JP2019089429A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制することができる制御装置を得る。【解決手段】複数のモータジェネレータ12、14を有するハイブリッド車両を制御する制御装置30は、モータジェネレータ12、14各々の回転数及び回転角の少なくとも一方を検出する検出部34と、検出部34により検出された回転数及び回転角の少なくとも一方に基づいてハイブリッド車両の状態量を推定する推定部36と、推定部36により推定された状態量に基づいてモータジェネレータ12、14各々の制振トルクを算出する算出部40と、算出部40により算出された制振トルクをモータジェネレータ12、14各々に入力する入力部32A、32Bと、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
特許文献1には、クランク角の推定値からモータジェネレータを制御し、ダンパのねじれを抑制することによって、車両に発生する振動及び騒音を低減するハイブリッド車両の制御装置が開示されている。
特開2003−301731号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ドライブシャフトのねじれやエンジンのロール振動に伴うエンジンマウントから車体への振動を抑制する点は考慮されておらず、ハイブリッド車両の制振制御には改善の余地がある。
本発明は、以上の事実を考慮して成されたもので、ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数のモータジェネレータを有するハイブリッド車両を制御する制御装置であって、前記複数のモータジェネレータ各々の回転数及び回転角の少なくとも一方を検出する検出部と、前記検出部により検出された回転数及び回転角の少なくとも一方に基づいて前記ハイブリッド車両の状態量を推定する推定部と、前記推定部により推定された状態量に基づいて前記複数のモータジェネレータ各々の制振トルクを算出する算出部と、前記算出部により算出された制振トルクを前記複数のモータジェネレータ各々に入力する入力部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、検出部によって、複数のモータジェネレータ各々の回転数及び回転角の少なくとも一方が検出される。また、推定部によって、検出部により検出された回転数及び回転角の少なくとも一方に基づいてハイブリッド車両の状態量が推定される。また、算出部によって、推定部により推定された状態量に基づいて複数のモータジェネレータ各々の制振トルクが算出される。そして、入力部によって、算出部により算出された制振トルクが複数のモータジェネレータ各々に入力される。従って、ハイブリッド車両の状態量に基づき算出した制振トルクを複数のモータジェネレータ各々に入力することにより、ダンパのねじれ、ドライブシャフトのねじれ、及びエンジンのロール振動を抑制でき、ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制することができる、という効果が得られる。
実施形態に係る制御対象の部分の一例を示す模式図である。 実施形態に係る状態量フィードバックの概念図である。 実施形態に係る計算条件の一例を示す模式図である。 実施形態に係るドライブシャフトトルクの位相の一例を示すグラフである。 実施形態に係るドライブシャフトトルクの振幅の一例を示すグラフである。 実施形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る制振制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るドライブシャフトトルクの時系列の推移の一例を示すグラフである。 実施形態に係る車体の前後方向の加速度の時系列の推移の一例を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る車両における制振制御の制御対象を説明する。本実施形態に係る車両は、ハイブリッド車両であり、一例として図1に示すように、パワープラント(PP)筐体10、及び複数(本実施形態では、2つ)のモータジェネレータ12、14を備えている。なお、以下では、モータジェネレータ12を「MG1」と表記し、モータジェネレータ14を「MG2」と表記する場合もある。
モータジェネレータ12、14は、PP筐体10内に設けられている。また、PP筐体10内には、遊星ギヤ16、トーショナルダンパ等のダンパ18、及びクランク20が設けられている。また、PP筐体10は、エンジンマウント22を介して車体に結合されている。
また、モータジェネレータ12とクランク20は、遊星ギヤ16及びダンパ18を介して結合されている。また、モータジェネレータ14とクランク20は、遊星ギヤ16及びダンパ18を介して結合されている。また、モータジェネレータ12とモータジェネレータ14は、遊星ギヤ16を介して結合されている。また、モータジェネレータ14は、ドライブシャフト24を介して、タイヤ及び車体に動力を伝達する。
なお、図1における「K」は、ダンパ18の剛性を表し、「KDT」は、ドライブシャフト24及びタイヤの剛性を表し、「K」は、エンジンマウント22の剛性を表す。また、図1における「T」は、添え字iのトルクを表し、「I」は、添え字iの慣性を表し、「θ」は、添え字iの角変位を表す。また、添え字に関して、「cr」は、クランク20を表し、「MG1」は、モータジェネレータ12を表し、「MG2」は、モータジェネレータ14を表し、「P」は、PP筐体10を表し、「V2」は、タイヤ及び車体を表す。
モータジェネレータ12に入力する制振トルクとモータジェネレータ14に入力する制振トルクとを独立したトルクと考える技術では、モータジェネレータ12に入力する制振トルクは、主にクランキング時のダンパ18のねじれを抑制する。また、この技術では、モータジェネレータ14に入力する制振トルクは、ドライブシャフト24のねじれを抑制する。
しかしながら、図1に示した構成では、ダンパ18のねじれ、ドライブシャフト24のねじれ、及びエンジンのロール振動は、独立ではなく、互いに連成した3つの弾性モードとなる。すなわち、図1に示した構成に対し、ダンパ18のねじれ、及びドライブシャフト24のねじれを個々に抑制する技術では、ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制できない場合がある。また、この2つのねじれを個々に抑制する技術では、エンジンのロール振動に起因するエンジンマウント22から車体への入力を抑制できない場合がある。
そこで、本実施形態では、モータジェネレータ12に入力する制振トルクとモータジェネレータ14に入力する制振トルクとを協調させ、3つの弾性モードを同時に抑制する制御を行う。
図1に示した構成のモデルは、5つの慣性及び3つの剛性からなる5自由度回転系モデルである。減衰を無視した図1のモデルの運動方程式を以下の(1)式に示す。
(1)式として示した運動方程式は、2つの剛体モードを含むため、本実施形態では、運動方程式に座標変換を施し、剛体モードを除去する。(1)式に減衰マトリクスを付与し、表記を簡略化したものを以下の(2)式に示す。
(2)式におけるxは、車両の状態量であり、以下の(3)式で定義する。
また、(2)式におけるTは、車両への入力であり、以下の(4)式で定義する。
(2)式におけるI、Kにより算出可能なモード行列を用いて、以下の(5)式を定義する。
(5)式を用いて、(2)式を対角化すると、以下の(6)式が得られる。
以降では、(6)式により、2つの剛体モードを除去した3自由度の運動方程式を用いる。
(6)式の3自由度の運動方程式に制振制御を適用するために、運動方程式から線形状態方程式を導出する。(6)式を

について解くと、以下の(7)式が得られる。
(7)式に、恒等式

を連立させると、以下の(8)式の線形状態方程式が得られる。
(8)式におけるマトリクスAは、制御対象の振動特性を表す。ここで、状態量をフィードバックすることにより、システム全体の振動特性を変更することを考える。(8)式に対し、以下の(9)式に示す状態量フィードバックトルクを適用する。
(8)式に(9)式を代入し、式の変形を施したものを以下の(10)式に示す。システム全体の振動特性は、A−BKFBとなり、KFBを適切に与えることにより、システム全体の振動特性の変更が可能である。以上説明した状態量フィードバックの概念図を図2に示す。
(10)式で得られた線形状態方程式に、最適レギュレータを適用し、状態量フィードバックゲインを導出する。状態量及び入力の2次形式である評価関数Jを定義する。評価関数Jの定義式を以下の(11)式に示す。
(11)式の評価関数Jを最小化する最適な制御入力は、以下の(12)式で与えられる。
(12)式におけるPは、以下に示す(13)式のRiccati代数方程式の解である。
以上説明した計算式を用いた計算例を説明する。図3に、計算条件を示す。図3に示すように、ここでは、クランクトルクTcrを入力した場合の出力としてのドライブシャフトトルクを計算する。
図4及び図5に、本実施形態に係る制振制御を行った場合と行わなかった場合の各々についてドライブシャフトトルクの計算結果の一例を示す。なお、図4の縦軸は、計算により得られたドライブシャフトトルクの位相(入力であるクランクトルクに対する遅れ)を示し、図5の縦軸は、計算により得られたドライブシャフトトルクの振幅を示す。また、本実施形態に係る制振制御を行わなかった場合の計算結果は、上記(6)式により得られ、本実施形態に係る制振制御を行った場合の計算結果は、上記(6)式及び(10)式により得られる。また、図4及び図5ともに、横軸は入力であるクランクトルクの周波数を示す。
図4及び図5に示すように、本実施形態に係る制振制御を行うことによって、図4及び図5の何れにおいても、ピークの振幅が低減する。
次に、上記の状態量フィードバックによるハイブリッド車両の制御手法を実車に適用するために、上記(1)式における5慣性(クランク20、PP筐体10、タイヤ、モータジェネレータ12、及びモータジェネレータ14)の角度と角速度を既知の値とするための手法を説明する。本実施形態では、ハイブリッド車両の未知の状態量として、クランク20、PP筐体10、タイヤ、モータジェネレータ12、及びモータジェネレータ14の角度と角速度を、外乱オブザーバによって推定する。
外乱オブザーバを適用するために、上記(2)式の入力を、既知であるモータジェネレータ12、14のトルク(TMG)と、未知であるクランクトルク(Tcr)に分離した式を以下の(14)式に示す。
(14)式を変形し、線形状態方程式としたものを以下の(15)式に示す。
(15)式におけるB、D(i=1、2)は、以下に示す(16)式及び(17)式で定義する。
ここで、

を仮定し、拡大系としたものを以下の(18)式に示す。(18)式に対し、オブザーバの構築、又はカルマンフィルタの適用等を施すことによって、未知の状態量を推定する。
次に、図6を参照して、本実施形態に係るハイブリッド車両を制御する制御装置30の構成を説明する。制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を含むコンピュータで構成することができる。制御装置30は、機能的には図6に示すように、入力部32A、32B、検出部34、推定部36、除去部38、算出部40、及びフィルタ42A、42Bを備えている。制御装置30の例としては、ECU(Electronic Control Unit)が挙げられる。制御装置30のCPUが、ROMに予め記憶されたプログラムを実行することによって、入力部32A、32B、検出部34、推定部36、除去部38、算出部40、及びフィルタ42A、42Bとして機能する。
入力部32Aは、モータジェネレータ12向けのベーストルクに、後述するフィルタ42Aから入力された制振トルクを加算して得られたトルクをモータジェネレータ12に入力する。また、入力部32Aは、この加算して得られたトルクを推定部36にも入力する。入力部32Bは、モータジェネレータ14向けのベーストルクに、後述するフィルタ42Bから入力された制振トルクを加算して得られたトルクをモータジェネレータ14に入力する。また、入力部32Bは、この加算して得られたトルクを推定部36にも入力する。
検出部34は、モータジェネレータ12の回転数、及びモータジェネレータ14の回転数をそれぞれ検出する。推定部36は、検出部34により検出された回転数に基づいて、ハイブリッド車両の状態量を推定する。具体的には、推定部36は、検出部34により検出された回転数と、入力部32A、32B各々から入力されたトルクとを用いて、上記(18)式に従って、ハイブリッド車両の状態量を推定する。本実施形態では、推定部36は、ハイブリッド車両の状態量として、クランク20、PP筐体10、タイヤ、モータジェネレータ12、及びモータジェネレータ14の角度と角速度を、外乱オブザーバによって推定する。
除去部38は、上記(2)式〜(6)式に従って、推定部36により推定された状態量に対し、座標変換及び剛体モードの除去を行う。算出部40は、除去部38により座標変換及び剛体モードの除去が行われた状態量に基づいて、上記(7)式〜(13)式に従って、モータジェネレータ12にフィードバックする制振トルクを算出する。また、算出部40は、同様に、モータジェネレータ14にフィードバックする制振トルクも算出する。
フィルタ42Aは、算出部40により算出されたモータジェネレータ12にフィードバックする制振トルクからノイズを除去する。そして、フィルタ42Aは、ノイズを除去した制振トルクを入力部32Aに入力する。フィルタ42Bは、算出部40により算出されたモータジェネレータ14にフィードバックする制振トルクからノイズを除去する。そして、フィルタ42Bは、ノイズを除去した制振トルクを入力部32Bに入力する。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係る制御装置30の作用について説明する。なお、図7は、本実施の形態に係る制御装置30のCPUにより実行される制振制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、本実施の形態では、図7に示す制振制御処理は、ROMに予め記憶されたプログラムを制御装置30のCPUが実行することにより実行される。
図7のステップS10で、入力部32Aは、モータジェネレータ12向けのベーストルクに、後述するステップS20でフィルタ42Aによりノイズが除去された制振トルクを加算して得られたトルクをモータジェネレータ12に入力する。また、入力部32Aは、この加算して得られたトルクを推定部36にも入力する。また、入力部32Bは、モータジェネレータ14向けのベーストルクに、後述するステップS20でフィルタ42Bによりノイズが除去された制振トルクを加算して得られたトルクをモータジェネレータ14に入力する。また、入力部32Bは、この加算して得られたトルクを推定部36にも入力する。
ステップS12で、検出部34は、モータジェネレータ12の回転数、及びモータジェネレータ14の回転数をそれぞれ検出する。ステップS14で、推定部36は、前述したように、ステップS10の処理により入力部32A、32B各々から入力されたトルク、及びステップS12で検出された各回転数に基づいて、ハイブリッド車両の状態量を推定する。
ステップS16で、除去部38は、前述したように、ステップS14で推定された状態量に対し、座標変換及び剛体モードの除去を行う。ステップS18で、算出部40は、前述したように、ステップS16で座標変換及び剛体モードの除去が行われた状態量に基づいて、モータジェネレータ12、14にフィードバックする制振トルクを各々算出する。
ステップS20で、フィルタ42Aは、ステップS18で算出されたモータジェネレータ12にフィードバックする制振トルクからノイズを除去し、ノイズを除去した制振トルクを入力部32Aに入力する。また、フィルタ42Bは、ステップS18で算出されたモータジェネレータ14にフィードバックする制振トルクからノイズを除去し、ノイズを除去した制振トルクを入力部32Bに入力する。ステップS20の処理が終了すると、処理はステップS10に戻る。
本実施形態に係る制御装置30による制振制御を行った場合と行ってない場合におけるドライブシャフト24のトルクのハイブリッド車両走行時のエンジン始動からの時系列の推移の一例を図8に示す。また、本実施形態に係る制御装置30による制振制御を行った場合と行ってない場合における車体前後方向の加速度のハイブリッド車両走行時のエンジン始動からの時系列の推移の一例を図9に示す。なお、ここでは、図8及び図9ともシミュレーションにより求めた結果を示している。
図8及び図9に示すように、本実施形態に係る制御装置30による制振制御を行うことによって、ドライブシャフト24のトルクの振動、及び車体の振動の双方が低減する。
以上説明したように、本実施形態によれば、各モータジェネレータの回転数に基づいてハイブリッド車両の状態量を推定し、推定された状態量に基づいて各モータジェネレータの制振トルクを算出し、算出された制振トルクを各モータジェネレータに入力する。すなわち、本実施形態によれば、状態量フィードバックを行い、各モータジェネレータを協調させることによって、ばね上振動の原因となる3つの弾性モードを効率的に抑制する。従って、ハイブリッド車両の振動を効果的に抑制することができる。さらに、本実施形態によれば、制御のベースとして用いる駆動系の運動方程式に、エンジンロールの自由度を含めることによって、エンジンのロール振動も低減することができる。
なお、上記実施形態では、各モータジェネレータの回転数に基づいてハイブリッド車両の状態量を推定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、各モータジェネレータの回転角に基づいてハイブリッド車両の状態量を推定してもよい。また、例えば、各モータジェネレータの回転数及び回転角の双方に基づいてハイブリッド車両の状態量を推定してもよい。
また、上記実施形態における制御装置30により行われる処理は、プログラムを実行することにより行われるソフトウェア処理として説明したが、ハードウェアで行われる処理としてもよい。また、制御装置30により行われる処理は、ソフトウェア及びハードウェアの双方を組み合わせて行われる処理としてもよい。また、ROMに記憶されるプログラムは、各種記憶媒体に記憶して流通させてもよい。
また、本発明は、上記の形態例に限定されるものではなく、上記の形態例以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 パワープラント筐体
12、14 モータジェネレータ
30 制御装置
32A、32B 入力部
34 検出部
36 推定部
38 除去部
40 算出部

Claims (1)

  1. 複数のモータジェネレータを有するハイブリッド車両を制御する制御装置であって、
    前記複数のモータジェネレータ各々の回転数及び回転角の少なくとも一方を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された回転数及び回転角の少なくとも一方に基づいて前記ハイブリッド車両の状態量を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された状態量に基づいて前記複数のモータジェネレータ各々の制振トルクを算出する算出部と、
    前記算出部により算出された制振トルクを前記複数のモータジェネレータ各々に入力する入力部と、
    を備えたハイブリッド車両の制御装置。
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