JP2019084640A - 回転刃具の異常予知装置 - Google Patents

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Hiroaki Fujimura
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【課題】精度高く異常を予知することが可能な回転刃具の異常予知装置を提供することを課題とする。【解決手段】回転刃具がワークに接触した時点から所定時間内における、前記回転刃具のトルク波形を取得するトルク波形取得部と、前記回転刃具の正常時におけるトルク波形、および異常時におけるトルク波形をあらかじめ記憶している記憶部と、前記取得されたトルク波形と前記記憶された正常時におけるトルク波形との相関値である第1相関値、および前記取得されたトルク波形と前記異常時におけるトルク波形との相関値である第2相関値を算出する算出部と、前記第1相関値および前記第2相関値に基づいて前記回転刃具の異常を予知する予知判定部と、を具備する回転刃具の異常予知装置。【選択図】図2

Description

本発明は回転刃具の異常予知装置に関する。
ワークの切削加工を行うドリルなどの回転刃具に、折損などの異常が発生することがある。回転刃具に異常が発生すると、工程を一旦停止し、刃具交換および確認などの後に工程を再開することになる。したがって作業効率が低下し、また不良のワークが発生する。こうした事態を予防するため、折損が起きる前に、回転刃具のトルクの変動量に基づいて、折損を予知する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開平10−296589号公報
しかし回転刃具の経年劣化などによりトルクは変動するため、誤判定が発生する恐れがある。そこで、精度高く異常を予知することが可能な回転刃具の異常予知装置を提供することを目的とする。
上記目的は、回転刃具がワークに接触した時点から所定時間内における、前記回転刃具のトルク波形を取得するトルク波形取得部と、前記回転刃具の正常時におけるトルク波形、および異常時におけるトルク波形をあらかじめ記憶している記憶部と、前記取得されたトルク波形と前記記憶された正常時におけるトルク波形との相関値である第1相関値、および前記取得されたトルク波形と前記異常時におけるトルク波形との相関値である第2相関値を算出する算出部と、前記第1相関値および前記第2相関値に基づいて前記回転刃具の異常を予知する予知判定部と、を具備する回転刃具の異常予知装置によって達成できる。
精度高く異常を予知することが可能な回転刃具の異常予知装置を提供できる。
図1は異常予知装置を例示する模式図である。 図2はトルクおよび送り軸位置を示す図である。 図3は制御を例示するフローチャートである。
(実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態の異常予知装置10について説明する。図1は異常予知装置10を例示する模式図である。図1に示すように、異常予知装置10はドリル20(回転刃具)に適用される。制御アンプ12は信号を出力することで主軸モータ16および送り軸モータ18の駆動および停止を行う。ドリル20は主軸モータ16の駆動により回転し、送り軸モータ18の駆動によりZ軸方向に往復移動する。ワーク22はドリル20の下に配置され、ドリル20はワーク22を切削加工する。
操作画面14は作業者が視認可能かつ操作可能である。作業者は操作画面14を見ることでドリル20の状態を確認でき、操作画面14を操作することでドリル20の駆動および停止などを指示することができる。また、異常予知装置10が異常予知をした際にアラームなどが操作画面14に表示される。
異常予知装置10は例えばコンピュータなどであり、CPU(Central Processing Unit、中央演算装置)などの処理部、HDD(Hard Disc Drive、ハードディスクドライブ)またはSSD(Solid State Drive、ソリッドステートドライブ)などの記憶部を備え、制御アンプ12および操作画面14に接続されている。記憶部には、ドリル20が正常に動作しているときのトルク波形(正常モード)、折損など異常が発生したときのトルク波形(異常モード)、およびこれらに対応する閾値Rth1〜Rth3があらかじめ記憶されている。異常予知装置10は、制御アンプ12を通じて主軸モータ16のトルクおよび送り軸位置(ドリル20のZ軸方向の位置)を取得する。
ドリル20はZ軸方向に細長い形状であるため、加工中に加わる応力により折損などの異常が発生する恐れがある。異常の発生直前に主軸モータ16のトルクが正常な状態から変化する。そこで本実施形態の異常予知装置10は、トルク波形を正常モードおよび異常モードと比較することで異常を予知する。具体的にはトルク波形と各モードとの相関値を用いる。すなわち異常予知装置10は、トルクの推移を示すトルク波形を取得するトルク波形取得部、相関値算出部、ドリル20の正常判定および異常予知を行う予知判定部として機能する。
相関値Rはピアソンの積率相関係数であり、以下の式で算出する。n組のデータのうち、xおよびyの一方が取得されたトルクの値、他方が比較対象のモードの値である。xaveおよびyaveは、取得されたトルクおよび比較対象のモードのそれぞれに対応する平均である。相関値が高いほどトルク波形とモードとの類似性が高い。
Figure 2019084640
図2はトルクおよび送り軸位置を示す図である。送り軸位置はドリル20のZ軸方向の位置に対応し、ドリル20が図1の下方向に移動すると送り軸位置が大きくなる。左の縦軸はトルク、右の縦軸が送り軸位置、横軸は時間である。
図2に実線で示すトルク波形は、異常予知装置10が取得するトルク波形である。一点鎖線で示す正常モードは正常時のトルク波形であり、破線で示す異常モード1および点線で示す異常モード2は異常時のトルク波形であり、これら3つは異常予知装置10に記憶されている。折損の原因の違いなどにより、異常モード1および異常モード2のように複数の波形が発生する。
ドリル20が下降し、時間t1になるとドリル20がワーク22に接触し、ワーク22の加工が行われる。時間t1〜t2は異常予知装置10がトルク波形を取得する期間である。
図3は制御を例示するフローチャートである。図3に示すように、制御アンプ12はドリル20を回転させ、ワーク22に向けて移動させる(ステップS10)。異常予知装置10は、ドリル20がワーク22に食いついてから所定の時間内(例えば図2のt1〜t2)におけるトルク波形を取得する(ステップS12)。異常予知装置10は、記憶された正常モード、異常モード1および2それぞれの波形と、取得されたトルク波形とを比較し、それぞれとの相関値R1(第1相関値)、R2およびR3(第2相関値)を取得する(ステップS14)。
異常予知装置10は、トルク波形と正常モードとの相関値R1が閾値Rth1以上であるか否かを判定する(ステップS16)。肯定判定(Yes)の場合、トルク波形と異常モード1との相関値R2が閾値Rth2以上、またはトルク波形と異常モード2との相関値R3が閾値Rth3以上であるか否かを判定する(ステップS18)。否定判定(No)の場合、異常予知装置10はドリル20が正常であると判定する(ステップS20)。
ステップS16において否定判定(No)の場合、異常予知装置10は、R2≧Rth2、またはR3≧Rth3であるか否かを判定する(ステップS22)。肯定判定の場合、異常予知装置10はドリル20の異常を予知し(ステップS24)、アラームを発する(ステップS26)。具体的に異常の予知とはドリル20の折損の可能性が高いことを意味し、異常予知装置10はアラームとして例えば操作画面14への表示、警報音の発信などで作業員に通知する。作業員は、実際に折損が発生する前にドリル20を交換することができる。
一方、ステップS18において肯定判定、またはステップS22において否定判定の場合、異常予知装置10はアラームを発する(ステップS26)。トルク波形と正常モードとの相関値が閾値以上かつ異常モード1または2との相関値が閾値以上、または各モードとの相関値が閾値未満の場合、ドリル20は正常とも異常とも判定されない。このとき正常と断定できないため、作業員に警告しておくことが好ましい。この際のアラームは、異常判定時のアラームとは異なるものでもよく、例えば音、画面の表示を異ならせてもよい。ステップS20またはS26の後、制御は終了する。
表1はトルク波形の比較の例である。
Figure 2019084640
表1に示すように、閾値Rth1は50%、Rth2およびRth3は60%とする。例1では、トルク波形と正常モード、異常モード1および2それぞれの相関値は92%、13%、25%である。正常モードとの相関値がRth1以上であり、異常モード1および2との相関値はそれぞれRth2およびRth3未満である。このため異常予知装置10はドリル20が正常と判定する(図2のステップS16〜S20)。
例2では異常モード1との相関値80%が閾値Rth2以上であり、他の波形との相関値は閾値未満である。また例3では異常モード2との相関値75%が閾値Rth3以上であり、他の波形との相関値は閾値未満である。したがって異常予知装置10はドリル20の異常を予知し、アラームを発する(ステップS22〜S26)。
例4ではいずれのモードとの相関値も対応する閾値以上である。例5ではいずれのモードとの相関値も対応する閾値未満である。異常予知装置10は正常・異常の判定はせず、アラームを発する(ステップS26)。
以上、本実施形態によれば、異常予知装置10は、トルク波形と正常モード、異常モード1および2の波形それぞれとの相関値に基づいてドリル20の異常を予知することができる。トルク波形の相関値を用いるため、高精度の予知が可能である。ドリル20の経年劣化などでトルクが変動しても、あらかじめ記憶した波形と比較することで誤判定を抑制することができる。
例えばトルク波形と異常モード1または2との相関値が閾値以上、かつ正常モードとの相関値が閾値未満の場合、異常予知装置10はドリル20の異常を予知する(図3のステップS22〜S26、表1の例2および3)。異常が予知される場合、作業員は実際の折損が発生する前に新しいドリル20を用意し、交換することができる。これにより工程の停止時間が短縮され、かつワーク22の破損などが抑制される。また、トルク波形と正常モードとの相関値が閾値以上、かつ異常モード1および2との相関値がそれぞれの閾値未満である場合、異常予知装置10はドリル20が正常と判定する(図3のステップS16〜S20、表1の例1)。正常判定ならば、加工を継続すればよい。
ドリル20とワーク22との接触から所定時間内(図2のt1〜t2)のトルク波形に基づいて異常予知を行うことが好ましい。ドリル20の正常・異常に応じて加工開始直後のトルクに変化が生じやすい。したがってt1〜t2期間のトルク波形を用いることで異常予知の精度が向上する。
異常が予知された場合、アラームにより作業員に通知することが好ましい。折損の発生前にドリル20の交換などの対策が可能である。また、正常および異常いずれとも判定されない場合もアラームを発することが好ましい。このときのアラームは異常予知の際のアラームと異なってもよいし、同じでもよい。あらかじめ作業員への注意喚起をすることができる。
トルクは例えば不図示のトルクセンサで検出してもよいし、主軸モータ16の駆動電流などから異常予知装置10が算出してもよい。トルク波形と比較する異常モードは1つでもよいし、3つ以上でもよい。複数の異常モードの少なくとも1つとの相関値が閾値以上ならば、異常予知装置10は異常と予知する。また、異常予知装置10はドリル20およびワーク22の種類などに対応した正常モードおよび異常モードの波形を記憶することが好ましい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 異常予知装置
12 制御アンプ
14 操作画面
16 主軸モータ
18 送り軸モータ
20 ドリル(回転刃具)
22 ワーク

Claims (1)

  1. 回転刃具がワークに接触した時点から所定時間内における、前記回転刃具のトルク波形を取得するトルク波形取得部と、
    前記回転刃具の正常時におけるトルク波形、および異常時におけるトルク波形をあらかじめ記憶している記憶部と、
    前記取得されたトルク波形と前記記憶された正常時におけるトルク波形との相関値である第1相関値、および前記取得されたトルク波形と前記異常時におけるトルク波形との相関値である第2相関値を算出する算出部と、
    前記第1相関値および前記第2相関値に基づいて前記回転刃具の異常を予知する予知判定部と、を具備する回転刃具の異常予知装置。
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