JP2019113429A - 土質材料の粒度計測方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
Description
この種の構造材料では、土質材料の粒度分布や含水率の変動によって、構造物の品質に変動を生じさせるため、土質材料の粒度分布や含水率を確認し、土質材料と混合する水の供給量やセメントの添加量を調整して、構造材料の品質を適切に管理することが必要とされる。
この種の土質材料の粒度計測方法やシステムが特許文献1、2などにより提案されている。
このようにして簡略な方法で精度よく地盤材料の粒度を連続的かつリアルタイムに把握することができる。
このようにして篩い分けのような手間を必要とせず、広い粒径範囲の粒径加積曲線P(d)を短時間で簡単に作成できるので、例えば粒状材料Sを用いた構造物工事(フィルダム等の建設工事)に適用した場合に、粒状材料Sの透水係数・透水性・圧縮性等を含む多様な品質管理作業の容易化・高度化を図ることができる。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の土質材料の粒度計測方法及びシステムにおいて、土質材料を撮像機で撮影する前に、土粒子を多くの時間を掛けることなく確実に分散し、一つ一つの土粒子のエッジを明確にして、土質材料の撮像機による撮影及びこの土質材料の画像の画像処理装置による画像処理により計測する土質材料の粒度分布の精度を向上させること、を目的とする。
土質材料をベルトコンベヤに供給し前記ベルトコンベヤで搬送しながら前記ベルトコンベヤ上の土質材料を撮像機で撮影し、土質材料の画像を画像処理装置により画像処理して土質材料の粒度を計測する土質材料の粒度計測方法において、
土質材料を前記ベルトコンベヤに供給する位置に、上面に材料の投入口、下面に材料の排出口を有する箱に振動装置を装着され、前記箱の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバーが前記ベルトコンベヤの幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリットを介して配列され、先端を前記ベルトコンベヤによる土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダを設置し、前記各バーを土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜させて、
土質材料を前記振動フィーダの前記材料の投入口から投入し前記振動装置で振動を加えて、前記材料の投入口から前記材料の排出口へ前記各バー間のスリットを通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散して前記ベルトコンベヤ上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ上に分散して撮影する、
ことを要旨とする。
この場合、振動フィーダの材料の投入口にベルトフィーダを接続して、前記ベルトフィーダを低速の所定の速度で回転させ又は低速の所定の速度の回転と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤを高速の所定の速度で駆動して、土質材料を前記低速のベルトフィーダで搬送して前記振動フィーダに投入し、前記振動フィーダから土質材料を前記高速のベルトコンベヤに供給することが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明(2)は、
土質材料を搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの上方に設置され、前記ベルトコンベヤの土質材料を撮影するための撮像機、及び土質材料の画像を画像処理する画像処理装置とを備え、土質材料を前記ベルトコンベヤに供給し前記ベルトコンベヤで搬送しながら前記ベルトコンベヤ上の土質材料を前記撮像機で撮影し、土質材料の画像を前記画像処理装置により画像処理して土質材料の粒度を計測する土質材料の粒度計測システムにおいて、
土質材料を前記ベルトコンベヤに供給する位置に設置され、上面に材料の投入口、下面に材料の排出口を有する箱に振動装置を装着され、箱の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバーが前記ベルトコンベヤの幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリットを介して先端を前記ベルトコンベヤによる土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダを備え、
前記各バーが土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜されて、
土質材料を前記材料の投入口から投入し前記振動装置で振動を加え、前記材料の投入口から前記材料の排出口へ前記各バー間のスリットを通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散して前記ベルトコンベヤ上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ上に分散して撮影する、
ことを要旨とする。
この場合、振動フィーダの材料の投入口にベルトフィーダが接続され、前記ベルトフィーダを低速の所定の速度で駆動し又は低速の所定の速度の駆動と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤを高速の所定の速度で駆動して、土質材料を前記低速のベルトフィーダで搬送して前記振動フィーダに投入し、前記振動フィーダから土質材料を前記高速のベルトコンベヤに供給することが好ましい。
図1、図2に示すように、この粒度計測方法では、土質材料をベルトコンベヤ1に供給しベルトコンベヤ1で搬送しながらベルトコンベヤ1上の土質材料を撮像機4で撮影し、この土質材料の画像を画像処理装置5により画像処理して土質材料の粒度を計測する。
そして、この方法においては、特に、土質材料をベルトコンベヤ1に供給する位置に、上面に材料の投入口211、下面に材料の排出口212を有する箱21に振動装置22を装着され、箱21の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバー23がベルトコンベヤ1の幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリット(隙間)24を介して配列され、先端をベルトコンベヤ1による土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダ2を設置し、各バー23を土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜させて、土質材料を振動フィーダ2の材料の投入口211から投入し振動装置22で振動を加えて、材料の投入口211から材料の排出口212へ各バー23間のスリット24を通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散してベルトコンベヤ1上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ1上に分散して撮影する。
また、この方法では、振動フィーダ2の材料の投入口211にベルトフィーダ3を接続して、ベルトフィーダ3を低速の所定の速度で駆動し又は低速の所定の速度の駆動と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤ1を高速の所定の速度で駆動して、土質材料を低速のベルトフィーダ3で搬送して振動フィーダ2に投入し、振動フィーダ2から土質材料を分散して高速のベルトコンベヤ1に供給する。
図1、図2に示すように、この粒度計測システムは、土質材料を搬送するベルトコンベヤ1と、ベルトコンベヤ1の長さ方向中間上方に設置され、ベルトコンベヤ1上の土質材料を撮影するための撮像機4、及び土質材料の画像を画像処理する画像処理装置5とを備え、土質材料をベルトコンベヤ1に供給しベルトコンベヤ1で搬送しながらベルトコンベヤ1上の土質材料を撮像機4で撮影し、この土質材料の画像を画像処理装置5で画像処理して土質材料の粒度を計測するもので、このシステムでは、特に、土質材料をベルトコンベヤ1に供給する位置に設置され、上面に材料の投入口211、下面に材料の排出口212を有する箱21に振動装置22を装着され、箱21の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバー23がベルトコンベヤ1の幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリット(隙間)24を介して配列され、先端をベルトコンベヤ1による土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダ2を備え、各バー23を土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜されて、土質材料を振動フィーダ2の材料の投入口211から投入し振動装置22で振動を加え、材料の投入口211から材料の排出口212へ各バー23間のスリット24を通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散してベルトコンベヤ1上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ1上に分散して撮影するようになっている。
このシステムではまた、振動フィーダ2の材料の投入口211にベルトフィーダ3が接続され、ベルトフィーダ3を材料投入用に低速の所定の速度で駆動し又は低速の所定の速度の駆動と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤ1を粒度計測用に高速の所定の速度で駆動して、土質材料を低速のベルトフィーダ3で搬送して振動フィーダ2に投入し、振動フィーダ2から土質材料を高速のベルトコンベヤ1に供給するようにしている。
ベルトフィーダ3は一般に使用されるもので、ベルトコンベヤ1と同様に、一端の駆動プーリ31と、他端の従動プーリ32、及びこれら駆動プーリ31、従動プーリ32間に配置される複数のキャリアローラ33と、駆動プーリ31に作動連結され、駆動プーリ31を駆動する駆動装置(モータ)34と、駆動プーリ31、従動プーリ32間に複数のキャリアローラ33を介して環状に架け渡される無端ベルト35とからなり、ベルトコンベヤ1と異なり、全長(搬送距離)は短い。このベルトフィーダ3は工事現場において一端をベルトコンベヤ1の搬送元側他端の上方所定の高さに重ねて複数の支柱36を介して設置される。この場合、ベルトフィーダ3は、必要に応じて、一端をベルトコンベヤ1の他端側上方で所定の高さの高位置に他端を所定の高さの低位置に配置して設置面上に斜めに設置され、又は一端をベルトコンベヤ1の他端側上方で所定の高さに全体を設置面上に水平にして設置される。このベルトフィーダ3は、既述のとおり、材料投入用に低速の所定の速度で駆動され、また、任意の(時間的)間隔で、走行と(一時)停止が可能になっている。
振動フィーダ2は、既述のとおり、箱21と、振動装置22と、複数の手動可変式(手動で傾斜角を任意に変えることが可能)のバー23とからなる。この場合、箱21は全体が両側面間を漸次幅狭とするホッパー形に形成され、上面の材料の投入口211が箱21の両端方向に長い矩形状に開口され、下面の材料の排出口212が箱21の両端方向に長い矩形状に開口される。また、この箱21の両側面で一端の上部にそれぞれ、後述する複数のバー23の基端を軸支するための支軸25の軸挿通部213が設けられ、他端の上部で一端の軸挿通部213と同じ高さから下方の一端の軸挿通部213を中心とする円周上にそれぞれ等間隔に複数のバー23の先端を軸支するための支軸26の複数の軸挿通部214が設けられる。振動装置22はバイブレータ(振動モータ)が用いられ(以下、バイブレータ22という。)、この場合、バイブレータ22が箱21の一端部の外面に取り付けられる。このようにして箱21全体がバイブレータ22により後述する複数のバー23と共に振動するようにしてある。複数のバー23はそれぞれ、基端から先端に向けて漸次幅狭の細長い金属板からなり、基端と先端側のそれぞれ両側面間に、支軸25を通すための通し孔231、232が穿たれる。これらのバー23は箱21上面の材料の投入口211内に箱21の両側面間に並列に配置され、各バー23基端の通し孔231に箱21の一方の側面一端上部の軸挿通部213から他方の側面一端上部の軸挿通部213に支軸25を通されて、各バー23は箱21の内部でベルトコンベヤ1の幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリット24を介して配列され、先端をベルトコンベヤ1による土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支される。そして、各バー23先端の通し孔232に箱21の両側面他端の適宜の軸挿通部214間に挿通される支軸26を通されて、各バー23が箱21の内部に適宜の角度に傾斜されて固定される。また、この場合、ベルトフィーダ3の一端下部に当該一端から(ホッパー6の)一部がベルトフィーダ3の先方に突出するようにホッパー6が取り付けられて、ホッパー6がベルトフィーダ3の一端とベルトコンベヤ1の他端との間に配置され、振動フィーダ2の箱21がホッパー6の下部排出口に取り付けられてホッパー6に一体的に連結される。このようにしてベルトフィーダ3で搬送される土質材料がホッパー6に投入され、土質材料がホッパー6を通じて振動フィーダ2上面の材料の投入口211の各バー23の基端側に落下するように案内される。
撮像機4はデジタルカメラ、ビデオカメラ、ラインレーザーカメラなど(以下、デジタルカメラ4という。)、画像処理装置5は画像処理プログラムを搭載のパソコンなど(以下、パソコン5という。)、この種の土質材料の粒度分布の計測に一般に用いられる機器(特許文献1、2参照)が採用され、この場合、デジタルカメラ4で撮影した土質材料の画像データをパソコン5に取り込み、パソコン5で画像データの各粒子の形状、粒径、個数などを演算して、この演算結果から粒度分布を算出し、この算出された粒度分布をパソコン5のディスプレイに表示し、また、パソコン5に接続されたプリンタからプリントアウトする構成としてある。なお、この場合、ベルトコンベヤ1の走行方向中間部上に撮影室40が設置され、この撮影室40内にデジタルカメラ4がベルトコンベヤ1(の上面)に向けて設置される。
図1、図3を併せて参照する。まず、ベルトフィーダ3、振動フィーダ2、ベルトコンベヤ1をそれぞれ駆動する。続いて、ベルトフィーダ3に土質材料を投入し、ベルトフィーダ3の低速走行で土質材料をベルトフィーダ3の一端に向けて運搬する。ベルトフィーダ3の一端から土質材料を投下し、ホッパー6を介して、振動フィーダ2へ土質材料を投入する。このとき、振動フィーダ2の各バー23は各バー23間の基端側のスリット24が小さく、先端側のスリット24が大きく、スリット24の大きい側が下になるように傾斜されており、ベルトフィーダ3から投下された土質材料はホッパー6を通じて各バー23の基端側に落下される。この土質材料の投入後、ベルトフィーダ3を一時停止する。
一方、振動フィーダ2では、ベルトフィーダ3から土質材料が投入され、各バー23の基端側に落下されて、この土質材料のうち、各バー23の基端側のスリット24よりも小径の細かい粒子の材料が最初に基端側の狭いスリット24を通じて落下し、高速走行中のベルトコンベヤ1上に投下され、その他の材料は各バー23の基端側の上面上に一時的に載せられる。この各バー23の基端側の上面上に載せられた材料は、バイブレータ22による箱21、各バー23の振動と各バー23のベルトコンベヤ1の走行方向とは逆方向に向けた下り傾斜により、土質材料が濡れていても、各バー23の基端側から先端に向けて滑り移動しながら、小さい粒子(径)から徐々に大きな粒子(径)の材料が各バー23間の基端から先端に向けて徐々に大きくなるスリット24から落下し、最後に大きな粒子(径)の材料が先端の広いスリット24から落下して、それぞれ、振動フィーダ2の下部で高速走行中のベルトコンベヤ1上に投下される。このように低速走行のベルトフィーダ3で搬送された土質材料は振動フィーダ2を通過して粒径の小さい順に高速走行中のベルトコンベヤ1上に落下され、ベルトコンベヤ1上に土質材料が粒径の小さい順に分散されてベルトコンベヤ1により搬送される。そして、これら粒径の小さい順に分散された土質材料を搬送途中にある撮影室40を通過するときにデジタルカメラ4で撮影する。
そして、振動フィーダ2に土質材料がなくなったときに、一時停止中のベルトフィーダ3の駆動を再開して低速走行し、ベルトフィーダ3に土質材料を投入するところから同様の動作を繰り返す。このようにしてベルトフィーダ3を等間隔で低速走行と一時停止を繰り返し、ベルトコンベヤ1を高速走行させることで、このベルトフィーダ3とベルトコンベヤ1の走行速度差により、先に振動フィーダ2を通過してベルトコンベヤ1上で分散後の土質材料(粒径の大きい材料)の上に後の土質材料(大きさの異なる材料)を重ねて落とすことを防止して、ベルトコンベヤ1上に粒径の小さい順に分散された土質材料をデジタルカメラ4で撮影する。
この実験では、材料として頁岩を破砕し、図4(a)に示すように、約40kgずつの材料に分けて、含水比を10%(表乾状態)と13%(湿潤状態)に調整した。なお、材料の最大粒径は80mmである。これらの材料をそれぞれ、長さ100cm、幅50cm、高さ5cmの塊としてベルトフィーダ上に配置した。ベルトフィーダの速度は1.2m/minとし、ベルトコンベヤの速度を75m/minとした。振動フィーダは各バーの先端のスリットを80mm又はそれより僅かに大きくし、各バーの傾斜角度は30°に設定した。
その結果を、図4(b)に示す。図4(b)に示すように、塊であった材料はベルトコンベヤ上で分散していることが分かる。ベルトフィーダとベルトコンベヤの走行速度差により、土質材料を50倍以上の間隔に分散することができる。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、この実施の形態では、振動フィーダ2への材料投入用にベルトフィーダ3が用いられているが、このベルトフィーダ3は、低速走行のベルトコンベヤに代えてもよい。また、振動フィーダ2への材料の投入は、建設機械を使って行ってもよく、人力で行ってもよい。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
11 駆動プーリ
12 テールプーリ
13 キャリアローラ
14 駆動装置(モータ)
15 無端ベルト
16 支柱
2 振動フィーダ
21 箱
211 材料の投入口
212 材料の排出口
213 軸挿通部
214 軸挿通部
22 振動装置(バイブレータ)
23 バー
231 通し孔
232 通し孔
24 スリット(隙間)
25 支軸
26 支軸
3 ベルトフィーダ
31 駆動プーリ
32 従動プーリ
33 キャリアローラ
34 駆動装置(モータ)
35 無端ベルト
36 支柱
4 撮像機(デジタルカメラ)
40 撮影室
5 画像処理装置(パソコン)
6 ホッパー
Claims (4)
- 土質材料をベルトコンベヤに供給し前記ベルトコンベヤで搬送しながら前記ベルトコンベヤ上の土質材料を撮像機で撮影し、土質材料の画像を画像処理装置により画像処理して土質材料の粒度を計測する土質材料の粒度計測方法において、
土質材料を前記ベルトコンベヤに供給する位置に、上面に材料の投入口、下面に材料の排出口を有する箱に振動装置を装着され、前記箱の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバーが前記ベルトコンベヤの幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリットを介して配列され、先端を前記ベルトコンベヤによる土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダを設置し、前記各バーを土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜させて、
土質材料を前記振動フィーダの前記材料の投入口から投入し前記振動装置で振動を加えて、前記材料の投入口から前記材料の排出口へ前記各バー間のスリットを通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散して前記ベルトコンベヤ上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ上に分散して撮影する、
ことを特徴とする土質材料の粒度計測方法。 - 振動フィーダの材料の投入口にベルトフィーダを接続して、前記ベルトフィーダを低速の所定の速度で回転させ又は低速の所定の速度の回転と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤを高速の所定の速度で駆動して、土質材料を前記低速のベルトフィーダで搬送して前記振動フィーダに投入し、前記振動フィーダから土質材料を前記高速のベルトコンベヤに供給する請求項1に記載の土質材料の粒度計測方法。
- 土質材料を搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの上方に設置され、前記ベルトコンベヤの土質材料を撮影するための撮像機、及び土質材料の画像を画像処理する画像処理装置とを備え、土質材料を前記ベルトコンベヤに供給し前記ベルトコンベヤで搬送しながら前記ベルトコンベヤ上の土質材料を前記撮像機で撮影し、土質材料の画像を前記画像処理装置により画像処理して土質材料の粒度を計測する土質材料の粒度計測システムにおいて、
土質材料を前記ベルトコンベヤに供給する位置に設置され、上面に材料の投入口、下面に材料の排出口を有する箱に振動装置を装着され、箱の内部に基端から先端に向けて漸次幅狭の複数のバーが前記ベルトコンベヤの幅方向に並列に相互の間に基端が狭く基端から先端に向けて漸次幅広のスリットを介して先端を前記ベルトコンベヤによる土質材料の搬送方向とは反対方向に向けてかつ先端側を下方向に傾動可能に基端を軸支されてなる振動フィーダを備え、
前記各バーが土質材料が滑動しやすい適宜の角度に傾斜されて、
土質材料を前記材料の投入口から投入し前記振動装置で振動を加え、前記材料の投入口から前記材料の排出口へ前記各バー間のスリットを通じて土質材料を粒径の小さい順に落下させることにより、土質材料を粒径の小さい順に分散して前記ベルトコンベヤ上に供給し、土質材料をベルトコンベヤ上に分散して撮影する、
ことを特徴とする土質材料の粒度計測システム。 - 振動フィーダの材料の投入口にベルトフィーダが接続され、前記ベルトフィーダを低速の所定の速度で駆動し又は低速の所定の速度の駆動と一時停止とを繰り返し、他方、ベルトコンベヤを高速の所定の速度で駆動して、土質材料を前記低速のベルトフィーダで搬送して前記振動フィーダに投入し、前記振動フィーダから土質材料を前記高速のベルトコンベヤに供給する請求項3に記載の土質材料の粒度計測システム。
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2017
- 2017-12-25 JP JP2017247223A patent/JP7030507B2/ja active Active
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JP7292176B2 (ja) | 2019-10-17 | 2023-06-16 | 五洋建設株式会社 | 土質特性推定方法、装置、プログラム、およびシステム |
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