JP2019101914A - 料金収受機 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構成とすることで、操作者が穴部に指を挿入した場合に、当該挿入に応じて、受光部における検出光の受光状態が変化する。これにより、受光部からの検知信号に基づいて、穴部に対する操作者の操作(挿入したか否か)を認識することができる。即ち、機械的な可動部を必要とすることなく、従来の押しボタンを押下した場合と同等の機能を得ることができる。これにより、塵埃や水滴等に対する装置の耐久性を高めることができる。
このような構成とすることで、穴部内に侵入した塵埃や水滴を、傾斜した底面部に沿って下方に案内することができる。これにより、穴部内に塵埃や水滴が滞留してしまう可能性を低減することができる。
このような構成とすることで、知覚提供部が提供する知覚によって穴部内に指が十分挿入されたことを操作者に知らせることができる。これにより、円滑な操作が可能となる。
このような構成とすることで、指に押下感が提供されることから、操作者に対して直接的かつ明確に知覚を提供することができる。
このような構成とすることで、板バネの弾性復元力によって、穴部内に挿入された指に、押し返す力を与えることができる。これにより、従来の押しボタンを押した時と同等の押下感を操作者に与えることができる。
このような構成とすることで、穴部の開口側から見て、知覚提供部が投光部及び受光部よりも遠い位置に設けられていることから、指が十分に挿入されて検出光が十分に遮られた場合にのみ、操作者に知覚が提供される。一方で、指の挿入が不完全な状態で操作者に知覚が提供されてしまった場合、操作者は正常に操作が完了したと誤認してしまう可能性がある。しかしながら、上記の構成によれば、このような可能性を低減することができる。
このような構成とすることで、指示光照射部によって、穴部の外部に向かって光が照射される。即ち、操作対象となる穴部を光によって操作者に知らせることができる。
以下、第1の実施形態に係る料金収受機について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る料金収受機の全体構成を示す模式図である。
第1の実施形態に係る料金収受機100は、有料道路等の料金所に設置された有人の料金所ブース内に設けられる。
図1に示すように、料金収受機100は、課金額の計算等を行う収受装置本体1と、収受装置本体1を操作するための操作卓2と、を備えている。収受員(料金収受機100の操作者)は、操作卓2を操作することによって、収受装置本体1に対し、通行する車両の車種区分(普通自動車、大型車等)の指定、支払いの種類(現金、クレジットカード等)の指定を行う。
なお、以下の説明では、操作卓2のパネル面(図3に示す操作パネル3の表面)の幅方向をX軸方向とも表記し、パネル面の奥行き方向をY軸方向とも表記する。また、操作卓2作パネル面に対して垂直な方向をZ軸方向とも表記する(図1に示す直交座標系を参照)。
図2、図3は、それぞれ、第1の実施形態に係る操作卓の構成を示す平面図及び断面図である。
また、操作パネル3には、穴部4の縁に沿ってクッションCが設けられている。クッションCは、穴部4に挿入される指を保護するための緩衝材である。
投光部5、受光部6、知覚提供部7及び指示光照射部8の配置、及び、機能については後述する。
また、底面部9の最も収受員側(+Y方向側)には、下方側に向けて開口されてなる開口部Dが設けられている。
図4、図5は、それぞれ、第1の実施形態に係る穴部の構成を示す断面図及び平面図である。
なお、後述するように、収受装置本体1は、受光部6から検出光Lが受光されていることを示す検知信号を受け付けている場合には、当該穴部4は、収受員の操作対象となっていない(指が挿入されていない)と認識し、例えば、待機状態を維持する。また、収受装置本体1は、検出光Lが受光されていないことを示す検知信号を受け付けた場合には、穴部4は、収受員の操作対象となった(指が挿入された)と認識し、当該穴部4に関連付けられた情報(車種区分、支払いの手段等)に応じて、料金収受処理を実行する。
本実施形態では、知覚提供部7として、板バネSが用いられている。指によって板バネSが押圧された際の押し戻す力(弾性復元力)によって、従来の押しボタンを押下した場合と同等の知覚(触覚)が操作者に提供される。なお、この板バネSは、料金収受機100を構成する他の部材や機器から独立して設けられている。言い換えると、板バネSは、操作者に押下感を与えるためのみに設けられており、外部に対して電気信号等を送出する機能等は有していない。したがって、仮に、塵埃等によって板バネSが故障した(板バネSの弾性復元力が機能しなくなった)としても、操作卓2としての機能が損なわれることはない。なお、板バネSの底面部9との接続辺は、底面部9の傾斜方向と平行とされ、板バネSの接続辺以外の部分(指によって押圧される面)は、底面部9から浮いた状態とされる。これにより、塵埃や水滴が下方へ案内されることを板バネSが妨げることがない。
図6は、第1の実施形態に係る穴部の構成を示す断面図であって、穴部に指が挿入された状態を示す図である。
次に、第1の実施形態に係る料金収受機100の動作について説明する。料金収受機100を使用するに当たって、収受員は、料金所を通行する車両ごとに、その車種区分や、通行料支払いの手段等を、操作卓2を介して収受装置本体1に入力する。具体的には、操作パネル3上に形成された複数の穴部4のうち、該当する車種区分や、支払い手段に関連付けられた1つの穴部4に指を挿入することによって操作が行われる。
さらに、操作(指の挿入)を受け付けている穴部4では、指示光照射部8が指示光を発している。これにより、収受員は、操作を受け付けている穴部4を認知する。
以上、説明したように、上記の構成によれば、収受員が穴部4に指を挿入した場合に、当該挿入に応じて、受光部6における検出光Lの受光状態が変化する。これにより、収受装置本体1は、受光部からの検知信号に基づいて、穴部に対する操作者の操作(挿入したか否か)認識することができる。より具体的には、収受員が穴部4に指を挿入した場合、投光部5から照射された検出光Lが指によって遮られる。受光部6は検出光Lを受光しなくなったことを示す検知信号を収受装置本体1に送出する。
即ち、機械的な可動部を必要とすることなく、従来の押しボタンを押下した場合と同等の機能を得ることができる。可動部を必要としないことにより、塵埃や水滴等に対する装置の耐久性を高めることができる。
以上、第1の実施形態に係る料金収受機100について図面を参照して説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。
このようにすることで、1つの穴部4に対する指の挿入の検知機能について、冗長性を持たせることができる。
即ち、他の実施形態に係る料金収受機100は、受光部6は、投光部5の反射光を受光可能な位置に配置される反射型の検知手段であってもよい。この場合、受光部6は、投光部5からの検出光Lを、穴部4に挿入された指の表面での反射を介してのみ受光可能なように配置される。
なお、この場合、収受装置本体1は、受光部6から検出光Lを受光していないことを示す検知信号を受け付けている場合には、対応する穴部4が収受員の操作対象となっていない(指が挿入されていない)と認識する。また、収受装置本体1は、受光部6から検出光Lを受光していることを示す検知信号を受け付けた場合には、対応する穴部4が収受員の操作対象となった(指が挿入された)と認識する。
2 操作卓
3 操作パネル
4 穴部
5 投光部
6 受光部
7 知覚提供部
8 指示光照射部
9 底面部
100 料金収受機
F 光ファイバー
L 検出光
S 板バネ
D 開口部
α 塵埃
Claims (7)
- 操作者の指が挿入可能な開口径を有する穴部が形成された操作パネルと、
前記穴部の内周面に設けられ、当該穴部を径方向に横切るように検出光を照射する投光部と、
前記検出光を受光するとともに、当該検出光の受光の有無を示す検知信号を送出する受光部と、
を備える料金収受機。 - 前記穴部の底面部は、水平面に対して傾斜し、水平面に対する傾斜方向の下方側において、前記操作パネルと前記底面部との間に空隙が設けられている
請求項1に記載の料金収受機。 - 前記穴部の底面部に設けられ、操作者に対して知覚を提供する知覚提供部をさらに備える
請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の料金収受機。 - 前記知覚提供部は、前記知覚として押下感を提供する
請求項3に記載の料金収受機。 - 前記知覚提供部は、板バネである
請求項3又は請求項4に記載の料金収受機。 - 前記知覚提供部は、前記穴部の開口側から見て、前記投光部及び前記受光部よりも遠い位置に設けられている
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の料金収受機。 - 前記穴部の底面部に設けられ、当該穴部の外部に向かって光を照射する指示光照射部をさらに備える
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の料金収受機。
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ID=66973853
Family Applications (1)
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2017
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