JP2019105205A - ピストンスラップ低減装置 - Google Patents

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【課題】レシプロエンジンのスラップ音を低減できるピストンスラップ低減装置を提供する。【解決手段】ピストンスラップ低減装置1は、エンジンEのスラップ音を発する位置のシリンダ壁2に形成されシリンダ壁2とピストン3との間にオイルを吐出するためのオイル出口4a、4b、4c、4dと、スラップ音が発せられるときにオイル出口4a、4b、4c、4dにオイルを供給するオイル供給装置5と、を備えたものである。【選択図】図2

Description

本発明はレシプロエンジンのスラップ音を低減するピストンスラップ低減装置に関する。
レシプロエンジンは、クランクシャフトの回転に伴ってコネクティングロッドが傾斜する。このため、ピストンは移動方向が反転され、コネクティングロッドの傾斜方向が変わる度にピストンピンを中心として微小に首振り運動をする。
特開2007−224760号公報 特開2002−317614号公報 特開平02−223619号公報
ところで、ピストンは、圧縮行程から膨張行程に移行するとき、燃焼室内から比較的に大きな圧力を受けた状態で首振り運動をする。このため、圧縮行程から膨張行程に移行するとき、ピストンスカートがスラスト側のシリンダ壁に強く打ち付けられ、スラップ音が発生する。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、レシプロエンジンのスラップ音を低減できるピストンスラップ低減装置を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
レシプロエンジンのスラップ音を発する位置のシリンダ壁に形成され前記シリンダ壁とピストンとの間にオイルを吐出するためのオイル出口と、
前記スラップ音が発せられるときに前記オイル出口にオイルを供給するオイル供給装置と、
を備えたことを特徴とするピストンスラップ低減装置が提供される。
好ましくは、前記レシプロエンジンが複数の気筒を備え、前記オイル出口がそれぞれの気筒毎に形成されるとよい。
好ましくは、前記オイル供給装置が、
断面円形に形成されるオイル分配チャンバーと、
前記オイル分配チャンバーに油圧を供給する供給ポートと、
前記オイル分配チャンバーの内周面に周方向に等間隔に形成されると共に前記オイル出口と同数形成される吐出ポートと、
前記吐出ポートと前記オイル出口とを接続する供給油路と、
前記オイル分配チャンバーの内周面に沿って回転する偏心弁体と、
前記偏心弁体を前記レシプロエンジンのカムシャフトと同じ回転数で回転させる駆動部と、
を備えるとよい。
好ましくは、前記駆動部は、前記カムシャフトの回転を前記偏心弁体に減速比1で伝える動力伝達機構で構成されるとよい。
好ましくは、前記オイル分配チャンバーは、前記レシプロエンジンのシリンダブロック内に形成されるとよい。
好ましくは、前記オイル分配チャンバーは、油路を介してメインオイルギャラリーに接続されるとよい。
本発明によれば、レシプロエンジンのスラップ音を低減できる。
本発明の一実施の形態に係るピストンスラップ低減装置が適用されるレシプロエンジンの側断面図である。 ピストンスラップ低減装置の要部模式図である。 図2の要部拡大図である。 ピストンスラップ低減装置が適用されるレシプロエンジンの側断面図である。 ピストンスラップ低減装置を備えるレシプロエンジンのピストンスラップ振動を表す線図である。 従来のレシプロエンジンのピストンスラップ振動を表す線図である。 ピストンに発生する加振力を表す線図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、ピストンスラップ低減装置が適用されるエンジンを模式的に表す側断面図である。図2は、ピストンスラップ低減装置の概要を説明する要部模式図である。
図示するように、エンジンEは、車両に搭載される直列4気筒の圧縮着火式内燃機関、すなわちディーゼルエンジンである。4つの気筒は、クランクシャフトを滑らかに回転させると共に振動を小さくさせるべくクランク位相を180°ずつずらされている。具体的には、第1気筒(#1)が吸気行程にあるとき、第3気筒(#3)は排気行程、第4気筒(#4)は膨張行程、第2気筒(#2)は圧縮行程にあるように設定されている。
なお、気筒番号は車両前方から順に#1、#2、#3、#4と表す。また、エンジンは、レシプロエンジンであればよく、火花点火内燃機関、すなわちガソリンエンジンであってもよい。
図1及び図2に示すように、ピストンスラップ低減装置1は、エンジンEのスラップ音を発する位置のシリンダ壁2に形成されシリンダ壁2とピストン3との間にオイルを吐出するためのオイル出口4a、4b、4c、4dと、スラップ音が発せられるときにオイル出口4a、4b、4c、4dにオイルを供給するオイル供給装置5と、を備える。
スラップ音を発する位置のシリンダ壁2とは、スラスト側のシリンダ壁2のうち、圧縮行程から膨張工程に移り始めたときのピストン3が首振り運動をしてピストンスカート3aが衝突する位置のシリンダ壁2である。オイル出口4a、4b、4c、4dは、スラップ音を発する位置のシリンダ壁2に、開口される。また、オイル出口4a、4b、4c、4dは、4つの気筒のそれぞれに同様に形成される。
図3及び図4に示すように、オイル供給装置5は、断面円形に形成されるオイル分配チャンバー6と、オイル分配チャンバー6に油圧を供給する供給ポート7と、オイル分配チャンバー6の内周面6aに周方向に等間隔に形成される吐出ポート8a、8b、8c、8dと、吐出ポート8a、8b、8c、8dとオイル出口4a、4b、4c、4dとを接続する供給油路9a、9d、9b、9cと、オイル分配チャンバー6の内周面6aに沿って回転する偏心弁体10と、偏心弁体10をエンジンEのカムシャフト11と同じ回転数で回転させる駆動部12と、を備える。
オイル分配チャンバー6は、シリンダブロック13にカムシャフト11と同方向に延びるように形成される。
供給ポート7は、オイル分配チャンバー6の一方の端面6bに形成される。供給ポート7には、油路14aを介してメインオイルギャラリー14bが接続される。メインオイルギャラリー14bはシリンダブロック13に形成される。メインオイルギャラリー14bには、ポンプPからの油圧が供給される。ポンプPは、クランクシャフト15(図1参照)からの動力で駆動される。
吐出ポート8a、8b、8c、8dは、オイル出口4a、4b、4c、4dと同数形成される。本実施の形態では、エンジンEは4つの気筒を備え、それぞれの気筒にオイル出口4a、4b、4c、4dが形成される。このため、オイル出口4a、4b、4c、4dと吐出ポート8a、8b、8c、8dはそれぞれ4つである。具体的には、吐出ポート8a、8b、8c、8dは、オイル分配チャンバー6の内周面6aに周方向に90°間隔で4つ形成される。ここでは便宜的に図2にてオイル分配チャンバー6の右端に位置する吐出ポートを第1吐出ポート8aとし、下端に位置する吐出ポートを第2吐出ポート8bとし、左端に位置する吐出ポートを第3吐出ポート8cとし、上端に位置する吐出ポートを第4吐出ポート8dとする。吐出ポート8a、8b、8c、8dの断面積は全て同じに設定される。
供給油路9a、9b、9c、9dには、第1吐出ポート8aと第1気筒のオイル出口4aを接続する第1供給油路9aと、第2吐出ポート8bと第3気筒のオイル出口4cを接続する第2供給油路9bと、第3吐出ポート8cと第4気筒のオイル出口4dを接続する第3供給油路9cと、第4吐出ポート8dと第2気筒のオイル出口4bを接続する第4供給油路9dとがある。これら第1〜第4供給油路9a、9b、9c、9dは、それぞれ独立して形成されると共に、シリンダブロック13に形成される。なお、第1〜第4供給油路9a、9b、9c、9dは、配管で構成されてもよい。
駆動部12は、カムシャフト11からの動力を偏心弁体10に伝達する動力伝達機構にて構成される。具体的には、駆動部12は、カムシャフト11と平行に配置された入力シャフト16と、オイル分配チャンバー6と同軸に配置され偏心弁体10に一体に設けられる出力シャフト17と、カムシャフト11に設けられる第1伝動ギア18と、入力シャフト16に設けられ第1伝動ギア18と噛合される第2伝動ギア19と、入力シャフト16に設けられる第1スプロケット20と、出力シャフト17に設けられる第2スプロケット21と、第1スプロケット20及び第2スプロケット21に巻回される伝動チェーン22とを備える。
入力シャフト16は、シリンダーヘッド23にベアリング24を介して回転自在に支持される。
出力シャフト17は、シリンダブロック13にベアリング24を介して回転自在に支持される。出力シャフト17には、後述する偏心弁体10が偏心して設けられる。
第1伝動ギア18及び第2伝動ギア19の減速比は1に設定される。また、第1スプロケット20及び第2スプロケット21は同径に形成される。これにより、出力シャフト17及び偏心弁体10は、カムシャフト11に対して同じ回転数で同期回転される。なお、駆動部12の構成は、これに限るものではない。駆動部12は、カムシャフト11の回転を偏心弁体10に減速比1で伝えるものであればよい。
また、駆動部12は、第1気筒でスラップ音が発生する瞬間に、偏心弁体10を第1吐出ポート8aから最も離間させるようにカムシャフト11に同期される。これにより、各気筒でスラップ音が発生する瞬間にその気筒のオイル出口にオイルが供給され、他の気筒のオイル出口へのオイル供給が停止又は抑制される。
偏心弁体10は、オイル分配チャンバー6より小径の円盤状に形成される。また、偏心弁体10は、外周面10aの一部が常にオイル分配チャンバー6の内周面6aに当接するように配置される。これにより、偏心弁体10に近接される吐出ポートを塞ぎ、偏心弁体10から離間される吐出ポートを開く。
偏心弁体10は、オイル分配チャンバー6の内周面6aに沿って回転することで吐出ポート8a、8b、8c、8dを順次開閉させる。また、偏心弁体10は、オイル分配チャンバー6より軸方向の寸法を小さく形成される。そして、偏心弁体10は、オイル分配チャンバー6の他方の端面6c側に偏って配置される。これにより、オイル分配チャンバー6の一方の端面6b側(供給ポート7側)に油圧供給用の空間Sが形成される。
次に本実施の形態の作用について述べる。
圧縮行程にある気筒では筒内ガスを圧縮させ、筒内温度を着火温度以上に上昇させる。この後、筒内ガスは、筒内に燃料を噴射されることで燃焼して膨張し、膨張行程に移る。膨張行程では、膨張する筒内ガスがピストンを押し下げ、クランクシャフトを回転させる。
一方、クランクシャフト15の動力は図示しない動力伝達機構を介してカムシャフト11に減速比2で伝達される。カムシャフト11の動力は、第1伝動ギア18及び第2伝動ギア19を介して入力シャフト16に伝達されると共に、入力シャフト16から第1スプロケット20、伝動チェーン22及び第2スプロケット21を介して出力シャフト17に伝達される。これにより偏心弁体10がオイル分配チャンバー6内で内周面6aに沿って回転される。
一般的に、圧縮上死点からクランク角度10〜30度付近でピストンスラップが生じる。つまり、ピストンがスラスト側のライナーに衝突し大きな加振力が発生しシリンダブロック等から音が放射される。
図7は、第1気筒のピストン3に発生する加振力を示すものである。横軸はクランク角度を示す。クランク角度0°は第1気筒の吸気上死点を示す。縦軸は加振力を示す。図示するように、クランク角度が360°を超えた直後にピストン3にスラスト側への大きな加振力が発生する。
またこのとき、偏心弁体10は、カムシャフト11と同期して回転されており、第1吐出ポート8aから最も離間された姿勢となる。
ここで、偏心弁体10の直径は、偏心弁体10が吐出ポート8a、8b、8c、8dの1つ、例えば吐出ポート8aから最も離間されたとき、その吐出ポート8aの入口直前の流路の流路面積と、吐出ポート内の流路面積とを等しくするように設定される。このため、第1吐出ポート8aは全開となり、第3吐出ポート8cは全閉となり、第2吐出ポート8b及び第4吐出ポート8dは略閉となる。オイル分配チャンバー6内の油圧は、第1供給油路9aを介して第1気筒のオイル出口4aに集中的に供給される。これにより、ピストンスカート3aがシリンダ壁2に衝突する瞬間にオイルがオイル出口4aから噴出される。また、オイル出口4aから噴出されたオイルは、シリンダ壁2に衝突する位置のピストンスカート3aにピンポイントに当たる。ピストンスカート3aに当たったオイルはピストンスカート3aを反スラスト側に押しつつピストンスカート3aとシリンダ壁2との間に注入される。このため、ピストンスカート3aがシリンダ壁2に衝突する力を衝突の直前で弱めることができ、スラップ音を低減(小さく)できる。
この後、クランクシャフト15が180°回転されて第3気筒のピストンスカート3aがシリンダ壁2に衝突する瞬間には、偏心弁体10は90°回転されて第2吐出ポート8bを全開とする。これにより、第3気筒のピストンスカート3aがシリンダ壁2に衝突する瞬間に第3気筒のオイル出口4cからピストンスカート3aに向けてオイルが噴出され、スラップ音が低減される。
以後、第4気筒及び第2気筒でも同様にピストンスカート3aがシリンダ壁2に衝突する瞬間にその気筒のオイル出口からピストンスカート3aに向けてオイルが噴出され、スラップ音が低減される。
図5は本実施の形態に係るピストンスラップ低減装置1を備えたエンジンEにおけるシリンダブロック13外壁のピストンスラップ振動を示す。図6は従来のエンジン(ピストンスラップ低減装置1を備えない)におけるシリンダブロック13外壁のピストンスラップ振動を示す。横軸はクランク角度を示す。縦軸は振幅を示す。図5及び図6に示すように、本実施の形態に係るピストンスラップ低減装置1を備えるエンジンEは、ピストンスラップ低減装置1を備えない従来のエンジンよりもピストンスラップ振動が低減されることが解る。
このように、ピストンスラップ低減装置1が、スラップ音を発する位置のシリンダ壁2に形成されシリンダ壁2とピストン3との間にオイルを吐出するためのオイル出口4a、4b、4c、4dと、スラップ音が発せられるときにオイル出口4a、4b、4c、4dにオイルを供給するオイル供給装置5とを備えるものとした。このため、シリンダ壁2に衝突する位置のピストン3にその衝突の瞬間にオイルを吐出することができ、スラップ音を効率よく低減できる。
また、オイル供給装置5は、断面円形に形成されるオイル分配チャンバー6と、オイル分配チャンバー6に油圧を供給する供給ポート7と、オイル分配チャンバー6の内周面6aに周方向に等間隔に形成されると共にオイル出口4a、4b、4c、4dと同数形成される吐出ポート8a、8b、8c、8dと、吐出ポート8a、8b、8c、8dとオイル出口4a、4b、4c、4dとを接続する供給油路9a、9d、9b、9cと、オイル分配チャンバー6の内周面6aに沿って回転する偏心弁体10と、偏心弁体10をエンジンEのカムシャフト11と同じ回転数で回転させる駆動部12とを備えるものとした。このため、簡易な構造で確実にオイル出口4a、4b、4c、4dにオイルを供給できる。
駆動部12は、カムシャフト11の回転を偏心弁体10に減速比1で伝える動力伝達機構で構成されるものとした。このため、偏心弁体10の回転をカムシャフト11に正確に同期させることができ、オイル出口4a、4b、4c、4dにオイルを正確なタイミングで供給できる。
オイル分配チャンバー6は、シリンダブロック13内に形成されるため、エンジンE内のスペースを効率よく利用できると共に、部品点数の増加を抑えることができる。
オイル分配チャンバー6は、油路14aを介してメインオイルギャラリー14bに接続される。このため、オイル分配チャンバー6にオイルを安定して供給できる。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)駆動部12はカムシャフト11からの動力で駆動されるものとしたがこれに限るものではない。例えば駆動部12はクランクシャフト15からの動力で駆動されるものとしてもよい。この場合、クランクシャフト15からの動力は、偏心弁体10に減速比2で伝達されるとよい。
(2)エンジンEは直列4気筒に限るものではない。エンジンEのシリンダ配置形式、気筒数は任意である。この場合、オイル出口はそれぞれの気筒に形成されるとよい。また、吐出ポートは、オイル出口の数だけオイル分配チャンバー6の内周面6aに周方向に等間隔に形成されるとよい。
前述の各実施形態の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
(3)偏心弁体10の直径は、上述したものに限るものではない。偏心弁体10の直径は、偏心弁体10が吐出ポートから最も離間されたとき、その吐出ポートの入口直前の流路の流路面積を、吐出ポート内の流路面積より大きくさせるように設定されてもよい。この場合、偏心弁体の直径は、他の吐出ポートの入口直前の流路の流路面積を、吐出ポート内の流路面積より小さくさせるように設定されるとよい。
1 ピストンスラップ低減装置
2 シリンダ壁
3 ピストン
4a オイル出口
4b オイル出口
4c オイル出口
4d オイル出口
5 オイル供給装置
E エンジン

Claims (6)

  1. レシプロエンジンのスラップ音を発する位置のシリンダ壁に形成され前記シリンダ壁とピストンとの間にオイルを吐出するためのオイル出口と、
    前記スラップ音が発せられるときに前記オイル出口にオイルを供給するオイル供給装置と、
    を備えたことを特徴とするピストンスラップ低減装置。
  2. 前記レシプロエンジンが複数の気筒を備え、
    前記オイル出口がそれぞれの気筒毎に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のピストンスラップ低減装置。
  3. 前記オイル供給装置が、
    断面円形に形成されるオイル分配チャンバーと、
    前記オイル分配チャンバーに油圧を供給する供給ポートと、
    前記オイル分配チャンバーの内周面に周方向に等間隔に形成されると共に前記オイル出口と同数形成される吐出ポートと、
    前記吐出ポートと前記オイル出口とを接続する供給油路と、
    前記オイル分配チャンバーの内周面に沿って回転する偏心弁体と、
    前記偏心弁体を前記レシプロエンジンのカムシャフトと同じ回転数で回転させる駆動部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載のピストンスラップ低減装置。
  4. 前記駆動部は、前記カムシャフトの回転を前記偏心弁体に減速比1で伝える動力伝達機構で構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載のピストンスラップ低減装置。
  5. 前記オイル分配チャンバーは、前記レシプロエンジンのシリンダブロック内に形成された
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のピストンスラップ低減装置。
  6. 前記オイル分配チャンバーは、油路を介してメインオイルギャラリーに接続された
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のピストンスラップ低減装置。
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