JP2019087662A - 交互累積型オリゴマー及びその製造方法 - Google Patents

交互累積型オリゴマー及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019087662A
JP2019087662A JP2017215544A JP2017215544A JP2019087662A JP 2019087662 A JP2019087662 A JP 2019087662A JP 2017215544 A JP2017215544 A JP 2017215544A JP 2017215544 A JP2017215544 A JP 2017215544A JP 2019087662 A JP2019087662 A JP 2019087662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thiophene
atom
derivative
acid
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017215544A
Other languages
English (en)
Inventor
三宅 秀明
Hideaki Miyake
秀明 三宅
勝 芝田
Masaru Shibata
勝 芝田
朋香 伊藤
Tomoka Ito
朋香 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA SHINYAKU KK
Yamaguchi University NUC
Original Assignee
OSAKA SHINYAKU KK
Yamaguchi University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSAKA SHINYAKU KK, Yamaguchi University NUC filed Critical OSAKA SHINYAKU KK
Priority to JP2017215544A priority Critical patent/JP2019087662A/ja
Publication of JP2019087662A publication Critical patent/JP2019087662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】ベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体が交互に結合されたオリゴマーとその製造方法を提供する。
【解決手段】交互累積型オリゴマーの製造方法が、式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体を、ベンゾチアジアゾール誘導体:チオフェン又はチオフェン誘導体=1又は2:1(モル比)の割合で、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程を含む。

(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)

(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な交互累積型オリゴマーとその製造方法に関する。
チオフェンと2,1,3−ベンゾチアジアゾール(以下、「BDT」という。)が、カップリング反応により交互に結合されたオリゴマーは、π共役の効果が得られやすく、太陽電池、有機薄膜トランジスタ等の有機エレクトロニクスデバイスに用いられる機能性材料として使用されている。上記オリゴマーの製造方法として、(1)有機リチウム化合物を使用するチオフェン類と有機スズ化合物の反応、(2)スズ部位が導入されたチオフェン類とBDT臭化物のカップリング反応による中間オリゴマーの合成、(3)中間オリゴマーの臭素による臭素化、という3つの工程を含む方法が検討された(例えば、非特許文献1参照)。この方法で使用される有機リチウム化合物は禁水性試薬であるから、その取り扱いに注意が必要であり、更に有機スズ化合物及び臭素は有害物質である。
一方、特定のチオフェン誘導体と、BDT誘導体等のリンカーとなる化合物が、遷移金属錯体の存在下、カップリング反応により結合されたオリゴマーが検討された(例えば、特許文献1、非特許文献2参照)。これらのオリゴマーは、長波長可視光を吸収し、光捕集の効果が高い増感色素として太陽電池で利用される。
特開2016−166302号公報
Solar Energy Materials & Solar Cells 122(2014) 136-145 Chem. Let., 2017, 46, 48-50
有機リチウム化合物、有機スズ化合物及び臭素が使用されずに製造される、ベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体が交互に結合された、長波長可視光を吸収し、有機エレクトロニクス材料として有用な新規なオリゴマーが希求されていたが、そのようなオリゴマーは製造されていなかった。本発明が解決しようとする課題は、上記新規なオリゴマーとその製造方法の提供である。
本発明の発明者は、鋭意検討の結果、特定のベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体が、遷移金属錯体の存在下、カップリング反応により結合されて製造されたオリゴマーが、長波長可視光を吸収し、有機エレクトロニクス材料として有用な新規なオリゴマーであることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
[1]下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体を、上記ベンゾチアジアゾール誘導体:上記チオフェン又はチオフェン誘導体=1又は2:1(モル比)の割合で、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Aを含む、交互累積型オリゴマーの製造方法。
(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
[2]式(1)で表されるベンゾチアジアゾール誘導体を用いた工程Aで得られたオリゴマーと、チオフェン又はチオフェン誘導体を、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Bを更に含む、[1]に記載された交互累積型オリゴマーの製造方法。
[3]チオフェン誘導体が、下記式(3)〜(10)で示される化合物のいずれか1つである、[1]又は[2]に記載された交互累積型オリゴマーの製造方法。
(式中、R、Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
(式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
(式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
(式中、nは2〜10の自然数を表す。)
(式中、Fcはフェロセニル基を示す。)
[4]下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、チオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位Dが、A−D−Aの順番で結合している交互累積型オリゴマー。
(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
[5]式(1)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aとチオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位DがA−D−Aの順番で結合している交互累積型オリゴマーの末端にチオフェン又はチオフェン誘導体が結合されている交互累積型オリゴマー。
(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
[6]下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、下記式(9)又は(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’が結合している交互累積型オリゴマー(但し、式(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、下記式(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’とが結合する場合を除く)。
(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
(式中、Fcはフェロセニル基を示す。)
本発明のオリゴマーの製造方法は、有機リチウム化合物、有機スズ化合物及び臭素が使用されない1段階の工程で新規なオリゴマーを製造できる。本発明のオリゴマーは、長波長可視光を吸収し、有機エレクトロニクス材料として有用な新規なオリゴマーである。
(交互累積型オリゴマーの製造方法)
本発明の交互累積型オリゴマーの製造方法は、上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体を、上記ベンゾチアジアゾール誘導体:上記チオフェン又はチオフェン誘導体=1又は2:1(モル比)の割合で、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Aを含む。
チオフェン及びチオフェン誘導体のうち、2位と5位に置換基を有しないものは、2か所でカップリング反応が可能であるため、上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と1:1又は1:2(モル比)でカップリング反応することができる。上記式(5)、(6)、(7)、(9)などのジチオフェン化合物は、各チオフェン骨格は2位と5位のいずれかに置換基を有するが、全体では2か所で反応部位を有するため、2位と5位に置換基を有しないものと同様である。
他方、2位と5位のいずれかに置換基を有する場合は、上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と1:1(モル比)でカップリング反応する。
チオフェン又は2位と5位に置換基を有しないチオフェン誘導体の場合、たとえば、チオフェンの場合について、工程Aの反応を以下に示す。ただし、上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体がチオフェンと2:1(モル比)でカップリング反応する場合を示す。
(式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
2位と5位のいずれかに置換基を有するチオフェン誘導体の場合、例えば、式(10)で示されるチオフェン誘導体の場合について、工程Aの反応を以下に示す。式(9)で示されるチオフェン誘導体の場合も同様である。
上記遷移金属錯体は、特定のものに限定されない。好ましい遷移金属錯体はパラジウム錯体である。パラジウム錯体の具体例は、酢酸パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)ジクロリド、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等の公知のパラジウム錯体である。好ましいパラジウム錯体は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)である。効率よく工程Aの反応が進行するために、例えばトリフェニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリス(o−メトキフェニル)ホスフィン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン等のリン配位子、トリフェニルヒ素等のヒ素配位子等を適宜添加してもよい。好ましい配位子は、トリス(o−メトキフェニル)ホスフィン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンである。
上記遷移金属錯体は酸と共に使用されてよい。上記酸の具体例は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、2−メチルプロパン酸、ペンタン酸、3−メチルブタン酸、2−メチルブタン酸、ピバル酸、3,3−ジメチルブタン酸、2−メチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、2−メチルヘプタン酸、ペンタンカルボン酸、ヘキサン酸、4−メチルペンタン酸、3,3−ジメチルブタン酸、2−エチルブタン酸、2−メチルペンタン酸、3−メチルペンタン酸、2,2−ジメチルブタン酸、2,3−ジメチルブタン酸、ヘプタン酸、3−メチルヘキサン酸、4−メチルヘキサン酸、5−メチルヘキサン酸、2,2−ジメチルペンタン酸、2,3,3−トリメチルブタン酸、オクタン酸、2−プロピルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、3−メチルヘプタン酸、4−メチルヘプタン酸、6−メチルヘプタン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、3−メチルヘプタン酸、2,2−ジエチルブタン酸、2,2,4−トリメチルペンタン酸、2−メチルオクタン酸、2−メチルウンデカン酸、2−メチルノナン酸、α−メチルシンナミル酸、シクロプロピル酢酸、3−シクロプロピルプロピオン酸、シクロブチル酢酸、シクロペンチル酢酸、シクロヘキシル酢酸、シクロペンチルプロピオン酸、(2−メチルシクロペンチル)酢酸、シクロペンタンカルボン酸、3−オキソシクロペンタンカルボン酸、シクロプロパンカルボン酸、シクロブタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘプタンカルボン酸、1−メチルシクロプロパンカルボン酸、2−メチルシクロプロパンカルボン酸、2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸、2−オクチル−シクロプロパンカルボン酸、1−(4−メチルフェニル)−1−シクロプロパンカルボン酸等である。上記酸の中でもピバル酸が好ましい。
上記遷移金属錯体は塩基と共に使用されてよい。上記塩基の具体例は、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等、C〜Cのアルコキシドの金属塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩)、C〜Cのアルキルアニオンの金属塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩)、テトラ(C〜Cのアルキル)アンモニウム塩(フッ化物塩、塩化物塩、臭化物塩)、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタン、イミダゾール等である。上記塩基の中でも炭酸セシウム、酢酸カリウムが好ましい。
上記工程Aにおいて上記式(1)で表されるベンゾチアジアゾール誘導体が用いられる場合、本発明の交互累積型オリゴマーの製造方法は、チオフェン又はチオフェン誘導体を、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Bを更に含んでいてよい。上記工程Bで使用される遷移金属錯体及びその他の任意成分は、上記工程Aで使用されるものと同様である。工程Aで得られたオリゴマーの片末端又は両端にチオフェン又はチオフェン誘導体がカップリングする。
工程A及びBにおいてチオフェンを使用し、両端においてカップリング反応する場合の工程Bの反応式を以下に示す。
本発明の製法は、上記オリゴマーに、さらに、ベンゾチアジアゾール誘導体をカップリングすれば、より長鎖の交互累積型オリゴマーの製造が可能である。
上記チオフェン誘導体は特定の化合物に限定されない。上記チオフェン誘導体の具体例は、上記式(3)〜(10)で示される化合物である。上記式(4)におけるR及びR、上記式(5)及び(7)におけるR〜Rの炭素数1〜10のアルキル基は、置換基を有していてもよい炭素数1〜10の直鎖状又は分岐状のアルキル基である。当該アルキル基の具体例は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチルオ基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−へキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基等である。
上記式(4)におけるR及びR、上記式(5)及び(7)におけるR〜Rの、炭素数1〜10のアルコキシ基は、置換基を有していてもよい炭素数1〜10の直鎖状又は分岐状のアルコキシ基である。当該アルコキシ基の具体例は、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、n−へキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基等である。
(交互累積型オリゴマー)
上記製法により得られる本発明の交互累積型オリゴマーには、少なくとも以下のオリゴマーが包含される。
1)工程Aにより得られるオリゴマー
1−1)上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、チオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位Dが、2:1、すなわち、A−D−Aの順番で結合しているオリゴマー(A−D−A型オリゴマー)
1−2)上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、チオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位Dが1:1で結合しているオリゴマー(A−D型オリゴマー)
上記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、式(9)又は(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’が結合しているオリゴマーを包含する。但し、式(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、下記式(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’とが結合する場合を除く。
2)上記1)で得られたオリゴマーに更に上記工程Bを経て得られるオリゴマー
A−D−A型又はA−D型オリゴマーの末端(片末端又は両端)にチオフェン又はチオフェン誘導体が結合されているオリゴマー。
(1)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体を使用するときは、A−D型の場合でも、更にチオフェン又はチオフェン誘導体を結合することができる。
以下、実施例において本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は、これらに限定されない。
各種物性の測定方法は以下に記載するとおりである。
(1)融点
各化合物の融点はアズワン(株)製融点測定器ATM−02を用いて測定した。融点の判断は、カバーガラスに載せた少量の試料をルーペ越しに目視観察することで行った。
(2)HNMR
各化合物のHNMRスペクトルを日本電子(株)製NMR装置JNM ECA−500を用いて測定した。直径5mmのサンプル管を使用した。
(3)高分解能質量スペクトル
各化合物の高分解能質量スペクトルをWaters社製UPLC(登録商標)/TOF−MS装置ACQUITY UltraPerformance LC/LCT Premier XEを用いて測定した。
(4)紫外可視吸収スペクトル
各化合物の紫外可視吸収スペクトルを(株)日立ハイテクサイエンス製レシオビーム分光光度計U−5100を用いて測定した。光路長1cmの分光セルを使用した。
アルゴン雰囲気下、0.14g(1.0mmol)の3,4−エチレンジオキシチオフェン、0.88g(3.0mmol)の4,7−ジブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、0.98g(3.0mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び0.10g(1.0mmol)のピバル酸の混合物に10mLの無水トルエンを加え、70℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた100mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた粗生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、0.54gの化合物1(収率82%)を黒色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点279−283℃
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 4.52(s,4H),7.90(d,J=7.8Hz,2H),8.30(d,J=7.8Hz,2H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI) m/z 566.8255[M+H](計算値:566.8254,C18Br).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン) λmax(ε) 494nm(2.08×10),315nm(3.07×10).
アルゴン雰囲気下、83mg(0.50mmol)の2,2’−ビチオフェン、0.44g(1.5mmol)の4,7−ジブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、0.49g(1.5mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び51mg(0.50mmol)ピバル酸の混合物に5mLの無水トルエンを加え、70℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた300mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた粗生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、51mgの化合物2(収率17%)を赤色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点263−267℃
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 7.40(d,J=3.8Hz,2H),7.75(d,J=7.5Hz,2H),7.89(d,J=7.5Hz,2H),8.07(d,J=3.8Hz,2H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI) m/z 590.8090[M+H](計算値:590.8077,C20Br).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン) λmax(ε) 489nm(2.68×10),356nm(1.72×10),314nm(2.06×10).
アルゴン雰囲気下、70mg(0.50mmol)のチエノ[3,2−b]チオフェン、0.44g(1.5mmol)の4,7−ジブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、0.49g(1.5mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン、51mg(0.50mmol)のピバル酸の混合物に5mLの無水トルエンを加え、70℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた300mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた粗生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、30mgの化合物3(収率11%)を赤色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点300℃以上
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 7.78(d,J=7.5Hz,2H),7.91(d,J=7.5Hz,2H),8.48(s,2H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI)m/z 564.7922[M+H](計算値:564.7920,C18Br).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン) λmax(ε)482nm(2.34×10),317nm(2.60×10).
アルゴン雰囲気下、0.14g(0.25mmol)の化合物1、上記式(3)で示される化合物である0.16g(0.55mmol)の化合物4、0.24g(0.75mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び26mg(0.25mmol)のピバル酸の混合物に2mLの無水トルエンを加え、100℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた100mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた粗生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、0.19gの化合物5(収率78%)を黒色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点260℃(分解)
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 4.27(s,10H),4.57(s,4H),4.62(s,4H),5.09(s,4H),8.00(d,J=3.8Hz,2H),8.04(d,J=7.8Hz,2H),8.18(d,J=3.8Hz,2H),8.52(d,J=7.8Hz,2H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI) m/z 998.9647[M+H](計算値:998.9648,C4831Fe).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン) λmax(ε)560nm(5.03×10),368nm(2.88×10).
上記式(3)で示される化合物である3.6g(12mmol)の化合物4、3.6g(12mmol)の4,7−ジブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、12g(37mmol)の炭酸セシウム、64mg(0.061mmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、43mg(0.12mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び1.3g(12mmol)のピバル酸の混合物に42mLの無水トルエンを加え、80℃で5.5時間撹拌を行った。反応混合物をKCフロックろ過し、固形物を50mLのトルエンで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:塩化メチレン)で精製した。得られた生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、1.1gの化合物6(収率18%)を黒色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点205−207℃
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 4.27(s,10H),4.57(s,4H),4.62(s,4H),5.09(s,4H),8.00(d,J=3.8Hz,2H),8.04(d,J=7.8Hz,2H),8.18(d,J=3.8Hz,2H),8.52(d,J=7.8Hz,2H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI) m/z 508.9079[M+H](計算値:508.9080,C2114OSFeBr).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン)λmax(ε) 514nm(2.39×10),406nm(1.37×10),313nm(1.69×10).
0.28g(0.55mmol)の化合物6、36mg(0.25mmol)の上記式(3)で示される化合物、0.24g(0.75mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び26mg(0.25mmol)のピバル酸の混合物に3mLの無水トルエンを加え、100℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた100mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、0.21gの化合物5(収率83%)を黒色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
0.28g(0.55mmol)の化合物6、75mg(0.25mmol)の上記式(9)で示される化合物、0.24g(0.75mmol)の炭酸セシウム、5mg(5μmol)のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、4mg(0.01mmol)のトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン及び26mg(0.25mmol)のピバル酸の混合物に3mLの無水トルエンを加え、100℃で24時間撹拌を行った。反応混合物をセライトろ過し、固形物を温めた100mLのクロロホルムで洗浄した。得られたろ液の溶媒を留去し、得られた生成物をジクロロメタン・エタノール混合溶液から再結晶し、83mgの化合物10(収率46%)を黒色固体として得た。反応の概略と各種物性を以下に示す。
(1)融点163−165℃
(2)HNMR(500MHz,1,1,2,2−テトラクロロエタン−d) δ 4.36(s,5H),4.73(s,2H),5.13(s,2H),7.24−7.26(m,1H),7.52(d,J=5.0Hz,1H),7.93(d,J=7.6Hz,1H),8.00−8.06(m,4H),8.14−8.17(m,2H),8.24(d,J=3.9Hz,1H),8.28(d,J=3.9Hz,1H).
(3)高分解能質量スペクトル(ESI) m/z 728.9667[M+H](計算値:728.9668,C3521OSFe).
(4)紫外可視吸収スペクトル(1,1,2,2−テトラクロロエタン)λmax(ε) 520nm(3.50×10),318nm(2.59×10).
本発明のオリゴマーは、長波長可視光を吸収でき、太陽光エネルギーの利用効率が向上した色素増感太陽電池の提供に寄与する。

Claims (6)

  1. 下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体と、チオフェン又はチオフェン誘導体を、上記ベンゾチアジアゾール誘導体:上記チオフェン又はチオフェン誘導体=1又は2:1(モル比)の割合で、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Aを含む、交互累積型オリゴマーの製造方法。
    (式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
    (式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
  2. 式(1)で表されるベンゾチアジアゾール誘導体を用いた工程Aで得られたオリゴマーと、チオフェン又はチオフェン誘導体を、遷移金属錯体の存在下でカップリング反応させる工程Bを更に含む、請求項1に記載された交互累積型オリゴマーの製造方法。
  3. チオフェン誘導体が、下記式(3)〜(10)で示される化合物のいずれか1つである、請求項1又は2に記載された交互累積型オリゴマーの製造方法。
    (式中、R、Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
    (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
    (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。)
    (式中、nは2〜10の自然数を表す。)
    (式中、Fcはフェロセニル基を示す。)
  4. 下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、チオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位Dが、A−D−Aの順番で結合している交互累積型オリゴマー。
    (式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
    (式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
  5. 式(1)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aとチオフェン又はチオフェン誘導体に由来する単位DがA−D−Aの順番で結合している交互累積型オリゴマーの末端にチオフェン又はチオフェン誘導体が結合されている交互累積型オリゴマー。
    (式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
  6. 下記式(1)又は(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、下記式(9)又は(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’が結合している交互累積型オリゴマー(但し、式(2)で示されるベンゾチアジアゾール誘導体に由来する単位Aと、下記式(10)で示されるチオフェン誘導体に由来する単位D’とが結合する場合を除く)。
    (式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
    (式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子、Fcはフェロセニル基を示す。)
    (式中、Fcはフェロセニル基を示す。)
JP2017215544A 2017-11-08 2017-11-08 交互累積型オリゴマー及びその製造方法 Pending JP2019087662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215544A JP2019087662A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 交互累積型オリゴマー及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215544A JP2019087662A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 交互累積型オリゴマー及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019087662A true JP2019087662A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66763407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017215544A Pending JP2019087662A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 交互累積型オリゴマー及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019087662A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158921A (ja) * 2007-12-05 2009-07-16 Toray Ind Inc 光起電力素子用電子供与性有機材料、光起電力素子用材料および光起電力素子
JP2010084131A (ja) * 2008-09-03 2010-04-15 Sumitomo Chemical Co Ltd 高分子化合物及びそれを用いた高分子発光素子
CN102245710A (zh) * 2008-11-25 2011-11-16 株式会社东进世美肯 含有苯并噻二唑发色团的新型有机染料及其制造方法
US20120302712A1 (en) * 2011-05-27 2012-11-29 Hannam University Institute For Industry-Academia Cooperation Benzobis(thiadiazole)-based alternating copolymer and preparation thereof
CN102850340A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 中国科学院上海有机化学研究所 一类具有立构规整性的窄带隙共轭聚合物或齐聚物、及其制备方法
CN103880834A (zh) * 2014-03-05 2014-06-25 南京邮电大学 一种有机太阳能电池材料及其制备方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158921A (ja) * 2007-12-05 2009-07-16 Toray Ind Inc 光起電力素子用電子供与性有機材料、光起電力素子用材料および光起電力素子
JP2010084131A (ja) * 2008-09-03 2010-04-15 Sumitomo Chemical Co Ltd 高分子化合物及びそれを用いた高分子発光素子
CN102245710A (zh) * 2008-11-25 2011-11-16 株式会社东进世美肯 含有苯并噻二唑发色团的新型有机染料及其制造方法
JP2012509978A (ja) * 2008-11-25 2012-04-26 東進セミケム株式会社 新規なベンゾチアジアゾール発色団含有有機染料及びその製造方法
US20120302712A1 (en) * 2011-05-27 2012-11-29 Hannam University Institute For Industry-Academia Cooperation Benzobis(thiadiazole)-based alternating copolymer and preparation thereof
CN102850340A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 中国科学院上海有机化学研究所 一类具有立构规整性的窄带隙共轭聚合物或齐聚物、及其制备方法
CN103880834A (zh) * 2014-03-05 2014-06-25 南京邮电大学 一种有机太阳能电池材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hariharan et al. Molecular engineering of triphenylamine based aggregation enhanced emissive fluorophore: structure-dependent mechanochromism and self-reversible fluorescence switching
Okamoto et al. General synthesis of extended fused oligothiophenes consisting of an even number of thiophene rings
Jiang et al. Heteroatom-annulated perylenes: practical synthesis, photophysical properties, and solid-state packing arrangement
Zhang et al. A systematic study of the structure–property relationship of a series of nonlinear optical (NLO) julolidinyl-based chromophores with a thieno [3, 2-b] thiophene moiety
Zheng et al. Synthesis and the effect of alkyl chain length on optoelectronic properties of diarylethene derivatives
Wang et al. Derivation of saddle shaped cyclooctatetrathiophene: increasing conjugation and fabricating pentamer
Zhan et al. Phenothiazine substituted phenanthroimidazole derivatives: Synthesis, photophysical properties and efficient piezochromic luminescence
Liao et al. Synthesis, optical and electrochemical properties of novel meso-triphenylamine-BODIPY dyes with aromatic moieties at 3, 5-positions
JP2013056859A (ja) π共役有機ホウ素化合物及びその製造方法
Rajca et al. Functionalized thiophene-based [7] helicene: chirooptical properties versus electron delocalization
Liu et al. Effects of substitution on the optoelectronic properties of photochromic diarylethenes bearing a pyrrole moiety
Zhang et al. Tunable emission of organic fluorescent crystals through polymorphic manipulation
WO2021176755A1 (ja) ジチエノホスホリン化合物、並びにそれを用いた無色近赤外吸収材料及びエレクトロクロミック材料
Grandl et al. Electronic and structural properties of N→ B-ladder boranes with high electron affinity
Wen et al. Triphenylethylene-based fluorophores: Facile preparation and full-color emission in both solution and solid states
Brzeczek et al. Synthesis and properties of 1, 3, 5-tricarbazolylbenzenes with star-shaped architecture
Chen et al. Effect of aromatic π-bridges on molecular structures and optoelectronic properties of A-π-D-π-A small molecular acceptors based on indacenodithiophene
Bolzoni et al. Synthesis, Photophysics, and Electrochemistry of Tetra (2‐thienyl) ethylene (TTE) Derivatives
Maiti et al. Diamidocarbene-Based Thiele and Tschitschibabin Hydrocarbons: Carbonyl Functionalized Kekulé Diradicaloids
Rajan et al. Effect of methyl substituent in the fjord region on the conformational stability of aza [5] helicenes
GB2450050A (en) Process for production of fused ring compound
KR20180001026A (ko) 퀴노이드 구조를 포함하는 화합물
CN108864143B (zh) 一种非对称七元稠合噻吩及其制备方法和应用
JP2019087662A (ja) 交互累積型オリゴマー及びその製造方法
Pilzak et al. Synthesis and Optical Properties of all‐trans‐Oligodiacetylenes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220404