JP2019092255A - 電源制御システムおよび整流器 - Google Patents

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Hironobu Minowa
浩伸 蓑輪
友里恵 村
Yurie Mura
友里恵 村
隆幸 田村
Takayuki Tamura
隆幸 田村
中山 雄二
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雄二 中山
和彦 竹野
Kazuhiko Takeno
和彦 竹野
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Abstract

【課題】蓄電池から無線装置への給電が途絶えないよう、蓄電池への入出力電圧を自律的に適切に制御する。【解決手段】蓄電池11と、入力された商用電力を直流電力に変換して通信装置14および蓄電池11に出力するとともに出力電圧が可変とされた整流器10と、整流器10の出力電圧を調整することによって蓄電池11の充放電を制御する電力調整装置12と、を備える電源制御システム1において、整流器10は、電力調整装置12との間の通信不能状態を検知する検知部10Aと、通信不能状態が検知された場合に整流器10の出力電圧を蓄電池11の浮動充電電圧に切り替える切替部10Bと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局などにおける電源に適用できる電源制御システム、および、該電源制御システムに含まれる整流器に関する。
近年、電力コストの削減、停電に対する耐力の向上等のために、サイクルユースの蓄電池及び太陽光発電を利用した電源システムを備えた無線基地局が注目されている(非特許文献1参照)。例えば、電力需要が高く電力料金の高い昼間に、蓄電池及び太陽光発電等から電力供給を行い、夜間の電力需要が低く電力料金の安い時間帯に、蓄電池の充電制御などを実施することで、電力コスト削減及び電力配電系統の安定化に寄与することができる。
古谷 崇・小宮一公・竹野和彦著「グリーン基地局試験装置のパワーシフト制御による自活率向上特性」、2015年総合大会講演論文集 B−9−13、電子情報通信学会、2015年3月
無線基地局に設置されている蓄電池は、商用電力の停電時においても無線装置に給電するためのバックアップ電源として従来から利用されており、バックアップの最低限の役割を果たし安価なものにするため、蓄電池自身は、充電量および放電量を制御する機能を有しておらず、入出力が可能な限り充放電を行う。そのため、サイクルユースで利用する場合に、例えばデマンドレスポンスなどで想定される、ある一定の時間で、決められた容量の充放電を行う場合に蓄電池への入出力電圧をある程度制御しなければならない。また、無線基地局はさまざまな場所に多数設置されている。
このように多数存在する無線基地局のそれぞれについて、前述のような蓄電池への入出力電圧を上位のオペレーションシステム(Operation System:OpS)等により個別に制御することは現実的ではなく、無線基地局内で蓄電池から無線装置への給電が途絶えないよう上記の制御を自律的に実施することが待望される。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、蓄電池から負荷(無線装置)への給電が途絶えないよう、蓄電池への入出力電圧を自律的に適切に制御することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る電源制御システムは、蓄電池と、入力された商用電力を直流電力に変換して負荷および前記蓄電池に出力するとともに、出力電圧が可変とされた整流器と、前記整流器の出力電圧を調整することによって前記蓄電池の充放電を制御する電力調整装置と、を備える電源制御システムであって、前記整流器は、当該整流器と前記電力調整装置との間の通信不能状態を検知する検知部と、前記検知部により前記通信不能状態が検知された場合に、当該整流器の出力電圧を前記蓄電池の浮動充電電圧に切り替える切替部と、を含むことを特徴とする。
上記の電源制御システムでは、通常は、電力調整装置が整流器の出力電圧を調整することによって蓄電池の充放電を制御するが、その一方で、整流器において検知部により整流器と電力調整装置との間の通信不能状態が検知されると、切替部が整流器の出力電圧を蓄電池の浮動充電電圧に切り替える。これにより、整流器と電力調整装置とが通信不能な状態にある場合に、かかる状態が自動的に検知され、整流器の出力電圧が蓄電池の浮動充電電圧に切り替えられるため、負荷への電力を供給しつつ蓄電池を充電でき、蓄電池から負荷への給電が途絶えないよう蓄電池への入出力電圧を自律的に適切に制御することができる。
本発明によれば、蓄電池から負荷への給電が途絶えないよう蓄電池への入出力電圧を自律的に適切に制御することができる。
発明の実施形態に係る電源制御システムの構成図である。 整流器の出力電圧調整による蓄電池の充放電制御の実施結果の一例を示す図である。 整流器ユニットのオン・オフ制御による蓄電池の充放電量制御の実施結果の一例を示す図である。 通信断の発生時に本発明を適用しない場合の整流器および蓄電池の状態を示す図である。 通信断の発生時に本発明を適用した場合の整流器および蓄電池の状態を示す図である。 整流器における処理動作を示すフロー図である。 電力調整装置、整流器等のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態を説明する。
図1には、本実施形態における電源制御システム1のシステム構成図を示す。図1に示すように、電源制御システム1は、整流器10と、蓄電池11と、電力調整装置12とを含んで構成される。この電源制御システム1は、例えば無線基地局に設けられており、無線基地局用の空調装置15には、商用電源13からの交流の商用電力が直接供給される構成とされている。
整流器10は、商用電源13からの交流の商用電力を直流電力に変換して、無線基地局用の通信装置14(特許請求の範囲における「負荷」に相当)へ供給する。この整流器10の出力電圧は可変とされている。
蓄電池11は、整流器10と通信装置14の間に接続され、整流器10から出力された直流電力により充電可能とされ、また、通信装置14に直流電力を放電可能とされている。
電力調整装置12は、整流器10の出力電圧を調整することによって蓄電池11の充放電を制御する。その詳細は後述する。また、電力調整装置12は、整流器10の出力電圧を任意のスケジュールで調整し、初期設定後は単独で(スタンドアローンで)動作を継続する。
上記の整流器10は、本発明に関連する機能ブロック構成として、整流器10と電力調整装置12との間の通信不能状態を検知する検知部10Aと、検知部10Aにより通信不能状態が検知された場合に整流器10の出力電圧を蓄電池11の浮動充電電圧(ここでは54V)に切り替える切替部10Bと、を含んで構成される。その処理動作は後述する。
また、整流器10は、物理的には、複数(ここでは一例として6台)の整流器ユニットを含んで構成されており、電力調整装置12は、複数の整流器ユニットの各々についてオン・オフ制御することにより、整流器10全体としての出力電圧を調整する。本実施形態では、一例として、整流器10は、出力電圧が可変な1台当り定格40Aの整流器ユニットを6台搭載し、負荷は5kWである。このような構成において、所定の時間で電力調整装置12からの指示により整流器10の出力電圧を制御することで蓄電池11の充放電制御を実施した。その実施結果を図2に示す。
図2に示すように、電力調整装置12からの指示により時間t1に、整流器10の出力電圧を54Vから45Vへ低下させることでバスラインの電圧が蓄電池11の電圧未満になると、蓄電池11から放電が開始され蓄電池電圧が降下し、時間t2に蓄電池電圧が整流器出力電圧と同じになった時点で放電が終わる。その後、電力調整装置12からの指示により時間t3に、整流器10の出力電圧を45Vから54V(蓄電池11の浮動充電電圧)へ上げると、整流器10からの出力電力が蓄電池11に充電開始され、時間t4に蓄電池電圧が54Vになった時点で満充電となる。
また、同様の環境で、整流器10を構成する6台の整流器ユニットを、時間の経過とともに図3に示すようにオン・オフ制御する(稼動台数を増減させる)ことで、蓄電池11の充放電量を変化させた。その実施結果を図3に示す。
図3に示すように、(1)初期状態で6台動作している整流器ユニットを、4台をオフし2台のみオンの状態((2)の状態)にすると、整流器10の定格出力が80Aとなるため5kW(54V、92A)の負荷に対し不足分の12Aを蓄電池11から放電する。仮に5台をオフし1台のみオンの状態にすれば、蓄電池11から52Aを放電することになる。
そして、(3)6台オンの状態に戻し、6台オンの状態で蓄電池11から放電させ、その後、蓄電池11への充電に切り替え、(4)2台をオフし4台のみオンの状態にすると、整流器10の定格出力が160Aとなり、負荷(通信装置14)に5kW(54V、92A)、蓄電池11に68A充電する。
さらに、(5)3台をオフ、3台をオンの状態にすると、整流器10の定格出力が120Aとなり、負荷(通信装置14)に5kW(54V、92A)、蓄電池11に28A充電する。このようにして、複数の整流器ユニットのオン・オフ制御により蓄電池11の充放電容量を制御することが可能となる。また、予め電力調整装置12に、図3のようなオン・オフ制御スケジュールをインプットすることで、外部からの制御なしに単独で(スタンドアローンで)動作を継続することが可能となる。
次に、上記と同様の環境で、整流器10の出力電圧を、54V(蓄電池11の浮動充電電圧)から45Vへ低下させ、蓄電池11から放電させているときに、電力調整装置12と整流器10との間に通信断が発生した場合の状態を図4に示す。
即ち、図4に示すように、放電により蓄電池の電圧(すなわち蓄電容量)が下がり、電池電圧が45Vの状態のまま運用されている。つまり、緊急時のバックアップ容量が低い状態のまま蓄電池が運用されることから、いざという時のバックアップ時間が短くなってしまうため、電力調整システムと整流器との通信断を検知するヘルスチェック機能および、通信断が発生したときに浮動充電電圧(54V)での運用となるようなフェールセーフ機能が必要となる。
そこで、本実施形態における整流器10は、整流器10と電力調整装置12との間の通信不能状態を検知する検知部10Aと、検知部10Aにより通信不能状態が検知された場合に整流器10の出力電圧を蓄電池11の浮動充電電圧(ここでは54V)に切り替える切替部10Bと、を備え、上記のヘルスチェック機能およびフェールセーフ機能を実現する。
ここでは例えば、電力調整装置12から整流器10へ所定時間間隔(一例として1分間隔)で、状態取得のための所定の信号(以下「Get信号」と称する)が送信される環境にあるものとし、ヘルスチェック機能として、整流器10内の検知部10Aは、上記のGet信号を所定のN回(ここでは一例として10回)連続して受信しなかった場合に、電力調整装置12と整流器10との間に通信断が発生したと判断する。
具体的には図6に示すように、検知部10Aは、連続の不受信回数をカウントするためのカウンタkを0に初期設定した後(ステップS1)、1分間隔で送信される電力調整装置12からのGet信号を受信したか否かをチェックする(ステップS2)。受信していれば通信断は発生していないと判断できるため、ステップS1へ戻る。
ステップS2でGet信号を受信していない場合は、カウンタkを1つカウントアップし(ステップS3)、カウンタkが、通信断発生と判断するための閾値であるN以上になったか否かをチェックする(ステップS4)。未だカウンタkがN未満であれば、ステップS2へ戻り、Get信号の受信有無を再度チェックする。
そして、Get信号をN回連続して受信しなかった場合は、ステップS4で肯定判断され、ステップS5へ進み、切替部10Bは、整流器10の出力電圧を蓄電池11の浮動充電電圧(ここでは54V)に切り替える。その後、所定条件を満たせば、通常運用へ戻す。
一方、Get信号をN回連続して不受信と判断される前に、Get信号を受信した場合は、ステップS2で肯定判断され、ステップS1へ戻り、カウンタkは0に初期設定され、以後の処理が再度実行される。
以上のような処理により、整流器10と電力調整装置12との間の通信断状態にある場合に、かかる状態が自動的に検知され、整流器10の出力電圧が蓄電池11の浮動充電電圧に切り替えられるため、通信装置14への電力を供給しつつ蓄電池11を充電でき、蓄電池11から通信装置14への給電が途絶えないよう蓄電池11への入出力電圧を自律的に適切に制御することができる。
図5に通信断の発生時に本発明を適用した場合の整流器および蓄電池の状態を示す。この図5に示すように、時間taに通信断が発生した場合に、当該通信断の発生が速やかに検知され、時間tbに整流器10の出力電圧は蓄電池11の浮動充電電圧(ここでは54V)に切り替えられる。これにより、整流器10から通信装置14へ電力を供給しつつ蓄電池11を充電することができ、時間tcに満充電状態に至り、その後、通常運用となる。このように、整流器10と電力調整装置12との間の通信断状態にあっても、電力調整装置12からの制御無しに、蓄電池11から通信装置14への給電が途絶えないよう蓄電池11への入出力電圧を自律的に適切に制御することができる。
なお、上記の実施形態の説明で用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、上記の実施形態における電力調整装置12、整流器10等は、上述した処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、電力調整装置12、整流器10等のハードウェア構成の一例を示す図である。電力調整装置12、整流器10等は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。
電力調整装置12、整流器10等における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、並びに、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール及びデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、電力調整装置12、整流器10等における各機能は、メモリ1002に格納され且つプロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、電力調整装置12、整流器10等は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報などは特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報などは、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報などは削除されてもよい。入力された情報などは他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…電源制御システム、10…整流器、10A…検知部、10B…切替部、11…蓄電池、12…電力調整装置、13…商用電源、14…通信装置(負荷)、15…空調装置、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (4)

  1. 蓄電池と、
    入力された商用電力を直流電力に変換して負荷および前記蓄電池に出力するとともに、出力電圧が可変とされた整流器と、
    前記整流器の出力電圧を調整することによって前記蓄電池の充放電を制御する電力調整装置と、
    を備える電源制御システムであって、
    前記整流器は、
    当該整流器と前記電力調整装置との間の通信不能状態を検知する検知部と、
    前記検知部により前記通信不能状態が検知された場合に、当該整流器の出力電圧を前記蓄電池の浮動充電電圧に切り替える切替部と、
    を含む、
    ことを特徴とする電源制御システム。
  2. 前記整流器は、複数の整流器ユニットを含み、
    前記電力調整装置は、前記複数の整流器ユニットの各々についてオン・オフ制御することにより、前記整流器の出力電圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御システム。
  3. 前記電力調整装置は、前記整流器の出力電圧を任意のスケジュールで調整し、初期設定後は単独で動作を継続する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御システム。
  4. 蓄電池と、
    入力された商用電力を直流電力に変換して負荷および前記蓄電池に出力するとともに、出力電圧が可変とされた整流器と、
    前記整流器の出力電圧を調整することによって前記蓄電池の充放電を制御する電力調整装置と、
    を備える電源制御システム、に設けられた前記整流器であって、
    当該整流器と前記電力調整装置との間の通信不能状態を検知する検知部と、
    前記検知部により前記通信不能状態が検知された場合に、当該整流器の出力電圧を前記蓄電池の浮動充電電圧に切り替える切替部と、
    を含む、当該整流器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118739516A (zh) * 2024-09-04 2024-10-01 成都砾奇能机电设备有限公司 一种基站可控功率发电装置

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