JP2019098212A - 分離膜モジュール及び多管式分離膜モジュール - Google Patents

分離膜モジュール及び多管式分離膜モジュール Download PDF

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隆治 井上
悠太 伊賀
Yuta Iga
悠太 伊賀
佳宏 舟橋
Yoshihiro Funahashi
佳宏 舟橋
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Abstract

【課題】混合流体から一部の成分を効率的に分離できる分離膜モジュール及び多管式分離膜モジュールの提供。【解決手段】外管31と管状分離膜エレメント33とを含む管ユニット29と、供給ユニットと、排出ユニットとを備え、供給ユニットは外管31と管状分離膜エレメント33との間隙に混合流体を供給し、間隙において混合流体を第1方向に流し、排出ユニットは混合流体から管状分離膜エレメント33により分離され管状分離膜エレメント33の内部に移動した透過流体を排出し、管状分離膜エレメント33の内部において透過流体を第1方向とは反対の第2方向に流す分離膜モジュール。【選択図】図1

Description

本開示は分離膜モジュール及び多管式分離膜モジュールに関する。
従来、外管と、その外管内に設けられた管状分離膜エレメントと、を含む管ユニットを複数備える多管式分離膜モジュールが知られている。外管は開口部を有している。その開口部から、外管と管状分離膜エレメントとの間隙に混合流体を導入することができる。混合流体に含まれる一部の成分は、管状分離膜エレメントにより分離され、管状分離膜エレメントの内部に移動する。管状分離膜エレメントの一端に設けられた開口部から、分離した成分を取り出すことができる(特許文献1参照)。
特許第3760415号公報
特許文献1記載の技術では、少なくとも一部の管ユニットにおいて、混合流体が間隙を流れる方向と、分離された成分が管状分離膜エレメントの内部を流れる方向とが同じであった。そのため、混合流体から一部の成分を効率的に分離することが困難であった。本開示の一局面は、混合流体から一部の成分を効率的に分離できる分離膜モジュール及び多管式分離膜モジュールを提供することを目的とする。
本開示の一局面は、外管と、前記外管内に設けられた管状分離膜エレメントと、を含む管ユニットを備える分離膜モジュールであって、前記外管と前記管状分離膜エレメントとの間隙に混合流体を供給する供給ユニットと、前記混合流体から前記管状分離膜エレメントにより分離され、前記管状分離膜エレメントの内部に移動した透過流体を排出する排出ユニットと、を備え、前記供給ユニットは、前記間隙において、前記混合流体を、前記管状分離膜エレメントの軸方向である第1方向に流すように構成され、前記排出ユニットは、前記管状分離膜エレメントの内部において、前記透過流体を、前記第1方向とは反対の第2方向に流すように構成された分離膜モジュールである。
本開示の一局面である分離膜モジュールは、間隙において、混合流体を、第1方向に流す。混合流体に含まれ、管状分離膜エレメントにより分離される成分(以下では分離成分とする)は、混合流体が第1方向に流れるにつれて、管状分離膜エレメントによって徐々に分離され、管状分離膜エレメントの内部に移動する。そのため、間隙を流れる混合流体に含まれる分離成分の濃度は、第2方向にゆくほど高い。混合流体に含まれる分離成分の濃度が高いほど、分離成分は管状分離膜エレメントによって分離され易く、管状分離膜エレメントの内部に移動し易い。よって、混合流体に含まれる分離成分は、主として、第2方向の側において分離され、管状分離膜エレメントの内部に移動する。
本開示の一局面である分離膜モジュールは、管状分離膜エレメントの内部において、透過流体を、第2方向に流す。分離成分は、上述したように、主として、第2方向の側において、混合流体から分離され、管状分離膜エレメントの内部に移動するから、混合流体から分離された分離成分は、透過流体の下流側において、透過流体に加わる。その結果、混合流体から分離成分を効率的に分離することができる。
本開示の別の局面は、外管及び前記外管内に設けられた管状分離膜エレメントを含む管ユニットと、前記管ユニットを複数収容する容器と、を備える多管式分離膜モジュールであって、前記管ユニットは、前記外管と前記管状分離膜エレメントとの間に間隙を有し、前記外管は、前記外管の軸方向である第1方向の側に外管出口を有するとともに、前記第1方向とは反対の第2方向の側に外管入口を有し、前記管状分離膜エレメントは、前記第1方向の側が封止されるともに、前記第2方向の側にエレメント出口を有し、前記容器は、前記容器の内部を、混合流体を前記容器の内部に導入する容器入口を有する第1区画と、前記混合流体から前記管状分離膜エレメントにより分離され、前記管状分離膜エレメントの内部に移動した透過流体を前記容器の外部に排出する容器第1出口を有する第2区画と、前記混合流体から前記透過流体を除いた残余の流体を前記容器の内部から排出する容器第2出口を有する第3区画と、に区画する隔壁を有し、前記間隙は、前記外管入口において前記第1区画と連通するとともに、前記外管出口において前記第3区画と連通し、前記管状分離膜エレメントの内部は、前記エレメント出口において前記第2区画と連通する多管式分離膜モジュールである。
本開示の別の局面である多管式分離膜モジュールは、本開示の一局面である多管式分離膜モジュールと同様の効果を奏する。
さらに、本開示の別の局面である多管式分離膜モジュールは、容器を備える。容器の内部は、第1区画と、第2区画と、第3区画とに区画されている。
第1区画は、容器入口を有する。容器入口は、混合流体を容器の内部に導入する。第2区画は、容器第1出口を有する。容器第1出口は、混合流体から管状分離膜エレメントにより分離され、管状分離膜エレメントの内部に移動した透過流体を容器の外部に排出する。第3区画は、容器第2出口を有する。容器第2出口は、混合流体から透過流体を除いた残余の流体を容器の内部から排出する。
外管と管状分離膜エレメントとの間隙は、外管入口において第1区画と連通する。また、外管と管状分離膜エレメントとの間隙は、外管出口において第3区画と連通する。管状分離膜エレメントの内部は、エレメント出口において第2区画と連通する。
容器入口から混合流体を第1区画に導入すれば、混合流体は、外管入口から間隙に入り、間隙内を第1方向に流れる。また、容器第1出口から透過流体を排出すれば、透過流体は、管状分離膜エレメントの内部を第2方向に流れる。
よって、本開示の別の局面である多管式分離膜モジュールは、間隙において混合流体が流れる方向と、管状分離膜エレメントの内部において透過流体が流れる方向とを簡易な構成で制御できる。
多管式分離膜モジュール1の構成を表す側面図である。 管ユニット29の構成を表す側断面図である。 図1におけるIII-III断面での断面図である。
本開示の例示的な実施形態を説明する。
1.多管式分離膜モジュール1の構成
多管式分離膜モジュール1の構成を図1〜図3に基づき説明する。多管式分離膜モジュール1は分離膜モジュールに対応する。図1に示すように、多管式分離膜モジュール1は、容器3を備える。容器3は、シェル5と、第1支持板7と、第2支持板9と、第1カバー11と、第2カバー13と、を備える。第1支持板7及び第2支持板9は隔壁に対応す
る。
シェル5は、両端に開口部を有する中空円筒状の部材である。第1支持板7は円板状の部材である。第1支持板7は、シェル5における第2方向D2側の開口部を塞いでいる。第2方向D2は、図1、図2に示すように、シェル5の軸方向に平行な方向である。第1支持板7は、孔15を複数備えている。孔15は第1支持板7を厚み方向に貫通する。孔15は、後述する管状部材43を差し込むための孔である。
第2支持板9は円板状の部材である。第2支持板9は、シェル5における第1方向D1側の開口部を塞いでいる。第1方向D1は、第2方向D2の反対方向である。第2支持板9は、孔17を複数備えている。孔17は第2支持板9を厚み方向に貫通する。孔17は、後述する外管31を差し込むための孔である。
容器3の内部のうち、シェル5と、第1支持板7と、第2支持板9とにより囲まれた区画を以下では第1区画19とする。第1区画19は、後述する外管入口35及び容器入口6を除き、閉じられた空間である。
シェル5は容器入口6を備える。容器入口6は第1区画19と外部とを連通する。容器入口6は、混合流体を容器3の内部に導入する。本実施形態において、容器入口6は、シェル5のうち、第2方向D2の側に設けられている。容器入口6は、シェル5のうち、第1方向D1の側に設けられていてもよい。
第1カバー11は、第1支持板7に対し、シェル5とは反対側から接合している。第1カバー11は、一方に開放端を有する容器状の部材である。第1カバー11は、その開放端を第1支持板7に接合している。容器3の内部のうち、第1支持板7と、第1カバー11とにより囲まれた区画を以下では第2区画21とする。第2区画21は、後述する貫通孔49及び容器第1出口23を除き、閉じられた空間である。
第1カバー11は、容器第1出口23を備える。容器第1出口23は、第2区画21と外部とを連通する。容器第1出口23は、後述する透過流体を容器3の外部に排出する。容器第1出口23は、第1カバー11のうち、第2方向D2の側に設けられている。
第2カバー13は、第2支持板9に対し、シェル5とは反対側から接合している。第2カバー13は、一方に開放端を有する容器状の部材である。第2カバー13は、その開放端を第2支持板9に接合している。容器3の内部のうち、第2支持板9と、第2カバー13とにより囲まれた区画を以下では第3区画25とする。第3区画25は、後述する外管出口39及び容器第2出口27を除き、閉じられた空間である。
第2カバー13は、容器第2出口27を備える。容器第2出口27は、第3区画25と外部とを連通する。容器第2出口27は、混合流体から透過流体を除いた残余の流体を容器3の内部から排出する。容器第2出口27は、第2カバー13のうち、第1方向D1の側に設けられている。
図1に示すように、多管式分離膜モジュール1は、複数の管ユニット29を備えている。複数の管ユニット29は、それぞれ、容器3に収容されている。複数の管ユニット29は、それぞれ、第1支持板7及び第2支持板9により支持されている。すなわち、管ユニット29における第2方向D2側の端部は第1支持板7により支持され、管ユニット29における第1方向D1側の端部は第2支持板9により支持されている。管ユニット29の軸方向は、第1方向D1及び第2方向D2に平行である。
全ての管ユニット29は、後述する外管入口35の向きを除き、同一の構成を有する。図2に示すように、管ユニット29は、外管31と、管状分離膜エレメント33と、を備える。外管31は、中空円筒状の部材である。外管31の軸方向は、第1方向D1及び第
2方向D2に平行である。
外管31のうち、第1方向D1側の一部31Aは、孔17を通り、第3区画25内に突出している。外管31のうち、一部31A以外の部分は、第1区画19内にある。孔17の内周面と、外管31の外周面とは隙間無く接合している。
外管31における第2方向D2側の端部37は、第1支持板7に隙間無く接合している。外管31は、外管入口35を備える。外管入口35は、外管31の内部と外部とを連通する。外管入口35は、第1区画19に含まれる。外管入口35は、外管31の側面であって、端部37付近に設けられている。
外管31は外管出口39を備える。外管出口39は、外管31の内部と外部とを連通する。外管出口39は、外管31における第1方向D1側の端部に設けられ、第3区画25に含まれる。
管状分離膜エレメント33は、本体部41と、管状部材43と、封止栓45と、を備える。封止栓45は封止部に対応する。本体部41は中空円筒状の部材である。本体部41は、アルミナを主成分とする多孔質チューブの外周面に分離膜を形成したものである。分離膜として、例えば、ゼオライト膜、カーボン膜等が挙げられる。
管状部材43は、本体部41における第2方向D2側の端部に嵌合している。管状部材43は貫通孔49を備える。貫通孔49は、管状分離膜エレメント33の内部と外部とを連通している。貫通孔49はエレメント出口に対応する。管状分離膜エレメント33の内部は、貫通孔49において第2区画21と連通する。
封止栓45は、本体部41における第1方向D1側の端部に嵌合している。封止栓45は、本体部41における第1方向D1側の端部を封止する。
管状分離膜エレメント33は、外管31内に設けられている。管状分離膜エレメント33の軸方向は、第1方向D1及び第2方向D2に平行である。管状分離膜エレメント33の外径は、外管31の内径より小さい。管状分離膜エレメント33の中心軸と、外管31の中心軸とは一致する。管状分離膜エレメント33と外管31との間には間隙47が存在する。間隙47は、管状分離膜エレメント33の外部であり、且つ外管31の内部である空間である。間隙47は、外管入口35において第1区画19と連通する。間隙47は、外管出口39において第3区画25と連通する。
管状部材43のうち、第2方向D2側の一部は、孔15を通り、第2区画21内に突出している。貫通孔49は、管状分離膜エレメント33の内部と、第2区画21とを連通する。管状部材43の外周面と、孔15の内周面とは、隙間無く接合している。管状分離膜エレメント33におけるその他の部分は第1区画19内にある。
なお、容器入口6、第1区画19、及び外管入口35は供給ユニットに対応する。貫通孔49、第2区画21、及び容器第1出口23は排出ユニットに対応する。
図3に示すように、複数の管ユニット29には、第2方向D2から見たとき、第1支持板7の中央に位置する1つの管ユニット29Aと、それを取り囲むように配置された複数の管ユニット29Bとが含まれる。第2方向D2から見たとき、管ユニット29Aにおける外管入口35は、容器入口6とは反対側に設けられている。第2方向D2から見たとき、管ユニット29Bにおける外管入口35は、管ユニット29Aと対向する側に設けられている。
2.多管式分離膜モジュール1が実行する処理
容器入口6から混合流体を第1区画19内に導入する。例えば、混合流体を加圧するこ
とで、容器入口6から混合流体を第1区画19内に導入することができる。
混合流体は、第1区画19内を図1及び図2に示す矢印F1の方向に流れ、外管入口35に至る。さらに、混合流体は、外管入口35から間隙47に入り、図1及び図2に示す矢印F2の方向に流れる。矢印F2の方向は、第1方向D1と同じである。
このとき、混合流体に含まれる一部の成分(以下では分離成分とする)は、管状分離膜エレメント33により分離され、管状分離膜エレメント33の内部に移動する。分離成分から成る流体(以下では透過流体とする)は、管状分離膜エレメント33の内部を矢印F3の方向に流れ、貫通孔49から第2区画21に入る。さらに、透過流体は、第2区画21内を矢印F4の方向に流れ、容器第1出口23から排出される。矢印F3の方向は、第2方向D2と同じである。分離膜エレメント33の内部において、封止栓45の側の圧力を、貫通孔49の側の圧力よりも相対的に高くすることで、透過流体を矢印F3の方向に流すことができる。例えば、貫通孔49の側を減圧することで、透過流体を矢印F3の方向に流すことができる。
混合流体から分離成分を除いた残余の流体は、間隙47内を矢印F2の方向に流れ、外管出口39から第3区画25に入る。さらに、残余の流体は、第3区画25内を矢印F5の方向に流れ、容器第2出口27から排出される。外管入口35の側の圧力を、外管出口39の側の圧力よりも相対的に高くすることで、透過流体を矢印F2の方向に流すことができる。例えば、外管入口35の側を加圧することで、残余の流体を矢印F2の方向に流すことができる。
3.多管式分離膜モジュール1が奏する効果
(1A)多管式分離膜モジュール1は、間隙47において、混合流体を、第1方向D1に流す。混合流体に含まれる分離成分は、混合流体が第1方向D1に流れるにつれて、管状分離膜エレメント33によって徐々に分離され、管状分離膜エレメント33の内部に移動する。そのため、間隙47を流れる混合流体に含まれる分離成分の濃度は、第2方向D2にゆくほど高い。混合流体に含まれる分離成分の濃度が高いほど、分離成分は管状分離膜エレメント33によって分離され易く、管状分離膜エレメント33の内部に移動し易い。よって、混合流体に含まれる分離成分は、主として、第2方向D2の側において分離され、管状分離膜エレメント33の内部に移動する。
多管式分離膜モジュール1は、管状分離膜エレメント33の内部において、透過流体を、第2方向D2に流す。分離成分は、上述したように、主として、第2方向D2の側において、混合流体から分離され、管状分離膜エレメント33の内部に移動するから、分離成分は、透過流体の下流側において、透過流体に加わる。その結果、混合流体から分離成分を効率的に分離することができる。
(1B)外管31は、第2方向D2の側に外管入口35を備えるとともに、第1方向D1の側に外管出口39を備える。また、管状分離膜エレメント33は、第1方向D1の側の端部が封止されているとともに、第2方向D2の側の端部に貫通孔49を備える。
そのため、外管入口35から間隙47に混合流体を供給し、貫通孔49から透過流体を排出すれば、間隙47において、混合流体を第1方向D1に流すことができ、管状分離膜エレメント33の内部において、透過流体を第2方向D2に流すことができる。
(1C)多管式分離膜モジュール1は、容器3を備える。容器3の内部は、第1区画19と、第2区画21と、第3区画25とに区画されている。第1区画19は、容器入口6を有する。容器入口6は、混合流体を容器3の内部に導入する。第2区画21は、容器第
1出口23を有する。容器第1出口23は、混合流体から管状分離膜エレメント33により分離され、管状分離膜エレメント33の内部に移動した透過流体を容器3の外部に排出する。第3区画25は、容器第2出口27を有する。容器第2出口27は、混合流体から透過流体を除いた残余の流体を容器3の内部から排出する。
間隙47は、外管入口35において第1区画19と連通する。また、間隙47は、外管出口39において第3区画25と連通する。管状分離膜エレメント33の内部は、貫通孔49において第2区画21と連通する。
容器入口6から混合流体を第1区画19に導入すれば、混合流体は、外管入口35から間隙47に入り、間隙47内を第1方向D1に流れる。また、容器第1出口23から透過流体を排出すれば、透過流体は、管状分離膜エレメント33の内部を第2方向D2に流れる。
よって、多管式分離膜モジュール1は、間隙47において混合流体が流れる方向と、管状分離膜エレメント33の内部において透過流体が流れる方向とを簡易な構成で制御できる。
(1D)図3に示すように、第2方向D2から見たとき、管ユニット29Aにおける外管入口35は、容器入口6とは反対側に設けられている。また、第2方向D2から見たとき、管ユニット29Bにおける外管入口35は、管ユニット29Aと対向する側に設けられている。そのことにより、容器入口6から容器3内に導入した混合流体が、一部の管ユニット29に偏って導入されることを抑制できる。
4.他の実施形態
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)本開示は、多管式分離膜モジュール1ではなく、管ユニットを1本のみ備える分離モジュールであってもよい。
(2)容器3は一体型の容器であってもよい。その場合、例えば、容器3の内部の隔壁により、容器3の内部を区画することができる。
(3)間隙47のうち、第2方向D2の側の端部は、第1支持板7以外の部材によって封止されてもよい。例えば、間隙47のうち、第2方向D2の側の端部を、嵌合部材によって封止してもよい。
(4)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(5)上述した多管式分離膜モジュールの他、当該多管式分離膜モジュールを構成要素とするシステム、多管式分離膜モジュールの製造方法、混合流体から一部の成分を分離する分離方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…多管式分離膜モジュール、3…容器、5…シェル、6…容器入口、7…第1支持板、9…第2支持板、11…第1カバー、13…第2カバー、15…孔、17…孔、19…第1区画、21…第2区画、23…容器第1出口、25…第3区画、27…容器第2出口、29…管ユニット、31…外管、33…管状分離膜エレメント、35…外管入口、37…
端部、39…外管出口、41…本体部、43…管状部材、45…封止栓、47…間隙、49…貫通孔

Claims (3)

  1. 外管と、前記外管内に設けられた管状分離膜エレメントと、を含む管ユニットを備える分離膜モジュールであって、
    前記外管と前記管状分離膜エレメントとの間隙に混合流体を供給する供給ユニットと、
    前記混合流体から前記管状分離膜エレメントにより分離され、前記管状分離膜エレメントの内部に移動した透過流体を排出する排出ユニットと、
    を備え、
    前記供給ユニットは、前記間隙において、前記混合流体を、前記管状分離膜エレメントの軸方向である第1方向に流すように構成され、
    前記排出ユニットは、前記管状分離膜エレメントの内部において、前記透過流体を、前記第1方向とは反対の第2方向に流すように構成された分離膜モジュール。
  2. 請求項1に記載の分離膜モジュールであって、
    前記外管は、前記第2方向の側に外管入口を備えるとともに、前記第1方向の側に外管出口を備え、
    前記管状分離膜エレメントは、前記第1方向の側の端部が封止されているとともに、前記第2方向の側の端部にエレメント出口を備え、
    前記供給ユニットは、前記外管入口から前記間隙に前記混合流体を供給し、
    前記排出ユニットは、前記エレメント出口から前記透過流体を排出する分離膜モジュール。
  3. 外管及び前記外管内に設けられた管状分離膜エレメントを含む管ユニットと、前記管ユニットを複数収容する容器と、を備える多管式分離膜モジュールであって、
    前記管ユニットは、前記外管と前記管状分離膜エレメントとの間に間隙を有し、
    前記外管は、前記外管の軸方向である第1方向の側に外管出口を有するとともに、前記第1方向とは反対の第2方向の側に外管入口を有し、
    前記管状分離膜エレメントは、前記第1方向の側が封止されるともに、前記第2方向の側にエレメント出口を有し、
    前記容器は、前記容器の内部を、混合流体を前記容器の内部に導入する容器入口を有する第1区画と、前記混合流体から前記管状分離膜エレメントにより分離され、前記管状分離膜エレメントの内部に移動した透過流体を前記容器の外部に排出する容器第1出口を有する第2区画と、前記混合流体から前記透過流体を除いた残余の流体を前記容器の内部から排出する容器第2出口を有する第3区画と、に区画する隔壁を有し、
    前記間隙は、前記外管入口において前記第1区画と連通するとともに、前記外管出口において前記第3区画と連通し、
    前記管状分離膜エレメントの内部は、前記エレメント出口において前記第2区画と連通する多管式分離膜モジュール。
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