JP2019096398A - ハンドフリーライト - Google Patents

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恭一 広沢
Kyoichi Hirozawa
恭一 広沢
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【課題】部品の摩耗による耐久性の低下を防ぐとともに、灯体の角度を微調整することができるハンドフリーライトを提供すること。【解決手段】ハンドフリーライト1は、ハウジング5とその開口部を覆う光学レンズ6によって画成された灯室7内に、少なくともLED(光源)8と乾電池(電源)11を収容して成る灯体2と、該灯体2とは別体のベース3と、前記灯体2と前記ベース3を保持するとともに、前記灯体2を前記ベース3側に付勢する伸縮可能な弾性ベルト4と、を備え、前記灯体2のハウジング5と前記ベース3の相対向する箇所の一方に円弧凸部5A、他方に円弧凸部5Aを受ける円弧凹部3Aをそれぞれ形成するとともに、これらの円弧凸部5Aと円弧凹部3Aに、互いに噛合する複数のギヤ5a,3aをそれぞれ形成して構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘルメット等に固定して使用されるハンドフリーライトに関するものである。
所定の箇所を照明しながら両手を自由に用いて作業することができる照明装置としてハンドフリーライトが使用されているが、この種のハンドフリーライトとして例えば特許文献1には、歯科医の頭部に装着されて使用される携帯型の歯科用ヘッドライト装置が提案されている。
この歯科用ヘッドライト装置は、歯科医の頭部に装着されるヘッドハンド部と、該ヘッドハンド部に取り付けられたランプ本体部と、該ランプ本体部に電源を供給するためのバッテリー部を備えている。斯かる歯科用ヘッドライト装置には、ランプ本体部からの光の照射角度を調整するための角度調整機構が設けられており、この角度調整機構は、ランプ本体側のリアケースに設けられたクリックギヤと、ヘッドハンド部側に設けられた係合片に形成された突起部によって構成されている。
より詳細には、クリックギヤには、凸条と溝が交互に複数形成されており、複数の溝の1つに係合片の突起部が係合することによって、軸を中心とするランプ本体部の回動が阻止され、ランプ本体部101が例えば図10(a)に示す角度位置に保持される。そして、図10(a)に示す状態から、軸102を中心としてランプ本体部101を反時計方向に回動させると、図10(b)に示すように、クリックギヤ103の凸条103aが係合片104の反発力に抗して該係合片104を弾性変形させる。そして、図10(b)に示す状態から、ランプ本体部101を更に反時計方向に回動させると、係合片104の突起部104aがクリックギヤ103の凸条103aを乗り越え、図10(c)に示すように、係合片104の反発力によって突起部104aがクリックギヤ103の溝103bに再び係合する。この結果、ランプ本体部101の軸102を中心とする回動が再び阻止される。
以下、ランプ本体部101を更に反時計方向に回動させる場合、或いはランプ本体部101を時計方向に回動させる場合も同様に、係合片104の突起部104aがクリックギヤ103の凸条103aを乗り越える度に該突起部104aがクリックギヤ103の溝103bに係合する。そして、これらの突起部104aと溝103bとの係合によって、溝103bの1ピッチ分ずつランプ本体部101の角度(エーミング角)が調整されて光の照射角度が調整される。
特開2015−228347号公報
しかしながら、特許文献1において提案された歯科用ヘッドライト装置に設けられた図10に示す角度調整機構においては、ランプ本体部101の角度調整時には、係合片104の反発力によってクリックギヤ103に押圧された突起部104aがクリックギヤ103の凸条103aを乗り越えるために両者の摩耗が激しく、耐久性に問題が生じる。
又、クリックギヤ103の凸条103aの高さによって係合片104の突起部104aの変位量が決まるが、この変位量は、ランプ本体部101を所定の角度位置で固定保持するために或る程度の大きさが必要となる。このため、クリックギヤ103の凸条103aの角度ピッチが大きくなり(例えば、20°ピッチ)、ランプ本体部101の角度を微調整することができないという問題もある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、部品の摩耗による耐久性の低下を防ぐとともに、灯体の角度を微調整することができるハンドフリーライトを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載のハンドフリーライトは、
ハウジングとその開口部を覆う光学レンズによって画成された灯室内に、少なくとも光源と電源を収容して成る灯体と、
該灯体とは別体のベースと、
前記灯体と前記ベースを保持するとともに、前記灯体を前記ベース側に付勢する伸縮可能な弾性ベルトと、
を備え、前記灯体のハウジングと前記ベースの相対向する箇所の一方に円弧凸部、他方に前記円弧凸部を受ける円弧凹部をそれぞれ形成するとともに、これらの円弧凸部と円弧凹部に、互いに噛合する複数のギヤをそれぞれ形成して構成されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記円弧凸部に形成された前記ギヤの形成領域は、前記円弧凹部に形成された前記ギヤの形成領域よりも大きいことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記円弧凸部と前記円弧凹部は、同心且つ同一半径の仮想円弧曲面を基準に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、灯体は、ハウジングとベースの一方に形成された円弧凸部と他方に形成された円弧凹部にそれぞれ形成された複数のギヤの噛合によって所定の角度位置に保持されるが、その角度(エーミング角)を変更する場合には、弾性ベルトを引き延ばしながら灯体を移動させてこれをベースから引き離せば、円弧凸部と円弧凹部にそれぞれ形成されたギヤ同士の噛合が解除される。そして、この状態から灯体の角度を調整し、この灯体から手を離せば、該灯体が弾性ベルトの張力によってベースに再び押圧され、灯体とベースのギヤ同士が再び噛合して灯体の角度位置が保持される。このように、灯体の角度調整時には、該灯体とベースの各ギヤ同士の噛合が解除されるため、ギヤの摩耗の問題が発生することがなく、当該ハンドフリーライトの耐久性が高められる。
又、灯体とベースにそれぞれ形成されたギヤの高さと角度ピッチは、灯体を所定の角度位置に保持するために必要な値で済むため、これらの値を小さく抑えて灯体の角度調整ピッチを細かく設定することができ、灯体の角度を微調整することができる。
本発明に係るハンドフリーライトの斜視図である。 本発明に係るハンドフリーライトの正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 (a),(b)は図5のD部拡大詳細図である。 図6のE部拡大詳細図である。 (a)〜(c)は本発明に係るハンドフリーライトのエーミング調整を示す側断面図である。 本発明の変更実施例を示す図5と同様の図である。 (a)〜(c)は特許文献1において提案された歯科用ヘッドライト装置の角度調整機構を示す断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るハンドフリーライトの斜視図、図2は同ハンドフリーライトの正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図3のC−C線断面図、図6(a),(b)は図5のD部拡大詳細図、図7は図6のE部拡大詳細図、図8(a)〜(c)は本発明に係るハンドフリーライトのエーミング調整を示す側断面図である。
本実施の形態に係るハンドフリーライト1は、灯体2と、該灯体2とは別体のベース3と、これらの灯体2とベース3をヘルメット50に取り付けるためのゴム製の弾性ベルト(ゴムベルト)4によって構成されている。尚、本実施の形態では、灯体2とベース3を弾性ベルト4によってヘルメット50に保持しているが、これらの灯体2とベース3を弾性ベルト4によって人の頭部に直接保持するようにしても良い。
前記灯体2は、図3に示すように、ハウジング5とその開口部を覆う光学レンズ6によって画成された灯室7内に、光源であるLED(発光ダイオード)8と、該LED8を実装する平板状の回路基板9と、電池ケース10内に収容された電源としての3本(図4参照)の乾電池11を収容して構成されている。
上記ハウジング5は、光不透過性の樹脂によって矩形ボックス状に一体成形されており、その背面の左右2箇所(図3参照)には、図5に示すように、円弧凸部5Aがそれぞれ一体に形成されており、各円弧凸部5Aには複数のギヤ5aがそれぞれ形成されている。ここで、左右の円弧凸部5Aは、図3に示すように、当該ハンドフリーライト1の全幅をLとした場合、ハンドフリーライト1の左右両側端から内側にL/4以内の箇所にそれぞれ形成されている。
又、ハウジング5の上面の幅方向中央には、図4に示すように、孔5bが形成されており、この孔5bは、弾性変形可能なゴム製のスイッチ防水カバー12によって塞がれている。そして、ハウジング5内のスイッチ防水カバー12の内側には、スイッチ防水カバー12の押圧によって前記LED8への乾電池11からの電流の供給をON/OFFするためのスイッチ13が内蔵されている。
更に、ハウジング5内に収容された前記回路基板9は、電池ケース10に隣接して垂直に起立するよう縦方向に配置されており、その中央部には前記LED8がその光出射方向が前方(図4の左方)となる向きに実装されている。そして、電源である前記乾電池11は、電池ケース10内に横向きに上下3本収容されており(図4参照)、図3に示すように、各乾電池11の長手方向一端の+極は、電池ケース10に固定された+端子14にそれぞれ接続され、長手方向他端の−極は、電池ケース10に固定されたバネ状の−端子15にそれぞれ接続されている。
ここで、ハウジング5は、光学レンズ6に着脱可能に取り付けられており、図4に示すように、該ハウジング5の上端部に形成されたフック5cが光学レンズ6の上端から後方(図4の右方)に向かって延出するブラケット6Aに形成された係合孔6aに係合することによって、該ハウジング5が光学レンズ6に固定されている。そして、乾電池11の交換は、ハウジング5のフック5cと光学レンズ6のブラケット6Aに形成された係合孔6aへの係合を解除し、ハウジング5を光学レンズ6から取り外すことによってなされる。
前記光学レンズ6は、光透過性の透明樹脂によって矩形ボックス状に一体成形されており、その外周縁がハウジング5の開口部周縁に固定されることによって、該光学レンズ6とハウジング5によって前記灯室7が画成されている。そして、この光学レンズ6のLED8に対向する中央部分には、LED8から出射する光を制御するためのレンズ部6BがLED8に向かって一体に膨出している。
又、光学レンズ6の左右両側部には、図1〜図3に示すように、後方(図3の上方)に向かって一体に延びる矩形板状のブラケット6Cがそれぞれ形成されており、各ブラケット6Cには、縦方向に長いスリット状の2つの通し孔6b,6cがそれぞれ形成されている。
前記ベース3は、ヘルメット50の外周形状に沿った円弧曲面を成す板状に一体成形された樹脂部品であって、その左右には、ハウジング5の左右の円弧凸部5Aを受ける円弧凹部3Aがそれぞれ形成されており、各円弧凹部3Aには、図1及び図5に示すように、複数のギヤ3aがそれぞれ形成されている。又、図1及び図3に示すように、ベース3の左右の円弧凹部3Aの幅方向外側には、縦方向に長いスリット状の通し孔3bがそれぞれ形成されている。尚、ベース3に形成された左右の各円弧凹部3Aの左右両端には、図3に示すように、ハウジング5の左右の各円弧凸部5Aの左右への脱落を防ぐためのガイドリブ3cがそれぞれ形成されている。
図6(a),(b)に示すように、円弧凸部5Aは、ハウジング5側に設けられた仮想円弧凸曲面5Af上に複数のギヤ5aが形成された凸面を有しており、円弧凹部3Aは、ベース3側に設けられた仮想円弧凹曲面3Af上の複数のギヤ3aガ形成された凹面を有している。ここで、複数のギヤ5aは、仮想円弧凸曲面5Afに沿って形成され、複数のギヤ3aは、仮想円弧凹曲面3Afに沿って形成されている。
円弧凸部5Aの仮想円弧凸曲面5Afと円弧凹部3Aの仮想円弧凹曲面3Afは、同心且つ同一半径の円弧であり、各中心角は、仮想円弧凸曲面5Afの円弧の方が仮想円弧凹曲面3Afの円弧よりも大きく設定されている。そして、ギヤ5aとギヤ3aが噛合した状態において、仮想円弧凸曲面5Afと仮想円弧凹曲面3Afが重なる。複数のギヤ5aが形成された円弧凸部5Aの凸面の面積は、複数のギヤ3aが形成された円弧凹部3Aの凹面の面積よりも大きく設定されており、凹面全体が凸面の何れかの領域に当接する様構成されている。つまり、ハウジング5の円弧凸部5Aとベース3の円弧凹部3Aは、同心且つ同一半径の仮想円弧曲面を基準に形成されている。
本実施の形態においては、図6(a),(b)に示すように、ハウジング5に形成された左右の各円弧凸部5Aとベース3の左右に形成された各円弧凹部3Aは、共通の曲率中心Oを中心とする半径12mmの仮想円弧曲面上にギヤ5a,3aがそれぞれ形成されている。ハウジング5側の各円弧凸部5Aには、複数のギヤ5aが120°の角度範囲でそれぞれ形成されている。又、ベース3側の円弧凹部3Aには、複数のギヤ3aが60°の角度範囲でそれぞれ形成されている。
ギヤ5aは、断面が略三角形の複数の突条から成り、直線の歯筋が平行に配列されるように形成されている。ギヤ3aは、ギヤ5aの歯面にほぼ当接する形状に形成されている。ここで、ハウジング5側の各円弧凸部5Aにそれぞれ形成されたギヤ5aの詳細を図7に示すが、このギヤ5aの山の角度は120°、高さは0.5mmに設定されている。尚、図示しないが、ベース3側の各円弧凹部3Aに形成されたギヤ3aの谷の角度は120°、高さは0.5mmにそれぞれ設定されている。
ゴム製の前記弾性ベルト(ゴムベルト)4は、その両端部をベース3の左右の通し孔3bに通した後、更に光学レンズ6の左右のブラケット6Cにそれぞれ形成された一方の各通し孔6bに内側からそれぞれ通し、その通した部分を折り返して他方の各通し孔6cに通すことによって、その両端部が灯体2とベース3に取り付けられている。
以上のように、灯体2とベース3及び弾性ベルト4によって構成されたハンドフリーライト1は、弾性ベルト4を引き伸ばした状態で、人が頭に被ったヘルメット50の外周に弾性ベルト4を1週させて巻き付けることによってヘルメット50に取り付けられる。この取付状態では、弾性ベルト4の弾性(張力)によってベース3がヘルメット50に押し付けられるとともに、灯体2がベース3に押し付けられる。このため、ハウジング5側の左右の円弧凸部5Aに形成されたギヤ5aとベース3側の左右の円弧凹部3Aに形成されたギヤ3aとが噛合し、灯体2が所定の角度位置に保持される。
而して、弾性ベルト4によってヘルメット50に取り付けられたハンドフリーライト1において、スイッチ防水カバー12を指で押しでスイッチ13をON操作すると、乾電池11から回路基板9を経てLED8に電流が供給されるために該LED8が発光し、その光は、前方に向かって光学レンズ6のレンズ部6Bを通過することによって配光が制御された後に前方へと照射され、前方の照明に供される。このとき、人の両手は自由(フリー)であるため、両手を使って所望の作業を行うことができる。そして、スイッチ防水カバー12を再び押してスイッチ13をOFF操作すると、乾電池11からLED8への電流の供給が遮断されるため、ハンドフリーライト1が消灯する。
ところで、ハンドフリーライト1の灯体2は、ハウジング5側の各円弧凸部5Aとベース3側の各円弧凹部3Aにそれぞれ形成された複数のギヤ5a,3aの噛合によって所定の角度位置に保持されるが、その角度(エーミング角)を変更する場合には、弾性ベルト4を引き伸ばしながら灯体2を前方に移動させて該灯体2をベース3から引き離せば、該灯体2側の各円弧凸部5Aとベース3側の各円弧凹部3Aにそれぞれ形成されたギヤ5a,3a同士の噛合が解除される。
例えば、図8(a)に示す角度位置を灯体2の基準位置とした場合、図8(b)に示すように、基準位置から灯体2を前方に移動させて上方に所定角度αだけ回動させた後、灯体2から手を離せば、灯体2が弾性ベルト4の弾性力(張力)によってベース3に押圧され、灯体2(ハウジング5)側のギヤ5aとベース3側のギヤ3aとが再び噛合するため、灯体2は、変更後の角度位置に保持されて光照射方向が上向きに調整される。
又、図8(a)に示す基準位置から、図8(c)に示すように、灯体2を前方に移動させて下方に所定角度βだけ回動させた後、灯体2から手を離せば、灯体2が弾性ベルト4の弾性力(張力)によってベース3に押圧され、灯体2(ハウジング5)側のギヤ5aとベース3側のギヤ3aとが再び噛合するため、灯体2は、変更後の角度位置に保持されて光照射方向が下向きに調整される。
以上のように、本実施の形態に係るハンドフリーライト1においては、灯体2の角度調整時には、該灯体(ハウジング5)2とベース3のギヤ5a,3a同士の噛合が解除されるため、ギヤ5a,3aの摩耗の問題が発生することがなく、当該ハンドフリーライト1の耐久性が高められる。
又、灯体2(ハウジング5)とベース3に形成されたギヤ5a,3aの高さと角度ピッチは、灯体2を所定の角度位置に保持するために必要な値で済むため、これらの値を小さく抑えて灯体2の角度調整ピッチを細かく設定することができ、灯体2の角度を微調整することができる。尚、本実施の形態では、灯体2の角度調整ピッチpを8.9°と従来の20°の1/2以下に小さく抑えることができる。又、本実施の形態では、灯体2の上方向と下方向の調整角度α,βの最大値を30°と大きくすることができる。
そして、本実施の形態では、灯体2(ハウジング5)の円弧凸部5Aとベース3の円弧凹部3Aを左右2箇所にそれぞれ形成したため、灯体2を所定の角度位置で安定して確実に保持することができる。又、ベース3側の左右の円弧凹部3Aの左右両端にガイドリブ3cをそれぞれ形成したため、灯体2を前方に移動させた後、この灯体2を弾性ベルト4の弾性力(張力)によって元の位置に戻す際に該灯体2の左右のズレがガイドリブ3cによって補正される。このため、灯体2(ハウジング5)側の各円弧凸部5Aとベース3側の各円弧凹部3Aにそれぞれ形成されたギヤ5a,3a同士の噛合が常に確実になされる。
ここで、図8(a)に示す灯体2の基準位置を弾性ベルト4の幅中心の上下位置と一致させれば、灯体2の角度位置を安定化させることができる。
尚、以上の実施の形態においては、ギヤ5aの形状は、断面が略三角形の複数の突条から形成されているが、断面が台形状等、適宜の形状とすることができる。又、上記実施の形態において、ギヤ5aは、略三角形の突条を隙間なく配列した構成としたが、隣接する突条の間に隙間を設けて歯底を形成したものとすることもできる。更に、ギヤ3aの形状は、ギヤ5aを受けるため、ギヤ5a全体と接触するような同一形状であることが好ましいが、必ずしも同一形状を有する必要はなく、噛合した状態を保持可能な範囲で公差を持たせた略同一形状とすることができる。
又、以上の実施の形態においては、円弧凸部5Aがハウジング5側、円弧凹部3Aがベース3側に設けられており、円弧凸部5A側のギヤ5aの形成領域が円弧凹部3A側のギヤ3aの形成領域よりも広い構成となっている。しかし、本発明に係るハンドフリーライト1は、図9に示すように、円弧凸部3Dがベース3側、円弧凹部5Dがハウジング5側に設けられ、円弧凸部3D側のギヤ3dの形成領域が円弧凹部5D側のギヤ5dの形成領域よりも広い構成とすることができる。
1 ハンドフリーライト
2 灯体
3 ベース
3A ベースの円弧凹部
3Af 円弧凹部の仮想円弧凹曲面
3B ベースのブラケット
3a ベースのギヤ
3b ベースの通し孔
3c ベースのガイドリブ
4 弾性ベルト
5 ハウジング
5A ハウジングの円弧凸部
5Af 円弧凸部の仮想円弧凸曲面
5a ハウジングのギヤ
5b ハウジングの孔
5c ハウジングのフック
6 光学レンズ
6A 光学レンズのブラケット
6B 光学レンズのレンズ部
6C 光学レンズのブラケット
6a 光学レンズの係合孔
6b,6c 光学レンズの通し孔
7 灯室
8 LED(光源)
9 回路基板
10 電池ケース
11 乾電池(電源)
12 スイッチ防水カバー
13 スイッチ
14 電池ケースの+端子
15 電池ケースの−端子
50 ヘルメット

Claims (3)

  1. ハウジングとその開口部を覆う光学レンズによって画成された灯室内に、少なくとも光源と電源を収容して成る灯体と、
    該灯体とは別体のベースと、
    前記灯体と前記ベースを保持するとともに、前記灯体を前記ベース側に付勢する伸縮可能な弾性ベルトと、
    を備え、前記灯体のハウジングと前記ベースの相対向する箇所の一方に円弧凸部、他方に前記円弧凸部を受ける円弧凹部をそれぞれ形成するとともに、これらの円弧凸部と円弧凹部に、互いに噛合する複数のギヤをそれぞれ形成して成ることを特徴とするハンドフリーライト。
  2. 前記円弧凸部に形成された前記ギヤの形成領域は、前記円弧凹部に形成された前記ギヤの形成領域よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のハンドフリーライト。
  3. 前記円弧凸部と前記円弧凹部は、同心且つ同一半径の仮想円弧曲面を基準に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のハンドフリーライト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7093882B1 (ja) * 2021-09-07 2022-06-30 收 出澤 携帯用ledライト

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