JP2019110456A - 複数のリングネットワークを備えた通信システム及びロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い場所への配線が容易であり、且つ通信異常の発生時にシステムが受ける影響を小さくする。【解決手段】複数のリングネットワーク40によって駆動される複数の脚6を備えたロボット1において、各リングネットワーク40は、ホストノード(42A)と、冗長ポート(85D、86D)を備えるとスイッチ(80B)とを備え、複数のリングネットワークは、スイッチの前記冗長ポートに接続された冗長通信線(87)によって互いに接続されている。ホストノード(42A)は、自身のリングネットワークにおける通信異常を検出した場合、冗長ポート及び冗長通信線を開通させるスイッチ切替信号(Ss)を他のリングネットワーク(40B)のホストノードに伝送してスイッチを切り替えさせ、自身のリングネットワーク(40A)のノード(40B、40C、40D)を他のリングネットワーク(40B)に組み入れる。【選択図】図16

Description

本発明は、複数のノードを有する複数のリングネットワークを備えた通信システム、及び、複数のノードを有する複数のリングネットワークを備えたロボットに関する。
複数のコンピュータ等の端末(ノード)を通信可能に接続するネットワークのトポロジーには、バス型、スター型、リング型、メッシュ型等がある。バス型のネットワークの例としては、イーサネット(登録商標)がある。イーサネット(登録商標)は、物理的にはスター型構成とされるが、論理的にはバス型構成を採っており、各ノードは自由に信号(データ)を発信することができる一方、信号の衝突が発生することがあり、この場合には信号の送達が遅れる(即ち、レイテンシが大きい)。
リング型のネットワーク(以下、リングネットワークという)も、イーサネット(登録商標)と同様に物理的にはハブに集線したスター型構成とされることが多い。リングネットワークでは、ネットワーク上にてデータが衝突することがなく、リング上に送信されたデータは、ノードによって中継されながら、送信先のノードへ伝送される。送信データの終端は、送信先のノードになる場合と送信元のノードになる場合とがある(即ち、2通りの通信方式がある)。送信データが送信元に返送される通信方式では、送信データが送信元に返送されたことにより、通信が正常に行われたことが確認でき、データが返送されてこない場合には、ネットワークに異常が発生したことが判る。
リングネットワークでは、いずれの通信方式においても、1つの通信ノードに異常があるとネットワークシステム全体が影響を受け、システム障害となる可能性が高い。また、異常箇所を特定することも困難である。このような異常が発生した時に、異常が発生した通信ノードを切り分けるためのバイパススイッチが設けられることがある。しかしながら、複数の通信ノードのうち、上位のコントローラとして機能するノードの近傍で異常が発生した場合には、上位の通信ノードと下流側の複数の通信ノードとの通信がバイパススイッチによって遮断されてしまうため、ネットワークシステム全体が受ける影響が大きいことに変わりはない。
通信異常の発生時にシステムが受ける影響を小さくするために、リングネットワーク全体にわたって通信線を2重化したリングネットワークが公知になっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5635029号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明のように、リングネットワークの全体にわたって通信線を2重化すると、ロボットの関節のような狭い場所に通信線を通す場合には、上下線を合わせて通信線が4本になるため配線が困難になる。また、2重化した通信線がロボットの関節のような可動部を通過する場合、同じ可動部を通過する2本の通信線が一緒に断線する虞もある。
本発明は、このような背景に鑑み、狭い場所への配線が容易であり、且つ通信異常の発生時にシステムが受ける影響を小さくすることを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、複数のノード(42)が信号線(41)を介して通信可能に接続された複数のリングネットワーク(40)によって駆動される複数の部位(6)を備えたロボット(1)であって、複数のリングネットワークのそれぞれは、他のリングネットワークと通信可能な少なくとも1つのホストノード(42A)と、リングネットワーク上に設けられ、複数の冗長ポート(85D、86D)を備えると共に信号伝送経路を切替可能な少なくとも1つのスイッチ(80B)とを備え、複数のリングネットワークは、前記スイッチ(80B)の前記冗長ポートに接続された冗長通信線(87)によって互いに接続されており、各ホストノードは、自身のリングネットワークにおける通信異常を検出する通信異常検出部(49、56)を備え、前記通信異常検出部によって通信異常が検出された場合、自身のリングネットワークにおける少なくとも1つのノードを他のリングネットワークに組み入れるべく、前記冗長ポート(85D、86D)及び前記冗長通信線(87)を開通させるスイッチ切替信号(Ss)を他のリングネットワークのホストノードに伝送し、他のリングネットワークのホストノードから前記スイッチ切替信号(Ss)を受けた場合、自身のリングネットワークに前記スイッチ切替信号を伝送することで、自身のリングネットワークの前記スイッチ(80B)を切り替えて前記冗長通信線を開通させると共に他のリングネットワークの前記スイッチ(80B)を切り替え、前記冗長通信線を介して他のリングネットワークの少なくとも1つのノード(42B、42C、42D)を自身のリングネットワークに組み入れる。
この構成によれば、リングネットワークの全周にわたって冗長通信線を設ける必要がないため、狭い場所への配線が容易である。また、通信異常の発生時に、通信異常の発生したリングネットワークの少なくとも1つのノードが、冗長通信線によって互いに接続されたスイッチ及び冗長通信線を介して他のリングネットワークに組み込まれるため、ロボットのシステムが受ける影響が小さくなる。
また、上記構成において、本体(2、3)と、複数の関節(25〜27)を介して前記本体に直列に接続された複数のリンク(11〜13)を有する複数の多リンク機構(5、6)とを備え、複数のリングネットワーク(40)のそれぞれの前記ノード(42)は、前記本体と前記多リンク機構の複数のリンクとに分散配置され、複数のリングネットワークの前記スイッチ(80B)及び前記冗長通信線(87)が前記本体(3)に設けられているとよい。
この構成によれば、冗長通信線は本体に設けられるため、配線が容易である。また、通信異常の発生時に、通信異常の発生した多リンク機構のリングネットワークの少なくとも1つのノードが、本体に設けられたスイッチ及び冗長通信線を介して他の多リンク機構のリングネットワークに組み込まれるため、システムが受ける影響が小さくなる。
また、本発明のある実施形態は、複数のノード(42)が信号線(41)を介して通信可能に接続された複数のリングネットワーク(40)を備えた通信システム(39)であって、複数のリングネットワークのそれぞれは、他のリングネットワークと通信可能な少なくとも1つのホストノード(42A)と、リングネットワーク上に設けられ、複数の冗長ポート(85D、86D)を備えると共に信号伝送経路を切替可能な少なくとも1つのスイッチ(80B)とを備え、複数のリングネットワークは、前記スイッチ(80B)の前記冗長ポートに接続された冗長通信線(87)によって互いに接続されており、各ホストノードは、自身のリングネットワークにおける通信異常を検出する通信異常検出部(49、56)を備え、前記通信異常検出部によって通信異常が検出された場合、自身のリングネットワークにおける少なくとも1つのノードを他のリングネットワークに組み入れるべく、前記冗長ポート(85D、86D)及び前記冗長通信線(87)を開通させるスイッチ切替信号(Ss)を他のリングネットワークのホストノードに伝送し、他のリングネットワークのホストノードから前記スイッチ切替信号(Ss)を受けた場合、自身のリングネットワークに前記スイッチ切替信号を伝送することで、自身のリングネットワークの前記スイッチ(80B)を切り替えて前記冗長通信線を開通させると共に他のリングネットワークの前記スイッチ(80B)を切り替え、前記冗長通信線を介して他のリングネットワークの少なくとも1つのノード(42B、42C、42D)を自身のリングネットワークに組み入れる。
この構成によれば、リングネットワークの全周にわたって冗長通信線を設ける必要がないため、狭い場所への配線が容易である。また、通信異常の発生時に、通信異常の発生したリングネットワークの少なくとも1つのノードが、冗長通信線によって互いに接続されたスイッチ及び冗長通信線を介して他のリングネットワークに組み込まれるため、システムが受ける影響が小さくなる。
このように本発明によれば、狭い場所への配線が容易であり、且つ通信異常の発生時にシステムが受ける影響を小さくすることができる。
実施形態に係るロボットの正面図 図1に示すロボットの脚部の関節構造の説明図 図1に示すロボットに設けられた通信システムの配置図 パケットの構成図 図3に示す各ノードの機能ブロック図 図5に示す通信状態記憶部の機能ブロック図 図3に示す第1及び第2リングネットワークの概略構成図 図7に示す第1スイッチの概略構成図 図8に示す第1リングネットワークの第1スイッチが取り得る(A)第1切替状態、(B)第2切替状態、(C)第3切替状態の説明図 図9(A)に示す第1切替状態への切替条件の説明図 図9(B)に示す第2切替状態への切替条件の説明図 図9(C)に示す第3切替状態への切替条件の説明図 図8に示す第2リングネットワークの第1スイッチが取り得る(A)第1切替状態、(B)第2切替状態、(C)第4切替状態の説明図 図13(C)に示す第4切替状態への切替条件の説明図 図7に示す第2スイッチの概略構成図 図7に示す第1及び第2リングネットワークの切替状態の説明図 図3に示す第3リングネットワークの概略構成図 図17に示す第3スイッチの概略構成図 図17に示す第3リングネットワークの切替状態の説明図
本発明に係るロボット1の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、実施形態に係るロボット1は、自律的に歩行・走行を行う2脚歩行式の人間型ロボットであり、本体をなす胴体2及び腰部3、頭部4、左右の腕5、左右の脚6を備えると共に、胴体2の背部に電装品ボックス7を背負っている。腕5は、それぞれがリンクをなす上腕部8と、前腕部9と、手部10とから構成される多リンク機構である。また、脚6はそれぞれがリンクをなす、大腿部11と、下腿部12と、足部13とから構成される多リンク機構である。電装品ボックス7には、バッテリやDC−DCコンバータ等が収容されている。
胴体2と腰部3は腰関節21によって連結されている。また、上腕部8は肩関節22によって胴体2に連結され、上腕部8と前腕部9とは肘関節23によって連結され、前腕部9と手部10とは手関節24によって連結されている。一方、大腿部11は股関節25によって胴体2に連結され、大腿部11と下腿部12とは膝関節26によって連結され、下腿部12と足部13とは足関節27によって連結されている。即ち、腕5や脚6を構成する複数のリンクは胴体2に直列に接続されている。胴体2と頭部4は首関節28によって連結されている。なお、図1においては、各関節(21〜28)の概ね中心を破線の円で示してある。
図2を参照して、腰関節21、脚6の関節(25〜27)及び首関節28の構成について説明する。なお、説明は省略するが、腕5の関節(22〜24)も脚6の関節と同様に構成される。以下の説明では、ロボット1の前後方向をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸とする。腰関節21は、互いに連結された胴体2及び腰部3間に設けられた1つの腰連結部30Aによって構成される。腰連結部30Aは胴体2に対して腰部3をZ軸回りに回動可能に連結している。また、首関節28は、互いに連結された胴体2及び頭部4間に設けられた1つの首連結部30Hによって構成される。首連結部30Hは胴体2に対して頭部4をZ軸回りに回動可能に連結している。
脚6の関節(25〜27)は、互いに連結された1対のリンク間に設けられた少なくとも1つの連結部30(30B〜30G)によって構成される。連結部30は一方のリンクに対して他方のリンクを1軸に回動可能に連結している。連結部30の回動方向は、X軸を中心とする回転(ロール)、Y軸を中心とする回転(ピッチ)、Z軸を中心とする回転(ヨー)の3種からなり、それらの組み合わせによって関節における複数の自由度を有する回動が可能となる。
股関節25は、胴体2に対する大腿部11の、Z軸回りの回動を行うための股第1連結部30B、Y軸回りの回動を行うための股第2連結部30C、及び、X軸回りの回動を行うための股第3連結部30Dによって構成されている。膝関節26は、大腿部11に対する下腿部12のY軸回りの回動を行うための膝連結部30Eによって構成されている。足関節27は、下腿部12に対する足部13の、Y軸回りの回動を行うための足第1連結部30F、及び、X軸回りの回動を行うための足第2連結部30Gによって構成されている。
各連結部30には電動サーボモータ35(脚6については左脚のみに図示)が設けられており、電動サーボモータ35が駆動制御されることにより、対応する連結部30が駆動され、もって各関節の動作が実現される。
図3に示すように、ロボット1には、各部の動作を制御するための通信システム39として、複数のリングネットワーク40(40A〜40C)が設けられている。具体的には、右の脚6の動作を制御するための第1リングネットワーク40A、左の脚6の動作を制御するための第2リングネットワーク40B、並びに、腰部3及び頭部4の動作を制御するための第3リングネットワーク40Cが設けられている。図示省略するが、ロボット1には更に、右の腕5の動作を制御するための第4リングネットワーク、及び、左の腕5の動作を制御するための第6リングネットワークも設けられている。
第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bは、胴体2及び対応する側の脚6を構成するリンク(10〜12)に分散して配置され、通信線41により互いに通信可能に接続された複数のノード42(ノードA42A〜ノードD42D)を備えている。第3リングネットワーク40Cは、胴体2及び頭部4に分散して配置され、通信線41により互いに通信可能に接続された複数のノード42(ノードA42A〜ノードC42C)を備えている。
第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bのノード42は、電動サーボモータ35をサーボ制御する制御装置をそれぞれなし、対応する側の脚6の動作を協調して制御する。少なくとも1つ(図示例ではノードA42A、ノードB42Bの2つ)のノード42は胴体2に設けられ、残りの複数(図示例ではノードC42C、ノードD42Dの2つ)のノード42は右の脚6の複数のリンクに(図示例では、大腿部11及び下腿部12に)設けられている。図示省略するが、右の脚6や左右の腕5に設けられた第4及び第5リングネットワークも、同様な構成とされている。第3リングネットワーク40Cのノード42は、電動サーボモータ35をサーボ制御する制御装置をそれぞれなし、左右の脚6に対する胴体2及び頭部4の動作を協調して制御する。即ち、これらのリングネットワーク40は、ロボット1の各部を制御するノード42が分散配置された分散制御システムをなしている。
これらのリングネットワーク40のノード42のうち、胴体2に設けられた各1つのノードA42Aは、互いに通信可能に接続され、メインコントローラを構成している。これらのノードA42Aのネットワークトポロジーは、如何なる型のものであってもよい。各ノードA42Aは、自身のリングネットワーク40における他のノード42に対する動作指令等を生成する上位のノード42、即ちホストノードをなす。各リングネットワーク40における残りの3つ又は2つのノード42(42B、42C、42D)は、ノードA42Aによって生成された動作指令に従って関節動作の制御を行うエージェントノードである。
第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bの通信線41は、3つの関節(21、25、26)を通って胴体2から下腿部12に至るようにロボット1に敷設されている。第3リングネットワーク40Cの通信線41は、1つの腰関節21を通って胴体2から腰部3に至るようにロボット1に敷設されている。リングネットワーク40においては、信号の伝送方向が予め定められている。第1リングネットワーク40Aでは、信号が、胴体2に設けられたホストノードをなすノードA42Aから、腰部3に設けられたエージェントノードをなすノードB42B、大腿部11に設けられたノードC42C、下腿部12に設けられたノードD42D、ノードA42Aへ、この順に伝送されるように接続されている。第2リングネットワーク40Bでは、信号が、胴体2に設けられたホストノードをなすノードA42Aから、下腿部12に設けられたノードD42D、大腿部11に設けられたノードC42C、腰部3に設けられたノードB42B、ノードA42Aへ、この順に伝送されるように接続されている。第3リングネットワーク40Cでは、信号が、胴体2に設けられたホストノードをなすノードA42Aから、頭部4に設けられたノードB42B、胴体2に設けられたノードC42C、ノードA42Aへ、この順に伝送されるように接続されている。本実施形態の通信線41には光ファイバケーブルが使用されている。他の実施形態では、通信線41に電気信号線が使用されてもよい。
本実施形態では、第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40BのノードD42Dは、足第1連結部30Fを駆動する電動サーボモータ35及び足第2連結部30Gを駆動する電動サーボモータ35の動作を制御し、足部13に設けられた接地センサ36の検出信号を受信する。ノードC42Cは、膝連結部30Eを駆動する電動サーボモータ35の動作を制御する。ノードB42Bは、股第1連結部30Bを駆動する電動サーボモータ35、股第2連結部30Cを駆動する電動サーボモータ35及び股第3連結部30Dを駆動する電動サーボモータ35の動作を制御する。第3リングネットワーク40CのノードC42Cは、腰連結部30Aを駆動する電動サーボモータ35を制御する。ノードA42Aは、首連結部30Hを駆動する電動サーボモータ35を制御する。ノードB42Bは、頭部4に設けられた映像センサ37の検出信号を受信する。
各ノード42は、演算処理部をなすCPUと、リングネットワーク40に沿って一方向にデータDを送るように構成されたネットワークコントローラ45(図5)と、ソフトウェアを格納するメモリとを有している。通信線41に光ファイバケーブルが使用されていることから、ネットワークコントローラ45は、光信号を送受信するための光送受信モジュールを備えている。つまり、通信線41は、複上記の順序で互いに隣接する1対のノード42の光送受信モジュール間に設けられ、一方向に通信を行う複数の光ファイバケーブルによって構成される。なお、リングネットワーク40とは論理的な通信構成を意味し、物理的にリング型である必要はない。
各ノード42は、CPUによるソフトウェアを用いた演算処理を行い、演算処理により出力されたデータDに基づいて、ハードウェアからなる対応する制御対象47(図5)をそれぞれ制御する制御装置である。ハードウェアとは、電源に電気的に接続された電気装置であり、例えば、電動サーボモータ35への供給電力を制御するドライバの他、電磁弁や照明器具、電気素子、及びそれらのドライバ等を含む。
リングネットワーク40上を通信されるデータDには、通常制御に用いられる、即ち後述する制御部49によりなされるハードウェアの制御に用いられる通常データと、制御部49を介することなくハードウェアを制御したい時に生成される、通常データに優先される割込データとの2種類がある。ここでは、2種類のデータDの説明は省略する。必要であれば本出願人による特開2017−175231号公報を参照されたい。データDは、図4に示すような構造を有するパケットPの形態で伝送される。
図5に示すように、データDを含むパケットPは、先頭から順にヘッダ、データ部(データD)、トレーラ及びCRC(周期的冗長検査)を含むフレームにより構成される。ヘッダは、符号、パケット先頭(SOP)、中継数(HOP)及び送信元ノードID(SID)により構成される。トレーラは、パケット末尾(EOP)、空きバッファサイズ(FBC)、送信先ノードID(DID)及びパケット優先度(PRI)により構成される。データ部は、大きさ(バイト)に制限がなく、一連の指令に必要なデータDの全てを含む1塊として構成されてもよく、所定の大きさに制限され、一連の指令に必要なデータDが所定の大きさよりも大きい場合に複数に分割されたデータDのうちの1塊とされてもよい。
中継数(HOP)は、パケットPを中継したノード42の数を示すものである。中継数(HOP)は、パケットPを生成したノード42において0に設定され、ノード42を中継するごとに1単位(本実施形態では、1)ずつ加算されてゆく。以下、具体的に説明する。
図5は各ノード42の機能ブロック図である。図5に示すように、各ノード42は、ハードウェアにより構成される上記のネットワークコントローラ45と、CPUによるソフトウェアを用いた演算処理を行い、他のノード42に対して送信すべきデータD(以下、送信データDtと称する)や、データDに付加すべき符号や優先度等のデータ関連情報(以下、データ情報DIと称する)を生成する機能部であるソフトウェア駆動式のデータ生成部48と、少なくとも他のノード42から送信されたパケットPに含まれるデータDに基づいてCPUによるソフトウェアを用いた演算処理を行い、制御対象47を制御する機能部であるソフトウェア駆動式の制御部49とを有している。
データ生成部48は、他のノード42に送信すべき送信データDtを生成する。データ生成部48は、通常送信データDtnを所定の繰り返しパターンに従って(例えば、所定時間おきに)生成するように構成されている。本明細書では、送信データDtは、ノード42がデータ生成部48で生成した未送信のデータDを意味しており、通信線41からノード42に入力するデータDと区別するために名称が付与されている。データ生成部48はまた、これらの送信データDtを含むパケットPのヘッダやトレーラに含ませるデータ情報DIを生成する。以下、送信データDtを含み且つヘッダ及びトレーラを有するパケットPを、送信パケットPtと称する。
各ノード42では、リングネットワーク40の上流側から送信されたデータDを含むパケットPがネットワークコントローラ45に入力される。本明細書では、各ノード42に入力されるデータDやパケットPは、ノード42がデータ生成部48で生成した未送信の送信データDtや送信パケットPtと区別して、それぞれ入力データDe、入力パケットPeと称する。
ネットワークコントローラ45は、入力データDeを含む入力パケットPeを後述する各部に分配するパケット分配器51を有している。パケット分配器51は、入力パケットPeのヘッダからトレーラ及びCRCまでを、原則的に1つの入力パケットPeと認識する。例外については説明を省略する。パケット分配器51は、パケットPが入力すると、入力パケットPeをパケット送出部52、パケット受信部53及び通信状態記憶部56のそれぞれに分配する。
データ生成部48は、生成した他のノード42に対する送信データDtを送受信バッファ67に書き込むと共に、生成した送信データDtのデータ情報DI(以下、送信データ情報DItと称する)をパケット送出部52に書き込む。
パケット送出部52は、パケット分配器51から分配された入力パケットPeの送信元が自ノードでない場合に入力パケットPeを、中継数(HOP)に1単位(1)を加算したうえで、そのまま中継すべき中継パケットPrとして送出するパケット中継ブロック57と、データ生成部48が生成した他のノード42に対する送信データDtを送信パケットPtの構成にして送出するパケット送出ブロック58とを有している。パケット送出ブロック58は、データ生成部48が書き込んだ送信データ情報DItに対応する送信データDtを送受信バッファ67から読み出し、送信データDtにヘッダ、トレーラ及びCRCを付加して送信パケットPtを生成する。また、パケット送出ブロック58は、パケット分配器51から分配された入力パケットPeに基づいて通信完了判定を行う。具体的には、自ノードが生成した送信パケットPtがリングネットワーク40を1周回って入力パケットPeとして帰ってきたことをもって当該送信パケットPtの通信完了を判定する。
パケット受信部53は、パケット分配器51から分配された入力パケットPeの送信先が自ノードであり、入力パケットPeを受信すべき場合に、入力パケットPeを受信してこれに含まれる入力データDeを受信データDrとして送受信バッファ67に書き込むと共に、入力パケットPeに含まれる送信データ情報DItを制御部49に提供する。制御部49は、パケット受信部53から提供された送信データ情報DItに基づいて、送受信バッファ67から受信データDrを読み出して制御対象47(ハードウェア)の制御を行う。
出力切替部63は、中継パケットPr及び送信パケットPtのうち、入力タイミングが早いパケットPを他のノード42に向けて出力すべき送出パケットとして出力する。具体的には、出力切替部63は、中継パケットPr及び送信パケットPtの一方が入力した場合、入力したパケットPを通常送出パケットとして出力し、中継パケットPr及び送信パケットPtの両方が同時に入力した場合、送信パケットPtを優先的に(先に)送出パケットとして出力するように、出力するパケットPを中継パケットPr及び送信パケットPtの間で切り替える。
なお、これらの各部についての詳細な説明は割愛するが、必要であれば、本出願人による特開2017−11519号公報及び特開2017−175231号公報を参照されたい。
通信状態記憶部56は、パケット分配器51により分配された入力パケットPeについて、上記繰り返しパターンに従った送信がされているか否か、及び、中継数(HOP)と送信元ノードID(SID)との関係が適正であるか否かを判定するための送信データ情報DItを記憶する。
図6に示すように、通信状態記憶部56では、パケット解析部71が入力パケットPeの送信元ノードID(SID)、中継数(HOP)及びCRCを解析する。通信状態記憶部56では、HOPテーブル書き込み部73が、パケット解析部71により解析されたこれらの入力パケットPeの送信元ノードID(SID)、中継数(HOP)及びCRCを、レジスタ番号及びシステムタイマ77から供給される時刻と共にHOPテーブル74に書き込む。HOPテーブル74は、HOP=0の入力パケットPeに関する入力部であるHOP0レジスタ75、同じくHOP=1に関する入力部であるHOP1レジスタ76、・・・HOPnレジスタを備えており、送信元ノードID(SID)及びCRCがHOPごとにこれらのレジスタ(75、76、・・・)に書き込まれる。
制御部49(図5)は、HOPテーブル74を読み出し、上記繰り返しパターンに従った送信がされているか否かを判定することにより、リングネットワーク40の通信異常を検出し、検出した通信異常の発生箇所を絞り込む通信異常検出部として機能を備えている。ここで、通信異常とは、通信線41を構成する光ファイバケーブルの断線の他、ノード42の故障によるパケットPの送受信障害、ノード42の暴走によるパケットPの大量送受信等も含まれる。また、制御部49は、HOPテーブル74を参照して、送信元ノードID(SID)と中継数(HOP)との関係に基づいて通信異常の発生箇所を特定する。
なお、全てのノード42が図5に示す機能部の全てを有している必要はない。例えば、ホストノードをなすノードA42Aが、通信状態記憶部56を有し、他のノード42は通信状態記憶部56を有していなくてもよい。
次に、図7を参照して、ロボット1に設けられた通信システム39のうち、第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bについて説明する。
図7に示すように、4つのノード42が設けられた両リングネットワーク40の通信線41上には、それぞれ2つのスイッチ80(80A、80B、図には「SW」と記す)が設けられている。以下、第1リングネットワーク40Aを例にして具体的に説明する。
ホストノードであるノードA42Aと、ノードA42Aから下流側へ最も離れた位置にあるノードD42Dとは、第1通信線81によって互いに接続されている。ノードA42Aの下流側且つノードA42AとノードD42Dとの間に設けられた中間ノード42Mとも呼ぶべき2つのノードB42B及びノードC42Cは、上流側のノード42(42A、42B)に対して入力側通信線82によって接続され、下流側のノード42(42C、42D)に対して出力側通信線83によって接続されている。即ち、ノードB42Bの出力側通信線83とノードC42Cの入力側通信線82とは同じ信号通信線を指している。第1通信線81は、ノードB42B及びノードC42Cの入力側通信線82及び出力側通信線83の近傍を通過するように設けられている。
第1スイッチ80Aは、ノードC42Cの入力側通信線82、出力側通信線83及び第1通信線81の上に設けられている。第2スイッチ80Bは、ノードB42Bの入力側通信線82、出力側通信線83及び第1通信線81の上に設けられている。即ち、スイッチ80は、中間ノード42M(42B、42C)ごとに設けられている。なお、リングネットワーク40における信号の伝送方向が逆とされてもよい。即ち、第2リングネットワーク40Bのように、ノードAの下流側の最も近い位置にノードD42Dがあってもよい。この場合にも、ノードB42B及びノードC42Cが中間ノード42Mになり、スイッチ80は中間ノード42M(42B、42C)ごとに設けられる。
図8は、第1スイッチ80Aの概略構成図である。なお、第2スイッチ80Bも同じ構成を含んでいるため、図8〜図12に関する以下の説明では、第1及び第2の区別をせず、両スイッチ(80A、80B)を単にスイッチ80という。
各スイッチ80は、図8に示すように、3つの受信ポート85(85A〜85C、図には「Rx」と記す)と、3つの送信ポート86(86A〜86C、図には「Tx」と記す)とを備えている。第1受信ポート85Aには、上流側のノードA42A又はスイッチ80の送信ポート86(Tx)に接続された入力側通信線82が接続されている。第1受信ポート85Aと第1送信ポート86Aとは互いに接続されている。第1送信ポート86Aは、対応する中間ノード42M(ノードB42B又はノードC42C)の受信ポート85(Rx)に接続されている。第2受信ポート85Bは、対応する中間ノード42Mの送信ポート86に接続されている。第2受信ポート85Bと第2送信ポート86Bとは互いに接続されている。第2送信ポート86Bには、下流側のスイッチ80又はノードD42Dの受信ポート85に接続された出力側通信線83が接続されている。第3受信ポート85Cには、下流側のスイッチ80又はノードD42Dの送信ポート86に接続された第1通信線81が接続されている。第3受信ポート85Cと第3送信ポート86Cとは互いに接続されている。第3送信ポート86Cには、上流側のノードA42A又はスイッチ80の受信ポート85に接続された第1通信線81が接続されている。即ち、第3受信ポート85C及び第3送信ポート86Cは、第1通信線81上に上流側からこの順に設けられている。
各スイッチ80は、信号伝送経路を切替可能に構成されており、対応する中間ノード42MをなすノードB42B又はノードC42Cにより中継されるべき、入力側通信線82及び出力側通信線83における中継パケットPr(通常中継パケットPrn又は割込中継パケットPri)の伝送状態、及び、対応する中間ノード42Mから出力されるべき送信パケットPt(通常送信パケットPtn又は割込送信パケットPti)の、出力側通信線83及び入力側通信線82における伝送状態に基づいて、パケット伝送経路を切り替える。以外に具体的に説明する。
図9は、第1リングネットワーク40Aのスイッチ80が取り得る3つの切替状態を示す説明図である。図9(A)に示すように、第1切替状態では、スイッチ80は、対応する中間ノード42Mの出力側通信線83の接続を維持しつつ、対応する中間ノード42Mの入力側通信線82の上流側を出力側通信線83に短絡する。図9(B)に示すように、第2切替状態では、スイッチ80は、対応する中間ノード42Mの出力側通信線83を切断し、且つ対応する中間ノード42Mの入力側通信線82の上流側を出力側通信線83に短絡する。図9(C)に示すように、第3切替状態では、スイッチ80は、第1通信線81の接続を維持しつつ、対応する中間ノード42Mの出力側通信線83の上流側を第1通信線81に短絡する。スイッチ80は、パケット伝送状態に基づいて、これら3つの切替状態に切り替わり得るように構成されている。
図10は、中間ノード42MのうちノードB42Bを例にした、第1切替状態への切替条件の説明図である。図10(A)に示すように、上記所定の繰り返しパターンに従って送信され、入力側通信線82を通過した中継パケットPr(例えば、送信元ノードID(SID)=Aの中継パケットPr)が、出力側通信線83に伝送されて来ず、上記所定の繰り返しパターンに従ってノードB42Bが送信したSID=Bの送信パケットPtが、出力側通信線83に伝送されて来る場合、スイッチ80は、ノードB42Bは正常であり、第1送信ポート86AとノードB42Bとの接続に異常があるものとして、図10(B)に示す第1切替状態に切り替わる。スイッチ80が第1切替状態に切り替わると、第1受信ポート85Aが受信した、SID=Aの中継パケットPrは、ノードB42Bを介さずに第2送信ポート86Bから出力側通信線83に送信される。これにより、出力側通信線83には、SID=Aの中継パケットPr及びSID=Bの送信パケットPtの両方が伝送される。
図11は、中間ノード42MのうちノードB42Bを例にした、第2切替状態への切替条件の説明図である。図11(A)に示すように、上記所定の繰り返しパターンに従って送信され、入力側通信線82を通過した中継パケットPr(例えば、SID=Aの中継パケットPr)が、出力側通信線83に伝送されて来ず、上記所定の繰り返しパターンに従ってノードB42Bが送信したSID=Bの送信パケットPtも、出力側通信線83に伝送されて来ない場合、スイッチ80は、ノードB42Bが故障しているか、ノードB42Bと第2受信ポート85Bとの接続に異常があるものとして、図11(B)に示す第2切替状態に切り替わる。スイッチ80が第2切替状態に切り替わると、第1受信ポート85Aが受信した、SID=Aの中継パケットPrは、ノードB42Bを介さずに第2送信ポート86Bから出力側通信線83に送信される。これにより、出力側通信線83には、SID=Aの中継パケットPrのみが伝送される。
図12は、中間ノード42MのうちノードB42Bを例にした、第3切替状態への切替条件の説明図である。図12(A)に示すように、上記所定の繰り返しパターンに従って上流側のノード42が送信し、入力側通信線82を通過した中継パケットPr(例えば、SID=Aの中継パケットPr)が出力側通信線83に伝送され、且つ上記所定の繰り返しパターンに従ってノードB42Bが送信し、出力側通信線83に伝送されたSID=Bの送信パケットPtが、入力側通信線82に伝送されて来ない場合、スイッチ80は、出力側通信線83に通信異常があるものとして、図12(B)に示す第3切替状態に切り替わる。スイッチ80が第3切替状態に切り替わると、第2受信ポート85Bが受信した、SID=Aの中継パケットPr及びSID=Bの送信パケットPtは、下流側のノード42を介さずに第3送信ポート86Cから第1通信線81に送信される。これにより、入力側通信線82には、SID=Bの送信パケットPtが伝送されて来る(戻ってくる)ようになる。
各スイッチ80がこのようにパケット伝送経路を切り替えることにより、通信異常検出部として機能を備える第1リングネットワーク40Aのノード42の制御部49(図5)は、中継数(HOP)と送信元ノードID(SID)との関係の変化に基づいて、通信異常の発生箇所を特定することが可能になっている。
図13は、第2リングネットワーク40Bのスイッチ80が取り得る3つの切替状態を示す説明図である。図13(A)に示すように、第1切替状態では、スイッチ80は、図9(A)と同様に対応する中間ノード42Mの出力側通信線83の接続を維持しつつ、対応する中間ノード42Mの入力側通信線82の上流側を出力側通信線83に接続する。図13(B)に示すように、第2切替状態では、スイッチ80は、図9(B)と同様に対応する中間ノード42Mの出力側通信線83を切断し、且つ対応する中間ノード42Mの入力側通信線82の上流側を出力側通信線83に接続する。図13(C)に示すように、第4切替状態では、図9(B)とは異なり、スイッチ80は、入力側通信線82の接続を維持しつつ、第1通信線81の上流側を対応するノードE42Eの入力側通信線82に短絡する。スイッチ80は、パケット伝送状態に基づいて、これら3つの切替状態に切り替わり得るように構成されている。
図13(A)及び(B)に示す第1切替状態及び第2切替状態への切替条件は、図9の場合(図10及び図11を参照せいて説明したもの)と同じであるため、説明を省略する。図13(C)の第4切替状態への切替条件について図14を参照して説明する。
図14は、中間ノード42MのうちノードB42Bを例にした、第4切替状態への切替条件の説明図である。図14(A)に示すように、上記所定の繰り返しパターンに従って上流側のノード42(例えば、ノードD42D及びノードC42C)から送信されて入力側通信線82を通過した中継パケットPr(SID=D、Cの中継パケットPr)が出力側通信線83に伝送され、且つ上記所定の繰り返しパターンに従ってノードB42Bが送信し、出力側通信線83に伝送されたSID=Bの送信パケットPtが、入力側通信線82に伝送されて来ない場合、スイッチ80は、第1通信線81の下流側に通信異常があるものとして、図14(B)に示す第4切替状態に切り替わる。スイッチ80が第4切替状態に切り替わると、第3受信ポート85Cが受信した、SID=Aの中継パケットPr及びSID=Bの送信パケットPtは、第1送信ポート86Aから入力側通信線82に送信される。これにより、入力側通信線82には、SID=Bの送信パケットPtが伝送されて来る(戻ってくる)ようになる。
各スイッチ80がこのようにパケット伝送経路を切り替えることにより、通信異常検出部として機能を備える第2リングネットワーク40Bのノード42の制御部49(図5)は、中継数(HOP)と送信元ノードID(SID)との関係の変化に基づいて、通信異常の発生箇所を特定することが可能になっている。
但し、第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bの第2スイッチ80Bは、図7に示すノードA42AとノードB42Bとの間の通信線41(第1通信線81又はノードB42Bの入力側通信線82)が断線した場合や、ノードB42Bが故障した場合には、後述する冗長通信線87を開通させる動作を行うため、図12(B)に示す第3切替状態や図14(B)に示す第4切替状態への切替動作は行わない。以下、この場合について説明する。
図15は、第2スイッチ80Bの概略構成図である。第2スイッチ80Bは、図8〜図12を参照して説明した構成に加え、冗長受信ポート85D及び冗長送信ポート86Dを更に備えている。冗長受信ポート85Dには、他のリングネットワーク40、即ち第2リングネットワーク40Bの第2スイッチ80Bの冗長送信ポート86Dに接続された冗長通信線87が接続されている。冗長送信ポート86Dには、他のリングネットワーク40の第2スイッチ80Bの冗長受信ポート85Dに接続された冗長通信線87が接続されている。
図5に示すように、ノードA42Aは、制御部49がリングネットワーク40の通信異常を検出し、検出した通信異常の発生箇所がノードA42AとノードB42Bとの間の通信線41の断線かノードB42Bの故障であると特定した場合、自身のリングネットワーク40における少なくとも1つのノード42を他のリングネットワーク40に組み入れるべく、第2スイッチ80Bの冗長ポート(85D、86D)及び冗長通信線87を開通させるデータDであるスイッチ切替信号SsをパケットPの形式にして他のリングネットワーク40のホストノードであるノードA42Aに伝送する。なお、図5には、理解を容易にするため、制御部49からデータ生成部48に延びる矢印に符号「Ss」を示しているが、実際には、データ生成部48がスイッチ切替信号Ssを生成し、通信異常検出部である制御部49は、データ生成部48に対して通信異常の検出及び発生箇所を伝える。
また、ノードA42Aの制御部49は、他のリングネットワーク40のノードA42Aからスイッチ切替信号Ssを受けた場合、自身のリングネットワークにスイッチ切替信号Ssを伝送する。例えば、図7に示す第1リングネットワーク40AのノードA42Aの制御部49がスイッチ切替信号Ssを第2リングネットワーク40BのノードA42Aに伝送した場合、スイッチ切替信号Ssを受け取った第2リングネットワーク40BのノードA42Aは、スイッチ切替信号Ssを第2リングネットワーク40Bに伝送する。
スイッチ切替信号Ssが第2リングネットワーク40Bに伝送されると、図16に示すように、第2リングネットワーク40Bの第2スイッチ80Bが、第1通信線81を冗長送信ポート86D及び冗長受信ポート85Dに接続するように切り替わる。また、スイッチ切替信号Ssは、開通した冗長通信線87を通って第1リングネットワーク40Aの第2スイッチ80Bに伝送され、スイッチ切替信号Ssを受けた第1リングネットワーク40Aの第2スイッチ80BがノードAから切り離れるように切り替わる。これにより、第1リングネットワーク40AのノードA42Aよりも下流側の少なくとも1つのノード(図16の例では、ノードB42B〜ノードD42D)が第2リングネットワーク40Bに組み入れられるように、第2リングネットワーク40Bが再構築され、これらのノード42が第2リングネットワーク40BのノードA42Aの指令の元に動作可能になる。
なお、ノードBが故障した場合には、第1リングネットワーク40Aの第2スイッチ80Bが、破線で示すように切り替わってもよい。
このように、通信異常の発生時に、通信異常の発生した第1リングネットワーク40Aの少なくとも1つのノード42が、冗長通信線87によって互いに接続された第2スイッチ80B及び冗長通信線87を介して他の第2リングネットワーク40Bに組み込まれるため、ロボット1のシステムが受ける影響が小さくなる。また、第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bの全周にわたって冗長通信線87を設ける必要がないため、狭い場所への配線が容易である。
特に本実施形態では、第1リングネットワーク40A及び第2リングネットワーク40Bの第2スイッチ80B及び冗長通信線87がロボット1の本体をなす腰部3に設けられているため、配線が容易である。その上、通信異常の発生時に、通信異常の発生した右の脚6の第1リングネットワーク40Aの、腰部3、大腿部11、下腿部12に設けられたノードB42B〜ノードD42Dが、腰部3に設けられた第2スイッチ80B及び冗長通信線87を介して左の脚6の第2リングネットワーク40Bに組み込まれる、左の脚6のホストノードであるノードA42Aの指令の元に動作可能になるため、ロボット1のシステムが受ける影響が小さくなる。
次に、図17を参照して、ロボット1に設けられた通信システム39のうち、第3リングネットワーク40Cについて説明する。
図17に示すように、3つのノード42が設けられた第3リングネットワーク40Cの通信線41上には、2つの第3スイッチ80Cが設けられている。ホストノードであるノードA42Aと、ノードA42Aから下流側へ最も近い位置にあるノードB42Bとは、第1通信線81によって互いに接続されている。ノードB42Bの下流側且つノードB42BとノードA42Aとの間に設けられた中間ノード42Mと呼ぶべきノードC42Cは、上流側のノードB42Bに対して入力側通信線82によって接続され、下流側のノードA42Aに対して出力側通信線83によって接続されている。第1通信線81は、ノードC42Cの入力側通信線82及び出力側通信線83の近傍を通過するように設けられている。
2つの第3スイッチ80Cは、ノードC42Cの入力側通信線82及び第1通信線81の上に設けられ、胴体2と頭部4とに分散して配置されている。即ち、2つの第3スイッチ80Cは、首関節28を挟むように設けられている。なお、リングネットワーク40における信号の伝送方向が逆とされてもよい。
図18は、第3スイッチ80Cの概略構成図である。図18に示すように、第3スイッチ80Cは、2つの受信ポート85(85A、85B)と、2つの送信ポート86(86A、86B)とを備えている。第1受信ポート85Aには、上流側のノードA42A又は第3スイッチ80Cの送信ポート86(Tx)に接続された第1通信線81が接続されている。第1受信ポート85Aと第1送信ポート86Aとは互いに接続されている。第1送信ポート86Aは、対応する第3スイッチ80C又はノード42の受信ポート85(Rx)に接続されている。第2受信ポート85Bは、対応する第3スイッチ80C又はノード42の送信ポート86に接続されている。第2受信ポート85Bと第2送信ポート86Bとは互いに接続されている。第2送信ポート86Bには、下流側のノードA42A又は第3スイッチ80Cの受信ポート85に接続された入力側通信線82が接続されている。
第3スイッチ80Cは、冗長受信ポート85D及び冗長送信ポート86Dを更に備えている。冗長受信ポート85Dには、他の第3スイッチ80Cの冗長送信ポート86Dに接続された冗長通信線87が接続されている。
図5に示すように、第3リングネットワーク40CのノードA42Aの制御部49は、第3リングネットワーク40Cの通信異常を検出し、検出した通信異常の発生箇所がノードA42AとノードB42Bとの間の通信線41の断線であると特定した場合、データ生成部48に対し、第3スイッチ80Cの冗長ポート(85D、86D)及び冗長通信線87を開通させるスイッチ切替信号SsをパケットPの形式にして自身の第3リングネットワーク40Cに伝送する。
スイッチ切替信号Ssが第3リングネットワーク40Cに伝送されると、図19に示すように、第3リングネットワーク40Cの第3スイッチ80Cが、第1通信線81を冗長送信ポート86D又は冗長受信ポート85Dに接続し、ノードC42Cの入力側通信線82を冗長受信ポート85D又は冗長送信ポート86Dに接続するように切り替わる。これにより、ノードA42AとノードB42Bとが冗長通信線87を介して互いに接続され、第3リングネットワーク40Cが再構築される。
このように、第3リングネットワーク40Cは、2つの第3スイッチ80Cの切替によってリング状に接続された通信線41が再構築されるため、ホストノードであるノードA42AとノードB42Bとの通信を継続して行うことができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、処理手順など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 ロボット
2 胴体(本体)
3 腰部(本体)
4 頭部
6 脚(多リンク機構)
11 大腿部(リンク)
12 下腿部(リンク)
13 足部(リンク)
21 腰関節
25 股関節
26 膝関節
27 足関節
28 首関節
30 連結部
40 リングネットワーク
41 通信線
42 ノード
42A ノードA(ホストノード)
49 制御部(通信異常検出部)
56 通信状態記憶部(通信異常検出部)
80 スイッチ
85 受信ポート
85D 冗長受信ポート
86 送信ポート
86D 冗長送信ポート
87 冗長通信線

Claims (3)

  1. 信号線を介してリング状に接続された複数のノードを含む複数のリングネットワークによって駆動される複数の部位を備えたロボットであって、
    複数のリングネットワークのそれぞれは、
    他のリングネットワークと通信可能な少なくとも1つのホストノードと、
    リングネットワーク上に設けられ、複数の冗長ポートを備えると共に信号伝送経路を切替可能な少なくとも1つのスイッチとを備え、
    複数のリングネットワークは、前記スイッチの前記冗長ポートに接続された冗長通信線によって互いに接続されており、
    各ホストノードは、
    自身のリングネットワークにおける通信異常を検出する通信異常検出部を備え、
    前記通信異常検出部によって通信異常が検出された場合、自身のリングネットワークにおける少なくとも1つのノードを他のリングネットワークに組み入れるべく、前記冗長ポート及び前記冗長通信線を開通させるスイッチ切替信号を他のリングネットワークのホストノードに伝送し、
    他のリングネットワークのホストノードから前記スイッチ切替信号を受けた場合、自身のリングネットワークに前記スイッチ切替信号を伝送することで、自身のリングネットワークの前記スイッチを切り替えて前記冗長通信線を開通させると共に他のリングネットワークの前記スイッチを切り替え、前記冗長通信線を介して他のリングネットワークの少なくとも1つのノードを自身のリングネットワークに組み入れることを特徴とするロボット。
  2. 本体と、複数の関節を介して前記本体に直列に接続された複数のリンクを有する複数の多リンク機構とを備え、
    複数のリングネットワークのそれぞれの前記ノードは、前記本体と前記多リンク機構の複数のリンクとに分散配置され、
    複数のリングネットワークの前記スイッチ及び前記冗長通信線が前記本体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 複数のノードが信号線を介して通信可能に接続された複数のリングネットワークを備えた通信システムであって、
    複数のリングネットワークのそれぞれは、
    他のリングネットワークと通信可能な少なくとも1つのホストノードと、
    リングネットワーク上に設けられ、複数の冗長ポートを備えると共に信号伝送経路を切替可能な少なくとも1つのスイッチとを備え、
    複数のリングネットワークは、前記スイッチの前記冗長ポートに接続された冗長通信線によって互いに接続されており、
    各ホストノードは、
    自身のリングネットワークにおける通信異常を検出する通信異常検出部を備え、
    前記通信異常検出部によって通信異常が検出された場合、自身のリングネットワークにおける少なくとも1つのノードを他のリングネットワークに組み入れるべく、前記冗長ポート及び前記冗長通信線を開通させるスイッチ切替信号を他のリングネットワークのホストノードに伝送し、
    他のリングネットワークのホストノードから前記スイッチ切替信号を受けた場合、自身のリングネットワークに前記スイッチ切替信号を伝送することで、自身のリングネットワークの前記スイッチを切り替えて前記冗長通信線を開通させると共に他のリングネットワークの前記スイッチを切り替え、前記冗長通信線を介して他のリングネットワークの少なくとも1つのノードを自身のリングネットワークに組み入れることを特徴とする通信システム。
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