JP2019105927A - 故障確率算出装置、故障確率算出方法及びプログラム - Google Patents

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【課題】設置場所に応じた故障確率の違いを考慮しながら、故障確率を高い精度で推定する。【解決手段】複数の設備の故障確率を算出する故障確率算出装置であって、前記故障確率を算出するための故障確率モデルのモデルパラメータの確率分布を、該確率分布の平均を示す平均変数と、前記設備の設置場所に依存する確率変数を示す場所依存固有変数とを用いて定式化する第1の定式化手段と、前記設備同士の相関の強さを示す相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する第2の定式化手段と、前記設備の使用時間と、該設備の状態とを用いて、所定の尤度が最大となるように、前記モデルパラメータの確率分布を推定する推定手段と、推定された前記モデルパラメータの確率分布を用いて、前記故障確率モデルにより前記設備の故障確率を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、故障確率算出装置、故障確率算出方法及びプログラムに関する。
故障の発生確率を表す確率分布モデルとして、ワイブル解析により、ワイブル分布に従う故障率曲線の関数式を導出し、この関数式を用いて各設備等の故障率を予測する手法が従来から知られている。ワイブル分布において、故障率曲線の関係式は以下の式1で定義される。
Figure 2019105927
ここで、mは形状パラメータ、ηは尺度パラメータと呼ばれる。
形状パラメータm及び尺度パラメータηを決定することにより、使用時間tに応じた故障率λが算出される。
また、ワイブル解析に基づいて、3つ以上の劣化状態に段階的にレベル分けされている各設備の点検結果を蓄積したデータから、劣化状態を加味した故障の発生確率を算出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示されている技術では、使用時間が同じ設備であっても、劣化状態によっては異なる故障確率が算出される。このため、保守リソースが限られ、全ての設備を一斉点検できない場合であっても、保守点検の優先順位付けが可能になる。
特開2016−115008号公報
ここで、設備が屋外に設置されている場合等には、設備の設置場所の環境によって故障確率モデルのパラメータ(形状パラメータm及び尺度パラメータη)が異なると考えられる。例えば、雨風が多い地域で屋外に設置されている設備と、比較的雨風が少ない地域で屋外に設置されている設備とでは、形状パラメータmの値と尺度パラメータηの値とが異なると考えられる。
しかしながら、例えば、設備毎に故障確率モデルのパラメータを決定するとした場合、これらのパラメータを決定するための実績データも設備毎になるため、実績データが不足し、故障確率の推定精度が低下することがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、設置場所に応じた故障確率の違いを考慮しながら、故障確率を高い精度で推定することを目的とする。
そこで、本発明の実施の形態では、複数の設備の故障確率を算出する故障確率算出装置であって、前記故障確率を算出するための故障確率モデルのモデルパラメータの確率分布を、該確率分布の平均を示す平均変数と、前記設備の設置場所に依存する確率変数を示す場所依存固有変数とを用いて定式化する第1の定式化手段と、前記設備同士の相関の強さを示す相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する第2の定式化手段と、前記設備の使用時間と、該設備の状態とを用いて、所定の尤度が最大となるように、前記モデルパラメータの確率分布を推定する推定手段と、推定された前記モデルパラメータの確率分布を用いて、前記故障確率モデルにより前記設備の故障確率を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
設置場所に応じた故障確率の違いを考慮しながら、故障確率を高い精度で推定することができる。
本発明の実施の形態における故障確率算出装置の構成の一例を示す図である。 点検情報DBの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における事前処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における故障確率の算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における故障確率算出装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以降では、各設備の設置場所に応じた故障確率の違いを考慮した故障確率モデルを用いて、これらの各設備の故障確率を算出する故障確率算出装置10について説明する。なお、設備とは、定期的又は非定期的に保守点検等が実施され、点検結果が管理される機器や構造物等である。また、設備の設置場所は、屋外又は屋内のいずれであっても良い。
<故障確率算出装置10の構成>
まず、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、故障確率モデル作成部110と、故障確率算出部120とを有する。また、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、点検情報DB(データベース)130を有する。
故障確率モデル作成部110は、故障確率モデルを作成する。故障確率モデル作成部110には、モデルパラメータ定式化部111と、固有変数定式化部112と、事前確率設定部113と、事後確率設定部114とが含まれる。
ここで、本発明の実施の形態では、設備を示すインデックスをi、設備の使用時間をtとして、故障確率モデルを表す関数式を以下の式2で定義する。
Figure 2019105927
ここで、P[i]は設備iにおける形状パラメータmの確率分布、Pη[i]は設備iにおける尺度パラメータηの確率分布である。以降では、形状パラメータm及び尺度パラメータηを「モデルパラメータ」とも表す。すなわち、上記の式2で定義した故障確率モデルを表す関係式は、上記の式1に示す関係式の形状パラメータm及び尺度パラメータηを確率分布として扱ったものである。
モデルパラメータ定式化部111は、形状パラメータmの確率分布P[i]と、尺度パラメータηの確率分布Pη[i]とを定式化する。
形状パラメータmの確率分布P[i]は、例えば、iに関するP[i]の平均を表す変数(平均変数)P と、後述する場所依存固有変数p[i]とを用いて、以下の式3で定式化される。
Figure 2019105927
同様に、尺度パラメータηの確率分布Pη[i]は、例えば、iに関する平均を表す変数(平均変数)Pη と、後述する場所依存固有変数pη[i]とを用いて、以下の式4で定式化される。
Figure 2019105927
ただし、形状パラメータmの確率分布P[i]及び尺度パラメータηの確率分布Pη[i]は、上記の式3及び式4に代えて、以下の式5及び式6で定式化されても良い。
Figure 2019105927
Figure 2019105927
固有変数定式化部112は、場所依存固有変数p[i]と、場所依存固有変数pη[i]とを定式化する。場所依存固有変数p[i]及びpη[i]とは、設備iの設置場所に依存する確率変数である。
固有変数定式化部112は、設置場所間の距離が所定の範囲内である設備同士には所定の相関があると仮定して、場所依存固有変数p[i]と、場所依存固有変数pη[i]とを定式化する。
設備iと相関がある設備を示すインデックスをjとして、設備iの設置場所と設備jの設置場所との相関の強さをaijとすると、場所依存固有変数p[i]は、例えば、設備jにおけるモデルパラメータ(すなわち、設備jにおける形状パラメータm及び尺度パラメータη)が全て決まっているとの条件の下で、以下の式7に示すように正規分布に従う確率変数として定式化することができる。
Figure 2019105927
ここで、〜N(μ,σ)は平均μ、分散σの正規分布に従うことを表す。
同様に、場所依存固有変数pη[i]は、例えば、設備jにおけるモデルパラメータが全て決まっているとの条件の下で、以下の8に示すように正規分布に従う確率変数として定式化することができる。
Figure 2019105927
ここで、相関の強さを決めるパラメータaijは、例えば、設備iの設置場所と、設備jの設置場所との距離が所定の範囲内である場合に「1」、そうでない場合に「0」とすれば良い。又は、相関の強さを決めるパラメータaijは、例えば、設備iの設置場所と、設備jの設置場所との距離に反比例するように決定される値であっても良い。
モデルパラメータ定式化部111による形状パラメータmの確率分布P[i]及び尺度パラメータηの確率分布Pη[i]の定式化と、固有変数定式化部112による場所依存固有変数p[i]及びpη[i]の定式化とは、実運用(すなわち、点検情報DB130に格納されている点検情報データを用いて、設備の故障確率を実際に算出する段階)の前に予め行われる。
事前確率設定部113は、式2で定義した故障確率モデルのモデルパラメータの事前確率分布を設定する。モデルパラメータの事前確率分布は、例えば、事後確率設定部114により事後確率分布が推定される前は、正規分布に従うと仮定すれば良い。事後確率設定部114により事後確率分布が推定された後は、この推定された事後確率分布に従うとすれば良い。
事後確率設定部114は、点検情報DB130に格納されている点検情報データを用いて、式2で定義した故障確率モデルのモデルパラメータの事後確率分布を推定する。
ここで、点検情報DB130について、図2を参照しながら説明する。図2は、点検情報DB130の一例を示す図である。
図2に示すように、点検情報DB130に格納されている点検情報データには、設備を識別する「設備ID」と、設備の設置場所の緯度及び経度を示す「設置場所」と、設備の使用が開始された年月日を示す「使用開始年月日」と、設備が点検された年月日を示す「点検年月日」と、当該点検における点検結果として得られた設備の状態を示す「設備状態」とが含まれる。
点検情報DB130は、設備の点検が実施される毎に点検情報データが追加される。従って、同一の設備IDが含まれる点検情報データは、当該設備IDにより識別される設備に対して実施された点検回数の数だけ点検情報DB130に格納されている。なお、設備同士の距離は、例えば、設置場所を示す緯度及び経度から算出することができる。
点検情報データの追加は、例えば、故障確率算出装置10とネットワークを介して通信可能なPC(パーソナルコンピュータ)等を用いて、設備の点検を実施する保守点検員等によって行われる。
点検情報DB130に格納されている点検情報データ数がKである場合に、点検情報データkに含まれる設備状態が「正常」であれば「0」、「故障」であれば「1」を定義する変数をfとし、点検情報データkに含まれる点検年月日から使用開始年月日を引くことで得られる使用時間Tとして、事後確率設定部114は、以下の式9に示す尤度Lを設定する。
Figure 2019105927
ここで、iは点検情報データkに含まれる設備IDにより識別される設備を示すインデックスである。
このとき、事後確率設定部114は、式9に示す尤度Lが最大となるようなモデルパラメータを探索することにより、点検データが尤もらしいモデルパラメータを推定する。本発明の実施の形態では、式2に示すように、故障確率モデルのモデルパラメータを確率分布として扱っておりモデルが複雑であるため、ベイズ推定に基づきマルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC:Markov Chain Monte Carlo)法を用いる。ベイズ推定では、モデルパラメータの事前確率分布及び点検情報DB130から得られる尤度Lにより、モデルパラメータの事後確率分布を求める。MCMC法では、各モデルパラメータの値を試行錯誤的にサンプリングし、サンプリングされた値のセットによって事後確率分布の平均値や分散を推定することができる。
故障確率算出部120は、事後確率設定部114により推定された事後確率分布(すなわち、P[i]及びPη[i])を用いて、式2で定義した故障確率モデルにより、設備iの使用時間Tにおける故障確率λ[i](T)を算出する。なお、算出された故障確率λ[i](T)は、例えば、ディスプレイ等に出力されても良いし、ネットワークを介して通信可能な他の装置に送信されても良いし、記憶装置等に保存されても良い。
<事前処理>
以降では、実運用の前に、形状パラメータmの確率分布P[i]及び尺度パラメータηの確率分布Pη[i]の定式化と、場所依存固有変数p[i]及びpη[i]の定式化とを行う事前処理について、図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態における事前処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101:故障確率モデル作成部110のモデルパラメータ定式化部111は、上記の式3及び式4(又は、式5及び式6)によりモデルパラメータの確率分布Pη[i]及びPη[i]を定式化する。
ステップS102:故障確率モデル作成部110の固有変数定式化部112は、上記の式7及び式8により場所依存固有変数p[i]及びpη[i]を定式化する。
<故障確率の算出処理>
以降では、実運用時に、故障確率モデルを用いて、故障確率を算出する処理について、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施の形態における故障確率の算出処理の一例を示すフローチャートである。なお、図4のステップS201〜ステップS203の処理は、実運用時に繰り返し実行される。このとき、図4のステップS201〜ステップS203の処理は、例えば、所定の時間間隔毎に繰り返し実行されても良いし、点検情報DB130が更新される度(点検情報データが点検情報DB130に追加される度)に繰り返し実行されても良い。又は、例えば、ユーザの操作等に応じて繰り返し実行されても良い。
ステップS201:故障確率モデル作成部110の事前確率設定部113は、式2で定義した故障確率モデルのモデルパラメータの事前確率分布を設定する。
モデルパラメータの事前確率分布は、例えば、繰り返し実行回数をrとした場合に、r=0(すなわち、初回実行時)には、正規分布に従うとすれば良い。一方で、r≧1である場合には、モデルパラメータの事前確率分布は、1つ前の繰り返し実行回数(r−1回目)において事後確率設定部114により推定された事後確率分布に従うとすれば良い。
このように、1つ前の繰り返し実行回数で推定された事後確率分布によって、モデルパラメータの事前確率分布を更新することで、例えば、点検情報データが点検情報DB130に随時追加されていくような場合に、過去の点検情報データを用いて推定された事後確率を事前確率とした上で、最新の点検情報データから得られる尤度Lにより事後確率分布を推定することができる。これにより、例えば、気候変動等の影響で設置場所の環境が変化した場合でも最新の点検情報データでモデルパラメータの補正を行うことができるようになる。
ステップS202:故障確率モデル作成部110の事後確率設定部114は、点検情報DB130に格納されている点検情報データを用いて、上記の式9に示す尤度Lが最大となるように、上記の式2で定義した故障確率モデルのモデルパラメータの事後確率分布P[i]及びPη[i]を推定する。
ステップS203:故障確率算出部120は、事後確率設定部114により推定された事後確率分布P[i]及びPη[i]を用いて、上記の式2で定義した故障確率モデルにより、設備iの使用時間Tにおける故障確率λ[i](T)を算出する。これにより、各設備の故障確率が推定される。
以上により、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、設備毎に、当該設備の使用時間における故障確率を算出することができる。しかも、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、設置場所が所定の範囲内である設備同士には相関があるものと仮定する(言い換えれば、これらの設備の故障確率には類似性があると仮定する)ことで、設置場所による故障確率の違いを考慮しながら、故障確率を高い精度で推定することができる。なお、このような相関があるものと仮定できる根拠は、設置場所が近い場合には、これらの設置場所における設置環境が類似する(例えば、同一県内では気候等の設置環境が類似する)ためである。
なお、本発明の実施の形態では、点検情報データに含まれる設備状態が「正常」又は「故障」のいずれかの状態である場合について説明したが、これに限られない。例えば、設備状態として、3つ以上の状態が存在する場合であっても、本発明の実施の形態を同様に適用することができる。
<ハードウェア構成>
最後に、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10のハードウェア構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5に示すように、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14と、ROM(Read Only Memory)15と、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、補助記憶装置18とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバス19を介して通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各種操作を入力するのに用いられる。表示装置12は、例えばディスプレイ等であり、故障確率算出装置10の処理結果を表示する。なお、故障確率算出装置10は、入力装置11及び表示装置12の少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。故障確率算出装置10は、外部I/F13を介して、記録媒体13a等の読み取りや書き込みを行うことができる。記録媒体13aには、例えば、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10が有する各機能部を実現するためのプログラムが格納されていても良い。
記録媒体13aには、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
RAM14は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM15は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM15には、例えば、OS(Operating System)設定やネットワーク設定等が格納されている。CPU16は、ROM15や補助記憶装置18等からプログラムやデータをRAM14上に読み出して処理を実行する演算装置である。
通信I/F17は、故障確率算出装置10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。本発明の実施の形態における故障確率算出装置10が有する各機能部を実現するためのプログラムは、例えば、通信I/F17を介して、所定のサーバ等から取得(ダウンロード)されても良い。また、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10は、例えば、通信I/F17を介して、これら各機能部を実現するためのプログラムを他の装置に提供しても良い。
補助記憶装置18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置18に格納されているプログラムやデータには、例えば、OS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションプログラム、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10が有する各機能部を実現するためのプログラム等がある。
本発明の実施の形態における故障確率算出装置10が有する各機能部(故障確率モデル作成部110及び故障確率算出部120)は、当該故障確率算出装置10にインストールされた1以上のプログラムがCPU16に実行させる処理により実現される。
また、本発明の実施の形態における故障確率算出装置10が有する点検情報DB130は、例えば補助記憶装置18を用いて実現される。なお、点検情報DB130は、例えば、故障確率算出装置10と通信ネットワークを介して接続される記憶装置(例えばデータベースサーバ)等を用いて実現されても良い。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 故障確率算出装置
110 故障確率モデル作成部
111 モデルパラメータ定式化部
112 固有変数定式化部
113 事前確率設定部
114 事後確率設定部
120 故障確率算出部
130 点検情報DB

Claims (6)

  1. 複数の設備の故障確率を算出する故障確率算出装置であって、
    前記故障確率を算出するための故障確率モデルのモデルパラメータの確率分布を、該確率分布の平均を示す平均変数と、前記設備の設置場所に依存する確率変数を示す場所依存固有変数とを用いて定式化する第1の定式化手段と、
    前記設備同士の相関の強さを示す相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する第2の定式化手段と、
    前記設備の使用時間と、該設備の状態とを用いて、所定の尤度が最大となるように、前記モデルパラメータの確率分布を推定する推定手段と、
    推定された前記モデルパラメータの確率分布を用いて、前記故障確率モデルにより前記設備の故障確率を算出する算出手段と、
    を有することを特徴とする故障確率算出装置。
  2. 前記第1の定式化手段は、
    前記平均変数と前記場所依存固有変数との和又は積によって前記モデルパラメータの確率分布を定式化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の故障確率算出装置。
  3. 前記第2の定式化手段は、
    設置場所が所定の範囲内である設備同士では1、設置場所が所定の範囲内でない設備同士では0となる前記相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の故障確率算出装置。
  4. 前記第2の定式化手段は、
    前記設備同士の距離に反比例する値をとる前記相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の故障確率算出装置。
  5. 複数の設備の故障確率を算出する故障確率算出装置が、
    前記故障確率を算出するための故障確率モデルのモデルパラメータの確率分布を、該確率分布の平均を示す平均変数と、前記設備の設置場所に依存する確率変数を示す場所依存固有変数とを用いて定式化する第1の定式化手順と、
    前記設備同士の相関の強さを示す相関パラメータを用いて前記場所依存固有変数の確率分布を定式化する第2の定式化手順と、
    前記設備の使用時間と、該設備の状態とを用いて、所定の尤度が最大となるように、前記モデルパラメータの確率分布を推定する推定手順と、
    推定された前記モデルパラメータの確率分布を用いて、前記故障確率モデルにより前記設備の故障確率を算出する算出手順と、
    を実行することを特徴とする故障確率算出方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至4の何れか一項に記載の故障確率算出装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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