JP2019084763A - 混合装置 - Google Patents

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孝祐 東
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Abstract

【課題】従来に比べ材料をより混合させる。【解決手段】混合装置(1)は、混合器50を備える。混合器50は、超臨界状態または亜臨界状態の作動流体11の存在下で、ゴムまたは樹脂を含む材料21を混合させる。混合器50は、チャンバ51と、微細化機構55と、を備える。チャンバ51の内部に、作動流体11および材料21の流路が形成される。微細化機構55は、チャンバ51内に配置され、材料21を微細化する。【選択図】図2

Description

本発明は、材料を混合する混合装置に関する。
例えば特許文献1に、超臨界流体または亜臨界流体の存在下で、材料(同文献ではゴム)を混合(同文献では混練)することが記載されている(同文献の段落0040参照)。この混合は、ローターやスクリューなどの混練部材によって行われる(同文献の段落0027、0040参照)。
特許第5259203号公報
ローターやスクリューなどの混練部材のみによる材料の混合では、混合性が不十分な場合がある。従来に比べ材料をより混合できるようにすることが望まれている。
そこで、本発明は、従来に比べ材料をより混合させることができる混合装置を提供することを目的とする。
本発明の混合装置は、混合器を備える。前記混合器は、超臨界状態または亜臨界状態の作動流体の存在下で、ゴムまたは樹脂を含む材料を混合させる。前記混合器は、チャンバと、微細化機構と、を備える。前記チャンバは、前記作動流体および前記材料の流路を前記チャンバの内部に形成する。前記微細化機構は、前記チャンバ内に配置され、前記材料を微細化する。
上記構成により、従来に比べ材料をより混合させることができる。
第1実施形態の混合装置1を示すブロック図である。 図1に示す混合器50を、軸方向Xに直交する方向から見た断面図である。 図2に示す混合器50を、軸方向Xから見た断面図である。 図2のF4−F4矢視断面図である。 第2実施形態の図2相当図である。 図5のF6−F6矢視断面図であり、固定式微細化機構260の例を示す図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 固定式微細化機構260の例を示す図6相当図である。 変形例1の固定式微細化機構360を示す図6相当図である。 図5に示す横方向Yから、変形例2の固定式微細化機構460を見た断面図である。 変形例2の固定式微細化機構460を示す図15相当図である。 変形例2の固定式微細化機構460を示す図15相当図である。 変形例2の固定式微細化機構460を示す図15相当図である。 変形例2の固定式微細化機構460を示す図15相当図である。 変形例3の固定式微細化機構560を示す図6相当図である。
図1〜図4を参照して、第1実施形態の混合装置1について説明する。
混合装置1(混練装置、攪拌装置)は、作動流体11を用いて材料21を混合する装置である。上記「混合」には、混練および攪拌が含まれる。混合装置1は、製造部10と、貯蔵部20と、溶解部30と、混合器50と、分離器71と、を備える。
製造部10(超臨界製造部、亜臨界製造部)は、作動流体11を製造する部分である。作動流体11は、超臨界状態の流体(超臨界流体)、または亜臨界状態の流体(亜臨界流体)である。混合装置1は、超臨界混合装置、または亜超臨界混合装置である。超臨界流体の温度は、臨界温度(Tc)以上であり、超臨界流体の圧力は、臨界圧力(Pc)以上である。超臨界流体は、液体および気体の特性を有する。超臨界流体は、液体と同様に溶質を融解させる力(溶解性)と、気体と同様に溶質を拡散させる力(拡散性)と、を有する。亜臨界流体の特性(溶解性および拡散性)は、超臨界流体の特性とほぼ同じである。亜臨界流体の温度Tおよび圧力Pは、例えば次のいずれかの条件を満たす。以下の各例の温度Tおよび臨界温度Tcのそれぞれの単位は摂氏である。[亜臨界状態の例1]T≧Tc、かつ、P<Pc、を満たす。[亜臨界状態の例2]T<Tc、かつ、P<Pc、かつ、Tが常温よりも十分高く、かつ、Pが常圧(大気圧)よりも十分高い。[亜臨界状態の例3]0.5<T/Tc<1.0、かつ、0.5<P/Pc、を満たす。[亜臨界状態の例4]0.5<T/Tc、かつ、0.5<P/Pc<1.0、を満たす。[亜臨界状態の例5]臨界温度Tcが0℃以下の場合、0.5<P/Pcを満たす。
作動流体11を構成する物質は、できるだけ容易に、超臨界状態または亜臨界状態とすることが可能な物質であることが好ましい。作動流体11の極性と材料21の極性との差は、作動流体11に材料21が溶解できる程度に小さい。作動流体11を構成する物質は、例えば二酸化炭素である。二酸化炭素の臨界温度は、31℃である。二酸化炭素の臨界圧力は、7.4MPaである。二酸化炭素は、例えば、31℃以上、かつ7.1MPa以上であれば、亜臨界状態である。二酸化炭素は、例えば、20℃の場合、15MPa以上であれば、亜臨界状態である。なお、作動流体11を構成する物質は、二酸化炭素でなくてもよく、例えば窒素などでもよい。以下では、「超臨界状態または亜臨界状態」を、「超臨界状態など」という場合がある。作動流体11は、溶解部30において材料21が作動流体11に溶解するとき、および、混合器50において作動流体11の存在下で材料21が混合されるときには、超臨界状態などである。なお、超臨界状態などではない状態(例えば気体または液体)の作動流体11を、流体12ともいう。
作動流体11は、亜臨界状態よりも、超臨界状態であることが好ましい。作動流体11が超臨界状態の場合は、亜臨界状態の場合よりも、材料21がより混合される。例えば、材料21(下記の主材料21a)がゴムの場合、混合装置1で混合が行われた製品ゴムの品質を、製品ゴム(例えばVベルトなど)の摩耗率で評価する場合がある。この評価では、摩耗率が小さい順に(品質が高い順に)、超臨界状態の作動流体11を用いた場合、亜臨界状態の作動流体11を用いた場合、大気圧の流体12を用いた場合、となる。例えば、製造部10は、冷却器15と、ポンプ16と、加熱器17と、を備える。
冷却器15(熱交換器)は、気体の流体12を冷却することで、流体12を液体にする。流体12が二酸化炭素の場合、冷却器15は、例えば、大気圧(0.1MPa)の気体の二酸化炭素を液体にする。
ポンプ16は、作動流体11を圧送する(流す)。ポンプ16は、液体の流体12を加圧する。ポンプ16が液体の流体12を加圧する場合は、気体の流体12を加圧する場合に比べ、ポンプ16を小さくできる。流体12が二酸化炭素の場合、ポンプ16は、流体12を、例えば2〜3MPaなどにする。
加熱器17(熱交換器)は、液体の流体12を加熱することで、流体12を蒸発させる。加熱器17は、容器内で流体12を蒸発させることで、流体12を加圧する。その結果、流体12は、超臨界状態または亜臨界状態になる。流体12が二酸化炭素の場合、加熱器17は、流体12を、例えば7〜8MPaなどに加圧する。
貯蔵部20(材料貯蔵部)は、材料21を貯蔵する部分である。貯蔵部20は、溶解部30に材料を投入する投入口を有する。材料21には、複数の種類のものが含まれる。例えば、材料21には、主材料21a(主原材料)と、副材料21b(副原材料、添加剤、添加物)と、がある。主材料21aは、高分子材料を含む。主材料21aは、ゴムまたは樹脂を含む。副材料21bは、例えばフィラーなどである。副材料21bは、無機物を含んでもよく、有機物を含んでもよい。副材料21bは、例えば植物由来材料を含んでもよく、例えばセルロースナノファイバーなどを含んでもよい。例えば、混合装置1は、ゴム混合(混練)装置、または樹脂混合(混練)装置などである。
溶解部30は、作動流体11に材料21を溶解させる部分である。材料21が、貯蔵部20から溶解部30に投入される。作動流体11が、製造部10から溶解部30に投入される。そして、材料21が、溶解部30で作動流体11に溶解する。なお、作動流体11に溶解する材料21は、材料21の全部でなくてもよく、材料21の一部のみでもよい。
混合器50(混練器、攪拌器)は、材料21を混合する部分である。混合器50は、溶解部30よりも下流側に設けられる。上記「下流」は、作動流体11および材料21の流れの下流を意味する(上流についても同様)。混合器50は、超臨界状態または亜臨界状態の作動流体11の存在下(超臨界雰囲気または亜臨界雰囲気)で、材料21を混合させる。混合器50は、主材料21aと副材料21bとを混合する。超臨界状態などの作動流体11の存在下でこの混合が行われるので、超臨界状態などでない流体12の存在下で混合が行われる場合に比べ、副材料21bの分散が促進され、主材料21aと副材料21bとの混合が促進される。図2に示すように、混合器50は、チャンバ51と、混合翼53と、微細化機構55と、を備える。チャンバ51の中心軸の方向を軸方向Xとする。軸方向Xにおいて、上流側を上流側X1とし、下流側を下流側X2とする。
チャンバ51は、材料21を混合させる容器である。チャンバ51の内部に、作動流体11および材料21の流路(混合流路)が形成される。チャンバ51は、軸方向Xに長い管状である。なお、図2では、作動流体11および材料21の流れの向きを示す矢印の一部に、作動流体11および材料21の符号を付した。
混合翼53(混練翼、攪拌翼)は、材料21を混合させる翼である。混合翼53とチャンバ51の内面(壁面)との間で、材料21にせん断力が加わることで、材料21が混合される。混合翼53は、チャンバ51内に配置される。混合翼53は、軸方向Xに延びる。図3に示すように、混合翼53は、軸部53aと、翼部53bと、を備える。軸部53aは、軸方向Xに延び、例えば円柱状である。翼部53bは、軸部53aから径方向外側に突出する。図2に示す翼部53bは、例えば螺旋状などである。作動流体11および材料21は、混合翼53に沿うように流れ、例えば旋回流となる。その結果、材料21の混合が促進される。なお、図2などでは、混合翼53を簡略化して示した。
この混合翼53は、1本(1軸)のみ設けられてもよく、複数本(複数軸、2軸、3軸など)設けられてもよい(図6などを参照)。混合翼53が複数本設けられる場合は、混合翼53が1本のみ設けられる場合よりも、材料21をより混合させることができる。図3に示すように、軸方向Xから見た混合翼53の外周部(以下「混合翼53の外周部」)と、軸方向Xから見たチャンバ51の断面の内面(以下「チャンバ51の断面内面」)と、が対応する形状(対になる形状)である。混合翼53の外周部と、チャンバ51の断面内面との間には、隙間が設けられる。混合翼53の外周部の形状は、例えば、円形、楕円形、またはこれらに近い形状などである。チャンバ51の断面内面の形状は、例えば次の通りである。[例1]混合翼53が1本のみ設けられる場合、チャンバ51の断面内面の形状は、混合翼53の外周部の形状と同様の形状であり、例えば、円形、楕円形、またはこれらに近い形状などである。[例2]混合翼53が複数本設けられる場合(図6などを参照)、チャンバ51の断面内面の形状は、複数の「混合翼53の外周部の形状」を重ね合わせた形状の、外周部分の形状である。例えば、チャンバ51の断面内面の形状は、円形、楕円形、またはこれらに近い形状を、複数重ね合わせた形状の、外周部分の形状である。
この混合翼53は、図2に示すチャンバ51に対して回転する。混合翼53は、軸部53aの中心軸を回転軸として回転する。混合翼53は、チャンバ51に対して固定されてもよい(第2実施形態の説明を参照)。
微細化機構55(材料微細化機構)は、材料21を微細化する。微細化機構55は、材料21を微細化し、材料21の表面積を増加させることで、材料21の混合を促進させる。微細化機構55は、チャンバ51内に配置される。微細化機構55は、混合翼53の上流側X1の端と下流側X2の端との間の位置(途中部分)に配置されてもよく、混合翼53の軸方向Xにおける端に配置されてもよい。微細化機構55は、1つのみ設けられてもよく、チャンバ51の軸方向Xに間隔をあけて複数設けられてもよい。微細化機構55が複数設けられる場合は、1つのみ設けられる場合に比べ、微細化機構55が材料21を微細化させる回数が増えるので、材料21をより混合させることができる(混合性能が向上する)。微細化機構55は、可動式微細化機構60を備える。微細化機構55が複数設けられる場合、複数の微細化機構55の少なくとも一部は、可動式微細化機構60である。微細化機構55が1つのみ設けられる場合、微細化機構55は、可動式微細化機構60である。
可動式微細化機構60は、チャンバ51に対して回転する。可動式微細化機構60は、回転刃(粉砕機、回転式粉砕機)である。可動式微細化機構60は、混合翼53に固定され、例えば軸部53aに固定される。可動式微細化機構60は、混合翼53と一体的に回転する。可動式微細化機構60は、混合翼53に固定されなくてもよい。可動式微細化機構60は、例えば板状であり、例えばブロック状などでもよい。可動式微細化機構60が板状の場合、可動式微細化機構60の厚さ方向は、例えば軸方向Xであり、軸方向Xに対して傾いた方向でもよい。図4に、軸方向Xから見た可動式微細化機構60の例を示す。可動式微細化機構60は、チャンバ51の内面との間に隙間(空間)を開けて配置される。可動式微細化機構60の形状は、回転する可動式微細化機構60が、材料21に接触し、材料21を粉砕できるように設定される。なお、可動式微細化機構60の形状は、図4に示す形状でなくてもよい。
分離器71は、図1に示すように、作動流体11に溶解した材料21から、作動流体11(流体12)を分離(脱揮)させる。分離器71は、混合器50よりも下流に設けられる。分離器71は、作動流体11および材料21の圧力を下げ、作動流体11を気化させる(気体の流体12にする)ことで、材料21から作動流体11を分離する。その結果、分離器71は、材料21を析出させる。分離器71は、析出させた材料21を排出する。
(作動)
図1に示す混合装置1は、次のように作動する。ポンプ16が駆動されることで、作動流体11が、製造部10から溶解部30に流入(圧入)される。また、材料21が、貯蔵部20の投入口から溶解部30に投入される。溶解部30では、材料21が、作動流体11に溶解する。そして、作動流体11および材料21が、混合器50に流入する。混合器50では、作動流体11の存在下で、材料21が混合される。混合された材料21は、分離器71に流入する。分離器71では、作動流体11が材料21から分離され、材料21が析出する。
(微細化による作用)
混合器50内(チャンバ51(図2参照)内)の材料21は、例えば次のように混合される。主材料21a間には、隙間(空間)がある。作動流体11に溶解した副材料21bは、主材料21aの隙間に入り込み、主材料21aに接触する。すると、副材料21bが、主材料21aに浸透する。
図2に示す混合器50で材料21が混合されていくと、材料21が下流側X2に流れるほど、材料21が固まっていく(材料21の隙間が減っていく、材料21の表面積が減っていく)。特に、混合翼53がチャンバ51に対して回転する場合は、上流側X1の材料21が下流側X2の材料21を押し出すので、材料21が固まりやすい。そこで、微細化機構55が、材料21を微細化する。これにより、材料21どうしが接触すること(固まること)が抑制され、材料21の表面積が増える。さらに詳しくは、材料21が微細化されることで、主材料21aの隙間が増え、主材料21aの表面積が増える。よって、作動流体11が、主材料21aの表面に接触しやすい。よって、作動流体11に溶解した副材料21bが、主材料21aに浸透しやすい。
また、材料21が微細化されることで、材料21のうち、微細化機構55で微細化される前には表面ではなかった部分が新たな表面になる(表面が更新される)。さらに詳しくは、例えば、主材料21aのうち、微細化機構55で微細化される前には副材料21bが浸透していなかった部分が、新たな表面になる。そして、作動流体11に溶解した副材料21bが、主材料21aの新たな表面に接触し、主材料21aに浸透する。よって、主材料21aに副材料21bが浸透しやすい。
図1に示す混合装置1による効果は次の通りである。
(第1の発明の効果)
混合装置1は、混合器50を備える。混合器50は、超臨界状態または亜臨界状態の作動流体11の存在下で、ゴムまたは樹脂を含む材料21を混合させる。図2に示すように、混合器50は、チャンバ51と、微細化機構55と、を備える。チャンバ51は、作動流体11および材料21の流路をチャンバ51の内部に形成する。
[構成1]微細化機構55は、チャンバ51内に配置され、材料21を微細化する。
上記[構成1]により、材料21が微細化されるので、材料21の表面積を増やすことができる。よって、材料21の表面と、材料21が溶解した作動流体11と、を接触させやすい。よって、従来に比べ材料21をより混合させることができる(混合効率を向上させることができる)。
(第2の発明の効果)
[構成2]微細化機構55は、チャンバ51に対して回転する可動式微細化機構60を備える。
上記[構成2]により、可動式微細化機構60が材料21を粉砕するので、材料21を確実に微細化させることができる。その結果、材料21をより混合させることができる。
(第2実施形態)
図5〜図13を参照して、第2実施形態の混合装置201の混合器250について、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第2実施形態の混合装置201のうち、第1実施形態との共通点については、第1実施形態と同一の符号を付すなどして、説明を省略した。共通点の説明を省略する点については他の実施形態の説明も同様である。図5に示す混合装置201は、第1実施形態の混合翼53(図2参照)とは異なる混合翼253を備える。また、微細化機構55は、固定式微細化機構260を備える。
混合器250に関する方向を次のように定義する。図6に示すように、チャンバ51の軸方向Xに直交する方向かつ水平方向を横方向Yとする。横方向Yにおける一方側を左側Y1とし、横方向Yにおける左側Y1とは逆側を右側Y2とする。なお、「左」および「右」は説明の便宜上用いたにすぎず、「左」と「右」とを入れ替えてもよい。上下方向Z(鉛直方向)の上側を上側Z1、下側を下側Z2とする。
混合翼253は、図5に示すチャンバ51に対して固定される。混合翼253は、スタティックミキサであり、静的翼である。混合翼253は、チャンバ51に対して回転しない、非回転翼である。混合翼253がチャンバ51に固定されるので、混合翼253を回転させるための装置や部材(回転軸など)を設ける必要がない。
固定式微細化機構260は、次のように構成される。複数の微細化機構55の少なくとも一部は、固定式微細化機構260である。微細化機構55が1つのみ設けられる場合、微細化機構55は、固定式微細化機構260である。固定式微細化機構260は、チャンバ51に対して固定される。固定式微細化機構260は、チャンバ51に直接固定されてもよく、チャンバ51に間接的に固定されてもよい。例えば、固定式微細化機構260は、混合翼253に固定され、その結果チャンバ51に固定されてもよい。
固定式微細化機構260は、チャンバ51の軸方向Xに間隔をあけて複数設けられることが好ましい。この場合、複数の固定式微細化機構260の形状は、互いに異なることが好ましい。これにより、材料21をより混合させることができる。
固定式微細化機構260の形状は、様々に設定され得る。図6に示すように、固定式微細化機構260は、チャンバ51の内面に沿う部分260aを備えてもよい。固定式微細化機構260は、軸部53aの外周面に沿う部分260bを備えてもよい。固定式微細化機構260は、軸部53aの外周面との間に隙間をあけて配置されてもよい。例えば、固定式微細化機構260は、閉塞部261を備える。以下では、混合器50に混合翼253が2本設けられる場合について説明する。なお、混合翼253は、1本のみ設けられてもよく、3本以上設けられてもよい。
閉塞部261は、チャンバ51内の流路の一部を塞ぐ(埋める)部分である。閉塞部261の形状は様々に設定され得る。
閉塞部261の上端部(上側Z1の端部)および下端部(下側Z2の端部)のそれぞれの上下方向Z位置(上下方向Zにおける位置)は、例えば次の[例A1]〜[例A8]のいずれかの上下方向Z位置である。なお、閉塞部261の上端部は、閉塞部261の下端部よりも上側Z1である。[例A1]チャンバ51の上端部。[例A2]軸部53aの上端部。なお、複数の軸部53aが上下方向Zに互いにずれて配置される場合(図示なし)は、いずれかの軸部53aの上端部。例えば、最も上側Z1に配置される軸部53aの上端部でもよく、最も下側Z2に配置される軸部53aの上端部でもよい(下記の[例A3]および[例A5]についても同様)。[例A3]軸部53aの上下方向Zにおける中央。[例A4]チャンバ51の上下方向Zにおける中央。[例A5]軸部53aの下端部。[例A6]チャンバ51の下端部。[例A7]上記[例A1]〜[例A6]の各位置の近傍の位置。[例A8]上記[例A1]〜[例A6]の各位置の間の位置。例えば、上記[例A5]の位置と[例A6]の位置との間の位置など。
閉塞部261の右端部(右側Y2の端部)および左端部(左側Y1の端部)のそれぞれの横方向Yにおける位置は、例えば次の[例B1]〜[例B6]のいずれかの横方向Yにおける位置である。なお、閉塞部261の左端部は、閉塞部261の右端部よりも左側Y1である。[例B1]チャンバ51の左端部。[例B2]軸部53aの左端部。なお、複数の軸部53aが横方向Yに互いにずれて配置される場合は、いずれかの軸部53aの左端部。例えば、最も左側Y1に配置される軸部53aの左端部でもよく、最も右側Y2に配置される軸部53aの左端部でもよい(下記の[例B3]および[例B5]についても同様)。[例B3]軸部53aの横方向Yにおける中央。[例B4]チャンバ51の横方向Yにおける中央。[例B5]軸部53aの右端部。[例B6]チャンバ51の右端部。[例B7]上記[例B1]〜[例B6]の各位置の近傍の位置。[例B8]上記[例B1]〜[例B6]の各位置の間の位置。閉塞部261の具体例は、次の通りである。
下記の[例C1]〜[例C5]における「位置」は、上下方向Zにおける位置を意味する。
[例C1、C2]図6および図7に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の下部(下側Z2部分)を塞ぐ、下部閉塞部261aである。[例C1]図6に示す例では、下部閉塞部261aは、チャンバ51内の流路の下半分を塞ぐ。具体的には例えば、下部閉塞部261aの上端部の位置は、チャンバ51の上下方向Zにおける中央と同じ位置である。下部閉塞部261aの下端部の位置は、チャンバ51の下端部と同じ位置である。[例C2]図7に示す例では、下部閉塞部261aの上端部の位置は、チャンバ51の下端部と軸部53aの上下方向Z中央部との間と同じ位置である。下部閉塞部261aの下端部の位置は、チャンバ51の下端部と同じ位置である。
図5に示す下部閉塞部261aによる作用は次の通りである。材料21は、重力により、チャンバ51内の流路の下部に滞留しやすい。そのため、滞留した材料21の混合が不可能または困難になる場合がある。そこで、下部閉塞部261aが設けられる。すると、作動流体11および材料21は、下部閉塞部261aを避けるように流れる。例えば、下部閉塞部261aよりも上側Z1の流路が開かれている場合は、作動流体11および材料21は、下部閉塞部261aを乗り越えるように流れる(下部閉塞部261aよりも上側Z1を流れる)。よって、材料21を、チャンバ51内の流路の下部から、下部以外の部分に移動させる(攪拌させる)ことができる。例えば、材料21をチャンバ51内の上部(上側Z1部分)に移動させることができる。よって、チャンバ51内の流路の下部への材料21の滞留を抑制できる。その結果、材料21をより混合させることができる。なお、下部閉塞部261aよりも右側Y2または左側Y1の流路が開かれていてもよい(図10、図12、図13参照)。この場合、作動流体11および材料21は、下部閉塞部261aを避けるように、下部閉塞部261aよりも右側Y2または左側Y1を流れる。
[例C3]図8に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の上部を塞ぐ。具体的には例えば、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の上半分を塞ぐ。閉塞部261の上端部の位置は、チャンバ51の上端部と同じ位置である。閉塞部261の下端部の位置は、チャンバ51の上下方向Zにおける中央部と同じ位置である。
[例C4]図9に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の上部および下部を塞ぐ。具体的には例えば、チャンバ51内の流路の上部を塞ぐ閉塞部261の上端部の位置は、チャンバ51の上端部と同じ位置である。この閉塞部261の下端部の位置は、軸部53aの上端部と同じ位置である。また、チャンバ51内の流路の下部を塞ぐ閉塞部261(下部閉塞部261a)の上端部の位置は、軸部53aの下端部と同じ位置である。この下部閉塞部261aの下端部の位置は、チャンバ51の下端部と同じ位置である。
[例C5]図10に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の下部および上下方向Z中央部を塞ぐ。具体的には例えば、閉塞部261の上端部の位置は、軸部53aの上端部よりも上側Z1の、軸部53aの上端部の近傍と同じ位置である。閉塞部261の下端部の位置は、チャンバ51の下端部と同じ位置である。
下記の[例C6]〜[例C8]における「位置」は、横方向Yにおける位置を意味する。
[例C6]図11に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の横方向Y中央部を塞ぐ。具体的には例えば、閉塞部261の左端部の位置は、左側Y1に配置される軸部53aの左端部と同じ位置である。閉塞部261の右端部の位置は、右側Y2に配置される軸部53aの右端部と同じ位置である。
[例C7]図12に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の右側Y2部分(横方向Y一方側部分)を塞ぐ。具体的には例えば、閉塞部261の左端部の位置は、右側Y2に配置される軸部53aの右端部と同じ位置である。閉塞部261の右端部の位置は、チャンバ51の右端部と同じ位置である。なお、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の左側Y1部分を塞いでもよい。
[例C8]図13に示す例では、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の左側Y1部分(横方向Y一方側部分)および横方向Y中央部を塞ぐ。具体的には例えば、閉塞部261の左端部の位置は、チャンバ51の左端部と同じ位置である。閉塞部261の右端部の位置は、右側Y2に配置される軸部53aの右端部と同じ位置である。なお、閉塞部261は、チャンバ51内の流路の右側Y2部分および横方向Y中央部を塞いでもよい。
閉塞部261は、図5に示すように、板状の板状部262(邪魔板、表面更新板)を備える。板状部262の厚さ方向は、例えば軸方向Xであり、軸方向Xに対して傾いた方向でもよい。なお、閉塞部261の全体が板状部262でもよく、閉塞部261の一部のみが板状部262でもよい。閉塞部261には、例えばブロック状などの、板状部262でない部分があってもよい。
図5に示す混合装置201による効果は次の通りである。
(第3の発明の効果)
[構成3]微細化機構55は、チャンバ51に対して固定される固定式微細化機構260を備える。
上記[構成3]により、微細化機構55の動力を抑制できる(例えばなくせる)。
(第4の発明の効果)
[構成4]固定式微細化機構260は、チャンバ51内の流路の一部を塞ぐ板状部262を備える。
上記[構成4]により、固定式微細化機構260が、例えばブロック状などの場合に比べ、固定式微細化機構260を小さくできる。また、固定式微細化機構260が、例えば網状などの場合に比べ、固定式微細化機構260を簡易に構成できる。
(第5の発明の効果)
[構成5]固定式微細化機構260は、チャンバ51内の流路の下部を塞ぐ下部閉塞部261aを備える。
重力により、チャンバ51内の流路の下部に、材料21が滞留しやすい。そこで、混合装置201は、上記[構成5]を備える。よって、材料21が滞留しやすい位置が、下部閉塞部261aにより塞がれる。よって、作動流体11および材料21が、下部閉塞部261aを避けるように流れやすい。よって、チャンバ51内の流路の下部に、材料21が滞留することを抑制できる。
(第9の発明の効果)
[構成9]固定式微細化機構260は、チャンバ51の軸方向Xに間隔をあけて複数設けられる。複数の固定式微細化機構260の形状は、互いに異なる。
上記[構成9]により、作動流体11および材料21の流れがより複雑になる。よって、材料21をより混合させることができる。
(変形例1)
図14を参照して、変形例1の固定式微細化機構360について説明する。固定式微細化機構360は、孔363を備える。孔363は、固定式微細化機構360を軸方向Xに貫通するように、固定式微細化機構360に形成される。孔363は、板状部262を軸方向Xに貫通するように、板状部262に形成される。孔363は、1つの固定式微細化機構360に、1つ以上設けられ、例えば複数設けられる。孔363は、図14に示す例では7つ設けられ、7つ未満設けられてもよく、8つ以上設けられてもよい。孔363は、例えばパンチングメタルのように、多数(数十、数百など)設けられてもよい。軸方向Xから見た孔363の形状は、円形、楕円形、多角形、またはこれらに近い形状などである。孔363の大きさ(円形であれば直径)を調整することで、材料21の混合効率を調整できる。孔363を大きくすれば、材料21が孔363を通過しやすくなる。孔363を小さくすれば、材料21が微細化されやすくなる。孔363の大きさを調整することで、材料21の通過しやすさと、材料21の微細化されやすさと、の度合い(バランス)を調整できる。
(第6の発明の効果)
[構成6]図14に示すように、固定式微細化機構360は、板状部262を貫通するように形成される孔363を備える。
上記[構成6]により、孔363の大きさを調整することで、材料21の流れやすさと、材料21の微細化されやすさと、のバランスを調整できる。その結果、材料21をより混合させることができる。
(変形例2)
図15〜図19を参照して、変形例2の固定式微細化機構460について説明する。図15に示すように、固定式微細化機構460は、断面変化部464を備える。断面変化部464では、軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面の形状は、軸方向Xにおける位置によって異なる。なお、固定式微細化機構460に、断面変化部464と、断面変化部464ではない部分(断面の形状が軸方向Xにおける位置によって異なっていない部分)と、があってもよい。軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面の端部を、端部464aとする。端部464aは、例えば閉塞部261の端(例えば上端部、下端部、左端部、および右端部など)でもよく、例えば孔363の内面でもよい(図18参照)。軸方向Xに直交する方向(例えば上下方向Zなど)における、端部464aの位置は、軸方向Xにおける位置によって異なる。よって、作動流体11および材料21が断面変化部464内を流れるとき、作動流体11および材料21の流れの向きが、軸方向Xに対して傾いた向きになりやすい。
軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面積は、軸方向Xにおける位置によって異なってもよい。この場合、作動流体11および材料21が断面変化部464内を流れるとき、作動流体11および材料21の流速が変化しやすい。固定式微細化機構460の具体例は次の[例D1]〜[例D5]の通りである。
[例D1]図15に示す例では、軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面積は、下流側X2ほど広くなる。この例では、端部464aは、下流側X2ほどチャンバ51の内面側に配置されるように、軸方向Xに対して傾斜する。
[例D2]図16に示す例では、固定式微細化機構460の断面積は、下流側X2ほど狭くなる。この例では、端部464aは、下流側X2ほどチャンバ51の中心側(チャンバ51の内面から遠い側)に配置されるように、軸方向Xに対して傾斜する。
[例D3]図17に示す例では、軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面積は、次のように変化する。この断面積は、固定式微細化機構460の、上流側X1の端から軸方向X中央までの部分では、下流側X2ほど狭くなる。この断面積は、固定式微細化機構460の、軸方向X中央から下流側X2の端までの部分では、下流側X2ほど広くなる。
[例D4、例D5]図18および図19に示す例では、孔363の位置が、軸方向Xにおける位置によって異なる。具体的には例えば、孔363は、複数(例えば3つなど)設けられる。[例D4]図18に示す例では、孔363(端部464aは)は、下流側X2ほど上側Z1に配置されるように、軸方向Xに対して傾斜する。[例D5]図19に示す例では、複数の孔363のうち一部の孔363(例えば最も上側Z1の孔363)は、下流側X2ほど上側Z1に配置されるように、軸方向Xに対して傾斜する。複数の孔363のうち一部の孔363(例えば最も下側Z2の孔363)は、下流側X2ほど下側Z2に配置されるように、軸方向Xに対して傾斜する。複数の孔363のうち一部の孔363(例えば上下方向Z中央の孔363)は、軸方向Xに延びるように配置される。なお、例D4および例D5のそれぞれの固定式微細化機構460において、上流側X1と下流側X2とを逆にしてもよい。
(第7の発明の効果)
[構成7]図15に示すように、チャンバ51の軸方向Xから見た固定式微細化機構460の断面の形状は、チャンバ51の軸方向Xにおける位置によって異なる。
上記[構成7]により、作動流体11および材料21の流れの向きを変えることができる。よって、材料21をより混合させることができる。
(変形例3)
図20を参照して、変形例3の固定式微細化機構560について説明する。固定式微細化機構560は、網状部565を備える。網状部565は、チャンバ51内の流路の一部を塞ぐ、網状(メッシュ状)の部分である。網状部565は、閉塞部261に含まれる。網状部565は、例えば複数本のワイヤーにより構成される。孔363の大きさの調整と同様に、網状部565の網の間隔(網目の大きさ、隙間の大きさ)を調整することで、材料21の混合効率を調整できる。
(第8の発明の効果)
[構成8]図20に示すように、固定式微細化機構560は、チャンバ51内の流路の一部を塞ぐ網状部565を備える。
上記[構成8]により、網状部565の網の間隔を調整することで、材料21の流れやすさと、材料21の微細化されやすさと、のバランスを調整できる。その結果、材料21をより混合させることができる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、互いに異なる実施形態や変形例の構成要素どうしが組み合わされてもよい。例えば、各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。
例えば、図2に示す混合器50は、チャンバ51に対して回転する混合翼53を備える。この混合器50に、固定式微細化機構260(図5参照)が設けられてもよい。この場合、固定式微細化機構260は、混合翼53に接触しないように配置され、例えば軸部53a(図4参照)との間に間隔をあけて配置される。
例えば、図5に示す混合器250は、チャンバ51に対して固定される混合翼253を備える。この混合器250に、可動式微細化機構60(図2参照)が設けられてもよい。この場合、可動式微細化機構60は、混合翼53に接触しないように配置される。例えば、混合翼53が、軸方向Xに間欠的に配置され、軸方向Xに間隔(間欠領域)をあけて配置されてもよい。この場合、可動式微細化機構60は、混合翼53の間欠領域に配置されてもよい。
例えば、図2に示す一つの固定式微細化機構260に、閉塞部261(例えば板状部262)、孔363(図14参照)、断面変化部464(図15参照)、および網状部565(図20参照)のうち、2以上が含まれてもよい。例えば、一つの固定式微細化機構260に、板状部262と網状部565とがあってもよい。
例えば、一つの固定式微細化機構260において、閉塞部261(例えば板状部262)、孔363(図14参照)、断面変化部464(図15参照)、および網状部565(図20参照)のいずれかが兼ねられてもよい。例えば、図18に示す例では、断面変化部464と孔363とが兼ねられている。
1、201 混合装置
11 作動流体
21 材料
51 チャンバ
55 微細化機構
60 可動式微細化機構
260、360、460、560 固定式微細化機構
261a 下部閉塞部
262 板状部
363 孔
565 網状部
X 軸方向

Claims (9)

  1. 超臨界状態または亜臨界状態の作動流体の存在下で、ゴムまたは樹脂を含む材料を混合させる混合器を備え、
    前記混合器は、
    前記作動流体および前記材料の流路を内部に形成するチャンバと、
    前記チャンバ内に配置され、前記材料を微細化する微細化機構と、
    を備える、
    混合装置。
  2. 請求項1に記載の混合装置であって、
    前記微細化機構は、前記チャンバに対して回転する可動式微細化機構を備える、
    混合装置。
  3. 請求項1または2に記載の混合装置であって、
    前記微細化機構は、前記チャンバに対して固定される固定式微細化機構を備える、
    混合装置。
  4. 請求項3に記載の混合装置であって、
    前記固定式微細化機構は、前記チャンバ内の流路の一部を塞ぐ板状部を備える、
    混合装置。
  5. 請求項3または4に記載の混合装置であって、
    前記固定式微細化機構は、前記チャンバ内の流路の下部を塞ぐ下部閉塞部を備える、
    混合装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の混合装置であって、
    前記固定式微細化機構は、前記チャンバの軸方向に前記固定式微細化機構を貫通するように形成される孔を備える、
    混合装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の混合装置であって、
    前記チャンバの軸方向から見た前記固定式微細化機構の断面の形状は、前記チャンバの軸方向における位置によって異なる、
    混合装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の混合装置であって、
    前記固定式微細化機構は、前記チャンバ内の流路の一部を塞ぐ網状部を備える、
    混合装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の混合装置であって、
    前記固定式微細化機構は、前記チャンバの軸方向に間隔をあけて複数設けられ、
    複数の前記固定式微細化機構の形状は、互いに異なる、
    混合装置。
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