JP2019098015A - 傾斜磁場電源及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

傾斜磁場電源及び磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】傾斜磁場電源の出力精度を向上させること。【解決手段】実施形態に係る傾斜磁場電源は、被検体に傾斜磁場を印加するための第1及び第2のコイルに接続される。傾斜磁場電源は、第1及び第2のアンプと、第1のケーブルと、第2のケーブルと、第1の電流センサと、第2の電流センサとを備える。第1及び第2のアンプは、第1及び第2のコイルにそれぞれ対応する。第1のケーブルは、第1のコイルと第1のアンプとを接続する。第2のケーブルは、第2のコイルと第2のアンプとを接続し、第1のケーブルに隣接して配置される。第1の電流センサは、第1のケーブルに設置され、第1のケーブルに流れる電流値を計測する。第2の電流センサは、第2のケーブルに設置され、第2のケーブルに流れる電流値を計測する。また、第2の電流センサは、第2のケーブル全体のうち、第1のケーブルに流れる電流の向きの直交面に沿う部分に設置される。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、傾斜磁場電源及び磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置に関する。
MRI装置は、天板上の被検体を撮像し、被検体の内部情報を画像データとして取得する装置である。
MRI装置は、傾斜磁場コイルと、高周波パルス、即ち、RF(Radio Frequency)パルスを送信する送信コイル、例えばWB(Whole Body)コイルとを備える。WBコイルは、RF送信器からRFパルス信号を受信し、静磁場中に置かれた撮像部位の原子核スピンをラーモア周波数の高周波パルス、即ち、RFパルスで励起する。そして、MRI装置は、当該励起に伴って撮像部位から発生する磁気共鳴信号、即ち、MR(Magnetic Resonance)信号を受信コイル、例えばローカルコイルで受信し、MR信号に基づいて画像データを生成する。
磁気共鳴イメージング装置は、パルスシーケンスに基づいて傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁場電源を備える。傾斜磁場電源は、傾斜磁場コイルを構成する各コイルに電流を供給するケーブルに流れる電流により発生する磁束を検出することで電流値を計測する電流センサを備える。
特開2005−27700号公報
本発明が解決しようとする課題は、傾斜磁場電源の出力精度を向上させることである。
実施形態に係る傾斜磁場電源は、被検体に傾斜磁場を印加するための第1及び第2のコイルに接続される。傾斜磁場電源は、第1及び第2のアンプと、第1のケーブルと、第2のケーブルと、第1の電流センサと、第2の電流センサとを備える。第1及び第2のアンプは、第1及び第2のコイルにそれぞれ対応する。第1のケーブルは、第1のコイルと第1のアンプとを接続する。第2のケーブルは、第2のコイルと第2のアンプとを接続し、第1のケーブルに隣接して配置される。第1の電流センサは、第1のケーブルに設置され、第1のケーブルに流れる電流値を計測する。第2の電流センサは、第2のケーブルに設置され、第2のケーブルに流れる電流値を計測する。また、第2の電流センサは、第2のケーブル全体のうち、第1のケーブルに流れる電流の向きの直交面に沿う部分に設置される。
図1は、実施形態に係るMRI装置の全体構成を示す概略図。 図2は、実施形態に係るMRI装置に備えられる傾斜磁場用電源の機能を示すブロック図。 図3は、実施形態に係るMRI装置に備えられる傾斜磁場用電源の構造例を示す概略図。 図4は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの配置を決定するための原理を説明するための図。 図5は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの配置を決定するための方法を説明するための図。 図6は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの第1設置例を示す図。 図7は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの第2設置例を示す図。 図8は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの第3設置例を示す図。 図9は、実施形態に係るMRI装置に備えられる各電流センサの第4設置例を示す図。
以下、図面を参照しながら、傾斜磁場電源及び磁気共鳴イメージング装置の実施形態について精細に説明する。
図1は、実施形態に係るMRI装置の全体構成を示す概略図である。
図1は、実施形態に係るMRI装置1を示す。MRI装置1は、磁石架台100、制御キャビネット300、コンソール400、及び寝台装置500を備える。磁石架台100、制御キャビネット300、及び寝台装置500は、一般的には、検査室に備えられる。検査室は、撮影室とも呼ばれる。コンソール400は、制御室に備えられる。制御室は、操作室とも呼ばれる。
磁石架台100は、静磁場磁石10、傾斜磁場コイル11、及びWBコイル12を有する。これらの部材は円筒状の筐体に収納されている。寝台装置500は、寝台本体50及び天板51を有する。
制御キャビネット300は、傾斜磁場用電源31(X軸用31x、Y軸用31y、Z軸用31z)、RF送信器32、RF受信器33、及びシーケンスコントローラ34を備える。
コンソール400は、処理部(例えば、処理回路)40、記憶部(例えば、記憶回路)41、表示部(例えば、ディスプレイ)42、及び入力部(例えば、入力回路)43を備える。コンソール400は、ホスト計算機として機能する。
磁石架台100の静磁場磁石10は、磁石が円筒形状の磁石構造であるトンネルタイプと、撮像空間を挟んで上下に一対の磁石が配置された開放型(オープン型)とに大別される。ここでは、静磁場磁石10がトンネル型である場合について説明するが、その場合に限定されるものではない。
静磁場磁石10は、概略円筒形状をなしており、被検体、例えば患者Uが搬送されるボア内に静磁場を発生させる。ボアとは、磁石架台100の円筒内部の空間のことである。静磁場磁石10は、例えば、液体ヘリウムを保持するための筐体と、液体ヘリウムを極低温に冷却するための冷凍機と、筐体内部の超伝導コイルとによって構成される。なお、静磁場磁石10は、永久磁石によって構成されてもよい。以下、静磁場磁石10が、超伝導コイルを有する場合について説明する。
静磁場磁石10は、超伝導コイルを内蔵し、液体ヘリウムによって超伝導コイルが極低温に冷却されている。静磁場磁石10は、励磁モードにおいて静磁場用電源から供給される電流を超伝導コイルに印加することで静磁場を発生する。その後、永久電流モードに移行すると、静磁場用電源は切り離される。一旦永久電流モードに移行すると、静磁場磁石10は、長時間、例えば1年以上に亘って、静磁場を発生し続ける。
傾斜磁場コイル11は、静磁場磁石10と同様に概略円筒形状をなし、静磁場磁石10の内側に設置されている。傾斜磁場コイル11は、傾斜磁場用電源31から供給される電流(電力)により傾斜磁場を患者Uに印加する。傾斜磁場コイル11は、X軸方向について傾斜磁場を発生させるXchコイル11x(図2に図示)と、Y軸方向について傾斜磁場を発生させるYchコイル11y(図2に図示)と、Z軸方向の傾斜磁場を発生させるZchコイル11z(図2に図示)とを備える。
ここで、傾斜磁場の生成に伴って発生する渦電流がイメージングの妨げとなることから、傾斜磁場コイル11として、例えば、渦電流の低減を目的としたASGC(Actively Shielded Gradient Coil)が用いられてもよい。ASGCは、X軸、Y軸、及びZ軸方向の各傾斜磁場をそれぞれ形成するためのメインコイルの外側に、漏れ磁場を抑制するためのシールドコイルを設けた傾斜磁場コイルである。
WBコイル12は、全身用コイルとも呼ばれ、傾斜磁場コイル11の内側に患者Uを取り囲むように概略円筒形状に設置されている。WBコイル12は、送信コイルとして機能する。つまり、WBコイル12は、RF送信器32から伝送されたRFパルス信号に従ってRFパルスを患者Uに向けて送信する。一方、WBコイル12は、RFパルスを送信する送信コイルとしての機能に加え、受信コイルとしての機能を備える場合もある。その場合、WBコイル12は、受信コイルとして、原子核の励起によって患者Uから放出されるMR信号を受信する。
MRI装置1は、WBコイル12の他、ローカルコイル20を備える場合もある。ローカルコイル20は、患者Uの体表面に近接して配置される。ローカルコイル20は、複数のコイル要素を備えてもよい。これら複数のコイル要素は、ローカルコイル20の内部でアレイ状に配列されるため、PAC(Phased Array Coil)と呼ばれることもある。
ローカルコイル20には幾つかの種別がある。例えば、ローカルコイル20には、図1に示すように患者Uの胸部、腹部、又は脚部に設置されるボディコイル(Body Coil)や、患者Uの背側に設置されるスパインコイル(Spine Coil)といった種別がある。この他、ローカルコイル20には、患者Uの頭部を撮像するための頭部コイル(Head Coil)や、足を撮像するためのフットコイル(Foot Coil)といった種別もある。また、ローカルコイル20には、手首を撮像するためのリストコイル(Wrist Coil)、膝を撮像するためのニーコイル(Knee Coil)、肩を撮像するためのショルダーコイル(Shoulder Coil)といった種別もある。
ローカルコイル20は、受信コイルとして機能する。つまり、ローカルコイル20は、前述のMR信号を受信する。ただし、ローカルコイル20は、MR信号を受信する受信コイルとしての機能に加え、RFパルスを送信する送信コイルとしての機能を備える送受信コイルでもよい。例えば、ローカルコイル20としての頭部コイル及びニーコイルの中には、送受信コイルも存在する。つまり、ローカルコイル20は、送信専用、受信専用、送受信兼用の種別を問わない。
傾斜磁場用電源31は、X軸、Y軸、及びZ軸方向について傾斜磁場を発生するコイルそれぞれを駆動する各チャンネル用の傾斜磁場用電源31x,31y,31zを備える。傾斜磁場用電源31x,31y,31zは、シーケンスコントローラ34の指令により、必要な電流を各チャンネル独立に出力する。それにより、傾斜磁場コイル11は、X軸、Y軸、及びZ軸の方向における傾斜磁場(「勾配磁場」とも呼ばれる)を患者Uに印加することができる。
RF送信器32は、シーケンスコントローラ34からの指示に基づいてRFパルス信号を生成する。RF送信器32は、生成したRFパルス信号をWBコイル12に伝送する。
ローカルコイル20で受信したMR信号、より具体的には、ローカルコイル20内の各コイル要素で受信したMR信号は、RF受信器33に伝送される。各コイル要素の出力線路や、WBコイル12の出力線路はチャンネルと呼ばれる。このため、各コイル要素やWBコイル12から出力される夫々のMR信号をチャンネル信号と呼ぶこともある。WBコイル12で受信したチャンネル信号もRF受信器33に伝送される。
RF受信器33は、ローカルコイル20やWBコイル12からのチャンネル信号、即ち、MR信号をAD(Analog to Digital)変換して、シーケンスコントローラ34に出力する。デジタルに変換されたMR信号は、生データ(Raw Data)と呼ばれることもある。
シーケンスコントローラ34は、コンソール400による制御のもと、傾斜磁場用電源31、RF送信器32、及びRF受信器33をそれぞれ駆動することによって患者Uの撮像を行う。撮像によってRF受信器33から生データを受信すると、シーケンスコントローラ34は、その生データをコンソール400に送信する。
シーケンスコントローラ34は、処理回路(図示を省略)を具備する。この処理回路は、例えば所定のプログラムを実行するプロセッサや、FPGA(Field Programmable Gate Array)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで構成される。
コンソール400は、処理回路40、記憶回路41、ディスプレイ42、及び入力回路43を備える。
処理回路40は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processor Unit)の他、特定用途向け集積回路(ASIC)、及び、プログラマブル論理デバイス等の処理回路を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の回路が挙げられる。処理回路40は、記憶回路41に記憶された、又は、処理回路40内に直接組み込まれたプログラムを読み出し実行することで、シーケンスコントローラ34の動作を制御し、パルスシーケンスに従った撮像を実行してMR画像を生成する機能を実現する。
また、処理回路40は、単一の処理回路によって構成されてもよいし、複数の独立した処理回路の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、複数の記憶回路41が複数の処理回路の機能に対応するプログラムをそれぞれ記憶するものであってもよいし、1個の記憶回路41が複数の処理回路の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。
記憶回路41は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、及び光ディスク等を備える。記憶回路41は、USB(Universal Serial bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアを備えてもよい。記憶回路41は、処理回路40において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータや、医用画像を記憶する。また、OSに、操作者に対するディスプレイ42への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力回路43によって行うことができるGUI(Graphical User Interface)を含めることもできる。
ディスプレイ42は、液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル、及び有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示デバイスである。
入力回路43は、操作者によって操作が可能な入力デバイスからの信号を入力する回路であり、ここでは、入力デバイス自体も入力回路43に含まれるものとする。入力デバイスは、ポインティングデバイス(例えばマウス)、キーボード、及び各種ボタン等を含む。操作者により入力デバイスが操作されると、入力回路43はその操作に応じた入力信号を生成して処理回路40に出力する。なお、MRI装置1は、入力デバイスがディスプレイ42と一体に構成されたタッチパネルを備えてもよい。
コンソール400は、処理回路40による制御の下、シーケンスコントローラ34から送信されるMR信号を収集し、収集したMR信号を記憶回路41に記憶する。コンソール400は、処理回路40による制御の下、記憶回路41に記憶されたMR信号に対して、後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことによって、患者U内の所望のMR画像を生成する。そして、コンソール400は、処理回路40による制御の下、生成した各種MR画像を記憶回路41に格納する。
寝台装置500は、寝台本体50及び天板51を備える。寝台本体50は、天板51を例えば、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動可能なように配置する。天板51のX軸方向の移動は、天板51の左右方向、つまり、天板51の短手方向の移動である。天板51のY軸方向の移動は、天板51の上下方向、つまり、天板51の厚み方向の移動である。天板51のZ軸方向の移動は、天板51の前後方向、つまり、天板51の長手方向の移動である。
図2は、MRI装置1に備えられる傾斜磁場用電源31の機能を示すブロック図である。
図2は、傾斜磁場用電源31と、傾斜磁場用電源31を制御するシーケンスコントローラ34と、傾斜磁場用電源31から供給される電流により傾斜磁場を患者Uに印加する傾斜磁場コイル11とを示す。傾斜磁場コイル11は、X軸方向について傾斜磁場を発生させるXchコイル11xと、Y軸方向について傾斜磁場を発生させるYchコイル11yと、Z軸方向の傾斜磁場を発生させるZchコイル11zとを備える。
傾斜磁場用電源31は、アンプユニット311、ケーブルユニット312、及び電流センサユニット313を備え、負荷である傾斜磁場コイル11に電流を供給するように構成される。
アンプユニット311は、Xchコイル11x、Ychコイル11y、及びZchコイル11zにそれぞれ対応するように、Xchアンプ61x、Ychアンプ61y、及びZchアンプ61zを備える。Xchアンプ61xは、三相交流電源に接続された三相交流電圧を、例えば2000Vの直流電圧に昇圧及び平滑する。なお、アンプ61y,61zについても、Xchアンプ61xと同様に機能する。
ケーブルユニット312は、Xchコイル11x、Ychコイル11y、及びZchコイル11zにそれぞれ対応するように、Xchケーブル62x、Ychケーブル62y、及びZchケーブル62zを備える。Xchケーブル62xは、Xchアンプ61xによって昇圧された電力をXchコイル11xに供給する。なお、ケーブル62y,62zについても、Xchケーブル62xと同様に機能する。
電流センサユニット313は、Xchコイル11x、Ychコイル11y、及びZchコイル11zにそれぞれ対応するように、Xch電流センサ63x、Ych電流センサ63y、及びZch電流センサ63zを備える。Xch電流センサ63xは、Xchケーブル62xに流れる電流値を計測する。なお、電流センサ63y,63zについても、Xch電流センサ63xと同様に機能する。
電流センサ63x,63y,63zは、例えば、ホール素子方式の電流センサである。ホール素子方式の電流センサとは、センサの法線ベクトル(体軸)の向きに流れる計測電流の周りに生じる磁束を、ホール効果を利用して電圧に変換することで電流値を計測するものである。なお、電流センサ63x,63y,63zは、ホール素子方式の電流センサに限定されるものではない。例えば、電流センサ63x,63y,63zは、ホール素子方式に、CT(Current Transformer)方式が組み合わされた電流センサでも良い。CT方式では、測定電流を巻線比に応じた2次電流に変換する原理を採用している。
ここで、Xchアンプ61xは、シーケンスコントローラ34からの入力信号(指令電流)と電流センサ63xの出力である誤差信号(計測電流)とをそれぞれ入力し、両者の差が0になるようにパルス幅変調制御を行う。アンプ61y,61zについても、Xchアンプ61xと同様に機能する。
図3は、MRI装置1に備えられる傾斜磁場用電源31の構造例を示す概略図である。
図3は、図1に示すXYZ座標系とは区別されるUVW座標系に配置された傾斜磁場用電源31の概略構造を示す。傾斜磁場用電源31は、アンプユニット311、ケーブルユニット312、及び電流センサユニット313を備える。ケーブルユニット312は、傾斜磁場用電源31の筐体の下部に配置されたアンプユニット311の上部でアンプユニット311に接続される。アンプユニット311に接続されたケーブルユニット312は、上方(U軸の正方向)に延び、傾斜磁場用電源31の筐体の上部から引き出される。傾斜磁場用電源31の筐体の上部から引き出されたケーブルユニット312のケーブル62x,62y,62zは、傾斜磁場コイル11の各コイルに接続される。また、電流センサユニット313は、ケーブルユニット312の一部分に設置される。
なお、ケーブルユニット312は、上方に延び、傾斜磁場用電源31の筐体の上部から引き出される場合に限定されるものではない。例えば、ケーブルユニット312は、アンプユニット311の側部でアンプユニット311に接続され、側方(例えば、W軸の正方向)に延び、傾斜磁場用電源31の筐体の側部から引き出される場合であっても良い。
続いて、電流センサユニット313における各電流センサの配置について図4及び図5を用いて説明する。
図4は、MRI装置1に備えられる各電流センサの配置を決定するための原理を説明するための図である。
図4は、互いに隣接し略平行となるように設置されるXchケーブル62x及びYchケーブル62y´を示す。Xchケーブル62xの位置Pxを流れる電流の向きQxは、U軸の正方向である。その場合、図4に示すように、位置Pxの電流によって、電流の向きQxの直交面(VW平面)F上に磁束が発生する。
また、図4は、直交面F上の位置Pyを流れる電流値を計測する電流センサ63y´を示す。電流センサ63y´は、その法線ベクトルの向きが、Ychケーブル62y´の向き、即ち、電流の向きQy´と略一致するように設置される。このようなYchケーブル62y´の配置により、電流センサ63y´は、Ychケーブル62y´の位置Pyに流れる電流値を計測することができる。
しかし、Ychケーブル62y´に流れる電流値を計測する電流センサ63y´の位置がXchケーブル62xの位置に近いと、電流センサ63y´は、Xchケーブル62xの位置Pxを流れる電流により発生する磁束をも検出してしまい、Ychケーブル62y´の電流として計測してしまう。その結果、ケーブル62x,62y´間のクロストークが増加することになり、傾斜磁場電源31の出力精度を劣化させることになる。
ケーブル62x,62y´間、つまり、複数のケーブル間のクロストークの増加は、傾斜磁場電源31によるパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御に影響を与える。かかる場合は、パルス幅変調により傾斜磁場電源の傾斜磁場コイルへの出力電流が過小評価され出力電流が設定値より大きくなるように制御されたり、出力電流が過大評価され出力電流が設定値より小さくなるように制御されたりする。前者の場合、(1)傾斜磁場電源の出力電流により撮像領域に発生する磁束の量が予定量より大きくなりMR画像の劣化を招き、(2)電流センサ周辺の電気部品のサイズが大きくなることで複数のケーブル間の距離を十分確保することが難しくなる。後者の場合もまた、傾斜磁場電源の出力電流により撮像領域に磁束の量が予定量より小さくなり画像の劣化を招く。
そこで、傾斜磁場電源31は、第2のケーブルに流れる電流値を計測する第2の電流センサを、第2のケーブルの中で、第2のケーブルに隣接する第1のケーブルに流れる電流の向きの直交面に沿う部分に設置する。このような構成とすることで、第1及び第2のケーブル間のクロストークを抑制することができる。ここで、図2に示す電流センサ63x,63y,63zのうち少なくとも1個の電流センサを第2の電流センサとすると共に、残りの電流センサを第1の電流センサとすることができる。以下、図2に示す電流センサ63x,63y,63zのうち、Ych電流センサ63yのみを第2の電流センサとする場合について説明する。
図5は、MRI装置1に備えられる各電流センサの配置を決定するための方法を説明するための図である。
図5は、Xchケーブル62xとの関係で決定される、位置Pyを流れる電流の向きQyを示す。Xchケーブル62xとの関係で、Ych電流センサ63y(図2に図示)が直交面F上の磁束(図4に図示)を検出しないように、計測対象である位置Pyの電流の向きQyが決定される。図5に示すように、位置Pyの電流の向きQyは、位置Pyを中心として直交面F上で放射状に拡がるように決定される。そして、Ych電流センサ63yは、その法線ベクトルの向きが、直交面F上の位置Pyの電流の向きQyに略一致するように設置される。
続いて、図5に示す電流の向きQyのうち、W軸の負方向の向きQy1が採用される場合のYch電流センサ63yの配置例について図6を用いて説明し、V軸の負方向の向きQy2が採用される場合のYch電流センサ63yの配置例について図7を用いて説明し、W軸の負方向かつV軸の負方向の斜め向きQy3が採用される場合のYch電流センサ63yの配置例について図8を用いて説明する。
図6は、MRI装置1に備えられる各電流センサの第1設置例を示す図である。
図6の上段は、電流センサ63x,63y,63zの第1設置例の側面図を示す。図6の下段は、電流センサ63x,63y,63zの第1設置例の上面図を示す。
Ychケーブル62yは、Xchケーブル62x及びZchケーブル62zにそれぞれ隣接する。ここで、隣接とは、電流センサが、隣のケーブルを流れる電流によって発生する一定以上の磁束を検出し得る距離内を意味する。
ケーブル62x,62zは、U軸に略平行に配置される。Xchケーブル62xには、U軸の正方向の向きQxの電流値を計測するようにXch電流センサ63xが設置される。Xch電流センサ63xの法線ベクトルの向きは、Xchケーブル62xの向きに略一致する。Zchケーブル62zには、U軸の正方向の向きQzの電流値を計測するようにZch電流センサ63zが設置される。Zch電流センサ63zの法線ベクトルの向きは、Zchケーブル62zの向きに略一致する。
また、図6に示すように、Ychケーブル62yは、位置Pxの電流の向きQxの直交面F上で、電流がW軸の負方向の向きQy1となるようにその一部が曲げられた構造をもつ。Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分には、位置Pyに流れるW軸の負方向の向きQy1の電流値を計測するような向きでYch電流センサ63yが設置される。Ych電流センサ63yの法線ベクトルの向きは、Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分の向きに略一致する。即ち、Ych電流センサ63yは、その向きゆえ、同一平面上の位置Px,Pzに流れる電流によって発生される磁束を検出することはない。
図6に示すような電流センサ63x,63y,63zの第1設置例によれば、計測電流の向きQy1によって向きが決まる電流センサ63yは、ケーブル62x,62zに流れる電流によって発生する磁束を検出しない。つまり、電流センサ63yは、Ychケーブル62yに流れる電流のみを計測することができる。電流センサ63x,63zについても同様に、Ychケーブル62yに流れる電流によって発生する磁束の影響を受けない。なお、図6に示す電流センサ63xは、Zchケーブル62zとの距離に応じて位置Pzに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得、電流センサ63zは、Xchケーブル62xとの距離に応じて位置Pxに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得る。
図7は、MRI装置1に備えられる各電流センサの第2設置例を示す図である。
図7の上段は、電流センサ63x,63y,63zの第2設置例の側面図を示す。図7の下段は、電流センサ63x,63y,63zの第2設置例の上面図を示す。
Ychケーブル62yは、Xchケーブル62x及びZchケーブル62zにそれぞれ隣接する。
ケーブル62x,62zは、U軸に略平行に配置される。Xchケーブル62xには、U軸の正方向の向きQxの電流値を計測するようにXch電流センサ63xが設置される。Xch電流センサ63xの法線ベクトルの向きは、Xchケーブル62xの向きに略一致する。Zchケーブル62zには、U軸の正方向の向きQzの電流値を計測するようにZch電流センサ63zが設置される。Zch電流センサ63zの法線ベクトルの向きは、Zchケーブル62zの向きに略一致する。
また、図7に示すように、Ychケーブル62yは、位置Pxの電流の向きQxの直交面F上で、電流がV軸の負方向の向きQy2となるようにその一部が曲げられた構造をもつ。Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分には、位置Pyに流れるV軸の負方向の向きQy2の電流値を計測するような向きでYch電流センサ63yが設置される。Ych電流センサ63yの法線ベクトルの向きは、Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分の向きに略一致する。即ち、Ych電流センサ63yは、その向きゆえ、同一平面上の位置Px,Pzに流れる電流によって発生される磁束を検出することはない。
図7に示すような電流センサ63x,63y,63zの第2設置例によれば、上述の第1設置例と同様に、計測電流の向きQy2によって向きが決まる電流センサ63yは、ケーブル62x,62zに流れる電流によって発生する磁束を検出しない。つまり、電流センサ63yは、Ychケーブル62yに流れる電流のみを計測することができる。電流センサ63x,63zについても同様に、Ychケーブル62yに流れる電流によって発生する磁束の影響を受けない。なお、図7に示す電流センサ63xは、Zchケーブル62zとの距離に応じて位置Pzに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得、電流センサ63zは、Xchケーブル62xとの距離に応じて位置Pxに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得る。
なお、設置スペースの観点からは、図7に示す第2の設置例より、図6に示す第1の設置例の方が有利である。
図8は、MRI装置1に備えられる各電流センサの第3設置例を示す図である。なお、電流センサ63x,63y,63zの第3設置例の側面図については省略する。
図8は、電流センサ63x,63y,63zの第3設置例の上面図を示す。Ychケーブル62yは、Xchケーブル62x及びZchケーブル62zにそれぞれ隣接する。
ケーブル62x,62zの配置や、電流センサ63x,63zの設置は、図6及び図7に示すものと同等であるので説明を省略する。
また、図8に示すように、Ychケーブル62yは、位置Pxの電流の向きQxの直交面F上で、電流がW軸の負方向かつV軸の負方向の斜め向きQy3となるようにその一部が曲げられた構造をもつ。Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分には、位置Pyに流れるW軸の負方向かつV軸の負方向の斜め向きQy3の電流値を計測するような向きでYch電流センサ63yが設置される。Ych電流センサ63yの法線ベクトルの向きは、Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分の向きに略一致する。即ち、Ych電流センサ63yは、その向きゆえ、同一平面上の位置Px,Pzに流れる電流によって発生される磁束を検出することはない。
図8に示すような電流センサ63x,63y,63zの第3設置例によれば、上述の第1及び第2設置例と同様に、計測電流の斜め向きQy3によって向きが決まる電流センサ63yは、ケーブル62x,62zに流れる電流によって発生する磁束を検出しない。つまり、電流センサ63yは、Ychケーブル62yに流れる電流のみを計測することができる。電流センサ63x,63zについても同様に、Ychケーブル62yに流れる電流によって発生する磁束の影響を受けない。
図6〜図8を用いて、同一平面(直交面F)上の電流値を計測するように電流センサ63x,63y,63zが設置される例について説明した。しかしながら、その場合に限定されるものではない。Ych電流センサ63yは、Ychケーブル62y全体のうち、Xch電流センサ63xが計測する位置以外の位置における電流の向きの直交面に沿う部分に設置されても良い。
図9は、MRI装置1に備えられる各電流センサの第4設置例を示す図である。
図9の上段は、電流センサ63x,63y,63zの第4設置例の側面図を示す。図9の下段は、電流センサ63x,63y,63zの第4設置例の上面図を示す。
Ychケーブル62yは、Xchケーブル62x及びZchケーブル62zにそれぞれ隣接する。
ケーブル62x,62zは、U軸に略平行に配置される。Xchケーブル62xには、U軸の正方向の向きの電流値を計測するようにXch電流センサ63xが設置される。Xch電流センサ63xの法線ベクトルの向きは、Xchケーブル62xの向きに略一致する。Zchケーブル62zには、U軸の正方向の向きの電流値を計測するようにZch電流センサ63zが設置される。Zch電流センサ63zの法線ベクトルの向きは、Zchケーブル62zの向きに略一致する。
また、図9に示すように、Ychケーブル62yは、位置Pxの電流の向きQxの直交面F上で、電流がW軸の負方向の向きQy1となるようにその一部が曲げられた構造をもつ。Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分には、位置Pyに流れるV軸の負方向の向きQy2の電流値を計測するような向きでYch電流センサ63yが設置される。Ych電流センサ63yの法線ベクトルの向きは、Ychケーブル62y全体のうち直交面Fに沿う部分の向きに略一致する。即ち、Ych電流センサ63yは、その向きゆえ、同一平面上の位置Px,Pzに流れる電流によって発生される磁束を検出することはない。
図9に示すような電流センサ63x,63y,63zの第4設置例によれば、上述の第1設置例と同様に、計測電流の向きQy2によって向きが決まる電流センサ63yは、ケーブル62x,62zに流れる電流によって発生する磁束を検出しない。つまり、電流センサ63yは、Ychケーブル62yに流れる電流のみを計測することができる。なお、電流センサ63x,63zについても同様に、Ychケーブル62yに流れる電流によって発生する磁束の影響を受けない。なお、図9に示す電流センサ63xは、Zchケーブル62zとの距離に応じて位置Pzに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得、電流センサ63zは、Xchケーブル62xとの距離に応じて位置Pxに流れる電流によって発生する小さい磁束の影響を受ける場合は有り得る。
なお、設置スペースの観点からは、図9に示す第3の設置例より、図6に示す第1の設置例の方が有利である。
このように、図6〜図9に示す電流センサ63x,63y,63zの設置例によれば、隣接するケーブル62x,62y,62zの間のクロストークを抑制することができるので、傾斜磁場電源の出力精度を向上させることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、傾斜磁場電源の出力精度を向上させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 磁気共鳴イメージング(MRI)装置
11 傾斜磁場コイル
11x,11y,11z コイル
31 傾斜磁場用電源
62x,62y,62z ケーブル
63x,63y,63z 電流センサ
312 ケーブルユニット
313 電流センサユニット

Claims (6)

  1. 被検体に傾斜磁場を印加するための第1及び第2のコイルに接続される傾斜磁場電源であって、
    第1及び第2のコイルにそれぞれ対応する第1及び第2のアンプと、
    前記第1のコイルと前記第1のアンプとを接続する第1のケーブルと、
    前記第2のコイルと前記第2のアンプとを接続し、前記第1のケーブルに隣接して配置される第2のケーブルと、
    前記第1のケーブルに設置され、前記第1のケーブルに流れる電流値を計測する第1の電流センサと、
    前記第2のケーブルに設置され、前記第2のケーブルに流れる電流値を計測する第2の電流センサと、
    を備え、
    前記第2の電流センサは、前記第2のケーブル全体のうち、前記第1のケーブルに流れる電流の向きの直交面に沿う部分に設置された、
    傾斜磁場電源。
  2. 傾斜磁場コイルのXchコイルに接続されるXchケーブルに流れる電流値を計測するXch電流センサと、
    前記傾斜磁場コイルのYchコイルに接続されるYchケーブルに流れる電流値を計測するYch電流センサと、
    前記傾斜磁場コイルのZchコイルに接続されるXchケーブルに流れる電流値を計測するZch電流センサと、
    を備え、
    前記Xch電流センサ、前記Ych電流センサ、及び前記Zch電流センサのうち少なくとも1個の電流センサを前記第2の電流センサとすると共に、残りの電流センサを前記第1の電流センサとする、
    請求項1に記載の傾斜磁場電源。
  3. 前記第2の電流センサは、前記第2のケーブル全体のうち、前記第1の電流センサが計測する位置における電流の向きの直交面に沿う部分に設置された、
    請求項1又は2に記載の傾斜磁場電源。
  4. 前記第2の電流センサは、前記第2のケーブル全体のうち、前記第1の電流センサが計測する位置以外の位置における電流の向きの直交面に沿う部分に設置された、
    請求項1又は2に記載の傾斜磁場電源。
  5. 前記第1及び第2の電流センサは、計測電流の周りに生じる磁束を、ホール効果を利用して電圧に変換するホール素子方式の電流センサである、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の傾斜磁場電源。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の前記傾斜磁場電源と、
    前記第1及び第2のコイルと、
    を備えた磁気共鳴イメージング装置。
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