JP2019112789A - シリンダ錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ錠を小型化できるフリーホイール機構を提供する。【解決手段】ホルダー2とスリーブ3と、軸心方向に延びるキー挿入穴と、キー挿入穴と直交する方向に延びる複数のタンブラ挿入孔23とを有するシリンダ4と、進出位置でロック溝14に係合し、後退位置でロック溝14との係合が解除される複数のタンブラ5と、リアロータ7と、リアロータ7とシリンダ4とを連結する連結位置と、リアロータ7とシリンダ4との連結を解除する非連結位置とに移動可能な連結部材6と、ホルダー2とスリーブ3とを連結状態とし、タンブラ5がスリーブ3のロック溝14に係合した状態で、シリンダ4が回転されることにより、ホルダー2とスリーブ3との連結状態を解除し、連結部材6を連結位置から非連結位置に移動させる連結解除部材8と、連結解除部材8を付勢し、ホルダー2とスリーブ3とを連結状態に維持する弾性部材9とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダ錠に関するものである。
従来、不正操作により無理にシリンダを回転させると、ホルダーとスリーブとを連結する連結解除部材がホルダーから離脱し、ホルダーに対してシリンダとスリーブが一緒に回転するクラッチ機構が働いて、フリーホイール状態となって解錠されないようにしたシリンダ錠が公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来のシリンダ錠では、フリーホイール状態とするために、連結解除部材を径方向に移動させる、いわゆるフリーホイール機構のためのスペースをシリンダの軸心方向の一端側に設けている。このため、シリンダが軸心方向に長くなり、シリンダ錠が大型化してしまう。
特許第4549904号公報
本発明は、フリーホイール機構に工夫を凝らすことにより小型化できるシリンダ錠を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
中空筒状のホルダーと、
前記ホルダー内に回転可能に配置され、内周面にロック溝を有する中空筒状のスリーブと、
前記スリーブ内に回転可能に配置され、軸心方向に延びるキー挿入穴と、前記キー挿入穴と直交する方向に延びる複数のタンブラ挿入孔とを有するシリンダと、
前記シリンダのタンブラ挿入孔に進退可能に配置され、進出位置で前記ロック溝に係合し、後退位置で前記ロック溝との係合が解除される複数のタンブラと、
前記シリンダの軸心方向の一端側に配置されるリアロータと、
前記リアロータと前記シリンダとを連結する連結位置と、前記リアロータと前記シリンダとの連結を解除する非連結位置とに移動可能な連結部材と、
前記ホルダーと前記スリーブとを連結状態とし、前記タンブラが前記スリーブのロック溝に係合した状態で、前記シリンダが回転されることにより、前記ホルダーと前記スリーブとの連結状態を解除し、前記連結部材を連結位置から非連結位置に移動させる連結解除部材と、
前記連結解除部材を付勢し、前記ホルダーと前記スリーブとを連結状態に維持する弾性部材と、
を備え、
前記シリンダは、前記タンブラ挿入孔を超えて一端側に延びるキー挿入穴が位置する領域の外周面に、前記弾性部材が配置される収容凹部を有する、シリンダ錠を提供する。
この構成により、ホルダーに対してシリンダとスリーブが一緒に回転するフリーホイール状態となるとき、連結解除部材が弾性部材の付勢力に抗してシリンダに形成した収容凹部内に没入する。このため、連結解除部材が移動するスペースをシリンダの軸心方向の一端側に設ける必要がなくなる。つまり、シリンダ錠の軸心方向の長さを抑えて小型化することが可能となる。
前記リアロータは、前記軸心方向に直交する方向に延びるスライド溝を有し、
前記連結部材は、前記スライド溝にスライド可能に配置されているのが好ましい。
この構成により、連結部材がスライド溝を構成する両側の内側面によってガイドされることになるので、連結部材の動作状態を安定させることができる。
前記シリンダは、一端から軸心方向に突出する軸部を備え、前記軸部は係合部を有し、
前記連結部材は、前記軸部が挿通される筒状部を備え、前記筒状部は、前記連結部材が前記リアロータのスライド溝をスライドすることにより前記係合部に係脱する被係合部を有するのが好ましい。
この構成により、連結解除部材によって連結部材がスライド溝をスライドすると、シリンダの係合部から被係合部が脱落し、シリンダから連結部材への回転力の伝達を遮断できる。
前記ホルダーは、前記連結解除部材が係脱可能なロック凹部を有し、
前記シリンダは、前記弾性部材が配置される収容凹部を有し、
前記弾性部材は、収容凹部に配置された状態で、外面が前記シリンダの外周面と面一となり、前記連結解除部材が前記ロック凹部を脱落可能となるように、前記連結解除部材に押し込まれて弾性変形するのが好ましい。
この構成により、連結解除部材がホルダーのロック凹部に係合している状態では、正規キーの操作によってシリンダをスムーズに回転させることができる。また、スリーブのロック溝にシリンダから突出したタンブラが係合している状態で、シリンダが回転された場合、連結解除部材が弾性部材を弾性変形させながらホルダーのロック凹部から脱落し、シリンダと共にスリーブも回転する。
前記弾性部材はゴム材料とすることができる。
前記弾性部材は板バネとすることもできる。
本発明によれば、弾性部材が連結解除部材を付勢することにより、ホルダーとスリーブを連結状態に維持しているので、正規キーの操作によってフリーホイール状態となることを確実に防止することができる。
本実施形態に係るシリンダ錠の斜視図である。 図1に示すシリンダ錠の分解斜視図である。 図2に示すホルダーを異なる角度から見た斜視図である。 図2に示すシリンダ部分の分解斜視図である。 図2に示す連結部材の斜視図である。 図2に示すリアロータを異なる角度から見た斜視図である。 図1に示すシリンダ錠のタンブラが位置する部分の断面図である。 図1に示すシリンダ錠の連結解除部材が位置する部分の断面図である。 図7に示す状態から正規キーを差し込んでタンブラがシリンダ内に移動した状態を示す断面図である。 図1に示すシリンダ錠の連結部材が位置する部分の断面図である。 図8に示す状態から不正手段を差し込んでシリンダを回転させた状態を示す断面図である。 図10に示す状態から不正手段を差し込んでシリンダを回転させた状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、以下の説明では、図1に示すシリンダ錠1の軸心方向を前後(図1中、左側が「前」、右側が「後」)、軸心方向に直交する水平方向を左右、垂直方向を上下と記載することがある。
シリンダ錠1は、図2に示すように、ホルダー2、スリーブ3、シリンダ4、複数のタンブラ5(図2では1つのみ図示)、連結部材6、リアロータ7、連結解除部材8及び弾性部材9を備える。
ホルダー2は、図3に示すように、中空円筒状で、前端外周面には鍔状部10が形成されている。ホルダー2の外周面には左右両側にスリット11がそれぞれ形成されている。ホルダー2の後端側の内周面には、ロック凹部12が形成されている。ロック凹部12には、後述する連結解除部材8が係脱する。ホルダー2の後端面からは、ロック凹部12とは軸心を中心として線対称な位置に、後方に向かって突出する突条13が形成されている。突条13は、外径側の第1突条部13aと、この第1突条部13aよりも幅狭で内径側に形成される第2突条部13b及び第3突条部13cとで構成されている。第2突条部13bの両側面に、後述するスプリング46の両端部46aが当接する。第3突条部13cは、第2突条部13bよりも幅広で、後述する連結部材6の第1円弧部33が係脱する。
スリーブ3は、図2に示すように、中空円筒状で、ホルダー2内に回転可能に収容される。スリーブ3の内周面には、その軸心を中心として対称な位置に、軸心方向に沿って延びるロック溝14がそれぞれ形成されている。各ロック溝14は、後述するタンブラ5の一端部が係脱する2列の溝部で構成されている。ロック溝14にタンブラ5が係合した状態では、スリーブ3に対してシリンダ4は回転不能となる。スリーブ3の外周面上下には、各ロック溝14に連通する矩形孔15が2つずつ形成され、スリーブ3の軽量化が図られている。また、スリーブ3の外周面には環状につながった周溝16が形成されている。周溝16には、ホルダー2のスリット11に配置したストッパ17が係合し、ホルダー2からのスリーブ3の脱落を防止する。さらに、スリーブ3の外周面には後端から切欠部18が形成されている。切欠部18には、後述する連結解除部材8が配置される。
シリンダ4は、図2、詳しくは図4に示すように、円柱状で、スリーブ3内に回転可能に収容される。シリンダ4には、前端面に開口し、後端側に向かって延びるキー挿入穴19(図7参照)が形成されている。
シリンダ4の前端部にはカバー20が装着されている。カバー20には、キー挿入穴19に連通する同形状の開口部21が形成されている。開口部21は、図示しない閉鎖プレートによって開放可能に閉鎖されている。シリンダ4の前端側外周面にはフランジ部22が形成されている。シリンダ4の中央部外周面には複数(ここでは、8箇所)のタンブラ挿入孔23が形成されている。タンブラ挿入孔23は、シリンダ4の外周面から軸心方向に直交して延び、キー挿入穴19に連通している。
シリンダ4の後端側外周面には、後述する弾性部材9が配置される収容凹部24が形成されている。収容凹部24は、シリンダ4の軸心方向で見ると、図4や図11に示すように、キー挿入穴19が位置する領域と部分的に重なる領域に形成されている。つまり、シリンダ4の軸心方向の長さを必要最小限に抑えられている。これにより、シリンダ錠1を小型化することが可能となっている。また、収容凹部24は径方向及び後端側に開口し、その両側面にはガイド用の第1突起24aと後端側への脱落防止用の第2突起24bとがそれぞれ形成されている。
シリンダ4の後端面中央部には円柱状の軸部25が形成されている。軸部25には、基端から軸心方向に係合凹部26(図10参照)が形成されている。係合凹部26には、後述する連結部材6の係合凸部32が係脱する。また、軸部25の先端側外周面には環状溝25aが形成されている。軸部25は、後述する連結部材6を貫通して、リアロータ7で環状溝25aにEリング27を係止される。これにより、シリンダ4に対して連結部材6及びリアロータ7が取り付けられるようになっている。
タンブラ5は、図2、詳しくは図4に示すように、板状で、中央部に矩形状のキー穴28が形成され、一端部から一対の係合突起29が突出している。タンブラ5は、スプリング30と共にシリンダ4のタンブラ挿入孔23内に収容される。タンブラ5は、スプリング30の付勢力によりシリンダ4から突出させた一部をスリーブ3のロック溝14に係合する進出位置に位置決めされる。タンブラ5は、キー穴28に図示しない正規キーが挿入されることにより、そのキー山にキー穴28の内縁が押圧され、スプリング30の付勢力に抗して後退位置に位置決めされる。後退位置では、タンブラ5はスリーブ3のロック溝14から退避し、スリーブ3に対してシリンダ4は回転可能な状態となる。
連結部材6は、図2、詳しくは図5に示すように、板状で、上下の平行な側面6aと、左右の円弧面6bとを備える。連結部材6の片面中央には筒状部31が形成されている。筒状部31の中心孔は連結部材6の両面に開口している。筒状部31の内周面には、軸心方向に延びる係合凸部32が形成されている。係合凸部32は、シリンダ4の係合凹部26に係脱する。連結部材6の片面両縁には、筒状部31と同一方向に同一高さで突出する第1円弧部33と第2円弧部34とが形成されている。第1円弧部33は中央部分が切り欠かれることにより2分割されている。第2円弧部34は、筒状部31との間にガイド溝35を形成している。ガイド溝35には、後述する連結解除部材8の軸部8bが移動可能に配置される。
リアロータ7は、図2、詳しくは図6に示すように、連結部材6をスライド可能に支持する支持部36と、スプリング46が配置されるスプリング受部37とを備える。
支持部36には、上下にガイド壁38a、38bを残して左右方向に切除することによりスライド溝38が形成されている。スライド溝38の溝底中央部には平面視円形状の凹部39が形成されている。凹部39にはシリンダ4の軸部25が配置される。リアロータ7の外周面には、凹部39に連通するスリット40が形成されている。スリット40を介してEリング27が取り付けられる。すなわち、凹部39に配置した軸部25の環状溝25aにEリング27が係止される。
スプリング受部37は、内筒部41と外筒部42の間に環状に繋がったスプリング収容部43を有する。内筒部41には、断面矩形状の凹部41aが形成され、そこには同形状をしたパドル44の一端部が配置されている。内筒部41にはピン孔41bが形成され、このピン孔41bを介してピン(図示せず)をかしめることにより、内筒部41にパドル44を連結できるようになっている。外筒部42は、一部が切除され、その中央部分には後端側に向かって突出する突条45が形成されている。
スプリング収容部43には、螺旋状のスプリング46が配置される。スプリング46は、スプリング収容部43に配置された状態で、両端部46aが突条45の両側面にそれぞれ圧接する。これにより、リアロータ7が左右いずれの方向に回転しても、スプリング46は突条45によって端部を押圧されて圧縮状態となり、リアロータ7を初期位置に復帰させるように付勢する。
連結解除部材8は、図2に示すように、外径寸法の相違する第1軸部8aと第2軸部8bとで構成されている。第1軸部8aは、スリーブ3の切欠部18に位置し、ホルダー2のロック凹部12に係脱する。第2軸部8bは、連結部材6のガイド溝35内に位置する。
弾性部材9は、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、図2に示すように、断面略C字状に形成されている。弾性部材9をゴム材料で構成することにより、少ないストローク量で高荷重を発生させることができるようにしている。弾性部材9は、シリンダ4の収容凹部24に配置され、中央に溝部を形成された片面が収容凹部24の底面に当接し、他方の円弧面がスリーブ3の外周面と面一となっている。
このように、前記構成のシリンダ錠1では、シリンダ4の外周面に収容凹部24を形成し、この収容凹部24に収容した弾性部材9によって連結解除部材8を径方向外側に付勢するようにしている。しかも、収容凹部24を形成するのは、シリンダ4の一端部で、軸心方向に直交する方向にはキー挿入穴19が部分的に重なる位置である。したがって、シリンダ4の軸心方向の長さを必要最小限に抑えることができる。また、シリンダ4の一端側に連結解除部材8が径方向に移動するスペースを確保する必要もなく、シリンダ錠1を小型化することが可能となる。
次に、前記構成からなるシリンダ錠1の作用について説明する。
シリンダ4にキーを差し込んでいない施錠状態では、図7に示すように、スプリング30の付勢力によってシリンダ4からタンブラ5の係合突起29が突出し、スリーブ3のロック溝14に位置する。このため、シリンダ4はスリーブ3に対して回転不能となる。また、連結解除部材8は、図8に示すように、弾性部材9に付勢されてホルダー2のロック凹部12に係合する。このため、スリーブ3はホルダー2に対して回転不能となる。
前記施錠状態でシリンダ4に正規キーを差し込み、各タンブラ5のキー穴28に挿入した場合、図9に示すように、各タンブラ5はその係合突起24をスリーブ3のロック溝14に係合させた進出位置からシリンダ4内に没入する後退位置へと移動する。このとき、図10に示すように、シリンダ4の軸部25に形成した係合凹部26には、連結部材6の係合凸部32が係合している。そして、連結部材6は、リアロータ7のスライド溝38に位置して上下のガイド壁38a、38bによってガイドされている。これにより、正規キーを回転させると、シリンダ4はスリーブ3内を回転する。そして、シリンダ4が回転すると、連結部材6を介してリアロータ7も一緒に回転する。この結果、リアロータ7に連結したパドル44を介して解錠操作される。
前記施錠状態でシリンダ4にドライバーや不正キー等の不正手段を差し込み、各タンブラ5のキー穴28に挿入した場合、一部のタンブラ5は後退位置に移動してシリンダ4内に没入することもあるが、全てのタンブラ5が没入することはない。このため、シリンダ4は、スリーブ3に対して回転不能な施錠状態を維持する。したがって、不正手段によりシリンダ4を無理に回転させると、シリンダ4だけでなく、スリーブ3も一緒に回転する。このとき、図11に示すように、連結解除部材8が弾性部材9を変形させてロック凹部12から離脱し、ホルダー2の内周面に乗り上げるように移動する。また、連結解除部材8の移動により、図12に示すように、連結部材6のガイド溝35に位置する第2軸部8bが連結部材6の筒状部31を押圧する。これにより、連結部材6はリアロータ7のスライド溝38を移動し、シリンダ4の係合凹部26と連結部材6の係合凸部32の係合状態が解消される。また、連結部材6の第1円弧部33がホルダー2の第3突条部13cに当接し、連結部材6及びリアロータ7はホルダー2に対して回転不能となる。この結果、シリンダ4が回転してもリアロータ7は回転しない施錠状態に維持される。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、弾性部材9をゴム材料で構成するようにしたが、板バネ等の他の弾性体で構成するようにしてもよい。要は、少ないストローク量であっても連結解除部材8に対して高負荷を作用させて、ホルダー2のロック凹部12の溝底へと付勢できるような弾性部材9であればよい。つまり、弾性部材9を、ストローク量を十分に確保できない領域、換言すれば、キー挿入穴19が位置する領域と部分的に重なる領域に配置しても、連結解除部材8を径方向に十分に付勢できるようにすることで、シリンダ4の軸心方向の長さを抑えてシリンダ錠1を小型化できればよい。
本発明に係るシリンダ錠1は、車両や建物のドア等に使用することができる。
1…シリンダ錠
2…ホルダー
3…スリーブ
4…シリンダ
5…タンブラ
6…連結部材
7…リアロータ
8…連結解除部材
9…弾性部材
10…鍔状部
11…スリット
12…ロック凹部
13…突条
14…ロック溝
15…矩形孔
16…周溝
17…ストッパ
18…切欠部
19…キー挿入穴
20…カバー
21…開口部
22…フランジ部
23…タンブラ挿入孔
24…収容凹部
25…軸部
26…係合凹部
27…Eリング
28…キー穴
29…係合突起
30…スプリング
31…筒状部
32…係合凸部
33…第1円弧部
34…第2円弧部
35…ガイド溝
36…支持部
37…スプリング受部
38…スライド溝
39…凹部
40…スリット
41…内筒部
42…外筒部
43…スプリング収容部
44…パドル
45…突条
46…スプリング

Claims (7)

  1. 中空筒状のホルダーと、
    前記ホルダー内に回転可能に配置され、内周面にロック溝を有する中空筒状のスリーブと、
    前記スリーブ内に回転可能に配置され、軸心方向に延びるキー挿入穴と、前記キー挿入穴と直交する方向に延びる複数のタンブラ挿入孔とを有するシリンダと、
    前記シリンダのタンブラ挿入孔に進退可能に配置され、進出位置で前記ロック溝に係合し、後退位置で前記ロック溝との係合が解除される複数のタンブラと、
    前記シリンダの軸心方向の一端側に配置されるリアロータと、
    前記リアロータと前記シリンダとを連結する連結位置と、前記リアロータと前記シリンダとの連結を解除する非連結位置とに移動可能な連結部材と、
    前記ホルダーと前記スリーブとを連結状態とし、前記タンブラが前記スリーブのロック溝に係合した状態で、前記シリンダが回転されることにより、前記ホルダーと前記スリーブとの連結状態を解除し、前記連結部材を連結位置から非連結位置に移動させる連結解除部材と、
    前記連結解除部材を付勢し、前記ホルダーと前記スリーブとを連結状態に維持する弾性部材と、
    を備え、
    前記シリンダは、前記タンブラ挿入孔を超えて一端側に延びるキー挿入穴が位置する領域の外周面に、前記弾性部材が配置される収容凹部を有する、シリンダ錠。
  2. 前記ホルダーは、前記連結解除部材が係脱可能なロック凹部を有し、
    前記弾性部材は、前記収容凹部に配置された状態で、外面が前記シリンダの外周面と面一となり、前記連結解除部材が前記ロック凹部を脱落可能となるように、前記連結解除部材に押し込まれて弾性変形する、請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 前記リアロータは、前記軸心方向に直交する方向に延びるスライド溝を有し、
    前記連結部材は、前記スライド溝にスライド可能に配置されている、請求項1又は2に記載のシリンダ錠。
  4. 前記シリンダは、一端から軸心方向に突出する軸部を備え、前記軸部は係合部を有し、
    前記連結部材は、前記軸部が挿通される筒状部を備え、前記筒状部は、前記連結部材が前記リアロータのスライド溝をスライドすることにより前記係合部に係脱する被係合部を有する、請求項3に記載のシリンダ錠。
  5. 前記スリーブは、一端から軸心方向に延び、前記連結解除部材が配置される切欠きを有し、
    前記連結部材は、前記スリーブの切欠きから突出する連結解除部材の一部が、前記スリーブの軸心を中心とする回転により摺動可能なガイド溝を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
  6. 前記弾性部材はゴム材料からなる、請求項1から5のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
  7. 前記弾性部材は板バネからなる、請求項1から5のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
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