JP2019105451A - 尿検体採取時間を登録する尿によるがん検査 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿検体を用いた検査を正確かつ高精度に行うための方法、システム及びキットを提供すること。【解決手段】尿検体の採取時間を登録又は管理すること、及び前記尿検体の採取時間を検討しながら尿検体を検査することを含む、尿検体を用いた検査方法。【選択図】図2

Description

本発明は、尿検体を用いた検査を行うための方法、システム及びキットに関する。特に本発明は、尿検体の採取時間を登録して尿検査を行うための方法、システム及びキットに関する。
近年、尿検体を用いたがん検査の報告が複数報告されている。例えば、ペプチドを用いた前立腺がん検査(特許文献1)、線虫によるがん検査(特許文献2)、N1,N12-ジアセチルスペルミンによるがん検査法(非特許文献1)などである。
尿検体を用いたがん検査等では、尿検体を採取する時間をほぼ一定にすることが好ましい。これまでの尿検査では、人間ドックを受診する際には、早朝第一尿であることが指導されているが、基本的に自己申告のため、尿採取時間の情報としては確実ではない。例えば、通常の人間ドックでは、前日9時までに夕食を終え、朝食を抜いた状態で、翌日の早朝尿を採取して検査用に尿検体を提出する。これは、夜間の尿は最も濃縮された状態になり、朝一番の尿が検査に適しているためである。また、食事の内容、水の量、体調などによって計測結果が変わる場合がある点も重要である。
これまでの検査では、被験者に尿の採取日を記入してもらうことが基本となるが、本人の勘違いで記入ミスをする場合や、早朝尿の採取を忘れたため遅い時間に採取したのにも関わらず、採取時間を早朝としたままで提出する被験者が存在することも事実である。
従来のがん検査は、いずれも尿検体を用いたがん検査であるが、採尿時間を記録するようなシステムは想定されていない。
米国特許出願公開2015/065373号 米国特許出願公開2017/016906号
Hiramatsu, K.ら、Clin Cancer Res 第11巻第2986-2990頁、2005年
本発明は、尿検体を用いた検査を正確かつ高精度に行うための方法、システム及びキットを提供することを課題とする。
本発明者は、尿検体を用いた検査を行う上で、尿の採取時間が検査結果自体に揺らぎをもたらすことを見出した(図18)。図18は、多変量解析のひとつであるOPLS判別分析法を用いた、健常者と乳がん患者の解析結果を示している。これは、各被験者のデータをひとつの点としてプロットした図になり、スコアプロットと呼ばれる。横軸は2グループ間(健常者と乳がん患者)の差を示しており、縦軸は、グループ内(健常者、あるいは乳がん患者)の差を示している。この図からわかるように、健常者において、早朝/午前に採取したグループと午後に採取したグループでは分布に大きな差があることがわかる。正確で精度の高い検査を行うには、横軸における2グループ間での差が大きい方が望ましく、加えて、縦軸ではグループ内の差が小さいほうが望ましい。従って、採尿時間はコントロールしたほうが望ましいことがわかる。特に、尿中代謝物によるがん検査などでは、微量の尿中代謝物の変化を計測することになるので、継続して検査を行い、異なる検査で検査結果を比較する場合には、確実に早朝尿で検査をしていることを確認し、そうでない検査結果は棄却するなどの処置が必要である。そのため、尿検体を用いる検査では、尿検体の採取時間を登録又は管理し、その採取時間情報を検討しながら検査を実施することで、正確かつ高精度に検査を行うことができるという知見に至った。
一態様において、本発明は、尿検体の採取時間を登録又は管理すること、及び前記尿検体の採取時間を検討しながら尿検体を検査することを含む、尿検体を用いた検査方法を提供する。
別の態様において、本発明は、
検査に用いるバイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数を選択させ入力を受け付ける工程と、
尿検体の採取時間を含む尿検体採取情報を受け付ける工程と、
入力された種類及び数のバイオマーカー/尿中代謝物について尿検体を解析する工程と、
前記解析の結果を格納する工程と、
前記解析結果及び前記尿検体採取情報に基づいてがんについて判定する工程と、
前記判定の結果を検査結果として出力する工程と
を含む、がん検査方法を提供する。
また別の態様において、本発明は、
尿検体の尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データが入力される計数部と、
前記尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データ、及び尿検体の採取時間情報に基づいて数値解析を行う算出部と、
前記解析の結果に基づいて特定の疾患又は状態について判定を行う判定部と、
前記判定部による判定結果を出力のために処理する出力処理部と、
前記尿検体の採取時間情報が少なくとも格納された記憶装置と
を備える、尿検体を用いた検査のためのシステムを提供する。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるものである。
本発明によれば、尿検体の採取時間を登録又は管理してそれを考慮した検査を行うことにより、尿検査の正確性及び精度が高まる。尿検体を利用する検査は低侵襲性であり、簡便かつ低コストであるため、尿検査の精度が高まれば、疾患の一次スクリーニングとして又は健康状態のモニターのために多くの人が利用できる検査となる。そのため、本発明は、尿検体を利用する様々な検査方法、検査システム及び検査キットに有用である。
尿検体を用いた検査フローの一例を示す。 被験者、検査センター及び解析センター間での、尿検体採取情報を加味した検査ワークフローの一例を示す。 検査センター又は解析センターにおける検査システムの構成例を示す図である。 検査システムにおけるデータベース構造の例を示す。 尿検体容器と搬送ボックスの一例を示す。 尿検体容器と搬送ボックスの別の例を示す。 スマートフォンのアプリにおける「がん検査システム」の画面の表示例である。 「尿によるがん検査システム」の検査申込画面の表示例である。 「尿によるがん検査システム」の画像取得/送信画面の表示例である。 「尿によるがん検査システム」の検査履歴画面の表示例である。 「尿によるがん検査システム」の検査結果画面の表示例である。 尿検体容器の一例を示す。 図12における尿検体容器の内側の説明図である。 図13における尿検体容器の使用方法を示す。 バイオマーカーを2種類用いる場合のBM2モードの検査例である。 バイオマーカーを19種類用いる場合のBM19モードの検査例である。 バイオマーカーを30種類用いる場合のBM30モードの検査例である。 尿検体の採取時間により変化を示す解析結果を示すスコアプロットである。
本発明は、尿検体を用いた検査を行うための方法、システム及びキットに関する。後述の参考例に示すように、尿検体の採取時間の相違が、検査結果の精度に影響を及ぼすことがわかった。そのため、本開示の方法、システム及びキットでは、尿検体の採取時間を管理又は記録して、その採取時間情報を検討しながら尿検体の検査を行うようにする。
尿検体を用いた検査フローの例を図1に示す。被験者から(あるいは医師を通して)尿検体は検査センターに搬送され、−80℃程度に凍結保存され検体管理される。その尿検体の一部を用いて、代謝物解析センターにて尿中代謝物解析(液体クロマトグラフ質量分析計による網羅的解析、あるいは特定のバイオマーカーのみの定量解析)を行い、バイオマーカーに対応する代謝物の定量を行う。代謝物/バイオマーカーの解析結果に基づいて、疾患の判別、例えばがんの有無、リスク判定の判別を行う。余った尿検体は、被験者の同意のもと凍結保存してもよい(臨床情報がある場合にはそれも保存する)。
検査結果は、検査センターにおけるデータベース上に保存すると同時に、被験者(あるいは医師)に通知し、必要があれば支援する。代謝物解析で構造が未知の代謝物が検出された場合には、マススペクトル又はMS/MSスペクトルからその構造解析を行う。なお、MS/MSスペクトルとは、マススペクトルで観測されたイオンを衝突解離により壊して生成したプロダクトイオンを計測し構造情報を得る方法である。
本発明を適用した例として、尿検体採取情報を加味した検査ワークフローを図2に示す。被験者(あるいは医師)と検査センターと解析センターの3者におけるフローを示している。基本的には図1に示される検査フローと同じであるが、このフローで重要なポイントは、被験者から尿検体採取情報を送付し、検査センターではそれを加味した評価を行う点にある。
検査センターでは、被験者からの請求等に応じて検査の案内を行う。被験者は検査の申し込みに際し、検査のバイオマーカー数及び種類の選択を行ってもよい。例えば、バイオマーカー数としては2〜50種類、例えば2種類、約10種類、約30種類のバイオマーカーが挙げられる。検査の案内において、バイオマーカーの数及び種類、検査対象となる疾患の種類、検査の精度、費用などが説明される。例えば、がん検査の場合には、バイオマーカー数及び種類をコントロールすることによって、全がん種の検査(いろいろながん種を一度に検査する)、がん種別の検査(特定のがん種を検査する)という多段階の検査が可能になる。
続いて、検査センターは尿採取に必要な検査キットを被験者に渡す。必要に応じて郵送などにより送付する。被験者は検査キットを受け取った後、決定された検査日(及び可能であれば検査時間)に尿検体を採取する。検査日又は検査時間は、検査センターが指定してもよいし、被験者が決定してもよい。採尿後、検査センターに尿検体を渡す、又は送付等行う。尿検体の送付と同時に又は別に、尿検体の採取情報を検査センターに送付する。尿検体の採取情報には、少なくとも尿検体の採取日及び採取時間が含まれる。さらに採取場所に関する情報、早朝尿であるか否か、朝食抜きであるか否か、体調が良好であるか否かなどの追加的な情報が含まれてもよい。
検査センターでは、尿検体を続く解析のため必要に応じて、約−80℃に冷凍保存しておく。検査センターから尿検体及び尿検体採取情報が解析センターに送られ、解析センターにおいて尿検体の解析が行われる。例えば、バイオマーカーである尿中代謝物について、液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)による解析が行われる。検査センターは、解析センターから解析結果を受け取り、解析結果と尿検体の採取時間情報とに基づいて尿検体の検査結果を作成し、被験者に送付又は送信する。被験者は検査結果を受け取り、その内容に応じて二次検査の申し込みを行ったり、医師による診察を受けたり、次回の検査日を決定する。
二次検査は、一次検査よりバイオマーカー数の多い検査である。これは、疾患についてさらに高精度に検査できるものであり、例えばがん検査の場合には、がんの部位、がん種まで特定することができる検査である。例えば、約10種、約30種のバイオマーカー、さらに多い種類のバイオマーカーによる検査を選択する。二次検査の後、さらにバイオマーカーの数の多い三次検査、四次検査を行ってもよい。検査結果は被験者に送付又は送信する。
被験者に検査結果送信後、本人同意の上で、データの二次利用のために情報を登録することも可能である。この場合、患者の個人情報が特定されないようにIDのみで管理したうえで、被験者の臨床データと尿代謝物解析データとを合わせて管理し、登録されたデータベースとして用いることができ、さらに尿中代謝物検査データの母集団に追加することができる。その際、登録された尿採取時間を基に、登録するデータを取捨選択することができる。
検査センターに対して被験者が情報をやり取りする方法としては、端末と通信装置を介したやり取り、送付によるやり取りがある。検査センターでは、メモリ、CPU(演算装置)、入力装置、出力装置、通信装置と、尿検体を管理するためのDB、会員データ、検体採取情報、検査条件、検査結果及び検査データ(さらに検査依頼履歴など)を格納しておくDBを含む記憶装置とが利用される。
被験者(ユーザ)側の端末では、検査に必要な患者情報を入力させる画面、一次検査、さらに続く検査で受けるバイオマーカー/代謝物の数の選択をさせる画面(あるいは、バイオマーカー/代謝物の数が異なるメニューを選択させる画面)、検査結果を受け取り表示させる出力画面を備えるようにする。
検査センターにおける検査システムの構成例を図3に示す。記憶装置には、会員データ、検体採取情報、検査条件、検査結果、解析データが保存される。本発明においては、検体採取情報を保存する点が重要である。計数部、算出部及び判定部において、解析データで実際に観測された代謝物のイオン強度からバイオマーカーの相対強度を算出し、それを判別式に基づいて疾患の判定(例えばがんの有無、リスクの判定)を行い、出力処理部において出力に向けた処理を行う。検査システムは、通信装置、入力装置、出力装置などに有線又は無線で接続されていてもよい。
本開示のシステムの一実施形態は、
尿検体の尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データが入力される計数部と、
前記尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データ、及び尿検体の採取時間情報に基づいて数値解析を行う算出部と、
前記解析の結果に基づいて特定の疾患又は状態について判定を行う判定部と、
前記判定部による判定結果を出力のために処理する出力処理部と、
前記尿検体の採取時間情報が少なくとも格納された記憶装置と
を備えるものである。
本開示のシステムは、好ましくは、上述したような方法を実施することができるように、メモリにおいて上記の計数部、算出部、判定部及び出力処理部が互いに動作可能なように連結された又は通信接続されたシステムである。本開示のシステムは、通信装置、入力装置、出力装置、及び/又は記憶装置と連結又は通信接続されていてもよい。具体的なシステムの構成例は図3に示されている。
計数部には、尿検体の尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データが入力される。解析データは、例えば、液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)による尿中代謝物の解析データである。解析データは、連結された入力装置を介して入力されてもよいし、通信装置を介して入力されてもよい。あるいは、液体クロマトグラフ質量分析計、NMR分析計、二次元電気泳動装置などの分析装置に連結されて、そこから解析データが入力されてもよい。入力される解析データは、対象となる尿中バイオマーカー及び尿中代謝物の種類に応じて異なる。例えば液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)により測定される尿中代謝物の場合には、入力される解析データは、尿中代謝物のマススペクトル(液体クロマトグラフにおける保持時間、質量、イオン強度、ピークの面積値など)、各尿検体が由来する対象の診療情報を含む。解析データはさらに尿中代謝物に関する情報(構造未知と構造既知代謝物)、LC/MSによる測定条件(分析モード)などを含んでもよい。
算出部は、記憶装置から読み出され、計数部に保存された解析データ及び尿検体の採取時間情報を処理する。一例として、例えばバイオマーカーに相当する複数の代謝物のイオン強度の相対的定量(標準物質が存在する場合には絶対的な定量)を行い、それらの値をあらかじめ計算してある判別式に導入して値を求める。具体的には、トレーニングデータ取得用の複数の健常者、がん患者の尿検体を用いて、LC/MSによる網羅的解析を行い、その結果から、ウィルコクソン順位和検定、ランダムフォレスト(RF:Random Forest)法により、健常者に対してがん患者で有意に増減している代謝物を絞込み、絞り込んだ代謝物を用いてOPLS判別分析を行い、判別式を導出している。当然のことながら、計算に使用するバイオマーカーの数によって、この判別式は異なる。検査を申し込む際には、バイオマーカー数を指定する必要が生じるのは、このためである。算出部は、尿検体の採取時間を考慮しながら数値解析を行う。算出部は、解析データ及び尿検体の採取時間情報を処理するソフトウエアと計算機よりなるデータ解析部を備えてもよい。
判定部は、算出部で行われた解析の結果に基づいて、特定の疾患又は状態について判定を行う。例えば判定部では、未知試料に対して、選択したバイオマーカーに相当する判別式により計算された値が、設定された閾値より高いか低いかで、がんの有無を判定することになる。この閾値は、複数のトレーニングデータ(健常者、特定の疾患又は状態の患者)を用いた解析結果より得られたものであるが、トレーニングデータの数が積みあがった場合には、その解析結果により変更することは可能である。
また、同一の被験者における経時的な検査の場合には、判定部では、これまでの検査結果を記憶装置から読み出し、今回の結果と以前の結果を比較することも可能である。
さらに、判定部では、算出部で行われた解析の結果に基づいて、特定の疾患又は状態について判定を行う。上記では、がんに特化して説明をしてきたが、特定の疾患又は状態は、特に限定されるものではない。好ましくは、がんであり、特定の疾患又は状態としては、がんの有無、がんの種類、がんの進行度、がんの悪性度、がんのステージ、がんの予後、がんに対する治療効果、及び抗がん剤に対する感受性が挙げられるが、これらに限定されるものではない。すなわち、トレーニングデータにおいて、健常者に対する特定の疾患あるいは状態の尿検体を解析することによって、多様な疾患又は状態に対する検査とすることができる。
出力処理部は、判定部による判定結果を出力のために処理する。例えば、判定結果を視覚的表示するために、具体的には、表やグラフの形式に処理する。あるいは、スピーカーなどの出力装置に音声出力するために判定結果を処理してもよい。
記憶装置には、少なくとも尿検体の採取時間情報が格納される。また上述したように、記憶装置には、会員データ、検体採取情報(尿検体の採取時間の他、採取場所、採取時の健康状態など)、検査条件、検査結果、解析データが保存されてもよい。
検査システムにおけるデータベース構造の例を図4に示す。大きくは、検体情報と、検査条件と検査結果に分かれている。
検体情報の項目は、会員番号、尿検体採取日、検査番号、採取時間、採取場所に加えて、早朝尿であるかどうか、朝食を抜いているかどうか、採取時の体調はどうか、という点についてチェックをするようになっている。場合によっては、検査センター側で検体容器の状況を確認するために、検体容器の写真を被験者から受け取り、登録してもよい。
一方、検査条件と検査結果の項目では、検査モード(どのバイオマーカーを選ぶか)、検査機関、検査責任者に加え、検体採取情報から検査の妥当性をチェックするようになっている。加えて、検査実施日、検査結果報告日、判定結果、そして判定のための解析結果が保存される。必要な場合にはコメントが記載できるようになっている。
一実施形態として、本発明を適用したがん検査方法を説明する。本開示のがん検査方法は、
検査に用いるバイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数(あるいはバイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数が異なるメニュー)を選択させ入力を受け付ける工程と、
尿検体の採取時間を含む尿検体採取情報を受け付ける工程と、
入力された種類及び数のバイオマーカー/尿中代謝物(あるいはメニューに対応するバイオマーカー/尿中代謝物)について尿検体を解析する工程と、
前記解析の結果を格納する工程と、
前記解析結果及び前記尿検体採取情報に基づいてがんについて判定する工程と、
前記判定の結果を検査結果として出力する工程と
を含む。
バイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数は、検査対象とするがんの種類、検査の目的(診断、リスク判定、経過観察、予後判定、治療効果のモニターなど)に応じて異なり、検査目的に応じて被験者又は医師に選択させる。あるいは、バイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数が異なるメニューとして提示し、検査目的に応じて適宜選択させることも好ましい。
尿検体採取情報は、少なくとも尿検体の採取時間を含むものであるが、尿検体の画像、尿検体の採取場所、被験者の健康状態、朝食の摂取状況などの情報をさらに含んでもよい。
バイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数の入力を受け付ける工程、及び尿検体採取情報を受け付ける工程は、郵送により受け付けてもよいし、又は被験者の端末(スマートフォンなど)若しくは医療機関の端末から受け付けてもよい。
尿検体の解析は、選択されたバイオマーカー/尿中代謝物の種類に応じて異なり、特に限定されるものではない。例えば尿中代謝物を解析する場合には、代謝物解析として液体クロマトグラフ質量分析計を用いて尿検体中の代謝物をまとめて解析することができる。あるいは、特定のマーカー/代謝物のための検出試薬を使用してバイオマーカー/尿中代謝物を検出してもよい。
解析結果は検査センター内の記憶装置に格納されてもよいし、サーバ、インターネット上などに遠隔で格納されてもよい。
がんについての判定は、選択されたバイオマーカー/尿中代謝物の種類に応じて、また検査目的及び行った解析の種類に応じて異なるが、当業者であれば容易に理解することができる。本発明では、バイオマーカー/尿中代謝物の解析結果だけではなく、尿検体採取情報を加味して判定を行う点が重要である。この判定の結果を検査結果として出力するが、出力は、紙により郵送してもよいし、あるいは電子ファイルとして送信してもよい。
さらに、がん検査方法は、検査結果においてがんの疑いがあるとされた場合に、より多い種類及び数のバイオマーカー/尿中代謝物を二次検査として入力を受け付ける工程をさらに含んでもよい。これにより、一次検査でのがんの疑いを確証したり、さらにはがんの部位及び/又はがん種を特定することが可能となる。
また別の実施形態として、本発明を適用した尿検体を用いた検査方法について説明する。本開示の尿検体を用いた検査方法は、尿検体の採取時間を登録又は管理すること、及び前記尿検体の採取時間を検討しながら尿検体を検査することを含むものである。尿検体の採取時間をシステム的に登録することで、尿検体の採取時間を管理又は登録することが好ましい。特に、尿検体採取時間の相違が解析結果に影響を及ぼす尿中代謝物解析を行う場合や、被験者が継続的に尿検査を行う場合に特に有用である。これには、以下のような方法が考えられるが、これに限定されるものではない。
1)自分で採尿時間を記入し、その記入したシールを尿検体搬送ボックス内に貼る。検査側はその記載内容等をデータベースに入力することによって、尿検体の採取時間を管理又は登録する。
2)検査容器を尿検体搬送ボックスに入れる際、内部に設置されたタイマーのスイッチを入れることによって尿検体の採取時間を管理又は登録する。あるいは、搬送ボックス内にGPSロガーを設けておき、検査センターへ送付のために、尿検体容器が設置されたところで、GPSロガーのスイッチが入るようにしても良い。検査センターではGPSロガーのデータを読み取ることにより、尿検体の採取時間と場所を特定することができる。
3)スマートフォン又はパソコンに内蔵されたアプリやインターネット上のプログラム(例えば、がん検査サービス)により、尿検体の採取時間を管理又は登録する。
4)採尿した尿検体を検査容器に入れた後、検査容器の色が時間経過と共に変化することによって、採尿後の経過時間を判定し、尿検体の採取時間を管理又は登録する。
1)の方法を行う場合に使用し得る尿検体容器と搬送ボックスの例を図5に示す。尿検体容器1に採尿し、尿検体用蓋2をした後、尿検体搬送ボックス5に格納して検査センターへ搬送する。尿検体搬送ボックス5には、会員番号シール3と共に、尿検体採取情報シール4を貼れるようになっている。尿検体採取情報シール4には、採尿時間を記入するだけではなく、朝食を抜いたかどうか、体調が良いかどうかの簡単なチェックも記入できることが好ましい。
また、2)の方法を行う場合に使用し得る尿検体容器と搬送ボックスの例を図6に示す。尿検体容器1に採尿し、尿検体用蓋2をした後、尿検体搬送ボックス5に格納して検査センターへ搬送する。尿検体搬送ボックス5には、会員番号シール3が貼られ、時計6と採尿時間記録のためのタイマー7が備わっている。採尿後、被験者(あるいは医師)がタイマー7の開始ボタンを押す。また、朝食抜きの場合にはチェックボタン8を押すようになっている。図示されていないが、体調をチェックするボタンを加えてもよい。さらに、GPSロガーを備えると採尿場所の特定もできる。
次に、3)の方法について詳しく説明する。まず、スマートフォンのアプリとして、「がん検査システム」を登録する。「がん検査システム」の画面の表示例を図7に示す。スマートフォン9の画面上には、検査申込、画像取得/画像送信、検査履歴、検査結果の画面を表示するボタンが存在する。また、現在の時刻にあわせて、直近の検査の尿採取時間を表示している。このアプリを通じて検査を申し込んだ段階で、どの検査をいつ受けるかが登録され、それにあわせて検査キットが被験者に送付されてくる。このシステムのポイントは、被験者が尿を採取後に、検査容器の写真をとり、その写真を検査センターに送付することにある。スマートフォンで写真を撮影した段階で、その時刻と場所を自動的に登録できるようにしておくと、尿を採取した時刻と場所がデータベース上に登録されることになる。
「尿によるがん検査システム」の検査申込画面の表示例を図8に示す。会員番号を入力すると、過去の検査履歴から新しい検査番号が付与される。過去の検査履歴は、検査履歴ボタンで確認することができる。どのバイオマーカーを使用するかを決定する検査モードを入力する。どのような検査があるかは、検査内容確認から確認することができる。検査機関を入力すると、検査キットの送付日が表示される。検査機関は複数あるので、検査機関確認ボタンで各機関の検査実績を確認することができる。以上を入力すると、検査キット送付日が表示される。
検査モードの具体例として、複数のバイオマーカーを利用したがん検査の場合を例に説明する。例えば、図15は、バイオマーカーを2種類用いる場合のBM2モードの検査例である。BM2モードの検査は、価格は安いがやや精度にかける(図15の下に示されたプロットにおいて、健常者とがん患者を識別できているが、大腸がんと乳がんとの識別には至っていない)。図16は、バイオマーカーを19種類用いる場合のBM19モードの検査例である。BM19モードの検査は、価格は中程度であり精度も中程度である(図16の下に示されたプロットにおいて、大腸がんと乳がんとの識別もある程度可能と思われる)。図17は、バイオマーカーを30種類用いる場合のBM30モードの検査例である。BM30モードの検査は、価格は高いが精度が高い(大腸がんと乳がんとを明確に識別できる)。検査モードの入力時に、図15〜17に示されるような情報やデータを参照することができる。
「尿によるがん検査システム」の画像取得/送信画面の表示例を図9に示す。検査日当日、事前に送付された検査キットを用いて尿を回収する。会員番号、検査番号を入力すると、検査モード、検査機関が表示される。尿を採取後、その検体を容器ごと撮影する。尿検体容器を搬送ボックスに入れて、会員番号と時間が表示されているものをそのまま撮影して送付しても良い。その際に、撮影時刻(ほぼ採取時間と同時刻とみなす)と撮影場所が記録される。尿採取後、早朝尿、体調、朝食抜きが問題ないことを確認して各ボタンを押した後、画像送信ボタンを押す。
「尿によるがん検査システム」の検査履歴画面の表示例を図10に示す。過去の検査履歴を参照することができる。この履歴では、検査日、尿採取時刻、尿採取場所、検査モード、検査機関、検査結果を確認することができる。
「尿によるがん検査システム」の検査結果画面の表示例を図11に示す。会員番号、検査番号等の基本情報に加えて、今回の検査結果とコメントがある場合にはそれが表示される。結果の研究への利用の可否ボタンを設ける場合もある。
本発明に係る検査方法は、キットを利用することで簡便かつ正確に行うことができる。そのようなキットには、尿検体容器、尿検体採取時間を管理又は登録するための手段、及び説明書が含まれる。尿検体採取時間を管理又は登録するための手段としては、尿検体容器に貼り付けるシール(採取時間を記入する)、タイマー(採取時間を記録する)、尿検体採取時間を登録するためのアプリ又はプログラムにアクセスするための情報(例えば、読み取り用のコードなど)が挙げられる。キットはさらに、尿検体容器を搬送するための梱包材、GPSロガーなどが含まれてもよい。キットに含まれる構成要素は、個別に提供されてもよいし、又は単一の容器内に提供されてもよい。好ましくは、キットは、尿検査を実施するために必要な構成要素の全てを、即時に使用することができるように含む。
本発明の実施に可能な尿検体容器の実施形態について説明する。例示する尿検体採取器具は、被験者が自宅又は医療機関において、尿を採取した後短時間で尿検体容器に入れ、検査センターに送付しやすい形状を有する。図12は尿検体採取器具の外観、図13は詳細な内部の構造である。図14は、実際の動作の手順を示したものである。
図12及び13に示すように、この尿検体採取器具は、尿検体容器1、採取部外筒10、尿溜込部カバー11、尿検体溜込部13、押出治具12、容器用蓋17、蓋支え15、押下治具16、尿搬送通路18、及び尿採取口14から構成される。尿採取口14から必要量(例えば10ml)の尿を採取し、尿を採取後すぐに、押下治具16を押下げることによって、押下げ治具の下部に設置された底板が、尿採取口14より下に溜まった尿を、尿搬送通路18を通して、尿検体容器1の中に押出す。この結果として、採取した尿を、簡単な操作で短時間で尿検体容器1に集めることができる。
図14では、左側の図と中心図とで、押下治具16を押下げたところまでを図示している。さらに、右側での図では、尿を採取した尿検体容器1に、容器用蓋17をしたところを示している。これは、容器用蓋17のついた押出治具12を下げることによって可能となる。尿検体を採取して容器用蓋17をした尿検体容器1を、蓋についた紐等で上部から引っ張り出せば、尿検体の採取は終了となる。このような構造にすることによって、簡単に短時間で尿検体容器に尿を入れて、蓋をすることができる。
1・・・尿検体容器、2・・・尿検体用蓋、3・・・会員番号シール、4・・・尿検体採取情報シール、5・・・尿検体搬送ボックス、6・・・時計、7・・・タイマー、8・・・チェックボタン、9・・・スマートフォン、10・・・採取部外筒、11・・・尿溜込部カバー、12・・・押出治具、13・・・尿検体溜込部、14・・・尿採取口、15・・・蓋支え、16・・・押下治具、17・・・容器用蓋、18・・・尿搬送通路、19・・・採取尿

Claims (9)

  1. 尿検体の採取時間を登録又は管理すること、及び前記尿検体の採取時間を検討しながら尿検体を検査することを含む、尿検体を用いた検査方法。
  2. 検査が尿検体中の尿中代謝物を検出することにより行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 尿検体の採取時間の登録又は管理が、尿検体採取容器への尿検体採取時間の記入によるものである、請求項1に記載の方法。
  4. 尿検体の採取時間の登録又は管理が、尿検体採取容器に設けられたタイマーによるものである、請求項1に記載の方法。
  5. 尿検体の採取時間の登録又は管理が、アプリ又はプログラムへの尿検体採取時間の登録によるものである、請求項1に記載の方法。
  6. 検査ががん検査である、請求項1に記載の方法。
  7. 検査に用いるバイオマーカー/尿中代謝物の種類及び数を選択させ入力を受け付ける工程と、
    尿検体の採取時間を含む尿検体採取情報を受け付ける工程と、
    入力された種類及び数のバイオマーカー/尿中代謝物について尿検体を解析する工程と、
    前記解析の結果を格納する工程と、
    前記解析結果及び前記尿検体採取情報に基づいてがんについて判定する工程と、
    前記判定の結果を検査結果として出力する工程と
    を含む、がん検査方法。
  8. 前記検査結果においてがんの疑いがあるとされた場合に、より多い種類及び数のバイオマーカー/尿中代謝物を二次検査として入力を受け付ける工程をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 尿検体の尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データが入力される計数部と、
    前記尿中バイオマーカー又は尿中代謝物の解析データ、及び尿検体の採取時間情報に基づいて数値解析を行う算出部と、
    前記解析の結果に基づいて特定の疾患又は状態について判定を行う判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力のために処理する出力処理部と、
    前記尿検体の採取時間情報が少なくとも格納された記憶装置と
    を備える、尿検体を用いた検査のためのシステム。
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