JP2019102205A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体を安定的に保持して良好な電気的な接続性を得られことを可能とする。【解決手段】ハウジング11に設けた複数段の媒体差込通路11c,11dに挿入された複数の信号伝送媒体PB,PBの各々に係合するロック部材16,17を、複数段の各媒体差込通路11c,11d毎に設けるとともに、複数段の媒体差込通路11c,11dを挟んだ両側部分に一対のロック解除部材18,18を配置し、複数段の媒体差込通路11c,11dに挿入された複数の信号伝送媒体PB,PBを保持するロック部材16,17を、複数段の媒体差込通路11c,11dの両側に配置した一対のロック解除部材18,18によって一括的に解放することによって、効率的なロック解放操作を可能としつつ誤操作を回避させる構成としたものである。【選択図】図18

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
従来から、種々の電気機器等において、フレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)などの平型状に形成された信号伝送媒体を、配線基板に電気的に接続する構成を有する電気コネクタが広く採用されている。この種の電気コネクタは、配線基板の主面上に実装された状態で使用され、ハウジングに設けられた挿入開口部から信号伝送媒体が内部に挿入されることによって電気的な接続が行われるようになっている。
一方、近年の電子機器においては、伝送信号の周波数及び芯数が急速に増大しており、それに伴って、伝送信号を多極状に並列する傾向が顕著になって来ている。そのような背景から、下記の特許文献のように、電気コネクタのハウジングに複数段の媒体差込通路を重ね合わせるように設け、それら複数段の媒体差込通路に対して、複数の信号伝送媒体を挿入する構造を備えた多段型式の電気コネクタが提案されている。
しかしながら、従来の多段型式電気コネクタは、いずれも、複数段の媒体差込通路の各々に挿入された各信号伝送媒体が、コンタクト部材の押圧力によってのみ保持される構造となっている。そのため、媒体差込通路内に挿入された信号伝送媒体の姿勢が不安定で、不所望な荷重を受けた場合には、最悪の場合、各信号伝送媒体が媒体差込通路より脱落してしまう可能性があり、電気的な接続性の信頼性に問題がある。
実用新案登録第2603160号公報 特開2000−113933号公報
そこで本発明は、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体を安定的に保持して良好な電気的な接続性が得られるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1にかかる発明では、ハウジングに設けられた中空状の媒体差込通路の内部に、板幅方向に複数の信号伝送路を有する平型状の信号伝送媒体が挿入されるものであって、前記媒体差込通路が、前記板幅方向とは異なる前記ハウジングの高さ方向に複数段にわたって設けられた電気コネクタにおいて、前記ハウジングに、前記複数段の媒体差込通路内に挿入された前記複数の信号伝送媒体の各々に係合するロック部材と、それらの各ロック部材の係合状態を解放するロック解除部材とが設けられ、前記ロック部材が、前記複数段の各媒体差込通路毎に複数設けられているとともに、前記ロック解除部材は、前記複数段の媒体差込通路を前記板幅方向に挟んだ両側部分に一対配置された構成が採用されている。
このような構成を備えた請求項1にかかる発明によれば、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体が、複数段の媒体差込通路毎に設けられたロック部材によって安定的に保持されることから、信号伝送媒体の電気的な接続性が良好に維持される。また、複数段の媒体差込通路内に挿入された複数の信号伝送媒体の係合状態が、媒体差込通路の両側に配置された一対のロック解除部材によって一括的に解放されることから、効率的なロック解放操作が可能となる。
このとき、請求項2にかかる発明のように、前記ロック部材が、前記信号伝送媒体における前記板幅方向の両側の端縁部分に係合する状態に配置されていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項2にかかる発明によれば、信号伝送媒体の板幅方向における両側部分がロック部材により安定的に保持される。
また、請求項3にかかる発明のように、前記一対のロック解除部材の各々は、互いに近接・離間する状態で往復移動する解除操作部と、当該解除操作部同士が互いに近接する方向に移動された際に、前記ロック部を解放する方向に変位させる解除リンク機構とを備えていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項3にかかる発明によれば、一対のロック解除部材に設けられた一対の解除操作部を、例えば作業者の指先の間に挟み込むようにして互いに近接させる方向に押圧すること等によって、ロック部の解除が容易な操作で確実に行われる。
さらに、請求項4にかかる発明のように、前記解除リンク機構は、前記解除操作部に設けられて一体的に往復移動する押圧作用部と、前記ロック部材に一体的に設けられて前記押圧作用部が当接可能に配置された押圧受け部とを備え、前記一対のロック解除部材の解除操作部同士が近接する方向に移動された際に、前記押圧作用部が前記押圧受け部に当接して前記ロック部材の係合状態を解放する構成になされていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項4にかかる発明によれば、ロック部材の係合状態が、簡易な構成によって確実に解放状態になされる。
さらにまた、請求項5にかかる発明のように、前記ロック部材が、前記板幅方向に対向する状態で、前記複数段の各媒体差込通路毎に一対づつ配置され、当該各々のロック部材に設けられた前記押圧受け部が、前記ハウジングの高さ方向に対向する状態で一対配置されているとともに、前記ハウジングの高さ方向に対向する前記一対の押圧受け部同士の間に、前記ロック解除部材の各々に設けられた前記解除操作部が配置され、かつ前記解除操作部に設けられた前記押圧作用部が、前記ハウジングの高さ方向に対向する前記一対の押圧受け部に対応して、前記ハウジングの高さ方向に一対配置されたものであって、前記板幅方向に対向する前記一対の解除操作部同士が互いに近接する方向に移動された際に、前記ハウジングの高さ方向に配置された前記一対の押圧作用部の各々が、前記一対の押圧受け部の各々に当接することによって、前記ロック部材の係合状態を解放する構成になされていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項5にかかる発明によれば、ロック部材の係合状態が、より簡易な構成によって確実に解放状態になされる。
加えて、請求項6にかかる発明のように、前記解除操作部が、前記ハウジングから延出して弾性的に変位する弾性アーム部材に一体的に連設されているとともに、前記弾性アーム部材と前記解除操作部との連結部分に前記押圧作用部が設けられていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項6にかかる発明によれば、解除リンク機構の構成が簡易化され、生産性の向上が図られる。
また、請求項7にかかる発明のように、前記ロック部材が、前記ハウジングの少なくとも一部を覆うシェル部材の一部をなすように一体的に設けられていることが望ましい。
このような構成を備えた請求項8にかかる発明によれば、ロック部材の構成が簡易化され、生産性の向上が図られる。
以上述べたように本発明にかかる電気コネクタは、平型状の信号伝送媒体が挿入される中空状の媒体差込通路を複数段にわたって設けたハウジングに、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体の各々に係合するロック部材を、複数段の各媒体差込通路毎に設けるとともに、ロック解除部材を、複数段の媒体差込通路を挟んだ両側部分に一対配置し、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体をロック部材によって安定的に保持して電気的な接続性を良好に維持する一方、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体の係合状態を、複数段の媒体差込通路の両側に配置した一対のロック解除部材によって一括的に解放することによって、効率的なロック解放操作を可能としたものであるから、複数段の媒体差込通路に挿入された複数の信号伝送媒体を安定的に保持して良好な電気的な接続性が得られる。
本発明の一実施形態にかかる電気コネクタに対して平型状の信号伝送媒体を挿入しようとしている状態を正面側の斜め上方から表した外観斜視説明図である。 図1の状態から平型状の信号伝送媒体を電気コネクタに挿入した後の状態を表した外観斜視説明図である。 図2に示された状態の電気コネクタを表した平面説明図である。 図2及び図3に示された電気コネクタの正面説明図である。 図2及び図3に示された電気コネクタの背面説明図である。 図4中のVI−VI線に沿った断面を拡大して表した横断面説明図である。 図4中のVII−VII線に沿った断面を拡大して表した横断面説明図である。 図4中のVIII−VIII線に沿った断面を拡大して表した横断面説明図である。 図5中のIX−IX線に沿った断面を拡大して表した水平断面説明図である。 図1〜図9に示された電気コネクタに用いられているシェル部材を正面側の斜め上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図9に示された電気コネクタに用いられているシェル部材を上下に離した状態で正面側の斜め上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図9に示された電気コネクタに用いられているシェル部材を背面側の斜め下方から表した外観斜視説明図である。 平型状の信号伝送媒体を挿入した状態の電気コネクタの背面部分を、長手方向の一端部分を破断して表した外観斜視説明図である。 図13中のXIVで表した部分を拡大して表した外観斜視説明図である。 平型状の信号伝送媒体を挿入した状態からロック解除部材を操作した後の電気コネクタの背面説明図である。 図15中のXVIで表した部分を拡大して表した背面説明図である。 ロック解除部材を操作した後における電気コネクタの図9相当の水平断面説明図である。 ロック解除部材を操作した後における電気コネクタの図14相当の外観斜視説明図である。
以下、各種電子機器の配線基板上に実装されるリセプタクルコネクタに本発明を適用した実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。
[ハウジングについて]
図1〜図5に示されている本発明の一実施形態にかかるリセプタクルコネクタ1は、配線基板(図示省略)の主面上に配置される細長状の絶縁性部材からなるハウジング11を有している。以下において、配線基板(図示省略)の主面は、水平に延在するものとし、その配線基板の主面に対して直交する方向に離れる方向である「上方向」を、上述したハウジング11の「高さ方向」とする。また、ハウジング11の細長状の延在方向を「コネクタ長手方向」とし、その「コネクタ長手方向」及び「高さ方向」の双方向に直交する方向を「コネクタ幅方向」と呼ぶこととする。
上述したハウジング11の「コネクタ幅方向」における一端面には、上下複数段(2段)の挿入開口部11a,11bが、「コネクタ長手方向」に沿って細長スリット形状をなすように形成されており、これらの各挿入開口部11a,11bを通して、後述するフレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)などの平型状の信号伝送媒体PBが挿入されるようになっている。これらの挿入開口部11a,11bが設けられているハウジング11の端面を、以下において「前端面」と呼び、当該ハウジング11における「コネクタ幅方向」の反対側の端面を「後端面」と呼ぶこととする。
上述した信号伝送媒体(FFCやFPC等)PBの端末部分は、各挿入開口部11a,11bの「前方」から「後方」に向かってそれぞれ挿入され、それらの各挿入開口部11a,11bを通して挿入された各信号伝送媒体PBの端末部分は、特に図6及び図7に示されているように、ハウジング11の内部に設けられた各媒体差込通路11c,11dに収容されるようになっている。
なお、上述したように複数段(2段)の挿入開口部11a,11bは、ハウジング11の「高さ方向」に重なり合うように配置されているが、それらの挿入開口部11a,11bから「後方」に向かって中空状をなして延びる媒体差込通路11c,11dも、挿入開口部11a,11bと同様にハウジング11の「高さ方向」に重なり合うようにして複数段(2段)にわたって配置されている。
[導電コンタクトについて]
前述したハウジング11には、当該ハウジング11の「長手方向」に沿って多数の導電コンタクト(導電端子)12,13が、所定のピッチ間隔をなして配列された状態で取り付けられている。これらの導電コンタクト12,13は、特に図6に示されているように、必要な形状に折り曲げ形成された金属部材から構成されている。そのうちの一方の導電コンタクト12に設けられた信号接点部12aは、上方の媒体差込通路11cの内部に配置されるように設けられているとともに、他方の導電コンタクト13は、下方の媒体差込通路11dに信号接点部13aが配置されるように設けられている。
これらの両導電コンタクト12,13は、互いに「コネクタ幅方向」に向かい合う状態で配置されており、一方の導電コンタクト12が、上述したハウジング11の「後端面」に当接した状態で上下方向に延在する固定基部12bを有しているとともに、他方の導電コンタクト13が、ハウジング11の「前端面」に当接した状態で上下方向に延在する固定基部13bを有している。そして、それらの固定基部12b及び固定基部13bの上端部からは、上述した媒体差込通路11c及び媒体差込通路11dの内方に向かって、可動ビーム12c及び可動ビーム13cが、それぞれ「前方」及び「後方」に向かって延出しており、それらの可動ビーム12c及び可動ビーム13cにおける延出方向の先端部分に、上述した信号接点部12a及び信号接点部13aが、それぞれ下方及び上方に向かって山形状に突出する状態に設けられている。
これらの導電コンタクト12及び導電コンタクト13に設けられた信号接点部12a及び信号接点部13aは、上述した上下2段の媒体差込通路11c及び媒体差込通路11dに挿入された各々の信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PB,PBに対して、それぞれ上方及び下方から接触する配置関係になされており、そのような接触関係によって、両導電コンタクト12,13が、各信号伝送媒体PBに対して電気的に接続されるようになっている。
すなわち、各信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの一方の表面には、当該信号伝送媒体PBの板幅方向(コネクタ長手方向)に沿って複数の信号伝送路が配列されているとともに、他方の裏面には導電性部材からなるシールド板PB1が貼着されている。そして、上下2段の媒体差込通路11c及び媒体差込通路11dの内部に挿入された両信号伝送媒体PB,PBは、裏面のシールド板PB1,PB1同士が互いに対面する状態に配置されており、上方の信号伝送媒体PBの信号伝送路に対して、導電コンタクト12の信号接点部12aが上方から接触するとともに、下方の信号伝送媒体PBの信号伝送路に対して、導電コンタクト13の信号接点部13aが下方から接触するようになっている。
また、導電コンタクト12及び導電コンタクト13に設けられた固定基部12b及び固定基部13bは、配線基板(図示省略)に接触する下端部分において略直角に折れ曲がって「コネクタ幅方向」の後方及び前方に向かって延出しており、それら導電コンタクト12及び導電コンタクト13の後方延出端及び前方延出端が、それぞれ接続端子部12d及び接続端子部13dになされている。これらの接続端子部12d及び接続端子部13dは、上述した配線基板に形成された信号用導電路に半田接合されるようになっている。
[シェル部材について]
一方、特に図10〜図12に示されているように、上述したハウジング11には、当該ハウジング11の外表面を覆うシェル部材を構成する上シェル14及び下シェル15が、当該ハウジング11の上方及び下方からそれぞれ装着されている。これらの上シェル14及び下シェル15は、薄厚状の金属部材を折り曲げて構成されており、上述したように上下2段の媒体差込通路11c及び媒体差込通路11dに挿入された両信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PB,PB及び両導電コンタクト12,13が、上シェル14及び下シェル15の間に配置されることによって、伝送信号のシールドが行われる構成になされている。
そのうちの上シェル14には、特に図11に示されているように、複数のハウジング固定片14a,14a,・・・が爪状に突出するように設けられており、それら複数のハウジング固定片14aの各々が、ハウジング11の一部に圧入状態で差し込まれることによって、上シェル14全体の固定が行われている。
また、上述した下シェル15の後端縁部分には、「コネクタ長手方向」に延在する棒状のグランド連結バー15aが、前記ハウジング11の「高さ方向」における略中間の位置に配置されており、そのグランド連結バー15aの延在方向(コネクタ長手方向)の途中位置に、複数のグランドコンタクト15bが一体的に設けられている。これらの各グランドコンタクト15bは、ハウジング11の「高さ方向」において、上述した上下2段の媒体差込通路11c及び媒体差込通路11dの間部分に配置されており、特に図7に示されているように、上段の媒体差込通路11cの内方に延出するグランド接点部15cと、下段の媒体差込通路11dの内方に延出するグランド接点部15dとを一体的に有している。
そして、上段の媒体差込通路11cに挿入された上方の信号伝送媒体PBのシールド板PB1に対して、上方のグランド接点部15cが下方から接触するとともに、下段の媒体差込通路11dに挿入された下方の信号伝送媒体PBのシールド板PB1に対しては、下方のグランド接点部15eが上方から接触するようになっている。
さらに、上述した上シェル14及び下シェル15の外周を形成している端縁部には、複数のグランド接続部14b及び15eが、略水平に延出するようにして一体的に形成されており、それらの各グランド接続部14b及び15eが、配線基板(図示省略)に形成されたグランド用導電路に対して、一括的に半田接合されるようになっている。
[ロック部材について]
一方、上述した上シェル14及び下シェル15における「コネクタ長手方向」の両端部分には、当該上シェル14及び下シェル15から下方及び上方に向かって一体的に延出するロック部材としての上ロック部材16及び下ロック部材17が各々一対ずつ設けられている。それらの各上ロック部材16及び下ロック部材17は、上下方向に弾性的に揺動する上可動板16a及び下可動板17aを有している。
このように本実施形態では、上ロック部材16及び下ロック部材17が、ハウジング11の少なくとも一部を覆う上シェル14及び下シェル15の一部をなすように一体的に設けられていることから、上ロック部材16及び下ロック部材17の構成が簡易化され、生産性の向上が図られるようになっている。
上述した上可動板16aは、上シェル14の主体部分を構成している天井板の後端縁から下方に向かって側面略U字状をなすように折り曲げられており、その折り曲げ部分から前方に向かって略水平に片持ち状に延出している。そして、その上可動板16aにおける延出方向の先端部分には、前述した上段の媒体差込通路11cに挿入された上方の信号伝送媒体PBに係合する上係止爪16bが設けられている。
また、下可動板17aは、下シェル15の主体部分を構成している底板の後端縁から上方に向かって側面略U字状をなすように折り曲げられており、その折り曲げ部分から前方に向かって略水平に片持ち状に延出している。そして、その下可動板17aにおける延出方向の先端部分には、前述した下段の媒体差込通路11dに挿入された下方の信号伝送媒体PBに係合する下係止爪17bが設けられている。
このときの上係止爪16b及び下係止爪17bは、上述した上可動板16a及び下可動板17aにおける「コネクタ長手方向」の内方(コネクタ中心)寄りの端縁部に設けられており、それらの上係止爪16b及び下係止爪17bが、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの端末部分に形成された位置決め部PB2に係合する構成になされていることによって、当該信号伝送媒体PBが、リセプタクルコネクタ1から脱落することなく保持されるようになっている。
すなわち、特に図1に示されているように、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの端末部分には、当該信号伝送媒体PBの板幅方向(長手方向)の両側端縁部分に、切り欠き状の凹部からなる位置決め部PB2がそれぞれ形成されていて、前述した上下の媒体差込通路11c,11dの内部に信号伝送媒体PBがそれぞれ差し込まれた際に、上述した上係止爪16b及び下係止爪17bが、信号伝送媒体PBに設けられた位置決め部PB2に対して弾性的に係合する構成になされている。
特に図11及び図12に示されているように、これらの上ロック部材16及び下ロック部材17にそれぞれ設けられた上係止爪16b及び下係止爪17bは、前述した信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの位置決め部PB2の内方に入り込む板状部材から形成されたものであるが、上可動板16a及び下可動板17aの揺動部分(前端部分)から、媒体差込通路11c,11dの内部空間に向かって突出するように折曲げ形成されている。これらの上係止爪16b及び下係止爪17bの突出方向における先端部分は、いわゆるフック形状をなすように形成されており、長い突出長の後端縁から短い突出長の前端縁までの間を傾斜案内辺が、信号伝送媒体PBの挿入方向(水平方向)に対して傾斜する方向に延在する形状になされている。
そして、ハウジング11に設けられた媒体差込通路11c,11dに対して、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの端末部分が前方から挿入されてくると、まず信号伝送媒体PBの挿入側の先端縁が、前述した上係止爪16b及び下係止爪17bの傾斜案内辺に当接し、挿入前の初期状態において略水平に延在していた上可動板16a及び下可動板17aが、折返し部分を揺動支点として上方及び下方にそれぞれ押し込まれるように弾性変位される。これによって、上係止爪16b及び下係止爪17bが、信号伝送媒体PBの表面に乗り上げた状態となる。
このように、上可動板16a及び下可動板17aが弾性変位して、上係止爪16b及び下係止爪17bが信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの表面に乗り上げた状態から、信号伝送媒体PBの端末部分がさらに後方に押し込まれていくと、特に図8に示されているように、上述した上係止爪16b及び下係止爪17bのフック形状部分が、上可動板16a及び下可動板17aの弾性復元力によって信号伝送媒体PBの位置決め部(切り欠き状の凹部)PB2の内部に向かって突出するように揺動される。これによって、上係止爪16b及び下係止爪17bが信号伝送媒体PBの位置決め部PB2に対して係合状態となり、信号伝送媒体PBの挿入状態が保持される。従って、挿入完了後の信号伝送媒体PBに対して、後方(挿入前の方向)への引き抜き力が付加された場合にあっては、当該信号伝送媒体PBに設けられた位置決め部PB2が、上係止爪16b及び下係止爪17bの後端縁に圧接し、それによって信号伝送媒体PBの引き抜き又は脱落が防止される。
[解除リンク機構について]
一方、上述したような信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBに対する上係止爪16b及び下係止爪17bの係合状態から、後述するようなロック解除部材18を操作することによってロック解除操作が行われると、当該ロック解除部材18に設けられた解除リンク機構を介して、上述した上可動板16a及び下可動板17aが、自身の弾性力に抗してそれぞれ上方及び下方に向かって押し付けられるように揺動し(図16〜図18参照)、それによって、上係止爪16b及び下係止爪17bのフック状部分が、信号伝送媒体PBの位置決め部PB2から上方及び下方に向かって離脱されるようになっている。このような解除リンク機構を備えたロック解除部材18の構成について次に説明する。
すなわち、前述したようにロック部材を構成している上ロック部材16及び下ロック部材17は、複数段(2段)の各媒体差込通路11c及び11d毎に、複数(一対)のものがそれぞれ設けられた構成を有しているが、このようなロック部材16,17の構成に対して、上述した解除リンク機構を備えたロック解除部材18は、複数段(2段)の媒体差込通路11c及び11dを、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの「板幅方向」(コネクタ長手方向)に挟んだ両側部分に一対配置されている。そして、これら一対のロック解除部材18に対する解除操作によって、媒体差込通路11c及び11d毎に設けられた上ロック部材16及び下ロック部材17の上係止爪16b及び下係止爪17bが、一括的に操作されるようになっている。
より具体的には、まずロック解除部材18は、前述したハウジング11における「コネクタ長手方向」の両端部分に、一対の操作レバー状をなす解除操作部18a,18aをハウジング11と一体的に備えている。それら一対の解除操作部18a,18aの各々は、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBを「板幅方向」(コネクタ長手方向)に挟んだ位置、つまり挿入開口部11aの両側外方部分に互いに対向するように配置されている。そして、特に図5及び図15中の各矢印で表されているように、当該一対の解除操作部18a,18a同士が互いに近接する方向であるコネクタ中心に向かう方向に解除操作力が付加される構成になされている。
このときの両解除操作部18a,18aは、特に図9及び図14に示されているように、ハウジング11の「長手方向」の両端部分に弾性アーム部材18b,18bを介して、ハウジング11と一体的に形成されている。それらの各弾性アーム部材18bは、ハウジング11の前端部から「コネクタ長手方向」の外方に向かって張り出す板状部材から形成されており、平面略U字状をなして折り返された後に後方に向かって片持ち状に延出している。そして、当該弾性アーム部材18bの各々が片持ち状をなして延出している後方の先端部分には、上述した操作レバー状の解除操作部18aが、「コネクタ長手方向」の外方に向かって延出するように連設されている。
上述した各弾性アーム部材18bは、前端の平面略U字状をなす折り返し部分を中心として弾性的に揺動する構成になされており、「コネクタ長手方向」における両側一対の弾性アーム部材18b,18bが、略水平の面内において「コネクタ長手方向」に弾性変位することで、両側一対の解除操作部18a,18a同士が、互いに近接・離間するように移動する構成になされている。
実際のロック解除操作が行われるにあたっては、上述した両解除操作部18a,18a同士が、例えば作業者の指先の間に挟み込まれることによって、特に図5及び図15中の各矢印で表されているように、互いに近接する方向に移動されることとなるが、その互いに近接された状態から作業者の手が開放されると、各弾性アーム部材18bが有する弾性復帰力によって両解除操作部18a,18aは、「コネクタ長手方向」の外方に向かって元の位置まで変位し、再び離間した状態となる。
また、これら一対の解除操作部18a,18aには、前述したように解除リンク機構がそれぞれ付設されていて、当該解除操作部18a,18a同士を互いに近接させるようにしてロック解除操作が行われた際にあっては、解除リンク機構を介して信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBから上係止爪16b及び下係止爪17bが解除される方向に移動されるようになっている。以下においては、「コネクタ長手方向」の片側に配置された一方の解除リンク機構の構造のみを説明するが、他方の解除リンク機構についても同様な構成を有するものである。
すなわち、上述した解除操作部18aに付設された解除リンク機構は、前述した上係止爪16b及び下係止爪17bを弾性変位可能に支持する上ロック部材16及び下ロック部材17を含むものであって、特に図14に示されているように、当該上ロック部材16及び下ロック部材17の上可動板16a及び下可動板17aに設けられた押圧受け部16c,17cと、それらの押圧受け部16c,17cに当接可能となるように前記弾性アーム部材18bに設けられた一対の押圧作用部18c,18dと、を有している。
そのうち、上可動板16a及び下可動板17aに設けられた押圧受け部16c,17cは、前述した上係止爪16b及び下係止爪17bに対して「コネクタ長手方向」の反対側の端縁部、すなわち上可動板16a及び下可動板17aにおける「コネクタ長手方向」の外方の端縁部(以下において、単に「外端縁部」という。)に設けられている。そして、上可動板16aに設けられた押圧受け部16cは、当該上可動板16aの外端縁部から、「コネクタ長手方向」の外方に向かって斜め上方に一体的に延出する板状部材から形成されている。また、下可動板17aに設けられた押圧受け部17cは、当該下可動板17a外端縁部から、「コネクタ長手方向」の外方に向かって斜め下方に一体的に延出する板状部材から形成されている。このように、上可動板16a及び下可動板17aに設けられた押圧受け部16c,17cは、上述した各解除操作部18aの移動方向である水平方向(コネクタ長手方向)に対して傾斜する方向に延在している。
このような上可動板16a及び下可動板17aに設けられた両押圧受け部16c,17cに対応して、上述した弾性アーム部材18bの上端面及び下端面には、上方及び下方に向かって突出する上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dが、それぞれ突起状をなすように形成されている。これらの両上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dは、上述した上可動板16a及び下可動板17aに設けられた両押圧受け部16c,17cの各々に対して「コネクタ長手方向」の外方から対面することで当接可能に配置されている。
すなわち、前述した解除操作部18aが操作されていない初期状態においては、上可動板16a及び下可動板17aに設けられた両押圧受け部16c,17cに対して、上述した上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dは、「コネクタ長手方向」に離間した状態に位置しているが、解除操作部18aが「コネクタ長手方向」の内方側(コネクタ中心側)に向かって操作された際にあっては、当該上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dが、両押圧受け部16c,17cの各々に対して「コネクタ長手方向」の外方から当接する配置関係になされている。
従って、前述したように「コネクタ長手方向」の両端部分に設けられた一対の解除操作部18a,18aが互いに近接させられるようにしてロック解除操作が行われた際にあっては、まず弾性アーム部材18b,18bが、「コネクタ長手方向」における内方側(コネクタ中心側)に弾性変位し、それらの各弾性アーム部材18bの弾性変位に伴って、上述した上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dが、上可動板16a及び下可動板17aに設けられた両押圧受け部16c,17cに対して「コネクタ長手方向」の外方から当接した状態となる(特に図16〜図18参照)。そして、さらに両解除操作部18a,18aが互いに近接方向に移動操作されることによって、上押圧作用部18c及び下押圧作用部18dが、上可動板16a及び下可動板17aの両押圧受け部16c,17cの傾斜面を「コネクタ長手方向」の内方側(コネクタ中心側)に押圧することとなる。その結果、特に図18に表されているように、当該両押圧受け部16c,17cとともに上可動板16a及び下可動板17aが、それぞれ上方及び下方に揺動するように弾性変位し、上係止爪16b及び下係止爪17bのフック状部分が、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの位置決め部PB2から、それぞれ上方及び下方に離脱する。それによって、上ロック部材16及び下ロック部材17の上係止爪16b及び下係止爪17bは、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBに対して解除状態となる。
このような構成を備えた本実施形態によれば、複数段(2段)の媒体差込通路11c及び11dに挿入された複数(2体)の信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBが、複数段(2段)の媒体差込通路11c及び11d毎に設けられた複数の上ロック部材16及び下ロック部材17の上係止爪16b及び下係止爪17bによって安定的に保持されることから、電気的な接続性が良好に維持される。
以上の説明は、一方の解除リンク機構を備えたロック解除部材について述べたものであるが、他方についても同様である。
また、複数段(2段)の媒体差込通路11c及び11dに挿入された複数(2体)の信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBの係合状態が、複数段(2段)の媒体差込通路11c及び11dの両側に配置された一対の解除操作部18a,18aのロック解除操作によって一括的に解放されることから、効率的なロック解放操作が可能となる。
特に本実施形態においては、上ロック部材16及び下ロック部材17が、信号伝送媒体(FFC又はFPC等)PBにおける板幅方向の両側の端縁部分に係合する状態に配置されていることから、信号伝送媒体PBの板幅方向における両側部分が上ロック部材16及び下ロック部材17により安定的に保持される。
また、一対のロック解除部材18,18は、互いに近接・離間する状態で往復移動する解除操作部18a,18aを備えているとともに、当該解除操作部18a,18a同士が互いに近接する方向に移動された際に、上ロック部材16,16及び下ロック部材17,17を解放する方向に変位させる解除リンク機構を備えていることから、一対の解除操作部18a,18aを、例えば作業者の指先の間に挟み込むようにして互いに近接させる方向に押圧すること等によって、上係止爪16b,16b及び下係止爪17b,17bの解除が、簡易な構成に対する容易な操作により確実に行われる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態は、水平挿入型の電気コネクタに本発明を適用したものであるが、本発明はそれに限定されるものではなく、垂直挿入型の電気コネクタに対しても同様に適用することが可能である。
さらに、本発明にかかる電気コネクタは、上述した実施形態のようなフレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)の接続を行うものに限定されることはなく、基板と基板、或いはケーブルと基板を電気的に接続する多種多様な電気コネクタに対しても本発明は同様に適用することができる。
以上のように本発明は、電気機器に使用される多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
1 リセプタクルコネクタ
11 ハウジング
11a,11b 挿入開口部
11c,11d 媒体差込通路
12 導電コンタクト(導電端子)
12a 信号接点部
12b 固定基部
12c 可動ビーム
12d 接続端子部
13 導電コンタクト(導電端子)
13a 信号接点部
13b 固定基部
13c 可動ビーム
13d 接続端子部
14 上シェル(シェル部材)
14a ハウジング固定片
14b グランド接続部
15 下シェル(シェル部材)
15a グランド連結バー
15b グランドコンタクト
15c グランド接点部
15d グランド接点部
15e グランド接続部
16 上ロック部材(ロック部材)
16a 上可動板
16b 上係止爪
16c 押圧受け部
17 下ロック部材(ロック部材)
17a 下可動板
17b 下係止爪
17c 押圧受け部
18 ロック解除部材
18a 解除操作部
18b 弾性アーム部材
18c 上押圧作用部(押圧作用部)
18d 下押圧作用部(押圧作用部)
PB 信号伝送媒体(FFC又はFPC等)
PB1 シールド板
PB2 位置決め部(切り欠き状の凹部)

Claims (7)

  1. ハウジングに設けられた中空状の媒体差込通路の内部に、板幅方向に複数の信号伝送路を有する平型状の信号伝送媒体が挿入されるものであって、
    前記媒体差込通路が、前記板幅方向とは異なる前記ハウジングの高さ方向に複数段にわたって設けられた電気コネクタにおいて、
    前記ハウジングに、前記複数段の媒体差込通路内に挿入された前記複数の信号伝送媒体の各々に係合するロック部材と、それらの各ロック部材の係合状態を解放するロック解除部材と、が設けられ、
    前記ロック部材が、前記複数段の各媒体差込通路毎に複数設けられているとともに、
    前記ロック解除部材は、前記複数段の媒体差込通路を前記板幅方向に挟んだ両側部分に一対配置されていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ロック部材が、前記信号伝送媒体における前記板幅方向の両側の端縁部分に係合する状態に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記一対のロック解除部材の各々は、互いに近接・離間する状態で往復移動する解除操作部と、当該解除操作部同士が互いに近接する方向に移動された際に、前記ロック部を解放する方向に変位させる解除リンク機構と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記解除リンク機構は、前記解除操作部に設けられて一体的に往復移動する押圧作用部と、前記ロック部材に一体的に設けられて前記押圧作用部が当接可能に配置された押圧受け部と、を備え、
    前記一対のロック解除部材の解除操作部同士が近接する方向に移動された際に、前記押圧作用部が前記押圧受け部に当接して前記ロック部材の係合状態を解放する構成になされていることを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  5. 前記ロック部材が、前記板幅方向に対向する状態で、前記複数段の各媒体差込通路毎に一対づつ配置され、当該各々のロック部材に設けられた前記押圧受け部が、前記ハウジングの高さ方向に対向する状態で一対配置されているとともに、
    前記ハウジングの高さ方向に対向する前記一対の押圧受け部同士の間に、前記ロック解除部材の各々に設けられた前記解除操作部が配置され、かつ
    前記解除操作部に設けられた前記押圧作用部が、前記ハウジングの高さ方向に対向する前記一対の押圧受け部に対応して、前記ハウジングの高さ方向に一対配置されたものであって、
    前記板幅方向に対向する前記一対の解除操作部同士が互いに近接する方向に移動された際に、前記ハウジングの高さ方向に配置された前記一対の押圧作用部の各々が、前記一対の押圧受け部の各々に当接することによって、前記ロック部材の係合状態を解放する構成になされていることを特徴とする請求項4記載の電気コネクタ。
  6. 前記解除操作部が、前記ハウジングから延出して弾性的に変位する弾性アーム部材に一体的に連設されているとともに、
    前記弾性アーム部材と前記解除操作部との連結部分に前記押圧作用部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の電気コネクタ。
  7. 前記ロック部材が、前記ハウジングの少なくとも一部を覆うシェル部材の一部をなすように一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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JP7433195B2 (ja) 2020-11-26 2024-02-19 京セラ株式会社 コネクタ、コネクタモジュール、及び電子機器

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