JP2019104077A - リング部材切出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リング部材を良好に切り出すことができるリング部材切出し装置を提供する。【解決手段】リング部材切出し装置は、棒形部13、押出し部12、及び受け部11を備えている。棒形部13は弾性変形して内径が拡径するリング部材Bが複数重ねて挿通され、下端部に、下端に向けて拡径し下端がリング部材Bの内径より大きい第1傾斜部13Bを有している。押出し部12はリング部材Bを上方から下端に向けて押す。受け部11は棒形部13の下端に対向して設けられ、切り出したリング部材Bが載置される載置面を有している。また、第1傾斜部13Bの下端と受け部11の載置面との間の隙間寸法が、上下方向に変更自在であり、リング部材Bを載置面に載置する際の隙間寸法がリング部材Bの厚み寸法の1枚分以上で2枚分未満である。【選択図】図1

Description

本発明はリング部材切出し装置に関するものである。
特許文献1は従来のリング部材切出し装置を開示している。このリング部材切出し装置は縦方向に積層された複数のリングを保持するマガジン、及び複数の案内バーと、作業者の手によって押し下げられるレバーと、このレバーに連結されこのレバーの上下運動を水平往復運動に変換するリンクプレート、及び案内溝に係合する案内ピンと、この案内ピンに連結されて水平移動することにより切り出し面に沿ってリングを押圧するプッシャとを備えている。このリング部材切出し装置はシリンダ等の駆動源を用いることなく、手動によってリング部材を切り出すことができるため、装置の構造を簡単にすることができる。
特開2006−326770号公報
このリング部材切出し装置は、リング部材の切り出し面に沿って押圧してリング部材を切り出している。このため、このリング部材切出し装置を用いて一部に切断された切断部を有するリング部材を切り出す場合、リング部材が切り出し面に沿って押圧されると、積層されて隣り合うリング部材の切断部が互いに引っ掛かり、リング部材を良好に切り出せないおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、リング部材を良好に切り出すことができるリング部材取出し装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のリング部材切出し装置は、棒形部、押出し部、及び受け部を備えている。棒形部は弾性変形して内径が拡径するリング部材が複数重ねて挿通され、一端部に、一端に向けて拡径し一端がリング部材の内径より大きい傾斜部を有している。押出し部はリング部材を他方から一端に向けて押す。受け部は棒形部の一端に対向して設けられ、切り出したリング部材が載置される載置面を有している。また、傾斜部の一端と受け部の載置面との間の隙間寸法が、棒形部の軸方向に変更自在であり、リング部材を載置面に載置する際の隙間寸法がリング部材の厚み寸法の1枚分以上で2枚分未満であることを特徴とする。
このリング部材切出し装置は、棒形部に挿通されたリング部材を載置面に載置する際に、棒形部の傾斜部の一端と、載置面との間の隙間寸法がリング部材の厚み寸法の1枚分以上で2枚分未満となる。このため、このリング部材切出し装置は、リング部材を載置面に載置する際には、2枚目以降のリング部材を載置する隙間が存在しない。このため、このリング部材切出し装置は2枚目以降のリング部材が傾斜部に保持される。これにより、このリング部材切出し装置はリング部材を1枚ずつ切り出すことができる。また、このリング部材切出し装置の傾斜部の一端はリング部材の内径より大きい。このため、このリング部材切出し装置は傾斜部によってリング部材の棒形部からの脱落を防止することができる。
したがって、本発明のリング部材切出し装置はリング部材を良好に切り出すことができる。
本発明の受け部の載置面は、受け部の中心軸方向に窪み、内径がリング部材の外径より大きい凹部内に形成され、受け部は、棒形部の軸方向に移動自在であり得る。この場合、このリング部材切出し装置は凹部内の載置面に切り出したリング部材を載置することにより、切り出したリング部材の位置を凹部内に留めることができ、リング部材の位置が著しくずれることを抑えることができる。
また、受け部が上下軸方向に移動自在であるため、このリング部材切出し装置は、棒形部を移動させる場合に比べて、駆動機構を低い位置に配置でき、導線等の装置構造を簡単にすることができる。
本発明の受け部は、中心軸方向に移動自在であり得る。この場合、受け部の載置面に載置されたリング部材を棒形部の一端に対向する位置から棒形部の軸方向に直交する方向に移動させることができる。これにより、このリング部材切出し装置は、切り出したリング部材を受け部からより容易に取り出すことができる。
本発明のリング部材切出し装置は、棒形部と並列して延び、延び方向に移動自在であり、一端がリング部材の内径より小さく、他端に向けて拡径し、他端側がリング部材の内径より大きい取出し部を備え、受け部は、載置面の中心部に、中心軸方向に貫通した貫通孔を設け、受け部を中心軸に直交する方向に移動させることにより、取出し部が貫通孔に挿抜可能な位置に受け部を配置し、取出し部を貫通孔に挿抜することでリング部材を取り出し得る。この場合、このリング部材切出し装置は、切り出された後のリング部材に取出し部を挿通することによってリング部材を芯出しされた状態で取り出して把持することができる。これにより、このリング部材切出し装置は取出し部によって受け部から取り出されたリング部材を所望の位置に運搬することができる。
本発明の受け部は、貫通孔内に中心軸方向に移動自在であり、最も他方向に移動した際に載置面と面一になる端面を具備するピストンを有し得る。この場合、このリング部材切出し装置は、リング部材が受け部の載置面に載置される際に、リング部材が傾いて配置された場合に貫通孔内に入り込むことを抑えることができる。これにより、このリング部材切出し装置は取出し部を用いてリング部材を良好に受け部から取り出すことができる。
実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、複数のリング部材が棒形部に挿通されている状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置の受け部を左方向から見た端面図である。 リング部材の外形を示す概略図であって、(A)は斜め上から見た状態を示し、(B)は上方から見た状態を示し、(C)は上方から見た状態であって、拡径して切断部の切断面が露出した状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、受け部が上方向に移動した状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、押出し部によって複数のリング部材が下方向に移動して、リング部材が1枚切り出された状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、受け部が下方向に移動し、押出し部が上方向に移動した状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、受け部が左方向に移動した状態を示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、(A)はリング部材、及び受け部の貫通孔に取出し部が挿入された状態を示し、(B)はリング部材が取出し部の円柱部に挿通された部分を拡大して示す。 実施形態のリング部材切出し装置を前方向から見た概略図であって、受け部の貫通孔からリング部材と共に取出し部を上方向に抜き取った状態を示す。
本発明のリング部材切出し装置を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態>
実施形態のリング部材切出し装置は、円環状をなして複数重ねられたリング部材(図3(A)〜(C)参照)を1枚ずつ切り出すことができる。このリング部材Bはフッ素樹脂等の合成樹脂で形成され、可撓性を有している。リング部材Bは円環状の一部分に一方の面から他方の面にわたり周方向に傾斜して切断された切断部Cが設けられている。これにより、リング部材Bは、弾性変形して内径が拡径することができる。
このリング部材切出し装置は、図1に示すように、架台10、受け部11、押出し部12、棒形部13、及び取出し部14を備えている。架台10には第1アクチュエータ30が固定されている。第1アクチュエータ30は第1アクチュエータ本体30A、ピストンロッド30B、及びスライド台30Cを具備している。
ピストンロッド30Bは第1アクチュエータ本体30A内に作動流体を流入出させることによって、第1アクチュエータ本体30Aの左端(左右は、図1における左側、右側である)から左方向に出入させることができる。
スライド台30Cは左端に垂下する垂下片30Dが設けられている。スライド台30Cは垂下片30Dの右面にピストンロッド30Bの左端部が連結されている。スライド台30Cはピストンロッド30Bと共に第1アクチュエータ本体30Aに対して左右方向に移動することができる。
受け部11は、図2に示すように、シリンダ11A、受け部材11B、第1ピストン11C、ピストンである第2ピストン11D、一対のピン部材11E、及びベースプレート11Vを有している。
シリンダ11Aの下端部には外周面から外方向に突出して延びる第1鍔部11Fが設けられている。
また、シリンダ11Aはベースプレート11Vに連結されている。ベースプレート11Vは前後方向(前後は、図1における手前側、奥側であり、図2における右側、左側である)の幅がシリンダ11Aの第1鍔部11Fの外径と同じである。ベースプレート11Vは上面(上下は、図2における上側、下側である)に下方向に円形状に窪んだ第1凹部11Wが設けられている。第1凹部11Wは内径がシリンダ11Aの内径より大きい。第1凹部11Wはシリンダ11Aの中心軸(受け部11の中心軸)に同軸に設けられている。ベースプレート11Vはスライド台30Cに連結している。
受け部材11Bの上端面Tの中央部には、下方向に窪み、内径がリング部材Bの外形より大きい凹部である第2凹部11Hが設けられている。つまり、第2凹部11Hは受け部11の中心軸方向に窪んでいる。第2凹部11H内である底面には平面状をなした載置面Pが形成されている。載置面Pには切り出したリング部材Bが載置される。
受け部材11Bは下端面には第2凹部11Hの内径より大きい内径を有する第3凹部11Jが設けられている。また、これら第2凹部11H、及び第3凹部11Jは互いに連通孔11Kで連通している。連通孔11Kの内径はリング部材Bの外径、及び第2凹部11Hの内径より小さい。第2凹部11H、連通孔11K、及び第3凹部11Jはそれぞれの中心軸が同一直線上に位置している。また、受け部材11Bは第3凹部11Jより外周側にバネ受け部11Lを有し、バネ受け部11Lの底面の中心には受け部材11Bの底面側へ開口する開口孔11Gが設けられている。
第1ピストン11Cの上側にはフランジ部11Mが設けられている。フランジ部11Mは第3凹部11J内に配置され、抜け止め部材Rによって受け部材11Bに連結されている。第1ピストン11Cはシリンダ11Aによって上下方向に案内され、受け部材11Bと共に上下方向に摺動自在となっている。つまり、受け部11の受け部材11Bは、中心軸方向に移動自在である。第1ピストン11Cは内周面11Yの内径が受け部材11Bの連通孔11Kの内径より大きい。また、第1ピストン11Cの下端部には内側に向けて突出した突出部11Nが設けられている。また、受け部11は受け部材11Bの第2凹部11H、連通孔11K、及び第1ピストン11Cの内周面11Yが連通して貫通孔11Pを形成している。つまり、受け部11は上下方向に貫通した貫通孔11Pが設けられている。貫通孔11Pの第2凹部11Hの内径は、リング部材Bの内径より大きく、リング部材Bの外径より小さい。また、貫通孔11Pは載置面Pの中心部に受け部11の中心軸方向に貫通している。
第2ピストン11Dは、第1ピストン11C内に設けられ、円柱状をなし、第1ピストン11Cとの間にOリング11Zが設けられている。第2ピストン11Dは上方向に突出した第1凸部11Qが形成されている。第1凸部11Qの上端は水平方向に平面状をなした上端面Uが形成されている。第1凸部11Qは連通孔11Kに挿入される。第2ピストン11Dは第1ピストン11Cによって上下方向に摺動自在に案内される。つまり、第2ピストン11Dは貫通孔11P内に受け部11の中心軸方向に移動自在である。第2ピストン11Dは受け部材11Bの第3凹部11Jの上面と、第1ピストン11Cの突出部11Nの上面とによって抜け止めされる。
一対のピン部材11Eは第2鍔部11R、第2鍔部11Rから下方向に延びる円柱状部11S、及び円柱状部11Sに下端から下方向に延びるねじ部16が形成されている。一対のピン部材11Eはバネ受け部11Lの開口孔11Gに挿通され、シリンダ11A、及びベースプレート11Vに設けられたねじ孔11Xに螺入される。また、第2鍔部11Rとバネ受け部11Lとの間には、ピン部材11Eに挿通されて圧縮コイルばね11Uが設けられており、圧縮コイルばね11Uと、第2鍔部11Rとの間には円盤状の座金11Tが設けられている。これにより、受け部材11Bは圧縮コイルばね11Uによって下方向に弾性力が付与されている。また、これらピン部材11Eの円柱状部11Sは各開口孔11Gに摺接している。
ベースプレート11Vは、下面が第1アクチュエータ30のスライド台30Cの上面に当接して、スライド台30Cに連結している。このため、受け部11はスライド台30Cと共に水平方向に移動することができる。つまり、受け部11は受け部11の中心軸方向に直交する方向である水平方向へ移動自在である。
押出し部12は、図1に示すように、押出し部本体12A、連結部材12B、及び第2アクチュエータ12Cを有している。押出し部本体12Aには押出し溝12Dが設けられている。押出し溝12Dの左右方向の幅は後述する棒形部13の棒形部本体13Aの外径より僅かに大きく、リング部材Bの外径より小さい。
押出し部本体12Aは、前側から後側に向けて馬蹄状に切り欠かれており、前側が開口している(図示せず。)。リング部材切出し装置はこの開口した前側から棒形部13を取り付けたり、取り外したりすることができる。
連結部材12Bは右端部に上下方向に貫通して案内孔12Eが設けられている。案内孔12Eには円柱状をなして上下方向に延びる第2案内軸12Fが挿通されている。また、連結部材12Bは左端に上方向に延びる立上がり部12Gが設けられている。押出し部本体12Aは上面を連結部材12Bの左右中央部の下面に当接して連結部材12Bに連結されている。詳しくは、押出し部本体12Aは押出し溝12Dを連結部材12Bの前方に突出するように配置して連結部材12Bに連結されている。
第2アクチュエータ12Cは、第2アクチュエータ本体12H、及び連結部材12Bを具備している。第2アクチュエータ本体12Hには連結部材12Bの立上がり部12Gが連結されている。第1案内軸12J及び第2案内軸12Fのそれぞれの下端は架台10の上面に連結している。また、第1案内軸12J及び第2案内軸12Fのそれぞれの上端には上部固定板15が連結されている。第2アクチュエータ本体12Hは第1案内軸12Jに挿通されている。第2アクチュエータ本体12Hは駆動することによって第1案内軸12Jに沿って上下方向に自在に移動することができる。
係止部15Bは後述する棒形部13の被係止部13Cを係止する。係止部15Bは一対の係止部本体15Cを有している。これら係止部本体15Cは対向して配置されている。一対の係止部本体15Cは、一対の柱部15D、及び一対の柱部の下端から互いに対向する方向に延びる爪部15Eを具備している。爪部15Eの被係止部13Cに当接する面は被係止部13Cの溝部13Eの外周面に沿って円弧状に形成されている。
一対の係止部本体15Cは、それぞれの柱部15Dの上端部を上部固定板15に設けられた第1駆動部15Fに連結している。第1駆動部15Fは内部に作動流体等を流入出させて駆動することによって、一対の係止部本体15Cを近接離間させることができる。
棒形部13は、棒形部本体13A、第1傾斜部13B、及び被係止部13Cを有している。棒形部本体13Aは円柱状をなして上下方向に延びている。つまり、棒形部13の軸方向は上下方向である。第1傾斜部13Bは、棒形部本体13Aの一端部である下端部に設けられ、下方向に外径が大きくなる円錐台状をなしている。第1傾斜部13Bの下端の外径はリング部材Bの内径より大きい。つまり、棒形部13の下端部には、一端である下端に向けて拡径し、下端がリング部材Bの内径より大きい第1傾斜部13Bが設けられている。第1傾斜部13Bの下端面には棒形部本体13Aの中心軸と同軸に下方向に延びる第2凸部13Dが設けられている。第2凸部13Dの外径はリング部材Bの内径より小さい。
被係止部13Cは棒形部本体13Aの上端部に設けられている。また、被係止部13Cの外周には溝部13Eが設けられている。棒形部13の棒形部本体13A、及び第1傾斜部13Bには複数のリング部材Bが重ねて挿通される。
棒形部13は被係止部13Cを爪部15Eに係止することによって、リング部材切出し装置に取り付けることができる。また、棒形部13は棒形部本体13Aの外周面が、押出し部本体12Aの押出し溝12Dの後側の形状に沿うように配置される(図示せず。)。また、棒形部13の第1傾斜部13Bの下端面の下方には受け部11が対向して位置する。
取出し部14は、図7に示すように、リング部材Bの内径より大きい円柱部14B、及び円柱部14Bから下端に向かって縮径する第2傾斜部14Aを有している。取出し部14は上下方向に延びている。つまり、取出し部14は棒形部13と並列して延びている。第2傾斜部14Aの下端はリング部材Bの内径より小さい。つまり、取出し部14は、一端である下端がリング部材Bの内径より小さく、他端である上端に向けて拡径し、他端部がリング部材Bの内径より大きい。また、取出し部14の上端は第2駆動部(図示せず)に連結されている。取出し部14は第2駆動部を駆動することによって、上下方向に自在に移動することができる。つまり、取出し部14は自身が延びる方向に移動自在である。第1アクチュエータ30は取出し部14の中心軸と受け部11の貫通孔11Pの中心軸とが同軸になるように受け部11を移動させる。このとき、取出し部14の一端部である下端部は受け部11の貫通孔11Pに挿抜自在となる。
次に、このリング部材切出し装置の動作について説明する。先ず、複数のリング部材Bが挿通された棒形部13の被係止部13Cの溝部13Eを係止部15Bの爪部15Eに係止する(図1参照。)。
次に、受け部11の空間Sに供給バルブ(図示せず)から作動流体を流入させて、受け部11の受け部材11B、第1ピストン11C、及び第2ピストン11Dをシリンダ11Aに対して上方向に移動させる(図4参照。)。すると、受け部11の上端面Tが一対のピン部材11Eの座金11Tの下面に当接して、上方向への移動が停止する(図2参照。)。このとき、リング部材Bを載置面Pに載置する際の棒形部13の第1傾斜部13Bの下端面と、受け部材11Bの載置面Pとの間の隙間寸法が、リング部材Bの厚み寸法の1枚分以上であり2枚分未満となる。第2ピストン11Dは、第2ピストン11Dが受け部材11Bの第3凹部11Jの上面と当接した際に載置面Pと第1凸部11Qの端面である上端面Uとが面一になる。つまり、第2ピストン11Dの上端面Uは、受け部11が最も他方向である上方向に移動した際に載置面Pと面一になる。
次に、押出し部12の第2アクチュエータ12Cを駆動して押出し部12を下方向に移動させる(図5参照。)。すると、押出し部本体12Aの下面が棒形部13に挿通された複数のリング部材Bの最も上に位置するリング部材Bの上面に当接する。さらに押出し部12を下方向に移動させると棒形部13に挿通された複数のリング部材Bが下方向に押されて下方向に移動する。つまり、押出し部12はリング部材Bを他方である上方から一端である下端に向けて押す。すると、複数のリング部材Bの最も下に位置するリング部材Bが第1傾斜部13Bを通過することによって弾性変形して内径が拡径し、受け部11の受け部材11Bの載置面Pに載置される。このとき、第2凸部13Dの下端面と、載置面Pとの間の隙間寸法は、リング部材Bの厚み寸法の1枚未満である。このため、第2凸部13Dはリング部材Bの位置が著しくずれることを抑えることができる。また、このとき、棒形部13の第1傾斜部13Bの下端面と、受け部11の受け部材11Bの載置面Pとの間の隙間寸法が、リング部材Bの厚み寸法の1枚分以上であり2枚分未満となる。このため、このリング部材切出し装置は、第1傾斜部13Bをリング部材Bが1枚通過すると、2枚目のリング部材Bが載置面Pに載置される隙間がないため、2枚目のリング部材Bは第1傾斜部13Bに保持され、押出し部12の下方向への移動が停止する。その後、所定の時間が経過した後、第2アクチュエータ12Cの駆動が停止する。受け部11の貫通孔11Pは、載置面Pに切り出されて載置されたリング部材Bの内側に連通している。
次に、押出し部12の第2アクチュエータ12Cを駆動して押出し部12を上方向に移動させる(図6参照。)。すると、押出し部本体12Aがリング部材Bの上面から離れる。また、受け部11の空間Sに流入させた作動流体を空間Sから排出すると、圧縮コイルばね11Uから受け部材11Bに付与された弾性力によって、受け部材11B、第1ピストン11C、及び第2ピストン11Dは受け部11の下端面がシリンダ11Aの上端面に当接するまで移動して、棒形部13と受け部11とが最も離れた状態になる。このとき、棒形部13は第2凹部11Hの外側である上方に位置する。つまり、棒形部13の第1傾斜部13Bの下端面と、受け部11の受け部材11Bの載置面Pとの間の隙間寸法が棒形部13の軸方向である上下方向に変更自在である。また、このとき、第2ピストン11Dは、Oリング11Zの摩擦力によって、第1ピストン11Cに対して下方向に移動することはなく、第2ピストン11Dの上端面Uが載置面Pと面一の状態を保つ。
次に、第1アクチュエータ30によって、受け部11を取出し部14に対向する位置に移動させる(図7参照。)。具体的には、受け部11を受け部11の中心軸に直交する方向に移動させることにより、取出し部14が貫通孔11Pに挿抜可能な位置に受け部11を配置する。
次に、第2駆動部を駆動して、取出し部14を受け部11に載置されたリング部材B、及び受け部11の貫通孔11Pに挿入する(図8(A)参照。)。このとき、取出し部14はリング部材Bに挿入され、且つ第2ピストン11Dを押し下げてリング部材B、受け部11の貫通孔11Pに挿入される。取出し部14の円柱部14Bの外径はリング部材Bの内径より大きいため、リング部材Bは取出し部14の円柱部14Bの外周面に対して緊迫力を伴い当接する(図8(B)参照。)。そして、第2駆動部を駆動して取出し部14を受け部11の貫通孔11Pから抜き取る(図9参照。)。こうして、取出し部14によって、受け部11の載置面Pに載置されたリング部材Bを受け部11から取り出すことができる。つまり、取出し部14を貫通孔11Pに挿抜することでリング部材Bを取り出す。
このように、このリング部材切出し装置は棒形部13に挿通されたリング部材Bを受け部11に載置する際に、棒形部13の第1傾斜部13Bの下端面と、受け部11の受け部材11Bの載置面Pとの間の隙間寸法がリング部材Bの厚み寸法の1枚分以上で2枚分未満となる。このため、このリング部材切出し装置は、リング部材Bを載置面Pに載置する際には、2枚目以降のリング部材Bを載置面Pに載置する隙間が存在しない。このため、このリング部材切出し装置は2枚目以降のリング部材Bが第1傾斜部13Bに保持される。これにより、このリング部材切出し装置はリング部材Bを1枚ずつ切り出すことができる。また、このリング部材切出し装置の第1傾斜部13Bの下端はリング部材Bの内径より大きい。このため、このリング部材切出し装置は第1傾斜部13Bによってリング部材Bの棒形部13からの脱落を防止することができる。
したがって、本発明のリング部材切出し装置はリング部材Bを良好に切り出すことができる。
また、載置面Pは、中心軸方向に窪み、内径がリング部材Bの外径より大きい第2凹部11H内に形成され、受け部11は、棒形部13の軸方向に移動自在である。このため、このリング部材切出し装置は載置面Pに切り出したリング部材Bを載置することにより、切り出したリング部材Bの位置を第2凹部11H内に留めることができ、リング部材Bの位置が著しくずれることを抑えることができる。
また、このリング部材切出し装置は、棒形部13と受け部11とが最も離れた際、棒形部13が第2凹部11Hの上方に位置する。このため、このリング部材切出し装置は、棒形部13の第1傾斜部13Bの下端と載置面Pとの間の寸法を大きくすることができ、切り出したリング部材Bを受け部11から容易に取り出すことができる。
また、受け部11が上下軸方向に移動自在であるため、このリング部材切出し装置は、棒形部13を移動させる場合に比べて、駆動機構を低い位置に配置でき、導線等の装置構造を簡単にすることができる。
また、受け部11は、水平方向に移動自在である。このため、受け部11の載置面Pに載置されたリング部材Bを棒形部13の直下から水平方向に移動させることができる。これにより、このリング部材切出し装置は、切り出したリング部材Bを受け部11からより容易に取り出すことができる。
また、受け部11は、載置されたリング部材Bの内側に連通した貫通孔11Pが設けられている。このため、このリング部材切出し装置は、切り出された後のリング部材Bに取出し部14の第2傾斜部14A及び円柱部14Bを挿通することによってリング部材Bを芯出しされた状態で取り出して把持することができる。これにより、このリング部材切出し装置は取出し部14によって受け部11から取り出されたリング部材Bを所望の位置に運搬することができる。
また、この受け部11は、貫通孔11P内に中心軸方向に移動自在であり、最も上方向に移動した際に載置面Pと面一になる上端面Uを具備する第2ピストン11Dを有している。このため、このリング部材切出し装置は、リング部材Bが受け部11の載置面Pに載置される際に、リング部材Bが傾いて配置された場合に貫通孔11P内に入り込むことを抑えることができる。これにより、このリング部材切出し装置は取出し部14を用いてリング部材Bを良好に受け部11から取り出すことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態では、リング部材の円環状の一部分に一方の面から他方の面にわたり周方向に傾斜して切断された切断部が設けられているが、これに限らず、リング部材の円環状の一部分に厚み方向に平行で、径方向に傾斜して切断されていても良く、リング部材の円環状の一部分に厚み方向に平行で、且つ径方向に平行に切断された切断部あっても良い。また、弾性変形して内径が拡径するのであれば切断部を有さなくても良い。
(2)実施形態では、第1傾斜部が棒形部本体と一体的に形成されているが、これに限らず、第1傾斜部が棒形部本体と別体に形成されていても良い。
(3)実施形態では、棒形部が上下方向に延びているが、これに限らず、棒形部が上下方向に延びていなくても良く、棒形部が垂直方向から傾いていても良い。
(4)実施形態では、リング部材にフッ素樹脂等の合成樹脂が用いられているが、これに限らず、リング部材に合成ゴム等を用いても良い。
B…リング部材、P…載置面、U…上端面(端面)、11…受け部、11D…第2ピストン(ピストン)、11H…第2凹部(凹部)、11P…貫通孔、12…押出し部、13…棒形部、13B…第1傾斜部、14…取出し部

Claims (5)

  1. 切断部を有するリング部材が複数重ねて挿通され、一端部に、一端に向けて拡径し、一端が前記リング部材の内径より大きい傾斜部を有した棒形部と、
    前記リング部材を他方から一端に向けて押す押出し部と、
    前記棒形部の一端に対向して設けられ、切り出した前記リング部材が載置される載置面を有した受け部と、
    を備えており、
    前記傾斜部の一端と前記受け部の前記載置面との間の隙間寸法が、前記棒形部の軸方向に変更自在であり、前記リング部材を前記載置面に載置する際の前記隙間寸法が前記リング部材の厚み寸法の1枚分以上で2枚分未満であることを特徴とするリング部材切出し装置。
  2. 前記受け部の前記載置面は、
    前記受け部の中心軸方向に窪み、内径が前記リング部材の外径より大きい凹部内に形成され、
    前記受け部は、
    前記棒形部の軸方向に移動自在であることを特徴とする請求項1に記載のリング部材切出し装置。
  3. 前記受け部は、
    前記中心軸方向へ移動自在であることを特徴とする請求項2に記載のリング部材切出し装置。
  4. 前記棒形部と並列して延び、前記延び方向に移動自在であり、一端が前記リング部材の内径より小さく、他端に向けて拡径し、他端側が前記リング部材の内径より大きい取出し部を備え、
    前記受け部は、前記載置面の中心部に、前記中心軸方向に貫通した貫通孔を設け、
    前記受け部を前記中心軸に直交する方向に移動させることにより、前記取出し部が前記貫通孔に挿抜可能な位置に受け部を配置し、
    前記取出し部を前記貫通孔に挿抜することで前記リング部材を取り出すことを特徴とする請求項3に記載のリング部材切出し装置。
  5. 前記受け部は、
    前記貫通孔内に前記中心軸方向に移動自在であり、最も他方向に移動した際に前記載置面と面一になる端面を具備するピストンを有していることを特徴とする請求項4に記載のリング部材切出し装置。
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