JP2019096135A - 商品情報入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータの負担となることなく、そのオペレータにとって最適な操作環境を確実に実現できる。【解決手段】商品情報入力装置は、入力デバイスと、識別手段と、算出手段と、調整手段と、を備える。入力デバイスは、オペレータの操作による商品情報の入力を受け付ける。識別手段は、オペレータを識別する。算出手段は、識別手段で識別されたオペレータに対して設定された身体的特徴に関わるパラメータに基づき、基準面から入力デバイスまでの推奨高さを算出する。調整手段は、基準面から入力デバイスまでの高さが算出手段で算出された推奨高さとなるように、入力デバイスの位置を調整する。【選択図】 図7

Description

本発明の実施形態は、商品情報入力装置に関する。
買物客が買い上げる商品の情報を入力するための入力デバイスには、キーボード、タッチパネル、スキャナ等があり、多くの小売店では、これらの入力デバイスをそれぞれ筐体の適所に取り付けて一体的に構成した商品情報入力装置が利用されている。通常、商品情報入力装置は、チェックアウトカウンタと呼ばれる作業台の上に設置されている。そして会計担当の従業員は、買物客が買い上げた商品を1品ずつ手に取り、その商品に付されたバーコードをスキャナの読取窓に翳すことによって商品情報を入力する。ただし、生鮮食品等のようにバーコードが無い商品については、従業員は、キーボード又はタッチパネルを操作して商品情報を入力する。
このように、商品情報入力装置のオペレータは、買物客が買い上げる商品を1品ずつ手に取り、その商品情報を入力するために入力デバイスを操作する。このため、多くの商品を短時間で取り扱う繁忙時には、腕が疲れる、目が疲れる等というように、オペレータの肉体的な負担が大きい。このような肉体的な負担は、オペレータの肩の高さ、腕の長さ、目の高さ等の身体的特徴を考慮し、入力デバイスの位置を調整することによって改善される場合がある。
そこで従来、作業台の高さ位置を調整できるようにした昇降式のチェックアウトカウンタが開発されている。しかしながら昇降式のチェックアウトカウンタは、手動で作業台の高さ位置を調整するものであったため、調整作業の負担が大きい。また、他のオペレータが高さを変更してしまった場合、再び調整し直さなければならない面倒もある。
一方、身長検出センサでオペレータの身長を検出し、その身長に応じて入力デバイスの位置を調整する技術も知られている。しかしながら、この技術ではオペレータの立ち位置によって身長を正しく検出できないおそれがある。身長を正しく検出できないと、オペレータにとって最適な操作環境を実現することは困難である。
特開2016−115151号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、オペレータの負担となることなく、そのオペレータにとって最適な操作環境を確実に実現できる商品情報入力装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、商品情報入力装置は、入力デバイスと、識別手段と、算出手段と、調整手段と、を備える。入力デバイスは、オペレータの操作による商品情報の入力を受け付ける。識別手段は、オペレータを識別する。算出手段は、識別手段で識別されたオペレータに対して設定された身体的特徴に関わるパラメータに基づき、基準面から入力デバイスまでの推奨高さを算出する。調整手段は、基準面から入力デバイスまでの高さが算出手段で算出された推奨高さとなるように、入力デバイスの位置を調整する。
セミセルフ式のPOSシステムの概略を示す構成図。 登録機として機能する縦型スキャナ装置の外観を示す斜視図。 縦型スキャナ装置の状態を説明するための模式図。 縦型スキャナ装置の要部回路構成を示すブロック図。 従業員データベースに保存される従業員レコードの主要なデータ構造を示す模式図。 縦型スキャナ装置のメインメモリに形成される主要なメモリ領域を示す模式図。 縦型スキャナ装置のプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図。 縦型スキャナ装置のタッチパネルに表示される変更確認画面の一例を示す模式図。 縦型スキャナ装置のタッチパネルに表示されるアンケート画面の一例を示す模式図。 第2の実施形態で用いる設定テーブルの一例を示す模式図。 第2の実施形態において、縦型スキャナ装置のプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理の一部を示す流れ図。
以下、オペレータの負担となることなく、そのオペレータにとって最適な操作環境を確実に実現できる商品情報入力装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施形態では、商品情報入力装置の一態様として、セミセルフ式のPOS(Point Of Sales)システムにおいて、登録機として機能する縦型スキャナ装置を例示する。因みにPOSシステムには、対面式、セルフ式、セミセルフ式などがある。対面式は、買物客が買い上げる商品の登録操作と、その買上商品の代金決済に係る会計操作とを、店員が行う方式である。セルフ式は、登録操作と会計操作とを買物客自身が行う方式である。セミセルフ式は、登録操作は登録機にて店員が行い、会計操作は会計機にて買物客が行う方式である。
[第1の実施形態]
はじめに、セミセルフ式のPOSシステムについて簡単に説明する。
図1は、セミセルフ式のPOSシステム10の概略を示す構成図である。POSシステム10は、複数台の登録機11と、登録機11よりも台数の多い会計機12と、ストアサーバ13とを含む。そして各登録機11と各会計機12とストアサーバ13とは、ネットワーク14で接続されている。ネットワーク14は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。また、他の通信方式のネットワークであってもよい。
図1では、2台の登録機11(11A,11B)と、4台の会計機12(12A,12B,12C,12D)とを例示している。このうち1台の登録機11Aと2台の会計機12A,12Bとが1つのチェックアウトレーンに配置されており、他の登録機11Bと残りの会計機12C,12Dとが別のチェックアウトレーンに配置されている。
かかる構成のPOSシステム10は、基本的には、従業員による登録機11Aへの登録操作により入力された商品情報に基づき、登録機11Aにおいて買物客の買上リストが作成される。そしてこの買上リストは、ネットワーク14を介して同一チェックアウトレーンに配置されたいずれか1台の会計機12に送信されるので、買物客は、その会計機12へと移動して代金の支払い操作を行う。この操作により、会計機12においては、商取引の決済処理が行われる。
図2は、登録機11として機能する縦型スキャナ装置20の外観を示す斜視図である。図示するように、縦型スキャナ装置20は、チェックアウトカウンタ30の作業台31に固定されている。チェックアウトカウンタ30は、自動の昇降機構32(図4を参照)を備えており、この昇降機構32により作業台31を床面40に対して垂直の方向(図中矢印Y方向)に昇降自在としている。昇降機構32は、特に限定されない。例えば、電動モータ式、リニアモータ式、油圧式等であってもよい。
床面40は、縦型スキャナ装置20のオペレータである従業員が立つスペースである。因みに、チェックアウトカウンタ30を挟んで床面40と反対側の床面が、チェックアウトレーンの客通路となっている。買上商品の会計を行う買物客は、客通路に沿って図示矢印K方向へと進む。
縦型スキャナ装置20は、作業台31の略中央の客通路側に平型の筐体21を立設し、この筐体21の頂部に操作パネル22を取り付けている。操作パネル22は、一方の面を正面とし、その反対の面を背面とする。そして操作パネル22は、正面が床面40に立つ従業員の方を向くように、筐体21に取り付けられている。操作パネル22は、正面の角度を上向きに可変可能なチルト構造となっている。
操作パネル22の正面には、タッチパネル23とキーボード24とが配置されている。これにより従業員は、タッチパネル23を指でタッチ操作したり、キーボード24の各キーを指で押下操作したりすることができる。操作パネル22の背面には、客面ディスプレイ25が取り付けられている。これにより、客通路を進む買物客は、客面ディスプレイ25に表示される情報を視認することができる。
縦型スキャナ装置20は、筐体21の内部に固定スキャナ26を設けている。また縦型スキャナ装置20は、筐体21の、床面40に立つ従業員と対峙する面に読取窓27を取り付けている。読取窓27は、窓の角度を下向きに可変可能なチルト構造となっている。
固定スキャナ26は、商品に付されたバーコードを光学的に走査して読み取る、いわゆる光学式マーク読取装置である。固定スキャナ26は、読取窓27の奥側にレーザ光源と受光素子とを配置している。そして固定スキャナ26は、レーザ光源から発光したレーザ光を走査させながら読取窓27に向かって照射する。このとき、読取窓27に商品のバーコードが翳されていると、バーコードを走査したレーザ光の反射光が読取窓27を通って受光素子に到達する。固定スキャナ26は、受光素子での受光量によりバーコードを認識する。したがって、従業員が商品に付されたバーコードを読取窓27に翳すことによって、そのバーコードが固定スキャナ26によって読み取られる。しかも、読取窓27がチルト構造となっているため、読取窓27を下方へ向けることで、固定スキャナ26が読取り可能な領域を下方へ移動させることができる。
因みに、固定スキャナ26としては、CCDイメージセンサを使用したスキャナを採用することができる。この種のスキャナは、バーコードからの反射光をCCDイメージセンサで受光して解析することで、バーコードを認識することができる。
一方、タッチパネル23は、バーコードが付されていない商品の情報を入力するために供される。ここに、固定スキャナ26とタッチパネル23とは、オペレータの操作による商品情報の入力を受け付ける入力デバイスとして機能する。具体的には、固定スキャナ26は、読取り面を含む読取窓27に商品を翳す操作によって商品情報の入力を受け付ける第1の入力デバイスとして機能する。タッチパネル23は、操作面へのタッチ操作によって商品情報の入力を受け付ける第2の入力デバイスとして機能する。
図3は、縦型スキャナ装置20の状態を説明するための模式図である。前述したように、縦型スキャナ装置20の筐体21は、図中Y方向に昇降自在な作業台31に取り付けられている。したがって、例えば作業台31が量hだけ上昇または下降すると、筐体21も同じ量hだけ上昇または下降する。その結果、筐体21に取り付けられた操作パネル22と読取窓17も同じ量hだけ上昇または下降する。
また、前述したように、操作パネル22は、手動により図中C1方向に傾かせることが可能であり、読取窓27は、図中C2方向に傾かせることが可能である。したがって、オペレータである従業員は、例えば外乱光によってタッチパネル23の画像が見え辛い場合に操作パネル22の角度を傾けて調整できる。また従業員は、例えば重たい商品のバーコードを読取窓17に翳す際に読取窓17を下向きに傾けて、商品を持ち上げる高さを低く抑えることができる。
図4は、縦型スキャナ装置20の要部回路構成を示すブロック図である。縦型スキャナ装置20は、前述したタッチパネル23、キーボード24、客面ディスプレイ25、固定スキャナ26の他に、プロセッサ201、メインメモリ202、補助記憶デバイス203、時計204、通信インターフェース205、昇降機構コントローラ206及びシステムバス207等を備えている。そして縦型スキャナ装置20は、システムバス207に、プロセッサ201、メインメモリ202、補助記憶デバイス203、時計204、通信インターフェース205、タッチパネル23、キーボード24、客面ディスプレイ25、固定スキャナ26及び昇降機構コントローラ206を直接または信号入出力回路を介して接続してなる。縦型スキャナ装置20は、プロセッサ201、メインメモリ202及び補助記憶デバイス203と、これらを接続するシステムバス207とによってコンピュータを構成する。
プロセッサ201は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ201は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、縦型スキャナ装置20としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ202は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ202は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ202は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。またメインメモリ202は、プロセッサ201が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性または揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ202は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ201によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶デバイス203は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス203として使用される。補助記憶デバイス203は、プロセッサ201が各種の処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ201での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス203は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計204は、縦型スキャナ装置20の時刻情報源として機能する。プロセッサ201は、時計204によって計時される時刻情報を基に、時間を計時する。
通信インターフェース205は、ネットワーク14を介して接続された機器と所定の通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
昇降機構コントローラ206は、プロセッサ201からの指令に従い昇降機構32の駆動を制御して、作業台31を上昇または下降させる。
かかる構成の縦型スキャナ装置20は、通信インターフェース205を介して従業員データベース50を検索することができる。従業員データベース50は、店舗の従業員に関する種々の情報を保存したものである。従業員データベース50は、ストアサーバ13の記憶装置に保存されている。従業員データベース50は、いずれかの会計機12の記憶装置に保存されていてもよい。あるいは、ストアサーバ13以外のコンピュータ機器がネットワーク14に別途接続されており、このコンピュータ機器の記憶装置に従業員データベース50が保存されていてもよい。
図5は、従業員データベース50に保存される従業員レコード50Rの主要なデータ構造を示す模式図である。従業員データベース50には、従業員毎に作成された従業員レコード50Rが保存されている。
図5に示すように、従業員レコードは、従業員ID、氏名、操作権限、肩の高さ、腕の長さ、目の高さ、肘の高さ、スキャナ補正値、画面補正値及び輝度補正値を少なくとも記録する。従業員IDは、各従業員を個々に識別するために従業員毎に割り当てられた固有のコードである。氏名は、その従業員IDで識別される従業員の氏名であり、操作権限は、その従業員が縦型スキャナ装置20のオペレータとしての権限を有するか否かを識別する情報である。
肩の高さ、腕の長さ、目の高さ及び肘の高さは、その従業員の身体的特徴に関わるパラメータである。肩、目又は肘の高さは、従業員が床面40に直立したときの床面40から肩、目又は肘までの高さである。腕の長さは、従業員の肩の付け根から指先までの長さである。
スキャナ補正値は、従業員が固定スキャナ26の操作に対して行った評価に基づく補正パラメータである。同様に、画面補正値及び輝度補正値は、従業員がタッチパネル23の操作に対して行った評価に基づく補正パラメータである。
このように構成された縦型スキャナ装置20は、オペレータである従業員の身体的特徴から人間工学的に最適な位置となるように入力デバイスの位置を調整することで、従業員毎に最適な操作環境を与える機能を有する。この機能を実現させるために、縦型スキャナ装置20は、図6に示すように、メインメモリ202の揮発性メモリ領域にサインインメモリ61、推奨高さメモリ62、補正量メモリ63及び最適高さメモリ64を形成している。また、縦型スキャナ装置20は、プロセッサ201を主体とするコンピュータに、図7の流れ図に示す手順の情報処理を実行させるための制御プログラムを、メインメモリ202又は補助記憶デバイス203に記憶している。図8及び図9は、上記制御プログラムをコンピュータが実行することによって、タッチパネル23に表示される画面の一例である。
以下、図1乃至図9を用いて縦型スキャナ装置20の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
始めに、縦型スキャナ装置20の操作を開始する従業員は、サインイン操作を行う。例えば、従業員が自らの従業員IDを表すバーコードが印刷されたIDカードを有している場合、従業員は、キーボード24に配置されているサインインキーを押下し、続いてIDカードのバーコードを固定スキャナ26で読み取らせる。そうすることにより、縦型スキャナ装置20に対してサインイン操作が行われる。なお、サインイン操作は上記例に限定されるものではない。例えばキーボード24に配置されているテンキーで従業員IDを置数し、続いてサインインキーを押下することで、サインイン操作としてもよい。
制御プログラムが起動した縦型スキャナ装置20のプロセッサ201は、Act1として、サインイン操作を待ち受けている。そしてプロセッサ201は、上記の如くサインイン操作が行われたことを検知したならば(Act1、YES)、Act2として、そのサインイン操作によって入力された従業員IDをサインインメモリ61に書き込む。
ここに、プロセッサ210を主体とするコンピュータは、Act1及びAct2の処理により、オペレータを識別する識別手段を構成する。
プロセッサ201は、Act3として、従業員データの問合せコマンドを生成する。そしてプロセッサ201は、この問合せコマンドを、従業員データベース50を管理する機器、例えばストアサーバ13に送信するように通信インターフェース205を制御する。この制御により、通信インターフェース205からネットワーク14を介してストアサーバ13に問合せコマンドが送信される。問合せコマンドには、サインインメモリ61に記憶された従業員IDが含まれる。これにより、ストアサーバ13では、従業員データベース50から当該従業員IDを含む従業員レコード50Rが読み出され、ネットワーク14を介して問合せコマンド送信元の縦型スキャナ装置20へと送信される。
上記問合せコマンドを送信した縦型スキャナ装置20のプロセッサ201は、従業員レコード50Rを待ち受ける。そしてプロセッサ201は、通信インターフェース205を介して従業員レコード50Rを受信したならば、Act4としてその従業員レコード50Rの操作権限情報を調べる。従業員が縦型スキャナ装置20の操作権限を有していない場合、操作権限情報は、操作権限なしを示す。この場合(Act4、NO)、プロセッサ201は、サインイン操作をエラーとする。
従業員が縦型スキャナ装置20の操作権限を有している場合には、操作権限情報は、操作権限有りを示す。この場合(Act4、YES)、プロセッサ201は、Act5として、従業員レコード50Rに含まれる身体的特徴に関わるパラメータに基づき、入力デバイス(タッチパネル23及び固定スキャナ26)の基準面(床面40)からの推奨高さを算出する。身体的特徴を示すパラメータは、本実施形態では、従業員の肩の高さ、腕の長さ、目の高さ、及び肘の高さである。これらの値を基にプロセッサ201は、従業員がタッチパネル23をタッチするという動作及び読取窓27に商品を翳すという動作について、人間工学的な観点から快適な環境となる基準面からの高さを算出する。
より詳しくは、従業員レコード50Rに設定された身体的特徴を有する従業員が、タッチパネル23をタッチするという動作について、人間工学的な観点から最適な高さがP1であるとする。また同従業員が、読取窓27に商品を翳すという動作について、人間工学的な観点から最適な高さがP2であるとする。その場合、プロセッサ201は、高さP1と高さP2との平均値「(P1+P2)/2」を入力デバイスの基準面からの推奨高さH0として算出する。プロセッサ201は、基準面からの推奨高さH0を推奨高さメモリ62に書き込む。
ここに、プロセッサ201を主体とするコンピュータは、Act5の処理により、識別手段で識別されたオペレータに対して設定された身体的特徴に関わるパラメータに基づき、基準面から入力デバイスまでの推奨高さH0を算出する算出手段を構成する。
プロセッサ201は、Act6として、従業員レコード50Rに含まれる補正パラメータに基づき、推奨高さの補正量を算出する。補正パラメータは、スキャナ補正値d1、画面補正値d2及び輝度補正値d3である。プロセッサ201は、例えばスキャナ補正値d1と画面補正値d2と輝度補正値d3との総和「d1+d2+d3」を補正量±dとする。あるいはプロセッサ201は、スキャナ補正値d1、画面補正値d2及び輝度補正値d3にそれぞれ所定の係数α1,α2,α3を乗算し、これら係数を乗算した後のスキャナ補正値「d1*α1」と画面補正値「d2*α2」と輝度補正値「d3*α3」との総和「d1*α1+d2*α2+d3*α3」を補正量±dとする。プロセッサ201は、補正量±dを補正量メモリ63に書き込む。
プロセッサ201は、Act7として、入力デバイスの基準面からの最適高さH1を算出する。具体的にはプロセッサ201は、推奨高さメモリ62で記憶した推奨高さH0を、補正量メモリ63で取得した補正量±dで補正することによって、最適高さH1を算出する。プロセッサ201は、最適高さH1を最適高さメモリ63に書き込む。
ここに、プロセッサ201を主体とするコンピュータは、Act6及びAct7の処理により、取得手段により得られた評価に基づくパラメータで推奨高さを補正する補正手段を構成する。なお、取得手段については後述する。
こうして、入力デバイスの基準面からの最適高さH1を算出したならば、プロセッサ201は、Act8として、タッチパネル23に変更確認画面SC1(図8を参照)を表示させる。
図8は、変更確認画面SC1の一例を示す模式図である。図示するように変更確認画面SC1には、オペレータである従業員に対し、作業台31の高さを変更するか否かを問い合わせるメッセージM1とともに、「はい」ボタンB1及び「いいえ」ボタンB2のボタン画像が表示される。
変更確認画面SC1を確認した従業員は、タッチパネル23及び読取窓27の床面40からの高さが、自身にとって最適な高さとなるように作業台31の高さを変更する場合には、「はい」ボタンB1にタッチする。変更しない場合には、従業員は、「いいえ」ボタンB2にタッチする。
タッチパネル23に変更確認画面SC1を表示させたプロセッサ201は、Act9として「はい」ボタンB1がタッチされるか、「いいえ」ボタンB2がタッチされるのを待ち受ける。
「はい」ボタンB1がタッチされた場合(Act9、YES)、プロセッサ201は、Act10として、最適高さメモリ64で記憶した最適高さH1に従って作業台31の高さを調整する。すなわちプロセッサ201は、読取窓27の中心から筐体21の頂部までの間隔の1/2を入力デバイスの高さの基準位置とする。そして床面40から基準位置までの距離が最適高さH1となるように、作業台31の床面40からの高さを決定する。具体的には、基準位置から作業台31の上面までの長さL1は固定であるので、最適高さH1から長さL1を減じた値「H1−L1」を作業台31の床面40からの高さとして決定する。プロセッサ201は、作業台31の床面40からの高さが決定した高さ「H1−L1」となるように昇降機構コントローラ206を制御する。この制御により昇降機構32が動作し、作業台31が、床面40からの高さが決定した高さ「H1−L1」となる位置まで上昇又は下降する。
ここに、プロセッサ201を主体とするコンピュータは、Act10の処理により、基準面から入力デバイスまでの高さが補正手段で補正された推奨高さとなるように、入力デバイスの位置を調整する調整手段を構成する。
なお、変更確認画面SC1において、「いいえ」ボタンB2がタッチされた場合には(Act9、NO)、プロセッサ201は、Act10の処理を実行しない。
変更確認画面SC1において、「いいえ」ボタンB2がタッチされるか、「はい」ボタンB1がタッチされ、Act10の処理を終えると、プロセッサ201は、Act11として、縦型スキャナ装置20が登録機11として機能するように各部を制御する。この制御は、読取窓27に翳された商品のバーコードを固定スキャナ26で読み取ることにより、そのバーコードから特定される商品の商品名、単価、販売点数、販売金額等の情報を買上リストに追加するための制御を含む。また、タッチパネル23に対するタッチ操作により選択的に入力された商品の商品名、単価、販売点数、販売金額等の情報を買上リストに追加するための制御を含む。さらに、ネットワーク14を介して会計機12に買上リストを送信するための制御を含む。
プロセッサ201は、Act12としてサインオフ操作が行われたか否かを判断する。サインオフ操作が行われていない場合(Act12、NO)、プロセッサ201は、登録機11としての制御を継続する。
縦型スキャナ装置20の操作を終了する従業員は、サインオフ操作を行う。例えば、キーボード24に配置されているサインオフキーを押下する。そうすることにより、縦型スキャナ装置20に対してサインオフ操作が行われる。なお、サインオフ操作は上記の例に限定されるものではない。
Act12において、サインオフ操作が行われた場合(Act12、YES)、プロセッサ201は、Act13としてタッチパネル23にアンケート画面SC2(図9を参照)を表示させる。
図9は、アンケート画面SC2の一例を示す模式図である。図示するようにアンケート画面SC2には、縦型スキャナ装置20の操作を終えた従業員に対してのアンケート項目とその回答ボタンB3、B4及びB5とが表示される。図9の例の場合、固定スキャナ26の位置に対するアンケート項目及びその回答ボタンB3と、タッチパネル23の位置に対するアンケート項目及びその回答ボタンB4と、タッチパネル23の輝度に対するアンケート項目及びその回答ボタンB5と、が表示されている。
アンケート画面SC2を確認した従業員は、固定スキャナ26の位置が丁度良かったか、高かったか、低かったかを判断する。そして従業員は、回答ボタンB3の中の該当するボタンにタッチする。また従業員は、タッチパネル23の画面の高さが丁度良かったか、高かったか、低かったかを判断する。そして従業員は、回答ボタンB4の中の該当するボタンにタッチする。また従業員は、タッチパネル23の画面の明るさが丁度良かったか、明るすぎたか、暗すぎたかを判断する。そして従業員は、回答ボタンB5の中の該当するボタンにタッチする。なお、アンケート項目に回答する順番は、特に限定されるものではない。
アンケート画面SC2を表示させたプロセッサ201は、Act14として、全てのアンケート項目が回答済となるのを待ち受ける。そして回答ボタンB3,B4,B5がそれぞれタッチ操作されると、プロセッサ201は、回答済と認定する。回答済の場合(Act14、YES)、プロセッサ201は、Act15として、その回答結果に従って補正値を取得する。すなわち、回答ボタンB3において、「丁度良い」がタッチされた場合にはスキャナ補正値として“0”を取得し、「高い」がタッチされた場合にはスキャナ補正値として“−1”を取得し、「低い」がタッチされた場合にはスキャナ補正値として“+1”を取得する。同様に、回答ボタンB4において、「丁度良い」がタッチされた場合には画面補正値として“0”を取得し、「高い」がタッチされた場合には画面補正値として“−1”を取得し、「低い」がタッチされた場合には画面補正値として“+1”を取得する。また、回答ボタンB5において、「丁度良い」がタッチされた場合には輝度補正値として“0”を取得し、「明るい」がタッチされた場合には輝度補正値として“−1”を取得し、「暗い」がタッチされた場合には輝度補正値として“+1”を取得する。
ここにプロセッサ201を主体とするコンピュータは、Act13乃至Act15の処理により、オペレータによる入力デバイスの操作に対する評価を取得する取得手段を構成する。
プロセッサ201は、Act16として、Act15で取得した補正値の通知コマンドを生成する。そしてプロセッサ201は、この問合せコマンドを、従業員データベース50を管理する機器、例えばストアサーバ13に送信するように通信インターフェース205を制御する。この制御により、通信インターフェース205からネットワーク14を介してストアサーバ13に通知コマンドが送信される。通知コマンドには、サインインメモリ61に記憶された従業員IDとともに、Act15で取得したスキャナ補正値、画面補正値及び輝度補正値が含まれる。これにより、ストアサーバ13では、従業員データベース50から当該従業員IDを含む従業員レコード50Rが読み出される。そして、その従業員レコード50Rのスキャナ補正値、画面補正値及び輝度補正値に、通知コマンドに含まれていたスキャナ補正値、画面補正値及び輝度補正値がそれぞれ加算される。補正値が更新された従業員レコード50Rは、従業員データベース50に上書き保存される。
上記通知コマンドを送信したプロセッサ201は、Act17としてサインインメモリ61、推奨高さメモリ62、補正量メモリ63及び最適高さメモリ64をクリアする。以上で、プロセッサ201は、制御プログラムに従った情報処理を終了する。
このように本実施形態の縦型スキャナ装置20においては、従業員の身体的特徴を示すパラメータを基に、タッチパネル23をタッチする操作及び読取窓27に商品を翳す操作に関して、人間工学的な検知から最適な位置となるように、作業台31の高さが自動的に調整される。ここで、身体的特徴を示すパラメータは、肩の高さ、腕の長さ、目の高さ、及び肘の高さであり、これらの情報は、予め従業員データベース50に設定されている。したがって本実施形態によれば、従業員の負担となることなく、その従業員にとって最適な操作環境を確実に実現することができる。
また、縦型スキャナ装置20においては、従業員のサインイン操作に連動して、タッチパネル23に変更確認画面SC1が表示される。そして、変更確認画面SC1の「はい」ボタンB1がタッチ操作された場合には、作業台31の高さ調整が行われる。これに対し、「いいえ」ボタンB2がタッチ操作された場合には、作業台31の高さ調整が行われない。したがって本実施形態によれば、作業台31の高さ調整を行うか否かを、従業員が毎回決めることができる。
また、縦型スキャナ装置20においては、従業員のサインオフ操作に連動して、タッチパネル23にアンケート画面SC2が表示される。そして、読取窓27の床面40からの高さ、タッチパネル23の床面40からの高さ、及び、タッチパネル23の輝度についてのアンケート項目に関して、従業員の評価が得られる。この評価情報は、作業台31の高さ調整において、補正値として使用される。したがって本実施形態によれば、従業員の評価を加味しながら、その従業員にとって最適な操作環境を確実に実現することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、入力デバイスの高さの基準位置を、読取窓27の中心から筐体21の頂部までの間隔の1/2とした。これは、タッチパネル23に対する操作と固定スキャナ26に対する操作とが同程度行われるという考えに基づくものである。しかし、例えば日中はバーコードが付されていない野菜等をそのまま販売するが、夜間になるとその野菜を加工して惣菜品としてバーコードを付して販売する店がある。このような店では、タッチパネル23に対する操作が日中は多く夜間は少ないと考えられる。そこで次に、タッチパネル23に対する操作が時間帯によって異なる場合を考慮して、オペレータにとって最適な操作環境を確実に実現できるようにした縦型スキャナ装置20を、第2の実施形態として説明する。
なお、この第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図10に示す設定テーブルT1を、補助記憶デバイス203で記憶している点と、制御プログラムに従ってプロセッサ201が実行する処理の一部である。その余については、第1の実施形態と同一なので、図1乃至図9についてはそのまま採用し、同一箇所には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
図10に示すように、設定テーブルT1は、日中(10:00-18:00)と夜間(18:00-21:00)の各時間帯にそれぞれ関連付けて、スキャナ重視フラグと画面重視フラグとを記憶している。スキャナ重視フラグは、固定スキャナ26をタッチパネル23よりも重視される場合に“1”にセットされる。画面重視フラグは、タッチパネル23を固定スキャナ26よりも重視される場合に“1”にセットされる。すなわち、タッチパネル23に対する操作が日中は多く夜間は少ない場合には、日中(10:00-18:00)の時間帯に関連付けられた画面重視フラグが“1”にセットされるまた、夜間(18:00-21:00) の時間帯に関連付けられたスキャナ重視フラグが“1”にセットされる。
図11は、制御プログラムに従ってプロセッサ201が実行する処理のうち、第1の実施形態と異なる部分を抜粋した流れ図の一部である。第2の実施形態が第1の実施形態と異なるのは、Act4とAct5の処理の間に、Act21乃至Act25の処理を実行する点である。
すなわち従業員が縦型スキャナ装置20の操作権限を有している場合(Act4、YES)、プロセッサ201は、Act21として、時計204で計時されている現在時刻を取得する。
次いでプロセッサ201は、Act22として設定テーブルT1を参照して、現在時刻が含まれる時間帯に関連付けられたスキャナ重視フラグが“1”にセットされているか否かを判断する。スキャナ重視フラグが“1”にセットされていた場合(Act22、YES)、プロセッサ201は、Act23として従業員レコード50Rからスキャナ補正値d1を取得する。スキャナ重視フラグが“1”にセットされていない場合には(Act22、NO)、プロセッサ201は、スキャナ補正値d1を取得しない。
次いでプロセッサ201は、Act24として設定テーブルT1を参照して、現在時刻が含まれる時間帯に関連付けられた画面重視フラグが“1”にセットされているか否かを判断する。画面重視フラグが“1”にセットされていた場合(Act24、YES)、プロセッサ201は、Act25として従業員レコード50Rから画面補正値d2と輝度補正値d3とを取得する。画面重視フラグが“1”にセットされていない場合には(Act24、NO)、プロセッサ201は、画面補正値d2と輝度補正値d3とを取得しない。
ここに、プロセッサ201を主体とするコンピュータは、Act22及びAct24の処理により、第1の入力デバイスの操作を優先するか第2のデバイスの操作を優先するかを判定する判定手段を構成する。
その後、プロセッサ201は、Act5以降の処理を第1の実施形態と同様に実行する。したがって、Act6では、プロセッサ201は、スキャナ重視フラグが“1”にセットされていた時間帯においては、スキャナ補正値d1を補正量±dとする。あるいは、スキャナ補正値d1に所定の係数α1を乗じた後のスキャナ補正値「d1*α1」を補正量±dとする。
同様に、プロセッサ201は、画面重視フラグが“1”にセットされていた時間帯においては、画面補正値d2と輝度補正値d3との総和「d2+d3」をスキャナ補正値d1を補正量±dとする。あるいは、画面補正値d2及び輝度補正値d3にそれぞれ所定の係数α2、α3を乗じた後の画面補正値「d2*α2」及び輝度補正値「d3*α3」の総和「d2*α2+d3*α3」を補正量±dとする。
なお、仮に、スキャナ重視フラグ及び画面重視フラグが両方とも“1”にセットされていた時間帯においては、第1の実施形態と同様に、スキャナ補正値d1と画面補正値d2と輝度補正値d3との総和「d1+d2+d3」を補正量±dとする。あるいは、係数α1,α2,α3を乗算した後のスキャナ補正値「d1*α1」と画面補正値「d2*α2」と輝度補正値「d3*α3」との総和「d1*α1+d2*α2+d3*α3」を補正量±dとする。
また、仮に、スキャナ重視フラグ及び画面重視フラグが両方とも“0”にリセットされていた時間帯においては、補正量±dは「0」となる。
このように第2の実施形態の縦型スキャナ装置20においては、タッチパネル23に対する操作頻度が高い時間帯では、タッチパネル23に対する操作環境が最適となる位置に作業台31が位置決めされる。また、固定スキャナ26に対する操作頻度が高い時間帯では、固定スキャナ26に対する操作環境が最適となる位置に作業台31が位置決めされる。したがって、タッチパネル23と固定スキャナ26に対する操作頻度が時間帯によって異なる場合でも、常にその従業員にとって最適な操作環境を確実に実現することができる。
以上、商品情報入力装置の実施形態として第1の実施形態及び第2の実施形態を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。以下、他の実施形態について簡単に説明する。
前記実施形態では、オペレータによる入力デバイスの操作に対する評価を取得し、その評価に基づくパラメータで推奨高さを補正する場合を例示した。他の実施形態としては、オペレータによる入力デバイスの操作に対する評価を取得せず、基準面から入力デバイスまでの高さが推奨高さとなるように、入力デバイスの位置を調整してもよい。この場合、従業員レコード50Rから、スキャナ補正値、画面補正値及び輝度補正値を省略できる。また、図7の流れ図において、Act6、Act7及びAct13乃至Act16の処理を省略できる。
前記実施形態では、商品情報入力装置の入力デバイスとして、固定スキャナ26とタッチパネル23とを例示した。入力デバイスは、これらに限定されるものではない。例えば固定スキャナ26の代わりに、商品の外観像を撮影する撮像装置であってもよい。撮像装置の場合、商品情報入力装置は、撮影された外観像の特徴量から商品を認識することとなる。また、タッチパネル23の代わりにキーボードであってもよい。また、固定スキャナ26とタッチパネル23のいずれか一方であってもよい。
身体的特徴を示すパラメータは、前記実施形態では、従業員の肩の高さ、腕の長さ、目の高さ、及び肘の高さを例示した。パラメータはこれらに限定されるものではない。これらの値のうち少なくとも1つだけをパラメータとしてもよい。あるいは、これらの値のうち少なくとも1つと他の値とを組み合わせたものをパラメータとしてもよい。
前記第2の実施形態では、時間帯により第1の入力デバイスの操作を優先するか第2の入力デバイスの操作を優先するかを判定した。他の実施形態としては、時間帯でなく日付、曜日、週、月等を要素として、第1の入力デバイスの操作を優先するか第2の入力デバイスの操作を優先するかを判定してもよい。
昇降機構32は、作業台31を上昇または下降させるのではなく、チェックアウトカウンタ30そのものを上昇または下降させるものであってもよい。
前記実施形態では、従業員のサインイン操作をトリガとして入力デバイスの高さを調整する場合を例示した。トリガは、サインイン操作に限定されるものではない。例えば所定のキー操作が実行されると、それをトリガとして入力デバイスの高さを調整してもよい。同様に、前記実施形態では、従業員のサインオフ操作をトリガとしてアンケート画面SC2をタッチパネル23に表示させた。トリガは、サインオフ操作に限定されるものではない。例えば所定のキー操作が実行されると、それをトリガとしてアンケート画面SC2をタッチパネル23に表示させてもよい。
前記実施形態では、商品情報入力装置の一態様としてセミセルフ式のPOSシステムにおいて登録機11として機能する縦型スキャナ装置20を例示した。商品情報入力装置は、登録機11として機能する縦型スキャナ装置20に限定されるものではない。例えば対面式のPOS端末若しくは縦型スキャナ装置であってもよい。あるいは、セルフ式のPOS端末であってもよい。
なお、商品情報入力装置の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがメインメモリ202又は補助記憶デバイス203に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、プログラムがメインメモリ202又は補助記憶デバイス203に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。そしてこの場合は、商品情報入力装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、この商品情報入力装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
20…縦型スキャナ装置、21…筐体、22…操作パネル、23…タッチパネル、24…キーボード、25…客面ディスプレイ、26…固定スキャナ、27…読取窓、201…プロセッサ、202…メインメモリ、203…補助記憶デバイス、204…時計、205…通信インターフェース、206…昇降機構コントローラ、30…チェックアウトカウンタ、31…作業台、32…昇降機構、40…床面、50…従業員データベース、T1…設定テーブル。

Claims (5)

  1. オペレータの操作による商品情報の入力を受け付ける入力デバイスと、
    前記オペレータを識別する識別手段と、
    前記識別手段で識別されたオペレータに対して設定された身体的特徴に関わるパラメータに基づき、基準面から前記入力デバイスまでの推奨高さを算出する算出手段と、
    前記基準面から前記入力デバイスまでの高さが前記算出手段で算出された推奨高さとなるように、前記入力デバイスの位置を調整する調整手段と、
    を具備する商品情報入力装置。
  2. 前記オペレータによる前記入力デバイスの操作に対する評価を取得する取得手段と、
    前記取得手段により得られた前記評価に基づくパラメータで前記推奨高さを補正する補正手段と、
    を具備し、
    前記調整手段は、前記補正手段で補正された推奨高さとなるように、前記入力デバイスの位置を調整する請求項1記載の商品情報入力装置。
  3. 前記入力デバイスは、読取り面に商品を翳す操作によって前記商品情報の入力を受け付ける第1の入力デバイスと、操作面へのタッチ操作によって前記商品情報の入力を受け付ける第2の入力デバイスと、を含み、
    前記取得手段は、オペレータによる前記第1の入力デバイスの操作に対する評価と前記第2の入力デバイスの操作に対する評価とを取得する、請求項2記載の商品情報入力装置。
  4. 前記第1の入力デバイスの操作を優先するか前記第2のデバイスの操作を優先するかを判定する判定手段、
    をさらに具備し、
    前記補正手段は、前記判定手段が前記第1の入力デバイスの操作を優先すると判定した場合には、オペレータによる前記第1の入力デバイスの操作に対する評価に基づくパラメータで前記推奨高さを補正し、前記判定手段が前記第2の入力デバイスの操作を優先すると判定した場合には、オペレータによる前記第2の入力デバイスの操作に対する評価に基づくパラメータで前記推奨高さを補正する、請求項3記載の商品情報入力装置。
  5. 前記判定手段は、時間帯により前記第1の入力デバイスの操作を優先するか前記第2の入力デバイスの操作を優先するかを判定する、請求項4記載の商品情報入力装置。
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