JP2019101460A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルの状態を検出するための専用の検出電極が不要であり、構成が簡略で小型な表示装置を提供する。【解決手段】タッチパネルが設けられた表示部と、格納部と、を有する表示装置であって、格納部は表示部を格納し、タッチパネルは主駆動電極及び検出電極の複数のペアと、検出電極の電圧を検出する検出部と、主駆動信号を主駆動電極に供給する駆動部と、検出部及び駆動部の動作を制御する制御部と、を有し、表示装置は、さらに、ペアの一部の表または裏に配置され、表示部の格納状態に応じて検出電極との間に付加静電容量が形成される付加駆動電極を有し、駆動部は、さらに、付加静電容量を介して検出電極の電圧を変化させる付加駆動信号を付加駆動電極に供給し、制御部は、さらに、付加駆動信号による検出電極の電圧の変化に基づいて格納状態を判別するとともに、格納状態に応じて検出部の検出動作を制限する、ことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置に関する。
近年、コンパクトに収納可能なフレキシブルな表示装置の研究開発が進められている。また、近年、タッチパネルを備えた多くの表示装置が実用化されている。フレキシブル表示装置の消費電力を低減するために、タッチパネルの状態に応じて、タッチパネルの機能の一部を停止する機能を有する表示装置が知られている。例えば下記特許文献1は、タッチパネルを備えた表示部の一部または全部を巻き取る巻き取り部と、巻き取られた領域を検出する検出部と、を有し、タッチパネルの巻き取られた領域の動作を停止させる表示装置を開示している。
タッチパネルの状態に応じて、タッチパネルの機能の一部を停止するためには、タッチパネルの状態を検出する必要がある。例えば上記特許文献1は、巻き取られた領域を検出する為に、専用の検出部が設けられている。しかしながら、専用の検出部を設けると、画像表示装置内部の構造が複雑になる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、タッチパネルの状態を検出するための専用の検出電極が不要であり、構成が簡略で小型な表示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、タッチパネルが設けられた表示部と、格納部と、を有する表示装置であって、前記格納部は、前記表示部の一部または全部を格納し、前記タッチパネルは、前記格納する方向に離間して配置され、相互に主静電容量を形成する主駆動電極及び検出電極の複数のペアと、前記検出電極の電圧を検出する検出部と、前記主静電容量を介して前記検出電極の電圧を変化させる主駆動信号を前記主駆動電極に供給する駆動部と、前記検出部及び前記駆動部の動作を制御する制御部と、を有し、前記表示装置は、さらに、前記複数のペアのうち前記表示部の格納状態に応じた一部の表または裏に位置するよう設けられ、前記格納状態に応じて前記検出電極との間に付加静電容量が形成される付加駆動電極を有し、前記駆動部は、さらに、前記付加静電容量を介して前記検出電極の電圧を変化させる付加駆動信号を前記付加駆動電極に供給し、前記制御部は、さらに、前記付加駆動信号による前記検出電極の電圧の変化に基づいて前記格納状態を判別するとともに、前記格納状態に応じて前記検出部の検出動作を制限する、ことを特徴とする。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略することがある。
また、下記の各実施形態においては、開示例として有機EL表示装置の場合を例示したが、その他の適用例として、液晶表示装置、その他の自発光型表示装置、あるいは電気泳動素子等を有する電子ペーパー型表示装置等あらゆるフラットパネル型の表示装置が挙げられる。また、中小型から大型まで、特に限定することなく適用が可能であることは言うまでもない。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態に係る表示装置100の機械的な構成について説明する。図1(a)、図1(b)、図2(a)、図2(b)、図3(a)及び図3(b)は、いずれも第1の実施形態に係る表示装置100の概略を示す図である。図1(a)、図2(a)、図3(a)は、表示装置100の上面から見た平面図である。図1(b)は、図1(a)のI−I断面を示す図である。図2(b)は図2(a)のII−II断面を示す図である。図3(b)は図3(a)のIII−III断面を示す図である。
まず、第1の実施形態に係る表示装置100の機械的な構成について説明する。図1(a)、図1(b)、図2(a)、図2(b)、図3(a)及び図3(b)は、いずれも第1の実施形態に係る表示装置100の概略を示す図である。図1(a)、図2(a)、図3(a)は、表示装置100の上面から見た平面図である。図1(b)は、図1(a)のI−I断面を示す図である。図2(b)は図2(a)のII−II断面を示す図である。図3(b)は図3(a)のIII−III断面を示す図である。
また、図1(a)及び図1(b)は、表示部102を第1格納部106から全て引き出した状態を示す図である。図2(a)及び図2(b)は、表示部102を第1格納部106から一部を引き出した状態を示す図である。図3(a)及び図3(b)は、表示部102を全て第1格納部106に格納した状態を示す図である。
図1(a)及び(b)に示すように、表示装置100は、タッチパネル104が設けられた表示部102と、第1格納部106と、第2格納部116と、引き出し構造体114と、を有する。表示部102は、表示領域128と、表示領域128の外側に配置された駆動回路122、制御回路124及び接続線126を有する。
表示領域128は、それぞれ複数の副画素で構成された複数の画素がマトリクス状に配置される。表示領域128には、各画素が発光することにより画像を表示する。
駆動回路122は、各画素に供給する電源や信号を生成する。具体的には、駆動回路122は、各画素に供給する電源や信号を生成するICであって、例えば、各副画素に配置された駆動トランジスタに対してソース・ドレイン間を導通させるための電位を印加すると共に、各データ信号線に対して階調値に対応する電流を流す。駆動回路122によって、表示部102は、表示領域128に画像を表示する。
制御回路124は、駆動回路122の動作を制御する。接続線126は、導電性を有する材料で形成され、駆動回路122と制御回路124を電気的に接続する。なお、駆動回路122及び制御回路124の機能については後で詳述する。
また、タッチパネル104及び表示部102は、可撓性を有する。具体的には、表示部102は、第1格納部106と第2格納部116の間に配置され、第2格納部116から第1格納部106へ向かう方向(図面上右から左へ向かう方向、以下格納する方向とする)に向かって、第1格納部106に格納される。後述するように第1格納部106は巻き取り部118を有し、タッチパネル104及び表示部102は、格納された状態で巻き取り部118の周りに巻きつけられるように可撓性を有する。
タッチパネル104は、主駆動電極108及び検出電極110の複数のペアと、付加駆動電極112と、制御部604と、駆動部606と、検出部612と、を有する。制御部604、駆動部606及び検出部612については、図6を用いて説明する。
主駆動電極108及び検出電極110の複数のペアは、格納する方向に離間して配置され、相互に主静電容量506を形成する。具体的には、例えば、主駆動電極108は、格納する方向及び格納する方向と直交する方向に並べて配置された複数の菱形状の電極である。また、格納する方向に並べて配置された複数の主駆動電極108は、各菱形状の部分を接続する配線によって、それぞれ電気的に接続される。一方、格納する方向と直交する方向に並べて配置された複数の主駆動電極108は、電気的に接続されない。
検出電極110は、格納する方向及び格納する方向と直交する方向に並べて配置された複数の菱形状の電極である。また、格納する方向に並べて配置された複数の検出電極110は、それぞれ電気的に接続されない。一方、格納する方向と直交する方向に並べて配置された複数の検出電極110は、各菱形状の部分を接続する配線によって、電気的に接続される。なお、主駆動電極108及び検出電極110の形状はいずれも菱形以外の形状であってもよい。
また、格納する方向に並べて配置された複数の主駆動電極108を接続する配線と、格納する方向と直交する方向に並べて配置された複数の検出電極110を接続する配線と、は異なる層に形成される。これにより、主駆動電極108と検出電極110とは電気的に接続しないように形成される。さらに、主駆動電極108と、隣接する検出電極110と、は後述する主静電容量506を形成する。
付加駆動電極112は、複数のペアのうち表示部102の格納状態に応じた一部の表または裏に位置するよう設けられ、格納状態に応じて検出電極110との間に付加静電容量508(後述)が形成される。具体的には、図4を用いて説明する。図4(a)は、表示部102を上面から見た図であり、図4(b)は表示部102を裏面から見た図である。図4(a)に示すように、主駆動電極108及び検出電極110は、画像を表示する表示領域128において、表示部102の表に配置される。
表示部102の表面の表示領域128の外側には、固定領域404並びに駆動回路122及び接続部402が設けられる。固定領域404は、巻き取り部118と固定される領域である。駆動回路122の詳細は後述する。接続部402は、例えば、導電性を有するシール等であって、表示部102の表面と裏面を電気的に接続する。
付加駆動電極112は、表示部102の主駆動電極108及び検出電極110が配置された面の反対の面に、全面または格子状の形状に配置される。具体的には、例えば図4(b)に示すように、付加駆動電極112は、表示部102の周辺部を除いて裏面全体にわたって隙間なく配置される。また、例えば図4(c)に示すように、付加駆動電極112は、格子状であってもよい。なお、付加駆動電極112は、表面に配置された検出電極110と付加静電容量508が形成される位置に対応して裏面に配置されていれば、図4(b)及び(c)に示す形状でなくてもよい。
付加駆動電極112は、表示部102の端部において、接続部402を介して表示部102の表面と電気的に接続される。さらに、表面の接続部402と駆動回路122とは配線(図示なし)によって接続される。これにより、駆動回路122と付加駆動電極112とは電気的に接続される。
第1格納部106は、内部に固定部120が設けられた巻き取り部118を有する。具体的には、図1(b)に示すように、第1格納部106は、金属製または樹脂製の筐体であって、内部に巻き取り部118を収容する。巻き取り部118は、例えば円柱状の形状であって、固定部120を有する。固定部120は、巻き取り部118の表面の一部の領域であって、シールまたは接着剤等によって表示部102を巻き取り部118に固定する。
巻き取り部118は、主駆動電極108及び検出電極110が配置された面が内側になるように表示部102の一部または全部を巻き取る。これにより、格納部は、表示部102の一部または全部を筐体の内部に格納する。図1(b)に示すように、表示部102が全て第1格納部106から引き出された状態では、表示部102の主駆動電極108及び検出電極110が配置された側の面が、巻き取り部118に固定される。巻き取り部118は、図1(b)の図面上時計回りに回転することによって、表示部102を巻き取る。図2(b)に示すように、表示部102の一部が巻き取られた状態では、表示部102は、表示領域128を含む一部の領域が巻き取り部118に巻き取られる。さらに、図3(b)に示すように、表示部102を全て第1格納部106に格納した状態では、表示部102は、第1格納部106の入口近傍の一部の領域を除く大部分が巻き取り部118に巻き取られる。
なお、巻き取り部118の形状は、円柱状でなくてもよい。例えば、巻き取り部118は、多角柱でもよいし、多角柱の角を丸めた形状であってもよい。
第2格納部116は、内部に固定部120を有する。具体的には、第2格納部116は、金属製または樹脂製の筐体であって、内部に固定部120を収容する。固定部120は、例えば直方体の形状であって、一の面が第2格納部116の内壁に固定され、他の面は表示部102の端部を固定する。これにより、表示部102と第2格納部116の位置関係を固定する。
また、第2格納部116は、表示部102の一部を内部に収容する。具体的には、図1(b)に示すように、第2格納部116は、駆動回路122と、制御回路124と、接続線126と、を内部に収容する。
引き出し構造体114は、第1格納部106と、第2格納部116と、の位置関係を規制する機構である。具体的には、例えば図1(b)に示すように、引き出し構造体114は、平板が階段状に接続された形状である。表示部102が全て第1格納部106から引き出された状態で、引き出し構造体114は、最も引き伸ばされた状態となる。これにより、引き出し構造体114は、第1格納部106と第2格納部116が所定の距離より離れないように、第1格納部106と第2格納部116の位置関係を規制する。
また、引き出し構造体114は、伸縮する。具体的には、例えば図2(b)に示すように、表示部102の一部が第1格納部106に格納された状態では、引き出し構造体114は、図1(b)に示す引き出し構造体114の長さの半分程度に縮められる。さらに、図3(b)に示すように、表示部102を全て第1格納部106に格納した状態では、引き出し構造体114は、最も短くなり、第1格納部106の内部に収容される。引き出し構造体114が伸縮することにより、表示装置100の引き出された領域の大きさに応じて表示される画面の大きさを変えることが出来る。
続いて、表示部102の断面構成について説明する。図5(a)は、引き出された領域の表示部102の断面を示す図である。図5(b)は、巻き取られた領域にある表示部102の断面を示す図であって、巻き取り部118の上に重ねられた表示部102を示す図である。
図5(a)に示すように、表示部102は、表示パネル500と、主駆動電極108と、検出電極110と、表面保護膜504と、付加駆動電極112と、裏面保護膜502と、を有する。
表示パネル500は、例えば有機ELパネルなどの画像を表示する薄型のパネルである。表示パネル500は、TFT(Thin Film Transistor)やコンデンサが形成されたアレイ層や、光を発する有機EL(Electro Luminescence)層等が設けられるが、従来技術と同様であるため、詳細な説明は省略する。
主駆動電極108及び検出電極110は、表示部102の片側の面に配置される。具体的には、主駆動電極108と検出電極110のペアは、それぞれがコンデンサの電極となって主静電容量506を形成するように、表示パネル500の表面に近接して配置される。
表面保護膜504は、主駆動電極108及び検出電極110を覆うように配置される。具体的には、表面保護膜504は、SiNなどの材料によって主駆動電極108及び検出電極110を覆うように配置され、主駆動電極108及び検出電極110を保護する。
付加駆動電極112は、表示パネル500の裏面に配置される。具体的には、付加駆動電極112は、表示パネル500を挟んで検出電極110との間に付加静電容量508を形成するように、表示パネル500の裏面に配置される。
裏面保護膜502は、付加駆動電極112を覆うように配置される。具体的には、裏面保護膜502は、SiNなどの材料によって付加駆動電極112を覆うように配置され、付加駆動電極112を保護する。
引き出された領域にある表示部102の検出電極110は、表示パネル500を挟んで配置された付加駆動電極112との間にのみ付加静電容量508が形成される。一方、図5(b)に示すように、巻き取り部118に巻き取られた領域では、検出電極110は、表示パネル500を挟んで配置された付加駆動電極112に加えて、1周分内側に配置された付加駆動電極112との間に付加静電容量508を形成する。具体的には、巻き取られた領域にある表示部102は、2層重ねて配置される。内側に配置された付加駆動電極112と、1周外側に配置された検出電極110と、は近接して配置されるため、両電極間に付加静電容量508が形成される。
以上のように、巻き取られた領域に配置されている検出電極110に対して形成されている付加静電容量508は、引き出された領域に配置されている検出電極110に対して形成されている付加静電容量508よりも大きい。後述するように、当該静電容量の大きさの差を用いて、格納状態が判断される。
続いて、第1の実施形態に係る表示装置100の機能的な構成について説明する。図6は、表示装置100の機能的なブロック図である。表示装置100は、外部装置602と、制御部604と、駆動部606と、表示パネル部608と、センサ部610と、検出部612と、判定部614と、を有する。なお、制御部604及び判定部614の機能は、図1(b)乃至図3(b)の制御回路124の動作によって実現される。駆動部606及び検出部612の機能は、図1(b)乃至図3(b)の駆動回路122の動作によって実現される。また、特許請求の範囲における制御部は、図6の制御部604及び判定部614に相当する。さらに、図6の図面上上側が、図1(a)における図面上左側に相当する。
外部装置602は、表示装置100に対して、映像信号やタッチされた座標に関するデータの送受信をする装置である。具体的には、外部装置602は、PC(Personal Computer)等であって、制御部604に対して映像信号を送信し、制御部604からタッチされた座標に関するデータを取得する。
制御部604は、検出部612及び駆動部606の動作を制御する。具体的には、制御部604は、外部装置602から画像信号及び電源を取得する。制御部604は、取得した画像信号及び電源に基づいて、画像信号や画素を点灯させるタイミングを制御する信号等を生成し、表示パネル駆動部616に供給する。制御部604は、取得した画像信号に基づいて、主駆動電極駆動部618、付加駆動電極駆動部620及び検出部612のそれぞれを動作または停止させる信号等を生成し、各部に供給する。
また、制御部604は、格納状態に応じて検出部612の検出動作を制限する。具体的には、制御部604は、第1格納部106に格納された領域に配置された検出電極110に対する検出部612の検出動作を停止させる。当該動作の詳細については、タイミングチャートを用いて後述する。
駆動部606は、表示パネル駆動部616と、主駆動電極駆動部618と、付加駆動電極駆動部620と、有する。表示パネル駆動部616は、表示パネル500に対して供給する電源や信号を生成する。具体的には、表示パネル駆動部616は、制御部604から取得した画像信号に基づいて、表示パネル部608の各画素に供給する電源や信号を生成し、表示パネル部608に供給する。当該電源及び信号によって、表示パネル部608は、画像を表示する。
主駆動電極駆動部618は、主静電容量506を介して検出電極110の電圧を変化させる主駆動信号を主駆動電極108に供給する。具体的には、主駆動電極駆動部618は、制御部604から取得した信号に基づいて、主駆動電極108に対して供給する主駆動信号を生成する。主駆動電極駆動部618は、複数の主駆動電極108に対して、主駆動信号を図6の右から左に向かって順に供給する。主駆動信号は、例えば、所定の振幅を有するパルス信号である。なお、主駆動電極駆動部618は、後述する通常動作期間806に主駆動信号を供給する。
付加駆動電極駆動部620は、付加静電容量508を介して検出電極110の電圧を変化させる付加駆動信号を付加駆動電極112に供給する。具体的には、付加駆動電極駆動部620は、制御部604から取得した信号に基づいて、付加駆動電極112に対して供給する付加駆動信号を生成する。付加駆動電極駆動部620は、付加駆動信号を付加駆動電極112に供給する。付加駆動信号は、例えば、所定の振幅を有するパルス信号である。なお、付加駆動電極駆動部620は、後述する巻き取り位置判定期間810に、付加駆動信号を供給する。
表示パネル部608は、表示パネル駆動部616から取得した電源や信号に基づいて画像を表示する。表示パネル部608の機能は、図5(a)及び(b)の表示パネル500によって実現される。
センサ部610は、主駆動電極駆動部618から取得した主駆動信号と、タッチパネル104にユーザーが触れている状態と、に応じた電圧を検出部612に供給する。具体的には、例えば、センサ部610は、主駆動電極駆動部618から所定の振幅のパルス信号を取得する。当該パルス信号は、主駆動電極108と検出電極110と、の間に形成された主静電容量506を介して検出電極110の電圧を変動させる。センサ部610は、検出電極110の電圧を検出部612に供給する。センサ部610の機能は、図5(a)及び(b)の主駆動電極108及び検出電極110によって実現される。
検出部612は、検出電極110の電圧を検出する。具体的には、検出部612は、各主駆動電極108に主駆動信号が入力される毎に、複数配置された検出電極110の電圧を、図6に示す走査方向130に向かって順にまたは一度に検出する。検出部612は、後述する通常動作期間806及び巻き取り位置判定期間810に、当該検出を行う。
判定部614は、ユーザーがタッチパネル104に触れた座標を判定する。具体的には、第1格納部106から引き出された領域におけるユーザーが触れていない検出電極110に対しては、主駆動電極108と付加駆動電極112との間にのみ静電容量(主静電容量506及び付加静電容量508)が形成される。一方、ユーザーが触れた検出電極110に対しては、上記静電容量に加えて、ユーザーの指と検出電極110との間に静電容量が形成される。従って、ユーザーが触れた検出電極110と、触れていない検出電極110とでは、主静電容量506を介して主駆動信号によって変化する電圧が異なる。
ここで、上記のように、主駆動電極駆動部618は、複数の主駆動電極108に対して、図6の右から左に向かって順に供給する。また、検出部612は、各主駆動電極108に主駆動信号が入力される毎に、複数配置された検出電極110の電圧を、図6に示す走査方向130に向かって順に検出する。判定部614は、主駆動信号が入力された主駆動電極108の位置と、所定の電圧と異なる電圧が検出された検出電極110の位置と、に基づいて、ユーザーがタッチパネル104に触れた座標を判定する。
また、判定部614は、付加駆動信号による検出電極110の電圧の変化に基づいて格納状態を判別する。例えば、判定部614は、検出電極110の電圧の変化が所定の値より大きいか否かに基づいて格納状態を判別する。具体的には、付加駆動電極112に付加駆動信号が入力されると、検出電極110の電圧は、付加静電容量508を介して変化する。ここで、図5(a)及び(b)を用いて説明したように、巻き取られた領域の検出電極110に対して形成された付加静電容量508は、引き出された領域の検出電極110に対して形成された付加静電容量508よりも大きい。従って、付加駆動電極112に付加駆動信号が入力された場合に、巻き取られた領域の検出電極110の電圧は、引き出された領域の検出電極110の電圧よりも大きく変化する。
図7(a)は、付加駆動電極112に付加駆動信号が入力された場合に、検出部612が検出した電圧を示すグラフである。図7(a)の縦軸は検出部612が検出した電圧であり、横軸は走査方向130の座標である。図7(a)に示すように、特定の座標を境界として、検出電圧が異なっている。判定部614は、図7(a)において、所定の電圧よりも大きい電圧が検出された座標と対応する表示部102の領域が、第1格納部106に格納されていると判定する。
また、例えば、判定部614は、検出電極110の電圧の格納する方向に対する変化の大きさに基づいて、格納状態を判別してもよい。具体的には、図7(b)は、図7(a)に示す検出電圧と座標の関係を、走査方向130に微分したデータを示すグラフである。図7(b)に示すように、検出電圧が変化する座標において、微分された検出電圧はピークを有する。判定部614は、当該ピーク座標より大きい座標と対応する表示部102の領域が、第1格納部106に格納されていると判定してもよい。以下、当該第1格納部106に格納された領域と引き出された領域の境界として判定された位置を格納位置とする。
なお、図1(b)乃至図3(b)に示すように、表示部102は、巻き取り部118に巻き取られた領域と、第1格納部106の入り口と、の間の領域を有する。当該領域において、検出電極110は、表面に付加駆動電極112が配置されていない。従って、上記判定方法によれば、当該領域の検出電極110において、所定の電圧と同等の電圧が検出される。当該領域は、巻き取り部118に巻き取られた領域ではないものの、第1格納部106から引き出されていない領域である。従って、判定部614は、予め当該領域の大きさを記憶しておき、上記判定した領域に、予め記憶した大きさを加えた領域が、第1格納部106に格納されていると判定するようにしてもよい。
続いて、表示装置100の動作について、タイミングチャートを用いて説明する。図8は、表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618、検出部612、付加駆動電極駆動部620及び判定部614の動作を示すタイミングチャートである。
全ての1フレームの期間は、通常動作期間806と、停止期間808と、を含む。また、複数フレーム毎に挿入される特定の1フレーム期間802は、通常動作期間806と、停止期間808とに加えて、巻き取り位置判定期間810を含む。具体的には、通常動作期間806は、1フレームの開始タイミングから、表示パネル駆動部616が格納位置を走査するタイミングまでの期間である。停止期間808は、表示パネル駆動部616が格納位置を走査するタイミングから、1フレームの終了タイミングまでの期間である。巻き取り位置判定期間810を含むフレームにおいては、停止期間808の一部期間が、巻き取り位置判定期間810に置き換えられる。
図8に示すように、表示パネル駆動部616は、通常動作期間806に表示パネル500の各画素に電源や画像信号を供給する。具体的には、表示パネル駆動部616は、第1格納部106から引き出された領域にある表示パネル500に対して、画像信号や電源を供給する。また、表示パネル駆動部616は、第1格納部106に格納された領域にある表示パネル500に対して、電源の一部及び画像信号の供給を停止する。
主駆動電極駆動部618は、通常動作期間806に主駆動電極108に主駆動信号を供給する。具体的には、主駆動電極駆動部618は、複数の主駆動電極108に対して、主駆動信号を図6の右から左に向かって順に供給する。主駆動電極駆動部618は、通常動作期間806が終了するまで1回または複数回当該動作を行う。
検出部612は、通常動作期間806及び巻き取り位置判定期間810に、検出電極110の電圧を検出する。具体的には、検出部612は、通常動作期間806において、第1格納部106から引き出された領域にある検出電極110の電圧を検出する。検出部612は、通常動作期間806が終了するまで当該動作を1回または複数回行う。また、検出部612は、巻き取り位置判定期間810を含むフレームにおいては、巻き取り位置判定期間810に、検出電極110の電圧を検出する。
付加駆動電極駆動部620は、巻き取り位置判定期間810に、付加駆動信号を付加駆動電極112に供給する。具体的には、付加駆動電極駆動部620は、巻き取り位置判定期間810に1回または複数回、付加駆動信号を付加駆動電極112に供給する。
判定部614は、通常動作期間806に、ユーザーがタッチパネル104に触れた座標を判定する。また、判定部614は、巻き取り位置判定期間810に格納状態を判別する。具体的には、判定部614は、通常動作期間806に、主駆動信号が入力された主駆動電極108の位置と、所定の電圧と異なる電圧が検出された検出電極110の位置と、に基づいて、ユーザーがタッチパネル104に触れた座標を判定する。また、判定部614は、巻き取り位置判定期間810に、検出部612が検出した電圧に基づいて、図7(a)または図7(b)を用いて説明した判定方法により、格納位置を判定する。
格納位置は、複数フレーム毎に判定される。制御部604は、判定された直近の格納位置に基づいて、通常動作期間806及び停止期間808の長さを決定する。また、制御部604は、上記の表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618、検出部612の動作を制御する。これにより、第1格納部106に格納された領域に配置された表示パネル500及びタッチパネル104は、動作を停止する。
続いて、表示装置100の動作について、フローチャートを用いて説明する。図9は、表示装置100が行う動作を示すフローチャートである。なお、図9は、図8の巻き取り位置判定期間810を含む特定のフレームにおける通常動作期間806が終了したタイミングを起点として記載している。
通常動作期間806が終了したタイミングで、主駆動電極駆動部618は、主駆動電極108への主駆動信号の供給を停止する(S902)。なお、同じタイミングで、表示パネル駆動部616も、表示パネル500への画像信号等の供給を停止する。次に、付加駆動電極駆動部620は、付加駆動電極112に対して、付加駆動信号を供給する(S904)。次に、検出部612は、S904で供給された付加駆動信号による検出電極110の電圧の変化を検出する(S906)。
次に、判定部614は、S906で検出された電圧に基づいて、格納位置を判定する(S908)。制御部604は、判定された格納位置に基づいて、表示パネル500の走査範囲を決定し、駆動部606に指示を行う。具体的には、制御部604は、表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618、付加駆動電極駆動部620及び検出部612に対して、通常動作期間806及び停止期間808に関する情報を含む信号を供給する。
次に、付加駆動電極駆動部620は、付加駆動電極112への付加駆動信号の供給を停止する(S912)。S904乃至S912までのステップは、巻き取り位置判定期間810に行われる。
次に、表示パネル駆動部616は、画像信号及び電源等の表示パネル500への供給を再開する(S914)。ここで、表示パネル駆動部616は、S910で取得した走査範囲に関する信号に基づいて、引き出された領域にある表示パネル500に対して、画像信号及び電源等を供給する。また、主駆動電極駆動部618は、主駆動電極108への主駆動信号の供給を再開する(916)。さらに、検出部612は、引き出された領域に配置された検出電極110の電圧の変化を検出する(S918)。S914乃至S918の動作は、同時に行われる。
次に、判定部614は、S918で検出された電圧に基づいて、ユーザーがタッチパネル104に触れた座標を判定する(S920)。S920の後、通常動作期間806が終了すると、停止期間808の間、表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618及び検出部612は、動作を停止する。また、停止期間808が終了し通常期間が開始するタイミングでS914に戻る。さらに、巻き取り位置判定期間810が開始されるまで、S914以降のステップが繰り返される。
以上の動作により、表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618、検出部612は、一定期間ごとに更新される格納位置に基づいて、第1格納部106に格納された領域における表示パネル500及びタッチパネル104の動作を停止する。これにより、不要な画像表示やタッチされた座標の判定を行わないことにより、消費電力及び誤動作を低減することができる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、巻き取り部118が表示部102を巻き取る方向及び格納位置と通常動作期間806の関係が第1の実施形態と異なる。その他の点については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、巻き取り部118が表示部102を巻き取る方向及び格納位置と通常動作期間806の関係が第1の実施形態と異なる。その他の点については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図10(a)及び図10(b)は、第2の実施形態に係る表示装置100の機械的な構成を示す図である。図10(a)は、表示装置100の上面から見た平面図である。図10(b)は、図10(a)のX−X断面を示す図である。図10(a)に示すように、表示装置100の上面から見た平面図は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態においては、巻き取り部118は、主駆動電極108及び検出電極110が配置された面が外側になるように表示部102を巻き取る。具体的には、図10(b)に示すように、表示部102の付加駆動電極112が配置された側の面が、巻き取り部118に固定される。巻き取り部118は、図10(b)の図面上反時計回りに回転することによって、表示部102を巻き取る。外側に配置された検出電極110と、1周外側に配置された付加駆動電極112と、の間に付加静電容量508が形成される。ここで、巻き取られた表示部102の最も外側の検出電極110の外側には、当該検出電極110と付加静電容量508を形成する付加駆動電極112が存在しない。従って、表示部102が少なくとも1周以上巻き取られなければ当該付加静電容量508が形成されない。
そこで、制御部604は、巻き取り部118の一周分の長さを考慮して通常駆動期間の長さを制御する。具体的には、判定部614は、第1の実施形態と同様に、付加駆動信号による検出電極110の電圧の変化に基づいて格納状態を判別する。判定部614は、図7(a)又は(b)で説明したような方法により、格納位置を判定する。判定された格納位置は、実際に格納された表示部の位置よりも1周分ずれた位置である。そこで、制御部604は、第1の実施形態と比較して巻き取り軸の1周分の長さに相当する走査期間だけ通常駆動期間が短くなるように制御する。
図11は、表示パネル駆動部616、主駆動電極駆動部618、検出部612、付加駆動電極駆動部620及び判定部614の動作を示すタイミングチャートである。通常動作期間806が開始するタイミングは、1フレームが開始するタイミングと同時である。通常動作期間806が終了するタイミングは、判定部614が判定した格納位置に相当するタイミング1102から巻き取り軸の1周分の長さに相当する走査期間1104だけ遡ったタイミングである。第1の実施形態と同様に、通常動作期間806が終了した後1フレーム期間802が終了するまでの期間が停止期間808である。また、複数フレーム毎に巻き取り位置判定期間810を含む1フレーム期間802が挿入される。
なお、第1の実施形態と同様に、判定部614は、予め巻き取り部118に巻き取られた領域と、第1格納部106の入り口と、の間の領域の大きさを記憶し、上記判定した領域に、予め記憶した大きさを加えた領域が、第1格納部106に格納されていると判定するようにしてもよい。
上記のように、巻き取り軸の回転方向が時計回り及び反時計回りのいずれであっても、不要な画像表示やタッチされた座標の判定を行わないことにより、消費電力及び誤動作を低減することができる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、付加駆動電極112が表示部102の外部に設けられる点が第1及び第2の実施形態と異なる。その他の第1及び第2の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、付加駆動電極112が表示部102の外部に設けられる点が第1及び第2の実施形態と異なる。その他の第1及び第2の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図12(a)及び図12(b)は、第2の実施形態に係る表示装置100の機械的な構成を示す図である。図12(a)は、表示装置100の上面から見た平面図である。図12(b)は、図12(a)のXII−XII断面を示す図である。図12(a)に示すように、表示装置100の上面から見た平面図は、第1及び第2の実施形態と同様である。
表示装置100は、さらに、入口近傍に表示部102を挟んで配置されたロール対1202を有する。具体的には、表示装置100は、第1格納部106の入口近傍に表示部102を挟んで配置されたロール対1202を有する。ロール対1202は、第1格納部106の内部に配置される。ロール対1202は、表示部102が巻き取り部118に巻き取られる際に生じる摺動摩擦を低減する。
付加駆動電極112は、表示部102を格納する入口近傍に配置される。具体的には、表示部102を格納する入口近傍に配置されたロール対1202の片方が付加駆動電極112である。ロール対1202の2つのロールのうち、表示部102の検出電極110が配置された側のロールが付加駆動電極112であってもよいし、反対側のロールが付加駆動電極112であってもよい。付加駆動電極112であるロールは、導電性の材料で形成され、付加駆動信号が入力される。ここで、駆動回路122のうち、付加駆動電極駆動部620の機能を有する回路は、第1格納部106の内部に配置される。付加駆動電極駆動部620の機能を有する回路は、ロール対1202の一方に付加駆動信号を供給する。第3の実施形態においては、付加駆動電極112は、表示パネル500の裏面に配置されない。
判定部614は、付加駆動信号による検出電極110の電圧の変化に基づいて格納状態を判別する。具体的には、付加駆動電極112であるロール対1202の一方と、検出電極110と、は近接して配置される。そのため、付加駆動電極112であるロール対1202の一方と、検出電極110と、の間には付加静電容量508が形成される。付加駆動信号がロール対1202の一方に入力された場合、当該付加静電容量508を介して、ロール対1202に挟まれた位置にある検出電極110の電圧は変化する。具体的には、例えば、検出部612は、特定の座標でのみ大きな値の電圧を検出する。判定部614は、当該検出部612の検出結果のピークにおける座標を、格納位置として判定する。
第3の実施形態においても、格納位置を判定し、不要な画像表示やタッチされた座標の判定を行わないことにより、消費電力及び誤動作を低減することができる。
なお、付加駆動電極112がロール対1202の一方である場合について説明したが、付加駆動電極112は、他の形状であってもよい。具体的には、例えば、付加駆動電極112は、単に1本の矩形の導電体であって、第1格納部106の入口近傍に検出電極110との間に付加静電容量508を形成するように配置されてもよい。
また、第1乃至第3の実施形態において、表示装置100が表示部102を格納するための巻き取り軸を有する構成について説明したが、表示装置100が表示部102を格納できる構成を有していれば、巻き取り軸を有しない構成であってもよい。例えば、第1格納部106は、表示部102の形状が一定のまま、表示部102の全体を格納する空間を有する構成としてもよい。この場合、表示部102は、スライドすることによって第1格納部106に格納される。また、第1格納部106は、表示部102を蛇腹状に折り曲げて格納する機構を有する構成としてもよい。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
100 表示装置、102 表示部、104 タッチパネル、106 第1格納部、108 主駆動電極、110 検出電極、112 付加駆動電極、114 引き出し構造体、116 第2格納部、118 巻き取り部、120 固定部、122 駆動回路、124 制御回路、126 接続線、128 表示領域、130 走査方向及び格納する方向、402 接続部、404 固定領域、500 表示パネル、502 裏面保護膜、504 表面保護膜、506 主静電容量、508 付加静電容量、602 外部装置、604 制御部、606 駆動部、608 表示パネル部、610 センサ部、612 検出部、614 判定部、616 表示パネル駆動部、618 主駆動電極駆動部、620 付加駆動電極駆動部、802 1フレーム期間、804 格納位置に相当するタイミング、806 通常動作期間、808 停止期間、810 巻き取り位置判定期間、1102 格納位置に相当するタイミング、1104 1周分の長さに相当する走査期間、1202 ロール対。
Claims (8)
- タッチパネルが設けられた表示部と、格納部と、を有する表示装置であって、
前記格納部は、前記表示部の一部または全部を格納し、
前記タッチパネルは、前記格納する方向に離間して配置され、相互に主静電容量を形成する主駆動電極及び検出電極の複数のペアと、
前記検出電極の電圧を検出する検出部と、
前記主静電容量を介して前記検出電極の電圧を変化させる主駆動信号を前記主駆動電極に供給する駆動部と、
前記検出部及び前記駆動部の動作を制御する制御部と、
を有し、
前記表示装置は、さらに、前記複数のペアのうち前記表示部の格納状態に応じた一部の表または裏に位置するよう設けられ、前記格納状態に応じて前記検出電極との間に付加静電容量が形成される付加駆動電極を有し、
前記駆動部は、さらに、前記付加静電容量を介して前記検出電極の電圧を変化させる付加駆動信号を前記付加駆動電極に供給し、
前記制御部は、さらに、前記付加駆動信号による前記検出電極の電圧の変化に基づいて前記格納状態を判別するとともに、前記格納状態に応じて前記検出部の検出動作を制限する、
ことを特徴とする表示装置。 - 前記タッチパネル及び前記表示部は可撓性を有し、
前記主駆動電極及び前記検出電極は、前記表示部の片側の面に配置され、
前記付加駆動電極は、前記表示部の前記主駆動電極及び前記検出電極が配置された面の反対の面に、全面または格子状の形状に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記格納部は、前記表示部を巻き取る巻き取り部を有し、
前記制御部は、前記検出電極の電圧の変化が所定の値より大きいか否かに基づいて前記格納状態を判別する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記格納部は、前記表示部を巻き取る巻き取り部を有し、
前記制御部は、前記検出電極の電圧の前記格納する方向に対する変化の大きさに基づいて、前記格納状態を判別する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記巻き取り部は、前記主駆動電極及び前記検出電極が配置された面が内側になるように前記表示部を巻き取ることを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
- 前記巻き取り部は、前記主駆動電極及び前記検出電極が配置された面が外側になるように前記表示部を巻き取ることを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
- 前記付加駆動電極は、前記表示部を格納する入口近傍に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記表示装置は、さらに、前記入口近傍に前記表示部を挟んで配置されたロール対を有し、
前記ロール対の片方が前記付加駆動電極である、
ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
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