JP2019092951A - 移動式係止構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、突っ張り棒などを利用して、壁際にそうした係止具や保持具を取り付けるという方法も存在する。
また、壁に係止具や保持具を備えたレールをネジ等で設置して、レール上で移動可能な保持具として、ちょっとした絵などを掲示する方法も存在する。
例えば、特許文献1には、発明の名称を「壁面取付具」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。
具体的には、パネル上部に取り付ける左右調整具と下部に取り付ける上下調整具とからなり、左右調整具は水平方向に突出するア−ムからなり、該ア−ムは前記保持部内部を左右方向に移動可能に挿通され先端部にパネルを引っ掛けるためのフックが設けられた構成からなる、パネルの取付具であるが、看板のサイズや数等の変更が容易で、自由度の高い案内表示が可能とする係止をするという課題を解決するものではない。
また、係る発明の提案者である本願発明者は、更により広く、深い応用、活用範囲、また、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
シート面には4段のファスナー70が設けられており、それぞれのファスナー70に、複数の係止ペア17が設けられており、それぞれの係止ペア17に、係止部材または保持部材19を設けており、最上段のファスナー70には、リング状の係止部材または保持部材19が設けられており、何かを吊設して収納する等の使用が可能であり、係るリングは、2個のスライダー71を連携して移動可能に連結する機能も備え、2段目には、リング状の係止部材または保持部材19に、設置アイテム18として、箒が保持されており、更に、二つのポケットがそれぞれ2セットの係止ペア17にており、3段目のファスナー70にも、同様に三つのポケットが設けられており、四段目のファスナー70には、9セットの係止ペア17にリング状の係止部材または保持部材19に更に係るリングに係止部材または保持部材19として、紐状体あるいは面ファスナーがそれぞれ2本設けられている。
また、係る表示札39が、シート開口部72の両サイドのスライダー71に設けられている為、これ以上スライダー71は開かず、閉じない構成となっており、間隔規制具91としての機能も備えている。
尚、係る表示札39は、ポケットに係止する構成としても良い。
図5(a)は、比較説明の為の、特に連結のない構成の説明図であり、図5(a1)は図5(a2)の断面図であり、ファスナー70が通る部分であるスライダー71のケース部58の構成の例を示しており、係るケース内部で、噛み合わせたファスナー70が2つに分かれてシート開口部72を形成し、また、1つに噛み合わせられる様子を示している。
係る構成においては、開閉を考慮しない構成であり、ほぼ係止部材または保持部材19専用のスライダー71の構成となり、例えば係るスライダー71の全長を長くすることによって、より強度的にもより強く設定可能となる。
また、図6(c)に示されるように、例えば、垂直面の水平方向に設けられたファスナー70とファスナースライダー71の場合、係る凸部56に嵌め合わされたスライダー71の穴部が、ファスナー70の進行方向に対して直角方向に可動可能な遊びを備えており、篏合後に重力によってずれることによって、係る凸部56の抜け防止構造55に引っ掛かって、自然とは抜けにくい構成となっている。
また、係るつまみ59やケース部58にフック形状を設け、係る互いのフック形状の凹形状部と凸形状部の噛み合わせて引掛けて連結する構成としてもよい。
また、その他、係る係止ペア17の連結構造は、凸部56と凹部の篏合あるいは引掛け、磁石、紐状体による結束でもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係るつまみホルダー79の形状は、フック状でも、穴状でも、磁石でも、クランプ状でも、ホックでも、螺子付きでも、面ファスナーでも、リング状でもよく、想定される設置アイテム18に適合した係止、保持構造において、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係るつまみホルダー79は、つまみ59に螺子や溶接等で係止された構成としてもよく、係る係止方法は、その他、溶着、接着、リベット等、その他、係止方法は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係る係止方法は、着脱可能に係止する構成としても良い。
係る構成によって、係る可撓性シート部材10が垂直方向に設けられ、ファスナー70が垂直面の水平方向に設けられた場合でも、係るつまみ59とスライダー71のケース部58の篏合、回動部への負荷の偏りが改善され、同サイズのスライダー71でも、より強度が高く安定した係止ペア17の構成となる。
また、例えば、45度方向のファスナー70に対しては、45度の回動軸のつまみ59を備えたファスナースライダー71の構成としても良い。
係る構成によって、ポケットを自由に係る可撓性シート部材10の好きな場所に移動することが可能となる。
また、図面には示されていないが、縦方向の場合も、1組の係止ペア17において、シート開口部72を設ける構成にしても良く、あるいは、平行するファスナー70に跨る様に係るポケットを設けることによって、より幅の広いポケットを設ける構成としても良い。
係る構成によって、カーテン89の好きな場所に、好きなサイズのポケット等の収納構造物30や、係止部材または保持部材19を設けることが可能な構成となり、例えば係る保持部材19をフックにして、帽子をかけても良いし、病院のベッドを囲うカーテン89等でも、狭い場所で作業をしたり、収納スペースとしても、係る係止部材または保持部材19の活用が可能となり、その有用性の幅は広い。
尚、係るシート吊り具29の形態は、カーテン89を吊るす構成であれば、その他どのような形態でもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定せず、材質も同様に、ポリプロピレン、ナイロン、ポリカーボネート等の樹脂、紐状体、鉄、真鍮等の金属、その他、限定せず、必要な強度を満足していることが必要である。
また、カーテンの素材、色、サイズ、形状も、可撓性シート部材10同様に限定しない。
図11(a)は、係る係止ペア17の連結部材28、あるいは、係止部材または保持部材19または設置アイテム18も兼ねた構成の例であり、係る間隔規制具91は、係る係止ペア17のファスナー70間に、係止部材または保持部材19を介して設けられて、シート開口部72の開口幅を規制している構成である。
係る構成によれば、簡単に係る開口幅を開けたり閉じたりすることができない為、例えば、いたずら等で勝手に開口幅を変えられたり、投入される書類等の幅に合わせて、正確に開口量を保持したりすることが可能であり、有用である。
また、係る棚113は、棚でも、箱でも、容器でもよく、係る棚または容器の形態は、樹脂でも、金属でも、木でも、布状でもよく、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、巻き取って保管する構成については、畳むようにして保管する構成としても良い。
また、係止ペア17によって係止部材または保持部材19が移動可能であることによって、乾いた置き傘104を一方に寄せてまとめておいたり、濡れた傘104の間隔を調整して、乾燥を促進したりすることが可能である。
また、本図の例においては、片面のみに傘104を保持できる構成であるが、両面に保持できる構成とすることによって、例えば、通路の真ん中に係る傘用吊設シート102を上から吊って設ければ、保持スペースが倍になり、有用である。
係る、傘104を柄を下にして保持することによって、立てた傘の中に雨が溜まらず、係る傘用吊設シート102を、屋外に吊設することが可能となり、一般の傘104立てが、柄を上にして傘104立てにて保管する為、雨の屋外に置いておくと、傘104の中に雨が溜まっていくことになる。しかし、構成によれば、傘104の中に雨が溜まることが無い為、屋外に吊設することが可能となり、仮設のイベント会場や、屋根の下に傘104立てを置くスペースを取れない場合など、屋外に傘104を置ける為、有用である。
また、傘104の先端部に吊設できるフック等が設けられていても、有用である。
図14(a)は、傘104が係止ペア17にて柄を上にして吊り下げて保持されており、係る傘104を畳んだ設置アイテム開口部112を、係るカバー材111が覆うようにして設けられている構成の例である。
係る構成によって、図13の構成と同様に、雨が傘104の中に降り込まず、屋外に係る傘用吊設シート102を設けることが可能となり、有用である。
尚、係るカバー材111は、係る傘用吊設シート102あるいは可撓性シート部材10の全体を覆うようにして設けられていても良く、必要に応じて、必要な場所を覆う構成でも良く、その範囲は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
係るポケットはその他形態の容器でもよく、係る収納構造物30の形態は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
10 可撓性シート部材
17 係止ペア
18 設置アイテム
19 係止部材または保持部材
28 連結部材
29 シート吊り具
30 収納構造物(ポケット、容器類)
39 表示札
55 抜け防止構造
56 凸部
57 穴部または凹部
58 ケース部
59 つまみ
70 ファスナー
71 スライダー
72 シート開口部
78 挟持領域
79 つまみホルダー
89 カーテン
91 間隔規制具
102 傘用吊設シート
103 水受けポケット
104 傘
105 巻き取り係止部材
111 カバー材
112 設置アイテム開口部
113 棚
120 案内表示物
また、本発明は、前記何れかに記載された構成にて製造される製造方法で製造される手段での保持ユニットまたは収納ユニットまたは移動式係止構造とすることもできる。
Claims (32)
- 可撓性を有するシート部材である可撓性シート部材10は係止ペア17を設け、前記係止ペア17は、前記可撓性シート部材10に設けられたファスナー70に設けられた2個のスライダー71からなり、前記スライダー71は、2個のスライダー71がファスナー70の開部を挟んで一組の前記係止ペア17を成し、前記係止ペア17が、一つのセットで連携あるいは連動して1または2以上の係止部材または保持部材19を設けて保持機能を備え、前記1セット以上の係止ペア17が、連携あるいは連動して設置アイテム18を自由な位置に係止または保持可能であることを特徴とする移動式係止構造1
- 前記2個のスライダー71からなる一組の係止ペア17が連結可能な連結構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の移動式係止構造1
- 前記連結構造が、一方のスライダー71に設けられた凸部56ともう一方のスライダー71に設けられた穴部または凹部57との嵌め合いまたは引掛けであることを特徴とする請求項2に記載の移動式係止構造1
- 前記係止ペア17が連結されている連結構造が、それぞれのスライダー71のつまみ59あるいはケース部58に設けられた穴部または凹部57と、凸部56との嵌め合い、または引掛けによることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の移動式係止構造1
- 前記連結構造の凸部56に抜け防止構造55を設けたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記つまみ59が、左右あるいは上下に可動可能な遊びを有して備えられ、該つまみ59の相手側との篏合時に、可動してずれることによって、抜け防止構造55に引掛り、抜け防止になることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記2個のスライダー71からなる一組の係止ペア17が一体であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記係止ペア17が、連結部材28を介してスライダー71が連結されて係止ペア17が構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記スライダー71のつまみ59が、係止部材または保持部材19である、つまみホルダー79であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記係止ペア17のスライダー71に設けられたつまみホルダー79が、該係止ペア17のそれぞれのスライダー71に設けられた二つのつまみホルダー79であって、前記二つのつまみホルダーで前記設置アイテム18を挟持することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記つまみホルダー79が、鍵をかけることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記つまみホルダー79が、つまみ59に着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記スライダー71のつまみ59において、該つまみ59の回動方向が前記スライダー71の進行方向に対して、平行または斜めであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記スライダー71のつまみ59において、該つまみ59の回動方向が2方向設けられることによって、該つまみ59が自由な方向に倒れることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記設置アイテム18が収納構造物30であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、設置アイテム18が収納構造物30であり、該収納構造物30の一か所が、前記係止ペア17のスライダー71の1個に係止され、該収納構造物30のもう一か所を前記係止ペア17のもう一つのスライダー71に係止され、前記係止ペア17のそれぞれのスライダー71の間に開口したファスナー70の開口部であるシート開口部72から前記収納構造物30に、該収納構造物30の反対側の前記可撓性シート部材10面から物を入れることが可能であるシート開口部72を設けたことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記収納構造物30が、ポケットまたは容器であることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記収納構造物30が、滑り台であることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記収納構造物30または係止ペア17に、表示札39または、スライダー71間の間隔を規制する間隔規制具91を設けたことを特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記可撓性シート部材10に、棚113あるいは容器が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、設置アイテム18が収納構造物30であり、該収納構造物30の一か所が、前記係止ペア17に係止され、該収納構造物30の他の部分を別の係止ペア17に係止されたことを特徴とする請求項1から請求項20のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記設置アイテム18が案内表示物120であることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記係止ペア17が、前記可撓性シート部材10の両面に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項22のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、可撓性シート部材10がカーテン89であることを特徴とする請求項1から請求項23のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、可撓性シート部材10が傘用吊設シート102であることを特徴とする請求項1から請求項24のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、傘用吊設シート102の傘104が、柄を下にして設けることが可能であることを特徴とする請求項25に記載の移動式係止構造1
- 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89が、水受けポケット103を設けていることを特徴とする請求項1から請求項26のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、水受けポケット103が、前記可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89の上側、あるいは下側、あるいは左右側に設けていることを特徴とする請求項27に記載の移動式係止構造1
- 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89が、全体を巻いた状態で係止する巻き取り係止部材105を設けていることを特徴とする請求項1から請求項28のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89の前面あるいは背面に、1またはそれ以上のカバー材111が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項29のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記カバー材111が、設置アイテム18に設置アイテム開口部112がある場合に、該設置アイテム開口部112を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項30のいずれかに記載の移動式係止構造1
- 前記カバー材111の一部が、前記設置アイテム開口部112内に入れられて設けられていることを特徴とする請求項31に記載の移動式係止構造1
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