JP2019108184A - くじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラム - Google Patents

くじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ダブルフィードの発生を適切に検出する。【解決手段】くじ用媒体読取装置は、搬送部、読取部、複数のセンサ部、制御部を有する。搬送部は、くじに利用される媒体を搬送方向へ搬送する。読取部は、媒体の画像を読み取る。複数のセンサ部は、搬送方向に垂直である幅方向の位置が互いに異なる複数の位置を媒体がそれぞれ通過しているか否かを検出する。制御部は、媒体が複数の位置をそれぞれ通過する複数のタイミングに基づいて媒体のダブルフィードが発生しているか否かを判定する。【選択図】図3

Description

開示の技術は、くじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラムに関する。
スポーツの試合結果を予想するスポーツくじがある。スポーツくじの投票者は、投票シートに投票情報を記入してスポーツくじ売場でくじ券を購入し、くじ券をスポーツくじ売場に提出することにより当せん金を受け取ることができる。また、スポーツくじ売場において、複数のくじ券や複数の投票シートを自動搬送して画像を読み取るくじ用媒体読取装置がある。くじ用媒体読取装置において、くじ券や投票シートを読み取る際、複数のくじ券または複数の投票シートが重なった状態で搬送されるダブルフィードが発生することがある。
くじ用媒体読取装置は、搬送されているくじ券や投票シートの厚みを測定する厚みセンサを備え、測定された厚みに基づいてダブルフィードの発生の有無を検出している。搬送されているくじ券や投票シートの長さと幅とを検出するセンサを備え、検出された長さと幅とに基づいてダブルフィードの発生の有無を検出するくじ用媒体読取装置も知られている(特許文献1、2参照)。
特開2008−013345号公報 特開2005−162425号公報
しかしながら、このようなくじ用媒体読取装置は、様々なサイズのくじ券や投票シートが同一の搬送路を搬送される際、ダブルフィードの発生を適切に検出することができない場合がある。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、ダブルフィードの発生を適切に検出するくじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラムを提供することを目的とする。
開示の態様では、くじ用媒体読取装置は、搬送部、読取部、複数のセンサ部、制御部を備える。搬送部は、くじに利用される媒体を搬送方向へ搬送する。読取部は、媒体の画像を読み取る。複数のセンサ部は、搬送方向に垂直である幅方向の位置が互いに異なる複数の位置を媒体がそれぞれ通過しているか否かを検出する。制御部は、媒体が複数の位置をそれぞれ通過する複数のタイミングに基づいて媒体のダブルフィードが発生しているか否かを判定する。
開示のくじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラムは、ダブルフィードの発生を適切に検出することができる。
図1は、実施例にかかるくじ発券照合装置の一例を示すブロック図である。 図2は、実施例にかかるくじ用媒体読取装置の一例を示す透視側面図である。 図3は、搬送路における各センサの配置の概略の一例を示す平面図である。 図4は、くじ用媒体読取装置により画像が読み取られる媒体の一例を示す図である。 図5は、制御装置の一例を示すブロック図である。 図6は、媒体の種類を判定する動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第1ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図8は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第2ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図9は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第3ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図10は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第4ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図11は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第5ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図12は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第6ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図13は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第7ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図14は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第8ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。 図15は、媒体が傾いた状態で搬送路を搬送される第1傾斜状態の一例を示す平面図である。 図16は、媒体が傾いた状態で搬送路を搬送される第2傾斜状態の一例を示す平面図である。 図17は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第9ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。
以下に、本願が開示するくじ用媒体読取装置、くじ用媒体読取方法およびくじ用媒体読取プログラムについて、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。なお、以下の実施例では、「媒体」とは、長方形状のくじ券またはくじ投票券であるとするが、これに限られず、他の紙葉類であってもよい。また、本願が開示する技術は、他の紙葉類を搬送する搬送部を有する装置に広く適用できる。
(くじ発券照合装置)
図1は、実施例にかかるくじ発券照合装置の一例を示すブロック図である。実施例にかかるくじ発券照合装置2は、くじ用媒体読取装置1、カード読取装置3、お客様表示用モニタ5、店舗表示用モニタ6、チケットプリンタ7、制御装置8を有する。図1に示すように、くじ用媒体読取装置1、カード読取装置3、お客様表示用モニタ5、店舗表示用モニタ6、チケットプリンタ7は、制御装置8と接続されている。
カード読取装置3は、会員カードが挿入されると、会員カードに記録されている会員情報を読み取り、読み取った会員情報を制御装置8へ送信する。お客様表示用モニタ5は、制御装置8により生成されたお客様用表示情報を画面表示する。店舗表示用モニタ6は、制御装置8により生成された店舗表示情報を画面表示する。チケットプリンタ7は、制御装置8により生成されたくじに関する情報を所定の媒体に印刷する。制御装置8は、ルータ10と接続され、公衆網もしくは閉域網を介して他の情報処理装置、例えばくじ券の発券、くじ券の管理、くじの払い戻しなどを行う管理サーバ(不図示)と通信する。
(くじ用媒体読取装置)
図2は、実施例にかかるくじ用媒体読取装置の一例を示す透視側面図である。図3は、搬送路における各センサの配置の概略の一例を示す平面図である。図3は、図2に示すZ方向から実施例にかかるくじ用媒体読取装置1を見た平面図である。図2に示すように、くじ用媒体読取装置1は、トレイ11、スタッカ12−1〜12−3、挿入検知センサ14、搬送部15、遮光検知センサ16−1〜16−3、イメージセンサ17、厚みセンサ18、切替部19を有する。
挿入検知センサ14は、トレイ11に媒体が載置されているか否かを検知する。搬送部15は、搬送路21、ピックローラ23、搬送ローラ対24−1〜24−3を有する。ピックローラ23は、トレイ11に載置されている媒体を搬送路21へ繰り出す。搬送ローラ対24−1〜24−3は、ピックローラ23により搬送路21へ繰り出された媒体を、上下から挟んだ状態で搬送路21の上流側から下流側(搬送方向22の方向)へ搬送する。
図2および図3に示すように、遮光検知センサ16−1〜16−3は、搬送路21において、イメージセンサ17および厚みセンサ18よりも上流側に配置されている。また、図3に示すように、遮光検知センサ16−1〜16−3は、搬送路21において、搬送路21の幅方向に所定の間隔で配置されている。遮光検知センサ16−1〜16−3は、例えばフォトセンサである。遮光検知センサ16−1〜16−3は、各投光部が照射する光が搬送路21を搬送される媒体により遮光され、対応する各受光部により受光されない場合に、搬送路21における遮光検知センサ16−1〜16−3の各位置を媒体が通過していることを検知する。以下、遮光検知センサ16−1〜16−3の各投光部が照射する光が搬送路21を搬送される媒体により遮光されることを「センサ遮光」という。
イメージセンサ17は、搬送路21において、遮光検知センサ16−1〜16−3の下流側に配置されている。イメージセンサ17は、搬送路21を搬送される媒体の上面の画像を読み取る。厚みセンサ18は、搬送路21において、遮光検知センサ16−1〜16−3およびイメージセンサ17の下流側に配置されている。厚みセンサ18は、搬送路21を搬送される媒体の厚みを検知する。切替部19は、搬送路21を搬送される媒体がスタッカ12−1〜12−3のうちの何れか1つに載置されるように、媒体の搬送先を切り替える。
また、図3に示すように、くじ用媒体読取装置1は、搬送路21において、左側サイドガイド35、右側サイドガイド36、幅寄せ部37を有する。左側サイドガイド35は、左側案内面38を有する。右側サイドガイド36は、右側案内面39を有する。左側案内面38と右側案内面39との間の距離は、所定距離Wである。幅寄せ部37は、搬送路21において、遮光検知センサ16−1〜16−3よりも上流側に配置されている。幅寄せ部37は、搬送路21を搬送される媒体の幅方向の一端辺が左側サイドガイド35の左側案内面38に接触するように、媒体を左側案内面38方向へ移動させる。
図4は、くじ用媒体読取装置により画像が読み取られる媒体の一例を示す図である。くじ用媒体読取装置1により画像が読み取られる媒体は、それぞれが長方形状であり、種類によってサイズが異なる。図4に示すように、媒体の種類には、第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3、特約店チケット52、投票シート53がある。第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3、特約店チケット52は、くじの投票情報が印刷されているくじ券である。投票シート53は、くじ券を購入する際にくじの投票情報が記入されるくじ投票券である。なお、図4は、くじ用媒体読取装置1により画像が読み取られる複数種類の媒体の一例を示すに過ぎない。
例えば、第1コンビニチケット51−1のサイズは、幅×長さ=WE×Eである。また、例えば、第2コンビニチケット51−2のサイズは、幅×長さ=WD×Dである。また、例えば、第3コンビニチケット51−3のサイズは、幅×長さ=WC×Cである。また、例えば、特約店チケット52のサイズは、幅×長さ=WA×Aである。また、例えば、投票シート53のサイズは、幅×長さ=WB×Bである。ここで、本実施例では、各媒体の長さに関し、A<E<C<B≦Dの大小関係であるとする。また、本実施例では、各媒体の幅に関し、WD<WE<WC<W(“W”は左側案内面38と右側案内面39との間の距離(図3参照))の大小関係であるとする。また、本実施例では、長さに対する幅の比が、第3コンビニチケット51−3が最も大きく、第2コンビニチケット51−2が最も小さいとする。
図5は、制御装置の一例を示すブロック図である。制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)61、記憶装置62、入出力装置63、リムーバブルメディアドライブ64を有する。CPU61は、コンピュータプログラムを実行することにより、くじ発券照合装置2の各部を制御する。記憶装置62は、コンピュータプログラムおよびCPU61により利用される各種情報を記録するための、例えばRAM(Random Access Memory等の内部記憶装置、SSD(Solid State Drive)等の外部記憶装置である。
入出力装置63は、例えばタッチパネルである。リムーバブルメディアドライブ64は、記録媒体65が装填される。記録媒体65は、半導体記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、光磁気記憶媒体等である。リムーバブルメディアドライブ64は、記録媒体65に記録されている情報を読み取る。なお、制御装置8が実行するコンピュータプログラムは、ルータ10および公衆網もしくは閉域網を介して他のコンピュータから取得されたものであってもよい。
(くじ発券照合装置2の動作)
制御装置8は、カード読取装置3を制御し、カード読取装置3へ挿入された会員カードから会員情報を読み取る。そして、制御装置8は、挿入検知センサ14を制御し、トレイ11に媒体が載置されているか否かを検出する。制御装置8は、トレイ11に媒体が載置されていることを検出すると、幅寄せ部37を制御し、トレイ11に載置されている媒体の一端辺が左側サイドガイド35の左側案内面38に接触するように媒体を幅寄せする。
制御装置8は、トレイ11に媒体が載置されていることを検出すると、ピックローラ23を制御し、トレイ11に載置されている媒体を搬送路21へ繰り出す。制御装置8は、複数の媒体が重ねてトレイ11に載置されている場合には、ピックローラ23を制御し、複数の媒体のうち最も上に位置する媒体を他の媒体から分離して搬送路21へ繰り出す。そして、制御装置8は、搬送ローラ対24−1〜24−3を制御し、搬送ローラ対24−1〜24−3を一定速度で回転させ、搬送路21へ繰り出された媒体を搬送方向22へ一定の搬送速度で搬送する。
ここで、くじ用媒体読取装置1において、トレイ11に複数の媒体が重ねて載置されている場合、最も上に位置する媒体を含む複数の媒体が、少なくとも一部が重なった状態で搬送路21へ同時に繰り出されることがある。くじ用媒体読取装置1において、少なくとも一部が重なった状態で複数の媒体が搬送路21へ繰り出された場合に、重なった状態のまま複数の媒体が搬送路21を搬送されるダブルフィードが発生する。
制御装置8は、遮光検知センサ16−1〜16−3がセンサ遮光されたか否かを検出する。そして、制御装置8は、遮光検知センサ16−1〜16−3それぞれがセンサ遮光されたことを検出するとともに、遮光検知センサ16−1〜16−3それぞれがセンサ遮光された各時間を計時する。
制御装置8は、計時した各時間と、搬送路21を媒体が搬送される搬送速度とに基づいて、「媒体長情報」および「媒体幅情報」を算出する。「媒体長情報」は、遮光検知センサ16−3が搬送路21を搬送される媒体によりセンサ遮光されたタイミングに搬送速度を乗算することで算出される。「媒体長情報」は、遮光検知センサ16−3をセンサ遮光した媒体の搬送方向22の長さである。「媒体幅情報」は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2が搬送路21を搬送される媒体により同時にセンサ遮光されたタイミングに搬送速度を乗算することで算出される。
また、制御装置8は、イメージセンサ17を制御し、搬送路21を搬送されている媒体の上面の画像を読み取る。また、制御装置8は、厚みセンサ18を制御し、搬送路21を搬送されている媒体の厚みを測定する。制御装置8は、複数の媒体が重なっている部分の厚みが1枚の媒体の厚みより厚いことから、厚みセンサ18により測定した厚みに基づいてダブルフィードの発生を検出できる。
ここで、厚みセンサ18は、搬送路21を搬送されている媒体の搬送方向22の長さが所定の厚み検知長さより短い場合に、厚み検知時間を十分に確保できないことから、媒体の厚みを正確に測定できないことがある。すなわち、制御装置8は、厚みセンサ18により測定された媒体の厚みにのみに基づいて、ダブルフィードの発生を適切に検出することができない。
そこで、制御装置8は、厚みと媒体長情報と媒体幅情報と画像とに基づいて、媒体が、第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3、特約店チケット52、投票シート53、異常媒体の何れであるかを判定する。異常媒体は、例えば、第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3、特約店チケット52、投票シート53の何れでもない媒体、または、ダブルフィードが発生している状態の媒体である。
制御装置8は、イメージセンサ17により、投票シート53に記入されている投票情報を読み取る。そして、制御装置8は、チケットプリンタ7を制御し、投票シート53から読み取った投票情報に基づく所定の画像が印刷されたくじ券を発券する。また、制御装置8は、イメージセンサ17により、くじ券に印刷されている投票情報を読み取る。そして、制御装置8は、くじ券から読み取った投票情報に基づいて、くじ券が当たり券であるかはずれ券であるかを判定する。
また、制御装置8は、搬送路21を搬送される媒体の種別および異常媒体であるか否かの判定結果に応じて、切替部19を制御し、判定した媒体をスタッカ12−1〜12−3の何れかへ搬送する。そして、制御装置8は、トレイ11に載置された媒体の全てがスタッカ12−1〜12−3へ搬送された後、お客様表示用モニタ5および店舗表示用モニタ6それぞれに所定の情報を表示する。
(媒体の種類を判定する動作を示すフローチャート)
図6は、媒体の種類を判定する動作の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、先ず、ステップS1では、制御装置8は、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値を超えるか否かを判定する。例えば、所定値は、1枚の媒体の最大値である。制御装置8は、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値を超える場合(ステップS1:Yes)、ステップS9へ処理を移す。一方、制御装置8は、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値以下である場合(ステップS1:No)、ステップS2へ処理を移す。ステップS9では、制御装置8は、異常媒体(ダブルフィード)が発生していると判定する。
ステップS2では、制御装置8は、媒体長情報が所定の特約店チケット長範囲に含まれるか否かを判別する。具体的には、媒体長情報≦A±αであるか否かを判定する。ここで、“A”は、特約店チケット52の長さである(図4参照)。また、“α”は、特約店チケット52の媒体長情報の誤差を含んだマージン値である。制御装置8は、媒体長情報≦A±αである(媒体長情報が所定の特約店チケット長範囲に含まれる)場合(ステップS2:Yes)、ステップS3へ処理を移す。一方、制御装置8は、媒体長情報>A±αである(媒体長情報が所定の特約店チケット長範囲に含まれない)場合(ステップS2:No)、ステップS4へ処理を移す。ステップS3では、制御装置8は、搬送路21を搬送される媒体が特約店チケット52であると判定する。
ステップS4では、制御装置8は、媒体長情報と媒体幅情報との差が所定値範囲に含まれるか否かを判別する。具体的には、媒体長情報≦媒体幅情報±βであるか否かを判定する。ここで、“β”は、媒体長情報および媒体幅情報の誤差を含んだマージン値である。制御装置8は、媒体長情報≦媒体幅情報±βである(媒体長情報と媒体幅情報との差が所定値範囲に含まれる)場合(ステップS4:Yes)、ステップS5へ処理を移す。一方、制御装置8は、媒体長情報>媒体幅情報±βである(媒体長情報と媒体幅情報との差が所定値範囲に含まれない)場合(ステップS4:No)、ステップS6へ処理を移す。ステップS5では、制御装置8は、搬送路21を搬送されている媒体が投票シート53であると判定する。
ステップS6では、制御装置8は、媒体幅情報が所定値範囲に含まれるか否かを判別する。具体的には、媒体幅情報≦X±γ以下であるか否かを判定する。ここで、“X”は、所定値である。また、“γ”は、媒体幅情報の誤差を含んだマージン値である。制御装置8は、媒体幅情報≦X±γである(媒体幅情報が所定値範囲に含まれる)場合(ステップS6:Yes)、ステップS7へ処理を移す。一方、制御装置8は、媒体幅情報>X±γである(媒体幅情報が所定値範囲に含まれない)場合(ステップS6:No)、搬送路21を搬送されている媒体が異常媒体であると判断し、ステップS9へ処理を移す。
ステップS7では、制御装置8は、媒体長情報が所定値範囲に含まれるか否かを判別する。具体的には、媒体長情報がE±δ1〜D±δ2の範囲に含まれる(媒体長情報≦E±δ1〜D±δ2)か否かを判定する。ここで、“E”は、第1コンビニチケット51−1の長さE、第2コンビニチケット51−2の長さD、第3コンビニチケット51−3の長さCのうち最小値である第1コンビニチケット51−1の長さである(図4参照)。また、“D”は、第1コンビニチケット51−1の長さE、第2コンビニチケット51−2の長さD、第3コンビニチケット51−3の長さCのうち最大値である第2コンビニチケット51−2の長さである(図4参照)。また、“δ1”および“δ2”は、媒体長情報の誤差を含んだマージン値である。
制御装置8は、媒体長情報≦E±δ1〜D±δ2である(媒体長情報が所定値範囲に含まれる)場合(ステップS7:Yes)、ステップS8へ処理を移す。一方、制御装置8は、媒体長情報>E±δ1〜D±δ2である(媒体長情報が所定値範囲に含まれない)場合(ステップS7:No)、ステップS9へ処理を移す。ステップS8では、制御装置8は、搬送路21を搬送される媒体が第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3の何れかであると判定する。そして、制御装置8は、第1コンビニチケット51−1、第2コンビニチケット51−2、第3コンビニチケット51−3の何れかであると判定された媒体の種類を、媒体長情報に基づいて特定する。
さらに、制御装置8は、図6に示すフローチャートによる処理により、搬送路21を搬送される媒体の種類を判定した後に、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づいて、搬送路21を搬送される媒体が異常媒体であるか否かを判定する。例えば、制御装置8は、イメージセンサ17により読み取られた画像に複数の媒体が写し出されているときに、ダブルフィードが発生している、すなわち異常媒体であると判定する。制御装置8は、イメージセンサ17により読み取られた画像に1つの媒体が写し出されているときに、ダブルフィードが発生していないと判定する。そして、制御装置8は、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づいてダブルフィードが発生していないと判定すると、画像に基づいて媒体の種類を判定する。
(第1ダブルフィード状態)
図7は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第1ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図7は、第1ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1が重なって搬送される状態を示す。第1ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の上流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域72で重なっている。重なり領域72は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第1ダブルフィード状態では、搬送路21に繰り出されるときに幅寄せ部37により幅寄せされ、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左側の端面が左側サイドガイド35の左側案内面38に接触するように直線状に揃えられている。以下、図7に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域72を有して重なった状態の媒体を、「第1ダブルフィード媒体71」という。
第1ダブルフィード媒体71は、第1部位73−1と第2部位73−2と第3部位73−3とを有する。第1部位73−1は、第1ダブルフィード媒体71が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位73−2は、第1ダブルフィード媒体71が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位73−3は、第1ダブルフィード媒体71が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第1ダブルフィード媒体71は、第1部位73−1の搬送方向22の位置が、第2部位73−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第1ダブルフィード媒体71は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある(図3参照)。第1部位73−1と第2部位73−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ74は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出される搬送方向22の長さである。
長さ74は、第1ダブルフィード媒体71が搬送路21を搬送されるときに、複数の遮光検知センサ16−1〜16−3により検出される複数のタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位73−3の搬送方向22の長さは、第1ダブルフィード媒体71が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。
第1ダブルフィード媒体71は、重なり領域72の搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短いことにより、図6に示すフローチャートのステップS1で、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値を超えていないと判定されることがある。すなわち、第1ダブルフィード媒体71は、厚みセンサ18により測定された厚みに基づいてダブルフィードが発生していると判定されないことがある。
しかし、第1ダブルフィード媒体71は、媒体長情報>A±α(図6のステップS2:No)かつ媒体長情報>媒体幅情報±β(図6のステップS4:No)かつ媒体幅情報>X±γ(図6のステップS6:No)である。よって、第1ダブルフィード媒体71は、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
なお、従来技術では、第1ダブルフィード媒体71は、搬送路21を搬送される媒体の搬送方向22の長さと幅とに基づいて媒体の種類を判定するため、ダブルフィードが発生しておらず、投票シート53であると判定される場合がある。
(第2ダブルフィード状態)
図8は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第2ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図8は、第2ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1が重なって搬送される状態を示す。第2ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の下流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域77で重なっている。重なり領域77は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第2ダブルフィード状態では、搬送路21に繰り出されるときに幅寄せ部37により幅寄せされ、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左側の端面が左側サイドガイド35の左側案内面38に接触するように直線状に揃えられている。以下、図8に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域77を有して重なった状態の媒体を、「第2ダブルフィード媒体76」という。
第2ダブルフィード媒体76は、第1部位78−1と第2部位78−2と第3部位78−3とを有する。第1部位78−1は、第2ダブルフィード媒体76が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位78−2は、第2ダブルフィード媒体76が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位78−3は、第2ダブルフィード媒体76が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第2ダブルフィード媒体76は、第1部位78−1の搬送方向22の位置が、第2部位78−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第2ダブルフィード媒体76は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2で同時に検出されるタイミングがある。第1部位78−1と第2部位78−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ79は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出される搬送方向22の長さである。
長さ79は、第2ダブルフィード媒体76が搬送路21を搬送されるときに、複数の遮光検知センサ16−1〜16−3により検出される複数のタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位78−3の搬送方向22の長さは、第2ダブルフィード媒体76が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。
第2ダブルフィード媒体76は、重なり領域77の搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短いことにより、図6に示すフローチャートのステップS1で、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値を超えていないと判定されることがある。すなわち、第2ダブルフィード媒体76は、厚みセンサ18により測定された厚みに基づいてダブルフィードが発生していると判定されないことがある。
しかし、第2ダブルフィード媒体76は、媒体長情報>A±α(図6のステップS2:No)かつ媒体長情報>媒体幅情報±β(図6のステップS4:No)かつ媒体幅情報>X±γ(図6のステップS6:No)である。よって、第2ダブルフィード媒体76は、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
なお、従来技術では、第2ダブルフィード媒体76は、搬送路21を搬送される媒体の搬送方向22の長さと幅とに基づいて媒体の種類を判定するため、ダブルフィードが発生しておらず、投票シート53であると判定されることがある。
このように、くじ用媒体読取装置1は、媒体の厚みに基づいてダブルフィードの発生が検出されない場合であっても、媒体長情報および媒体幅情報に基づき異常媒体であると判定し、ダブルフィードの発生を適切に検出することができる。
ところで、実施例にかかるくじ用媒体読取装置1は、幅寄せ部37を備えているが、幅寄せ部37が省略されてもよい。以下、くじ用媒体読取装置1において幅寄せ部37が省略された場合におけるダブルフィードについて説明する。
(第3ダブルフィード状態)
図9は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第3ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図9は、第3ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1が重なって搬送される状態を示す。第3ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の上流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域82で重なっている。重なり領域82は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第3ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされていない状態で搬送路21に繰り出され、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左側の一端辺が直線状に揃えられていない。以下、図9に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域82を有して重なった状態の媒体を、「第3ダブルフィード媒体81」という。
第3ダブルフィード媒体81は、第1部位83−1と第2部位83−2と第3部位83−3とを有する。第1部位83−1は、第3ダブルフィード媒体81が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位83−2は、第3ダブルフィード媒体81が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位83−3は、第3ダブルフィード媒体81が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第3ダブルフィード媒体81は、第1部位83−1の搬送方向22の位置が、第2部位83−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第3ダブルフィード媒体81は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位83−1と第2部位83−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ84は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出される複数のタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位83−3の搬送方向22の長さは、第3ダブルフィード媒体81が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第3ダブルフィード媒体81は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
(第4ダブルフィード状態)
図10は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第4ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図10は、第4ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1が重なって搬送される状態を示す。第4ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の下流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域87で重なっている。重なり領域87は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第4ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされていない状態で搬送路21に繰り出され、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左側の一端辺が直線状に揃えられていない。以下、図10に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域87を有して重なった状態の媒体を、「第4ダブルフィード媒体86」という。
第4ダブルフィード媒体86は、第1部位88−1と第2部位88−2と第3部位88−3とを有する。第1部位88−1は、第4ダブルフィード媒体86が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位88−2は、第4ダブルフィード媒体86が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位88−3は、第4ダブルフィード媒体86が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第4ダブルフィード媒体86は、第1部位88−1の搬送方向22の位置が、第2部位88−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第4ダブルフィード媒体86は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位88−1と第2部位88−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ89は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出される複数のタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位88−3の搬送方向22の長さは、第4ダブルフィード媒体86が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第4ダブルフィード媒体86は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
(第5ダブルフィード状態)
図11は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第5ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図11は、第5ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なって搬送される状態を示す。第5ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の上流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域92で重なっている。重なり領域92は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第5ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされないで搬送路21に繰り出され、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左右の両端辺が直線状に揃えられていない。以下、図11に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域92を有して重なった状態の媒体を、「第5ダブルフィード媒体91」という。
第5ダブルフィード媒体91は、第1部位93−1と第2部位93−2と第3部位93−3とを有する。第1部位93−1は、第5ダブルフィード媒体91が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位93−2は、第5ダブルフィード媒体91が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位93−3は、第5ダブルフィード媒体91が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第5ダブルフィード媒体91は、第1部位93−1の搬送方向22の位置が、第2部位93−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第5ダブルフィード媒体91は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位93−1と第2部位93−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ94は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位93−3の搬送方向22の長さは、第5ダブルフィード媒体91が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第5ダブルフィード媒体91は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
(第6ダブルフィード状態)
図12は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第6ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図12は、第6ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なって搬送される状態を示す。第6ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の下流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域97で重なっている。重なり領域97は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第6ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされていない状態で搬送路21に繰り出され、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1の左右の両端辺が直線状に揃えられていない。以下、図12に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域97を有して重なった状態の媒体を、「第6ダブルフィード媒体96」という。
第6ダブルフィード媒体96は、第1部位98−1と第2部位98−2と第3部位98−3とを有する。第1部位98−1は、第6ダブルフィード媒体96が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位98−2は、第6ダブルフィード媒体96が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位98−3は、第6ダブルフィード媒体96が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第6ダブルフィード媒体96は、第1部位98−1の搬送方向22の位置が、第2部位98−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第6ダブルフィード媒体96は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位98−1と第2部位98−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ99は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位98−3の搬送方向22の長さは、第6ダブルフィード媒体96が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第6ダブルフィード媒体96は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
(第7ダブルフィード状態)
図13は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第7ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図13は、第7ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なって搬送される状態を示す。第7ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の上流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域102で重なっている。重なり領域102は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第7ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされていない状態で搬送路21へ繰り出され、第1コンビニチケット51−1が搬送方向22に対して傾いている状態で位置している。以下、図13に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域102を有して重なった状態の媒体を、「第7ダブルフィード媒体101」という。
第7ダブルフィード媒体101は、第1部位103−1と第2部位103−2と第3部位103−3とを有する。第1部位103−1は、第7ダブルフィード媒体101が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位103−2は、第7ダブルフィード媒体101が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位103−3は、第7ダブルフィード媒体101が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第7ダブルフィード媒体101は、第1部位103−1の搬送方向22の位置が、第2部位103−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第7ダブルフィード媒体101は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位103−1と第2部位103−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ104は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位103−3の搬送方向22の長さは、第7ダブルフィード媒体101が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第7ダブルフィード媒体101は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
(第8ダブルフィード状態)
図14は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第8ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図14は、第8ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なって搬送される状態を示す。第8ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第1コンビニチケット51−1の搬送方向22の下流側に位置し、特約店チケット52と第1コンビニチケット51−1とが重なり領域107で重なっている。重なり領域107は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第8ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が幅寄せされていない状態で搬送路21へ繰り出され、第1コンビニチケット51−1が搬送方向22に対して傾いている状態で位置している。以下、図14に示すように、特約店チケット52および第1コンビニチケット51−1が重なり領域107を有して重なった状態の媒体を、「第8ダブルフィード媒体106」という。
第8ダブルフィード媒体106は、第1部位108−1と第2部位108−2と第3部位108−3とを有する。第1部位108−1は、第8ダブルフィード媒体106が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位108−2は、第8ダブルフィード媒体106が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位108−3は、第8ダブルフィード媒体106が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第8ダブルフィード媒体106は、第1部位108−1の搬送方向22の位置が、第2部位108−2の搬送方向22の位置と部分的に重なっている。このため、第8ダブルフィード媒体106は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位108−1と第2部位108−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ109は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。また、第3部位108−3の搬送方向22の長さは、第8ダブルフィード媒体106が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。第8ダブルフィード媒体106は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定される。
図9〜図17に示す第3ダブルフィード媒体81〜第8ダブルフィード媒体106は、搬送方向22の長さと搬送方向22に対して直交する幅方向の長さとに基づいて媒体の種類を判定する従来技術では、ダブルフィードが発生していると判定されないことがある。一方、実施例によれば、第3ダブルフィード媒体81〜第8ダブルフィード媒体106は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、ダブルフィードが発生している異常媒体であると適切に判定される。
(第1傾斜状態)
図15は、媒体が傾いた状態で搬送路を搬送される第1傾斜状態の一例を示す平面図である。図15は、第1傾斜状態の一例として、第1コンビニチケット51−1が幅寄せされず、搬送路21の搬送方向22に対して傾斜した状態で搬送される状態を示す。以下、図15に示すように、搬送路21の搬送方向22に対して傾斜した状態で搬送される第1コンビニチケット51−1を、「第1傾斜媒体111」という。
第1傾斜媒体111は、第1部位113−1と第2部位113−2と第3部位113−3とを有する。第1部位113−1は、第1傾斜媒体111が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位113−2は、第1傾斜媒体111が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位113−3は、第1傾斜媒体111が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第1傾斜媒体111は、第1部位113−1の搬送方向22の位置が、第2部位113−2の搬送方向22の位置と重なり部分を有さない。このため、第1傾斜媒体111は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがない。すなわち、媒体幅情報は、0である。また、第3部位113−3の搬送方向22の長さは、第1傾斜媒体111が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。
第1傾斜媒体111は、媒体長情報>A±α(図6のステップS2:No)かつ媒体長情報>媒体幅情報±β(図6のステップS4:No)かつ媒体幅情報<X±γ(図6のステップS6:Yes)である。よって、第1傾斜媒体111は、図6に示すフローチャートの処理によりコンビニチケットであると判定される。
第1傾斜媒体111は、媒体の搬送方向22の長さと搬送方向22に対して直交する幅方向の長さとに基づいて媒体の種類を判定する従来技術では、投票シート53であると判定され、コンビニチケットであると判定されないことがある。一方、実施例によれば、幅寄せ部37が省略された場合であっても、第1傾斜媒体111は、媒体長情報および媒体幅情報に基づき、コンビニチケットであると適切に判定される。
(第2傾斜状態)
図16は、媒体が傾いた状態で搬送路を搬送される第2傾斜状態の一例を示す平面図である。図16は、第2傾斜状態の一例として、第3コンビニチケット51−3が幅寄せされず、搬送路21の搬送方向22に対して傾斜した状態で搬送される状態を示す。以下、図16に示すように、搬送路21の搬送方向22に対して傾斜した状態で搬送される第3コンビニチケット51−3を、「第2傾斜媒体116」という。
第2傾斜媒体116は、第1部位118−1と第2部位118−2と第3部位118−3とを有する。第1部位118−1は、第2傾斜媒体116が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位118−2は、第2傾斜媒体116が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位118−3は、第2傾斜媒体116が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
第2傾斜媒体116は、第1部位118−1の一部の搬送方向22の位置が、第2部位118−2の搬送方向22の位置と部分的に重なる。このため、第2傾斜媒体116は、搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されるタイミングがある。
第1部位118−1と第2部位118−2とが搬送方向22で重なっている部位の長さ119は、遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体幅情報に該当する。ここで、第3コンビニチケット51−3は、第1コンビニチケット51−1および第2コンビニチケット51−2と比較して、長さに対する幅の比が最も大きい(図4参照)ことから、媒体幅情報>X±γ(図6参照)となる場合がある。また、第3部位118−3の搬送方向22の長さは、第2傾斜媒体116が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3により検出されるタイミングに基づいて算出される媒体長情報に該当する。
第2傾斜媒体116は、媒体長情報>A±α(図6のステップS2:No)かつ媒体長情報>媒体幅情報±β(図6のステップS4:No)かつ媒体幅情報>X±γ(図6のステップS6:No)となる場合がある。すなわち、第2傾斜媒体116は、図6に示すフローチャートの処理により異常媒体であると判定されることがある。そこで、くじ用媒体読取装置1は、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づいて、搬送路21を搬送される媒体の種類を判定することにより、第2傾斜媒体116が第3コンビニチケット51−3であると判定する。
(第9ダブルフィード状態)
図17は、2つの媒体が重なった状態で搬送路を搬送される第9ダブルフィード状態の一例を示す平面図である。図17は、第9ダブルフィード状態の一例として、特約店チケット52と第3コンビニチケット51−3とが重なって搬送される状態を示す。第9ダブルフィード状態では、特約店チケット52が第3コンビニチケット51−3の搬送方向22の上流側に位置し、特約店チケット52と第3コンビニチケット51−3とが重なり領域122で重なっている。重なり領域122は、搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短い。第9ダブルフィード状態では、特約店チケット52および第3コンビニチケット51−3が幅寄せされないで搬送路21へ繰り出され、特約店チケット52および第3コンビニチケット51−3の左右の両端辺が直線状に揃えられていない。以下、図17に示すように、特約店チケット52および第3コンビニチケット51−3が重なり領域122を有して重なった状態の媒体を、「第9ダブルフィード媒体121」という。
第9ダブルフィード媒体121は、第1部位123−1と第2部位123−2と第3部位123−3とを有する。第1部位123−1は、第9ダブルフィード媒体121が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−1を通過する部位を示している。第2部位123−2は、第9ダブルフィード媒体121が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−2を通過する部位を示している。第3部位123−3は、第9ダブルフィード媒体121が搬送路21を搬送されるときに、遮光検知センサ16−3を通過する部位を示している。
図17に示すように、第9ダブルフィード媒体121は、幅寄せされないで搬送路21に繰り出されたことにより、第3コンビニチケット51−3が左側案内面38と右側案内面39との両方に接触しないことがある。第9ダブルフィード媒体121は、第3コンビニチケット51−3が左側案内面38と右側案内面39との両方に接触していないときに、第3コンビニチケット51−3が遮光検知センサ16−1および遮光検知センサ16−2により同時に検出されることがある。このとき、第9ダブルフィード媒体121は、第1部位123−1と第2部位123−2とが搬送方向22で重なる。
第9ダブルフィード媒体121は、重なり領域122の搬送方向22の差渡しの幅が所定の厚み検知長さより短いことにより、図6に示すフローチャートのステップS1で、厚みセンサ18により測定された厚みが所定値を超えていないと判定されることがある。すなわち、第9ダブルフィード媒体121は、厚みセンサ18により測定された厚みに基づいてダブルフィードが発生していると判定されないことがある。また、第9ダブルフィード媒体121は、媒体長情報>A±α(図6のステップS2:No)かつ媒体長情報=媒体幅情報±β(図6のステップS4:Yes)となり、図6に示すフローチャートの処理により投票シート53であると判定されることがある。
そこで、くじ用媒体読取装置1は、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づいて、搬送路21を搬送される媒体が異常媒体であるか否かを判定することにより、第9ダブルフィード媒体121を異常媒体であると適切に判定することができる。
このように、くじ用媒体読取装置1は、媒体の画像に基づいてダブルフィードの発生を判定することにより、媒体の厚み、媒体長情報、媒体幅情報に基づきダブルフィードの発生が検出されない場合であっても、ダブルフィードの発生を検出することができる。
上述の実施例にかかるくじ用媒体読取装置1は、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づいて媒体が異常媒体であるか否かを判定している。しかし、くじ用媒体読取装置1は、遮光検知センサ16−1〜16−3の検知結果に基づいて媒体の種類を判定することができる場合には、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づく判定を省略してもよい。例えば、くじ用媒体読取装置1は、第3コンビニチケット51−3が搬送路21を搬送される可能性がない場合、イメージセンサ17により読み取られた画像に基づく判定を省略してもよい。
また、実施例のくじ用媒体読取装置1は、厚みセンサ18により測定された媒体の厚みに基づいてダブルフィードが発生しているか否かを判定しているが、厚みセンサ18が他のセンサに置換されてもよい。このような他のセンサとしては、媒体に超音波を照射することによりダブルフィードの発生を検出する超音波センサが例示される。くじ用媒体読取装置1は、厚みセンサ18がこのようなセンサに置換された場合でも、同様にして、ダブルフィードの発生を適切に検出することができる。
また、上述の実施例では、くじ発券照合装置2は、幅寄せ部37により、トレイ11に載置されている媒体の一端辺が左側サイドガイド35の左側案内面38に接触するように媒体を幅寄せするとした。しかし、これに限られず、くじ発券照合装置2は、幅寄せ部37により、トレイ11に載置されている媒体の一端辺が右側サイドガイド36の右側案内面39に接触するように媒体を幅寄せするとしてもよい。
なお、実施例にかかるくじ用媒体読取装置1は、くじ発券照合装置2に設けられているが、他の装置に設けられてもよい。その装置としては、くじ券の発券を行わず、くじ券の当せんを確認するためのくじ照合装置が例示される。
以上、実施例を説明したが、上述した内容により実施例が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換および変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 :くじ用媒体読取装置
8 :制御装置
11 :トレイ
12−1〜12−3:スタッカ
15 :搬送部
16−1〜16−3:遮光検知センサ
17 :イメージセンサ
18 :厚みセンサ
19 :切替部
21 :搬送路
22 :搬送方向
37 :幅寄せ部

Claims (7)

  1. くじに利用される媒体を搬送方向へ搬送する搬送部と、
    前記媒体の画像を読み取る読取部と、
    前記搬送方向に垂直である幅方向の位置が互いに異なる複数の位置を前記媒体がそれぞれ通過しているか否かを検出する複数のセンサ部と、
    前記媒体が前記複数の位置をそれぞれ通過する複数のタイミングに基づいて前記媒体のダブルフィードが発生しているか否かを判定する制御部と
    を備えたことを特徴とするくじ用媒体読取装置。
  2. 前記制御部は、
    前記複数の位置のうち、前記搬送方向に関して同じ位置である第1位置と第2位置とを前記媒体が同時に通過している第1のタイミングと、
    前記複数の位置のうち、前記幅方向に関して前記第1位置と前記第2位置との間に位置する第3位置を前記媒体が通過している第2のタイミングと
    に基づいて前記ダブルフィードが発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のくじ用媒体読取装置。
  3. 前記媒体が前記複数の位置を通過する前に前記媒体を前記幅方向へ移動させる幅寄せ部
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のくじ用媒体読取装置。
  4. 前記媒体の厚みを測定する厚みセンサ部をさらに備え、
    前記制御部は、前記厚みに基づいて前記ダブルフィードが発生しているか否かを判定し、前記厚みに基づいて前記ダブルフィードが発生していないと判定したときに、前記複数のタイミングに基づいて前記ダブルフィードが発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のくじ用媒体読取装置。
  5. 前記制御部は、
    前記複数のタイミングに基づいて前記ダブルフィードが発生していないと判定したときに、前記画像に基づいて前記ダブルフィードが発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のくじ用媒体読取装置。
  6. くじに利用される媒体を搬送方向へ搬送し、
    前記媒体の画像を読み取り、
    前記搬送方向に垂直である幅方向の位置が互いに異なる複数の位置を前記媒体がそれぞれ通過しているか否かを検出し、
    前記媒体が前記複数の位置をそれぞれ通過する複数のタイミングに基づいて前記媒体のダブルフィードが発生しているか否かを判定する
    処理をコンピュータが実行するくじ用媒体読取方法。
  7. くじに利用される媒体を搬送方向へ搬送し、
    前記媒体の画像を読み取り、
    前記搬送方向に垂直である幅方向の位置が互いに異なる複数の位置を前記媒体がそれぞれ通過しているか否かを検出し、
    前記媒体が前記複数の位置をそれぞれ通過する複数のタイミングに基づいて前記媒体のダブルフィードが発生しているか否かを判定する
    処理をコンピュータに実行させるためのくじ用媒体読取プログラム。
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