a〜202b間で行われる通信のシーケンスを、図11を参照しながら説明する。図11は、PC204と液晶プロジェクタ202a〜202bとの間で行われる通信のシーケンス図である。シーケンス360はPC204側を、シーケンス361は液晶プロジェクタ202a側を、シーケンス361は液晶プロジェクタ202b側を示している。
処理363として、PC204は、スタック投影アプリケーションソフトの開始ボタンクリックを検知する。この処理363は、図10のフローチャート320のS500に対応する。
次に処理364として、PC204は、液晶プロジェクタ202aに対し、投影能力情報を要求する。さらに、処理365として、PC204は、液晶プロジェクタ202bに対し、投影能力情報を要求する。これらの処理364と処理365は前述のS510に対応する。
次に処理366として、液晶プロジェクタ202aは、投影能力情報をPC204に送信する。また、処理367として、液晶プロジェクタ202bは、投影能力情報をPC204に送信する。これらの処理366と処理367は前述したフローチャート310のS410に対応する。
次に処理368として、PC204は、LUTを生成する。この処理368は、前述したS530に対応する。
次に処理369として、PC204は、液晶プロジェクタ202aに送信するLUTとして表510のLUTを選択する。処理368と処理369は、前述したS530に対応する。
続いて、処理370として、PC204は、表510のLUTを液晶プロジェクタ202aに送信する。この処理370は、前述したS540に対応する。
次に処理371として、PC204は、液晶プロジェクタ202bに送信するLUTとして表520のLUTを選択する。この処理371と処理368は、前述したS530に対応する。
続いて、処理372として、PC204は、表520のLUTを液晶プロジェクタ202bに送信する。この処理372は、前述したS540に対応する。
前述したように、第2実施形態においては、PC204のような、液晶プロジェクタ(202a〜202b)と通信可能な演算処理装置にてLUT生成を行える。そして第2実施形態の場合も第1実施形態と同様に、スタック投影時に投影画像の低輝度部の階調性が低下しないようになされたスタック投影が実現可能となる。したがって、第2実施形態の場合の液晶プロジェクタ202a〜202bは、第1実施形態で説明したようなLUTの生成処理を行う機能については必ずしも備えていなくても良い。
なお、以上説明した第2実施形態では、1台のPC204と2台の液晶プロジェクタ202a〜202bを有したスタック投影システムの例を挙げたが、液晶プロジェクタの台数は3台以上であっても良い。
また、PCは、画像信号源装置200の機能を含んでもいても良い。この場合、スタック投影アプリケーションソフトにより実現される処理には、画像信号源装置200にて行われる画像信号の生成処理も含まれ、PCにおいて投影表示すべき画像の基になる画像信号が生成されて液晶プロジェクタに送られる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101:スクリーン、200:画像信号源装置、202a,202b:液晶プロジェクタ、204:PC、222:通信部、223:画像処理部、226:制御部、250:CPU

Claims (20)

  1. 入力された画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成された複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記投影手段は、前記生成手段が生成した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする投影装置。
  2. 前記生成手段は、前記複数の変換規則として、自装置のための変換規則と前記外部の投影装置のための変換規則とを生成し、
    前記送信手段は、前記外部の投影装置のための変換規則を前記外部の投影装置に送信し、
    前記投影手段は、前記自装置のための変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 入力された画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信手段と、
    外部の投影装置から送信された変換規則を受信する受信手段と、を有し、
    前記投影手段は、前記生成手段が生成した変換規則、または前記受信手段が受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする投影装置。
  4. 所定の操作指示の入力を受け付ける受付手段を有し、
    前記生成手段は、前記所定の操作指示の入力が受け付けられた場合に、前記複数の変換規則として、自装置のための変換規則と前記外部の投影装置のための変換規則との生成を行い、
    前記送信手段は、前記外部の投影装置のための変換規則を前記外部の投影装置に送信し、
    前記投影手段は、前記生成手段が生成した自装置のための変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする請求項3に記載の投影装置。
  5. 前記投影手段は、前記受信手段が前記外部の投影装置から送信された変換規則を受信した場合に、前記受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影することを特徴とする請求項3または4に記載の投影装置。
  6. 前記生成手段は、前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを比較し、前記比較の結果に基づいて、前記複数の変換規則を生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の投影装置。
  7. 前記投影能力に関する情報は、前記投影装置が投影可能な階調数を示す情報と、前記投影装置が投影可能な明るさの範囲の広さを示す情報と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記生成手段は、単位階調あたりの、前記投影装置が投影可能な明るさの変化量に基づいた前記比較を行うことを特徴とする請求項7に記載の投影装置。
  9. 前記生成手段は、前記単位階調あたりの前記投影可能な明るさの変化量が小さい投影能力を有する投影装置が低階調側を担うような前記変換規則を生成することを特徴とする請求項8に記載の投影装置。
  10. 前記投影能力に関する情報は、前記投影装置が投影可能な明るさの範囲の下限を示す情報を含み、
    前記生成手段は、さらに前記投影装置が投影可能な明るさの範囲の下限を示す情報に基づいた前記比較を行うことを特徴とする請求項7に記載の投影装置。
  11. 前記投影装置が投影可能な明るさは、前記投影装置の光源の明るさと、前記投影装置の投影手段が発する投影光の明るさと、前記投影装置が投影するスクリーン上での明るさと、の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7に記載の投影装置。
  12. 前記生成手段は、人間の目の視覚特性に基づいて前記変換規則を生成することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の投影装置。
  13. 複数の投影装置を有する投影システムにおいて、
    前記複数の投影装置の中の、少なくとも一つの第1の投影装置は、
    入力された画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記投影手段は、前記生成手段が生成した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を前記投影する投影装置であり、
    前記複数の投影装置の中の他の第2の投影装置は、
    入力された画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報を前記第1の投影装置に送信する送信手段と、
    前記第1の投影装置から送信された前記変換規則を受信する受信手段と、を有し、
    前記投影手段は、前記受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を前記投影する投影装置であり、
    前記複数の投影装置から投影される画像の少なくとも一部を重ね合わせるように投影することを特徴とする投影システム。
  14. 複数の投影装置を有する投影システムにおいて、
    前記複数の投影装置は、それぞれが、
    入力された画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記投影手段の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信手段と、
    外部の投影装置から送信された変換規則を受信する受信手段と、を有し、
    前記投影手段は、前記生成手段が生成した変換規則、または前記受信手段が受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影する投影装置であり、
    前記複数の投影装置の中の、少なくとも一つが第1の投影装置となり、他が第2の投影装置となって、
    前記第1の投影装置は、前記取得した前記投影手段の投影能力に関する情報と前記第2の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を前記変換する複数の前記変換規則を生成して、前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記第2の投影装置に送信し、前記第2の投影装置に送信しない変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を前記投影し、
    前記第2の投影装置は、前記第1の投影装置から送信された前記変換規則を受信し、前記受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を前記投影し、
    前記複数の投影装置から投影される画像の少なくとも一部を重ね合わせるように投影することを特徴とする投影システム。
  15. 入力された画像を投影する複数の投影装置の投影能力に関する情報を取得する取得手段と、
    前記複数の投影装置の投影能力に関する情報を基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つずつを前記複数の投影装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  16. 入力された画像を投影する複数の投影装置と、
    前記複数の投影装置を制御する情報処理装置と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記画像を投影する複数の投影装置の投影能力に関する情報を取得する取得手段と、
    前記複数の投影装置の投影能力に関する情報を基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成手段と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つずつを前記複数の投影装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする投影システム。
  17. 入力された画像を投影する投影装置の制御方法であって、
    自装置の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得工程と、
    自装置の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成工程と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信工程と、
    前記生成工程にて生成した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影する投影工程と、
    を有することを特徴とする投影装置の制御方法。
  18. 入力された画像を投影する投影装置の制御方法であって、
    自装置の投影能力に関する情報と外部の投影装置の投影能力に関する情報とを取得する取得工程と、
    自装置の投影能力に関する情報と前記外部の投影装置の投影能力に関する情報とを基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成工程と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つを前記外部の投影装置に送信する送信工程と、
    外部の投影装置から送信された変換規則を受信する受信工程と、
    前記生成工程にて生成した変換規則、または前記受信工程にて受信した変換規則に基づいて前記変換した階調値の画像を投影する投影工程と、
    を有することを特徴とする投影装置の制御方法。
  19. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    入力された画像を投影する複数の投影装置の投影能力に関する情報を取得する取得工程と、
    前記複数の投影装置の投影能力に関する情報を基に、前記画像の階調値を変換する複数の変換規則を生成する生成工程と、
    前記生成した複数の変換規則の少なくとも一つずつを前記複数の投影装置に送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  20. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の投影装置の各手段、または、請求項15に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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