JP2019112988A - 流路素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率は、より高いことが望ましい経済効率を向上させることができる流路素子を提供する。【解決手段】流体が流れるパイプ150の末端に設けられる、パイプ150の径とほぼ同じ径を有する筒状部材110と、筒状部材110の後縁に沿って取付けられた鍔状部材120と、を備える流路素子100である。パイプ150は、車両の車体の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管である。筒状部材110の外周面には、車両が前進するとき、外周面に沿って流れる外気を上方へ案内する凸条が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジン排気口などに装着される流路素子に関する。
車両のエンジン排気口などに装着されるさまざまな流路素子が、知られている。
より具体的には、つぎのような先行技術が、知られている。
熱機関の排気口から排気管終端部の任意の位置に設けた排気促進装置であって、該排気促進装置は、排気外筒と、その内部に漏斗状の形状をし、外面部に内面側と貫通する複数の排気通過孔を有し、断面積が大きい方を上流側に向けて排気取入口とし、断面積が小さい方を下流側に向けて排気噴出口とした内筒と、前記排気取入口の上流側に設けた加速子とを備え、排気外筒は、所定の角度を有する複数の取付板により連結固定されており、前記取付板は平板であり、排気の流れに旋回流を発生させるために、排気外筒内の各部材を連結固定し、排気の流れに対し、迎角を与え、前端部又は後端部の少なくても一方を折り曲げた熱機関の排気促進装置が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このような排気促進装置は、内燃、外燃機関を問わず既存設備に直接後付けが可能であり、小型安価、製作容易、取付を簡単にすることを目指す排気促進装置である。
熱機関の排気口から排気管終端部の任意の位置に、排気外筒と、排気外筒内部に、内筒と、内筒の排気取入口の排気上流側に排気を加速する為の加速子を備え、内筒の形状は、中央部が狭窄され、中央部の外周面に複数の排気通過孔を設け、排気の上流側と下流側の両側が末広がり形状であり、内筒の下流側を排気噴出口として、排気の流れに対して直交し、所定の迎角を有する複数の取付板により、排気外筒と加速子と内筒を連結固定する熱機関の排気促進装置も、知られている(たとえば、特許文献2参照)。
このような排気促進装置は、熱機関の排気抵抗を軽減させ、且つ冷却による排気の促進及び消音効果を持たせ、出力及び燃費を向上させることを目指す排気促進装置である。
特開2014−206101号公報 特開2015−014274号公報
しかしながら、本発明者は、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率はより高いことが望ましいと考えている。
そして、本発明者は、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることが望ましいと考えている。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることができる流路素子を提供することを目的とする。
第1の本発明は、流体が流れるパイプの末端に設けられる、前記パイプの径とほぼ同じ径を有する筒状部材と、
前記筒状部材の後縁に沿って取付けられた鍔状部材と、
を備えることを特徴とする流路素子である。
これにより、鍔状部材は流体が流れるパイプの末端に設けられる筒状部材の後縁に沿って取付けられているので、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることができる。
第2の本発明は、前記パイプは、車両の車体の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管であることを特徴とする第1の本発明の流路素子である。
これにより、パイプは車両の車体の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管であるので、車両の燃費などのような経済効率を向上させることができる。
第3の本発明は、前記筒状部材の外周面には、前記車両が前進するとき、前記外周面に沿って流れる外気を上方へ案内する凸条が形成されていることを特徴とする第2の本発明の流路素子である。
これにより、筒状部材の外周面には、車両が前進するとき、外周面に沿って流れる外気を上方へ案内する凸条が形成されているので、より確実に車両の燃費などのような経済効率を向上させることができる。
第4の本発明は、動力により駆動されるプロペラの近傍に設けられる、前記プロペラの径とほぼ同じ径を有する筒状部材と、
前記筒状部材の後縁に沿って取付けられた鍔状部材と、
を備えることを特徴とする流路素子である。
これにより、鍔状部材は動力により駆動されるプロペラの近傍に設けられる筒状部材の後縁に沿って取付けられているので、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることができる。
本発明により、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることが可能な流路素子を提供することができる。
本発明における実施の形態1の流路素子の模式的な斜視図 本発明における実施の形態1の流路素子の模式的な断面図 本発明における実施の形態1の流路素子の模式的な側面図 本発明における実施の形態2の流路素子の模式的な側面図 本発明における実施の形態3の流路素子の模式的な断面図 本発明における実施の形態4の流路素子の模式的な断面図 本発明における実施の形態5の流路素子の模式的な断面図 (a)本発明における実施の形態6の流路素子の模式的な側面図、(b)本発明における実施の形態6の流路素子の模式的な背面図 本発明に関連する発明における実施の形態(その一)の流路素子の模式的な側面図 本発明に関連する発明における実施の形態(その二)の流路素子の模式的な側面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、図1〜3を参照しながら、本実施の形態の流路素子100について具体的に説明する。
図1は、本発明における実施の形態1の流路素子100の模式的な斜視図である。図1においては、流路素子100は車体160の左上後側から見られている。
図2は、本発明における実施の形態1の流路素子100の模式的な断面図である。図2における断面は、流体が筒状部材110を通って流れる方向に延びる流路素子100の中心軸を含む鉛直面である。
図3は、本発明における実施の形態1の流路素子100の模式的な側面図である。図3においては、流路素子100は左側から見られている。
流路素子100は、筒状部材110と、鍔状部材120と、を有する。
筒状部材110は、流体が流れるパイプ150の末端に設けられる、パイプ150の径とほぼ同じ径を有する部材である。
パイプ150は、車両の車体160の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管である。
鍔状部材120は、筒状部材110の後縁に沿って取付けられた部材である。
流路素子100の下流側においては、鍔状部材120に沿って迂回させられる筒状部材110の外側の外側流れ101と、筒状部材110の内側の内側流れ102と、により形成される下流側渦103のために、低圧領域が生成される。したがって、流体は流路素子100から下流側へ強く引出されるので、筒状部材110の内壁の近傍においては、流体速度が増加し、流れが強くなる。
このように、流路素子100は、集風構造体として機能するように風車に取付けられる風レンズの効果に類似した効果を奏する。
結果的に、エンジン排気ガスのような流体に対応した流路素子100がエンジン排気口に装着された車両においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
より具体的に説明すると、つぎの通りである。
車両がミニバンである場合においては、鍔状部材120の直径
(数1)
D=9[cm]
および鍔状部材120の幅
(数2)
w=1[cm]
の設計パラメーターが例示される。
後輪の回転数が2000回転毎分である状態における約100キロメートル毎時の定速走行においては、流路素子100が装着されていると、1リットルのガソリン燃料を利用しての走行距離は15キロメートル以上であると期待される。1リットルのガソリン燃料を利用しての車両販売カタログに掲載された走行距離は約12キロメートルであるので、経済効率は大きく向上されると言える。
車両が約1.5トンの積載量に対応したトラックである場合においては、鍔状部材120の直径
(数3)
D=10[cm]
および鍔状部材120の幅
(数4)
w=6[cm]
の設計パラメーターが例示される。
荷物が積載されない空車状態における約80キロメートル毎時の定速走行においては、流路素子100が装着されていると、1リットルのガソリン燃料を利用しての走行距離は15キロメートル以上であると期待される。1リットルのガソリン燃料を利用しての車両販売カタログに掲載された走行距離は約12キロメートルであるので、たとえば、設計パラメーターがこのようにやや大きくなるように設定されると、経済効率は同様に大きく向上されると言える。
なお、変形例の実施の形態においては、パイプ150は、エンジン吸気を行うための吸気管であってもよい。エンジン吸気エアのような流体に対応した流路素子100がエアフィルターの上流側のエンジン吸気口に装着された車両においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
また、変形例の実施の形態においては、流路素子100は、前述されたように車両に装着されているのではなく、航空機または船舶に装着されていてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、図4を参照しながら、本実施の形態の流路素子200について具体的に説明する。
図4は、本発明における実施の形態2の流路素子200の模式的な側面図である。図4においては、流路素子200は左側から見られている。
流路素子200は、筒状部材210と、鍔状部材220と、を有する。
筒状部材210は、流体が流れるパイプ250の末端に設けられる、パイプ250の径とほぼ同じ径を有する部材である。
パイプ250は、車両の車体260の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管である。
筒状部材210の外周面には、車両が前進するとき、外周面に沿って流れる外気を上方へ案内する凸条211が形成されている。
車体260が近くに存在する上方の領域における流れは、車体260が近くに存在しない下方の領域における流れと比較して弱くなりやすい。しかしながら、凸条211は筒状部材210の外周面に沿って流れる外気を上方へ案内するので、車体260が近くに存在する上方の領域における流れの強さも十分に確保される。
もちろん、凸条211は、筒状部材210の外周面の左および右の両側に形成されていてもよいし、筒状部材210の外周面の左または右の一側に形成されていてもよい。
鍔状部材220は、筒状部材210の後縁に沿って取付けられた部材である。
流路素子200の下流側においては、鍔状部材220に沿って迂回させられる筒状部材210の外側の外側流れ201と、筒状部材210の内側の内側流れ202と、により形成される下流側渦203のために、低圧領域が生成される。したがって、流体は流路素子200から下流側へ強く引出されるので、筒状部材210の内壁の近傍においては、流体速度が増加し、流れが強くなる。
このように、流路素子200は、集風構造体として機能するように風車に取付けられる風レンズの効果に類似した効果を奏する。
結果的に、エンジン排気ガスのような流体に対応した流路素子200がエンジン排気口に装着された車両においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
なお、変形例の実施の形態においては、パイプ250は、エンジン吸気を行うための吸気管であってもよい。エンジン吸気エアのような流体に対応した流路素子200がエアフィルターの上流側のエンジン吸気口に装着された車両においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
また、変形例の実施の形態においては、流路素子200は、前述されたように車両に装着されているのではなく、航空機または船舶に装着されていてもよい。
(実施の形態3)
つぎに、図5を参照しながら、本実施の形態の流路素子300について具体的に説明する。
図5は、本発明における実施の形態3の流路素子300の模式的な断面図である。図5における断面は、流体が筒状部材310を通って流れる方向に延びる流路素子300の中心軸を含む鉛直面である。
流路素子300は、筒状部材310と、鍔状部材320と、を有する。
筒状部材310は、流体が流れるパイプ350の末端に設けられる、パイプ350の径とほぼ同じ径を有する部材である。
パイプ350は、航空機の翼体360の下方においてジェットエンジン排気を後方へ行うための排気管である。
鍔状部材320は、筒状部材310の後縁に沿って取付けられた部材である。
流路素子300の下流側においては、鍔状部材320に沿って迂回させられる筒状部材310の外側の外側流れ301と、筒状部材310の内側の内側流れ302と、により形成される下流側渦303のために、低圧領域が生成される。したがって、流体は流路素子300から下流側へ強く引出されるので、筒状部材310の内壁の近傍においては、流体速度が増加し、流れが強くなる。
このように、流路素子300は、集風構造体として機能するように風車に取付けられる風レンズの効果に類似した効果を奏する。
結果的に、ジェットエンジン排気ガスのような流体に対応した流路素子300がジェットエンジン排気口に装着された航空機においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
なお、変形例の実施の形態においては、パイプ350は、ジェットエンジン吸気を行うための吸気管であってもよい。ジェットエンジン吸気エアのような流体に対応した流路素子300がガスタービン351の上流側のジェットエンジン吸気口に装着された航空機においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
また、流路素子300は翼体360の下方に装着されているが、流路素子700が、本発明に関連する発明における実施の形態(その一)の流路素子700の模式的な側面図である図9に示されているように、翼体360の上方に装着されていてもよい。流路素子700は、下半分がない半割状部材であり、翼体360の下側の気流の速度よりも大きい翼体360の上側の気流の速度をトンボの羽のような構成により増大させ、揚力を増大させる。
(実施の形態4)
つぎに、図6を参照しながら、本実施の形態の流路素子400について具体的に説明する。
図6は、本発明における実施の形態4の流路素子400の模式的な断面図である。図6における断面は、流体が筒状部材410を通って流れる方向に延びる流路素子400の中心軸を含む鉛直面である。
流路素子400は、筒状部材410と、鍔状部材420と、を有する。
筒状部材410は、流体が流れるパイプ450の末端に設けられる、パイプ450の径とほぼ同じ径を有する部材である。
パイプ450は、工場の燃焼装置の上方において燃焼排気を上方へ行うための煙突である。
鍔状部材420は、筒状部材410の後縁に沿って取付けられた部材である。
流路素子400の下流側においては、鍔状部材420に沿って迂回させられる筒状部材410の外側の外側流れ401と、筒状部材410の内側の内側流れ402と、により形成される下流側渦403のために、低圧領域が生成される。したがって、流体は流路素子400から下流側へ強く引出されるので、筒状部材410の内壁の近傍においては、流体速度が増加し、流れが強くなる。
このように、流路素子400は、集風構造体として機能するように風車に取付けられる風レンズの効果に類似した効果を奏する。
結果的に、燃焼排気ガスのような流体に対応した流路素子400が燃焼排気口に装着された工場においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
なお、変形例の実施の形態においては、パイプ450は、燃焼吸気を行うための吸気管であってもよい。燃焼吸気エアのような流体に対応した流路素子400が燃焼吸気口に装着された工場においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
(実施の形態5)
つぎに、図7を参照しながら、本実施の形態の流路素子500について具体的に説明する。
図7は、本発明における実施の形態5の流路素子500の模式的な断面図である。図7における断面は、流体が筒状部材510を通って流れる方向に延びる流路素子500の中心軸を含む鉛直面である。
流路素子500は、筒状部材510と、鍔状部材520と、を有する。
筒状部材510は、動力により駆動されるプロペラ550の近傍に設けられる、プロペラ550の径とほぼ同じ径を有する部材である。
プロペラ550は、船舶の船体560の下方においてスクリュー噴射を後方へ行うためのスクリューである。
鍔状部材520は、筒状部材510の後縁に沿って取付けられた部材である。
流路素子500の下流側においては、鍔状部材520に沿って迂回させられる筒状部材510の外側の外側流れ501と、筒状部材510の内側の内側流れ502と、により形成される下流側渦503のために、低圧領域が生成される。したがって、流体は流路素子500から下流側へ強く引出されるので、筒状部材510の内壁の近傍においては、流体速度が増加し、流れが強くなる。
このように、流路素子500は、集風構造体として機能するように風車に取付けられる風レンズの効果に類似した効果を奏する。
結果的に、海水または河川水のような流体に対応した流路素子500がプロペラ550の近傍に装着された船舶においては、燃費のような経済効率のみならず、馬力のような仕事効率も向上される。
また、流路素子500は船体560の船尾に装着されているが、流路素子800が、本発明に関連する発明における実施の形態(その二)の流路素子800の模式的な側面図である図10に示されているように、船体560の船首に装着されていてもよい。流路素子800は、船体560の船首の近傍の水流の速度を増大させる。
(実施の形態6)
つぎに、図8(a)および8(b)を参照しながら、本実施の形態の流路素子600について具体的に説明する。
図8(a)は、本発明における実施の形態6の流路素子600の模式的な側面図である。図8(a)においては、流路素子600は左側から見られている。
図8(b)は、本発明における実施の形態6の流路素子600の模式的な背面図である。
流路素子600は、流路素子100に類似しており、筒状部材610と、鍔状部材620と、を有する。
筒状部材610は、流体が流れるパイプ150の末端に設けられる、パイプ150の径とほぼ同じ径を有する部材である。
パイプ150は、車両の車体160の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管である。
鍔状部材620は、筒状部材610の後縁に沿って取付けられた部材である。
より具体的に説明すると、つぎの通りである。
車両が普通乗用車である場合においては、筒状部材610の前側長さλ1、筒状部材610の後側長さλ1、筒状部材610の前側直径δ1、筒状部材610の後側直径δ1、および鍔状部材620の直径δ3に関するつぎのような設計パラメーター
(数5)
λ1=50[mm],λ2=30[mm]
δ1=60[mm],δ2=70[mm],δ3=100[mm]
が燃費などのような経済効率を向上させることができる代表的な設計パラメーターとして例示される。
車両がミニバンである場合においては、つぎのような設計パラメーター
(数6)
λ1=50[mm],λ2=80[mm]
δ1=60[mm],δ2=100[mm],δ3=140[mm]
が燃費などのような経済効率を向上させることができる代表的な設計パラメーターとして例示される。
車両が約1.5トンの積載量に対応したトラックである場合においては、つぎのような設計パラメーター
(数7)
λ1=50[mm],λ2=80[mm]
δ1=60[mm],δ2=100[mm],δ3=200[mm]
が燃費などのような経済効率を向上させることができる代表的な設計パラメーターとして例示される。
これらの代表的な設計パラメーターが利用されると、約30パーセントの燃費の向上が期待される。
たとえば、長距離走行においては、流路素子600が装着されていない場合における1リットルのガソリン燃料を利用しての走行距離は約8.5キロメートルであるが、流路素子600が装着されている場合における1リットルのガソリン燃料を利用しての走行距離は11.7キロメートル以上であると期待されるので、経済効率は大きく向上されると言える。
もちろん、パラメーター値が類似する、これらの代表的な設計パラメーター付近の設計パラメーターは、同様に望ましい設計パラメーターであるとみなされる。
本発明における流路素子は、簡素な装置構成を利用して、車両、航空機または船舶の燃費などのような経済効率を向上させることができ、たとえば、車両のエンジン排気口などに装着される流路素子に利用する目的に有用である。
100 流路素子
101 外側流れ
102 内側流れ
103 下流側渦
110 筒状部材
120 鍔状部材
150 パイプ
160 車体
200 流路素子
201 外側流れ
202 内側流れ
203 下流側渦
210 筒状部材
211 凸条
220 鍔状部材
250 パイプ
260 車体
300 流路素子
301 外側流れ
302 内側流れ
303 下流側渦
310 筒状部材
320 鍔状部材
350 パイプ
351 ガスタービン
360 翼体
400 流路素子
401 外側流れ
402 内側流れ
403 下流側渦
410 筒状部材
420 鍔状部材
450 パイプ
500 流路素子
501 外側流れ
502 内側流れ
503 下流側渦
510 筒状部材
520 鍔状部材
550 プロペラ
560 船体
600 流路素子
610 筒状部材
620 鍔状部材
700 流路素子
800 流路素子

Claims (4)

  1. 流体が流れるパイプの末端に設けられる、前記パイプの径とほぼ同じ径を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の後縁に沿って取付けられた鍔状部材と、
    を備えることを特徴とする流路素子。
  2. 前記パイプは、車両の車体の下方においてエンジン排気を後方へ行うための排気管であることを特徴とする請求項1に記載の流路素子。
  3. 前記筒状部材の外周面には、前記車両が前進するとき、前記外周面に沿って流れる外気を上方へ案内する凸条が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の流路素子。
  4. 動力により駆動されるプロペラの近傍に設けられる、前記プロペラの径とほぼ同じ径を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の後縁に沿って取付けられた鍔状部材と、
    を備えることを特徴とする流路素子。
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