JP2019111157A - Hair Dryer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はヘアドライヤーに関し、特に結露水を静電霧化して液滴を生成する霧化装置を備えたヘアドライヤーに関する。 BACKGROUND OF THE INVENTION Field of the Invention The present invention relates to a hair dryer, and more particularly to a hair dryer provided with an atomizer for electrostatically atomizing condensed water to generate droplets.
近年、霧化装置を備えたヘアドライヤーが広く用いられている。特許文献1には、使用者に水補給の手間を強いることなく、高効率で水を供給しながら継続的に使用することが可能な静電霧化装置に関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、水供給部が備える吸熱面において空気中の水分を結露させて結露水を生成している。そして、生成した結露水を自重により滑り落として水搬送部に導くことで、静電霧化装置に効率よく水を供給している。 In recent years, a hair dryer equipped with an atomization device is widely used. Patent Document 1 discloses a technique relating to an electrostatic atomizer that can be used continuously while supplying water with high efficiency without forcing the user to take time for water replenishment. In the technology disclosed in Patent Document 1, dew condensation is generated by condensing moisture in the air on the heat absorption surface of the water supply unit. Then, water is supplied efficiently to the electrostatic atomization device by sliding down the generated condensed water by its own weight and guiding it to the water conveyance unit.
特許文献1に開示されている技術では、吸熱面において空気中の水分を結露させることで結露水を生成している。しかしながら、空気中の水分が少ない場合には、十分な量の結露水を得ることができないため、霧化装置を用いて静電霧化した液滴を十分に生成することができないという問題がある。 In the technique disclosed in Patent Document 1, dew condensation water is generated by causing moisture in the air to condense on the heat absorption surface. However, when the amount of moisture in the air is small, a sufficient amount of dew condensation water can not be obtained, so that there is a problem that electrostatic atomized droplets can not be sufficiently generated using the atomization device .
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能なヘアドライヤーを提供するものである。 The present invention has been made to solve such problems, and provides a hair dryer capable of efficiently generating electrostatically atomized droplets.
本発明の一態様にかかるヘアドライヤーは、吸入口から吹出口へ向かう空気流を生成するファンと、結露面を冷却して空気中に含まれる水分を結露させる結露部と、結露面を接地電極として放電を発生させることで、結露面において結露している結露水を静電霧化して液滴を生成し、生成された液滴を空気流に付与する放電電極と、を有する霧化装置と、保持する美容成分を空気流に含まれる液滴を媒体として空気流に放出する美容成分保持部材と、霧化装置が液滴を生成するモードと生成しないモードとを切り替える切替部と、空気中の水分を吸収する吸水手段と、吸水手段を加熱する加熱手段と、を備える。加熱手段は、霧化装置が液滴を生成するモードである場合、吸水手段を加熱して、吸水手段に保持されている水分を空気中に放出させる。 A hair dryer according to one aspect of the present invention includes a fan that generates an air flow from the suction port to the blowout port, a condensation portion that cools the condensation surface and condenses water contained in the air, and the condensation surface is grounded. An atomization device having a discharge electrode for electrostatically atomizing condensation water condensed on the dew condensation surface to generate droplets and applying the generated droplets to an air flow by generating electric discharge as A cosmetic component holding member for releasing cosmetic components to be held into the air flow as droplets contained in the air flow, a switching unit for switching between a mode in which the atomization device generates droplets and a mode in which the atomization device does not generate them; A water absorption means for absorbing water, and a heating means for heating the water absorption means. When the atomizing device is in a mode for generating droplets, the heating means heats the water absorption means to release the water held in the water absorption means into the air.
本発明により、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能なヘアドライヤーを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a hair dryer capable of efficiently generating electrostatically atomized droplets.
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施の形態に限定するものではない。また、実施の形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。 Hereinafter, the present invention will be described through embodiments of the invention, but the invention according to the claims is not limited to the following embodiments. Moreover, not all of the configurations described in the embodiments are necessarily essential as means for solving the problems.
図1は、本実施の形態に係るヘアドライヤー100の全体斜視図である。ヘアドライヤー100は、主に、温風や冷風を発生させる本体ユニット110と、ユーザが把持するグリップユニット180と、を備える。ヘアドライヤー100は、AC電源から供給される電力によって、熱や空気流を発生させる。
FIG. 1 is an overall perspective view of a
本体ユニット110は、筐体であるハウジング116が外周を取り囲んで円筒形状を成し、一端側の開口である吸入口111から外気を取り入れ、他端側の開口である吹出口112から調整された空気流を吹き出す。吹出口112は、2つに分かれており、相対的に大量の空気流を吹き出す第1吹出口113と、第1吹出口よりは吐き出す空気流が少ない第2吹出口114とによって構成されている。なお、以降の説明においては、吸入口111側を上流側と称し、吹出口112側を下流側と称する。
In the
本体ユニット110は、グリップユニット180と接続する端部を有する。当該端部近傍には、トグル式のモードスイッチ115が設けられている。モードスイッチ115は、吹き出す空気流に美容成分を放出させる美容モードと放出させない非美容モードとを切り替える。ユーザは、モードスイッチ115を操作して希望するモードに切り替える。
The
グリップユニット180は、一端側が本体ユニット110と回動可能に接続されており、ユーザは、グリップユニット180を本体ユニット110に対して使用時においては直立させ、収容時においては並行にして折り畳む。グリップユニット180は、把持部の中央付近にオンオフスイッチ181を有する。ユーザは、オンオフスイッチ181を3つのポジションのいずれかにスライドさせることができる。それぞれのポジションは、1つがオフポジション、1つが後述するヒータへの通電を遮断して冷風を送出させる冷風ポジション、1つが電熱線に通電して温風を送出させる温風ポジションである。
The
ユーザがモードスイッチ115を操作して美容モードに切り替えると、美容成分が混入した空気流が第2吹出口114から吹き出される。美容成分は、美容成分保持部材としてのカートリッジ140に吸着保持されている。カートリッジ140は、本体ユニット110に対して交換可能に装着される。すなわち、美容成分を放出し尽くしたカートリッジ140は、新たなカートリッジ140に取り替えられる。これにより、ヘアドライヤー100は、美容成分の放散を継続的に維持することができる。図2は、本体ユニット110がカートリッジ140を装着する様子を示す部分拡大図である。
When the user operates the
ハウジング116の一部には開口部が設けられており、開口部は、通常の使用時には収容蓋117で覆われている。収容蓋117は、一端側に設けられたヒンジによりハウジング116に枢設されており、ユーザは、カートリッジ140の交換時に収容蓋117の他端側を持ち上げて開口部を開く。開口部の奥には装着部118が設けられており、ユーザはカートリッジ140を装着部118へ装着することができる。カートリッジ140を装着して収容蓋117を閉じれば、ユーザは、ヘアドライヤー100の美容モードを機能させることができる。なお、カートリッジ140が装着されていない状態ではモードスイッチ115を美容モードに切り替えられないように、モードスイッチ115にロック機構を設けても良い。
An opening is provided in a part of the
図3は、図1の座標系で示すxz平面と平行な断面で切断した、ハウジング116の中央断面の様子を模式的に示す図である。図は、主要な構成要素に限って表している。具体的には、ハウジング116内に配設されたヒータ121、モータ122、ファン123、霧化装置130と、装着部118に装着されたカートリッジ140、及び吸水手段150を表している。
FIG. 3 is a view schematically showing a central cross section of the
ファン123は、モータ122によって回転され、吸入口111から外気を取り込んで、吹出口112へ向けて空気流を発生させる。モータ122は、例えば直流モータであり、ファン123と共に送風装置として機能する。ヒータ121は、通電されることにより熱を発生し、ファン123で発生された空気流を加熱して温風に変換する。ヒータ121は、例えば電熱線であり、絶縁板に巻回されるなどしてハウジング116の中空部に位置するように固定されている。
The
ハウジング116の内部空間は、吸入口111から取り込まれた外気がファン123よりも下流側で二手に分流するように、内壁119によって2つに分割されている。すなわち、ファン123によって生成される空気流は、この内壁119によって、第1吹出口113へ向かう空気流B0と、第2吹出口114へ向かう空気流B1とに分かれる。ヒータ121は、空気流B0を温めるように、空気流B0の流路中に配設されている。したがって、ユーザがオンオフスイッチ181を温風ポジションに設定していれば、通電されたヒータ121が空気流B0を温める。また、空気流B1は、吸水手段150、霧化装置130、及びカートリッジ140を通過して第2吹出口114へと向かう。
The inner space of the
霧化装置130は、空気流B1の流路中に配設されている。霧化装置130は、周辺空気に含まれる水分を結露させ、結露した水分をミスト化(霧化)して空気流B1に付与する装置である。すなわち、霧化装置130は、空気中の水分を凝縮してミスト(霧化された液滴)を生成する装置であり、本実施の形態においては、直径が十〜数百ナノメートルの液滴を生成する。
The
図3に示す断面図に加えて、図4に示す底面図(つまり、霧化装置130をz軸方向のマイナス側から見た図)、及び図5に示す背面図(つまり、霧化装置130をx軸方向のマイナス側から見た図)を用いて、霧化装置130の構成について説明する。霧化装置130は、主に、ペルチェ素子131、冷却板132、金属板133、放電電極134、及び放熱手段135を含む。ペルチェ素子131の吸熱面側には導電性の冷却板132が貼り合わされており、冷却板132は、ペルチェ素子131によって冷却される(図3参照)。冷却板132のうち空気流と触れる側の面である結露面は、空気中に含まれる水分を結露させ、液滴が付着する。すなわち、冷却板132は、ペルチェ素子131と協働して結露部として機能する。また、冷却板132は、放電電極134に対して対向電極として機能する。このため、冷却板132は接地電位に接続されている。例えば、冷却板132はステンレス材料を用いて構成することができる。
In addition to the cross-sectional view shown in FIG. 3, the bottom view shown in FIG. 4 (that is, the view when atomizing
ペルチェ素子131の発熱面側には金属板133が設けられている。例えば、金属板133はステンレス材料を用いて構成することができる。金属板133には、放熱のための放熱手段135が貼り合わされている(図3参照)。つまり、ペルチェ素子131の発熱面側で発生した熱は、金属板133を介して放熱手段135に伝わり、放熱手段135から放出される。放熱手段135から放出された熱は、空気流B1の一部に乗って第2吹出口114から外部に吐き出される。図3、図4に示すように、放熱手段135は、ペルチェ素子131の発熱面から空気流B1の上流側に向かって伸びるように設けられている。また、図5に示すように、放熱手段135には放熱を促進させるための放熱フィン139を設けてもよい。放熱手段135および放熱フィン139は、熱伝導率の高い材料を用いて構成することが好ましく、例えば、銅やステンレス材料等の金属材料を用いて構成することができる。
A
放電電極134は、後述する電極回路に接続されており、冷却板132を接地電極として放電が発生するように、冷却板132から所定量離間して配置されている。放電電極134に高圧の負パルスが印加されると、放電電極134の先端部と冷却板132との間で放電が起こり、冷却板132の結露面に結露していた結露水が、レイリー分裂により、マイナスイオンに帯電したミストとなって飛散する。すなわち、霧化装置130は、マイナスイオンに帯電したミスト(静電霧化した液滴)を、空気流B1に付与する。
The
なお、霧化装置130のうち、結露部は直接的に空気流B1の流路中に配設されていなくても良い。結露面で結露した結露水が放電によりミスト化した場合に、当該ミストが空気流B1に誘引されるのであれば、空気流B1に直接晒されない箇所に配設することも可能である。結露面が直接的に空気流B1に晒されないのであれば、比較的大きな結露水を生成することも可能であり、放電によって生成するミストの大きさをコントロールしやすい。
In the
また、本実施の形態に係るヘアドライヤー100は、ハウジング116の内部に吸水手段150を備える。吸水手段150の詳細については後述する。
In addition, the
図3に示すように、カートリッジ140は、霧化装置130よりも下流側に設けられた装着部118に装着されている。マイナスイオンに帯電したミストがカートリッジ140の内部を通過すると、カートリッジ140に吸着保持された美容成分がミストに溶出し、第2吹出口114から吐出される空気流B1は、当該美容成分を適度に含んだ状態でユーザの毛髪へ到達する。
As shown in FIG. 3, the
カートリッジ140に吸着保持する美容成分は、例えば保湿性を有するものとして、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類等が挙げられる。なお、美容成分としては、上記した以外のものも任意に選択して用いることができるが、毛髪等における保湿性等を向上させてキューティクルの痛みを回復させる等の観点から、美容成分としてはコラーゲンを含むことが好ましい。
The cosmetic components adsorbed and held in the
また、例えばコラーゲンなどに担持させるなどの態様により、金属微粒子を美容成分として採用することもできる。美容成分となり得る金属としては、金、銀、銅、白金、亜鉛、チタンが候補として挙げられる。このような金属微粒子は、毛髪に付着して抗菌作用や抗酸化作用を生じさせることができる。特に白金の微粒子は、抗酸化作用が極めて高いことが知られており、美容成分として採用すると良い。 In addition, metal fine particles can also be adopted as a cosmetic component, for example, according to an embodiment such as supporting on collagen. Gold, silver, copper, platinum, zinc and titanium can be mentioned as candidates as metals that can be cosmetic components. Such metal fine particles can be attached to the hair to produce an antibacterial action or an antioxidant action. In particular, fine particles of platinum are known to have extremely high antioxidative action, and may be employed as a cosmetic component.
図6は、ヘアドライヤー100のシステム構成図である。ヘアドライヤー100は、例えばマイクロプロセッサで構成された制御部190によって電気系統の全体が制御される。オンオフスイッチ181のスイッチ状態、およびモードスイッチ115のスイッチ状態は、電気的に検出されて制御部190へ伝達される。制御部190は、これらのスイッチ状態に応じて各回路を制御する。制御対象は、主に、ヒータ回路191、モータ回路192、ペルチェ回路193および電極回路194である。
FIG. 6 is a system configuration diagram of the
ヒータ回路191は、ヒータ121に通電して一定の発熱状態を保つ回路である。制御部190は、オンオフスイッチ181が温風ポジションであるときに、ヒータ回路191が機能するように制御する。モータ回路192は、モータ122に通電してファン123を一定の回転速度で回転させる回路である。制御部190は、オンオフスイッチ181が冷風ポジションまたは温風ポジションであるときに、モータ回路192が機能するように制御する。
The heater circuit 191 is a circuit which energizes the
ペルチェ回路193は、ペルチェ素子131を駆動して吸熱面から発熱面へ熱移動させる回路である。制御部190は、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、ペルチェ回路193が機能するように制御する。電極回路194は、放電電極134に高圧の負パルスを印加して、放電電極134と冷却板132の間で周期的に放電を発生させる回路である。制御部190は、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、電極回路194が機能するように制御する。
The
つまり、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、霧化装置130が液滴を生成するモードになる。したがって、モードスイッチ115は、霧化装置130が液滴を生成するモードと生成しないモードとを切り替える切替部に対応している。
That is, when the
次に、本実施の形態に係るヘアドライヤー100が備える吸水手段150について詳細に説明する。図3に示すように、吸水手段150は、ヘアドライヤー100のハウジング116の内部に設けられている。吸水手段150は、常温において空気中の水分を吸収すると共に、加熱された際に保持している水分を空気中に放出することができる材料で構成されている。吸水手段150は、ヘアドライヤー100が使用されていない状態(例えばヘアドライヤー100が収納されている状態)のときに、空気中の水分を吸収する。
Next, the water absorbing means 150 provided in the
図3〜図5に示すように、霧化装置130の結露面(つまり、冷却板132の表面)および吸水手段150は、一つの囲まれた空間に配置されている。よって、霧化装置130が液滴を生成するモードのときに、加熱手段を用いて吸水手段150を加熱して吸水手段150から空気中に水分を放出させることで、霧化装置130の近傍の湿度を上昇させることができる。これにより、霧化装置130の結露面における液滴の生成を促進させることができる。
As shown in FIGS. 3 to 5, the dew condensation surface of the atomizing device 130 (that is, the surface of the cooling plate 132) and the water absorbing means 150 are disposed in one enclosed space. Therefore, when the
図3〜図5に示す例では、吸水手段150は、ペルチェ素子131の発熱面に設けられた放熱手段135に取り付けられている。霧化装置130が液滴を生成するモードである場合、ペルチェ素子131の発熱面から放熱手段135に熱が伝わり放熱手段135が高温になる。吸水手段150は放熱手段135に取り付けられているので、放熱手段135から吸水手段150に熱が伝わり、吸水手段150が加熱される。したがって、霧化装置130が液滴を生成するモードのときに、吸水手段150から空気中に水分が放出されて、霧化装置130の結露面における液滴の生成が促進される。このとき、放熱手段135は、吸水手段150の加熱手段として機能する。
In the example shown in FIGS. 3 to 5, the water absorbing means 150 is attached to the heat releasing means 135 provided on the heat generating surface of the
図3、図4に示すように、吸水手段150は、ペルチェ素子131に対して空気流B1の上流側に設けることが好ましい。吸水手段150を空気流B1の上流側に設けることで、吸水手段150から放出された水分を霧化装置130の結露面に効率よく供給することができる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the water absorbing means 150 is preferably provided on the upstream side of the air flow B1 with respect to the
また、図3、図5に示すように、吸水手段150は、放熱手段135のペルチェ素子131側の面(つまり、放熱手段135のz軸方向マイナス側の面)に設けられていることが好ましい。放熱手段135の面のうち、ペルチェ素子131が設けられている面と同じ側の面に吸水手段150を設けることで、吸水手段150から放出された水分を霧化装置130の結露面に効率よく供給することができる。
Further, as shown in FIGS. 3 and 5, it is preferable that the water absorption means 150 be provided on the surface of the heat dissipation means 135 on the
吸水手段150を構成する材料は、常温において水分を吸収し、加熱された際に水分を放出する材料であれば特に限定されることはない。例えば、吸水手段150は乾燥剤を用いて構成することができる。吸水手段150に用いる乾燥剤としては、シリカゲル、シリカアルミナゲル、ゼオライト、塩化カルシウム、酸化カルシウム、塩化マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上の材料を用いることができる。 The material which comprises the water absorption means 150 will not be specifically limited if it is a material which absorbs a water | moisture content at normal temperature and discharge | releases a water when it is heated. For example, the water absorption means 150 can be configured using a desiccant. As the desiccant used for the water absorption means 150, one or more materials selected from the group consisting of silica gel, silica alumina gel, zeolite, calcium chloride, calcium oxide, magnesium chloride and magnesium oxide can be used.
また、吸水手段150は、多孔質ハニカム構造体を用いて構成してもよい。例えば、多孔質シリカ被膜を用いたペーパーハニカム構造体を用いることで、吸水手段150の吸水性を向上させることができる。また、吸水手段150は、多孔質セラミックスを用いて構成してもよい。例えば、多孔質セラミックスの材料としてはアルミナを用いることができる。 In addition, the water absorption means 150 may be configured using a porous honeycomb structure. For example, the water absorbency of the water absorption means 150 can be improved by using a paper honeycomb structure using a porous silica film. Further, the water absorption means 150 may be configured using porous ceramics. For example, alumina can be used as a material of porous ceramics.
これら以外の材料であっても、多孔質構造を備える材料であれば、常温において水分を吸収し、加熱された際に水分を放出することが期待される。例えば、竹活性炭フィルタ等の活性炭を用いて吸水手段150を構成してもよい。 Even if it is materials other than these, if it is a material provided with a porous structure, absorbing moisture at normal temperature and releasing it when heated is expected. For example, the water absorbing means 150 may be configured using activated carbon such as a bamboo activated carbon filter.
また、上記では主に無機材料を用いて吸水手段150を構成する場合について説明したが、吸水性を備える高分子材料を用いて吸水手段150を構成してもよい。 Also, although the case where the water absorbing means 150 is configured mainly using an inorganic material has been described above, the water absorbing means 150 may be configured using a polymeric material having water absorbency.
なお、冬場のような特に湿度が低い環境下では、ユーザが吸水手段150に手動で水分を供給するようにしてもよい。この場合は、ハウジング116の外部から吸水手段150に水分を供給するための供給手段を別途設ける必要がある。
Note that the user may manually supply water to the water absorption means 150 in an environment such as winter when the humidity is particularly low. In this case, it is necessary to separately provide a supply means for supplying water to the water absorption means 150 from the outside of the
上述したように、特許文献1に開示されている技術では、吸熱面において空気中の水分を結露させることで結露水を生成していた。しかしながら、空気中の水分が少ない場合には、十分な量の結露水を得ることができないため、霧化装置を用いて静電霧化した液滴を十分に生成することができないという問題があった。 As described above, in the technology disclosed in Patent Document 1, dew condensation water is generated by causing moisture in the air to condense on the heat absorption surface. However, when the amount of moisture in the air is small, a sufficient amount of dew condensation water can not be obtained, so there is a problem that electrostatic atomized droplets can not be sufficiently generated using the atomization device. The
これに対して本実施の形態に係るヘアドライヤー100では、ヘアドライヤー100のハウジング116の内部に、空気中の水分を吸収することができる吸水手段150を設けている。そして、霧化装置130が液滴を生成するモードであるときに、加熱手段を用いて吸水手段150を加熱して、吸水手段150に保持されている水分を空気中に放出している。よって、霧化装置130の近傍の湿度を上昇させることができるので、霧化装置130の結露面における液滴の生成を促進させることができる。したがって、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能なヘアドライヤーを提供することができる。
On the other hand, in the
次に、本実施の形態に係るヘアドライヤーの他の構成例について、図7〜図9を用いて説明する。なお、図7〜図9では、図3に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。 Next, another configuration example of the hair dryer according to the present embodiment will be described using FIGS. 7 to 9. 7-9, the same code | symbol is attached | subjected to the component same as the component shown in FIG.
図7に示す構成例では、霧化装置130aの放熱手段136の上面に吸水手段151を配置している。例えば、放熱手段136は金属板を用いて構成されており、吸水手段151は放熱手段136の上面に取り付けられている。図7に示す構成例では、放熱手段136の上面に吸水手段151を配置しているので、霧化装置130aと吸水手段151とを備えるユニットを小型化することができる。図7に示す構成例では、図5に示した放熱フィン139を省略している。よって、放熱手段136の放熱を促進させるために、吸水手段151には熱伝導率の高い材料を用いることが好ましい。
In the structural example shown in FIG. 7, the water absorption means 151 is arrange | positioned on the upper surface of the thermal radiation means 136 of the
図8に示す構成例では、霧化装置130bの放熱手段137に吸水手段を設けるのではなく、霧化装置130bと分離して吸水手段152を配置している。吸水手段152は、霧化装置130bに対して空気流B1の上流側に設けられている。また、吸水手段152を加熱するための加熱手段として、ヒータ160を設けている。図8に示す構成例では、ヒータ160の底面に吸水手段152を設けている構成を示しているが、ヒータ160の上面に吸水手段152を設けるようにしてもよい。
In the configuration example shown in FIG. 8, the water absorbing means 152 is disposed separately from the
ヒータ160は、霧化装置130bが液滴を生成するモードである場合、吸水手段152を加熱して、吸水手段152に保持されている水分を空気中に放出させる。図8に示す構成例ではヒータ160を別途設ける必要があるが、図3のように霧化装置130の放熱手段135を加熱手段として用いた場合よりも、迅速に吸水手段152を加熱することができ、また吸水手段152の温度を精度よく制御することができる。
The
図9に示す構成例では、図8に示した構成例と同様に霧化装置130bと分離して吸水手段153を配置している。この場合も吸水手段153は、霧化装置130bに対して空気流B1の上流側に設けられている。図9に示す構成例では、加熱手段として別途ヒータを設けるのではなく、空気流B0を温めるためのヒータ121を加熱手段として用いている。
In the configuration example shown in FIG. 9, the water absorbing means 153 is disposed separately from the
つまり、吸水手段153は内壁119の上面に設けられており、内壁119の下側にはヒータ121が設けられている。このため、ヒータ121がオン状態になるとヒータ121からの熱が内壁119を介して吸水手段153に伝わり、吸水手段153が加熱されて吸水手段153に保持されている水分が空気中に放出される。
That is, the water absorbing means 153 is provided on the upper surface of the
例えば、吸水手段153が設けられている箇所の内壁119の材料として熱伝導率の高い材料を用いることで、ヒータ121から吸水手段153に熱を効率よく伝えることができ、吸水手段153から放出される水分の量を増加させることができる。
For example, heat can be efficiently transmitted from the
図9に示す構成例では、加熱手段としてヒータ121を用いているので、ヒータ121がオン状態のとき、つまりオンオフスイッチ181が温風ポジションであるときに、霧化装置130bがオン状態になるように構成することが好ましい。
In the configuration example shown in FIG. 9, since the
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。例えば、本実施の形態に係るヘアドライヤー100は、放電電極134に負のパルスを印加してマイナスイオンを発生させたが、正のパルスを印加してプラスイオンを発生させても良い。正のパルスを印加して放電を発生させると、プラスイオンに帯電したミストが発生する。この場合は、プラスイオンがユーザの毛髪に到達し、プラスイオンによる抗菌効果などが期待できる。また、放電電極134に印加するパルスの極性を変化させることにより、マイナスイオンとプラスイオンをシーケンシャルに発生させても良い。また、放電電極134を複数設けて、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させるようにしても良い。
As mentioned above, although the present invention was explained according to the above-mentioned embodiment, the present invention is not limited only to the composition of the above-mentioned embodiment, It is within the range of the invention of the claim of the present claim. Of course, it includes various modifications, modifications, and combinations that can be made by a vendor. For example, the
100 ヘアドライヤー、110 本体ユニット、111 吸入口、112 吹出口、113 第1吹出口、114 第2吹出口、115 モードスイッチ、116 ハウジング、117 収容蓋、118 装着部、119 内壁、121 ヒータ、122 モータ、123 ファン、130、130a、130b 霧化装置、131 ペルチェ素子、132 冷却板、133 金属板、135、136、137 放熱手段、134 放電電極、139 放熱フィン、140 カートリッジ、150、151、152、153 吸水手段、160 ヒータ、180 グリップユニット、181 オンオフスイッチ、190 制御部、191 ヒータ回路、192 モータ回路、193 ペルチェ回路、194 電極回路
DESCRIPTION OF
Claims (11)
結露面を冷却して空気中に含まれる水分を結露させる結露部と、前記結露面を接地電極として放電を発生させることで、前記結露面において結露している結露水を静電霧化して液滴を生成し、生成された前記液滴を前記空気流に付与する放電電極と、を有する霧化装置と、
保持する美容成分を前記空気流に含まれる前記液滴を媒体として前記空気流に放出する美容成分保持部材と、
前記霧化装置が前記液滴を生成するモードと生成しないモードとを切り替える切替部と、
空気中の水分を吸収する吸水手段と、
前記吸水手段を加熱する加熱手段と、を備え、
前記加熱手段は、前記霧化装置が前記液滴を生成するモードである場合、前記吸水手段を加熱して、前記吸水手段に保持されている水分を前記空気中に放出させる、
ヘアドライヤー。 A fan that generates an air flow from the inlet to the outlet;
Condensation water that condenses on the dew condensation surface is electrostatically atomized by causing a discharge to be generated by using the dew condensation surface as a ground electrode and a dew condensation portion that cools the dew condensation surface and condenses moisture contained in the air. An atomization device having a discharge electrode for generating droplets and applying the generated droplets to the air stream;
A cosmetic component holding member for releasing the cosmetic component to be held into the air flow by using the droplets contained in the air flow as a medium;
A switching unit that switches between a mode in which the atomization device generates the droplet and a mode in which the atomization device does not generate the droplet;
Water absorption means for absorbing water in the air;
And heating means for heating the water absorption means.
The heating unit heats the water absorbing unit to release the water held in the water absorbing unit into the air when the atomizing device is in a mode for generating the droplets.
Hair Dryer.
前記結露面は前記ペルチェ素子の吸熱面に設けられており、
前記吸水手段は前記ペルチェ素子の発熱面側に設けられた放熱手段に設けられており、
前記霧化装置が前記液滴を生成するモードである場合、前記放熱手段が前記加熱手段として機能する、
請求項1または2に記載のヘアドライヤー。 The dew condensation portion is configured using a Peltier element,
The dew condensation surface is provided on a heat absorption surface of the Peltier element,
The water absorbing means is provided to a heat dissipating means provided on the heat generating surface side of the Peltier element,
When the atomization device is in a mode for generating the droplets, the heat dissipation means functions as the heating means.
A hair dryer according to claim 1 or 2.
前記吸水手段は、前記ペルチェ素子に対して前記空気流の上流側に設けられている、
請求項3に記載のヘアドライヤー。 The heat dissipation means is provided to extend from the heat generating surface of the Peltier element toward the upstream side of the air flow,
The water absorption means is provided upstream of the air flow with respect to the Peltier element.
A hair dryer according to claim 3.
前記ヒータは、前記吸水手段を加熱して、前記吸水手段に保持されている水分を前記空気中に放出させる、請求項1に記載のヘアドライヤー。 The heating means is configured using a heater,
The hair dryer according to claim 1, wherein the heater heats the water absorbing means to release the moisture held in the water absorbing means into the air.
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JP2017247183A JP2019111157A (en) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | Hair Dryer |
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- 2017-12-25 JP JP2017247183A patent/JP2019111157A/en active Pending
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