JP2019088731A - 手術室システム - Google Patents

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将之 河村
Masayuki Kawamura
将之 河村
伸康 綾垣
Nobuyasu Ayagaki
伸康 綾垣
橋本 一成
Kazunari Hashimoto
一成 橋本
健一 河越
Kenichi Kawagoe
健一 河越
五九生 藤原
Ikuo Fujiwara
五九生 藤原
哲郎 澤田
Tetsuo Sawada
哲郎 澤田
康晴 西井
Yasuharu Nishii
康晴 西井
健一郎 浅岡
Kenichiro Asaoka
健一郎 浅岡
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Abstract

【課題】患者が手術前にリラックスするよう促し、円滑に麻酔を行うことのできる手術室システムの提供。【解決手段】手術室1の天井裏に設けられ、手術室の天井に開口する天井吹出口から手術室内に清浄空気を給気する給気機構6と、天井吹出口に設けられ、通気可能なメッシュで構成されたメッシュスクリーン11と、手術室内に設けられ、メッシュスクリーン11に映像を投射する投射装置9とを備えた。手術前の麻酔時に、天井吹出口のメッシュスクリーン11に映像を投影する。患者は、手術台2に仰向けに寝ているため、メッシュスクリーン11に投影されたリラックスを促す映像を患者が見ることで、手術前の不安感を緩和して、麻酔を効き易くすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、手術室の天井吹出口に映像を投射するようにした天井吹出口メッシュスクリーンシステムに関する。
通常、手術室の手術台真上の天井には、清浄空気の吹出口(以下「天井吹出口」という。)が設けられており、天井吹出口からHEPAフィルタを通した清浄空気を手術台に向かって吹き出すことにより、手術台の周囲を高清浄度に保つように構成される。天井吹出口には、メッシュが設けられ、室内から天井吹出口に塵埃が侵入しないように対策が施されている。このような手術室天井吹出構造に関連する技術としては、例えば、特許文献1〜3が公知である。
特許文献1には、手術台(205)の天井部に設置され、第1の風速でHEPAフィルタによって浄化された空気を吹き出すHEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)と、HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)の周囲に設置され、第1の風速より遅い第2の風速で空気を吹き出すHEPAフィルタ内蔵エアーカーテン吹き出し口(220)と、を有し、鉛直方向の投影を行ったとき、HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)が形成するHEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)の投影面が、手術台(205)が形成する手術台(205)の投影面を含む空調システムが記載されている(仝文献請求項1,図1)。HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)内には、パンチングメタルやメッシュなどの複数の細孔を有する制風部材(215)が設けられ、この制風部材(215)により、HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)から吹き出される空気は、鉛直下方に向けられた均一な一方向流となる(仝文献〔0031〕,図3,図4)。
特許文献2には、手術台(205)の天井部に設置され、第1の風速でHEPAフィルタによって浄化された空気を吹き出す第1吹き出し口(210)と、天井部に取り付けられ、HEPAフィルタによって浄化された空気を吹き出す第1の無影灯(300a)と、天井部に取り付けられ、空気を吸い込む第2の無影灯(300b)と、からなる、手術室の空調を行うための空調システムが記載されている(仝文献請求項1,図1)。HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)内には、パンチングメタルやメッシュなどの複数の細孔を有する制風部材(215)が設けられており、この制風部材(215)により、HEPAフィルタ内蔵吹き出し口(210)から吹き出される空気は鉛直下方に向けられた均一な一方向流となる(仝文献〔0030〕,図3,図4)。
特許文献3には、頂板(11)と、前後側板(12,13)および左右側板(15,14)と、それら板に囲繞されたスペース(17)と、それら側板の下端縁に囲繞された開口(18)と、それら側板(12〜15)のいずれかまたは頂板(11)に作られて給気ダクトを接続するダクト接続部(20)とを有し、手術室の天井に設置されて給気ダクトから供給された空気を天井から手術室に給気する給気ユニット(10)であって、給気ユニット(10)が、ダクト接続部(20)の下方であってスペースに設置されたHEPAフィルタ(23)と、HEPAフィルタ(23)と開口(18)との間であって側板近傍のスペース(17)に設置された照明器具(24)と、照明器具(24)の下方であって開口近傍に設置されたスクリーンメッシュ(25)とを備えていることを特徴とする給気ユニット(10)が記載されている(仝文献請求項1,図1〜19)。
特開2011−226770号公報 特開2013−85672号公報 特開2015−100554号公報 国際公開2016/156581号公報
実際に手術を行う場合には、手術台の上に患者を仰向けに寝かせた状態で麻酔を行う。このとき、患者が子供の場合、手術前に相当な不安感を持つ場合が多く見られ、緊張により麻酔が非常に効きにくい場合が多い。
上述したような、従来の手術室システムにおいては、手術室の清浄度を上げ、又は専ら手術の際に必要とされる機能や利便性を追求するという観点から設計されており、手術前の患者の緊張を緩和するという観点に立って設計されたものは見られない。
そこで、本発明の目的は、不安感を持つ患者が手術前の麻酔時にリラックスするように促し、円滑に麻酔を行うことのできる手術室システムを提供することにある。
本発明に係る手術室システムの第1の構成は、手術室の天井裏に設けられ、手術室の天井に開口する天井吹出口から手術室内に清浄空気を給気する給気機構と、
前記天井吹出口に設けられ、通気可能なメッシュで構成されたメッシュスクリーンと、
前記手術室内に設けられ、前記メッシュスクリーンに映像を投射する投射装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、手術前の麻酔時に、天井吹出口に設けられたメッシュスクリーンに映像を投影する。患者は、手術台に仰向けに寝ているため、メッシュスクリーンに投影されたリラックスを促す映像を患者が視ることで、手術前の不安感を緩和して、麻酔を効き易くすることができる。また、映像を投射するスクリーンとして、天井吹出口に設けられたメッシュスクリーンを用いるため、映像投射用のスクリーンやディスプレイを別途設ける必要が無く、麻酔が効いた時点で、素早く手術に移行することが可能である。
本発明に係る手術室システムの第1の構成は、前記第1の構成に於いて、前記メッシュスクリーンを通して手術室内を照明する照射方向となるように設置された照明装置、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、メッシュスクリーンに映像を投射する際には照明装置を消灯し、患者に麻酔が効いた後は、照明装置を点灯することで、手術台周りの照度が上がり、手術に適した照明環境とすることができる。
以上のように、本発明によれば、天井吹出口に設けられ、通気可能なメッシュで構成されたメッシュスクリーンと、手術室内に設けられ、メッシュスクリーンに映像を投射する投射装置とを備えたことで、麻酔の際に、手術台の患者にリラックスを促す映像をみせて不安感を緩和して、麻酔を効き易くすることができる。また、映像投射用のスクリーンやディスプレイを別途設ける必要が無いため、麻酔が効いた時点で、素早く手術に移行することが可能となる。
本発明の実施例1に係る手術室システムの構成を表す図である。 投射装置9と原像及び投影像の位置関係を表した図である。 投射装置9の構成を表す図である。(a)投射装置9の側面図、(b)投射装置9の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施例2に係る手術室システムの構成を表す図である。 図4の各投射装置9,9がメッシュスクリーン11上に投射する投射領域を表す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る手術室システムの構成を表す図である。図1において、手術室1の床面には手術台2が設置されている。手術室1の側壁3には、床面の近傍と天井5の近傍に、それぞれ、換気口4が設けられている。換気口4から、手術室1内の空気が換気される。天井5の天井裏の手術台2の真上に位置する部分には、吹出口を天井5の天井面から室内へ向けた状態で、給気ユニット6(給気機構)が設けられている。給気ユニット6の下面(即ち、手術室1内へ面した面)は天井吹出口となっている。換気口4から吸い出された空気は、外部の調温機構(図示せず)で調温され給気ユニット6で清浄化された後、給気ユニット6下面の天井吹出口から手術室1内へ還気される。また、天井5には、給気ユニット6の周囲にシーリング・アーム7が取り付けられている。シーリング・アーム7は、手術用の各種器材を天井5から吊した状態で設置するための支持材である。シーリング・アーム7は、複数のリンクから構成されており、各リンクの接続部が水平に回動自在である。図1の例では、2つのシーリング・アーム7,7に、それぞれ無影灯8,8が取り付けられている。また、一方のシーリング・アーム7には、プロジェクタ等の投射装置9が取り付けられている。投射装置9は、映像信号として入力される映像を投影する装置である。
給気ユニット6は、上部が吸気ダクトに接続されており、内部にHEPAフィルタ10が設けられている。また、給気ユニット6の下面には、天井吹出口が開口形成されている。この天井吹出口を覆うように、通気可能な目の細かいメッシュで構成されたメッシュスクリーン11が設けられている。シーリング・アーム7を回動させて位置調整することで、投射装置9の投射方向を、給気ユニット6の下面のメッシュスクリーン11に向けることができる。また、給気ユニット6内のHEPAフィルタ10とメッシュスクリーン11との間の空間には、メッシュスクリーン11を通して手術室1の室内を照明する照明装置12が設けられている。照明装置12は、例えば、ライン状に配列されたLED照明が用いられる。また、照明装置12は、HEPAフィルタ10の吐出側からメッシュスクリーン11を透して手術室1の室内へ吐出される清浄空気の気流の妨げとならないように、図1に示したように給気ユニット6の筐体内の内側面に設けることが好ましい。
さらに、手術室1の天井5には、投射装置9により投射される映像に合わせて音声を出力するためのスピーカ13が設けられている。
以上のように構成された本実施例の手術室システムにおいて、以下その使用法について説明する。
手術の際に、患者を手術台2に仰向けに寝かせた状態とし、投射装置9の向きを、図1のように、投射方向がメッシュスクリーン11の方向に向くように位置と向きを調節する。このとき、他のシーリング・アーム7は、患者からメッシュスクリーン11が見えるように、無影灯8がメッシュスクリーン11の下とならないように回動退避させておく。そして、照明装置12を消灯して、投射装置9によりメッシュスクリーン11に映像を投影する。このとき、投影する映像は、患者の緊張を緩和し不安感を和らげるような映像を投射する。また、映像と合わせて、スピーカ13により音楽などの音声を出力する。患者は、手術台2に仰向けに寝ているため、メッシュスクリーン11に投影されたリラックスを促す映像を視ることができ、これにより手術前の不安感が緩和され、麻酔が効き易くなる。患者に麻酔を施し、麻酔が完全に効いた状態となると、投射装置9及びスピーカ13による映像及び音声の出力をOFFとし、シーリング・アーム7を回転させて投射装置9を退避させ、照明装置12を点灯して、手術へと移行する。
このように、手術前の麻酔時に、給気ユニット6の天井吹出口に設けられたメッシュスクリーン11に映像を投影することで、手術前の患者の不安感を緩和し、麻酔を効き易くすることができる。また、映像を投射するスクリーンとして、天井吹出口に設けられたメッシュスクリーン11を兼用するため、映像投射用のスクリーンやディスプレイを別途設ける必要が無く、麻酔が効いた時点で、素早く手術に移行することが可能である。
実施例1では、図1の投射装置9によりメッシュスクリーン11に映像を投射する例を示した。ここで、図1のように、患者がメッシュスクリーン11を視る際の視界の妨げとならないよう、投射装置9は、メッシュスクリーン11に対し斜め下方向から映像を投射する。メッシュスクリーン11は水平であるため、投射装置9からメッシュスクリーン11への投影は、傾斜投影となり、映像の歪みが生じる。多少の歪みが生じても視認性に対する影響が軽微であるような映像の場合や、投射装置9と天井5との距離が大きく映像の歪みが軽微な場合には、実施例1の手術室システムで特に問題はない。然し乍ら、傾斜投影による歪みが視認性に比較的大きく影響するような映像を投影する場合や、投射装置9と天井5との距離が小さく、投影傾斜角が大きいような場合には、手術台2上の患者が映像を視る際に、視聴しづらい感覚を覚えるため、患者の不安感の緩和効果が弱まることが考えられる。そこで、本実施例では投射装置9からメッシュスクリーン11への傾斜投影による歪みの影響を抑えた手術室システムの例について説明する。尚、本実施例の手術室システムの全体的な構成については、図1と同様であるものとする。
(1)画像の歪み補正
図2は、投射装置9と原像及び投影像の位置関係を表した図である。今、投射装置9の光源の焦点をFとし、投射装置9の光軸Lと天井面Sとが垂直であるとする。このときの天井面Sと光軸Lとの交点を点Oとし、天井面S1の平面上に、図2のように、点Oを原点とする(x,y)座標軸を設定し、ベクトルOFの方向にz軸を設定する。天井面Sから光源Fまでの距離をdとすると、焦点Fの位置ベクトルfはf=(0,0,d)である。
投射装置9は、光源Fから距離dに置かれた原像画面(A,B,C,D)を投射するものであるとする。原像画面(A,B,C,D)を天井面Sに投射した投射像画面を(A,B,C,D)とする。投射像画面(A,B,C,D)内の点P(x,y,0)が、原像画面(A,B,C,D)内の点P(x,y,d−d)の像であるとし、点P,Pの位置ベクトルを、其々、p,pとすると、
である。
次に、投射装置9を、原点Oを中心として回転させた場合を考える。この場合、投射装置9を固定して、天井面Sを、原点Oを中心として逆方向に回転させた場合と等価である。そこで、この天井面Sの回転を表すオイラー回転行列をE(θ,φ,ψ)とする。ここでは、オイラー回転行列E(θ,φ,ψ)は、z軸周りの回転ψ→x軸周りの回転θ→y軸周りの回転φ、の順序で合成した回転行列であると定義する。
ここで、R(θ),R(φ),R(ψ)は、其々、x軸,y軸,z軸周りの回転行列である。
天井面Sは、オイラー回転E(θ,φ,ψ)によって、天井面Sに写像されるとし、天井面S内の画面(A,B,C,D)内の点P(x,y,0)は、オイラー回転E(θ,φ,ψ)によって、天井面S内の画面(A,B,C,D)内の点P(x,y,z)に写像されるとする。ここで、画面(A,B,C,D)は画面(A,B,C,D)のオイラー回転E(θ,φ,ψ)による写像である(図2参照)。このとき、
である。直線FPと原像画面(A,B,C,D)との交点をP’(x’,y’,d−d)とし、点P’の位置ベクトルをp’と記すと、
である。一方、z軸方向の単位ベクトルをuとすると、
である。従って、式(1),(3),(4),(5)より、
が得られる。即ち、原像画面(A,B,C,D)内の各点pを、式(6b),(6a)の変換によって点p’に変換した変換原像画面(A’,B’,C’,D’)を天井面Sに投射すれば、天井面Sには歪みのない映像が投射されることが分かる。
(2)傾斜角が固定されている場合
傾斜角(θ,φ,ψ)(ここでいう「傾斜角」は、上述のオイラー回転角を指す。)が一定の値に固定されている場合には、投射する映像データを、予め式(6b),(6a)により変換しておいて、変換済みの映像を再生し投射装置9により手術室1の天井面に設置されたメッシュスクリーン11に投射する。これにより、メッシュスクリーン11に投射される映像の歪みは解消される。
(3)傾斜角が可変の場合
投射装置9の位置と向きが可変であり、傾斜角(θ,φ,ψ)が予め決まっていない場合には、映像データの再生時に、デコード(再生)された映像を式(6b),(6a)による変換フィルタを通して変換した後に、投射装置9により手術室1の天井面に設置されたメッシュスクリーン11に投射する。これにより、メッシュスクリーン11に投射される映像の歪みは解消される。
図3は、投射装置9の構成を表すブロック図である。図3(a)は投射装置9の側面図、図3(b)は投射装置9の機能構成を示すブロック図である。図3において、図1と同様の構成部分には同符号が附されている。投射装置9は、ランプ21、液晶パネル22、レンズ23、傾斜センサ24、距離センサ25、レシーバ26、映像処理部27、映像補正部28、液晶パネル駆動部29、ランプ制御部30、ランプ駆動部31、及び投射装置制御部32を備えている。ランプ21から照射される光線は、液晶パネル22及びレンズ23を通過してメッシュスクリーン11に照射される。このとき、液晶パネル22が原像画面(A,B,C,D)、メッシュスクリーン11が変換原像画面(A’,B’,C’,D’)に相当する。尚、図3(b)では、液晶パネル22を通過した光線はレンズ23で一旦収束して、メッシュスクリーン11上で結像するので、焦点Fはレンズ23の中心点となり、距離d,dは図3(b)に示した通りとなる。
傾斜センサ24は、投射装置9の傾斜角を検出するセンサである。ここで、投射装置9は、図3(a)に示したように、天井面に平行な(水平な)支承軸Cを中心として回転可能に設置される。傾斜センサ24は、水平面に対する投射装置9の傾斜角η=π/2−θを検出する。ここで、θは、投射装置9の光軸Lに対するメッシュスクリーン11の傾斜角である(図3(b)参照)。ここで、投射装置9の光軸Lとメッシュスクリーン11との交点を原点Oとする。距離センサ25は、投射装置9のレンズ23の中心の焦点Fからメッシュスクリーン11上の原点Oまでの距離を計測するセンサである。レシーバ26は、外部から入力される映像信号を受信するインタフェース回路である。映像処理部27は、受信される映像信号から液晶パネル22に出力するための画素信号を生成する。映像補正部28は、映像処理部27が出力する画素信号に対し、傾斜センサ24が検出する傾斜角θ及び距離センサ25が検出する距離dに基づき、式(6a),(6b)の変換を行うことによって歪み補正用の原像信号に補正する。液晶パネル駆動部29は、映像補正部28が出力する原像信号に基づき、液晶パネル22を駆動する。ランプ制御部30は、ランプ21の照度・冷却等の制御を行う。ランプ駆動部31はランプ制御部30の制御に従ってランプ21及び冷却ファン(図示せず)等の駆動を行う。投射装置制御部32は、投射装置9全体の動作制御を行う。
図3の投射装置9においては、上述した画像の歪み補正は、映像補正部28において行われる。このとき、オイラー変換行列は、E(θ,φ=0,ψ=0)となる。尚、この投射装置9はレンズ23を通してメッシュスクリーン11上に投射するので、傾斜角θがあまり大きくなると、画面の端部近傍が暈けるため、傾斜角θはあまり大きくしないほうが好ましい。
図4は、本発明の実施例2に係る手術室システムの構成を表す図である。図4において、図1と同様の部分は同符号を附して説明は省略する。本実施例の手術室システムでは、左右2つの投射装置9,9を備えており、各投射装置9は、支持体9aによって手術室1の天井面5に直接取り付けられている。また、各投射装置9は、実施例2の場合と同様に、支持体9aに対して水平回動軸によって回動自在に軸支されている。
図4の各投射装置9,9がメッシュスクリーン11上に投射する投射領域を表す図である。本実施例では、左右の投射装置9,9は、ぞれぞれ、メッシュスクリーン11上の左側,右側の半領域に映像を投射する。従って、それぞれの投射装置9,9の原像画面には、左半分,右半分の映像が出力され、メッシュスクリーン11上で両映像が合体されることになる。このように、複数の投射装置9を用いて、全体の投射領域を分割することで、投射装置9の光軸Lのメッシュスクリーン11に対する傾斜角θを小さくし、画像周辺のピントズレによる暈けを軽減することができる。
尚、本実施例では、メッシュスクリーン11上の投射領域を2分割した例を示したが、本発明は2分割に限らず、例えば、左右前後で4分割して、各分割領域に対して投射装置9を設けて分割映像を投射するように構成することも可能である。
1 手術室
2 手術台
3 側壁
4 換気口
5 天井
6 給気ユニット
7 シーリング・アーム
8 無影灯
9 投射装置
9a 支持体
10 HEPAフィルタ
11 メッシュスクリーン
12 照明装置
13 スピーカ
21 ランプ
22 液晶パネル
23 レンズ
24 傾斜センサ
25 距離センサ
26 レシーバ
27 映像処理部
28 映像補正部
29 液晶パネル駆動部
30 ランプ制御部
31 ランプ駆動部
32 投射装置制御部

Claims (2)

  1. 手術室の天井裏に設けられ、手術室の天井に開口する天井吹出口から手術室内に清浄空気を給気する給気機構と、
    前記天井吹出口に設けられ、通気可能なメッシュで構成されたメッシュスクリーンと、
    前記手術室内に設けられ、前記メッシュスクリーンに映像を投射する投射装置と、を備えた手術室システム。
  2. 前記天井吹出口内に設けられ、前記メッシュスクリーンを通して手術室内を照明する照射方向となるように設置された照明装置、を備えた請求1記載の手術室システム。
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