JP2019089825A - 高尿酸血症の治療におけるカナグリフロジンとプロベネシドの組合せ - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる2013年3月15日出願の
米国特許仮出願第61/786,738号の利益を主張する。
本発明は、カナグリフロジンとプロベネシドとの組合せ治療剤を含む、高尿酸血症及び
関連障害の治療方法を目的とする。
て、尿酸は、プリン分解の最終酸化生成物である。しかしながら、他の大半の哺乳類にお
いて、酵素ウリカーゼは更に尿酸をアラントインに酸化する。酵素ウリカーゼを欠くヒト
及び高等霊長類において、キサンチン及びヒポキサンチンなどのプリン代謝物は、キサン
チンオキシダーゼによって尿酸に酸化される。米国医師会によって、標準的な尿酸濃度は
、ヒト血液中、3.6mg/dL(約214/mol/L)〜8.3mg/dL(約49
4/mol/L)であるとみなされている。血清中に尿酸を含む総尿酸塩が存在すること
は、これらの化合物が強力な抗酸化剤であるために、重要である。ヒトにおいて、血漿の
抗酸化能力の約半分は、尿酸を含む総尿酸塩を由来とするものである。
関連付けられる。例えば、血清総尿酸塩レベルが高いことで、痛風として既知の関節炎の
一種が引き起こされ得る。痛風は、血中の総尿酸塩レベルが高濃度であることに起因する
、関節、腱及び周辺組織の関節軟骨上への尿酸一ナトリウム又は尿酸結晶の蓄積によって
起こる病状である。これらの組織上への尿酸塩又は尿酸の蓄積は、これらの組織の炎症反
応を引き起こす。高尿酸血症はまた、尿酸又は尿酸塩が腎臓中で結晶化する際に腎臓結石
の形成を引き起こし得る、尿中の高尿酸レベル又は高飽和レベルとも関連する。これらの
尿酸結石は放射線透過性であるため、腹部X腺においては現れない。したがって、これら
の存在は、超音波によって診断されるべきである。中には、結果的に尿腎臓結石を進行さ
せてしまう痛風の患者がいる。
謝異常症候群ともしばしば関連する。
めに有益であるとすら考えられてきた。しかしながら最近になって、この見解は変わって
きている。むしろ、総尿酸塩は、心循環系疾患及び高血圧における独立危険因子であるこ
とが提言されている。ラットモデルにおいて、高尿酸血症は、内皮の一酸化窒素レベルの
低下、腎臓の緻密斑での神経型一酸化窒素合成酵素の低下、及びレニン・アンジオテンシ
ン系の刺激をもたらす。経時的に、ラットは腎臓の細小血管障害が進行し、最終的に高血
圧となる。HEINIGら、Cleveland Clinic Journal of
Medicine、2006、pp1059〜1064、Vol.73を参照のこと。
したがって、血清総尿酸塩レベルが高いか、又は高尿酸血症であることは、高血圧の危険
因子である証拠である。
酸塩の排泄の減少によって引き起こされる。プリン富化食物を消費することは、高尿酸血
症の原因の1つである。食物中のフルクトースが高レベルであることも、高尿酸血症を引
き起こし得る。他の原因となる食事は、高タンパク質、脂肪、及び栄養不足である。栄養
不足によって、体内でエネルギーのために筋肉質量の代謝が引き起こされ、そのプロセス
中にプリンが血流に放出される。高尿酸血症は腎疾患を引き起こし、現存する腎病態を悪
化させ得る。
てプロベネシド、スルフィンピラゾン、又はベンズブロマロンなどの尿中尿酸の排泄を増
加させる尿中尿酸排泄促進剤、及び/又はアロプリノール、フェブキソスタット、又はオ
キシプリノールなどのキサンチンオキシダーゼの阻害剤を投与することを含む。キサンチ
ンオキシダーゼ阻害剤は、体内での総尿酸塩の生成を低下させる。最も一般的に使用され
るキサンチンオキシダーゼ阻害剤であるアロプリニノールは、患者の最大20%で副作用
を伴う。したがって、高尿酸血症において、更に安全かつ有効な治療が必要とされている
。
せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、高尿酸血症及び関連障害を治
療する方法を目的とする。
組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、痛風を治療する方法を目
的とする。別の実施形態では、本発明は、カナグリフロジン及びプロベネシドを含む治療
有効量の組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、高尿酸血症又は
関連障害を治療する方法を目的とし、この治療は痛風の症状を予防する。
c)薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を目的とする。本発明の実例は、(a)カ
ナグリフロジン、(b)プロベネシド及び(c)薬学的に許容される担体を混合すること
で作られる医薬組成物である。更なる実施形態では、本発明は、(a)カナグリフロジン
、(b)プロベネシド及び(c)薬学的に許容される担体を混合することを含む、医薬組
成物を作成するためのプロセスを目的とする。
は前述するような医薬組成物を含む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を必要とする対象
に投与することを含む、高尿酸血症又は関連障害(痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高血圧
、及び腎臓結石からなる群から選択される)を治療する方法を目的とする。
たカナグリフロジンを目的とする。別の実施形態では、本発明は、高尿酸血症又は関連障
害(痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高血圧、及び腎臓結石など)の治療において使用する
ためのプロベネシドと組み合わせたカナグリフロジンを目的とする。別の実施形態では、
本発明は、高尿酸血症又は関連障害(痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高血圧、及び腎臓結
石など)の治療のためのカナグリフロジン及びプロベネシドを含む組成物を目的とする。
腎疾患、(e)高血圧、又は(f)腎臓結石の治療における薬剤の調製において、カナグ
リフロジンをプロベネシドと組み合わせて、治療を必要とする対象に使用する。別の実施
形態では、本発明は、高尿酸血症又は関連障害(痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高血圧、
及び腎臓結石など)を治療する方法において、治療を必要とする対象におけるプロベネシ
ドと組み合わせたカナグリフロジンを目的とする。
療を必要とする対象に投与することを含む、高尿酸血症及び関連障害を治療する方法を目
的とする。
の組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、血清総尿酸塩(尿酸)
レベルを低下させる方法を目的とする。
組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、痛風(高尿酸血症に起因
する)、高血圧(高尿酸血症に起因する)又は痛風腎症又は腎臓結石(高尿酸血症に起因
する)を治療する方法を目的とする。
む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、痛風を治
療する方法を目的とする。
組合せ治療剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、血清尿酸レベルを低下さ
せるか又は血清総尿酸塩を低下させる方法を目的とする。
療を必要とする対象は糖尿病でもある(好ましくは、治療を必要とする対象は、II型糖
尿病又はシンドロームXも患っている)。別の実施形態では、本発明は、高尿酸血症又は
関連障害を治療する方法を目的とし、治療を必要とする対象は糖尿病ではない。
的に許容される担体を含む医薬組成物を目的とし、ここで、カナグリフロジンは、約50
〜約500mgの範囲の量、好ましくは約100mg〜約300mgの範囲の量である。
的に許容される担体を含む医薬組成物を目的とし、ここで、プロベネシドは、約250〜
約1000mgの範囲の量である。
の式(I−X)の化合物を意味する:
活性を示し、本明細書に参照により組み込まれる、Nomura,S.らにより開示され
る米国特許出願公開第2005/0233988(A1)号(2005年10月20日公
開)に記載のようなプロセスによって調製され得る。
々純粋な異性体若しくは実質的に純粋な異性体を更に含む。更に、用語「カナグリフロジ
ン」は、これらの分子内塩、水和物、溶媒和物又は多形体を含む。
て本明細書に組み込まれる国際公開第2008/069327号に記載される通り、式(
I−X)の化合物の結晶性半水和物形態を意味する。
こで、プロベネシドは、約10mg〜約1000mg、好ましくは約25mg〜約500
mgの範囲、又はこれらの範囲内の任意の投与用量で存在する。他の実施形態では、本発
明は、高尿酸血症及び関連障害を治療する方法を目的とし、カナグリフロジンは、約25
mg〜約300mgの範囲、好ましくは、約50mg、約75mg、約100mg、約1
50mg、約200mg、約300mg及び約500mgからなる群から選択される範囲
の投与用量で存在する。
ここで、プロベネシドは、約250mg〜約1000mgの範囲の量で、又はこれらの範
囲の任意の量で投与される。別の実施形態では、本発明は、高尿酸血症又は関連障害を治
療する方法を目的とし、ここで、カナグリフロジンは、約50mg〜約500mg、好ま
しくは約100mg〜約300mgの範囲の量で投与される。
尿酸排泄促進剤及び尿細管輸送ブロッキング剤である。プロベネシド錠は、痛風及び痛風
関節炎に関連する高尿酸血症の治療に適用される。
細管再吸収を阻害するため、尿酸の尿排泄を増加し、血清尿酸塩レベルが減少する。有効
な尿酸尿は混和性尿酸塩プールを削減し、尿酸塩の堆積を遅らせ、尿酸塩沈殿物の再吸収
を促進する。プロベネシドは、抗生物質が与えられる任意の経路によって、ペニシリンの
尿細管分泌を阻害し、通常は、ペニシリン血漿レベルを上昇させる。様々なペニシリンに
おいて、2倍〜4倍の上昇が実証されている。プロベネシドはまた、アミノ馬尿酸(PA
H)、アミノサリチル酸(PAS)、インドメタシン、ナトリウムヨードメサメート及び
関連するヨード化有機酸、17−ケトステロイド、パントテン酸、フェノールスルホンフ
タレイン(PSP)、スルホンアミド、及びスルホニル尿素などの多くの他の化合物の腎
輸送を阻害することが報告されている。プロベネシドは、スルホブロモフタレイン(BS
P)の肝排泄及び腎排泄の両方を減少させる。リンの尿細管再吸収は、副甲状腺機能低下
症において阻害されるが、個々の副甲状腺においてはされない。プロベネシドは、血漿中
サリチル酸塩濃度に影響せず、ストレプトマイシン、クロラムフェニコール、クロルテト
ラサイクリン、オキシテトラサイクリン、又はネオマイシンの排泄のいずれにも影響しな
い。
開始されるべきではない。しかしながら、治療中に急性発作が引き起こされる場合、プロ
ベネシドは用量を変更せずに、コルヒチンは十分に治療効果のある用量で投与され、典型
的には、他の適切な治療も発作を調節するためにも行われる。推奨される成人用量は、1
週間は1日に2回、250mg(例えば、プロベネシド1/2錠)であり、その後は1日
に2回、500mg(1錠)である。痛風患者において、ある程度の腎障害が現れること
がある。1000mgの1日投与量が適切であり得る。しかしながら、必要であれば、痛
風関節炎の症状が制御されない場合には、1日投与量は、4週毎に許容度内で500mg
増量(通常は2000mg/日を超えない)によって増加され得る。プロベネシドは、特
に糸球体濾過率が30mL/分以下である際に、慢性腎不全に有効ではないことがある。
プロベネシドは、通常の血清尿酸塩レベルを維持するであろう用量で継続されるべきであ
る。発作が6ヶ月以上起きず、血清尿酸塩レベルが正常範囲内で維持される場合、1日投
与量は、6ヶ月毎に500mgずつ減少され得る。維持投与量は、血清尿酸塩レベルが上
昇しやすくなる量まで減少すべきではない。
を治療する方法を目的とし、ここで、プロベネシドは、約10mg〜約1000mg、好
ましくは約50mg〜約500mg、好ましくは約250mg〜約500mgの範囲の投
与用量、又はこれらの範囲内の任意の投与用量で存在し、カナグリフロジンは、約25m
g〜約300mgの範囲であり、好ましくは、約50mg、約75mg、約100mg、
約150mg、約200mg、約300mg及び約500mgからなる群から選択される
投与用量で存在する。
剤を、治療を必要とする対象に投与することを含む、高尿酸血症及び関連障害を治療する
方法を目的とし、治療有効量の組合せ治療剤は、低尿酸血症を引き起こすことなく高血尿
酸血症又は関連障害を治療するのに十分である。
症及び関連障害の治療を目的とする。好ましくは、本発明の方法において、治療有効量の
組合せ治療剤は、糖尿病及び/又は非糖尿病患者に低血糖症を引き起こさない(より好ま
しくは、患者の血漿グルコースホメオスタシスを阻害しない)。
要とする対象に、ベンズブロマロン又はスルフィンピラゾンンなどの他の尿酸排泄促進剤
を、カナグリフロジンと組み合わせたプロベネシドの代わりに使用することができる。
血症又は関連障害」は、高血清尿酸レベル(すなわち、通常以上)によって特徴付けられ
る任意の疾患、障害又は病状が挙げられる。好適な実施例としては、痛風、痛風腎症、慢
性腎疾患、高血圧、及び腎臓結石が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、
高尿酸血症又は関連障害は、痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高血圧、及び腎臓結石からな
る群から選択される。
シンドロームX」は、II型糖尿病及び心循環系疾患の進行に関する危険因子を表し、イ
ンスリン抵抗性及び高インスリン血症により特徴付けられ、以下:(a)グルコース不耐
症、(b)2型糖尿病、(c)脂質異常症、(d)高血圧及び(e)肥満、のうちの1つ
以上を伴い得る障害を意味する。
ましくは哺乳類、最も好ましくはヒトを指す。好ましくは、対象は、治療及び/又は予防
される疾患又は障害の少なくとも1つの症状を経験及び/又は示している。
は、疾患、病状、又は障害の治療を目的とする、対象又は患者(好ましくは哺乳類、より
好ましくはヒト)の管理及びケアを含み、また、症状又は合併症の進行の予防、症状又は
合併症の緩和、又は疾患、病状、若しくは障害の排除のための、本発明の化合物の投与を
含むものとする。
症状の頻度の低減、(b)1つ以上の症状の重篤度の低下、(c)更なる症状の進行の遅
延若しくは回避、及び/又は(d)障害若しくは病状の進行の遅延若しくは回避を含むも
のとする。
要とする対象)が、予防されるべき障害、疾患、又は病状のうち少なくとも1つの症状を
経験又は示しているいずれの対象又は患者(好ましくは哺乳類、より好ましくはヒト)を
も含むことを、当業者は理解するであろう。更に、この方法を必要とする対象は加えて、
予防されるべき障害、疾患、又は病状のいずれの症状も示していないが、それらの障害、
疾患、又は病状の進行のリスクがあると医師、臨床医、又は他の医療専門家によってみな
されている対象(好ましくは哺乳類、より好ましくはヒト)であってもよい。例えば、限
定されるものではないが、家族暦、個体素因、合併(併発)障害又は合併(併発)症状、
遺伝子検査などの対象の医療履歴の結果として、対象は障害、疾患又は病状の進行のリス
クがあると(またそれゆえ、予防又は予防的治療の必要があると)みなされる場合がある
。
床医により求められている、治療されている疾患又は障害の症状の緩和を含む、組織系、
動物、又はヒト内で生体学的反応又は医薬反応を引き出す活性化合物又は医薬品の量を意
味する。
合せ治療剤又は併用治療剤を目的とし、「治療有効量」は、併用効果が所望の生体応答又
は薬物反応を引き出すように一緒に服用される、組み合わせられた薬剤の量を意味する。
例えば、(a)カナグリフロジン及び(b)プロベネシドの投与を含む組合せ治療剤の治
療有効量は、一緒に又は続けて服用される際に、治療に有効である組み合わされた効果を
有する(a)カナグリフロジン及び(b)プロベネシドの量である。更には、上述の例に
おけるもののような、治療有効量での組合せ治療剤の場合、(a)カナグリフロジンの量
及び/又は(b)プロベネシドの量は、それぞれが治療に有効であっても、あるいは有効
でなくてもよいことは、当業者により認識されるであろう。
びプロベネシドを含む組合せ治療剤において)は、当業者により容易に決定することがで
き、例えば投与様式、製剤の強度、及び疾患症状の進行度により変動するであろう。更に
、対象の年齢、体重、食事及び投与時間を含む、治療される特定の対象と関連する因子に
よって、投薬量を調整する必要性がもたらされる。
並びに直接的又は間接的に特定の成分の特定の量の組合せから生じる任意の生成物を包含
することを意図する。
」により修飾されていない。用語「約」が明確に用いられていようといまいと、本明細書
に記載する全ての量はその実際値を指すことを意味し、またこのような値の実験及び/又
は測定条件による近似値を含む、当該技術分野における通常の技量に基づいて合理的に推
測されるこのような値の近似値を指すことも意味することが理解される。更には、より簡
潔な説明を提供するために、本明細書の定量的な表現のいくつかは、約Xの量〜約Yの量
の範囲として記述される。範囲が記述されている場合、その範囲は、記述された上限及び
下限に限定されず、約Xの量〜約Yの量の完全範囲、又はその範囲中の任意の量若しくは
範囲を含むと考えられる。
に許容される担体を含有する医薬組成物を含む。有効成分として本明細書に記載される本
発明の化合物のうち1つ以上を含有する医薬組成物は、従来の医薬配合技術に従って、化
合物と医薬担体とよく混合することにより調製され得る。担体は、所望の投与経路(例え
ば、経口、非経口)に応じて様々な形態をとり得る。したがって、懸濁液、エリキシル剤
及び溶液などの液体経口製剤において好適な担体及び添加剤としては、水、グリコール、
油、アルコール、香味剤、保存剤、安定剤、着色剤などが挙げられ、粉末、カプセル及び
錠剤などの固体経口製剤において好適な担体及び添加剤としては、デンプン、糖、希釈剤
、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などが挙げられる。固体経口製剤は、糖などの物質で
コーティングされてもよく、又は主要な吸収部位を調節するために腸溶コーティングされ
てもよい。非経口投与剤では、担体は通常、滅菌水からなり、溶解度の上昇又は保存のた
めに他の成分を添加してもよい。注入用の懸濁液又は溶液はまた、水性担体を適切な添加
剤と共に用いて調製され得る。
、従来の医薬配合技術に従って医薬担体とよく混合されるが、この担体は、投与に所望さ
れる製剤の形態、例えば経口若しくは筋肉内のような非経口により、多種多様な形態をと
ることができる。組成物を経口剤形態に調製する際、任意の通常の製薬媒体を用いること
ができる。したがって、例えば、懸濁液、エリキシル剤及び溶液などの液体経口製剤にお
いて好適な担体及び添加剤としては、水、グリコール、油、アルコール、香味剤、保存剤
、着色剤などが挙げられ、粉末、カプセル、カプレット剤、ジェルキャップ及び錠剤のよ
うな固体経口製剤において好適な担体及び添加剤として、デンプン、糖、希釈剤、造粒剤
、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などが挙げられる。投与が容易であるため、錠剤及びカプセル
は最も有利な経口投薬単位形態であり、その場合、固体医薬担体が明らかに使用される。
所望により、錠剤は、標準的な技術により、糖コーティング又は腸溶コーティングされて
よい。非経口のための担体は通常、滅菌水を含むが、例えば溶解性を助ける又は保存のた
めに他の成分を含んでもよい。注入用の懸濁液も調製することができ、その場合、適切な
液体担体、懸濁化剤などを使用することができる。本明細書の医薬組成物は、投薬単位当
たり、例えば、錠剤、カプセル、粉末、注射液、茶さじ一杯など当たり、上述した有効投
薬量を送達するのに必要な有効成分の量を含有する。本明細書の医薬組成物は、例えば、
錠剤、カプセル、粉末、注射液、坐剤、茶さじ一杯などの投薬単位当たり、約10mg〜
約1000mgのプロベネシド、好ましくは約25mg〜約500mg、又はこれらの範
囲内の任意量のプロベネシド(好ましくは、約125mg、約250mg、約500mg
及び1000mgからなる群から選択されるプロベネシド)、及び約25mg〜約500
mg又はこれらの範囲内の任意量のカナグリフロジン(好ましくは、約50mg、約75
mg、約100mg、150mg、約200mg、及び約300mgからなる群から選択
されるカナグリフロジン)を含有する。しかしながら、この投与量は、患者の要求、治療
される症状の重篤度、及び使用される化合物に応じて変わり得るものである。連日投与又
は周期後投与のいずれかを用いることができる。
吸入若しくは送気による投与のための、例えば錠剤、丸剤、カプセル、粉末、顆粒、無菌
非経口溶液若しくは懸濁液、定量エアゾル若しくは液体噴霧剤、ドロップ、アンプル、自
動注入装置又は坐薬などの投薬単位形態である。錠剤などの固体組成物の調製に関しては
、主要有効成分を、医薬担体、例えば、トウモロコシデンプン、乳糖、ショ糖、ソルビト
ール、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、又はゴ
ムのような従来の錠剤化成分、及び例えば水のような他の医薬希釈剤と混合して、本発明
の化合物の均質混合物又はその薬学的に許容される塩を含有する固体の事前処方組成物を
形成する。特定の実施形態では、2つの活性成分が、例えば二相錠剤製剤のように一緒に
配合され得る。これらの事前処方組成物を均質と呼ぶ場合、組成物を錠剤、丸剤及びカプ
セルのような同等に有効な投与形態に容易に細分することができるように、有効成分が組
成物の全体にわたって均一に分散していることを意味する。固形事前処方組成物は、次に
、約10mg〜約1000mgのプロベネシド、好ましくは約25mg〜約500mg、
又はこれらの範囲内の任意量のプロベネシド、及び約25mg〜約500mg又はこれら
の範囲内の任意量のカナグリフロジンを含有する、上述の種類の投薬単位形態に細分され
る。組成物の錠剤又は丸剤は、持続性作用の利点を付与する投与形態を提供するためにコ
ーティングするか又はそれ以外の方法で配合することができる。例えば、錠剤又は丸剤は
、内殻投与成分及び外殻投与成分(outer dosage component)を含むことができ、後者は
前者を包む形態である。2つの成分は、胃での崩壊に抵抗し、かつその内核成分を無傷で
十二指腸内まで通過させる、又は放出を遅延させることができる、腸溶性の層により分離
することができる。様々な物質をかかる腸溶性の層又はコーティングに使用することがで
き、かかる物質は、シェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロースのような物質と共
に多くのポリマー酸を含む。特定の実施形態では、外殻投与成分及び内核投与成分は、異
なる活性成分(例えば、外殻投与成分はカナグリフロジンを含んでよく、内核投与成分は
プロベネシドを含んでよく、外殻投与成分はプロベネシドを含んでよく、内核投与成分は
カナグリフロジンを含んでよい、など)を含み得る。
水溶液、好適に香味付けされたシロップ剤、水性又は油性懸濁液、及び綿実油、ゴマ油、
ヤシ油又はピーナッツ油などの食用油を含む香味付けされたエマルション、並びにエリキ
シル剤及び同様の医薬賦形剤が挙げられる。水性懸濁液における好適な分散剤又は懸濁化
剤としては、合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アカシア、アルギン酸塩、デキス
トラン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニル−ピロ
リドン又はゼラチンが挙げられる。
化合物のいずれか及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を使用して実施すること
もできる。担体は、結合剤、懸濁化剤、滑沢剤、着香剤、甘味剤、保存剤、染料、及びコ
ーティングが挙げられるがこれらに限定されない必要及び不活性な医薬賦形剤を含む。経
口投与に好適な組成物としては、丸剤、錠剤、カプレット剤、カプセル(それぞれ、迅速
放出、時限放出及び持続放出製剤を含む)、顆粒、及び粉末のような固体形態、並びに溶
液、シロップ、エリキシル剤、及び懸濁液のような液体形態が挙げられる。非経口投与に
有用な形態としては、滅菌液剤、エマルション及び懸濁液が挙げられる。
薬用量を1日に、2回、3回、又は4回の用量に分割して投与してもよい。
セロール、水などのような経口用の無毒の薬学的に許容される不活性担体と組み合わせる
ことができる。更に、望ましい又は必要な場合には、好適な結合剤、潤滑剤、崩壊剤及び
着色剤を混合物に取り込まれ得る。好適な結合剤としては、デンプン、ゼラチン、グルコ
ース又はβ−ラクトースのような天然の糖、コーン甘味料、アカシア、トラガカントのよ
うな天然及び合成ガム、又はオレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げら
れるが、これらに限定されない。崩壊剤としては、デンプン、メチルセルロース、寒天、
ベントナイト、キサンタンガムなどが挙げられるが、これらに限定されない。
ど)などの好適に香味付けされた懸濁液若しくは分散剤として形成する。非経口投与のた
めには、滅菌懸濁液及び溶液が望ましい。静脈内投与が望ましいとき、好適な保存剤を一
般に含有する等張製剤を用いる。
シドを、従来の医薬配合技術に従って、医薬担体とよく混合されるが、担体は、投与(例
えば、経口又は非経口)において所望される製剤の形態に応じて、非常に様々な形態をと
ることができる。好適な薬学的に許容される担体は、当技術分野で周知である。これらの
薬学的に許容される担体のいくつかの説明は、米国薬剤師会(American Pharmaceutical
Association)及び英国薬剤師会(Pharmaceutical Society of Great Britain)により出
版されたThe Handbook of Pharmaceutical Excip
ientsに見出すことができ、これらの開示は本明細書中に組み込まれる。
ms:Tablets、第2版、補訂、1〜3巻、Liebermanら編;Pharm
aceutical Dosage Forms:Parenteral Medica
tions、1〜2巻、Avisら編;及びPharmaceutical Dosag
e Forms:Disperse Systems、1〜2巻、Liebermanら
編;Marcel Dekker,Inc.,刊行、などの複数の刊行物で記載されてお
り、これらの開示は、本明細書に参照として組み込まれる。
任意の組成物で、当技術分野にて確立された投薬レジメンに従って投与することができる
。
200、約250、約300、及び約500ミリグラムのカナグリフロジン及び約50、
約125、約250、約500、又は約1000ミリグラムのプロベネシドを含有する錠
剤の形態で提供される。錠剤は、1日あたり1〜4回、好ましくは1日あたり1回又は2
回のレジメンで投与され得る。
る「特許請求の範囲」に記載される発明をいかなる意味においても限定することを目的と
したものではなく、またそのように解釈されるべきではない。
響−臨床試験結果
健康な対象における、複数回投与の影響を評価するための、単独施設の非盲検固定シー
クエンス研究を、以下のclinicaltrials.gov registry w
ebsiteで記載される(研究:NCT01428284)ように行った。−研究は、
以下の3期にわたって行った:(1)約19日間のスクリーニング期(−21日目〜−3
日目)、(2)20日間の非盲検治療期(−2日目〜18日目)、及び(3)フォローア
ップ期(18日目の終了後7日目〜10日目)。総研究期間は、約49日間であった。
BMIが18〜30kg/m2であり、体重が50kg以上の18歳〜55歳の約14
人の健常な男性及び女性を、本研究の登録において資格があるものとした。以下の医学的
状態のうちのいずれかの履歴(又は現状)がある被験者は除外した:(a)急性又は慢性
腎不全(90mL/分/1.73m2未満のeGFR);(b)腎臓結石又は膀胱結石(
腎結石症);(c)高尿酸尿症(>800mg/日)、又は痛風;及び/又は(d)高尿
酸血症(>6.8mg/dL、404μmol/L)。本研究から除外された被験者にお
ける理由は以下を含む:(a)フォローアップ非実施;(b)同意の取り下げ;(c)薬
理ゲノミクス調査への同意の取り下げ(パート1);(d)本研究への要望並びに禁止事
項及び制限事項に対して被験者が従わなかった;及び/又は(e)評価者が安全上の理由
(例えば、副作用)から、被験者が研究治療を停止することが最も重要であると判断した
際に、被験者が研究治療を継続できなかった(最終評価を得られなかった)。
験者は、計画通りに研究を完了した。被験者の多くは男性であり(男性13名、女性1名
)、平均年齢は27歳、平均体重は79.6kg、及び平均BMIは25.4kg/m2
であった。
一方の面に「CFZ」、もう一方の面に「300」とデボス加工された、300mgの
カプセル形状のフィルムコーティングされた白色経口錠剤(ロット番号:1DG4510
−X;有効期限11月013)としてカナグリフロジンを供給した。
ット番号:394148A;有効期限2013年1月)を供給した。
全試験薬剤は、午前7:30〜9:30に、240mLの無炭酸水で摂取した。試験薬
剤を、噛んだり、割ったり、溶解したり、又は砕いたりせずに、丸ごと飲み込ませた。1
4日目〜17日目において、朝に試験薬剤を投与した後、最初の4時間、被験者は直立(
起立又は着席)したまま、横にならない。各被験者において、カナグリフロジン及びプロ
ベネシドの両方を投与する日において、両投与はほぼ同時に投与された。
。15日目〜17日目において、プロベネシドを500mgの錠剤として1日2回投与し
た。14日目及び17日目において、被験者は、断食状態で試験薬剤を摂取し、試験薬剤
投与の約4時間後に標準化された昼食を摂った。他の全試験日において、被験者は、標準
化された食事を採る1時間前にカナグリフロジン及び/又はプロベネシドを摂取した。尿
酸レベルへの影響を最小限にするために、試験食を施設の栄養士が標準化した。被験者は
、試験のスクリーニング〜完了まで、高プリン富化食品を消費しないことが提案された。
全実験室試験は、認可された臨床研究室(Physicians Reference Labatoru(PRL)
,7800 West 110th Street,Overland Park,KS
66210−2304)によって実行された。臨床検査とは、以下:
(a)血清化学:グルコース、クレアチニン、血中尿素窒素(BUN)、総タンパク質
、総ビリルビン、リン酸塩、アルブミン、カルシウム、断食時血中尿素窒素、ナトリウム
、カリウム、塩化物、マグネシウム、乳酸脱水素酵素、アルカリホスファターゼ、アラニ
ントランスアミナーゼ、アスパラギン酸トランスアミナーゼ、ガンマグルタミルトランス
フェラーゼ、重炭酸塩、クレアチンホスホキナーゼ、総コレステロール(スクリーニング
のみ)、及びトリグリセリド(スクリーニングのみ);及び
(b)尿中尿酸排泄:試験プロトコルの時間及び事象スケジュールで指定され時間に、
24時間全ての尿を収集した。試料を完全に混合し、輸送まで2℃〜8℃で保管した。
を、実験室データのまとめに使用した。18日目及び試験最終日におけるベースラインで
の各実験室分析において、記述統計を算出した。
血清尿酸塩レベル:
以下の表1は、血清尿酸塩レベルの平均値及び試験工程にわたって算出された平均減少
量を記載している。ベースラインにおいて、試験を受けた全患者は、臨床的に通常の範囲
内の血清尿酸塩レベル(±標準偏差)であることを示した。図1は、試験日の関数として
、平均血清尿酸塩レベル(±標準偏差)を示している。
インから(2日目、3日目、及び14日目において、それぞれ約19%、約24%及び約
23%)減少した。プロベネシドの同時投与後、ベースラインからの更なる減少(15日
目、16日目、17日目、及び18日目においてそれぞれ約18%、約53%、約59%
、及び61%)が観察された。試験終了時の診察(試験薬剤の最終投与の約7〜10日後
)において、平均血清尿酸塩レベルは、ベースラインと比較して約18%低かった。
以下の表2は、尿中尿酸排泄及び試験工程にわたって算出された平均変化量を記載して
いる。図2は、試験日の関数として、平均尿酸排泄値(±標準偏差)を示している。
2日目、及び13日目においてベースラインと比較して上昇(それぞれ約19%、6%、
及び1%)した。15日目にカナグリフロジンとプロベネシドとを共に投薬を開始する際
、平均尿中尿酸排泄は上昇(ベースラインより約63%)し、次にプロベネシドの同時投
与の継続中、16日目及び17日目におけるベースラインレベルまで(ベースラインから
34%及び14%まで)減少した。
て、血清尿酸塩レベルが平均で約19%〜24%減少したことを示している。プロベネシ
ドがカナグリフロジンと同時投与された際、血清尿酸塩の更なる減少が観察され、尿中の
24時間にわたる尿酸塩排泄はそれらに対応して漸増した。これらのデータは、カナグリ
フロジンとプロベネシドの同時投与は、尿酸排泄メカニズムを通してカナグリフロジン単
体で観察される血清尿酸塩の低下を増加させることを示している。
であるが、本発明の実施には、以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれるす
べての通常の変形例、適合例及び/又は改変例が包含される点は理解されるであろう。
であるが、本発明の実施には、以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれるす
べての通常の変形例、適合例及び/又は改変例が包含される点は理解されるであろう。
本発明は以下の態様を包含し得る。
[1] カナグリフロジン及びプロベネシドを含む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を
必要とする対象に投与することを含む、高尿酸血症又は関連障害を治療する方法。
[2] 前記高尿酸血症又は関連障害の治療は、痛風の症状を予防する、上記[1]に記
載の方法。
[3] 前記高尿酸血症又は関連障害は、痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高尿酸血症に起
因する高血圧、及び腎臓結石からなる群から選択される、上記[1]に記載の方法。
[4] 前記カナグリフロジンは結晶性半水和物として存在する、上記[1]に記載の方
法。
[5] 前記カナグリフロジンは、約50〜約500mgの範囲の量で投与される、上記
[1]に記載の方法。
[6] 前記カナグリフロジンは、約100〜約300mgの範囲の量で投与される、上
記[5]に記載の方法。
[7] 前記プロベネシドは、約250〜約1000mgの範囲の量で投与される、上記
[1]に記載の方法。
[8] 前記カナグリフロジンは、約100mg〜約300mg/日の範囲の量で投与さ
れ、前記プロベネシドは、約250mg〜約1000mg/日の範囲の量で投与される、
上記[1]に記載の方法。
[9] カナグリフロジン及びプロベネシドを含む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を
必要とする対象に投与することを含む、痛風を治療する方法。
[10] 治療有効量のカナグリフロジン及びプロベネシドの組合せ治療剤と;薬学的に
許容される担体とを含む、医薬組成物。
[11] 前記カナグリフロジンは結晶性半水和物として存在する、上記[10]に記載
の医薬組成物。
[12] 前記カナグリフロジンは、約50〜約500mgの範囲の量である、上記[1
0]に記載の医薬組成物。
[13] 前記カナグリフロジンは、約100〜約300mgの範囲の量である、上記[
12]に記載の医薬組成物。
[14] 前記プロベネシドは、約250〜約1000mgの範囲の量である、上記[1
0]に記載の医薬組成物。
[15] 前記カナグリフロジンは、約100mg〜約300mg/日の範囲の量であり
;前記プロベネシドは、約250mg〜約1000mg/日の範囲の量で投与される、上
記[10]に記載の医薬組成物。
Claims (15)
- カナグリフロジン及びプロベネシドを含む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を必要と
する対象に投与することを含む、高尿酸血症又は関連障害を治療する方法。 - 前記高尿酸血症又は関連障害の治療は、痛風の症状を予防する、請求項1に記載の方法
。 - 前記高尿酸血症又は関連障害は、痛風、痛風腎症、慢性腎疾患、高尿酸血症に起因する
高血圧、及び腎臓結石からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。 - 前記カナグリフロジンは結晶性半水和物として存在する、請求項1に記載の方法。
- 前記カナグリフロジンは、約50〜約500mgの範囲の量で投与される、請求項1に
記載の方法。 - 前記カナグリフロジンは、約100〜約300mgの範囲の量で投与される、請求項5
に記載の方法。 - 前記プロベネシドは、約250〜約1000mgの範囲の量で投与される、請求項1に
記載の方法。 - 前記カナグリフロジンは、約100mg〜約300mg/日の範囲の量で投与され、前
記プロベネシドは、約250mg〜約1000mg/日の範囲の量で投与される、請求項
1に記載の方法。 - カナグリフロジン及びプロベネシドを含む治療有効量の組合せ治療剤を、治療を必要と
する対象に投与することを含む、痛風を治療する方法。 - 治療有効量のカナグリフロジン及びプロベネシドの組合せ治療剤と;薬学的に許容され
る担体とを含む、医薬組成物。 - 前記カナグリフロジンは結晶性半水和物として存在する、請求項10に記載の医薬組成
物。 - 前記カナグリフロジンは、約50〜約500mgの範囲の量である、請求項10に記載
の医薬組成物。 - 前記カナグリフロジンは、約100〜約300mgの範囲の量である、請求項12に記
載の医薬組成物。 - 前記プロベネシドは、約250〜約1000mgの範囲の量である、請求項10に記載
の医薬組成物。 - 前記カナグリフロジンは、約100mg〜約300mg/日の範囲の量であり;前記プ
ロベネシドは、約250mg〜約1000mg/日の範囲の量で投与される、請求項10
に記載の医薬組成物。
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