JP2019101212A - 光モジュールおよび内視鏡 - Google Patents

光モジュールおよび内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2019101212A
JP2019101212A JP2017231632A JP2017231632A JP2019101212A JP 2019101212 A JP2019101212 A JP 2019101212A JP 2017231632 A JP2017231632 A JP 2017231632A JP 2017231632 A JP2017231632 A JP 2017231632A JP 2019101212 A JP2019101212 A JP 2019101212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
hole
optical module
wiring board
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017231632A
Other languages
English (en)
Inventor
智史 乾
Tomohito Inui
智史 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2017231632A priority Critical patent/JP2019101212A/ja
Publication of JP2019101212A publication Critical patent/JP2019101212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】伝送品質の高い光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュール1は、光信号を発生する光素子10と、発光面10SAに光素子10が実装されており、光信号の光路となる貫通孔H20のある配線板20と、配線板20の貫通孔H20に挿入されている光ファイバ60と、貫通孔H20の周囲に配設されており、光素子10と配線板20との間隔を規定しているスペーサ30と、を具備し、スペーサ30の内壁面に、反射防止膜31が配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光信号の光路である貫通孔のある配線板に、光素子が実装されている光モジュール、および前記光モジュールを有する内視鏡に関する。
内視鏡は、挿入部の先端部にCCD等の撮像素子を有する。近年、高品質の画像を表示するため、高画素数の撮像素子の内視鏡への使用が検討されている。高画素数の撮像素子を使用した場合には、撮像素子から信号処理装置(プロセッサ)へ伝送する信号量が増加するため、電気信号によるメタル配線を介した電気信号伝送では、配線のため挿入部が太くなるおそれがある。
挿入部を細径化し低侵襲化するには、細い光ファイバを介した光信号伝送が好ましい。光信号伝送には、電気信号を光信号に変換するE/O型の光モジュール(電気−光変換器)と、光信号を電気信号に変換するO/E型の光モジュール(光−電気変換器)とが用いられる。
例えば、E/O型の光モジュールでは、電気信号を光信号に変換する発光素子は、配線板に実装されている。発光素子の発光部から出射された光は、配線板の貫通孔を光路として、光ファイバに入射する。
発光部から出射された光は、広がりを持つため、光路における光の減衰および散乱により、伝送品質は低下する。光の減衰は光路長に比例するため、所定の光路長を担保することは重要である。
特開2014−10329号公報には、光素子が実装された配線板の貫通孔をテーパー状に形成し、光ファイバの先端面が貫通孔の内面と当接することで、所定の光路長が得られる光モジュールが開示されている。
しかし、光素子が配線板にバンプを介して実装されている場合には、実装条件により変化するバンプの高さにより、発光部と配線板との間の距離は変化する。このため、配線板の貫通孔における光ファイバの先端面の位置を正確に位置決めしても、光素子と光ファイバの先端面との距離を正確に規定することは容易ではない。
また、光路長を正確に規定しても、光路における光散乱は防止できない。
特開2014−10329号公報
本発明の実施形態は、伝送品質の高い光モジュール、および、高品質の画像を表示する内視鏡を提供することを目的とする。
実施形態の光モジュールは、光信号を発光または受光する光素子部と、複数の外部電極と、が、おもて面に配設されている光素子と、第1の主面と前記第1の主面と対向する第2の主面とを有し、前記第1の主面に前記光素子の前記外部電極と接合されている接続電極が配設されており、前記光信号の光路を構成している貫通孔のある配線板と、前記配線板の前記貫通孔に挿入されている前記光信号を伝送する光ファイバと、前記第1の主面における前記貫通孔の周囲に配設されており、前記おもて面と前記第1の主面との間隔を規定しているスペーサと、を具備し、前記スペーサの内壁面に、反射防止膜が配設されている。
また実施形態の内視鏡は光モジュールを有し、前記光モジュールは、光信号を発光または受光する光素子部と、複数の外部電極と、が、おもて面に配設されている光素子と、第1の主面と前記第1の主面と対向する第2の主面とを有し、前記第1の主面に前記光素子の前記外部電極と接合されている接続電極が配設されており、前記光信号の光路を構成している貫通孔のある配線板と、前記配線板の前記貫通孔に挿入されている前記光信号を伝送する光ファイバと、前記第1の主面における前記貫通孔の周囲に配設されており、前記おもて面と前記第1の主面との間隔を規定しているスペーサと、を具備し、前記スペーサの内壁面に、反射防止膜が配設されている。
本発明の実施形態によれば、伝送品質の高い光モジュール、および、高品質の画像を表示する内視鏡を提供できる。
第1実施形態の光モジュールの分解図である。 第1実施形態の光モジュールの斜視図である。 第1実施形態の光モジュールの図2のIII−III線に沿った部分断面図である。 第1実施形態の光モジュールの配線板の平面図である。 第1実施形態の光モジュールの製造方法を説明するための配線板の平面図である。 第1実施形態の光モジュールの製造方法を説明するための配線板の平面図である。 第1実施形態の光モジュールの製造方法を説明するための配線板の断面図である。 第1実施形態の光モジュールの製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態の変形例1の光モジュールの部分断面図である。 第1実施形態の変形例2の光モジュールの配線板の平面図である。 第1実施形態の変形例3の光モジュールの配線板の平面図である。 第1実施形態の変形例4の光モジュールの配線板の平面図である。 第1実施形態の変形例5の光モジュールの部分断面図である。 第2実施形態の内視鏡の斜視図である。
<第1実施形態>
図1から図4を用いて、本実施形態の光モジュール1について説明する。なお、以下の説明において、各実施形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、一部の構成要素の図示、符号の付与を省略する場合がある。
本実施形態の光モジュール1は、電気信号を光信号に変換し光信号を伝送するE/Oモジュールである。光モジュール1は、光素子10と、配線板20と、スペーサ30と、保持部材50と、光ファイバ60と、を有する。
光素子10は、光信号の光を出力する光素子部である発光部11を有する発光素子、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:垂直共振器面発光レーザ)である。平面視寸法が300μm×300μmと超小型の光素子10は、直径が10μmの発光部11と、発光部11に駆動信号を供給する直径が70μmの2つの外部電極12とを、おもて面である発光面10SAに有する。
なお、発光面10SAには、後述するダミー外部電極12Aも配設されている。
配線板20は、第1の主面20SAと第1の主面20SAと対向する第2の主面20SBとを有する。そして、第1の主面20SAに光素子10が表面実装されている。すなわち、配線板20は、第1の主面20SAに、光素子10のバンプを含む外部電極12と接合されている接続電極21を有する。接続電極21には図示しない配線を介して駆動信号が伝送される。配線板20に、例えば電気信号を光素子10の駆動信号に変換するための駆動IC等の電子部品が実装されていてもよい。
配線板20の基体は、例えば、厚さ100μm〜200μmのセラミック基板からなる。配線板20の基体は、ガラスエポキシ基板、樹脂基板、またはシリコン基板等でもよい。配線板20の光素子10の発光部11と対向する位置には、光素子10の出力する光信号の光路を構成している貫通孔H20がある。貫通孔H20は、例えば、レーザ加工法により形成される。
なお、図1において、光素子10の発光面10SAの線Lは、発光面10SAを二等分している。光素子10では複数の外部電極12が、発光面10SAを二等分する2つの領域のうちの1つの領域にだけ配設されている。そして、配線板20の第1の主面20SAには、光素子10のダミー外部電極12Aと接合されている接続電極21Aが配設されている。このため、光素子10が配線板20に表面実装された時に、光素子10の発光面10SAと配線板20の第1の主面20SAとは平行に配置される。
円筒形の保持部材50には、光ファイバ60の先端部が挿入されている挿入孔H50がある。保持部材50は、挿入孔H50の中心軸と配線板20の貫通孔H20の中心軸とが一致するように位置決めされ、配線板20の第2の主面20SBに配設されている。保持部材50の挿入孔H50の内径と配線板20の貫通孔H20の内径とは、略同じで、かつ、それらの内径は光ファイバ60の外径よりも僅かに大きい。
光ファイバ60と挿入孔H50および/または貫通孔H20とのすきまには接着剤61が充填されている。なお、透明樹脂からなる接着剤61が、光ファイバ60の先端面60SAと光素子10の発光面10SAとの間の空間にも充填され、屈折率整合機能を有していてもよい。
例えば、外径が100μm〜200μmの光ファイバ60は、光を伝送する外径が50μmのコアと、コアの外周を覆うクラッドとからなる光導波路である。光信号を伝送する光ファイバ60は、所定長が、保持部材50の挿入孔H50を挿通し貫通孔H20に挿入され、光素子10と光結合するように配置される。
そして、光モジュール1では、配線板20の第1の主面20SAにおける貫通孔H20の周囲には、スペーサ30が配設されている。スペーサ30は、貫通孔H20を囲む筒状で、例えば、フォトレジストからなる。スペーサ30は、光素子10の発光面10SAと、配線板20の第1の主面20SAとの間隔Dを規定している。
そして、スペーサ30の内壁面には、反射防止膜31が配設されている。反射防止膜31は、光素子10の発光部11から出射された広がりを持つ光が、スペーサ30の内壁面で反射され、ノイズ光となり、光ファイバ60に入射することを防止している。
反射防止膜31は、内壁面における光の反射を防止できれば、薄膜干渉フィルタでも、入射した光を吸収する光吸収膜でもよい。反射防止膜31は、ノイズ光防止のために、光信号の波長の光の反射率が20%以下であることが好ましい。反射率は、所定波長の光を測定対象に照射して、反射光の強度を測定し、標準反射板の反射光の強度との比から算出する。標準反射板には、硫酸バリウム板を用いた。
薄膜干渉フィルタは、例えば、1層以上の透明層からなり、光の干渉を利用して反射光を減衰する。薄膜フィルタは、例えば、フッ化マグネシウム(MgF2)のような低屈折率材料膜または、SiO2とTiO2とのような低屈折材料層と高屈折材料層とを2層以上積層した積層膜である。
光吸収膜は、例えば光学濃度(OD:Optical Density)が1以上の黒色膜である。光吸収膜には、例えば、黒色微粒子または黒色の染料を混合されている。例えば、アニリンブラック、シアニンブラック、炭素、チタンブラック、黒色酸化鉄、酸化クロム、または酸化マンガン等が、アクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂等に混合される。光吸収膜は、黒色材料からなる無機膜でもよい。
光モジュール1は、スペーサ30により光素子10の発光面10SAと、配線板20の第1の主面20SAとの間隔Dが規定されているため、光路長が安定している。さらに、スペーサ30の内壁面に反射防止膜31が配設されているため、内壁面での反射光により光信号の伝送品質が劣化することがない。このため、光モジュール1は、伝送品質が高い。
<製造方法>
次に、図5から図8を用いて、光モジュール1の製造方法を説明する。
図5に示すように、配線板20の第1の主面20SAの所定位置に、筒状のスペーサ30が配設される。例えば、ノボラック系フォトレジストまたは感光性ポリイミド等がリング状にパターニングされ熱硬化処理によりスペーサ30が作製される。スペーサ30は、インクジェット法、または、パターンマスクを用いた印刷法等により作製されてもよい。
スペーサ30の高さは、例えば、5μm〜100μmであり、光素子実装後の外部電極のバンプ高さと接続電極の厚みを加算した長さと同等である。
次に、図6に示すように、配線板20に貫通孔H20が形成される。貫通孔は、レーザ加工、ドリル加工、または、打ち抜き加工等により形成される。レーザ加工の場合、エキシマレーザ、YAGレーザ、または、炭酸ガスレーザ等が用いられる。
なお、貫通孔形成時に、レーザ加工を用いた場合、加工残渣(デブリ)が配線板20の第1の主面20SAの外部電極12に付着すると、接合不良の原因となるおそれがある。しかし、本実施形態の製造方法によれば、貫通孔形成部分は、スペーサ30により囲まれている。加工残渣がスペーサ30の外部に飛び散ることがないため、光モジュール1は接合不良が発生しにくい。
なお、レーザ加工法により形成された貫通孔であることは、完成品として、特定する文言を見いだすことはできず、さらに、製造方法を、構造解析または表面形状解析等により特定することは、非常に困難で非実際的である。
次に、図7に示すように、スペーサ30の内壁面に反射防止膜31が配設される。すでに説明したように、反射防止膜31は、薄膜フィルタでも光吸収膜でもよいが、配設が容易な光吸収膜が好ましい。光吸収膜は、スピンコート法またはスプレー法等の湿式法のほか、真空蒸着法等の乾式法を用いて配設できる。
なお、反射防止膜31は、スペーサ30の外壁面、上面および周囲に配設されていてもよいし、後述するように、貫通孔H20の内面にも配設されていてもよい。
次に、配線板20の第1の主面20SAに光素子10が表面実装される。すなわち、光素子10の外部電極12が接続電極21と、外部電極12Aが接続電極21Aと、それぞれ、例えば、超音波接合される。接続電極21に半田ペースト等を印刷し、光素子10を配置した後、リフロー等で半田を溶融して接合してもよい。外部電極12がAu/Snバンプの場合には、接続電極21と熱圧着接合してもよい。また、外部電極12と接続電極21との接合部のバンプは配線板20に配置されていてもよい。
接合条件により、光素子10の発光面10SAと配線板20の第1の主面20SAとの距離は変化するおそれがある。しかし、光モジュール1では、スペーサ30が光素子10の発光面10SAと当接するため、発光面10SAと第1の主面20SAとの距離は、スペーサ30の厚さDとなる。
配線板20の第2の主面20SBに保持部材50が配設される。円筒形の保持部材50には、挿入される光ファイバ60の外径と、内径が略同一の円柱状の挿入孔H50がある。挿入孔H50は、光ファイバ60を保持できれば、多角柱であってもよい。保持部材50の材質はセラミック、Si、ガラス、またはSUS等の金属部材等である。保持部材50は、直方体、または、円錐等であってもよい。
なお、配線板20の第2の主面20SBに保持部材50を配設後に、第1の主面20SAに光素子10を実装してもよい。
保持部材50は、挿入孔H50に挿入される光ファイバ60の光軸Oの延長線が光素子10の発光部11の中心を通過するように位置決めされた状態で、配線板20の第2の主面20SBに固定される。
光ファイバ60が、保持部材50の挿入孔H50の上開口から所定長だけ挿入され、隙間が接着剤61で充填され、固定される。
なお、光ファイバ60が挿入された保持部材50を配線板20に配設してもよい。すなわち、光ファイバ60を保持部材50の挿入孔H50の上開口から所定長だけ挿入した位置で保持した状態で、光ファイバ60の先端部分が貫通孔H20に入るように位置合わせをして配線板20に配設してもよい。
光モジュール1の製造方法では、スペーサ30により光素子10の発光面10SAと、配線板20の第1の主面20SAとの間隔Dが規定されているため、接合条件によらず光路長が安定している。このため、光モジュール1は製造が容易である。さらに、スペーサ30の内壁面に反射防止膜31が配設されているため、壁面での反射光により光信号の伝送品質が劣化することがない。
なお、上記説明の製造方法に替えて、貫通孔H20を形成後にスペーサ30を配設してもよい。貫通孔H20を囲むスペーサ30は、例えば、フィルムレジストを用いたり、インクジェット法を用いたりすることで、容易に配設できる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の変形例の光モジュール1A〜1Eは、光モジュール1と類似し同じ効果を有しているので、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
<第1実施形態の変形例1>
図9に示すように、変形例1の光モジュール1Aでは、反射防止膜31と同じ反射防止膜31Aが、貫通孔H20の内面にも配設されている。光ファイバ60が貫通孔H20を挿通していない場合には、貫通孔H20も光信号の光路となる。
光モジュール1Aでは、貫通孔H20も光路の一部を構成している。しかし、貫通孔H20の内面にも反射防止膜31Aが配設されているため、貫通孔H20の内面での反射光により光信号の伝送品質が劣化することがない。
<第1実施形態の変形例2>
図10に示すように、変形例2の光モジュール1Bは、スペーサ30Bが、貫通孔H20と接続電極21との間に配設されている壁状のパーテーションである。スペーサ30Bの貫通孔H20側の壁面には、反射防止膜31Bが配設されている。
パーテーションであるスペーサ30Bは、スペーサ30よりも、貫通孔H20の周囲への配設が容易である。
<第1実施形態の変形例3>
図11に示すように、変形例3の光モジュール1Cは、図示しないが、複数の光素子と複数の光ファイバと複数の保持部材とを具備する。このため、配線板20Cには、光路となる複数の貫通孔H20がある。そして、スペーサが、貫通孔H20と接続電極21との間に配設されているスペーサ30Bに加えて、複数の貫通孔H20の間に配設されている壁状のパーテーションであるスペーサ30Cを含む。スペーサ30Cの両壁面には、反射防止膜31Cが配設されている。
スペーサ30Cにより、複数の光素子のうちの第1の光素子の発生する第1の光信号が、隣り合う第2の光素子の発生する第2の光信号を伝送する第2の光ファイバに進入するおそれがないため、光モジュール1Cは、光信号の伝送品質が劣化することがない。また、スペーサ30Cには反射防止膜31Cが配設されているため、反射光により、光信号の伝送品質が劣化することがない。
<第1実施形態の変形例4>
図12に示すように、変形例4の光モジュール1Dのスペーサ30Dは、接続電極21と貫通孔H20をはさんだ反対側に大きく広がった楕円形の断面を有する。
すでに説明したように、光素子10の複数の外部電極12は、発光面10SAを二等分する線Lで分割された2つの領域のうちの1つの領域にだけ配設されている。そして、光モジュール1等では、発光面10SAと第1の主面20SAとを平行に規定するために、ダミー外部電極12Aが配設されていた。
しかし、光モジュール1Dでは、スペーサ30Dにより、発光面10SAと第1の主面20SAとが平行に規定されている。光モジュール1Dは、光素子10Aにダミー外部電極12Aを配設する必要がないため、光モジュール1等よりも構成が簡単で製造が容易である。
<第1実施形態の変形例5>
光モジュール1等では、光ファイバ60は、例えば、保持部材50の挿入孔H50および配線板20の貫通孔H20に挿入され、保持されていた。
図13に示すように、変形例5の光モジュール1Eは、保持部材を具備していない。光ファイバ60は、配線板20Eの貫通孔H20に挿入されている。
すなわち、配線板の厚さが厚い場合には、配線板だけで貫通孔H20に挿入された光ファイバ60を安定に保持できる。このため、保持部材は本発明の光モジュールの必須構成要素ではない。すなわち、光モジュール1A〜1Dにおいても、保持部材は必須構成要素ではない。
また、以上では、光素子が光信号の光を出力する発光部11を有するVCSELである光モジュール1等について説明したが、光モジュールの光素子が光信号の光が入力する光素子部である受光部を有する、例えば、フォトダイオード(PD)素子等の受光素子であっても、光モジュール1等と同様の効果を有することは言うまでも無い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の内視鏡9について説明する。図14に示すように、内視鏡9は、挿入部9Bの硬性先端部9Aに光モジュール1(1A〜1E)を有する。
すなわち、内視鏡9は、高画素数の撮像素子を有する撮像部が先端部9Aに配設された挿入部9Bと、挿入部9Bの基端側に配設された操作部9Cと、操作部9Cから延出するユニバーサルコード9Dと、を具備する。
撮像部が出力した電気信号は、光素子10、10Aにより光信号に変換され、光ファイバ60を介して操作部9Cに配設された光素子がPDである光モジュール1Xにより再び電気信号に変換され、メタル配線を介して伝送される。すなわち、細径の挿入部9B内においては光ファイバ60を介して信号が伝送される。
なお、内視鏡9は軟性内視鏡であるが、本発明の内視鏡は硬性内視鏡でもよいし、その用途は医療用でも工業用でもよい。
すでに説明したように、光モジュール1(1A〜1E)は、光結合効率が高く、伝送品質が高い。このため、内視鏡9は、高品質の画像を表示できる。
なお、光モジュール1Xは、比較的、配置スペースが広い操作部9Cに配設されているが、本発明の光モジュール1等と同じ構成であることが好ましい。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、組み合わせ、および応用が可能である。
1、1A〜1E、1X・・・光モジュール
9・・・内視鏡
10、10A・・・発光素子
10SA・・・発光面
11・・・発光部
12・・・外部電極
12A・・・ダミー外部電極
20・・・配線板
20SA・・・第1の主面
20SB・・・第2の主面
21・・・接続電極
30・・・スペーサ
31・・・反射防止膜
50・・・保持部材
60・・・光ファイバ
61・・・接着剤
H20・・・貫通孔
H50・・・挿入孔

Claims (10)

  1. 光信号を発光または受光する光素子部と、複数の外部電極と、が、おもて面に配設されている光素子と、
    第1の主面と前記第1の主面と対向する第2の主面とを有し、前記第1の主面に前記光素子の前記外部電極と接合されている接続電極が配設されており、前記光信号の光路を構成している貫通孔のある配線板と、
    前記配線板の前記貫通孔に挿入されている前記光信号を伝送する光ファイバと、
    前記第1の主面における前記貫通孔の周囲に配設されており、前記おもて面と前記第1の主面との間隔を規定しているスペーサと、を具備し、
    前記スペーサの内壁面に、反射防止膜が配設されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記反射防止膜が、前記貫通孔の内面の少なくとも一部にも配設されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記反射防止膜が、光吸収膜であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記スペーサが、前記貫通孔を取り囲む筒状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光モジュール。
  5. 前記スペーサが、前記貫通孔と前記接続電極との間に配設されているパーテーションであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光モジュール。
  6. 前記配線板の前記第2の主面に配設されており、前記貫通孔と挿通している挿入孔のある保持部材をさらに有し、
    前記光ファイバは、前記保持部材の前記挿入孔にも挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光モジュール。
  7. 複数の光素子と複数の光ファイバとを具備し、
    前記配線板に複数の貫通孔があり、
    前記スペーサが、前記複数の貫通孔の間に配設されているパーテーションを含むことを特徴とする請求項6に記載の光モジュール。
  8. 前記光素子の前記複数の外部電極が、前記おもて面を二等分する2つの領域のうちの1つの領域にだけ配設されており、
    前記スペーサにより、前記おもて面と前記第1の主面とが平行に規定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光モジュール。
  9. 前記貫通孔が、レーザ加工法により形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光モジュール。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の光モジュールを有することを特徴とする内視鏡。
JP2017231632A 2017-12-01 2017-12-01 光モジュールおよび内視鏡 Pending JP2019101212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231632A JP2019101212A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 光モジュールおよび内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231632A JP2019101212A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 光モジュールおよび内視鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019101212A true JP2019101212A (ja) 2019-06-24

Family

ID=66976855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017231632A Pending JP2019101212A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 光モジュールおよび内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019101212A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411088B2 (ja) 光伝送モジュールおよび内視鏡
US9952391B2 (en) Optical transmission module, endoscope, and method for manufacturing optical transmission module
JP6461786B2 (ja) 光電気混載デバイス及びその製造方法
JP5281075B2 (ja) 複合光伝送基板および光モジュール
WO2018134933A1 (ja) 光モジュールおよび内視鏡
JP6659826B2 (ja) 光伝送モジュール及び内視鏡
US20180078114A1 (en) Endoscope and optical transmission module
JP2002189137A (ja) 光配線基板
JP2017038040A (ja) イメージセンサモジュール
JP2008015434A (ja) 光モジュールおよびその製造方法
WO2016185537A1 (ja) 内視鏡、および光伝送モジュール
WO2016117121A1 (ja) 光伝送モジュールおよび内視鏡
US10470642B2 (en) Optical transmitter and endoscope
WO2015137413A1 (ja) 光伝送モジュールおよび光伝送モジュールの製造方法
JP2004245861A (ja) 光素子と光ファイバとの結合構造、光素子と光ファイバとの結合方法、ならびに光モジュール
JP2005268737A (ja) 光伝送素子モジュール
JP2007294743A (ja) 光モジュール及びその製造方法
JP2019101212A (ja) 光モジュールおよび内視鏡
US20180368662A1 (en) Optical transmission module and endoscope
WO2016151813A1 (ja) 光伝送モジュールおよび内視鏡
WO2019224942A1 (ja) 内視鏡用光モジュール、内視鏡、および内視鏡用光モジュールの製造方法
WO2017179149A1 (ja) 内視鏡用光伝送モジュールの製造方法および内視鏡
WO2018146806A1 (ja) 光モジュールおよび内視鏡
JP2008275770A (ja) 光路変換体、光路変換構造、複合光伝送基板および光モジュール
WO2019163014A1 (ja) 内視鏡用光モジュール、内視鏡、および内視鏡用光モジュールの製造方法