JP2019093148A - カテーテルおよびカテーテルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】施術の際に形状を崩れにくくしてカテーテルに設けた温度センサーを目的の部位に適切に接触させることができるカテーテル及びカテーテルシステムを提供すること。【解決手段】先端側にコイル状に巻成された螺旋部が形成された長尺のカテーテル本体21と、基端側に設けられ、カテーテル本体21を操作するためのカテーテル操作部と、螺旋部に少なくとも1つ以上配置される、体内組織の温度を測定するための温度センサー280と、カテーテル本体の先端を前記生体管腔の内壁から離間する位置に保持するためのバルーン24とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、カテーテル及びカテーテルシステム、特に、体内の組織の情報を検知する為に用いられるカテーテル及びカテーテルシステムに関する。なお、本出願で述べるカテーテルとは、生体管腔に挿入されて患部の治療や患部測定に用いられる長尺状の部材をいい、カテーテルシステムとは、この長尺状部材を貫通する円筒長尺状のシース・該シースに接続されて該シースを動かすための操作手段・治療具や測定具を駆動するための電気機器等を含む治療機器や測定機器を含む全体構成をいう。
体内の組織に刺激を与えるカテーテル及びカテーテルシステムとしては、例えばアブレーション治療のために用いられるものがある。このアブレーションとは、対象組織を加熱又は冷却することによって対象組織の神経細胞を破壊し、神経を遮断する技術である。
体内の組織の情報を検知するために用いられるカテーテル及びカテーテルシステムとしては、種々の臓器のアブレーション時に、隣接する他の臓器に対してアブレーションの熱が伝わり損傷を起こす可能性がるため、この温度測定を行う温度センサーを備えたものが挙げられる。
例えば、左心房に対してアブレーション技法が用いられた場合、心臓の病変組織が加熱及び治療されるが、アブレーション中に発生した熱によって、心臓の左心房に隣接している食道も加熱され、食道が傷つけられる可能性がある。このようにアブレーション技法が用いられる際に、温度センサーを備えたカテーテルによって食道壁の複数箇所で温度を測定することにより、何れかの箇所が、損傷を受ける可能性のある温度に近づいたことを温度センサーが検知したときに、アブレーションを一時的に中断する等し、食道の熱せられた部分を冷却することができる。
例えば特許文献1には、温度センサーを備えたカテーテル(温度プローブ)の先端を蛇行状、ループ状や螺旋状などに形成して、食道内に配置することにより、食道内の温度を計測することのできるカテーテル(温度プローブ)が記載されている。
特表2011−517417号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセンサーカテーテルのように、カテーテルの先端をループ状や螺旋形状にした場合、施術時に、コイル状に旋回した部分が管内で押し潰されて形状が崩れやすい為、任意の位置に対する正確な温度測定が困難であるという課題があった。
本発明の目的は、このような状況に鑑みてなされたものであり、カテーテル先端を螺旋形状のような変形形状にした場合であっても、施術の際などに形状を崩れにくくしてカテーテルに設けた情報検知手段を目的の部位に適切に接触させることができるカテーテル及びカテーテルシステムを提供することである。
前記目的を達成するために、本発明のカテーテルは、先端側に生体管腔の内壁の複数箇所に接する螺旋状の接触手段が形成された長尺のカテーテル本体と、基端側に設けられ、前記カテーテル本体を操作するためのカテーテル操作部と、前記螺旋状の接触手段に少なくとも1つ以上配置され、前記生体管腔組織の情報を取得する情報検知手段と、前記カテーテル本体の先端に配置され、前記カテーテル本体の先端を前記生体管腔の内壁から離間する位置に保持するように流体の流入及び吸引によって風船状に膨縮可能なバルーンと、を備え、前記螺旋状の接触手段が、生体管腔の内壁の複数箇所に接するように螺旋形状に予め形状記憶され、外力をかけられると変形し、その外力が除かれると予め記憶した形状に戻るように構成されていることを第1の特徴とする。
また、本発明は、前記第1の特徴のカテーテルにおいて、前記カテーテル本体は、前記螺旋状の接触手段の前記カテーテル操作部側に、螺旋の略中心軸上に来るように直線とした直線部と、前記螺旋部の先端側に、螺旋の略中心上に直線的に延出する延出部とが形成され、前記延出部に前記バルーンが取り付けられていることを第2の特徴とする。
また、本発明は、前記第1又は第2の特徴のカテーテルにおいて、前記情報検知手段の数が前記螺旋状の接触手段の螺旋1周につき5〜8個であることを第3の特徴とする。
また、本発明は、前記第1から第3の何れかの特徴のカテーテルにおいて、前記バルーンに連結され、前記バルーンを駆動するための長尺状のシャフト部を備え、前記カーテル本体と前記シャフト部は、前記カテーテル操作部の長手方向に形成された孔に挿通され、前記カテーテル本体と前記シャフト部のいずれか一方は、前記カテーテル操作部の孔に固定され、他方は前記孔内を移動可能であることを第4の特徴とする。
また、本発明は、前記第4の特徴のカテーテルにおいて、前記孔内を移動可能である前記カテーテル本体または前記シャフト部を、前記カテーテル操作部に固定及び解除するためのロック機構を備えることを第5の特徴とする。
また、本発明は、前記第1から第5何れかの特徴のカテーテルにおいて、前記温度測定手段が、生体管腔の内壁の温度を測定するための温度センサーであることを第6の特徴とする。
また、本発明は、前記第1から第6の何れかの特徴のカテーテルと、前記カテーテル本体及び前記バルーンを、先端側から内部に収納及び外部に露出させることができる長尺状且つ中空のシースとを備えたカテーテルシステムを構成することを第7の特徴とする。
本発明によるカテーテル及びカテーテルシステムは、先端側に生体管腔の内壁の複数箇所に接する接触部が形成された長尺のカテーテル本体の先端を生体管腔の内壁から離間する位置に保持するためのバルーンを備えることにより、施術の際などにカテーテル本体の先端を生体管腔の内壁から離間する位置に保持してカテーテル先端の接触部の形状を崩れにくくして、カテーテルに設けた情報検知手段を目的の部位に適切に接触させることができると共に、カテーテル本体の先端が生体管腔の内壁にひっかかることを防止することができる。
本発明の参考例及び実施例によるカテーテルシステムの全体図。 参考例及び実施例によるカテーテルの先端を示す拡大図。 参考例及び実施例によるカテーテルの施術時の先端を示す拡大図。 参考例による腎動脈へのアブレーションカテーテルの挿入を説明する図。 参考例によるバイポーラ型及びモノポーラ型の電極を説明する図。 参考例及び実施例によるカテーテルの使用及び収納を説明する図。 参考例及び実施例によるカテーテルおよびカテーテルガイドを説明する図。 本実施例の温度センサーカテーテルの使用を説明する図。 参考例及び実施例によるカテーテル操作部の拡大図。
以下、本発明によるカテーテル及びカテーテルシステムをアブレーションカテーテルに適用した場合の参考例と、温度センサーカテーテルに適用した実施例を説明するものであるが、まずアブレーションカテーテルに適用した際の参考例を説明する。
なお、本発明によるカテーテル及びカテーテルシステムは、実施形態で説明する食道センサー以外であっても適用でき、例えば、肝臓などの癌の治療にあたり、管壁の温度をモニターしながら加温媒体を流入し、癌組織をアポトーシスに至らせる温熱治療や、前立腺を加熱し治療するにあたり、温度センサーと冷却管を具備する拡張子を壁面に当て、尿道の内面を保護しながら前立腺を集中的に熱処理、組織を収縮させる前立腺治療など、幅広く適用できるものである。
[参考例]
[構成]
本参考例によるカテーテルを適用したアブレーションカテーテル2は、図4に示すように、腎動脈RAの内部から腎交感神経RNをアブレーションする為のカテーテルであって、上腕動脈等から大動脈Aを介して腎動脈RAの内部に挿入され、アブレーションカテーテル2の先端に設けた刺激印加手段である電極に高周波等を供給するよって対象組織を焼灼するアブレーションを行うものである。
アブレーションカテーテルシステム1は、図1、2及び図7に示すように、大別して、体内の組織に刺激を印加する刺激印加手段として対象組織を加熱する電極28を先端に配置した長尺状のアブレーションカテーテル2と、この長尺状のアブレーションカテーテル2を長尺状円筒内部に収納しアブレーションカテーテル2先端に取り付けられた電極28を対象組織までガイドする為のカテーテルガイド3を備える。
[アブレーションカテーテル2の説明]
アブレーションカテーテル2は、図1及び図7に示すように、生体管腔(本参考例においては、腎動脈RA)の内壁の複数箇所に接する接触部であるコイル状に巻成された螺旋部21aが先端側に形成された長尺筒状内部に電線を配線したカテーテル本体21と、カテーテル本体21を操作するためのカテーテル操作部23と、螺旋部21aの先端に取り付けられた保持手段である膨縮可能なバルーン24と、バルーン24に流体を供給し駆動するための中空のシャフト部27とを備える。
このアブレーションカテーテル2は、流体供給装置40からシャフト部27を介してバルーン24に流体を供給して膨縮させ、エネルギー供給装置である高周波電源25から、カテーテル本体21の内部を通る電線を介して、螺旋部21aに設けられた電極28に高周波電流を供給する。
なお、本参考例においては、電極28に供給するエネルギーを高周波電流としたが、これに限られず、例えば、超音波、ラジオ波、レーザー光、赤外線等であっても良い。
アブレーションカテーテル2のカテーテル本体21は、可撓性かつ中空の長尺状であって、先端にコイル状に巻成された螺旋部21aを形成している。螺旋部21aは、図2に示すように、アブレーションを行う為の加熱部であって、螺旋状の外側に電極28が複数配置され、高周波電源25からカテーテル本体21の内部に配設される電線を介して高周波電流が供給される。電極28の数は、全体で20個程度、螺旋状の一周あたり5〜8個とすることが好ましく、電極28同士の間隔は、3mm程度が好ましい。
また、螺旋部21aは、螺旋形状に予め形状記憶され、外力をかけられると変形し、その外力が除かれると予め記憶した形状に戻る。
さらに、螺旋部21aは、コイル形状のため、シース31内に縮径して収納可能であると共に、シースから出せば所定の径まで広がり、シース31内に引き込めば再び縮径してシース31に収納することができる。
また、螺旋部21aは、図2に示すように、螺旋部分の基端側(カテーテル操作部23側)が螺旋の略中心軸上に来るように直線とした直線部21bと先端側(カテーテル本体21のバルーン24を取り付けた側)が螺旋の略中心軸上に直線的に延出する延出部21cを有する。
螺旋部21aは、外力をかけられない状態の外径L3が、腎動脈RAの内径L4よりもわずかに大きく成るように形状記憶成形することにより、腎動脈RAに配置してシース31から突出させた際に拡がって腎動脈RAの内壁に電極28を密着させることができる。また、カテーテルガイド3のシース31の内部に収納されているときは、シース31の内径L1以下になるようにシース31の内壁に押し潰されて細長い状態となる。
なお、本参考例においては、カテーテル本体21の先端に螺旋部21aを成形する構成としたが、螺旋形状に限られず、少なくとも接触部が生体管腔の内壁の複数箇所に接するように構成すればよい。
また、本参考例においては、螺旋部21aのみに電極28を設ける構成としたが、これに限られず、例えば延出部21cの先端にも電極28を設ける構成としてもよい。
螺旋部21aから先端側に延出する延出部21cには、筒状の生体管腔内(本参考例においては腎動脈RA)で膨らませることにより、生体管腔の内壁から離間する位置(螺旋部21aの螺旋の中心軸の略延長線上)にカテーテル本体21の先端である延出部21cを保持するためのバルーン24が取り付けられている。
バルーン24は、略袋状形状で膨縮可能であり、流体供給装置40から中空のシャフト部27を介してシャフト部27の先端から供給される空気等の流体により膨張され、流体を吸引することにより収縮する。
バルーン24の径は、供給する流体量によって任意とすることができるが、図3に示す如く、腎動脈RA内でのアブレーション時の径L2を腎動脈RAの径L4よりもわずかに大きく膨張させることにより、螺旋部21aが腎動脈RAによって過剰に圧縮されて変形されないようにすると共に、腎動脈RAにバルーン24を固定して螺旋部21aに設けられた電極28の接触位置をずれにくくする。
シャフト部27は、図9に示すように、カテーテル操作部23に形成された孔23e内に固定されない状態で挿通されることによりカテーテル操作部23内を軸方向にスライド可能となっており、カテーテル操作部23の孔23f内で固定されたカテーテル本体21の螺旋部21aの形状の変化に合わせてカテーテル操作部23からの突出量を調節することができる構成となっている。
この突出量の調節は、好ましくは、シャフト部27に固定されるピン23bと、ピン23bを移動させることができるようにカテーテル操作部23の長手方向に切り欠かれた横溝23cと、ピン23bの位置を固定することができるように短手方向に切り欠かれたロック溝23aとを備えるロック機構52により行い、例えば、螺旋部21aがシース31内にあるときはピン23bを先端側のロック溝23aに位置させ、螺旋部21aをシース31の先端から突出させるときには、ピン23bのロックを解除して横溝23cに沿って移動させ、螺旋部21aが最大径となるときには、ピン23bを基端側のロック溝23aに位置させる等、螺旋部21aの径に合わせてロック溝23aを選択することにより行う。
また、シャフト部27には、バルーン24の膨縮に連動して膨縮するパイロットバルーン50及び流体の供給量を調節するバルブ51が設けられており、流体を供給したときにパイロットバルーン50がバルーン24と連動して膨縮するためバルーン24がどの程度膨縮したかが判断し易くなっている。
なお、本参考例においては、カテーテル操作部23にカテーテル本体21を固定し、シャフト部27を固定しない構成としたが、逆にカテーテル本体21を固定せず、シャフト部27を固定する構成としても良い。
また、シャフト部27は、上記に限られず、例えば螺旋部21aの形状変化を許容させる程度に撓みを持たせた状態でカテーテル本体21と隣接して接着する構成としても良く、またシャフト部を設けず、カテーテル本体内に流体供給路を設けてバルーンに流体を供給する構成としても良い。
なお、本参考例においては、保持手段として流体供給により膨縮するバルーン24を設ける例を説明したが、これに限られず、延出部21cを螺旋部21aの略中心軸上に保持し且つ径を膨縮できるものであれば良く、例えば膨縮可能なワイヤを収縮・拡張自在に箱形に形成して組み込んだ籠状に形成してもよい。
また、寸法L1〜L5は、適用する体内管のサイズにより異なるが、例えば本参考例の腎動脈RAの場合であれば、L1は3〜4mm、L2は6〜10mm、L3は6〜10mm、L4は5〜10mm、L5は6〜12mmとすることができる。
[カテーテルガイド3の説明]
カテーテルガイド3は、図1及び図7に示すように、ガイド操作部34と、中心軸に沿って延びる中空状のシース31とを備え、ガイド操作部34に設けられたガイド湾曲ダイヤル33を回すことによって、シース31の先端側の可撓部分である湾曲部31aを湾曲させることができる。
また、ガイド操作部34には、シース31と連通するように長手方向に孔34aが形成され、アブレーションカテーテル2のカテーテル本体21を挿通させることができ、シース31の先端側からアブレーションカテーテル2の先端側を突没させることが可能となっている。
カテーテルガイド3の湾曲部31aを湾曲させる構造は、図示しないが、例えば、シース31の長手方向に孔を形成し、その孔内にワイヤーを配設し、ワイヤー先端をシース31の先端に固定し、ワイヤーの基端を湾曲ダイヤル33と同軸に固定されたプーリに巻き付け、ガイド湾曲ダイヤル33を回動操作させてワイヤーを牽引することにより、牽引されたワイヤーが配設された側に湾曲部31aを湾曲させることができる。
なお、本参考例においては、アブレーションカテーテル2とカテーテルガイド3を組み合わせる例を示したが、螺旋部21aを覆った状態で患部まで到達させることができれば良い為、これに限られず、例えば、カテーテルガイド3を使用せずにアブレーションカテーテルに直接、カテーテル本体を覆うように中空長尺状のシースを設け、操作部の操作によりシースとカテーテル本体との長手方向の相対位置を変化させることにより、シースからカテーテル本体の先端側が突没できるようにしても良い。
[アブレーションカテーテルシステム1の使用及び収納の説明]
次に、図4、図6を参照して本参考例によるアブレーションカテーテル及びアブレーションカテーテルシステムの使用方法の一例を説明する。
まず、図4に示す如く、バルーン24を収縮した状態としたアブレーションカテーテル2をカテーテルガイド3の内部に収納した状態で、上腕動脈等からカテーテルガイド3を挿入し、大動脈Aを通ってカテーテルガイド3の先端を腎動脈RA内部の任意の位置(例えば患部の手前の位置)に到達させる。
つぎに、図6(a)に示す如く、アブレーションカテーテル2の先端側がシース31に収納されていた状態から、図6(b)に示すように、バルーン24のみを腎動脈RA内に突出させる。このとき、バルーン24は、腎動脈RA内に引っ掛からない程度に膨張させておいても良い。
そして、図6(c)に示すようにバルーン24にシャフト部27を介して流体を供給することにより、腎動脈RAの径L4よりバルーン24の径L2を大きく膨張させ、バルーン24の位置を固定してから、シース31を牽引し、図6(d)に示すように螺旋部21aを突出させる。このとき、螺旋部21aは、シース31の内壁による径方向の圧縮力から解放される為、予め記憶された形状に戻り、螺旋部21aの外径L3は、腎動脈RAの径L4よりもわずかに大きい為、腎動脈RAに密着し、電極28を確実に腎動脈に接触させることができる。
そして、高周波電源25からカテーテル本体21の内部に配設される電線を介して電流を電極28に供給して電極28近傍の生体組織を加熱する。これにより、電極28の近傍に位置する腎交感神経RNの繊維に、例えば、壊死や熱変質を生じさせることができる。このとき、バルーン24を腎動脈RAの径L4と同程度若しくは少し小さくなる様に収縮させてカテーテル本体21を長手方向前後に動かすと、バルーンを適度に滑らせることができ、電極28の配置されていない螺旋部21aの螺旋の間も加熱することができる。
なお、本参考例においては、電極28全てに通電する構成とし、患部の範囲が短い場合は、螺旋部21aのシース31からの突出量を短くするなどして調節するが、これに限られず、例えば、複数ある電極28の先端側2分の1のみや4分の1のみなど、選択的に通電する構成としても良い。
アブレーション後には、図6(e)に示すように、バルーン24の外径をアブレーション時の径L4及び、螺旋部21aの径L3よりも大きくな径L5まで膨張させ、さらに強固に腎動脈RAに固定し、その状態で、カテーテル本体21を操作部23側に牽引すると共に、シース31を押し出す。
そうすることにより、腎動脈RAと螺旋部21aとの間に隙間が生じると共に、螺旋部21aは引き伸ばされて径が小さくなり、シース31に容易に収納することができる。その後、バルーン24内の流体を、シャフト部27を介して吸引し、シース31内に収納して、体外へアブレーションカテーテル2及びカテーテルガイド3を排出する。
上記のように、螺旋部21aの先端にバルーン24を配置し膨張させることにより、螺旋部21aを目的の位置に容易に維持することができると共に、腎動脈RAによる圧縮力を受けにくくなる為、螺旋の形状が崩れにくく、内壁面に電極28を確実に当てる事ができる。また、バルーン24をある程度膨張させておくことにより、シース31からの突出、腎動脈RA内での移動の際に、先端が上下左右に振れたり、内壁面に引っ掛かることが無く安全である。
また、螺旋部21aをシース31に収納した状態で患部まで到達させることができるため、体内管内を傷つけることなく移動させることができ安全である。
なお、腎動脈RA内の患部の範囲が広い場合や複数箇所に亘る場合には、一箇所施術が終わる毎に螺旋部21a及びバルーン24をシース31に収納した状態で移動させ、再度図6(a)〜(e)の工程を繰り返すことにより、安全な施術を行うことができる。なお、電極28への通電をしない状態であれば、バルーン24を腎動脈RAにわずかに接触する程度に収縮させた状態で螺旋部21aを他の箇所に移動させても良い。
[アブレーションカテーテルシステム1に適用する電極の説明]
本参考例によるアブレーションカテーテル2に設ける電極28は、図5(a)に示すように、一つの電極内に、対となるように正極90と負極91を配置し、それらの間に絶縁材93を介装して通電するバイポーラ方式により患部をアブレーションすることもでき、図5(b)に示すように、電極を正極94のみとして、対極板を患者の対表面に張り付けて通電するモノポーラ方式により患部をアブレーションすることもできる。なお、本参考例においては、高周波を使用した電極について説明するが、これに限られず、例えばマイクロ波等であっても良い。
本参考例においては、電極28を複数設ける構成としており、モノポーラ方式であれば電極と対をなすのは患者の対表面に張り付けられた対極板である為電極28同士が接触しても問題ないが、バイポーラ方式を用いた場合には、電極28同士が接触してしまうとショートしてしまう為、接触させることはできない。
この点、本参考例によれば、螺旋部21aより先端側にバルーン24を設け、膨張させておくことにより、螺旋部21aの形状が腎動脈RAによる圧縮力により押し潰された形状となって電極28同士が接触することがなく、安全である。
次に、本発明によるカテーテル及びカテーテルシステムを食道に配置する温度センサーカテーテルに適用した際の実施例を説明する。なお、図は、前述の参考例において説明したアブレーションカテーテルシステム1と同様の機能を有する部位は同一の符号を用い、同一ではない部位には、図中括弧書き内の符号を用いる。
[第1実施例の温度センサーカテーテルの構成]
本実施例によるカテーテルを適用した温度センサーカテーテル200は、図8に示すように、食道D内の温度を測定するためのカテーテルであって、食道D内に挿入され、食道Dに隣接する左心房Eに対してアブレーション技法が用いられ、心臓の病変組織が加熱されたときに、食道Dの内壁の複数箇所で温度を測定する為のカテーテルである。
なお、本実施例においては、温度センサーカテーテルを食道内の温度測定の為に使用する例を説明するが、これに限られず、心臓以外のアブレーション時に隣接する他の器官の温度を測定する為に使用することもできる。
温度センサーカテーテルシステム100は、図1及び図7に示すように、大別して、体内の組織の情報を検知する為の情報検知手段である対象組織の温度を測定するセンサー280を先端に配置した長尺状の温度センサーカテーテル200と、この長尺状の温度センサーカテーテル200を内部に収納し温度センサーカテーテル200先端に取り付けられた温度センサー280を対象組織までガイドする為のカテーテルガイド3を備える。
[温度センサーカテーテル200の説明]
温度センサーカテーテル200は、図1及び図7に示すように、参考例と同様に、生体管腔(本実施例においては、食道D)の内壁の複数箇所に接する接触部であるコイル状に巻成された螺旋部21aが先端側に形成された長尺且つ中空のカテーテル本体21と、カテーテル本体21を操作するためのカテーテル操作部23と、螺旋部21aの先端に取り付けられた保持手段である膨縮可能なバルーン24と、バルーン24に流体を供給するための中空のシャフト部27とを備える。
また、温度センサーカテーテル200は、流体供給装置40からシャフト部27を介してバルーン24に流体を供給して膨縮させ、螺旋部21aに設けられた情報検知手段である温度センサー280で感知された温度を、カテーテル本体21とカテーテル操作部23とケーブル41の内部を通る電線を介してセンサー電源250に搭載されたモニター(図示せず)に表示させる。
なお、寸法L1〜L5は、適用する体内管のサイズにより異なるが、例えば本実施例の食道Dの場合であれば、L1は5〜6mm、L2は16〜20mm、L3は16〜22mm、L4は16〜18mm、L5は18〜22mmとすることができる。
カテーテルガイド3の構成については、参考例と同様な為、説明を省略する。
[温度センサーカテーテルシステム100の使用及び収納の説明]
次に、図4、図6を参照して本実施例による温度センサーカテーテル200の使用方法の一例を説明する。
まず、バルーン24を収縮した状態とした温度センサーカテーテル200をカテーテルガイド3の内部に収納した状態で、カテーテルガイド3を食道D内に挿入し、カテーテルガイド3の先端を食道D内部の任意の位置に到達させる。
つぎに、図6(a)の温度センサーカテーテル200の先端側がシース31に収納されていた状態から、図6(b)に示すように、バルーン24のみを食道D内に突出させる。このとき、バルーン24は、食道D内に引っ掛からない程度に膨張させておいても良い。
そして、図6(c)に示すようにバルーン24にシャフト部27を介して流体を供給することにより、食道Dの径L4よりバルーン24の径L2を大きく膨張させ、バルーン24の位置を固定してから、シース31を牽引し、図6(d)に示すように螺旋部21aを突出させる。このとき、螺旋部21aは、シース31の内壁による径方向の圧縮力から解放される為、予め記憶された形状に戻り、螺旋部21aの外径L3は、食道Dの径L4よりもわずかに大きい為、食道Dの内壁に密着し、温度センサー280を確実に食道Dの内壁に接触させることができる。
温度センサー280が食道Dの内壁に接触した後、センサー電源250からカテーテル本体21の内部に配設される電線を介してセンサー280に電源を供給して食道D内の温度を測定し、測定した温度をセンサー電源250に搭載されたモニターに表示する。温度の表示方法は種々あるが、例えば、複数あるセンサー280のうち一番高い温度を表示することにより、センサー280のうち一つでも食道の損傷を起こす可能性のある温度に近づいた場合には、心臓へのアブレーションを中止して、食道の損傷を避けることができる。
温度測定が修了した後には、図6(e)に示すように、バルーン24の外径を温度測定時の径L4及び、螺旋部21aの径L3よりも大きくな径L5まで膨張させ、さらに強固に食道Dの内壁に固定し、その状態で、カテーテル本体21を操作部23側に牽引すると共に、シース31を押し出す。
このように、バルーン24を食道Dの内壁に強固に固定しながらカテーテル本体21を牽引すると、食道Dと螺旋部21aとの間に隙間が生じると共に、螺旋部21aは引き伸ばされて径が小さくなり、シース31に容易に収納することができる。その後、バルーン24内の流体を、シャフト部27を介して吸引し、シース31内に収納して、体外へ温度センサーカテーテル200及びカテーテルガイド3を排出する。
上記のように、螺旋部21aの先端にバルーン24を配置して膨張させることにより、螺旋部21aを目的の位置に容易に維持することができると共に、食道Dの内壁による圧縮力を受けにくくなる為螺旋の形状が崩れにくく、内壁面に温度センサー280を確実に当てる事ができる。また、バルーン24をある程度膨張させておくことにより、シース31からの突出、食道D内での移動の際に、先端が上下左右に振れたり、内壁面に引っ掛かることが無く安全である。
また、螺旋部21aをシース31に収納した状態で患部まで到達させることができるため、食道を傷つけることなく移動させることができ安全である。
なお、食道D内で一旦配置した箇所から測定箇所を変更したい場合には、再度シース31にバルーン24と螺旋部21aを収納してから移動しても良く、バルーン24を食道Dにわずかに接触する程度に収縮させた状態で螺旋部21aを移動させてもよい。
1アブレーションカテーテルシステム、2アブレーションカテーテル、
3カテーテルガイド、21カテーテル本体、21a螺旋部、
23カテーテル操作部、24バルーン、27シャフト部、28電極、
31シース、31a湾曲部、100温度センサーカテーテルシステム、
200温度センサーカテーテル、280温度センサー

Claims (7)

  1. 先端側に生体管腔の内壁の複数箇所に接する螺旋状の接触手段が形成された長尺のカテーテル本体と、
    基端側に設けられ、前記カテーテル本体を操作するためのカテーテル操作部と、
    前記螺旋状の接触手段に少なくとも1つ以上配置され、前記生体管腔組織の情報を取得する情報検知手段と、
    前記カテーテル本体の先端に配置され、前記カテーテル本体の先端を前記生体管腔の内壁から離間する位置に保持するように流体の流入及び吸引によって風船状に膨縮可能なバルーンと、
    を備え、
    前記螺旋状の接触手段が、生体管腔の内壁の複数箇所に接するように螺旋形状に予め形状記憶され、外力をかけられると変形し、その外力が除かれると予め記憶した形状に戻るように構成されていることを特徴とするカテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    前記カテーテル本体は、前記螺旋状の接触手段の前記カテーテル操作部側に、螺旋の略中心軸上に来るように直線とした直線部と、前記螺旋部の先端側に、螺旋の略中心上に直線的に延出する延出部とが形成され、
    前記延出部に前記バルーンが取り付けられていることを特徴とするカテーテル。
  3. 請求項1又は2に記載のカテーテルにおいて、前記情報検知手段の数が前記螺旋状の接触手段の螺旋1周につき5〜8個であることを特徴とするカテーテル。
  4. 請求項1から3何れかに記載のカテーテルであって、
    前記バルーンに連結され、前記バルーンを駆動するための長尺状のシャフト部を備え、
    前記カーテル本体と前記シャフト部は、前記カテーテル操作部の長手方向に形成された孔に挿通され、
    前記カテーテル本体と前記シャフト部のいずれか一方は、前記カテーテル操作部の孔に固定され、他方は前記孔内を移動可能であることを特徴とするカテーテル。
  5. 請求項4に記載のカテーテルであって、
    前記孔内を移動可能である前記カテーテル本体または前記シャフト部を、前記カテーテル操作部に固定及び解除するためのロック機構を備えることを特徴とするカテーテル。
  6. 請求項1から5の何れかに記載のカテーテルであって、
    前記温度測定手段が、生体管腔の内壁の温度を測定するための温度センサーであることを特徴とするカテーテル。
  7. 請求項1から6の何れかに記載のカテーテルと、
    前記カテーテル本体及び前記バルーンを、先端側から内部に収納及び外部に露出させることができる長尺状且つ中空のシースと、
    を備えることを特徴とするカテーテルシステム。
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