JP2019104433A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバの加減速意思に対応して、主モータによる回生制御を適切に行うことができる車両制御装置を提供する。【解決手段】内燃機関12と、内燃機関12の駆動力のアシスト、および、電力の回生が可能な主モータ13と、主モータ13と車軸25との間に設けられ、主モータ13と車軸25との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える主クラッチ14と、ドライバの加減速操作による加減速操作量を検出する操作量検出部15と、車両10が主モータ13による回生が可能な上限速度である回生可能速度X以下に減速した際に、操作量検出部15で検出した加減速操作量に基づいてドライバの加減速意思を判断し、その加減速意思に対応して主クラッチ14に動作制御指示を発する制御部16と、を備えた車両制御装置を構成する。【選択図】図1

Description

この発明は、ハイブリッド車の車両制御装置に関する。
ハイブリッド車は、エンジンなどの内燃機関にモータが併設されており、内燃機関の駆動をモータでアシストする一方で、減速時にこのモータで電力を回生可能に構成されている。このモータと車軸との間には、クラッチが設けられていることが多く、このクラッチの操作によって、モータと車軸との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替えることができるようになっている。
例えば、特許文献1に示すハイブリッド車の駆動装置は、エンジンと駆動輪との間に設けられ、このエンジンと駆動輪とを接続する締結状態と、エンジンと駆動輪を切り離す解放状態とを切り替えるクラッチ機構と、乗員のアクセル操作およびブレーキ操作に基づいて、クラッチ機構を制御する車両制御部とを有している。そして、アクセル操作およびブレーキ操作が解除されかつ車速が所定値を上回る場合には、クラッチ機構を締結状態に維持する一方、クラッチ機構が締結状態となる走行時において、アクセル操作およびブレーキ操作が解除されかつ車速が前記所定値以下である場合、および、アクセル操作が解除されてブレーキ操作が実施された場合には、クラッチ機構を開放状態に切り替える制御が行なわれる。
この制御によると、ブレーキ操作が解除される場合、つまり、乗員の制動意思が弱い場合には、クラッチ機構を締結状態に維持することにより、減速走行から加速走行に移行する際の応答性向上が可能となる一方で、ブレーキ操作が実施される場合、つまり、乗員の制動意思が強い場合には、クラッチ機構を解放状態に切り替えることにより、減速走行時の回生量を増加させることが可能となる(特許文献1の段落0006〜0007参照)。
特許第6110621号公報
特許文献1に係る構成においては、減速時に電力の回生を行う第1モータジェネレータ側のクラッチ機構の締結状態を維持しつつ、乗員の制動意思に対応してエンジン側のクラッチ機構の締結状態と解放状態の切り替えを行っている。
ところが、マイルドハイブリッド車のように、内燃機関のアシストとして用いられるモータの出力が比較的小さい車両においては、機構の軽量化のために、モータと車軸との間に変速機構を設けずにモータと車軸を直結するか、或いは変速機構を設けても複数の変速比を設定しないことが多い。この場合、車軸とモータ軸は等速、または常に一定の速度比で回転せざるを得ず、車速がモータの許容回転数(例えば、15000rpm)を超える高速度域(例えば、100km/時以上)でモータが過回転状態となる問題がある。
このモータの過回転を防止するために、モータと車軸の間にクラッチを設け、図4に示すように、モータの許容回転数を超える高車速域のときは(図4中の丸数字1の領域)、クラッチを開放状態とする一方で、モータの許容回転数に対応する車速を下回ったときに(図4中の丸数字2の領域)、クラッチを結合状態とする制御を行なうようにすることもできる。このとき、クラッチの結合に伴う結合ショックを軽減するため、車軸の回転数とモータ軸の回転数がほぼ整合するようにモータが予備的に駆動され、図4中の符号Aのタイミングでクラッチが結合される。
車両走行時においては、図4に示したように、車速が単調に減少する場合だけでなく、ドライバの加減速操作によって、図5に示すように、モータの許容回転数に対応する車速を跨ぐように速度変動する場合がある。この場合、図5中の符号Aのタイミングで一旦クラッチが結合された後に、図5中の符号Bのタイミングで再度クラッチが開放される。この符号Aと符号Bで示すタイミングの間隔が短い場合、クラッチの結合および開放のための頻繁な制御、および、車軸の回転数とモータ軸の回転数の整合のための制御が無駄になるとともに、モータの連れ周りに伴う消費電力の増大が問題になる。
そこで、この発明は、ドライバの加減速意思に対応して、モータによる回生制御を適切に行うことを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明においては、内燃機関と、前記内燃機関の駆動力のアシスト、および、電力の回生が可能な主モータと、前記主モータと車軸との間に設けられ、前記主モータと前記車軸との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える主クラッチと、ドライバの加減速操作による加減速操作量を検出する操作量検出部と、車両が前記主モータによる回生が可能な上限速度である回生可能速度以下に減速した際に、前記操作量検出部で検出した加減速操作量に基づいてドライバの加減速意思を判断し、その加減速意思に対応して前記主クラッチに動作制御指示を発する制御部と、を備えた車両制御装置を構成した。
前記構成においては、前記操作量検出部が、ブレーキペダルストローク量を検出するブレーキ検出部を有し、このブレーキ検出部で検出したブレーキペダルストローク量が、所定のストローク量以上のときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していると判断して、前記主クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記主モータによる回生を行い得るようにすることができる。
ブレーキペダルストローク量を検出する構成においては、このブレーキペダルストローク量が、所定の戻し速度以上で減少したときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、前記主クラッチを開放状態とする制御指示を発するようにすることができる。
ブレーキペダルストローク量を検出する構成においては、前記回生可能速度よりも小さい回生保留速度が設定されており、前記制御部は、前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さい場合には、車両の速度と前記回生保留速度との大小関係に基づいて前記主クラッチに動作制御指示を発するようにすることができる。
この構成においては、前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さく、かつ、車両の速度が前記回生保留速度以下となったときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していると判断して、前記主クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記主モータによる回生を行い得るようにする一方で、前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さく、かつ、車両の速度が前記回生保留速度よりも大きく前記回生可能速度以下のときに、前記制御部によるドライバの減速意思の有無の判断を行なわずに保留状態とすることができる。
前記各構成においては、前記操作量検出部が、アクセル開度を検出するアクセル検出部を有し、このアクセル検出部でドライバによるアクセル操作が検出されたときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、前記主クラッチを開放状態とする制御指示を発するようにすることができる。
前記各構成においては、前記内燃機関の始動、および、電力の回生が可能な副モータと、前記副モータと車軸との間に設けられ、前記副モータと前記車軸との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える副クラッチと、をさらに備え、車両の速度が前記回生可能速度よりも大きく、かつ、車両が減速しているときに、前記制御部が、前記副クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記副モータによる回生を行い得るようにする一方で、車両の速度が前記回生可能速度よりも小さく、かつ、ドライバが減速意思を有していると判断したときに、前記制御部が、前記副クラッチを開放状態とする制御信号を発して前記副モータによる回生を終了し得るようにすることができる。
この発明では、主モータと車軸との間の駆動力の伝達状態を切り替える主クラッチの動作制御を、操作量検出部で検出したドライバの加減速操作量に基づく加減速意思に対応して行うようにした。このため、主クラッチの結合または開放制御をスムーズに行うことができ、主モータによる回生の制御を無駄なく適切に行うことができる。
この発明に係る車両制御装置が搭載された車両の一例(4輪駆動車)を示す模式図 図1に示す車両の他例(2輪駆動車)を示す模式図 この発明に係る車両制御装置における制御の制御フローを示すフローチャート 車両の加減速パターンの第一例 車両の加減速パターンの第二例
この発明に係る車両制御装置が搭載された車両10の一例を図1に示す。この車両10は、前輪11aを内燃機関12(以下においては、内燃機関12のことをエンジンと称し、内燃機関12と同じ符号を付する。)による駆動力で駆動し、後輪11bを主モータ13のアシスト力で駆動可能な、4輪駆動のマイルドハイブリッド車である。この車両10に搭載された車両制御装置は、エンジン12、主モータ13、主クラッチ14、操作量検出部15、および、制御部16を主要な構成要素としている。
エンジン12は、車輪(この実施形態では前輪11a)に駆動力を与える主駆動源である。
エンジン12の駆動力は、トルクコンバータ17、連続可変トランスミッション18、副クラッチ19、および、前輪側ディファレンシャル20を介して、前輪11aを駆動する前輪側車軸21に伝達される。トルクコンバータ17は、エンジン12の駆動力を連続可変トランスミッション18に伝達する機能を有する。副クラッチ19は、副モータ22と前輪側車軸21との間、さらに具体的には、連続可変トランスミッション18と前輪側ディファレンシャル20との間に設けられ、エンジン12と前輪側車軸21との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える機能を有している。前輪側ディファレンシャル20は、左右前輪11a、11aの回転抵抗に対応して、エンジン12からの駆動力を左右前輪11a、11aに振り分ける機能を有している。
エンジン12には、副モータ22が併設されている。この副モータ22は、ベルト23によってエンジン12のクランクシャフト24に直結されており(図1参照)、主にエンジン12の始動に利用される一方で、副クラッチ19を結合状態とすることで、制動時に電力を回生することもできる。副モータ22は、エンジン12の作動中は、クランクシャフト24によって連れ回される。
主モータ13は、後輪11bを駆動する後輪側車軸25に併設されている。この主モータ13で、力行時にエンジン12の駆動力をアシストする一方で、制動時に電力の回生を行うことができる。力行時における主モータ13の駆動アシスト力は、主クラッチ14および後輪側ディファレンシャル26を介して、後輪11bを駆動する後輪側車軸25に伝達される。主クラッチ14は、主モータ13と後輪側車軸25との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える機能を有している。
主クラッチ14を結合状態とすると、力行時に主モータ13から後輪11bに駆動アシスト力が伝達される一方で、制動時に後輪11bの回転力が主モータ13に伝達されて、この主モータ13によって電力が回生される。主クラッチ14を開放状態とすると、主モータ13と後輪11bが切り離された状態となり、制動時において主モータ13によって電力は回生されない。
この実施形態に係るマイルドハイブリッド車のように、エンジン12のアシストとして用いられる主モータ13の出力が比較的小さい構成においては、駆動系の軽量化のために、主モータ13と後輪側車軸25との間に変速機構を設けずに、主モータ13と後輪側車軸25を直結することが多い。この場合、後輪側車軸25とモータ軸は常に等速で回転することになり、車速が主モータ13の許容回転数(例えば、15000rpm)を超える高速度域(例えば、100km/時以上)で主モータ13が過回転状態となる問題がある。
このため、主モータ13の許容回転数に対応し、この主モータ13による回生が可能な上限速度(以下、この車速を回生可能速度Xという。)(例えば、100km/時)以上のときは、主クラッチ14を開放状態として主モータ13の過回転を防止するように制御される。このとき、副クラッチ19を結合状態として、副モータ22によって電力を回生することができる。
その一方で、車速が回生可能速度Xを下回ったときに、主クラッチ14を結合状態とする制御が行なわれる。このとき、副クラッチ19を開放状態として、主モータ13のみで電力を回生するのが好ましい。既述の通り、副モータ22はエンジン12のクランクシャフト24に直結されており、副モータ22による回生の際に、不可避的にエンジン12の内部抵抗による損失(エンジンブレーキなど)が生じ、回生効率が低下するためである。副クラッチ19を開放状態とするタイミングは、ドライバの減速意思の有無に基づいて、制御部16によって適宜判断される。
操作量検出部15は、ドライバのブレーキペダル27の操作によるブレーキペダルストローク量と、ストローク量の時間変化量を検出するブレーキ検出部15aと、アクセルペダル28の操作によるアクセル開度を検出するアクセル検出部15bとを有する。
制御部16は、車両10が回生可能速度X以下に減速した際に、操作量検出部15(ブレーキ検出部15a、アクセル検出部15b)によって検出したドライバの加減速操作量(アクセル開度、ブレーキペダルストローク量)に基づいてドライバの加減速意思を判断し、その加減速意思に対応して主クラッチ14および副クラッチ19に動作制御信号を発する機能を有する。
具体的には、ブレーキ検出部15aで検出したブレーキペダルストローク量が所定のストローク量Y(例えば、20mm)以上のときに、制御部16が、ドライバは減速意思を有していると判断して、主クラッチ14を結合状態とする制御信号を発して、主モータ13による回生を行う。また、ブレーキペダル27が所定のストローク量Y以上踏み込まれた場合であっても、ブレーキペダルストローク量が、所定の時間変化量(ブレーキペダル27の戻し速度であって、ブレーキペダルストローク量の時間微分値)Y’(例えば、−2mm/秒)以上で減少したとき、すなわち、ドライバがブレーキペダル27の踏み込みを緩めたときは、制御部16が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、主クラッチ14を開放状態とする制御指示を発するようにすることもできる。ここでいう所定の時間変化量Y’は、負の値をとるパラメータである。
ブレーキ検出部15aで検出したブレーキペダルストローク量が所定のストローク量Yよりも小さいときは、ドライバの減速意思の有無を確定できないことがある。このときは、車速が回生可能速度Xを下回っている場合であっても、直ちに制御部16によるドライバの減速意思の判断を行なわずに保留状態(主クラッチ14を開放したままの状態)とすることもできる。ドライバが再加速意思を有しているときは、一旦結合状態とした主クラッチ14を短時間のうちに開放状態に戻す必要が生じる場合があり、主クラッチ14の結合および開放のための頻繁な制御、および、後輪側車軸25の回転数とモータ軸の回転数の整合のための制御が無駄になるとともに、主モータ13の連れ周りに伴う消費電力の増大が問題になるためである。
この保留状態は、ブレーキペダルストローク量が、所定のストローク量Yよりも小さく、かつ、車両10の速度が回生可能速度X(例えば、100km/時)よりも小さい回生保留速度X’(例えば、90km/時)以下となったときに、解除するように制御することができる。車両10の速度が回生保留速度X’まで低下していれば、ドライバが減速意思を有している可能性が高いと判断することができるためである。
また、アクセル検出部15bでドライバによるアクセル操作が検出されたときに(アクセル開度>0のとき)、制御部16が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、主クラッチ14を開放状態とする制御指示を発するようにすることもできる。
なお、図1においては、後輪11b側に主モータ13を設けた4輪駆動車について示したが、図2に示すように、前輪11a側に主モータ13を設けた2輪駆動車としてもよい。
この車両制御装置における制御フローの一例を、図1中の符号を参照しつつ、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
車両10が高車速域(例えば、100km/時以上)を走行しているときは、副モータ22を駆動しつつ、エンジン12の駆動力を前輪11aに与える(図3のステップS10)。この高車速域での走行中に、アクセルペダル28をオフ状態として減速を開始する。車両10が、回生可能速度Xよりも高速で走行している間は、主モータ13で電力の回生を行うことはできない。このため、その間は主クラッチ14を開放状態、および、副クラッチ19を結合状態として、副モータ22のみで電力の回生を行う(図3のステップS11)。
次に、ブレーキ検出部15aでブレーキペダルストローク量を検出し、このブレーキペダルストローク量と、所定のストローク量Yとの大小が比較される(図3のステップS12)。この所定のストローク量Yは、ドライバが減速意思を有していると判断するのに適した値を適宜決定することができ、例えば、所定のストローク量Y=20mmとすることができる。
ブレーキペダルストローク量が、所定のストローク量Y以上のときは(ステップS12のYES側)、この時点において、ドライバが減速意思を有していると判断できるが、交通状況などによっては、ドライバの意思によって再加速する場合もあり得る。そこで、ブレーキ検出部15aでストローク量の時間変化量(ブレーキペダルストローク量の時間微分値)を検出し、このストローク量の時間変化量と、所定の時間変化量Y’の大小が比較される(図3のステップS13)。
ストローク量の時間変化量が、所定の時間変化量Y’よりも小さいとき(ステップS13のNO側)、すなわち、ブレーキペダル27を一旦踏み込んだ後の戻し量が大きく、ドライバの減速意思が無くなったと判断できるときは、ブレーキペダルストローク量と、所定のストローク量Yとの大小が改めて比較される(図3のステップS12)。
その一方で、ストローク量の時間変化量が、所定の時間変化量Y’以上のとき(ステップS13のYES側)、すなわち、ブレーキペダル27の戻し量が小さく、ドライバの減速意思が継続していると判断できるときは、車速と回生可能速度Xとの大小が比較される(図3のステップS14)。
車速が回生可能速度X以上のときは(ステップS14のNO側)、主モータ13による電力の回生を行うことができないため、引き続いて、ストローク量の時間変化量と、所定の時間変化量Y’の大小関係の比較を行い(図3のステップS13)、ドライバの減速意思が継続しているかどうか判断する。
その一方で、車速が回生可能速度Xよりも小さいときは(ステップS14のYES側)、主クラッチ14を結合状態として、主モータ13による電力の回生を開始する(図3のステップS15)。さらに、副クラッチ19を開放状態として、副モータ22による電力の回生を終了し(図3のステップS16)、一連の制御フローを抜ける(図3のステップS17)。
ブレーキペダルストローク量が、所定のストローク量Yよりも小さいときは(ステップS12のNO側)、ドライバの減速意思を明確に判断することができない。このため、この時点においてその判断をすることなく保留状態とする。具体的には、通常は車速が回生可能速度Xよりも小さくなったときに主モータ13による電力の回生を開始するところ(図3のステップS14、S15)、車速が回生可能速度Xよりも小さい回生保留速度X’に低下するまで、その判断を保留する。
車速と回生保留速度X’の大小を比較し(図3のステップS18)、車速が回生保留速度X’以上のときは(ステップS18のNO側)、ブレーキペダルストローク量と、所定のストローク量Yとの大小が改めて比較される(図3のステップS12)。その一方で、車速が回生保留速度X’よりも小さいときは(ステップS18のYES側)、アクセル検出部15bでアクセル開度を検出し、ドライバによるアクセル操作が行なわれているかどうか判定される(図3のステップS19)。
アクセル操作が行なわれているときは(ステップS19のYES側)、ドライバは減速意思を有していないと判断することができる。そこで、副モータ22による電力の回生を終了して(図3のステップS20)、一連の制御フローを抜ける(図3のステップS17)。その一方で、アクセル操作が行なわれていないときは(ステップS19のNO側)、ドライバは減速意思を有していると判断することができる。そこで、主クラッチ14を結合状態として、主モータ13による電力の回生を開始する(図3のステップS21)。このとき、再加速に備えて副クラッチ19の結合状態は維持されている。
ここで再び、ブレーキペダルストローク量と、所定のストローク量Yとの大小が比較される(図3のステップS22)。ブレーキペダルストローク量が所定のストローク量Y以上のときは(ステップS22のYES側)、ドライバは明確な減速意思を有しており、その後に再加速する可能性は低いと判断できる。このため、再加速に備えて結合状態を維持していた副クラッチ19を開放状態とし、副モータ22による電力の回生を終了した上で(図3のステップS23)、一連の制御フローを抜ける(図3のステップS17)。
その一方で、ブレーキペダルストローク量が所定のストローク量Yよりも小さいときは(ステップS22のNO側)、ドライバが減速意思を有しているかどうか、明確に判断することができない。このため、再加速に備えて副クラッチ19の結合状態を維持しつつ、アクセル検出部15bでアクセル開度を検出して、ドライバによるアクセル操作が行なわれているかどうかの判定、および、車両10がコースティングモード(慣性走行モード)であるかどうかの判定が行なわれる(図3のステップS24)。
アクセル操作が行なわれている、または、車両10がコースティングモードであると判定されたときは(ステップS24のYES側)、ドライバは減速意思を有していないと判断することができる。このため、主クラッチ14および副クラッチ19をともに開放状態として、主モータ13および副モータ22による電力の回生を終了した上で(図3のステップS25)、一連の制御フローを抜ける(図3のステップS17)。
なお、この制御フローでは、ステップS12とステップS22でブレーキペダルストローク量と、所定のストローク量Yとの大小比較を行うが、両ステップS12、S22におけるストローク量Yは必ずしも同じでなくてもよい。例えば、ステップS12における所定のストローク量をY1、ステップS22における所定のストローク量をY2としたときに、Y1<Y2とした方がドライバの減速意思を判断する上で好ましい場合もある。
また、この制御フローでは、ステップS16およびステップS23において、主モータ13での電力の回生に伴って、副クラッチ19を開放状態として副モータ22での電力の回生を終了するよう制御しているが、副クラッチ19の結合状態を維持して、主モータ13と副モータ22の両方で電力の回生を行うように制御することもできる。
上記において説明した車両制御装置の構成、および、制御フローのフローチャートは、この発明を説明するための単なる例示に過ぎず、ドライバの加減速意思に対応して、主モータ13による回生制御を適切に行う、というこの発明の課題を解決し得る限りにおいて、上記の構成要素、制御フローなどに適宜変更を加えることができる。なお、上記説明中で挙げた数値は、理解を助けるための例示に過ぎず、適宜変更することができる。
10 車両
11a 前輪
11b 後輪
12 内燃機関(エンジン)
13 主モータ
14 主クラッチ
15 操作量検出部
15a ブレーキ検出部
15b アクセル検出部
16 制御部
17 トルクコンバータ
18 連続可変トランスミッション
19 副クラッチ
20 前輪側ディファレンシャル
21 前輪側車軸
22 副モータ
23 ベルト
24 クランクシャフト
25 後輪側車軸(車軸)
26 後輪側ディファレンシャル
27 ブレーキペダル
28 アクセルペダル

Claims (7)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の駆動力のアシスト、および、電力の回生が可能な主モータと、
    前記主モータと車軸との間に設けられ、前記主モータと前記車軸との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える主クラッチと、
    ドライバの加減速操作による加減速操作量を検出する操作量検出部と、
    車両が前記主モータによる回生が可能な上限速度である回生可能速度以下に減速した際に、前記操作量検出部で検出した加減速操作量に基づいてドライバの加減速意思を判断し、その加減速意思に対応して前記主クラッチに動作制御指示を発する制御部と、
    を備えた車両制御装置。
  2. 前記操作量検出部が、ブレーキペダルストローク量を検出するブレーキ検出部を有し、このブレーキ検出部で検出したブレーキペダルストローク量が、所定のストローク量以上のときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していると判断して、前記主クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記主モータによる回生を行い得るようにした
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記ブレーキペダルストローク量が、所定の戻し速度以上で減少したときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、前記主クラッチを開放状態とする制御指示を発するようにした
    請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記回生可能速度よりも小さい回生保留速度が設定されており、
    前記制御部は、前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さい場合には、車両の速度と前記回生保留速度との大小関係に基づいて前記主クラッチに動作制御指示を発する
    請求項2または3に記載の車両制御装置。
  5. 前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さく、かつ、車両の速度が前記回生保留速度以下となったときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していると判断して、前記主クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記主モータによる回生を行い得るようにする一方で、
    前記ブレーキペダルストローク量が、前記所定のストローク量よりも小さく、かつ、車両の速度が前記回生保留速度よりも大きく前記回生可能速度以下のときに、前記制御部によるドライバの減速意思の有無の判断を行なわずに保留状態とする
    請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記操作量検出部が、アクセル開度を検出するアクセル検出部を有し、このアクセル検出部でドライバによるアクセル操作が検出されたときに、前記制御部が、ドライバは減速意思を有していないと判断して、前記主クラッチを開放状態とする制御指示を発するようにした
    請求項1から5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  7. 前記内燃機関の始動、および、電力の回生が可能な副モータと、
    前記副モータと車軸との間に設けられ、前記副モータと前記車軸との間の駆動力を伝達可能な結合状態、または、伝達不可能な開放状態のいずれかの状態に切り替える副クラッチと、
    をさらに備え、
    車両の速度が前記回生可能速度よりも大きく、かつ、車両が減速しているときに、前記制御部が、前記副クラッチを結合状態とする制御指示を発して前記副モータによる回生を行い得るようにする一方で、車両の速度が前記回生可能速度よりも小さく、かつ、ドライバが減速意思を有していると判断したときに、前記制御部が、前記副クラッチを開放状態とする制御信号を発して前記副モータによる回生を終了し得るようにした
    請求項1から6のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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