JP2019092951A - 移動式係止構造 - Google Patents

移動式係止構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019092951A
JP2019092951A JP2017226375A JP2017226375A JP2019092951A JP 2019092951 A JP2019092951 A JP 2019092951A JP 2017226375 A JP2017226375 A JP 2017226375A JP 2017226375 A JP2017226375 A JP 2017226375A JP 2019092951 A JP2019092951 A JP 2019092951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
knob
pair
locking structure
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017226375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6343087B1 (ja
Inventor
那須正和
Masakazu Nasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2017226375A priority Critical patent/JP6343087B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343087B1 publication Critical patent/JP6343087B1/ja
Publication of JP2019092951A publication Critical patent/JP2019092951A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

【課題】係止、保持、収納位置、数量、サイズを自由に調整でき、壁への穴等の損傷や汚れを最小限にすることが可能な自由度の高い係止、保持、収納構造物を提供する。【解決手段】可撓性を有するシート部材である可撓性シート部材10は係止ペア17を設け、前記係止ペア17は、前記可撓性シート部材10に設けられたファスナー70に設けられた2個のスライダーからなり、前記スライダーは、2個のスライダーがファスナー70の開部を挟んで一組の前記係止ペア17を成し、前記係止ペア17が、一つのセットで連携あるいは連動して1または2以上の係止部材または保持部材19を設けて保持機能を備え、前記1セット以上の係止ペア17が、連携あるいは連動して設置アイテムを自由な位置に係止または保持可能であるという手段を取った。【選択図】図1

Description

本発明は、物の係止、保持、収納についての自由度の高い保持、係止構造の技術に関する。
従来から、物の壁面への係止や保持、収納には、壁に吊り具をねじ止めや画鋲やリベット等で留めて、必要な係止具や保持具や収納具を設置するのが一般的である。
また、突っ張り棒などを利用して、壁際にそうした係止具や保持具を取り付けるという方法も存在する。
また、壁に係止具や保持具を備えたレールをネジ等で設置して、レール上で移動可能な保持具として、ちょっとした絵などを掲示する方法も存在する。
しかしながら、壁等への損傷を気にせず、自由な場所に係止や保持、収納できるような自由度の高い係止、保持構造は現状において見当たらず、より自由度の高い、移動式の係止構造が求められている。
また、雨の日の傘立てについても、場所を取らず、自由度の高い傘の保持、収納が可能な傘の収納構造物が求められており、また、雨の屋外でも使える傘の収納構造物が求められている。
また、看板等の案内表示物においても、木製や金属製といった平坦な表面に社名や広告等を表示する方法があり、また、壁等に係止具を設置してシート状の看板を設けるような方法も存在する。しかし、更に看板のサイズや数等の変更が容易で、自由度の高い案内表示が可能な係止構造技術が求められている。
このような現状に鑑み、本発明者以外にも従来から種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、発明の名称を「壁面取付具」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。
具体的には、パネル上部に取り付ける左右調整具と下部に取り付ける上下調整具とからなり、左右調整具は水平方向に突出するア−ムからなり、該ア−ムは前記保持部内部を左右方向に移動可能に挿通され先端部にパネルを引っ掛けるためのフックが設けられた構成からなる、パネルの取付具であるが、看板のサイズや数等の変更が容易で、自由度の高い案内表示が可能とする係止をするという課題を解決するものではない。
また、特許文献2には、発明の名称を「装飾機能付きシート状案内表示物及びその製造方法」とする技術が本願発明者によって提案されており、本願申請時においては未開示である(特許文献2参照)。係る提案内容に、保持手段として、シート部材の対向する一組の両辺にファスナーを用い、該ファスナーに設けられるスライダーによる開口を前記スリットとし、前記スライダーを前記装飾物保持部材とする内容がある。
しかしながら、特許文献1と同様に課題解決には至っていない。
また、係る発明の提案者である本願発明者は、更により広く、深い応用、活用範囲、また、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
特開2005−95517号 特願2017−117290号
係止、保持、収納位置、数量、サイズを自由に調整でき、壁への穴等の損傷や汚れを最小限にすることが可能な自由度の高い係止、保持、収納構造物を提供する。
本発明は、可撓性を有するシート部材である可撓性シート部材は係止ペアを設け、前記係止ペアは、前記可撓性シート部材に設けられたファスナーに設けられた2個のスライダーからなり、前記スライダーは、2個のスライダーがファスナーの開部を挟んで一組の前記係止ペアを成し、前記係止ペアが、一つのセットで連携あるいは連動して1または2以上の係止部材または保持部材を設けて保持機能を備え、前記1セット以上の係止ペアが、連携あるいは連動して設置アイテムを自由な位置に係止または保持可能である構成を採用する。
また、本発明は、前記2個のスライダーからなる一組の係止ペアが連結可能な連結構造を備えている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記連結構造が、一方のスライダーに設けられた凸部ともう一方のスライダーに設けられた穴部または凹部との嵌め合いまたは引掛けである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記係止ペアが連結されている連結構造が、それぞれのスライダーのつまみあるいはケース部に設けられた穴部または凹部と、凸部との嵌め合い、または引掛けによる構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記連結構造の凸部に抜け防止構造を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記つまみが、左右あるいは上下に可動可能な遊びを有して備えられ、該つまみの相手側との篏合時に、可動してずれることによって、抜け防止構造に引掛り、抜け防止になる構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記2個のスライダーからなる一組の係止ペアが一体である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記係止ペアが、連結部材を介してスライダーが連結されて係止ペアが構成されている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記スライダーのつまみが、係止部材または保持部材である、つまみホルダーである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記係止ペアのスライダーに設けられたつまみホルダーが、該係止ペアのそれぞれに設けられた二つのつまみホルダーで、前記設置アイテムを挟持する構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記つまみホルダーが、鍵をかけることが可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記つまみホルダーが、つまみに着脱可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記スライダーのつまみにおいて、該つまみの回動方向が前記スライダーの進行方向に対して、平行または斜めである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記スライダーのつまみにおいて、該つまみの回動方向が2方向設けられることによって、該つまみが自由な方向に倒れることが可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、設置アイテムが収納構造物である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、設置アイテムが収納構造物であり、該収納構造物の一か所が、前記係止ペアのスライダーの1個に係止され、該収納構造物のもう一か所を前記係止ペアのもう一つのスライダーに係止され、前記係止ペアのそれぞれのスライダーの間に開口したファスナーから前記収納構造物に、該収納構造物の反対側の前記可撓性シート部材面から収納物を入れることが可能であるシート開口部を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記収納構造物が、ポケットまたは容器である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記収納構造物が、滑り台である構成を採用することもできる。
また本発明は、前記収納構造物30または係止ペア17に、表示札39または、スライダー71間の間隔を規制する間隔規制具91を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、可撓性シート部材10に、棚あるいは容器が設けられた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記設置アイテムが収納構造物であり、該収納構造物の一か所が、前記係止ペアに係止され、該収納構造物の他の部分を別の係止ペアに係止された構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記設置アイテムが案内表示物である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記係止ペアが、前記可撓性シート部材の両面に設けられた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記可撓性シート部材がカーテンである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記可撓性シート部材が傘用吊設シートである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、傘用吊設シートの傘が、柄を下にして設けることが可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、可撓性シート部材または傘用吊設シートまたはカーテンが、水受けポケットを設けている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、水受けポケットが、前記可撓性シート部材または傘用吊設シートまたはカーテンの上側、あるいは下側、あるいは左右側に設けている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、可撓性シート部材または傘用吊設シートまたはカーテンが、全体を巻いた状態で係止する巻き取り係止部材を設けている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記、可撓性シート部材または傘用吊設シートまたはカーテンの前面あるいは背面に、1またはそれ以上のカバー材が設けられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記カバー材が、設置アイテムに設置アイテム開口部がある場合に、該設置アイテム開口部を覆うように設けられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記カバー材の一部が、前記設置アイテム開口部内に入れられて設けられている構成を採用することもできる。
本発明に係る移動式係止構造によれば、係止、保持、収納位置が自由であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、素材が可撓性を有する素材で構成されていることから、多様な物品の形状に対応して係止、保持、収納できるという優れた効果を発揮するものである。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、係止、保持、収納物を、まとめて移動可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、壁に穴等の損傷をより少なく、且つ、汚れ無く係止、保持、収納できるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、雨の日の傘の収納場所の自由度が高いという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、自由度の高い案内表示の掲示が可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、自由度の高い収納が可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る移動式係止構造によれば、素材のすべてが可撓性を有する素材で構成されていることから、多様な物品の形状に対応して装着できるという優れた効果を発揮するものである。
本発明に係る基本構成を説明する構成説明図 本発明に係る実際の使用実施例説明図 本発明に係るポケットを設けた構成の例説明図 本発明に係る表示札の構成の例説明図 本発明に係るスライダーの連結の構成の例説明図 本発明に係るスライダーの連結の構成の例説明図 本発明に係る挟持の構成の例説明図 本発明に係るスライダーのつまみの方向の構成の例説明図 本発明に係るポケットを設けた構成の例説明図 本発明に係るカーテンの構成の例説明図 本発明に係る間隔規制具の構成の例説明図 本発明に係る主に傘用吊設シート構成の例説明図 本発明に係る柄を下にしての傘用吊設シート構成の例説明図 本発明に係るカバー材の構成の例説明図 本発明に係る案内表示物係止の構成の例説明図
本発明に係る移動式係止構造は、可撓性のあるシート部材が、ファスナーに設けられた2個のファスナースライダーを係止ペアとして、係る2個のファスナースライダーが、連携あるいは連動して1組の係止ペアとしての移動自由な係止部材または保持部材とした構造を備え、自由度が高く、係止、保持可能である構造を備えたことを最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて本発明を説明する。
図1は、可撓性シート部材10に設けられたファスナー70と、2個のスライダー71がファスナー70の開部を挟んだ一組の係止ペア17が、それぞれ1または2個以上の保持部材19を設けた基本構成の説明図であり、9組の係止ペア17に保持部材19が設けられており、それぞれの係止ペア17には、リングの保持部材19が設けられており、最左の係止ペア17には、係るリングに更に保持部材19として紐状体が2本設けられている構成の例である。
また、係る保持部材19であるリングは、2個のファスナー70の連結の為の、連結部材28の機能を兼ねた構成となっており、連結して連携して機能することによって自由にファスナー70上を移動可能な連結部材の構成の例となっている。
係る構成によって、可撓性シート部材10に、保持部材19を設け、設置アイテム18を吊設したり、係止したり、保持させることが容易になり、且つ、係る保持部材19はその位置を自由に移動可能となる。
係る可撓性シート部材10に、移動可能な保持部材として、一般的に壁等に用いられるレール状の保持部材を設けた場合、シートの表面に貼付することになり、係る可撓性の為比較的剥がれ易く、強度的な懸念もあり、一般的では無く、また、係るレールがリブの様な効果を持つことにより、シートの可撓性を失わせることになり、例えば使わない時は畳みたい場合などは、適切ではなく、そうした点の対策においても、本図の構成は有用である。
係る構成によって、可撓性シート部材10において、自由に移動可能な係止構造の構成となり、有用である。
また、係る係止ペア17の連結は、他に、嵌め合いでも良いし、溶接でも、接着でも、面ファスナーでも、磁石でも、結束でも、引掛けでもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係る保持部材19は、他に、面ファスナーでも、磁石でも、クリップでも、ネジ止めでも、フックでも良く、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係る係止ペア17は、図3に示されるように、離れて1組の係止ペア17として機能する構成としても良い。
また、図には示されていないが、係る2個のスライダー71から構成される係止ペア17は、係止部材または保持部材19は1個のスライダー71に設けられ、もう一つのスライダー71は、係止部材または保持部材19が設けられたスライダー71の傍に連動するようにして位置してシート開口部72の開口量を閉じたり、調整する機能である構成の係止ペア17としてもよい。
また、可撓性シート部材10の設置方法は、吊り下げでも、周囲を枠体に係止でも、端部を筒状に縫製した係る筒状に棒を通してもよく、その他、その設置方法は特に限定するものではない。
図2は、本発明に係る移動式係止構造1の実施の構成の例を示しており、可撓性シート部材10に、係るシート部材を吊り下げる為のシート吊り具29が13個最上部に設けられている。
シート面には4段のファスナー70が設けられており、それぞれのファスナー70に、複数の係止ペア17が設けられており、それぞれの係止ペア17に、係止部材または保持部材19を設けており、最上段のファスナー70には、リング状の係止部材または保持部材19が設けられており、何かを吊設して収納する等の使用が可能であり、係るリングは、2個のスライダー71を連携して移動可能に連結する機能も備え、2段目には、リング状の係止部材または保持部材19に、設置アイテム18として、箒が保持されており、更に、二つのポケットがそれぞれ2セットの係止ペア17にており、3段目のファスナー70にも、同様に三つのポケットが設けられており、四段目のファスナー70には、9セットの係止ペア17にリング状の係止部材または保持部材19に更に係るリングに係止部材または保持部材19として、紐状体あるいは面ファスナーがそれぞれ2本設けられている。
その他例えば、スキーを立てかけたり、壁に直接複数の保持部材19を設けることができない場合や、設置アイテム18や壁を傷つけたり汚したくない時や、立てかけて保持しているものを、そのまま、まとめて巻いてどこかに持っていくこともできる。また、保持したい設置アイテム18の保管位置に応じて、係止ペア17を移動して保持でき、有用である。
図3は、本発明に係る設置アイテム18に収納構造物30であるポケットを設けた構成の例を示す構成説明図である。図3(a)は平面図であり、図3(b)及び図3(c)は、背面図である。
係る構成は、ファスナー70に用いられるスライダー71を操作することによって任意の位置にシート開口部72を設け、係るシート開口部72を構成する2個で一組の係止ペア17を構成するスライダー71によって、該シート開口部72を設け、係る係止ペア17のそれぞれのスライダー71にポケットの端と端を係止することによって、自由に移動可能なシート開口部72と、係るシート開口部72と合わせて移動可能なポケットを構成する構成の例である。また、係る構成では、ファスナー70の長手方向に多数のスライダー71を設けることにより、複数のシート開口部72を創出させることが可能である。
図3(b)は図3(a)の背面からみた図であり、2か所のファスナー70のシート開口部72が設けられており、係るシート開口部72から、図3(a)で示す前面側のポケットに、収納物を入れ込むことが可能となる。
また、図3(c)は、図3(a)において閉じている中央のポケット部を開くことによって図3(b)の2か所のシート開口部72が3か所のシート開口部72に増やすことが可能であることを示しており、必要に応じて、係る開口部を自由に増設することが可能であり、また、その位置とサイズも自由に設定可能である。
尚、係るポケットは、容器でもよく、その他収納する収納構造物30であれば、その形態は綿や麻等その他天然繊維や、ナイロンやポリエステルやビニール等樹脂系やその他素材のシートによる袋状でも、樹脂や金属や木等その他素材の硬質系の容器でも良く、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
係る構成では、スライダー71の位置を変化させることができるため、ポケットの装着位置を該スライダー71の移動にともなって、ファスナー70の長手方向に移動することが可能である。また、収納物Sの大きさが変化してもスライダー71の距離とポケットのサイズを調整することで対応可能となっている。
係る構成によれば、例えば、必要に応じてファスナー70を開けて開口部を設けて、必要な数の開口部を、自由な場所に設けることが可能で、例えば、安全や冷暖房の為に、隔離したい部屋等の窓や受付等に複数の投函口のあるポスト的な使用が可能で、有用である。
ファスナー70は、一般に衣服等に使用されている金属製又は樹脂製の開閉部材として用いられているものを利用すればよく、特に種類や構造等について限定されるものではなく、スライダー71を移動することで布状の部材を分割・結合・部分開口等できるものであればよい。
スライダー71は、ファスナー70の結合の状態を操作する部材であり、本発明においては二つのスライダー71があれば自由な位置にシート開口部72とポケットを設けることが可能となる。また、スライダー71を多数用いて一つのファスナー70に複数のシート開口部72を設けることも可能である。
また、図面には示していないが、係る収納構造30が、滑り台である構成としても良く、例えば、複数のシート開口部72のそれぞれの設けられた滑り台の先にサイズの大きな容器を設けることにより、複数のシート開口部72から投入された収納物の数が多い場合でも、それぞれ仕訳されて収納可能な構成であり、有用である。
尚、係る滑り台は、中空状でも良いし、台状でも良いし、シート状でも良いし、係る傾斜も急でも良いし、緩やかでも良く、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図4は、図3の構成において、表示札39をポケットの背面側に掲示する構成の説明図であり、図4(a)は断面図、図4(b)は正面図である。
係る表示札39は、シート開口部72越しに係止部材または保持部材19を介してスライダー71に設けられており、例えば、図4(b)で示されるように、例えば、3年B組の提出書類は係るシート開口部72から投入して下さい、ということを示している。
本発明に係る構成によれば、例えば、年度によってクラス数が変わる場合も、そのクラス数に合わせて、シート開口部72を設けてクラス名の書いた表示札39を掲示すれば良いし、あるいは、必要な提出物に合わせて、開口したり、開口の幅や場所を変えたり、表示札39を変えたりすればよい。
また、係る表示札39が、シート開口部72の両サイドのスライダー71に設けられている為、これ以上スライダー71は開かず、閉じない構成となっており、間隔規制具91としての機能も備えている。
尚、係る表示札39は、ポケットに係止する構成としても良い。
図5は、本発明に係るスライダー71の連結についての説明図である。
図5(a)は、比較説明の為の、特に連結のない構成の説明図であり、図5(a1)は図5(a2)の断面図であり、ファスナー70が通る部分であるスライダー71のケース部58の構成の例を示しており、係るケース内部で、噛み合わせたファスナー70が2つに分かれてシート開口部72を形成し、また、1つに噛み合わせられる様子を示している。
図5(b)は、図5(a)の2個のスライダー71のケース部58に、連結構造である凸部56と凹部を設けている構成の例の説明図であり、図5(b1)に示されるように、係るケース部58の両サイドに設けられた凸部56と凹部が互いに噛み合わせられて、図5(b2)に示されるように、噛み合わされて連結する構成となっている。係る構成においては、係る凸部56の爪が設けられている部分と反対側を抑えることによって、凸部56の爪部が凹部から外れて着脱できる構成としても良い。また、係る凸部56及び凹部は、本構成では係るケース部58のサイド面に設けられているが、係る爪部及び爪部は、ケース部58の上面に設けても良いし、また凸部56と凹部の篏合あるいは引掛け形状も、凹部は貫通穴でも良いし、お互いが爪部を設けた形状で、互いの爪同士が噛み合う構成でも良いし、係る嵌め合い、あるいは引掛けの構造は、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図5(c)は、図5(b)の2個の連結可能なスライダー71が、最初から一体となっている構成であり、係るスライダー71の両サイドが閉じた状態になっている説明図であり、図5(c1)は図5(c2)の断面図である。
係る構成においては、開閉を考慮しない構成であり、ほぼ係止部材または保持部材19専用のスライダー71の構成となり、例えば係るスライダー71の全長を長くすることによって、より強度的にもより強く設定可能となる。
図6は、本発明に係るスライダー71のつまみ59に設けられた穴部と、スライダー71のケース部58に設けられた凸部56が連結部である係るつまみ59が連結部材28である構成の例の説明図であり、図6(a)は連結前の側面図、図6(b)は連結時の側面図、図6(c)は連結後の側面図であり、係る構成においては、つまみ59に設けられた穴部が、係止ペア17のもう一つのスライダー71に設けられた凸部56に倒れて嵌め込まれることにより連結する構成となっている。
また、図6(c)に示されるように、例えば、垂直面の水平方向に設けられたファスナー70とファスナースライダー71の場合、係る凸部56に嵌め合わされたスライダー71の穴部が、ファスナー70の進行方向に対して直角方向に可動可能な遊びを備えており、篏合後に重力によってずれることによって、係る凸部56の抜け防止構造55に引っ掛かって、自然とは抜けにくい構成となっている。
また、図面には示していないが、スライダー71そのものを凸形状部として、スライダー71全体を抱き込むようにつまみ59の穴部に嵌め込むような構成にしても良い。
また、係るつまみ59やケース部58にフック形状を設け、係る互いのフック形状の凹形状部と凸形状部の噛み合わせて引掛けて連結する構成としてもよい。
また、その他、係る係止ペア17の連結構造は、凸部56と凹部の篏合あるいは引掛け、磁石、紐状体による結束でもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図7は、本発明に係る係止ペア17のそれぞれのスライダー71に設けられたつまみホルダー79によって、設置アイテム18が挟持される構成の例であり、スライダー71のつまみ59がつまみホルダー79となっている構成の例であり、図7(a)は係るつまみホルダー79が開いた状態を示しており、図7(b)は係るつまみホルダー79が閉じた状態を示しており、係るつまみホルダー79に設けられた篏合形状部である凸部56と凹部が篏合することによって連結されることにより形成された挟持領域78に、設置アイテム18が挟持される構成の例を示している。
尚、係るつまみホルダー79は、回動可能な構成となっているが、固定でも良いし、また、篏合された互いの、つまみホルダー79において、鍵をかけることが可能な構成としても良く、つまみホルダー79を、ワイヤーロックの構成としても良い。
また、係るつまみホルダー79の形状は、フック状でも、穴状でも、磁石でも、クランプ状でも、ホックでも、螺子付きでも、面ファスナーでも、リング状でもよく、想定される設置アイテム18に適合した係止、保持構造において、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係るつまみホルダー79は、つまみ59に螺子や溶接等で係止された構成としてもよく、係る係止方法は、その他、溶着、接着、リベット等、その他、係止方法は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係る係止方法は、着脱可能に係止する構成としても良い。
図8は、本発明に係る係止ペア17のスライダー71のつまみ59の回動方向が、スライダー71の進行方向に対して、通常タイプの直角ではない構成の実施の例である。
図8(a)は、本発明に係る係止ペア17のスライダー71のつまみ59の回動方向が、係るスライダー71の進行方向に対して、平行である構成の例であり、設置アイテム18としてのポケットが設けられている右2個のスライダー71の係止ペア17がファスナー70の方向と平行の回動軸によって下向きのつまみ59に係るポケットを吊設しており、左の2個のスライダー71によって構成されるフリーの係止ペア17のつまみ59は、上側を向いており、係るこれらの係止ペア17のつまみ59が、ファスナー70の進行方向と平行の回動軸を備えていることを示している。
係る構成によって、係る可撓性シート部材10が垂直方向に設けられ、ファスナー70が垂直面の水平方向に設けられた場合でも、係るつまみ59とスライダー71のケース部58の篏合、回動部への負荷の偏りが改善され、同サイズのスライダー71でも、より強度が高く安定した係止ペア17の構成となる。
また、例えば、45度方向のファスナー70に対しては、45度の回動軸のつまみ59を備えたファスナースライダー71の構成としても良い。
また、係るつまみ59の回動軸を、2方向備えたつまみ59としても良く、例えば、図8(b)に示されるように、図8(a)のように、つまみ59が倒れる方向への回動軸と合わせて、図8(b)に示されるように、ファスナー70面に垂直方向の回動軸を備えたファスナー70としてもよく、係る構成によれば、ファスナー70の方向に関係なく、つまみ59の向きは自由とすることが可能な構成となる。
図9は、本発明に係る係止ペア17に、設置アイテム18としてポケットが設けられた構成の例であり、図3が係止ペア171組を、シート開口部72を設ける構成であるのに対して、図9は、係止ペア17を連結部材28で連結し、設置アイテム18としてのポケットを設けた構成の例を示している。
図9(a)は、4組の係止ペア17に、連結部材28兼係止部材または保持部材19のリングが設けられており、係る係止ペア17が2組に1個の設置アイテム18であるポケットが設けてあり、係るポケットが、2個吊設されている実施例である。
係る構成によって、ポケットを自由に係る可撓性シート部材10の好きな場所に移動することが可能となる。
また、図9(b)は、縦方向のファスナー70に設けられた構成であり、係る縦方向のファスナー70に設ける構成においては、特に、係る係止ペア17がポケットの重量で勝手に移動しないように、ロックタイプのスライダー71を使用することが望ましい。
また、図面には示されていないが、縦方向の場合も、1組の係止ペア17において、シート開口部72を設ける構成にしても良く、あるいは、平行するファスナー70に跨る様に係るポケットを設けることによって、より幅の広いポケットを設ける構成としても良い。
図10は、本発明に係る可撓性シート部材10が、カーテン89である構成の例であり、複数のシート吊り具29を設けて係るカーテン89が吊設される構成である。
係る構成によって、カーテン89の好きな場所に、好きなサイズのポケット等の収納構造物30や、係止部材または保持部材19を設けることが可能な構成となり、例えば係る保持部材19をフックにして、帽子をかけても良いし、病院のベッドを囲うカーテン89等でも、狭い場所で作業をしたり、収納スペースとしても、係る係止部材または保持部材19の活用が可能となり、その有用性の幅は広い。
尚、係るシート吊り具29の形態は、カーテン89を吊るす構成であれば、その他どのような形態でもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定せず、材質も同様に、ポリプロピレン、ナイロン、ポリカーボネート等の樹脂、紐状体、鉄、真鍮等の金属、その他、限定せず、必要な強度を満足していることが必要である。
また、カーテンの素材、色、サイズ、形状も、可撓性シート部材10同様に限定しない。
図11は、本発明に係る係止ペア17に、間隔規制具91を設けた構成の例である。
図11(a)は、係る係止ペア17の連結部材28、あるいは、係止部材または保持部材19または設置アイテム18も兼ねた構成の例であり、係る間隔規制具91は、係る係止ペア17のファスナー70間に、係止部材または保持部材19を介して設けられて、シート開口部72の開口幅を規制している構成である。
係る構成によれば、簡単に係る開口幅を開けたり閉じたりすることができない為、例えば、いたずら等で勝手に開口幅を変えられたり、投入される書類等の幅に合わせて、正確に開口量を保持したりすることが可能であり、有用である。
図11(b)は、係る間隔規制具91が係止された係止ペア17を設けた可撓性シート部材10の背面に、棚113が備えられた構成の例であり、縦3×横3の棚113のそれぞれの区画に、シート開口部72を設けられており、各々のシート開口部72には、表示札39が間隔規制具91に設けられており、右下の棚部は、例えば、、クラスが無い為に使われていない状態を示しており、年度によって自由にシート開口部を設けたり、閉じたり、また、そのサイズも自由に設定することができる構成である。
係る棚に投入された収納物を取り出す時は、係る間隔規制具91を外して、シート開口部を開けて取り出すことも可能であるし、また、間隔規制具91に鍵を設けてつまみ59に係止すれば、自由に開閉できない構成となるし、また、ファスナーを本図例では一文字に設けているが、各棚部でコの字に設ければ、取り出しの際に、より広く開口できる構成ともできる。
また、係る間隔規制具91をの形状は、棒状でも、横長の長方形が開口しているような形状で、その開口から書類等を投函できるようにしても良いし、その形状は、シート開口部を保持できる本発明の範囲内で、特に限定しない。
また、係る棚113は、棚でも、箱でも、容器でもよく、係る棚または容器の形態は、樹脂でも、金属でも、木でも、布状でもよく、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図12は、本発明に係る可撓性シート部材10が、傘用吊設シート102である構成の説明図であり、上部に、シート吊り具29を設け、9組の係止ペア17にそれぞれ係止部材または保持部材19としてリングが設けられ、係る係止ペア17の内5組の係止ペア17に傘104が吊設されている状態である。
また、係る傘用吊設シート102には、下部に水受けポケット103が設けられており、傘104から垂れる水を受ける構成となっている。尚、係る水受けポケット103は、排水穴を設けて、所定の位置に排水できるようにホース等を設ける構成としても良い。
また、更に、巻き取り係止部材105を設けており、係る傘用吊設シート102を巻き取って保管できる構成となっている。例えば、晴れの日は傘104ごと巻き取って保管しておいても良いし、あるいは、車などで移動する際にも、濡れた傘104の数本をまとめて巻き取って車に積むようなことも可能で、濡れた傘104をまとめることが可能となり、例えば、観光バス等で移動する際にも、客に傘104をバスに乗り込む際に自分でかけてもらい、まとめて巻いて荷台に乗せておくようなことも可能である。
尚、そのように、濡れた複数の傘104を巻き取って横倒しにしておいておく際に、水受けポケット103が、下側だけではなく、上側にも設けられていることで、車内等での水のこぼれを抑制することが可能となり、有用である。更に、図面には示されていないが、左右にも係る水受けポケット103を設けても良い。
尚、係る巻き取り係止部材105は、紐状体でも良いし、面ファスナー、ゴム、磁石等、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、巻き取って保管する構成については、畳むようにして保管する構成としても良い。
尚、係る傘用吊設シート102によって、屋内でも、スペースの幅の無い入口等の場所に傘104を保管でき、また、防水性のシートで構成することによって、壁を濡らすことなく傘104を保管できる構成であり、有用である。
また、係止ペア17によって係止部材または保持部材19が移動可能であることによって、乾いた置き傘104を一方に寄せてまとめておいたり、濡れた傘104の間隔を調整して、乾燥を促進したりすることが可能である。
また、本図の例においては、片面のみに傘104を保持できる構成であるが、両面に保持できる構成とすることによって、例えば、通路の真ん中に係る傘用吊設シート102を上から吊って設ければ、保持スペースが倍になり、有用である。
図13は、本発明に係る前記傘104吊設シートの傘104を、柄を下にして保持する構成の例であり、係る係止部材または保持部材19が、面ファスナーの構成となっており、10組の係止ペア17に対して、5本の傘104が柄を下にして保持されている状態を示している。
係る、傘104を柄を下にして保持することによって、立てた傘の中に雨が溜まらず、係る傘用吊設シート102を、屋外に吊設することが可能となり、一般の傘104立てが、柄を上にして傘104立てにて保管する為、雨の屋外に置いておくと、傘104の中に雨が溜まっていくことになる。しかし、構成によれば、傘104の中に雨が溜まることが無い為、屋外に吊設することが可能となり、仮設のイベント会場や、屋根の下に傘104立てを置くスペースを取れない場合など、屋外に傘104を置ける為、有用である。
また、傘104の先端部に吊設できるフック等が設けられていても、有用である。
図14は、本発明に係るカバー材111の構成の説明図である。
図14(a)は、傘104が係止ペア17にて柄を上にして吊り下げて保持されており、係る傘104を畳んだ設置アイテム開口部112を、係るカバー材111が覆うようにして設けられている構成の例である。
係る構成によって、図13の構成と同様に、雨が傘104の中に降り込まず、屋外に係る傘用吊設シート102を設けることが可能となり、有用である。
尚、本構成の例では、係る設置アイテム18が傘104であるが、例えばポケット等の収納構造物30においても、係る設置アイテム開口部112を覆うようにカバー材111を設ければよく、その他、想定される設置アイテム18に合わせて、必要な部分を覆うような構成にすればよい。
尚、係るカバー材111は、係る傘用吊設シート102あるいは可撓性シート部材10の全体を覆うようにして設けられていても良く、必要に応じて、必要な場所を覆う構成でも良く、その範囲は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図14(b)は、係るカバー材111の一部が、設置アイテム開口部112である、ポケットの開口部に差し入れられている構成の例の説明図であり、ファスナー70の上部に設けられた係るカバー材111の一部が、係るポケットの開口部に差し入れられることによって、係る開口部に対応した位置のシート開口部72から差し入れられた、例えば紙などの収納物が、係るポケットを越えて、ポケットに入らずに落下するのを防止する構成となっている。
尚、係る構成においては、カバー材111は、移動自由な係止ペア17に設けられたポケットの位置に対応できるよう、係るポケットの開口部に差し入れられる高さ分を、短冊状に切り込みを設けても良いし、短冊状や紐状体の複数のカバー材111を複数並べて設けた構成としても良く、また、係止ペア17に設けても良い。
尚、係止ペア17に係るカバー材111設ける場合は、シート開口部72から差し入れられた収納物が、係るポケットの方に入らずに、係るカバー材111の上に逃げて、脱落しないように、係る係止ペア17に設けた位置より上の方にも、係るカバー材111が自立して、収納物が上に逃げないようにカバーしておくことが望ましく、その構成としては、例えば、係る自立させる部分を折り曲げて2重にしたり、自立するような硬度を備えた素材を用いた構成としても良い。
図15は、本発明に係る設置アイテム18が案内表示物120である構成の説明図であり、可撓性シート部材10に設けられた水平方向の2本のファスナー70にそれぞれ複数の係止ペア17が設けられており、係る上下4組ずつの係止ペア17に、2枚の案内表示物120が係止部材または保持部材19を介して設けられて、いる状態の例である。
係る構成の例の様に、2枚の案内表示物120はそれぞれ違うサイズであるが、係る構成の様に、様々なサイズの案内表示物120に合わせて係止部材または保持部材19の位置を変更することによって、テント生地や帆布等の店頭前や特設イベント会場の特設テントなど、スペースの無いところ、期間限定で撤去する予定の会場等で、場所とコストを取らず、様々なサイズや数の案内表示の自由度が広がり、有用である。
尚、上記一連の本図内容において、可撓性シート部材10は、可撓性を有するシートであればその素材を特に限定するものではなく、例えば、ポリエステルやナイロンなどの合成樹脂、ビニール、ゴム、ガラス繊維、綿や麻の天然素材でもよく、その色についても透明であっても不透明であっても蛍光色でも特に限定せず、また厚さやサイズについても特に限定するものではない。使用場所や想定される係止、保持、収納物によっては、耐水性や強度に優れた素材が望ましい。
また、カバー材111についても同様に素材、色、厚さを限定せず、また、その形態は板状でもよく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
係るポケットはその他形態の容器でもよく、係る収納構造物30の形態は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係るシート吊り具29の形態は、係るシート部材を吊り下げる形態であればよく、その形態は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係るシート吊り具29の形態は、係るシート部材を吊り下げる形態であればよく、その形態は本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係る係止部材または保持部材19は、様々な設置アイテム18に合わせた形態、構造で良く、紐、面ファスナー、ボルトナット、磁石、リング、フック、筒状部材、針金、鎖、粘着テープ、ゴム、ベルト等、その他その形態を本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、例えば、傘用吊設シート102等、特定の構成で例示しているものにおいても、本発明の範囲内で、可撓性シート部材10全般において採用可能な構成として、特定の構成に限定されるものではない。
また、それぞれの図において、本発明の構成は、可撓性シート部材10の片面だけであるが、両面に設けても良い。
本発明は、壁への穴等、損傷や汚れを抑制し、自由度が高い係止、保持、収納が可能とすることで、雨の日の自由な場所で、スペースを取らない傘104立て、保管、自由度の高い案内表示の掲示を可能にすることなど、応用、活用の範囲が広く、利用できる魅力的な発明品となり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 移動式係止構造
10 可撓性シート部材
17 係止ペア
18 設置アイテム
19 係止部材または保持部材
28 連結部材
29 シート吊り具
30 収納構造物(ポケット、容器類)
39 表示札
55 抜け防止構造
56 凸部
57 穴部または凹部
58 ケース部
59 つまみ
70 ファスナー
71 スライダー
72 シート開口部
78 挟持領域
79 つまみホルダー
89 カーテン
91 間隔規制具
102 傘用吊設シート
103 水受けポケット
104 傘
105 巻き取り係止部材
111 カバー材
112 設置アイテム開口部
113 棚
120 案内表示物
また、本発明は、前記カバー材の一部が、前記設置アイテム開口部内に入れられて設けられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記何れかに記載された構成にて製造される製造方法で製造される手段での保持ユニットまたは収納ユニットまたは移動式係止構造とすることもできる。
また、係る保持部材19であるリングは、2個のスライダー71の連結の為の、連結部材28の機能を兼ねた構成となっており、連結して連携して機能することによって自由にファスナー70上を移動可能な連結部材の構成の例となっている。

Claims (32)

  1. 可撓性を有するシート部材である可撓性シート部材10は係止ペア17を設け、前記係止ペア17は、前記可撓性シート部材10に設けられたファスナー70に設けられた2個のスライダー71からなり、前記スライダー71は、2個のスライダー71がファスナー70の開部を挟んで一組の前記係止ペア17を成し、前記係止ペア17が、一つのセットで連携あるいは連動して1または2以上の係止部材または保持部材19を設けて保持機能を備え、前記1セット以上の係止ペア17が、連携あるいは連動して設置アイテム18を自由な位置に係止または保持可能であることを特徴とする移動式係止構造1
  2. 前記2個のスライダー71からなる一組の係止ペア17が連結可能な連結構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の移動式係止構造1
  3. 前記連結構造が、一方のスライダー71に設けられた凸部56ともう一方のスライダー71に設けられた穴部または凹部57との嵌め合いまたは引掛けであることを特徴とする請求項2に記載の移動式係止構造1
  4. 前記係止ペア17が連結されている連結構造が、それぞれのスライダー71のつまみ59あるいはケース部58に設けられた穴部または凹部57と、凸部56との嵌め合い、または引掛けによることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の移動式係止構造1
  5. 前記連結構造の凸部56に抜け防止構造55を設けたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の移動式係止構造1
  6. 前記つまみ59が、左右あるいは上下に可動可能な遊びを有して備えられ、該つまみ59の相手側との篏合時に、可動してずれることによって、抜け防止構造55に引掛り、抜け防止になることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動式係止構造1
  7. 前記2個のスライダー71からなる一組の係止ペア17が一体であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の移動式係止構造1
  8. 前記係止ペア17が、連結部材28を介してスライダー71が連結されて係止ペア17が構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の移動式係止構造1
  9. 前記スライダー71のつまみ59が、係止部材または保持部材19である、つまみホルダー79であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の移動式係止構造1
  10. 前記係止ペア17のスライダー71に設けられたつまみホルダー79が、該係止ペア17のそれぞれのスライダー71に設けられた二つのつまみホルダー79であって、前記二つのつまみホルダーで前記設置アイテム18を挟持することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の移動式係止構造1
  11. 前記つまみホルダー79が、鍵をかけることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の移動式係止構造1
  12. 前記つまみホルダー79が、つまみ59に着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の移動式係止構造1
  13. 前記スライダー71のつまみ59において、該つまみ59の回動方向が前記スライダー71の進行方向に対して、平行または斜めであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の移動式係止構造1
  14. 前記スライダー71のつまみ59において、該つまみ59の回動方向が2方向設けられることによって、該つまみ59が自由な方向に倒れることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の移動式係止構造1
  15. 前記設置アイテム18が収納構造物30であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の移動式係止構造1
  16. 前記、設置アイテム18が収納構造物30であり、該収納構造物30の一か所が、前記係止ペア17のスライダー71の1個に係止され、該収納構造物30のもう一か所を前記係止ペア17のもう一つのスライダー71に係止され、前記係止ペア17のそれぞれのスライダー71の間に開口したファスナー70の開口部であるシート開口部72から前記収納構造物30に、該収納構造物30の反対側の前記可撓性シート部材10面から物を入れることが可能であるシート開口部72を設けたことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の移動式係止構造1
  17. 前記収納構造物30が、ポケットまたは容器であることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれかに記載の移動式係止構造1
  18. 前記収納構造物30が、滑り台であることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれかに記載の移動式係止構造1
  19. 前記収納構造物30または係止ペア17に、表示札39または、スライダー71間の間隔を規制する間隔規制具91を設けたことを特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載の移動式係止構造1
  20. 前記可撓性シート部材10に、棚113あるいは容器が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれかに記載の移動式係止構造1
  21. 前記、設置アイテム18が収納構造物30であり、該収納構造物30の一か所が、前記係止ペア17に係止され、該収納構造物30の他の部分を別の係止ペア17に係止されたことを特徴とする請求項1から請求項20のいずれかに記載の移動式係止構造1
  22. 前記設置アイテム18が案内表示物120であることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれかに記載の移動式係止構造1
  23. 前記係止ペア17が、前記可撓性シート部材10の両面に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項22のいずれかに記載の移動式係止構造1
  24. 前記、可撓性シート部材10がカーテン89であることを特徴とする請求項1から請求項23のいずれかに記載の移動式係止構造1
  25. 前記、可撓性シート部材10が傘用吊設シート102であることを特徴とする請求項1から請求項24のいずれかに記載の移動式係止構造1
  26. 前記、傘用吊設シート102の傘104が、柄を下にして設けることが可能であることを特徴とする請求項25に記載の移動式係止構造1
  27. 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89が、水受けポケット103を設けていることを特徴とする請求項1から請求項26のいずれかに記載の移動式係止構造1
  28. 前記、水受けポケット103が、前記可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89の上側、あるいは下側、あるいは左右側に設けていることを特徴とする請求項27に記載の移動式係止構造1
  29. 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89が、全体を巻いた状態で係止する巻き取り係止部材105を設けていることを特徴とする請求項1から請求項28のいずれかに記載の移動式係止構造1
  30. 前記、可撓性シート部材10または傘用吊設シート102またはカーテン89の前面あるいは背面に、1またはそれ以上のカバー材111が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項29のいずれかに記載の移動式係止構造1
  31. 前記カバー材111が、設置アイテム18に設置アイテム開口部112がある場合に、該設置アイテム開口部112を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項30のいずれかに記載の移動式係止構造1
  32. 前記カバー材111の一部が、前記設置アイテム開口部112内に入れられて設けられていることを特徴とする請求項31に記載の移動式係止構造1
JP2017226375A 2017-11-25 2017-11-25 移動式係止構造 Active JP6343087B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017226375A JP6343087B1 (ja) 2017-11-25 2017-11-25 移動式係止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017226375A JP6343087B1 (ja) 2017-11-25 2017-11-25 移動式係止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6343087B1 JP6343087B1 (ja) 2018-06-13
JP2019092951A true JP2019092951A (ja) 2019-06-20

Family

ID=62555259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017226375A Active JP6343087B1 (ja) 2017-11-25 2017-11-25 移動式係止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6343087B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6951606B1 (ja) * 2021-06-22 2021-10-20 那須 正和 ファスナー面係止ユニット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504833U (ja) * 1973-05-11 1975-01-18
JPS58115226U (ja) * 1982-01-30 1983-08-06 清水 市郎 薬入れ
JPH10218286A (ja) * 1997-01-30 1998-08-18 Osamu Nishiyama 柔軟な郵便受け
AU2003275193A1 (en) * 2002-09-20 2004-04-08 Dario Toledo Securable cover apparatus for trade show booths
JP3175488U (ja) * 2012-02-15 2012-05-17 藤田 豊博 苗床
JP5495198B1 (ja) * 2013-06-12 2014-05-21 正和 那須 筒状緑化ユニット
JP2017117290A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 日立マクセル株式会社 携行品管理装置及び携行品管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6343087B1 (ja) 2018-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130068919A1 (en) Universal object retention system and method thereof
US7654299B2 (en) Window shade liner method and apparatus
CA1332825C (en) Pouch assembly for carpenters and other tradesmen
US8857887B1 (en) Tonneau cover having magnetic fasteners
US8627950B2 (en) Hanging fabric jewelry organizer
US5937587A (en) Garage door decorative cover assembly
US20090078728A1 (en) System and Method for Hanging Garments
MX2007005186A (es) Cubierta de panel de apilamiento de una via para una abertura arquitectonica.
US20060027344A1 (en) Door hanging assembly
US20140048676A9 (en) Universal Object Retention System With Tactile Feature
US10589768B2 (en) Adjustable storage devices, systems and associated methods
US20130256498A1 (en) Universal Object Retention System With Tactile Feature
JP2019092951A (ja) 移動式係止構造
WO2008013898A2 (en) Pouches and systems for containing articles
JP6667888B1 (ja) 歯状移動式係止構造と収納ユニットとその製造方法
US6484739B1 (en) Slidable door and sidewall associated with tents, awnings, and other protective enclosures
US20100294403A1 (en) Expandable handbag
EP0111926A2 (en) Apparatus for mounting hanging fabrics
US9447630B1 (en) Apparatus and method for supporting a decorative panel
US20120195525A1 (en) Carousel organizer with strapped shelves
GB2257028A (en) Holder for carrying articles on the outside of a brief case or the like
JP6951606B1 (ja) ファスナー面係止ユニット
JP6667889B1 (ja) 移動式単テープ係止構造と収納ユニットとその製造方法
US10827864B2 (en) Retaining device for hanging garment hangers
US20210040792A1 (en) Modular locking curtain partitions

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171127

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20180104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6343087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250