JP2019098208A - エアノズル、該エアノズルを有するエアリフト及び該エアリフトを備える濾過装置 - Google Patents

エアノズル、該エアノズルを有するエアリフト及び該エアリフトを備える濾過装置 Download PDF

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Abstract

【課題】強度に優れ、濾過効率の低下を抑制することができるエアノズル、このエアノズルを有するエアリフト及びこのエアリフトを備えた濾過装置を提供する。【解決手段】空気源から送り込まれた空気を空気供給対象物に供給するエアノズルにおいて、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されたエアノズル本体を備え、環状の各ワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって空気が流動して内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘なスリットから空気を噴出する。【選択図】図4

Description

本発明は、エアノズル、エアノズルを有するエアリフト及びエアリフトを備える濾過装置、特に、空気源から送り込まれた空気を空気供給対象物に供給するエアノズル、粒状の濾材からなる濾層を有する濾過装置の濾層に埋設される取入口に配置されてこの取入口に空気を供給するエアノズル、このエアノズルを有するエアリフト、及びこのエアリフトを備える濾過装置に関する。
河川水や工場排水等の原水に含まれる夾雑物を除去する濾過技術のうち、砂等の粒状物を濾材として、原水から夾雑物を除去する濾過技術が広く利用されている。このような濾過技術を用いた濾過装置が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の濾過装置は、原水が流入する濾過槽、及びこの濾過槽内に配置されて濾材からなる濾層が堆積される集水部材を備え、濾過槽内に原水が流入すると、濾層によって原水から夾雑物が除去されて、濾過された濾過水が集水部材によって集水される。
ところで、この種の濾過装置には、濾材を洗浄する洗浄機構が設けられることがある。この洗浄機構の構成の概略を、図8を用いて説明する。
図8で示すように、洗浄機構101は、濾過装置の濾過槽100に配置されるものであり、エアリフト110及び洗浄水供給口120を主要構成として備える。
エアリフト110は、濾材130aからなる濾層130に埋設される取入口111aを有する揚砂管111、及びこの揚砂管111と間隙Sを介して平行に配置される送気管112を備える。
この送気管112は、揚砂管111の取入口111aに連結されて取入口111aに空気を供給するエアノズル112aを有する。
一方、洗浄水供給口120は、濾過槽100において揚砂管111の取入口111aの下方に配置される。
濾材130aを洗浄する場合は、洗浄水供給部120から揚砂管111の取入口111aに向かって洗浄水が供給されるとともに、図示しない揚砂ブロアによって送気管112に空気が送り込まれ、この空気がエアノズル112aを介して気泡として取入口111aに供給される。
これにより、取入口101aの近傍の濾材130aがほぐされながら、濾材130a及び洗浄水が取入口111aを介して揚砂管111に送り込まれる。
揚砂管111に吸い込まれた濾材130aは、同じく揚砂管111に送り込まれた洗浄水によって、揚砂管111を通過する過程で洗浄される。
洗浄により夾雑物を含むこととなった洗浄水は、図示しない排出口を介して濾過槽100の外部に排出される一方、夾雑物が分離された濾材120aは、吐出口100aを介して濾過槽100の上部から濾層130の上に吐出される。
このように、濾材130aが揚砂管111に送り込まれて濾層130の上に吐出されることによって、濾材130aが揚砂管111の取入口111aに向かって流動する。
特開2004−202297
ところで、エアノズル112aは、濾層130に埋設されて濾材130aが充満する取入口111aに連結されていることから、送気管112に空気が送り込まれ、この空気がエアノズル112aを介して気泡として取入口111aに供給されることによって、取入口111aに濾材130aが送り込まれると、エアノズル112aに濾材130aが衝突して、エアノズル112aが破損する場合があることが想定される。
さらに、取入口111aに濾材130aが送り込まれると、エアノズル112aのエア噴出口に濾材130aが入り込んで目詰まりが発生する場合もあることが想定される。
エアノズル112aが破損したり、目詰まりが発生したりすると、取入口111aに供給する空気の量が低下することから、揚砂管111に送り込まれる濾材130a及び洗浄水の単位時間当たりの量が低下して、濾材130aの洗浄効率が低下することが想定される。
このように、濾材130aの洗浄効率が低下すると、濾過装置による原水の濾過効率が低下することが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、強度に優れ、濾過効率の低下を抑制することができるエアノズル、このエアノズルを有するエアリフト及びこのエアリフトを備えた濾過装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するための、本発明に係るエアノズルは、空気源から送り込まれた空気を空気供給対象物に供給するエアノズルにおいて、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されたエアノズル本体を備え、環状の各ワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって空気が流動して内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘なスリットから空気を噴出することを特徴としている。
このエアノズルによれば、エアノズル本体が、強度に優れたウェッジワイヤスクリーンによって構成されていることから、エアノズル本体に衝撃が付与された場合であっても、エアノズル本体が破損することが抑制される。
さらに、空気を噴出するスリットは、エアノズル本体を構成する環状のワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となって狭隘に形成されることから、例えば液相中でエアノズルから空気を噴出することによって、微細な気泡を発生させることができる。
しかも、エアノズル本体は、ウェッジワイヤスクリーンで構成されることによって、空気を噴出するスリットが狭隘に形成されていることから、スリットの目詰まりの発生が抑制される。
上記課題を解決するための、本発明に係るエアノズルは、夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽及び濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層を有する濾過装置の濾層に埋設される取入口を有し、取入口から濾材及び取入口に供給される洗浄水が送り込まれて濾材を洗浄するエアリフトの取入口に配置されて取入口に空気を供給するエアノズルにおいて、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されたエアノズル本体を備え、環状の各ワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって空気が流動して内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘なスリットから空気を噴出することを特徴としている。
このエアノズルによって、気泡としての空気が取入口に供給されると、取入口の近傍の濾材がほぐされながら、濾材及び洗浄水が取入口を介してエアリフトに送り込まれて、濾材が洗浄される。
濾材が取入口を介してエアリフトに送り込まれる際には、濾材がエアノズル本体に衝突することとなるが、エアノズル本体は、強度に優れたウェッジワイヤスクリーンで構成されていることから、濾材がエアノズル本体に衝突しても、エアノズル本体が破損することが抑制される。
しかも、空気を噴出するスリットが、エアノズル本体を構成するワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となって狭隘に形成されることから、エアリフトに濾材及び洗浄水を送り込むことに適した微細な気泡を発生させることが可能になるとともに、スリットの目詰まりの発生が抑制される。
その結果、エアノズルから取入口に供給される空気の量が低下することがないことから、エアリフトに送り込まれる濾材及び洗浄水の単位時間当たりの空気の量の低下も招くことがない。
したがって、濾材の洗浄効率が低下することがないことから、濾過装置による原水の濾過効率の低下を抑制することができる。
上記課題を解決するための、本発明に係るエアリフトは、夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽及び濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層を有する濾過装置の濾層に埋設される取入口を有し、取入口から濾材及び吸込口に供給される洗浄水が送り込まれて濾材を洗浄するエアリフトにおいて、取入口が連結された揚砂管と、揚砂管に連結された取入口に配置されるエアノズルと、エアノズルを介して取入口に空気を供給して取入口から濾材及び洗浄水を送り込んで揚砂管内を通過させる送気管と、を備え、エアノズルが、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成され、環状の各ワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって空気が流動して内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘なスリットから空気を噴出することを特徴としている。
このエアリフトによれば、エアノズルによって、気泡としての空気が取入口に供給されると、取入口の近傍の濾材がほぐされながら、濾材及び洗浄水が取入口を介して揚砂管に送り込まれて、濾材が洗浄される。
濾材が取入口を介してエアリフトに送り込まれる際には、濾材がエアノズルに衝突することとなるが、エアノズルは、強度に優れたウェッジワイヤスクリーンで構成されていることから、濾材がエアノズルに衝突しても、エアノズルが破損することが抑制される。
しかも、空気を噴出するスリットが、エアノズルを構成するワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となって狭隘に形成されることから、エアリフトに濾材及び洗浄水を送り込むことに適した微細な気泡を発生させることが可能になるとともに、スリットの目詰まりの発生が抑制される。
その結果、エアノズルから取入口に供給される空気の量が低下することがないことから、エアリフトに送り込まれる濾材及び洗浄水の単位時間当たりの空気の量の低下も招くことがない。
したがって、濾材の洗浄効率が低下することがないことから、濾過装置による原水の濾過効率の低下を抑制することができる。
さらに、このエアリフトのエアノズルは、送気管に連結される取付部と、取付部側の基端及び基端から離間する先端を有するエアノズル本体と、を備え エアノズル本体は、基端から先端に亘って取入口から送り込まれる濾材の送り方向と交差するように取入口内に配置されることを特徴としている。
しかも、このエアリフトは、エアノズル本体に、取入口から送り込まれる濾材が衝突することを抑止するバッフルが取り付けられたことを特徴としており、さらに、バッフルは、取入口から送り込まれる濾材の送り方向に臨むエアノズル本体を被覆するカバー部を備えることを特徴としている。
したがって、送り方向に沿って取入口から送り込まれる濾材がエアノズル本体に直接的に衝突することが、バッフルのカバー部によって抑止されることから、濾材がエアノズル本体に衝突することによるエアノズル本体の表面部分の摩耗や破損が抑制される。
上記課題を解決するための、本発明に係る濾過装置は、夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽、濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層、濾層に埋設される取入口を有して取入口から濾材及び取入口に供給される洗浄水が送り込まれて濾材を洗浄するエアリフトを備える濾過装置において、エアリフトは、取入口が連結された揚砂管と、揚砂管に連結された取入口に配置されるエアノズルと、エアノズルを介して取入口に空気を供給して取入口から濾材及び洗浄水を送り込んで揚砂管内を通過させる送気管と、を備え、エアノズルが、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成され、環状の各ワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって空気が流動して内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘なスリットから空気を噴出することを特徴としている。
この濾過装置によれば、エアリフトのエアノズルによって、気泡としての空気が取入口に供給されると、取入口の近傍の濾材がほぐされながら、濾材及び洗浄水が取入口を介して揚砂管に送り込まれて、濾材が洗浄される。
濾材が取入口を介してエアリフトに送り込まれる際には、濾材がエアノズルに衝突することとなるが、エアノズルは、強度に優れたウェッジワイヤスクリーンで構成されていることから、濾材がエアノズルに衝突しても、エアノズルが破損することが抑制される。
しかも、空気を噴出するスリットが、エアノズルを構成するワイヤの内周縁側から外周縁側に向かって漸次狭小となって狭隘に形成されることから、エアリフトに濾材及び洗浄水を送り込むことに適した微細な気泡を発生させることが可能になるとともに、スリットの目詰まりの発生が抑制される。
その結果、エアノズルから取入口に供給される空気の量が低下することがないことから、エアリフトに送り込まれる濾材及び洗浄水の単位時間当たりの空気の量の低下も招くことがない。
したがって、濾材の洗浄効率が低下することがないことから、濾過装置による原水の濾過効率の低下を抑制することができる。
この発明によると、濾材の洗浄効率が低下することがないことから、濾過装置による原水の濾過効率の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る濾過装置の概略を説明する斜視図である。 同じく、本実施の形態に係る濾過装置の概略を説明する側面図である。 図2のA部拡大図である。 同じく、本実施の形態に係るエアノズルの概略を説明する側面図である。 同じく、本実施の形態に係るエアノズルの概略を説明する図であり、(a)は図4のV−V線断面図、(b)は(a)の矢線Bで示す部分を破断した要部拡大図である。 同じく、本実施の形に係るエアノズル及びバッフルの概略を説明する分解斜視図である。 同じく、本実施の形に係るエアノズル及びバッフルの概略を説明する斜視図である。 濾過装置に設けられた従来の洗浄機構の構成の概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る濾過装置の概略を説明する斜視図、図2は、濾過装置の概略を説明する側面図、図3は、図2のA部拡大図である。図示のように、濾過装置10は、夾雑物が含まれる原水を濾過した濾過水を収集する装置であり、濾過槽20及び洗浄機構30を主要構成として備える。
濾過槽20は、底部20A、底部20Aと対向する上部20B、及び底部20Aと上部20Bとの間の側壁部20Cを有する円筒状に形成される。
この濾過槽20には、排水トラフ21A及び排水トラフ21Aに設けられて先端縁21Baが濾過槽20の内部に突出する区画壁21Bが形成されている。この区画壁21Bは、濾過槽20の内部を、原水が流入する原水流入口22aが設けられた流入槽22と、後述する夾雑物を含む洗浄水を排出する洗浄水排出口23aが設けられた排出槽23とに区画する。
この区画壁21の下方において、側壁部20Cから底部20Aに亘って傾斜して、集水部24が配設される。この集水部24は、本実施の形態では、断面形状がくさび型のウェッジワイヤスクリーンによって構成される。
この集水部24が側壁部20Cから底部20Aに亘って傾斜して配設されることによって、本実施の形態では、濾過槽20の下部において濾過槽20から区画された集水槽25が形成される。
この集水部24の上部及び底部20Aの上部には、本実施の形態では、区画壁21Bの先端縁21Baが埋設されるように粒状の濾材1aが堆積されて、流入槽22の下部と排出槽23の下部とに亘ってまたがる濾層1が形成される。
この濾層1は、傾斜して配設された集水部24に沿って、側壁部20Cから底部20Aに亘って傾斜して形成され、次述する洗浄機構30のエアリフト40の一部が埋設される。
洗浄機構30は、原水を濾過することによって原水から除去した夾雑物が含まれることとなった濾層1の濾材1aを洗浄するものであり、本実施の形態では、エアリフト40、このエアリフト40で洗浄した濾材1a等を排出する排出槽23に設けられた排出機構50、及び濾材1aを洗浄する洗浄水を濾過槽20内に供給する洗浄水供給機構60を備える。
エアリフト40は、本実施の形態では、濾過槽20の流入槽22において濾層1に埋設される空気供給対象物となる4基の取入口41、各取入口41に連結される4本の揚砂管42、揚砂管42に連結された取入口41に配置されるエアノズル43、エアノズル43を保護するバッフル44、エアノズル43を介して各揚砂管42にそれぞれ空気を供給する4本の送気管45、及び各送気管45に空気を送り出す空気制御機構46を備える。
取入口41は、上部41a、下方に開口する開口部41b、及び上部41aから開口部41aに向かうに従って漸次拡径する外周面41cを有する円筒状に形成される。
揚砂管42は、本実施の形態では、取入口41の上部41aに連結される第1管42A、第1管42Aに連結される第2管42B、第2管42Bに連結されて流入槽22の上部で排出槽23側に屈曲する第1エルボ42C、第1エルボ42Cに連結されて濾過槽20の上部で流入槽22と排出槽23とに亘って架設される第3管42D、及び第3管42Dに連結されて排出槽23内で下方に向かって開口する吐出口42Eaを有する第2エルボ42Eを備える。
図4は、エアノズル43の概略を説明する側面図、図5(a)は、図4のV−V線断面図、図5(b)は図5(a)の矢線Bで示す部分を破断した要部拡大図である。
図示のように、エアノズル43は、送気管45に連結される取付部であるソケット43A、ソケット43A側の基端43a及び基端43aから離間する先端43bを有するエアノズル本体43B、及びソケット43Aとエアノズル本体43Bとの間に設けられたフランジ43Cを備える。
エアノズル本体43Bは、本実施の形態では、複数の環状の金属製のワイヤ43cがエアノズル本体43Bの中心軸Cと同軸で間隙を介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されている。
ワイヤ43cは、外周縁43c1が平坦状で内周縁43c2が凸状の断面視くさび状に形成され、このワイヤ43cの内周縁43c2において、0.2mmの間隙を介して配列された複数のワイヤ43cと、中心軸Cと並行するとともに中心軸Cに対して放射状に複数配置されたサポートロッド43dとが連結される。
これにより、ワイヤ43cの内周縁43c2側から外周縁43c1側に向かって漸次狭小となって、複数のワイヤ43cの間隙が0.2mmの狭隘なスリット43eとして構成され、基端43aがフランジ43Cを介してソケット43A側に位置し、基端43aから離間する先端43bに端面43fが設けられたエアノズル本体43Bが形成される。
このように形成されたエアノズル本体43Bは、図5(b)において矢線Fで示すように、ワイヤ43cの内周縁43c2側から外周縁43c1側に向かって空気が流動して、送気管45から供給される空気をスリット43eから噴出する。
図6は、本実施の形に係るエアノズル43及びバッフル44の概略を説明する分解斜視図、図7は、同じくエアノズル43及びバッフル44の概略を説明する斜視図である。
図示のように、バッフル44は、取付第1フランジ44A、取付第2フランジ44B及びカバー部44Cを主要構成として備え、矢線Sで示す送り方向に沿って取入口41から送り込まれる濾材1aがエアノズル本体43Bに衝突することを抑止するものである。
取付第1フランジ44Aは、エアノズル本体43Bを挿通可能なエアノズル本体挿通孔44Aaが穿孔されて板状に形成される。一方、取付第2フランジ44Bは、後述するボルト44Dが挿通されるボルト挿通孔44Baが穿孔されて板状に形成される。
これら取付第1フランジ44Aの下端と取付第2フランジ44Bの下端との間に、断面略への字状のカバー部44Cが設けられて、側面視で略コ字状の金属製のバッフル44が形成される。
このバッフル44の取付第1フランジ44Aのエアノズル本体挿通孔44Aaをエアノズル本体43Bに挿通して取付第1フランジ44Aをエアノズル43のフランジ43Cに当接させると、取付第2フランジ44Bがエアノズル本体43Bの先端43b側に設けられた端面43fに当接する。
この状態で、取付第2フランジ44Bのボルト挿通孔44Baにボルト44Dを挿通して締結することによって、バッフル44がエアノズル本体43Bに取り付けられる。
これにより、バッフル44のカバー部44Cによって、取入口41から送り込まれる濾材1aの送り方向Sに臨む側において、エアノズル本体43Bが被覆される。
再び図1〜図3で示すように、送気管45は、本実施の形態では、空気源である揚砂ブロア46a及び揚砂ブロア46aからの空気を調整するエア調整弁46bを備えた空気制御機構46から送り出される空気を、揚砂管42に連結された取入口41に供給する管路である。
この送気管45は、本実施の形態では、エア調整弁46bに連結されて揚砂管42の第2管42Bと間隙を介して平行に配設される導入管45a、この導入管45aと取入口41に配置されるエアノズル43とを連結してエアノズル43に空気を供給する空気供給管45bを備える。
このように構成されたエアリフト40は、本実施の形態では、取入口41、揚砂管42の第1管42Aの一部、及び送気管45の空気供給管45bの一部が、濾層1に埋設されている。
排出機構50は、濾過槽20の上部20Bに設けられて濾過槽20の排出槽23内に垂下する取付部51、及びこの取付部51と連続して形成されて取付部51から折曲して傾斜する濾材分離バッフル52を備える。
本実施の形態では、この取付部51によって、揚砂管42がその第3管42Dにおいて支持される。これにより、揚砂管42の第2エルボ42Eの吐出口42Eaが濾材分離バッフル52に臨む。
洗浄水供給機構60は、本実施の形態では、高圧ポンプ等によって構成される洗浄水供給部61、洗浄水供給部61から供給される洗浄水をエアリフト40の吸込口41に供給する洗浄水供給口62を備える。
洗浄水供給口62は、本実施の形態では、濾過槽20の底部20Aに配置されて取入口41の開口部41bに臨み、この洗浄水供給部61によって集水槽25に集水された水が洗浄水として、取入口41の開口部41bに臨む洗浄水供給口62から取入口41に供給される。
次に、本実施の形態に係る濾過装置10の作動の概略について説明する。
例えば、夾雑物を含んだ原水が濾過槽20の原水流入部22aから濾過槽20の流入槽22に流入されると、原水が濾層1を通過して、原水に含まれる夾雑物が濾材1aによって次第に分離される。
濾層1は、本実施の形態では、傾斜して配設された集水部24に沿って、側壁部20Cから底部20Aに亘って傾斜して形成されており、単位面積当たりの濾過面積を大きくとることができることから、濾過装置10による原水の濾過効率が向上する。
濾層1を通過した原水は、集水部24を透過して、集水部24によって濾過槽20から区画されて形成された集水槽25に、濾過水として集水される。濾過水は、後述するエアリフト40の洗浄水として利用されるほか、外部に排出されて、適宜、上水処理がなされる。
集水部24は、本実施の形態では、単位面積当たりの開口面積が広く、濾過性能に優れるウェッジワイヤスクリーンで構成されることから、この点においても濾過装置10による原水の濾過効率が向上する。
このように、濾過装置10によって原水が濾過されるに従って、濾層1の濾材1a中に分離された夾雑物が濾層1に蓄積されることから、濾材1aを洗浄して夾雑物を除去する必要がある。
濾材1aを洗浄する場合は、洗浄水供給機構60の洗浄水供給部61が、洗浄水供給口62を介して、集水槽25に集水された濾過水を洗浄水として取入口41に供給する一方で、揚砂ブロア46aの駆動によって、エア調整弁46bを介して送気管45に空気を送り出し、この空気を、エアノズル43の狭隘なスリット43eを介して気泡として取入口41に供給する。
エアノズル43によって取入口41に気泡としての空気が供給されると、取入口41の近傍の濾材1aがほぐされながら、濾材1a及び洗浄水が取入口41を介して揚砂管42に送り込まれる。
このとき、取入口41を介して濾材1aが揚砂管42に送り込まれる際に、取入口41内に配置されて送り方向Sに臨むエアノズル本体43Bに濾材1aが衝突しても、エアノズル本体43Bは強度に優れたウェッジワイヤスクリーンで構成されることから、エアノズル本体43Bが破損することが抑制される。
しかも、送気管45から供給された空気を噴出するエアノズル本体43Bのスリット43eは、ワイヤ43cの内周縁43c2側から外周縁43c1側に向かって漸次狭小となって複数のワイヤ43cの間が0.2mmと狭隘に形成されていることから、エアリフト40に濾材1a及び洗浄水を送り込むことに適した微細な気泡を発生させることが可能になるとともに、スリット43eの目詰まりの発生が抑制される。
その結果、エアノズル43から取入口41に供給される空気の量が低下することがないことから、揚砂管42に送り込まれる濾材1a及び洗浄水の単位時間当たりの空気の量の低下も招くことがない。
したがって、濾材1aの洗浄効率が低下することがないことから、濾過装置10による原水Wの濾過効率の低下を抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、エアノズル本体43Bにバッフル44が取り付けられていることから、送り方向Sに沿って取入口41から送り込まれる濾材1aがエアノズル本体43Bに直接的に衝突することが抑止される。
したがって、濾材1aがエアノズル本体43Bに衝突することによるエアノズル43の表面部分の摩耗や破損が抑制される。
ところで、揚砂管42に送り込まれた濾材1aは、同じく揚砂管42に吸い込まれた洗浄水によって、揚砂管42を通過する過程で洗浄される。このように、濾材1aを洗浄することによって、洗浄水には夾雑物が含まれることとなる。
濾材1a及び夾雑物を含むこととなった洗浄水は、揚砂管42の吐出口42Eaから吐出されて、吐出口42Eaに臨む濾材分離バッフル25に衝突する。これにより、濾材1aは濾材分離バッフル25に沿って濾過槽20の上部から排出槽23側の濾層1の上に沈降することから、濾材1aが排出槽23内で散逸することが抑制される。
このように、濾材1aが排出槽23側の濾層1の上に沈降することによって、洗浄された濾材1aが、揚砂管42が連結されて濾層1に埋設された取入口41に向かって流動する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、エアノズル本体43Bのスリット43eが0.2mmに設定されている場合を説明したが、エアノズル43から適切な圧力で空気を噴出することができ、かつ目詰まりをしにくい数値範囲であれば、0.2mmに限定されるものではない。
1 濾層
1a 濾材
10 濾過装置
20 濾過槽
30 洗浄機構
40 エアリフト
41 取入口
42 揚砂管
43 エアノズル
43B エアノズル本体
43a 基端
43b 先端
43c ワイヤ
43c1 外周縁
43c2 内周縁
43d サポートロッド
43e スリット
44 バッフル
44C カバー部
45 送気管

Claims (7)

  1. 空気源から送り込まれた空気を空気供給対象物に供給するエアノズルにおいて、
    外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されたエアノズル本体を備え、
    環状の前記各ワイヤの前記内周縁側から前記外周縁側に向かって前記空気が流動して前記内周縁側から前記外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘な前記スリットから前記空気を噴出することを特徴とするエアノズル。
  2. 夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽及び該濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層を有する濾過装置の前記濾層に埋設される取入口を有し、該取入口から前記濾材及び該取入口に供給される洗浄水が送り込まれて前記濾材を洗浄するエアリフトの前記取入口に配置されて該取入口に空気を供給するエアノズルにおいて、
    外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成されたエアノズル本体を備え、
    環状の前記各ワイヤの前記内周縁側から前記外周縁側に向かって前記空気が流動して前記内周縁側から前記外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘な前記スリットから前記空気を噴出することを特徴とするエアノズル。
  3. 夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽及び該濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層を有する濾過装置の前記濾層に埋設される取入口を有し、該取入口から前記濾材及び該吸込口に供給される洗浄水が送り込まれて前記濾材を洗浄するエアリフトにおいて、
    前記取入口が連結された揚砂管と、
    該揚砂管に連結された前記取入口に配置されるエアノズルと、
    該エアノズルを介して前記取入口に空気を供給して該取入口から前記濾材及び前記洗浄水を送り込んで前記揚砂管内を通過させる送気管と、を備え、
    前記エアノズルが、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成され、環状の前記各ワイヤの前記内周縁側から前記外周縁側に向かって前記空気が流動して前記内周縁側から前記外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘な前記スリットから前記空気を噴出することを特徴とするエアリフト。
  4. 前記エアノズルは、
    前記送気管に連結される取付部と、
    該取付部側の基端及び該基端から離間する先端を有するエアノズル本体と、を備え、
    該エアノズル本体は、
    前記基端から前記先端に亘って前記取入口から送り込まれる前記濾材の送り方向と交差するように前記取入口内に配置されることを特徴とする請求項3に記載のエアリフト。
  5. 前記エアノズル本体に、前記取入口から送り込まれる前記濾材が衝突することを抑止するバッフルが取り付けられたことを特徴とする請求項4に記載のエアリフト。
  6. 前記バッフルは、
    前記取入口から送り込まれる前記濾材の送り方向に臨むエアノズル本体を被覆するカバー部を備えることを特徴とする請求項5に記載のエアリフト。
  7. 夾雑物が含まれる原水が流入する濾過槽、該濾過槽の内部に堆積される粒状の濾材からなる濾層、該濾層に埋設される取入口を有して該取入口から前記濾材及び該取入口に供給される洗浄水が送り込まれて前記濾材を洗浄するエアリフトを備える濾過装置において、
    前記エアリフトは、
    前記取入口が連結された揚砂管と、
    該揚砂管に連結された前記取入口に配置されるエアノズルと、
    該エアノズルを介して前記取入口に空気を供給して該取入口から前記濾材及び前記洗浄水を送り込んで前記揚砂管内を通過させる送気管と、を備え、
    前記エアノズルが、外周縁が平坦状で内周縁が凸状の断面視でくさび型に形成された複数の環状のワイヤが同軸上で狭隘なスリットを介して配列されて筒状に形成されたウェッジワイヤスクリーンによって構成され、環状の前記各ワイヤの前記内周縁側から前記外周縁側に向かって前記空気が流動して前記内周縁側から前記外周縁側に向かって漸次狭小となる狭隘な前記スリットから前記空気を噴出することを特徴とする濾過装置。
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