JP2019105340A - 管ライニング材への樹脂含浸ユニットおよびギャップローラー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、外周面を樹脂フィルムで覆って気密タイプとした管状樹脂吸着材の内部の空気を真空ポンプにより抜き取り、管状樹脂吸着材の1端より液状の硬化性樹脂を注入して管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸させて管ライニング材を製造していた。
この場合、液状の硬化性樹脂は、消防法の危険物に該当し、1000Kgを超える不飽和ポリエステル樹脂を保管又は取扱うには、製造所として所轄消防署の許可を必要としていた。
500mmφの中口径以上で長さが30mを超えると、製造所として危険物の取扱許可が必須であり、製造所で危険物を取り扱う場合は、室内で、かつ防炎建物であることが必要とされた。
そのため、施工場所近辺で樹脂含浸作業をすることが望ましいとされていた。
しかし、1000Kgを超える不飽和ポリエステル樹脂を保管又は取扱うには、製造所として危険物の取扱許可が必須であるため、建築許可の承認を受ける必要があった。
しかし、危険物の取扱許可の承認を受けている工場は、一般的に取扱量が少ないため、この工場を借用することはほとんど不可能であった。
長手方向の両端面が開口部となっているコンテナの両端開口部を連結して連結コンテナ4とし、
前記連結コンテナ4の内部に管状樹脂吸着材を含む管ライニング材5を挿入し、
前記連結コンテナ4の1端から液状硬化性樹脂24を注入し、1端では真空ポンプ18により管状樹脂吸着材内部の空気を抜き取り、管状樹脂吸着材からなる管ライニング材5を前記連結コンテナ4内で1端から他端へ移動させながら樹脂含浸を行うことを特徴とする。
また、床材に使用されている木材等は取り外し鋼板と交換する。
海上用コンテナは、屋根のある空間であり風雨に耐えるその性能も立証されている。このようなコンテナを改造して防炎とすれば危険物取扱い製造所として用いることが出来る。
そして。所定の20m〜50m長さが確保できるようコンテナの両端を連結し、連結部には、鋼板または石膏ボード等の防炎材を使用して隙間をなくする。必要に応じて連結後コンテナの1端と他端にはシャッターを設ける。また、コンテナ内部を暖房するためコンテナの床に温水ホースまたはパイプを配置して床暖房にしてもよい。コンテナ天井には、防爆ライトを設置する。
連結コンテナ4の他端32付近に樹脂混合コンテナ14及び樹脂収納コンテナ15を配置する。連結コンテナ4の1端には、未含浸管ライニング材を折り畳んだ状態で配置し、管ライニング材5の樹脂注入口21を連絡コンテナ4の1端より他端に向け移動させる。連結コンテナ4全長に亘り連結コンテナ4の下部には、スチールローラー群20が設置され、スチールローラー群20の上を管ライニング材5が移動するようになっている。
ドラム缶13を樹脂収納コンテナ15より取り出し、樹脂混合コンテナ14に移動し、ドラム缶13の上部をカットして上部を取外す。不飽和ポリエステル樹脂を使用する場合は、ドラム缶13内に触媒等を約2%添加し、油圧ミキサー11で混合する。混合が完了した液状の硬化性樹脂は、ホッパー10に投入され、ロータリー式レジンポンプ12により管ライニング材の他端である樹脂注入口21まで送られる。
連結コンテナ4の1端側に真空ポンプ18を設置して、管ライニング材5内の空気を抜き取り、管ライニング材5内に順次樹脂を送り込む。所定量の樹脂が注入されると、樹脂注入口21を閉じてギャップローラー8に管ライニング材5の1端である樹脂注入口21をセットし、ギャップローラー8の下部ローラー23を上下作動させて、所定の板厚になるよう管ライニング材5を挟み込む。そして、ギャップローラー8の上下ローラーを回転させ、管ライニング材5を絞り出すようにして送り出す。
収納された管ライニング材5は、水または氷で冷却され工事現場に搬送される。
本発明の樹脂含浸ユニット100は、コンテナを防炎型に改造すれば消防法上も問題がなくなって建築許可を必要とせず、長い管ライニング材5への対応も可能であり、使用済み後には移動して他の場所での使用が可能となり、また、簡単に撤去できるメリットがある。
2 コンテナ2
3 コンテナ3
4 連結コンテナ
5 管ライニング材
6 台
7 管ライニング材収納槽
8 ギャップローラー
9 レジンホース
10 ホッパー
11 油圧ミキサー
12 ロータリー式レジンポンプ
13 ドラム缶
14 樹脂混合コンテナ
15 樹脂収納コンテナ
16 クレーン
17 トラック
18 真空ポンプ
19 スペーサー
20 スチールローラー群
21 樹脂注入口
22 上部ローラー
23 下部ローラー
24 液状硬化性樹脂
31 1端
32 他端
33 コンテナ床
100 樹脂含浸ユニット
Claims (6)
- コンテナを長手方向に連結した樹脂含浸ユニットであって、
長手方向の両端面が開口部となっているコンテナの両端開口部を連結して連結コンテナとし、
前記連結コンテナの内部に管状樹脂吸着材を含む管ライニング材を挿入し、
前記連結コンテナの1端から液状硬化性樹脂を注入し、1端では真空ポンプにより管状樹脂吸着材内部の空気を抜き取り、管状樹脂吸着材からなる管ライニング材を前記連結コンテナ内で1端から他端へ移動させながら樹脂含浸を行うことを特徴とする樹脂含浸ユニット。 - 前記連結コンテナ他端に樹脂混合コンテナ、樹脂収納コンテナを配置したことを特徴とする請求項1記載の樹脂含浸ユニット。
- 前記液状硬化性樹脂には、触媒が添加され、レジンホースにより樹脂混合コンテナから連結コンテナ内に送られることを特徴とする請求項1記載の樹脂含浸ユニット。
- 前記樹脂含浸ユニット他端に送り出された樹脂含浸済管ライニング材は、付近に配置された重量物吊り上げ機(クレーン等)により吊り上げられ管ライニング材収納槽に順次収納されることを特徴とする請求項1記載の樹脂含浸ユニット。
- 前記連結コンテナの最他端コンテナには、上下ローラーからなるギャップローラーが設置され、前記ギャップローラーの上部ローラーは、コンテナ内の最上部に配置され、下部ローラーが上下に作動することを特徴とするギャップローラー装置。
- 前記ギャップローラーの上部ローラーの下部からコンテナ床面まで斜面状にスチールローラーを配置したことを特徴とする請求項5記載のギャップローラー装置。
Priority Applications (1)
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JP2017239284A JP2019105340A (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 管ライニング材への樹脂含浸ユニットおよびギャップローラー装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5114414U (ja) * | 1974-07-18 | 1976-02-02 | ||
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JPH04336230A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-24 | Yasuhiro Yokoshima | ライニング材への硬化性樹脂の含浸方法 |
KR100811292B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2008-03-07 | (주) 마스터라이너코리아 | 보강튜브 내부 수지액 함침장치 |
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2017
- 2017-12-14 JP JP2017239284A patent/JP2019105340A/ja active Pending
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