JP2019101660A - 無線通信システム、アプリケーションソフトウェア - Google Patents

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【課題】端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる無線通信システムを提供する。【解決手段】無線通信システム100は、ユーザー所有物110に取り付けられた第1電波受信端末120と、ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末130と、サーバ150とを備える。第1電波受信端末および第2電波受信端末は、複数のGPS衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有する。サーバは、第1電波受信端末および第2電波受信端末の現在位置情報に基づいて端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末を介して通知・警告する通知手段とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも第1電波受信端末と第2電波受信端末とを備えた無線通信システム、その無線通信システムのアプリケーションソフトウェアに関する。
従来、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星から電波を受信して移動体の測位位置を示す第1の位置情報を求めるGPS受信機と、第1の位置情報をあらかじめ定められた特定位置を示す第2の位置情報に修正する位置情報修正部と、第2の位置情報を位置情報取得装置に送信する通信部と、を備えた位置検出装置が知られている。
特開2016−095296号公報
しかしながら、上述した従来の位置検出装置は、GPS衛星からの電波のみに基づいて第1の位置情報を求める構成であったため、求めた移動体の位置情報の位置と実際の移動体の位置との間に15メートル程度の誤差があり、位置情報の精度が十分でなく、2つの端末の位置情報に基づいて2つの端末間距離を算出すると誤差が2倍になるために端末間距離が所定距離以上になった否かを知ることが困難という問題があった。
例えば、ユーザー所有物にGPS受信機を取り付けてもユーザーが所有物を置き忘れた際に通知がなく、置き忘れたままで見つからないという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる無線通信システムおよびアプリケーションソフトウェアを提供することである。
また、第2の目的は、第1電波受信端末および第2電波受信端末の位置や向きを変化させる操作による信号を判読してユーザーに知らせる無線通信システムを提供することである。
本請求項1に係る発明は、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末と、第1電波受信端末および第2電波受信端末とそれぞれ無線通信するサーバとを備えた無線通信システムであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、前記サーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、前記サーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末に対して通知する通知手段とを有し、前記第2電波受信端末が、前記サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段を有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段とを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された無線通信システムの構成に加えて、前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末またはサーバから受信した第1電波受信端末の現在位置情報を表示する表示手段をさらに有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された無線通信システムの構成に加えて、前記第2電波受信端末またはサーバは、前記端末間距離が所定距離以上になってから端末間距離が変化したか否かを判定する距離変化判定手段をさらに備え、前記距離変化判定手段が端末間距離について変化したと判定したとき、第2電波受信端末またはサーバの制御部が、第2電波受信端末に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された無線通信システムの構成に加えて、前記第1電波受信端末の現在位置情報に対して第2電波受信端末の向きが変化すると、第2電波受信端末に設けられた方位測定手段から得られる方位情報と、第2電波受信端末の現在位置情報と、第1電波受信端末の現在位置情報とに基づいて、第2電波受信端末の制御部が、第2電波受信端末に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末と、第1電波受信端末および第2電波受信端末とそれぞれ無線通信するサーバとを備えた無線通信システムのアプリケーションソフトウェアであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、前記サーバへ現在位置情報を送信する送信ステップと、前記サーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、前記サーバが、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、前記第2電波受信端末に対して通知する通知ステップと、前記第2電波受信端末が、前記サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを端末に実行させることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムのアプリケーションソフトウェアであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信ステップと、前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを実行させることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信する無線通信システムであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、前記第3端末またはサーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、前記第3端末またはサーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項9に係る発明は、第1電波受信端末と、第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項10に係る発明は、請求項8または請求項9に記載された無線通信システムの構成に加えて、前記端末間距離が所定距離以上であると判定した後に端末間距離が所定距離未満になったと判定したとき、前記第2電波受信端末またはサーバの通知手段が、端末間距離が所定距離未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末へ送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項11に係る発明は、第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信する無線通信システムであって、前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、3軸方向における方位情報を得る3軸型センサーと、前記第3端末またはサーバへ取得した現在位置情報および方位情報を送信する送信手段とを有し、前記第3端末またはサーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化とに基づいて、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作による信号として判読する判読手段と、前記信号として判読した内容を第3端末のユーザーに対して通知する通知手段とを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本発明の無線通信システムは、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末とを備えていることにより、第1電波受信端末と第2電波受信端末との間で直接または間接的に無線通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1および請求項2に係る発明の無線通信システムによれば、衛星8機からの受信電波を用いる場合は衛星8機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに第2電波受信端末を携帯しているユーザーが確実に注意・警告を受けるため、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
また、近距離無線通信信号の発信機からの受信電波を用いる場合は近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに第2電波受信端末を携帯しているユーザーが確実に注意・警告を受けるため、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
なお、近距離無線通信信号の発信機3機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内でより精度よく特定されるため、ユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことをより確実に回避することができる。
本請求項3に係る発明の無線通信システムによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、第1電波受信端末の現在位置情報が第2電波受信端末に表示されるため、第2電波受信端末を携帯しているユーザーは表示された第1電波受信端末の現在位置情報を見てユーザー所有物をどこに置き忘れたかを把握することができる。
本請求項4に係る発明の無線通信システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、端末間距離が変化すると第2電波受信端末の振動または音が変化するため、第2電波受信端末のユーザーは第2電波受信端末を見ずに自身の周囲を見てユーザー所有物を探しながら安全に移動することができる。
つまり、第2電波受信端末のユーザーが自己の第2電波受信端末を直視しながら移動する所謂、危険行為を回避できる。
本請求項5に係る発明の無線通信システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、第1電波受信端末の現在位置情報に対する第2電波受信端末の向きが変化すると第2電波受信端末に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムが変化するため、第2電波受信端末のユーザーは第2電波受信端末を見ずに第2電波受信端末を自身の胸の前で持ちながら自身の周囲を見て安全にユーザー所有物を探すことができる。
つまり、第2電波受信端末のユーザーが第2電波受信端末を直視しながら移動する所謂、危険行為を回避できる。
本請求項6および請求項7に係る発明のアプリケーションソフトウェアによれば、請求項1および請求項2に係る発明が奏する効果と同様、衛星8機からの受信電波を用いる場合は衛星8機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに第2電波受信端末を携帯しているユーザーが確実に注意・警告を受けるため、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
また、近距離無線通信信号の発信機からの受信電波を用いる場合は近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに第2電波受信端末を携帯しているユーザーが確実に注意・警告を受けるため、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
なお、近距離無線通信信号の発信機3機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内でより精度よく特定されるため、ユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことをより確実に回避することができる。
本請求項8および請求項9に係る発明の無線通信システムによれば、衛星8機からの受信電波を用いる場合は衛星8機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに予め設定された所定の第3端末を携帯しているユーザーが確実にその旨の通知を受けるため、端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる。
また、近距離無線通信信号の発信機からの受信電波を用いる場合は近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され端末間距離も精度よく算出されて、端末間距離が所定距離以上になったときに予め設定された所定の第3端末を携帯しているユーザーが確実にその旨の通知を受けるため、端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる。
例えば、第1電波受信端末を車や自転車などの移動体、揺動式のドアに取り付けたり、子供や老人など人やペットなどの動物に持たせたりし、第2電波受信端末を自宅や居所に配置することで、端末間距離が所定距離以上になったとき、その旨が管理者であるユーザーに通知されるため、管理者であるユーザーは、車や自転車などの移動体が動いた旨、揺動式のドアが開いた旨、子供や老人など人やペットなどの動物が自宅や居所から離れた旨を確実に知ることができる。
また、通常は第1電波受信端末および第2電波受信端末を互いに接近させた状態であり、非常時に第1電波受信端末および第2電波受信端末を互いに離間させて端末間距離が所定距離以上になったとき、所定の第3端末を携帯しているユーザーが確実に非常時の旨の通知を受けるため、端末間距離が所定距離以上になって非常時であることをユーザーは確実に知ることができる。
本請求項10に係る発明の無線通信システムによれば、請求項8または請求項9に係る発明が奏する効果に加えて、端末間距離が所定距離以上になってから所定距離未満になったときに予め設定された所定の第3端末を携帯しているユーザーが確実にその旨の通知を受けるため、端末間距離が所定距離未満になったことをユーザーは確実に知ることができる。
例えば、第1電波受信端末を車や自転車などの移動体、揺動式のドアに取り付けたり、子供や老人など人やペットなどの動物に持たせたりし、第2電波受信端末を自宅や居所に配置することで、端末間距離が所定距離以上になってから所定距離未満になったとき、その旨が管理者であるユーザーに通知されるため、管理者であるユーザーは、車や自転車などの移動体が戻ってきた旨、揺動式のドアが開いてから閉じた旨、子供や老人など人やペットなどの動物が自宅や居所から離れてから戻ってきた旨を確実に知ることができる。
また、端末間距離が所定距離以上のときと、所定距離未満のときとで、ONとOFFとの切り換えとみなして、第3端末を携帯しているユーザーに対してモールス信号を送信することができる。
さらに、誰かが両手でそれぞれ第1電波受信端末および第2電波受信端末を操作することで、端末間距離が所定距離以上になったり所定距離未満になったりし、第3端末を携帯しているユーザーに対して所謂、手旗信号と同じような信号や情報を送信することができる。
本請求項11に係る発明の無線通信システムによれば、衛星8機からの受信電波を用いる場合は衛星8機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作による現在位置情報の変化と、第1電波受信端末および第2電波受信端末の方位情報の変化とに基づいて信号が判読されて第3端末を携帯しているユーザーが確実にその信号の内容の通知を受けるため、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作を目視することなく、信号の内容をユーザーは確実に知ることができる。
また、近距離無線通信信号の発信機からの受信電波を用いる場合は近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末および第2電波受信端末のそれぞれの現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定され、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作による現在位置情報の変化と、第1電波受信端末および第2電波受信端末の方位情報の変化とに基づいて信号が判読されて第3端末を携帯しているユーザーが確実にその信号の内容の通知を受けるため、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作を目視することなく、信号の内容をユーザーは確実に知ることができる。
本発明の第1実施例である無線通信システムを示す概念図。 本発明の第1実施例の衛星の軌道を説明する図。 本発明の第1実施例である無線通信システムのチャートを示す図。 本発明の第1実施例であるスマートフォン端末の動作を説明する図。 本発明の第1実施例であるスマートフォン端末の動作を説明する図。 本発明の第2実施例である無線通信システムを示す概念図。 本発明の第2実施例である無線通信システムのチャートを示す図。 (A)(B)は第2実施例の無線通信システムをドアに用いた図および自動車に用いた図。 (A)(B)は第2実施例の無線通信システムをペット見守りに用いた図および老人見守りに用いた図。 (A)(B)は第2実施例の無線通信システムを手旗信号に用いた図およびモールス信号に用いた図。
本発明の無線通信システムは、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末と、第1電波受信端末および第2電波受信端末とそれぞれ無線通信するサーバとを備え、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、サーバが、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末に対して通知する通知手段とを有し、第2電波受信端末が、サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段を有していることにより、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末とを備え、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、第1電波受信端末が、第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、第2電波受信端末が、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段とを有していることにより、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
さらに、本発明のアプリケーションソフトウェアは、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、サーバへ現在位置情報を送信する送信ステップと、サーバが、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、サーバが、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末に対して通知する通知ステップと、第2電波受信端末が、サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを実行させることにより、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明のアプリケーションソフトウェアは、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、第1電波受信端末が、第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信ステップと、第2電波受信端末が、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを実行させることにより、ユーザーは第1電波受信端末が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、第1電波受信端末および第2電波受信端末は、少なくとも、それぞれ衛星からの信号を受信する手段と、両者間またはサーバとの間の無線通信手段とを備えていれば、スマートフォン端末、タブレット端末、携帯移動電話、シンプルな電波受信端末など如何なるものであっても構わない。
さらに、サーバは、1つのサーバでもよいし、クラウド上の複数のサーバでもよい。
また、警告手段は、警告音を発するスピーカ、振動を発するバイブレータ、警告表示する表示パネルなどユーザーに対して警告するものであれば、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の無線通信システムは、第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信するものであって、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、第3端末またはサーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、第3端末またはサーバが、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
さらに、本発明の無線通信システムは、第1電波受信端末と、第2電波受信端末との間で無線通信するものであって、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、第1電波受信端末が、第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、第2電波受信端末が、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、端末間距離が所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の無線通信システムは、第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信するものであって、第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、3軸方向における方位情報を得る3軸型センサーと、第3端末またはサーバへ取得した現在位置情報および方位情報を送信する送信手段とを有し、第3端末またはサーバが、第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化とに基づいて、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作による信号として判読する判読手段と、信号として判読した内容を第3端末のユーザーに対して通知する通知手段とを有していることにより、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作を目視することなく、信号の内容を第3端末を携帯しているユーザーが確実に知ることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
以下に、本発明の第1実施例である無線通信システム100について、図1乃至図5に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である無線通信システム100を示す概念図であり、図2は、本発明の第1実施例の衛星の軌道を説明する図であり、図3は、本発明の第1実施例である無線通信システム100のチャートを示す図であり、図4は、電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dが変化したときのスマートフォン端末130の動作を説明する図であり、図5は、電波受信端末120の位置に対してスマートフォン端末130の水平方向の姿勢を変化させたときのスマートフォン端末130の動作を説明する図である。
本発明の第1実施例である無線通信システム100は、図1に示すように、ユーザー所有物の一例であるカギ110にキーリングを介して取り付けられた第1電波受信端末としてのシンプルな電波受信端末120と、カギ110とは別体に設けられた第2電波受信端末としてのスマートフォン端末130と、電波受信端末120およびスマートフォン端末130とそれぞれ無線通信するサーバ150とを備えている。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130は、互いに直接または間接的に無線通信自在に設けられている。
そして、電波受信端末120は、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号(Bluetooth:登録商標)の発信機である所謂、ビーコン(図示せず)からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバ150へ電波受信端末120の現在位置情報を送信する送信手段とを有している。
また、スマートフォン端末130は、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号(Bluetooth:登録商標)の発信機である所謂、ビーコン(図示せず)からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバ150へスマートフォン端末130の現在位置情報を送信する送信手段と、サーバ150からの通知に基づいてスマートフォン端末130のユーザーに対して警告する警告手段とを有している。
さらに、サーバ150は、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130から受信したスマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、スマートフォン端末130に対して通知する通知手段とを有している。
また、第2電波受信端末の一例であるスマートフォン端末130は、サーバ150から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130の現在位置情報とを表示する表示手段としての表示パネル131を有している。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130から送られた現在位置情報を、サーバ150が直接受信する構成でもよいし、図示しない基地局やサーバを経由して間接的に受信する構成でもよい。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130は、一例として、1つのデータを送信するにあたり、異なる周波数で3回連続送信をするように構成されている。
これにより、あるタイミングで受信に失敗したとしても、複数回の送信でカバーすることができる。
また、通信方式は、100Hz幅という狭帯域の無線通信であり、一例として、920MHz帯を使用し、単位チャネル200kHz幅内において、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が100Hz幅の信号をランダムに送信する。
100Hz幅という狭帯域通信にすることにより、スペクトラム密度を上げられ、干渉に強くなる。
なお、電波受信端末120の電源については、例えば、内蔵の所謂、チップサイズの小型バッテリーを用いる。
そして、例えば、外部のコイルで発生させた電磁波によって電力を小型バッテリーに供給して充電することができるように構成されている。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130が1回にサーバ150へ送信するデータの容量は、わずかであるため、消費電力は極めて小さい。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130がデータ(現在位置情報)をサーバ150へ送信する回数を減らすために、電波受信端末120およびスマートフォン端末130に3軸型加速度センサーなどを設けて、3軸型加速度センサーが加速度を検知したときから加速度の値が負になり、さらに加速度の値がゼロになるまでの間(カギ110が動き出してから止まるまでの間)だけ、電波受信端末120およびスマートフォン端末130がデータ(現在位置情報)を送信するように構成してもよい。
ここで、衛星について説明する。
図2に示すように、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星(周回衛星)の軌道OR1は、それぞれ地球ERの周りを周回するように描いている。
また、複数の準天頂軌道衛星140の軌道OR2は、日本JPおよびオーストラリアOZの上空を略「8」の字を描いている。
これにより、日本JPの上空に必ず数機の衛星が位置することになる。
さらに、静止軌道衛星は、日本JPと略同じ経度の赤道上空、すなわち、日本JPの地上から見える範囲に位置している。そして、地球ERの自転周期と同じ周期で公転(周回)するものであるので、軌道の図示は省略する。
これにより、日本JPの地上において、常に少なくとも8機の衛星から電波信号を受信可能となり、衛星8機からの受信電波に基づいて電波受信端末120の現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定される。
なお、衛星からの受信電波に基づいて電波受信端末120およびスマートフォン端末130の現在位置を10cm程度の誤差内で精度よく特定することについて説明したが、ビーコンからの電波を受信しても同様に、電波受信端末120およびスマートフォン端末130の現在位置を10cm程度の誤差内で精度よく特定することができる。ビーコンの数は、1つでもよいが、より精度よく現在位置を特定するためには3つ以上が望ましい。
無線通信システム100の動作を図3のチャートに沿って説明する。
図3に示すように、ステップS1では、位置情報取得ステップとして、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波に基づいて、それぞれ現在位置情報を得る。
これにより、8機からの受信電波に基づいて電波受信端末120の現在位置およびスマートフォン端末130の現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定される。
そして、ステップS2へ進む。
なお、衛星からの受信電波に基づいて電波受信端末120およびスマートフォン端末130の現在位置を特定したが、衛星からの受信電波に代えて、ビーコン(図示せず)からの受信電波を受信して特定してもよい。
電波受信端末120およびスマートフォン端末130の場所が屋内か、屋外かによって、衛星からの受信電波を用いて電波受信端末120およびスマートフォン端末130の現在位置を特定するか、または、ビーコン(図示せず)からの受信電波を用いて電波受信端末120およびスマートフォン端末130の現在位置を特定するかの構成を変更すればよい。
ステップS2では、送信ステップとして、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が、サーバ150へそれぞれの現在位置情報を送信する。
そして、ステップS3へ進む。
ステップS3では、端末間距離算出ステップとして、サーバ150の制御部が、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130から受信したスマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出する。
そして、ステップS4へ進む。
ステップS4では、判定ステップとして、端末間距離Dが所定距離以上か否かを、サーバ150の制御部が判定する。
例えば、所定距離10mで設定されていたとする。
そして、端末間距離Dが変化して10mになったとき、または10mを超えたとき、端末間距離Dが所定距離以上であると判定し、ステップS5へ進み、他方、端末間距離Dが10m未満のとき、端末間距離Dが所定距離未満であると判定し、ステップS1へ戻る。
ステップS5では、通知ステップとして、サーバ150の制御部が、通知手段を用いてスマートフォン端末130に対して端末間距離Dが所定距離未満である旨を通知する。
そして、警告ステップとして、スマートフォン端末130の制御部が、警告手段を用いてスマートフォン端末130のユーザーに対して警告する。
これにより、端末間距離Dが所定距離以上になったときにスマートフォン端末130を携帯しているユーザーが確実に注意・警告を受ける。
その結果、ユーザーは電波受信端末120が取り付けられたユーザー所有物が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
警告手段の一例として、スピーカを用いて警告音や「カギを置き忘れていませんか?」の旨を警告したり、バイブレータを用いて警告したり、表示パネル131に「カギを置き忘れていませんか?」の旨を表示して警告してもよい。
この際、表示パネル131による警告、スピーカによる警告、バイブレータによる警告を組み合わせると効果的である。
さらに、この際、現在位置表示ステップとして、スマートフォン端末130の制御部が、表示パネル131にサーバ150から受信した電波受信端末120の現在位置情報を表示するように構成されている。
これにより、置き忘れたカギ110に取り付けられた電波受信端末120の現在位置情報がスマートフォン端末130に表示される。
その結果、スマートフォン端末130を携帯しているユーザーは表示パネル131に表示された電波受信端末120の現在位置情報を見てカギ110をどこに置き忘れたかを把握することができる。
また、本実施例では、サーバ150またはスマートフォン端末130は、端末間距離Dが所定距離以上になってから端末間距離Dが変化したか否かを判定する距離変化判定手段をさらに備えている。
距離変化判定手段が端末間距離Dについて変化したと判定したとき、サーバ150またはスマートフォン端末130の制御部が、スマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させるように構成されている。
例えば、一度、端末間距離Dが所定距離以上であると判定した後において、所定時間として15秒毎に上述したステップS1〜ステップS3を繰り返し、端末間距離Dが変化したか否かを判定する。
そして、図4に示すように、距離変化判定手段が、端末間距離Dについて変化したと判定したとき、スマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させるように構成されている。
ここで、スピーカとバイブレータとを併用してもよいのは勿論である。
例えば、端末間距離Dが短くなるにしたがって、スピーカの音量を大きくしたり、音のリズムを早く(音の間隔を短く)したり、バイブレータの振動量を大きくしたり、振動のリズムを早く(振動の間隔を短く)すると、ユーザーは置き忘れたカギ110に接近していることを理解しやすい。
これにより、端末間距離Dが変化するとスマートフォン端末130の振動または音が変化する。
その結果、ユーザーはスマートフォン端末130を見ずに自身の周囲を見てカギ110を探しながら安全に移動することができる。
つまり、ユーザーが自己のスマートフォン端末130を直視しながら移動する所謂、危険行為を回避できる。
さらに、本実施例では、スマートフォン端末130は、方位測定手段を有している。
そして、図5に示すように、電波受信端末120の現在位置情報に対してスマートフォン端末130の向きが変化したとする。
すると、スマートフォン端末130に設けられた方位測定手段から得られる方位情報と、スマートフォン端末130の現在位置情報と、電波受信端末120の現在位置情報とに基づいて、スマートフォン端末130の制御部が、スマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させるように構成されている。
ここで、スピーカとバイブレータとを併用してもよいのは勿論である。
例えば、水平方向において、スマートフォン端末130の先端側の指す方向と、スマートフォン端末130の現在地情報の位置から電波受信端末120の現在地情報の位置の方向との成す角度が小さくなるにしたがって、スピーカの音量を大きくしたり、音のリズムを早く(音の間隔を短く)したり、バイブレータの振動量を大きくしたり、振動のリズムを早く(振動の間隔を短く)すると、ユーザーは置き忘れたカギ110の位置する方向を理解しやすい。
これにより、電波受信端末120の現在位置情報に対するスマートフォン端末130の向きが変化するとスマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムが変化する。
その結果、ユーザーはスマートフォン端末130を見ずにスマートフォン端末130を自身の胸の前で持ちながら自身の周囲を見て安全にカギ110を探すことができる。
つまり、ユーザーがスマートフォン端末130を直視しながら移動する所謂、危険行為を回避できる。
なお、本実施例では、第1電波受信端末としての電波受信端末120の現在位置情報および第2電波受信端末としてのスマートフォン端末130の現在位置情報をサーバ150へ送信して、端末間距離Dが所定距離以上になったか否かをサーバ150が判定したが、これに限らない。
例えば、第1電波受信端末としての電波受信端末120の現在位置情報を、電波受信端末120がスマートフォン端末130へ送信して、端末間距離Dが所定距離以上になったか否かをスマートフォン端末130が判定するように構成してもよい。
このようにして得られた本発明の第1実施例である無線通信システム100は、ユーザー所有物の一例であるカギ110に取り付けられた第1電波受信端末としてのシンプルな電波受信端末120と、カギ110とは別体に設けられた第2電波受信端末の一例であるスマートフォン端末130と、電波受信端末120およびスマートフォン端末130とそれぞれ無線通信するサーバ150とを備え、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバ150へ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、サーバ150が、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130から受信したスマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、スマートフォン端末130に対して通知する通知手段とを有し、スマートフォン端末130が、サーバ150からの通知に基づいてスマートフォン端末130のユーザーに対して警告する警告手段を有していることにより、ユーザーは電波受信端末120が取り付けられたユーザー所有物の一例であるカギ110が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
また、無線通信システム100は、ユーザー所有物の一例であるカギ110に取り付けられた第1電波受信端末としてのシンプルな電波受信端末120と、カギ110とは別体に設けられた第2電波受信端末の一例であるスマートフォン端末130とを備え、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、電波受信端末120が、スマートフォン端末130へ電波受信端末120の現在位置情報を送信する送信手段を有し、スマートフォン端末130が、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、スマートフォン端末130のユーザーに対して警告する警告手段とを有していることにより、ユーザーは電波受信端末120が取り付けられたユーザー所有物の一例であるカギ110が置き忘れたままになってしまうことを回避することができる。
さらに、スマートフォン端末130が、電波受信端末120またはサーバ150から受信した電波受信端末120の現在位置情報を表示する表示手段としての表示パネル131をさらに有していることにより、スマートフォン端末130を携帯しているユーザーは表示パネル131に表示された電波受信端末120の現在位置情報を見てユーザー所有物の一例であるカギ110をどこに置き忘れたかを把握することができる。
また、スマートフォン端末130またはサーバ150は、端末間距離Dが所定距離以上になってから端末間距離Dが変化したか否かを判定する距離変化判定手段をさらに備え、距離変化判定手段が端末間距離Dについて変化したと判定したとき、スマートフォン端末130またはサーバ150の制御部が、スマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることにより、ユーザーはスマートフォン端末130を見ずに自身の周囲を見てユーザー所有物の一例であるカギ110を探しながら安全に移動することができる。
さらに、スマートフォン端末130が、方位測定手段をさらに備え、電波受信端末120の現在位置情報に対してスマートフォン端末130の向きが変化すると、スマートフォン端末130に設けられた方位測定手段から得られる方位情報と、スマートフォン端末130の現在位置情報と、電波受信端末120の現在位置情報とに基づいて、スマートフォン端末130の制御部が、スマートフォン端末130に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることにより、ユーザーはスマートフォン端末130を見ずにスマートフォン端末130を自身の胸の前で持ちながら自身の周囲を見て安全にユーザー所有物の一例であるカギ110を探すことができる。
本発明の第1実施例であるアプリケーションソフトウェアは、第1電波受信端末としてのシンプルな電波受信端末120および第2電波受信端末の一例であるスマートフォン端末130が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップS1と、電波受信端末120およびスマートフォン端末130が、サーバ150へ現在位置情報を送信する送信ステップS2と、サーバ150が、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130から受信したスマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定ステップS3、S4と、サーバ150が、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、スマートフォン端末130に対して通知する通知ステップS5と、スマートフォン端末130が、サーバ150からの通知に基づいてスマートフォン端末130のユーザーに対して警告する警告ステップS5とを実行させることにより、ユーザーは電波受信端末120が取り付けられたユーザー所有物の一例であるカギ110が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるなど、その効果は甚大である。
また、本発明の第1実施例であるアプリケーションソフトウェアは、第1電波受信端末としてのシンプルな電波受信端末120および第2電波受信端末の一例であるスマートフォン端末130が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星140および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップS1と、電波受信端末120が、スマートフォン端末130へ電波受信端末120の現在位置情報を送信する送信ステップ(S2)と、スマートフォン端末130が、電波受信端末120から受信した電波受信端末120の現在位置情報と、スマートフォン端末130の現在位置情報とに基づいて電波受信端末120とスマートフォン端末130との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定ステップ(S3、S4)と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、スマートフォン端末130のユーザーに対して警告する警告ステップS5とを実行させることにより、ユーザーは電波受信端末120が取り付けられたユーザー所有物の一例であるカギ110が置き忘れたままになってしまうことを回避することができるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例である無線通信システム200について、図6乃至図10(B)に基づいて説明する。
ここで、図6は、本発明の第2実施例である無線通信システム200を示す概念図であり、図7は、本発明の第2実施例である無線通信システム200のチャートを示す図であり、図8(A)は、第2実施例の無線通信システム200をドアに用いた図であり、図8(B)は、第2実施例の無線通信システム200を自動車に用いた図であり、図9(A)は、第2実施例の無線通信システム200をペット見守りに用いた図であり、図9(B)は、第2実施例の無線通信システム200を老人見守りに用いた図であり、図10(A)は、第2実施例の無線通信システム200を手旗信号に用いた図であり、図10(B)は、第2実施例の無線通信システム200をモールス信号に用いた図である。
第2実施例の無線通信システム200は、第1実施例の無線通信システム100の用途を置き忘れ防止から見守りや信号送信の用途に変更したものであり、多くの要素について第1実施例の無線通信システム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施例である無線通信システム200は、図6に示すように、第1電波受信端末220と、第2電波受信端末230と、第3端末の一例であるタブレット端末260と、第1電波受信端末220、第2電波受信端末230およびタブレット端末260と通信するサーバ250とを備えている。
一例として、第1電波受信端末220は、第2電波受信端末230に対して、直接または間接的に無線通信自在に設けられている。
そして、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230は、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星240および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、サーバ250へ第1電波受信端末220の現在位置情報を送信する送信手段とを有している。
また、サーバ250は、第1電波受信端末220から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報と、第2電波受信端末230から受信した第2電波受信端末230の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末220と第2電波受信端末230との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末としてのタブレット端末260へ端末間距離Dが所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有している。
第2実施例の無線通信システム200の動作を図7のチャートに沿って説明する。
図7に示すように、ステップS11では、位置情報取得ステップとして、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星240および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波に基づいて、それぞれ現在位置情報を得る。
これにより、8機からの受信電波に基づいて第1電波受信端末220の現在位置および第2電波受信端末230の現在位置が10cm程度の誤差内で精度よく特定される。
そして、ステップS12へ進む。
なお、衛星からの受信電波に代えて、ビーコン(図示せず)からの受信電波を用いてもよい。
ステップS12では、送信ステップとして、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、サーバ250へそれぞれの現在位置情報を送信する。
そして、ステップS13へ進む。
ステップS13では、端末間距離算出ステップとして、サーバ250の制御部が、第1電波受信端末220から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報と、第2電波受信端末230から受信した第2電波受信端末230の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末220と第2電波受信端末230との間の端末間距離Dを算出する。
そして、ステップS14へ進む。
ステップS14では、判定ステップとして、端末間距離Dが所定距離以上か否かを、サーバ250の制御部が判定する。
例えば、所定距離10mで設定されていたとする。
そして、端末間距離Dが変化して10mになったとき、または10mを超えたとき、端末間距離Dが所定距離以上であると判定し、ステップS15へ進み、他方、端末間距離Dが10m未満のとき、端末間距離Dが所定距離未満であると判定し、ステップS11へ戻る。
ステップS15では、通知ステップとして、サーバ250の制御部が、通知手段を用いて予め設定された所定の第3端末の一例であるタブレット端末260へ端末間距離Dが所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する。
これにより、端末間距離Dが所定距離以上になったときにタブレット端末260を携帯しているユーザーが確実にその旨の通知を受ける。
その結果、端末間距離Dが所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる。
さらに、この際、現在位置表示ステップとして、タブレット端末260の制御部が、表示パネルにサーバ250から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報および第2電波受信端末230の現在位置情報を表示するように構成されている。
これにより、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の現在位置情報がタブレット端末260に表示される。
その結果、タブレット端末260を携帯しているユーザーは表示パネルに表示された第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の現在位置情報を見てそれぞれの位置や状況を把握することができる。
なお、端末間距離Dが所定距離以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離未満になったと判定したとき、サーバ250の通知手段が、端末間距離Dが所定距離未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信するように構成してもよい。
また、上述した実施例では、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、サーバ250へそれぞれの現在位置情報を送信して、端末間距離Dが所定距離以上か否かを、サーバ250が判定したがこれに限らない。
例えば、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、それぞれの現在位置情報を取得し、取得した現在位置情報をそれぞれ第3端末の一例であるタブレット端末260へ送信し、端末間距離Dが所定距離以上か否かを、タブレット端末260が判定し、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、端末間距離Dが所定距離以上である旨を、タブレット端末260がユーザーに対して通知するように構成してもよい。
また、第1電波受信端末220が、第2電波受信端末230へ第1電波受信端末220の現在位置情報を送信して、端末間距離Dが所定距離以上か否かを、第2電波受信端末230が判定し、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、端末間距離Dが所定距離以上である旨を、第2電波受信端末230の通知手段が、タブレット端末260へ送信するように構成してもよい。
続いて、第2実施例の無線通信システム200の用途について説明する。
図8(A)に示すように、揺動開閉式のドアにおけるドア幅方向蝶番側(基端側)に対するドアノブ側(自由端側)に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方を取り付けて、ドアの枠におけるドア枠幅方向蝶番側に対するドアラッチ受け側(ストライク側ともいう)に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の他方を取り付ける。
所定距離を例えば、20cmと予め設定しておく。
そして、閉まっていたドアが開けられると、端末間距離Dが長くなる。
サーバ250、第2電波受信端末230またはタブレット端末260によって、端末間距離Dが20cm以上となって所定距離以上であると判定され、その旨がタブレット端末260において通知される。
その結果、管理者であるユーザーは、ドアが開けられたことを知ることができる。
さらに、端末間距離Dが所定距離の20cm以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離の20cm未満になったと判定したとき、サーバ250または第2電波受信端末230の通知手段が、端末間距離Dが所定距離の20cm未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信する。
その結果、管理者であるユーザーはドアが閉じられたことを知ることができる。
なお、揺動開閉式のドアの開閉について説明したが、スライド式のドアの開閉検知について用いてもよいのは言うまでもない。
図8(B)に示すように、自動車に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方を取り付けて、図示しない車庫や家屋に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の他方を取り付ける。
所定距離を例えば、10mと予め設定しておく。
そして、自動車が車庫を出て移動すると、端末間距離Dが長くなる。
サーバ250、第2電波受信端末230またはタブレット端末260によって、端末間距離Dが10m以上となって所定距離以上であると判定され、その旨がタブレット端末260において通知される。
その結果、管理者であるユーザーは、自動車が車庫を出て移動したことを知ることができる。
さらに、端末間距離Dが所定距離の10m以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離の10m未満になったと判定したとき、サーバ250または第2電波受信端末230の通知手段が、端末間距離Dが所定距離の10m未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信する。
その結果、管理者であるユーザーは自動車が車庫に戻ってきたことを知ることができる。
なお、自動車の移動について説明したが、自転車の移動検知について用いてもよいのは言うまでもない。
図9(A)に示すように、ペットの猫に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方を取り付けて、図示しない家屋に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の他方を取り付ける。
所定距離を例えば、10mと予め設定しておく。
そして、猫が家屋を出て移動すると、端末間距離Dが長くなる。
サーバ250、第2電波受信端末230またはタブレット端末260によって、端末間距離Dが10m以上となって所定距離以上であると判定され、その旨がタブレット端末260において通知される。
その結果、見守り人であるユーザーは、猫が家屋を出て移動したことを知ることができる。
さらに、端末間距離Dが所定距離の10m以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離の10m未満になったと判定したとき、サーバ250または第2電波受信端末230の通知手段が、端末間距離Dが所定距離の10m未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信する。
その結果、見守り人であるユーザーは猫が家屋に戻ってきたことを知ることができる。
なお、猫の移動について説明したが、猫以外のペットや動物の移動検知について用いてもよいのは言うまでもない。
図9(B)に示すように、被見守り対象である老人の手首に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方を取り付けて、図示しない家屋に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の他方を取り付ける。
所定距離を例えば、10mと予め設定しておく。
そして、老人が家屋を出て移動すると、端末間距離Dが長くなる。
サーバ250、第2電波受信端末230またはタブレット端末260によって、端末間距離Dが10m以上となって所定距離以上であると判定され、その旨がタブレット端末260において通知される。
その結果、見守り人であるユーザーは、猫が家屋を出て移動したことを知ることができる。
さらに、端末間距離Dが所定距離の10m以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離の10m未満になったと判定したとき、サーバ250または第2電波受信端末230の通知手段が、端末間距離Dが所定距離の10m未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信する。
その結果、見守り人であるユーザーは老人が家屋に戻ってきたことを知ることができる。
なお、被見守り人の一例として老人の移動について説明したが、被見守り人としての子供の移動検知について用いてもよいのは言うまでもない。
図10(A)に示すように、人が両手のうちの一方の手に第1電波受信端末220を持ち、他方の手に第2電波受信端末230を持ったとする。
所定距離を例えば、50cmと予め設定しておく。
人が両手でそれぞれ第1電波受信端末220および第2電波受信端末230を手旗信号操作のように操作することで、端末間距離Dが所定距離の50cm以上になったり所定距離の50cm未満になったりする。
これにより、その旨が第3端末の一例であるタブレット端末260に通知される。
その結果、タブレット端末260を携帯しているユーザーに対して所謂、手旗信号と同じような信号や情報を送信することができる。
なお、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、それぞれ3軸方向における方位情報を得る3軸型センサーをさらに有し、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の送信手段が、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の現在位置情報に加えて方位情報をサーバ250または第3端末の一例であるタブレット端末260へ送信するように構成してもよい。
これにより、人が第1電波受信端末220および第2電波受信端末230を手旗信号の操作と同様の操作をした際、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の操作前後の位置情報の変化、および第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の操作前後の姿勢情報(方位情報)の変化に基づいて、人がどのような操作をしたかをサーバ250またはタブレット端末260が判定し、手旗信号としてサーバ250またはタブレット端末260の判読手段である制御部が判読してから通知手段の一例としてタブレット端末260の表示パネルに表示する。
言い換えると、端末間距離Dが所定距離以上になったか否かの判定をすることなく、操作前後の第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の現在位置情報と方位情報との変化に基づいてサーバ250またはタブレット端末260が判読して表示する構成である。
その結果、タブレット端末260のユーザーは、人による第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の手旗信号の操作を目視することなく、手旗信号を簡単に理解することができる。
図10(B)に示すように、人が両手のうちの一方の手に第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方を持ち、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の他方を任意の場所に固定したとする。
所定距離を例えば、10cmと予め設定しておく。
人が第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の一方である第1電波受信端末220を他方である第2電波受信端末230に対して接離方向に移動させることで、端末間距離Dが所定距離の10cm以上になったり所定距離の10cm未満になったりする。
これにより、その旨が第3端末の一例であるタブレット端末260に通知される。
その結果、端末間距離Dが所定距離以上のときと、所定距離未満のときとで、ONとOFFとの切り換えとみなして、タブレット端末260を携帯しているユーザーに対して所謂、モールス信号と同じような信号や情報を送信することができる。
例えば、非常事態である旨の信号や救助要請である所謂、SOS信号を送ることができる。
このようにして得られた本発明の第2実施例である無線通信システム200は、第1電波受信端末220と、第2電波受信端末230と、第3端末の一例であるタブレット端末260とを備え、第1電波受信端末220とタブレット端末260との間および第2電波受信端末230とタブレット端末260との間で直接またはサーバ250を介して無線通信するものであって、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星240および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、タブレット端末260またはサーバ250へ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、タブレット端末260またはサーバ250が、第1電波受信端末220から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報と、第2電波受信端末230から受信した第2電波受信端末230の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末220と第2電波受信端末230との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末の一例であるタブレット端末260へ端末間距離Dが所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、端末間距離Dが所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる。
また、本発明の第2実施例である無線通信システム200は、第1電波受信端末220と、第2電波受信端末230とを備え、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星240および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、第1電波受信端末220が、第2電波受信端末230へ第1電波受信端末220の現在位置情報を送信する送信手段を有し、第2電波受信端末230が、第1電波受信端末220から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報と、第2電波受信端末230の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末220と第2電波受信端末230との間の端末間距離Dを算出するとともに、端末間距離Dが所定距離以上か否かを判定する判定手段と、端末間距離Dが所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末の一例であるタブレット端末260へ端末間距離Dが所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることにより、端末間距離Dが所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができる。
さらに、端末間距離Dが所定距離以上であると判定した後に端末間距離Dが所定距離未満になったと判定したとき、第2電波受信端末230またはサーバ250の通知手段が、端末間距離Dが所定距離未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末としてのタブレット端末260へ送信する構成であることにより、端末間距離Dが所定距離未満になったことをユーザーは確実に知ることができる。
さらに、本発明の無線通信システム200は、第1電波受信端末220と、第2電波受信端末230と、第3端末の一例であるタブレット端末260とを備え、第1電波受信端末220とタブレット端末260との間および第2電波受信端末230とタブレット端末260との間で直接またはサーバ250を介して無線通信するものであって、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星240および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、3軸方向における方位情報を得る3軸型センサーと、タブレット端末260またはサーバ250へ取得した現在位置情報および方位情報を送信する送信手段とを有し、タブレット端末260またはサーバ250が、第1電波受信端末220から受信した第1電波受信端末220の現在位置情報および方位情報の変化と、第2電波受信端末230から受信した第2電波受信端末230の現在位置情報および方位情報の変化とに基づいて、第1電波受信端末220および第2電波受信端末230の操作による信号として判読する判読手段と、信号として判読した内容をタブレット端末260のユーザーに対して通知する通知手段とを有していることにより、端末間距離Dが所定距離以上になったことをユーザーは確実に知ることができるなど、その効果は甚大である。
100、200 ・・・ 無線通信システム
110 ・・・ カギ(ユーザー所有物)
120、220 ・・・ 電波受信端末(第1電波受信端末)
130、230 ・・・ スマートフォン端末(第2電波受信端末)
131 ・・・ 表示パネル(表示手段)
140、240 ・・・ 準天頂軌道衛星
150、250 ・・・ サーバ
260 ・・・ タブレット端末(第3端末)
D ・・・ 端末間距離
ER ・・・ 地球
JP ・・・ 日本
OZ ・・・ オーストラリア
OR1 ・・・ (地球に対する)グローバル・ポジショニング・システム衛星の軌道
OR2 ・・・ (地球に対する)準天頂軌道衛星の軌道

Claims (11)

  1. ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末と、第1電波受信端末および第2電波受信端末とそれぞれ無線通信するサーバとを備えた無線通信システムであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、
    前記サーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、
    前記サーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、
    前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末に対して通知する通知手段とを有し、
    前記第2電波受信端末が、前記サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段を有していることを特徴とする無線通信システム。
  2. ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、
    前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、
    前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、
    前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告手段とを有していることを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末またはサーバから受信した第1電波受信端末の現在位置情報を表示する表示手段をさらに有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2電波受信端末またはサーバは、前記端末間距離が所定距離以上になってから端末間距離が変化したか否かを判定する距離変化判定手段をさらに備え、
    前記距離変化判定手段が端末間距離について変化したと判定したとき、第2電波受信端末またはサーバの制御部が、第2電波受信端末に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  5. 前記第1電波受信端末の現在位置情報に対して第2電波受信端末の向きが変化すると、第2電波受信端末に設けられた方位測定手段から得られる方位情報と、第2電波受信端末の現在位置情報と、第1電波受信端末の現在位置情報とに基づいて、第2電波受信端末の制御部が、第2電波受信端末に設けられたスピーカの音量・リズム、またはバイブレータの振動量・リズムを変化させる構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  6. ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末と、第1電波受信端末および第2電波受信端末とそれぞれ無線通信するサーバとを備えた無線通信システムのアプリケーションソフトウェアであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、前記サーバへ現在位置情報を送信する送信ステップと、
    前記サーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、
    前記サーバが、前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、前記第2電波受信端末に対して通知する通知ステップと、
    前記第2電波受信端末が、前記サーバからの通知に基づいて第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを実行させることを特徴とするアプリケーションソフトウェア。
  7. ユーザー所有物に取り付けられた第1電波受信端末と、前記ユーザー所有物とは別体に設けられた第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムのアプリケーションソフトウェアであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得ステップと、
    前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信ステップと、
    前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定ステップと、
    前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、第2電波受信端末のユーザーに対して警告する警告ステップとを実行させることを特徴とするアプリケーションソフトウェア。
  8. 第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信する無線通信システムであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、
    前記第3端末またはサーバへ現在位置情報を送信する送信手段とを有し、
    前記第3端末またはサーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、
    前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることを特徴とする無線通信システム。
  9. 第1電波受信端末と、第2電波受信端末との間で無線通信する無線通信システムであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段を有し、
    前記第1電波受信端末が、前記第2電波受信端末へ第1電波受信端末の現在位置情報を送信する送信手段を有し、
    前記第2電波受信端末が、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報と、第2電波受信端末の現在位置情報とに基づいて第1電波受信端末と第2電波受信端末との間の端末間距離を算出するとともに、端末間距離が所定距離以上か否かを判定する判定手段と、
    前記端末間距離が所定距離以上であると判定したとき、予め設定された所定の第3端末へ端末間距離が所定距離以上である旨の信号またはメッセージを送信して通知する通知手段とを有していることを特徴とする無線通信システム。
  10. 前記端末間距離が所定距離以上であると判定した後に端末間距離が所定距離未満になったと判定したとき、前記第2電波受信端末またはサーバの通知手段が、端末間距離が所定距離未満になった旨の信号またはメッセージを所定の第3端末へ送信する構成であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 第1電波受信端末と、第2電波受信端末と、第3端末とを備え、第1電波受信端末と第3端末との間および第2電波受信端末と第3端末との間で直接またはサーバを介して無線通信する無線通信システムであって、
    前記第1電波受信端末および第2電波受信端末が、複数のグローバル・ポジショニング・システム衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波、または近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいて現在位置情報を得る位置情報取得手段と、
    3軸方向における方位情報を得る3軸型センサーと、
    前記第3端末またはサーバへ取得した現在位置情報および方位情報を送信する送信手段とを有し、
    前記第3端末またはサーバが、前記第1電波受信端末から受信した第1電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化と、第2電波受信端末から受信した第2電波受信端末の現在位置情報および方位情報の変化とに基づいて、第1電波受信端末および第2電波受信端末の操作による信号として判読する判読手段と、
    前記信号として判読した内容を第3端末のユーザーに対して通知する通知手段とを有していることを特徴とする無線通信システム。
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