JP2019084041A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】、吸収性物品の部材の溶着接合をより強固にすることを目的とする。【解決手段】少なくとも1つの不織布を備える2つの第1シート部材(31、32)と、左右方向に伸縮可能な第1弾性部材(35)を備える第1部材(30)と、少なくとも1つの不織布を備える2つの第2シート部材(41、42)と、左右方向に伸縮可能な第2弾性部材(45)を備える第2部材(40)と、第1部材(30)と第2部材(40)の左右方向における同じ側の端部を溶着して接合した溶着部(SS)と、を有する吸収性物品(1)であって、左右方向において、溶着部(SS)と重なる溶着領域Eと、溶着領域Eに内側から隣接する隣接領域Nを有しており、第1部材(30)及び第2部材(40)を左右方向に沿って伸長させた伸長状態において、第1部材(30)の不織布の坪量と第2部材(40)の不織布の坪量の和が、隣接領域Nよりも溶着領域Eの方が大きい。【選択図】図5

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、所謂パンツ型の使い捨ておむつやテープ型の使い捨ておむつ等の吸収性物品が知られている。例えば特許文献1には、腹側シート部材2と背側シート部材3の両側縁部同士を接合して、一対のサイドシール部Sを形成することで、ウエスト開口部W及び一対のレッグ開口部LO、LOを設けたパンツ型使い捨ておむつ1が開示されている。
特開2013−13683号公報
しかし、特許文献1のようなパンツ型使い捨ておむつ1の着用中、又は着用しようとする際に、腹側シート部材2及び背側シート部材3の弾性部材7に沿った方向への力を加えると、サイドシール部Sの接合が剥離してしまう恐れがあった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、部材同士の溶着接合をより強固にした吸収性物品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、上下方向と、左右方向と、前記上下方向及び前記左右方向と直交する厚さ方向とを有し、少なくとも1つの不織布を備える2つの第1シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第1弾性部材を備える第1部材と、少なくとも1つの不織布を備える2つの第2シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第2弾性部材を備える第2部材と、前記第1部材と前記第2部材の前記左右方向における同じ側の端部を溶着して接合した溶着部と、を有する吸収性物品であって、前記左右方向において、前記溶着部と重なる溶着領域と、前記溶着領域に内側から隣接する隣接領域を有しており、
前記第1部材及び前記第2部材を前記左右方向に沿って伸長させた伸長状態において、
前記第1部材の不織布の坪量と前記第2部材の不織布の坪量の和が、前記隣接領域よりも前記溶着領域の方が大きいことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような吸収性物品によれば、溶着部における第1部材と第2部材の不織布の坪量がより大きいため、溶着部における第1部材と第2部材との溶着をより強固にすることができる。
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 図2Aは、展開状態且つ伸長状態のおむつ1を肌側面側から見た概略平面図である。図2Bは、図2A中のX−X矢視で示す概略断面図である。 図3は、展開状態且つ伸長状態の腹側部材30を非肌側から見た概略平面図である。 図4は、図3中の領域Gの概略拡大図である。 図5は、図4中のY−Y矢視で示す断面について説明する模式図である。 図6は、おむつ1の製造工程を示すフロー図である。 図7は、製造ラインでおむつ1が製造される様子を一部斜視図で示す概略平面図である。 図8Aは、図7中のA部の概略拡大図である。図8Bは、図7中のB部の概略拡大図である。図8Cは、図7中のC部の概略拡大図である。図8Dは、図7中のD部の概略拡大図である。 図9Aは、図8A中のa−a矢視で示す断面について説明する模式図である。図9Bは、図8B中のb−b矢視で示す断面について説明する模式図である。 図10Aは、図8C中のc−c矢視で示す断面について説明する模式図である。図10Bは、図8D中のd−d矢視で示す断面について説明する模式図である。 図11は、図8D中の領域Dの概略拡大図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
上下方向と、左右方向と、前記上下方向及び前記左右方向と直交する厚さ方向とを有し、
少なくとも1つの不織布を備える2つの第1シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第1弾性部材を備える第1部材と、少なくとも1つの不織布を備える2つの第2シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第2弾性部材を備える第2部材と、前記第1部材と前記第2部材の前記左右方向における同じ側の端部を溶着して接合した溶着部と、を有する吸収性物品であって、前記左右方向において、前記溶着部と重なる溶着領域と、前記溶着領域に内側から隣接する隣接領域を有しており、前記第1部材及び前記第2部材を前記左右方向に沿って伸長させた伸長状態において、前記第1部材の不織布の坪量と前記第2部材の不織布の坪量の和が、前記隣接領域よりも前記溶着領域の方が大きいことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、溶着部における第1部材と第2部材の不織布の坪量がより大きいため、溶着部における第1部材と第2部材との溶着をより強固にすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1シート部同士はシート溶着部で溶着されており、前記シート溶着部は、前記第1シート部材の前記左右方向の一端部から他端部まで、間欠に配列された、前記左右方向に沿った溶着列を構成し、前記溶着列は、前記上下方向に所定の間隔を空けて、少なくとも2列以上設けられており、前記第1弾性部材は、前記上下方向に隣接する前記溶着列の間に設けられており、前記所定の間隔は、前記伸長状態の前記弾性部材の太さよりも長く、自然状態の前記弾性部材の太さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、シート溶着部を設けた領域に溶着部によって、第1部材と第2部材の溶着をより強固にすることができる。
かかる吸収性物品であって、少なくとも1つの前記シート溶着部と前記厚さ方向に重なる位置に前記溶着部が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、シート溶着部と厚さ方向に重なる位置に溶着部が設けられている場合であっても、溶着部における第1部材と第2部材との溶着をより強固にすることができる。
かかる吸収性物品であって、2つ以上の前記シート溶着部と前記厚さ方向に重なる位置に前記溶着部が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、2つ以上の前記シート溶着部と前記厚さ方向に重なる位置に前記溶着部が設けられている場合であっても、溶着部における第1部材と第2部材との溶着をより強固にすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記溶着部は、前記上下方向に沿って複数配置されており、前記上下方向に隣接する前記溶着部の間の長さが、前記所定の間隔よりも長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、上下方向に隣接する溶着部の間の長さが、溶着列の間の長さよりも短い場合よりも、弾性部材が溶着部によって切断されてしまう恐れを軽減させることができる。
かかる吸収性物品であって、前記溶着部の前記左右方向の長さが、前記シート溶着部の前記左右方向の長さよりも長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、溶着部の左右方向の長さが、シート溶着部の左右方向の長さよりも短い場合よりも、溶着部における第1部材と第2部材との溶着をより強固にすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1弾性部材は、複数設けられており、前記溶着部は、前記上下方向に沿って複数配置されており、前記上下方向に隣接する前記第1弾性部材の間隔が、前記上下方向に隣接する前記溶着部の前記上下方向の長さよりも大きいことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、溶着部によって第1弾性部材が切断されてしまう恐れを軽減させることができる。
===実施形態===
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。吸収性物品の一例として、図1に示す所謂3ピースタイプのおむつ1を例に挙げて以下の実施形態を説明する。本実施形態のパンツ型使い捨ておむつは乳幼児用としても大人用としても利用可能である。
===パンツ型使い捨ておむつ1の基本構成===
図2Aは、展開状態且つ伸長状態のおむつ1を肌側面側から見た概略平面図である。図2Bは、図2A中のX−X矢視で示す概略断面図である。図3は、展開状態且つ伸長状態の腹側部材30を非肌側から見た概略平面図である。「展開状態」とは、おむつ1の両側部の、腹側部材(「第1部材」ともいう。)30の側部(「端部」ともいう。)30aと背側部材40(「第2部材」ともいう。)の側部(「端部」ともいう。)40aとの接合をそれぞれ分離し、開いておむつ1全体を平面的に展開した状態である。「伸長状態」とは、おむつ1の皺が視認できなくなる程度まで、おむつ1が備える弾性部材を伸長させた状態を示す。具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、後述する腹側部材30等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い寸法になるまで伸長させた状態を示す。図2中のC−C線は左右方向における中心線である。図2Bでは、便宜上、接着剤を省略して示している。以下の説明において、腹側部材30について説明した構成は、背側部材40の構成と同様である。
図1に示すように、パンツ型のおむつ1は上下方向と左右方向と前後方向とを有し、おむつ1には胴回り開口部BH及び一対の脚回り開口部LHが形成されている。上下方向において、胴回り開口部BH側を上側とし、着用者の股下となる側を下側とする。図2Aの状態(展開かつ伸長状態)のおむつ1の上下方向を「長手方向」、長手方向の一方側を「腹側」、他方側を「背側」ともいい、長手方向における略中央部C10側を「下側」ともいう。前後方向において、着用者の腹側となる側を前側とし、着用者の背側となる側を後側とする。また、おむつ1は図2Bに示すように厚さ方向を有し、厚さ方向において着用者に接触する側を肌側とし、その逆側を非肌側とする。
おむつ1は、所謂3ピースタイプであり、吸収性本体10と腹側部材30、背側部材40とを有する。腹側部材30、背側部材40は平面視略長方形状であり、その長手方向が左右方向に沿っている。腹側部材30は、着用者の腹側部を覆い、背側部材40は、着用者の背側部を覆う。吸収性本体10は平面視略長方形形状である。吸収性本体10の腹側の端部10eaと背側の端部10ebは、それぞれ腹側部材30、背側部材40の肌側面と重ね合されている。
図2Aの展開状態にて示されるように、おむつ1は、中心線C−Cに対して左右対称な形状を有している。吸収性本体10の腹側の端部10ea、背側の端部10ebの非肌側面と腹側部材30、背側部材40の肌側面とを接着剤等(不図示)により接合し、図2Aに示す展開状態から、腹側部材30と背側部材40とが対向するように吸収性本体10を二つ折りし、腹側部材30の左右方向の両側部30aと背側部材40の左右方向の両側部40aとをサイド溶着部SSで溶着接合することにより、おむつ1はパンツ型となる。
腹側部材30及び背側部材40はそれぞれ、不織布等の柔軟な2枚のシート部材(肌側シート部材31と非肌側シート部材32、肌側シート部材41と非肌側シート部材42)と、左右方向に伸縮する複数の糸ゴム(弾性部材)35、45とを備える。複数の糸ゴム35、45は、上下方向に間隔を空けて並んで配されるとともに、左右方向に伸長した状態で2枚のシート部材(31と32、41と42)の間に固定されている。したがって、腹側部材30及び背側部材40は左右方向に伸縮可能であり、着用者の胴回りにフィットする。
吸収性本体10は、トップシート13と、吸収体11と、バックシート15とを備え、それぞれホットメルト等の接着剤によって接着されている。トップシート13は液透過性シートであればよく、親水性のエアスルー不織布やスパンボンド不織布等を例示できる。バックシート15は液不透過性シートであればよく、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム、疎水性のSMS不織布等を例示できる。トップシート13及びバックシート15は吸収体11全体を覆う大きさとする。
吸収体11は、平面視略矩形形状であり、液体を吸収する吸収性コア11cを備える。吸収性コア11cは、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を成形したもので、高吸収性ポリマー(所謂SAP)等が含有されたものでもよい。
また、吸収性本体10は、左右方向の端部に設けられた長手方向に伸縮するレッグギャザーLGと、吸収体11より肌側に設けられた横漏れを防止するための防漏壁部としての立体ギャザーLSGが、バックシート15によって形成されている。レッグギャザーLG及び立体ギャザーLSGは、それぞれ長手方向(上下方向)に伸長する弾性部材17、弾性部材18を備えている。
腹側部材30は、肌側から順に肌側シート31、弾性部材(第1弾性部材)35、非肌側シート32が厚さ方向に重ねられており、図3に示すように、上下方向(長手方向)及び左右方向に離散的に配された複数のシート溶着部jで溶着接合されている。同様に、背側部材40は、肌側から順に肌側シート41、弾性部材(第2弾性部材)45、非肌側シート42が厚さ方向に重ねられており、上下方向及び左右方向に離散的に配された複数のシート溶着部jで溶着接合されている。なお、糸ゴム35、45は、接着剤で接着されていない。
肌側シート31、41及び非肌側シート32、42は、それぞれ不織布からなるシートであり、具体的には、スパンボンド不織布である。但し、これに限らず、SMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布等の不織布を用いてもよい。また、本実施形態においては、不織布の構成繊維として熱可塑性樹脂のポリプロピレン(PP)の単独繊維を用いているが、これに限られない。例えば、ポリエチレン(PE)などの他の熱可塑性樹脂の単独繊維を用いても良いし、PE及びPP等の鞘芯構造を有した複合繊維を用いても良い。さらに、肌側シート31、41及び非肌側シート32、42の全てが不織布でなくてもよく、肌側シート31、41又は非肌側シート32、42のいずれか一方については、不織布以外の他の柔らかいシート素材を用いてもよい。
<<サイド溶着部SS及びシート溶着部jについて>>
以下、サイド溶着部SS及びシート溶着部jの詳細について説明する。図4は、図3中の領域Gの概略拡大図である。図5は、図4中のY−Y矢視で示す断面について説明する模式図である。便宜上、主に腹側部材30におけるサイド溶着部SS及びシート溶着部jについての説明を行うが、背側部材40についても同様である。
腹側部材30と背側部材40の左右方向における同じ側の端部は、サイド溶着部SSによって接合固定されている。複数のサイド溶着部SSは、略同じ形状の左右方向に長い矩形形状で、腹側部材30の上端部から下端部まで上下方向に並んで間欠に配置されている。サイド溶着部SSは、超音波によって溶着された部分であり、弾性部材35、45が伸縮した場合でも、伸縮しない部分である。腹側部材30と背側部材40のサイド溶着部SSと左右方向において重なる領域を溶着領域Eといい、溶着領域Eに左右方向の内側から隣接する領域を隣接領域Nという。具体的には、溶着領域Eは、左右方向はサイド溶着部SSの一方側の端から他方側の端まで、上下方向は腹側部材30の上側の端から下側の端までの矩形領域をいい、隣接領域Nは、左右方向は溶着領域Eの内側の端Eeから隣接領域Nの内側の端Neまで、上下方向は腹側部材30、背側部材40のそれぞれ上側の端から下側の端までの矩形領域をいう。なお、溶着領域Eの内側の端Eeから隣接領域Nの内側の端Neまでの左右方向の長さは5mmである。おむつ1においては、腹側部材30の方が背側部材40より上下方向の長さが短いため、溶着領域Eは、腹側部材30の上側の端から下側の端までと規定したが、腹側部材30より背側部材40の方が短い場合には、溶着領域Eの上下方向の長さを、背側部材40の上側の端から下側の端までの領域と規定することができる。図4において、便宜上、溶着領域Eを左斜め下の斜線のハッチングで示し、隣接領域Nを右斜め下の斜線のハッチングで示している。溶着領域Eは、弾性部材35、45を伸縮させた場合でも、その伸縮の影響を受けにくく、ほぼ伸縮しない。
腹側部材30及び背側部材40を左右方向に沿って伸長させた伸長状態において、つまり、弾性部材35、45を左右方向に伸長させた状態において、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和は、隣接領域Nにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和よりも大きい。「不織布の坪量」とは、単位面積当たりの不織布の重さ(kg/m2)をいう。
腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和は、以下のようにして測定し、比較をすることができる。まず、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和は、図1に示すおむつ1から溶着領域Eを切り取り、溶着領域Eの重さ(Ge)を測り、溶着領域Eの面積(Se)で除することで求められる(Ge/Se)。なお、おむつ1においては、腹側部材30の溶着領域Eの面積と背側部材30の溶着領域Eの面積が同じであり、また、腹側部材30と背側部材40が溶着により一体化されているため、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和は、Ge/Seで得ることができる。一方、隣接領域Nにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和は、図1に示すおむつ1から腹側部材30の隣接領域Nと背側部材40の隣接領域Nをそれぞれ切り取り、腹側部材30の隣接領域Nの重さ(Gn30)を測り、腹側部材30の隣接領域Nの面積(Sn30)で除した値と、背側部材40の隣接領域Nの重さ(Gn40)を測り、背側部材40の隣接領域Nの面積(Sn40)で除した値との和となる((Gn30/Sn30)+(Gn40/Sn40))。これによって、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和(Ge/Se)と、隣接領域Nにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和((Gn30/Sn30)+(Gn40/Sn40))の大きさを比較することができる。
図5において、溶着領域Eは、隣接領域Nよりも腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和が大きいが、溶着領域Eは、溶着接合によって、前後方向における厚みは、溶着領域Eの方が薄くなっている。溶着接合は、不織布を溶融し、溶融された互いの不織布同士を接合することで接合固定しており、不織布の含有量が多いほど接合強度が向上する。おむつ1においては、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和を、隣接領域Nにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和よりも大きくすることで、溶着領域Eの溶着強度を向上させることができる。これによって、おむつ1の着用中等において、腹側部材30と背側部材40とが側部30a、40aで剥離してしまう恐れを軽減させることができる。
また、腹側部材30及び背側部材40の通気性を向上させるためであったり、製造コストを削減するためであったり、肌触りを向上させるために、腹側部材30及び背側部材40のシート部材31、32、41、42の不織布の坪量をそれぞれ低くする場合がある。腹側部材30及び背側部材40のそれぞれ全域に亘って不織布の坪量を低くすると、腹側部材30と背側部材40の接合部における不織布の量が少なくなってしまい、溶着による接合強度が低下してしまう恐れがある。これに対し、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和を、隣接領域Nにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和よりも大きくすることで、腹側部材30と背側部材40との溶着強度を向上させ、腹側部材30と背側部材40との接合が剥離してしまう恐れを軽減させつつ、腹側部材30及び背側部材40が備える不織布の量を削減させることができる。
シート溶着部jもサイド溶着部SSと同様に、超音波によって溶着された部分である。複数のシート溶着部jは、肌側シート31、41と非肌側シート32、42とをそれぞれ接合しつつ、糸ゴム35、45を所定の位置に配置させ、糸ゴム35、45の上下方向への動きを制限している。シート溶着部jは、平面視において略正方形状であり、腹側部材30の左右方向の一端部から他端部まで、間欠に配置されて、左右方向に沿った溶着列Lを形成している。溶着列Lは、上下方向に所定の間隔を空けて、複数列設けられている。このとき、糸ゴム35を上下方向に隣接する溶着列Lの間に設けて、間隔Pjを、腹側部材30を伸長状態にしたときの糸ゴム35の太さよりも長く、腹側部材30を自然状態にしたときの糸ゴム35の太さよりも短くすることが好ましい。具体的には、図4において、糸ゴム35を、上側の溶着列L1と下側の溶着列L2の間に設け、上下方向に隣接する溶着列Lの間隔(所定の間隔)Pjは略同じ長さとし、間隔Pjを伸長状態の糸ゴム35の太さTs(不図示)よりも長く、自然状態の糸ゴム35の太さTn(不図示)よりも短くする(Ts<Pj<Tn)。
これによって、上下方向に設けられたシート溶着部jによって、糸ゴム35が、上下方向に過度に動いてしまう恐れを軽減させている。つまり、伸長状態の糸ゴム35の太さは、間隔Pjより細いため可動状態であるが、糸ゴム35を自然状態に近づけると、糸ゴム35の太さは太くなり、上下方向に隣接するシート溶着部j同士によって糸ゴム35が上下方向から狭圧されるため、糸ゴム35の動きが抑制された状態とすることができる。このように、伸縮を利用して糸ゴム35を溶着部jに固定することで、糸ゴム35を固定するための接着剤の量を減らしたり、接着剤を使わないようにすることができるため、腹側部材30をより柔らかくして、肌触りを向上させることができる。
また、図4に示すように、少なくとも1つのシート溶着部jと厚さ方向に重なる位置にサイド溶着部SSが設けられていることが好ましい。さらに、2つ以上のシート溶着部jと厚さ方向に重なる位置にサイド溶着部SSが設けられていることがより好ましい。このようなサイド溶着部SSにおいても、腹側胴回り部30と背側胴回り部40の接合をより強固にすることができる。
図4に示すように、上下方向に隣接するサイド溶着部SSの間隔Psが、上下方向に隣接するシート溶着部jの間隔Pjよりも長いことが好ましい(Ps>Pj)。糸ゴム35は、上下方向に隣接するシート溶着部jの間に位置しているため、上下方向に隣接するサイド溶着部SSの間隔Psが、上下方向に隣接するシート溶着部jの間隔Pjよりも短い場合よりも、サイド溶着部SSを形成する際に糸ゴム35を切断してしまう恐れを軽減させることができる。
さらに、サイド溶着部SSの左右方向の長さLsが、シート溶着部jの左右方向の長さLjよりも長いことが好ましい(Ls>Lj)。図4には、伸長状態の腹側部材30を示しており、サイド溶着部SSの左右方向の長さLsが、シート溶着部jの左右方向の長さLjよりも長いことを示しているが(Ls>Lj)、サイド溶着部SS及びシート溶着部jは、糸ゴム35の収縮の影響を受けにくいため、収縮状態の腹側部材30においても、サイド溶着部SSの左右方向の長さLsが、シート溶着部jの左右方向の長さLjよりも長い(Ls>Lj)。サイド溶着部SSの左右方向の長さLsがシート溶着部jの左右方向の長さLjよりも短い場合よりも(Ls<Lj)、サイド溶着部SSにおける溶着強度を向上させることができる。
また、上下方向に隣接する糸ゴム35の間隔(Pb)については、サイド溶着部SSの上下方向の長さ(Ls)よりも大きいことが好ましい(Pb>Ls)。なお、図4等に示すように、上下方向に隣接する糸ゴム35の間隔Pbが等間隔ではない場合には、糸ゴム35の間隔Pbが最も小さい部分の長さが、サイド溶着部SSの上下方向の長さ(Ls)よりも大きいことがより好ましい。これによって、糸ゴム35とサイド溶着部SSとが厚さ方向において重なる恐れを減少させて、サイド溶着部SSによって、糸ゴム35が切断されてしまう恐れを軽減させることができる。
===パンツ型使い捨ておむつ1の製造方法===
以下、おむつ1の製造方法について説明する。図6は、おむつ1の製造工程を示すフロー図である。図7は、製造ラインでおむつ1が製造される様子を一部斜視図で示す概略平面図である。図8Aは、図7中のA部の概略拡大図である。図8Bは、図7中のB部の概略拡大図である。図8Cは、図7中のC部の概略拡大図である。図8Dは、図7中のD部の概略拡大図である。図9Aは、図8A中のa−a矢視で示す断面について説明する模式図である。図9Bは、図8B中のb−b矢視で示す断面について説明する模式図である。図10Aは、図8C中のc−c矢視で示す断面について説明する模式図である。図10Bは、図8D中のd−d矢視で示す断面について説明する模式図である。
図7等において、各シート31、32、41、42の厚さ方向及び搬送方向と直交する方向を「CD方向」又は「上下方向」といい、搬送方向を「左右方向」ともいう。また、図8A〜図8Dにおいて、以下、腹側部材30について説明するが、背側部材40についても同様である。図7及び図8A〜図8Dに示すP1は、左右方向に連続するおむつ1、1同士の間の境界位置BLを搬送方向に製品ピッチP1として仮想的に設定している。そして、CLは、この製造ラインの終端に位置する第9加工位置PK9において、境界位置BLを切断対象位置として切断する切断位置CLである。また、図9Aに示す図8A中のa−a矢視で示す断面図、図9Bに示す図8B中のb−b矢視で示す断面図、図10Aに示す図8C中のc−c矢視で示す断面図、図10Bに示す図8D中のd−d矢視で示す断面図は、それぞれおむつ1における同じ部分を示している。さらに、図9A及び図9Bにおいて、実際は、腹側部材30と背側部材40がCD方向に並列した状態で搬送されるが、便宜上、厚さ方向に並べて示している。図9A、図9B、図10A、及び図10Bに示す背側部材40は、図8A〜図8Dに示す腹側部材30のa−a矢視部分、b−b矢視部分、c−c矢視部分、d−d矢視部分のそれぞれ厚さ方向に重なる部分を示している。
図6に示すように、非肌側シート搬送工程(S301)、糸ゴム配置工程(S302)、肌側シート配置工程(S303)、シート部材溶着工程(S304)を行うことで腹側部材30を形成し、非肌側シート搬送工程(S401)、糸ゴム配置工程(S402)、肌側シート配置工程(S403)、シート溶着工程(S404)を行うことで背側部材40を形成する。そして、吸収性本体配置工程(S505)、重ね合わせ工程(S506)、緩和工程(S507)、サイド溶着工程(S508)、切断工程(S509)を行うことで、おむつ1を形成する。
以下、図7を参照しながら各工程について説明する。なお、切断工程(S508)で個々のおむつ1に切断をするまでの各工程においては、各部材(肌側シート31、41、非肌側シート32、42、糸ゴム35、45、おむつ1)は、それぞれ搬送方向に連続している。
まず、第1加工位置PK1において、非肌側シート搬送工程(S301、S401)を行う。具体的には、搬送方向に連続した状態の非肌側シート32、42を不図示の搬送ローラー等の搬送装置を用いて搬送方向の下流に向かってそれぞれ搬送する。
次に、第2加工位置PK2において、糸ゴム配置工程(S302、S402)を行う。糸ゴム配置工程は、搬送方向に連続した状態の複数の糸ゴム35、45を、搬送された非肌側シート32、42の厚さ方向の上側から、CD方向に所定の間隔を空けてそれぞれ載置する。糸ゴムの配置は、不図示の搬送ローラー等の搬送装置(弾性部材配置部)でなされる。糸ゴム配置工程における糸ゴム35、45は、所定の伸長倍率まで伸長させた伸長状態である。
伸長倍率とは、糸ゴム35、45のそれぞれ全長E1を、自然長たる無負荷状態(自然状態)の全長E0の何倍まで伸ばしているかを示すR(R=E1/E0)である。そして、本実施形態における所定の伸長倍率Rは、例えば、R=1.5〜4.0から選択することができる。本実施形態においては、R=2.0で行う。
続いて、第3加工位置PK3において、肌側シート配置工程(S303、S403)を行う。肌側シート配置工程は、糸ゴム35、45が配置された非肌側シート32、42の厚さ方向の上側からそれぞれ肌側シート31、41を載置させる。これによって、図8Aに示すように、非肌側シート配置工程(S303、S403)後のA部は、伸長状態の糸ゴム35が、肌側シート31と非肌側シート32に挟まれた状態となる。そして、搬送方向の下流に向かって搬送する。
このとき、図9Aに示すように、伸長状態の糸ゴム35、45は、自然状態の糸ゴム35、45の太さよりも伸長した分だけ細くなっている。また、肌側シート31、41と非肌側シート32、42は、搬送方向の下流側から引っ張るように搬送されるため、適度な張力が加えられた状態で搬送される。
続いて、第4加工位置PK4において、シート部材溶着工程(S304、S404)を行う。図7におけるB部は、シート部材溶着工程後の状態を示している。シート部材溶着工程は、肌側シート31と非肌側シートを、複数のシート溶着部j、j・・・で接合して、腹側部材30、背側部材40を形成する。シート溶着部jは、腹側部材30及び背側部材40の左右方向の一端部から他端部まで、つまり、搬送方向の下流側の切断位置CLの領域から上流側の切断位置CLの領域まで、間欠に配置される。シート部材溶着工程後のB部において、図8Bに示すように、シート溶着部jは、搬送方向に隣り合うシート溶着部jとの間に間隔を空けつつ、搬送方向に沿って並んだ複数列の溶着列LがCD方向に沿うように配置されている。
図9Bに示す断面構造からわかるように、肌側シート31、41と非肌側シート32、42とをそれぞれ溶着により接合することで、肌側シート31、41と非肌側シート32、42はそれぞれ一体化される。なお、シート部材溶着工程においても、糸ゴム35、45を伸長状態で搬送し、自然状態の糸ゴム35、45よりも細くなっている。また、シート部材31、32、41、42に適度な張力を加えた状態で搬送する。
シート溶着部jの形成は、不図示の超音波溶着装置を用いて行うことができる。超音波溶着装置は、例えば、法線方向に振動する振動面を有したホーンと、搬送方向に沿って回転するアンビルロールを有し、アンビルロールは、この振動面を受けるべく各サイド溶着部SSに対応した凸部を外周面に有している。
次に、第5加工位置PK5において、吸収性本体配置工程(S505)を行う。吸収性本体配置工程は、腹側部材30と背側部材40との間に、不図示の別工程で形成された単票状の吸収性本体10を架け渡して、固定する。吸収性本体10を固定すると、腹側部材30、背側部材40とともに略梯子状のおむつ1の連続体となる。吸収性本体10の配置は、例えば、不図示の回転ドラム装置を用いて行うことができる。回転ドラム装置は、搬送方向に沿って回転する回転ドラムを有し、回転ドラムは、外周面に吸収性本体10を離脱可能に保持する複数の保持部を有している。吸収性本体配置工程は、糸ゴム35、45を伸長状態で搬送し、シート部材31、32、41、42に適度な張力を加えた状態で搬送する。
そして、第6加工位置PK6において、重ね合わせ工程(S506)を行う。重ね合わせ工程は、吸収性本体10のCD方向の所定位置CL1(図2A参照)で、吸収性本体10の2つ折りを行う。これにより、腹側部材30の腹側シート31と非肌側シート32、背側部材40の肌側シート41と非肌側シート42とを厚さ方向に重ねた状態とする。重ね合わせ工程は、糸ゴム35、45を伸長状態で搬送し、シート部材31、32、41、42に適度な張力を加えた状態で搬送する。
重ね合わせ工程は、例えば、不図示の折り曲げガイド装置(重ね合わせ部)を用いて行うことができる。折り曲げガイド装置は、搬送方向の所定位置に配置されたガイド板やガイドローラーを有する。そして、ガイド板やガイドローラーは、その配置位置を通過する連続した略梯子状のおむつ1の連続体を2つ折り形状になるように案内する。
続いて、第7加工位置PK7において、緩和工程(S507)を行う。緩和工程は、糸ゴム35、45の伸長状態を緩めて、伸長を緩和させた状態とする工程である。C部(図8C)においては、緩和工程後の状態を示している。糸ゴム35、45の伸長を緩和させた緩和状態とは、糸ゴム35、45の伸長状態と自然状態との間の状態をいい、本実施形態においては、糸ゴム配置工程(S302、402)における伸長状態の糸ゴム35、45の長さの50%〜70%の長さとなるまで収縮させた状態をいう。緩和工程は、例えば、不図示の搬送ローラー等を備える変速搬送装置(緩和部)を用いて行うことができる。変速搬送装置は、複数の搬送ローラーを備え、第7加工位置PK7においては、第1ローラーが非肌側シート部材配置(S301)から重ね合わせ工程(S506)までの略一定の速度で搬送し、C部の下流側の領域において、第1ローラーよりも速度の遅い第2ローラーを用いて搬送する。この第1ローラーと第2ローラーの各回転速度を調整することで、糸ゴム35、45の緩和度合いや肌側シート31、41、非肌側シート32、42に形成される皺を調整することができる。
図8Cは、糸ゴム35、45の伸長を緩めた状態のC部を示している。図8Cに示すように、糸ゴム35の伸長を緩和させることで、糸ゴム35は搬送方向に収縮する。本実施形態においては、糸ゴム配置工程(S302)等の伸長状態の糸ゴム35、45のそれぞれ60%の長さとなるまで収縮させた状態であり、且つ糸ゴム35、45の自然状態よりも伸長させた状態である。このように、緩和工程及びその後の工程において、糸ゴム35、45を自然状態まで伸長させるよりも、糸ゴム35を、糸ゴム配置工程(S302)等の伸長状態と、自然長たる無負荷状態との間の状態となるように緩和させることが好ましい。糸ゴム35、45を自然状態まで緩ませた状態にすると、製造ライン上における位置決めが困難となり、後述の溶着工程(S508)及び切断工程(S509)を正確な位置に行うことができない恐れがある。そこで、糸ゴム35を適度に伸長させ、適度に緩めた状態とすることで、下流の工程において、より正確な位置への加工が可能となる。
なお、図8Cに示す腹側部材30の領域は、図8A及び図8Bに示す領域と同じ領域を示している。つまり、図8Cに示すピッチP1は、糸ゴム35の収縮によって、図8Aに示す糸ゴム配置工程(S302)及び図8Bに示すシート部材溶着工程(S304)のときのピッチP1の60%の長さになる。便宜上、図8A〜図8Dにおいては、各図面を右側(搬送方向の上流側)に揃えて示しており、図8C及び図8Dについては、おむつ1が搬送方向に連続した状態であるが、左側(搬送方向の下流側)については、省略して示している。
このとき、腹側部材30の糸ゴム35及び背側部材40の糸ゴム45は、伸長状態のときよりも搬送方向において短くなり、上下及び厚さ方向に太くなる。さらに、肌側シート31、41と非肌側シート32、42のシート溶着部jを除く部分は、それぞれ肌側と非肌側に向かって凸となるように各シート部材31、32、41、42が緩んだ状態となる。つまり、肌側シート31、41と非肌側シート32、42は、搬送方向に隣接するシート溶着部j同士の間に、それぞれ上下方向に凹凸となった少なくとも1つの皺が形成されて、図8Cに示す領域において、搬送方向に複数の皺が形成される。
図10Aに示すように、糸ゴム35、45の伸長の緩和によって、肌側シート31、41と非肌肌側シート32、42の皺が形成されると、肌側シート31、41と非肌側シート32、42の不織布の繊維の坪量(単位面積当たりの不織布の重さ)が増加する。つまり、図9Bにおける肌側シート31、41と非肌側シート32、42の不織布の量(重さ)と、図10Aにおける肌側シート31、41と非肌側シート32、42の不織布の量(重さ)は、同じである。一方、図10Aに示す緩和工程後については、糸ゴム35、45の収縮によって、面積が小さくなるため、単位面積当たりの不織布の量が増加する。
その後、第8加工位置PK8において、サイド溶着工程(S508)を行う。溶着工程において、厚さ方向に重ねられた腹側部材30の肌側シート31と非肌側シート32と、背側部材40の肌側シート41と非肌側シート42とを、緩和工程で行った糸ゴム35、45の伸長を緩和させた状態のまま、切断位置CLの両側の各位置でそれぞれ溶着して一対のサイド溶着部SS、SS・・・を形成する。このサイド溶着部SS、SS・・・を形成することで、腹側部材30と背側部材40が接合される。複数のサイド溶着部SSは、略同じ形状を有しており、左右方向に長い矩形形状で、CD方向に並んで間欠に配置されている。
サイド溶着部SSの形成は、例えば、不図示の超音波溶着装置(溶着形成部)を用いて行うことができる。超音波溶着装置は、例えば、法線方向に振動する振動面を有したホーンと、搬送方向に沿って回転するアンビルロールを有し、アンビルロールは、この振動面を受けるべく各サイド溶着部SSに対応した凸部を外周面に有している。
図8Dは、糸ゴム35の伸長を緩めた状態でサイド溶着部SSを形成した状態のD部を示している。図8Dに示すように、図8Cに示した糸ゴム35、45の伸長を緩めた状態のまま、切断位置CLの両側であって、腹側部材30と背側部材40のそれぞれ下流側の端部同士と、腹側部材30と背側部材40のそれぞれ上流側の端部同士を接合する、複数のサイド溶着部SSがCD方向に間欠に設けられている。
図10Bに示すように、緩和工程で形成された上下方向に沿った凹凸を有する皺(図8C、図10A)は、サイド溶着部SSの形成によって、肌側シート31、41、非肌側シート32、42は厚さ方向からそれぞれ潰されて搬送方向に略平行な状態になる。サイド溶着工程は、糸ゴム35、45の伸縮を緩和させた状態で行うため、糸ゴム35、45の収縮によって、腹側部材30、背側部材40の、それぞれ不織布の坪量が、糸ゴム35、45の伸長状態よりも増加した状態となる。その結果、糸ゴム35、45の伸長状態で腹側部材30と背側部材40を溶着して接合した場合よりも、糸ゴム35、45を緩和状態で腹側部材30と背側部材40を溶着して接合した場合の方が、溶着強度が強くなる。これによって、図1に示す、パンツ型の使い捨ておむつ1を着用させようとする際や着用中に、腹側部材30と背側部材40の左右方向の端部(側端30a、40a)の接合が裂けてしまう恐れを軽減させることができる。
また、図11に示すように、少なくとも1つのシート溶着部jと厚さ方向に重なる位置にサイド溶着部SSを形成することが好ましい。また、2つ以上のシート溶着部jに厚さ方向から重なるサイド溶着部SSを形成することがより好ましい。上述のように、糸ゴム35、45を緩和状態にすることで、搬送方向に隣接するシート溶着部j同士の間に皺が形成される。少なくとも1つのシート溶着部jの上からサイド溶着部SSを形成すると、シート溶着部j同士の間の皺の少なくとも一部を押し潰す形状となりやすくなる。また、2つ以上のシート溶着部jと厚さ方向で重なるサイド溶着部SSを備えることで、より確実にシート溶着部j同士の間の皺を押し潰すことができる。これによって、サイド溶着部SSにおける腹側部材30及び背側部材40の不織布の坪量を増加させることになり、サイド溶着部SSの溶着強度を向上させることができる。
最後に、第9加工位置PK9において、切断工程(S509)を行う。切断工程において、搬送方向に連続した状態のおむつ1を、糸ゴム35、45の伸長を緩和させた状態のまま、切断位置CLで切断し、個々のおむつ1を形成する。この切断工程によって、搬送方向に連続した状態の、肌側シート31、41、非肌側シート32、42、糸ゴム35、45がそれぞれ切断位置CLで切断される。
切断工程は、サイド溶着工程と同様に、緩和工程で行った糸ゴム35、45の伸長を緩和させた状態のまま行うことが好ましい。糸ゴム35、45の伸長を緩和させると、糸ゴム35、45の太さが太くなり、糸ゴム35、45をシート溶着部j、サイド溶着部SS同士でCD方向から狭圧させた状態とさせやすくなる。シート溶着部j、サイド溶着部SSによって固定された状態で糸ゴム35、45を含む腹側部材30及び背側部材40を切断することで、糸ゴム35、45を伸長させた状態で切断した場合よりも、シート溶着部jによって糸ゴム35、45が固定された状態を維持しやすくなる。また、糸ゴム35、45を伸長させた状態で切断工程を行った場合、切断直後に上下方向及び前後方向に細くなった糸ゴム35、45が強い力で収縮しようとするため、サイド溶着部SSやシート溶着部jによって固定された糸ゴム34、45がサイド溶着部SS、シート溶着部jによる固定から抜けてしまう恐れがある。この点、糸ゴム35、45の伸長を緩和させた状態で切断工程を行うことで、糸ゴム35、45が収縮しようとする力を軽減させることができ、個々のおむつ1の糸ゴム35、45がサイド溶着部SS、シート溶着部jによる固定から抜けてしまう恐れを軽減させることができる。
切断工程は、例えば、不図示のカッター装置(切断部)を用いて行うことができる。カッター装置は、搬送方向に沿って回転する一対のロールを有する。そして、一方のロールは、外周面にカッター刃を有するカッターロールであり、他方のロールは、カッター刃を外周面で受けるアンビルロールである。
なお、図5、図9B、図10A、図10Bに示す断面図おいて、シート溶着部j及びサイド溶着部SSをそれぞれ矩形形状で表したが、実際は、溶着された領域はなだらかに変化するため、必ずしも矩形形状とはならず、その境界についても曖昧となる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態においては、重ね合わせ工程(S506)とサイド溶着工程(S507)の間に緩和工程(S507)を設けて、糸ゴム35、45を緩和させた状態でサイド溶着部SSを形成することで、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和を大きくしたが、これに限られない。例えば、腹側部材30及び背側部材40のうち溶着領域Eに該当する部分の不織布の坪量を予め大きくしたシート部材31、32、41、42を用いたものであってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、腹側部材30の溶着領域Eの部分と、背側部材40の溶着領域Eの部分のそれぞれの不織布の坪量を、腹側部材40の隣接領域Nの部分と、背側部材40の隣接領域Eの部分の不織布の坪量よりも大きくしたが、これに限られない。例えば、腹側部材30の溶着領域Eの不織布の坪量を、腹側部材30の隣接領域Nの不織布の坪量よりも大きくし、背側部材40の溶着領域Eと隣接領域Nの不織布の坪量を同じとしてもよい。サイド溶着部SSは、不織布の溶融による接合であるため、腹側部材30と背側部材40の不織布の坪量が異なっていても、溶着領域Eにおける腹側部材30の不織布の坪量と背側部材40の不織布の坪量の和をより大きくすることで、サイド溶着部SSの強度を向上させることができる。
なお、上述の実施形態において、腹側部材30及び背側部材40が備える弾性部材を糸ゴム(35、45)として例示して説明したが、これに限らない。糸ゴムの代わりに、例えば伸縮性フィルムや伸縮性不織布等のシート状の弾性部材を単数又は複数配してもよい。
さらに、上述の実施形態においては、シール溶着部j、サイド溶着部SSは、超音波シール装置を用いて超音波接合をしたが、これに限られない。他の溶着方法を用いてもよい。例えば、加熱された一対のロールを有するヒートシール装置を用いたヒートシール溶着でもよい。
また、シール溶着部j及びサイド溶着部SSは必ずしも矩形形状である必要はない。それぞれ、矩形形状に限らず、楕円形状、円形状、平行四辺形状等、任意の形状を採用することができる。
サイド溶着部SSについても、必ずしも複数のサイド溶着部SSを上下方向に間欠に配置しなくてもよい。例えば、おむつ1の左右方向の端部の上端から下端まで設けられたサイド溶着部SSを両側部に1つずつ設けるものであってもよい。
1 おむつ(パンツ型使い捨ておむつ、吸収性物品)、
10 吸収性本体、10ea 端部、10eb 端部、
11 吸収体、11c 吸収性コア、
13 トップシート、15 バックシート、
30 腹側部材(第1部材)、30a 側部(端部)、
31 肌側シート部材(第1シート部材)、
32 非肌側シート部材(第1シート部材)、
35 糸ゴム(弾性部材、第一弾性部材)、
40 背側部材(第2部材)、40a 側部、
41 肌側シート部材(第2シート部材)、
42 非肌側シート部材(第2シート部材)、
45 糸ゴム(弾性部材、第2弾性部材)、
j シート溶着部、
E 溶着領域、N 隣接領域、
L1、L2 溶着列、
P1 ピッチ、BL 境界位置、CL 切断位置、
SS サイド溶着部、
LH 脚回り開口部、BH 胴回り開口部

Claims (7)

  1. 上下方向と、左右方向と、前記上下方向及び前記左右方向と直交する厚さ方向とを有し、
    少なくとも1つの不織布を備える2つの第1シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第1弾性部材を備える第1部材と、
    少なくとも1つの不織布を備える2つの第2シート部材と、前記左右方向に伸縮可能な第2弾性部材を備える第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材の前記左右方向における同じ側の端部を溶着して接合した溶着部と、を有する吸収性物品であって、
    前記左右方向において、
    前記溶着部と重なる溶着領域と、
    前記溶着領域に内側から隣接する隣接領域を有しており、
    前記第1部材及び前記第2部材を前記左右方向に沿って伸長させた伸長状態において、
    前記第1部材の不織布の坪量と前記第2部材の不織布の坪量の和が、前記隣接領域よりも前記溶着領域の方が大きいことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記第1シート部同士はシート溶着部で溶着されており、
    前記シート溶着部は、前記第1シート部材の前記左右方向の一端部から他端部まで、間欠に配列された、前記左右方向に沿った溶着列を構成し、
    前記溶着列は、前記上下方向に所定の間隔を空けて、少なくとも2列以上設けられており、
    前記第1弾性部材は、前記上下方向に隣接する前記溶着列の間に設けられており、
    前記所定の間隔は、前記伸長状態の前記弾性部材の太さよりも長く、自然状態の前記弾性部材の太さよりも短いことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品において、
    少なくとも1つの前記シート溶着部と前記厚さ方向に重なる位置に前記溶着部が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品において、
    2つ以上の前記シート溶着部と前記厚さ方向に重なる位置に前記溶着部が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項3又は4に記載の吸収性物品において、
    前記溶着部は、前記上下方向に沿って複数配置されており、
    前記上下方向に隣接する前記溶着部の間の長さが、前記所定の間隔よりも長いことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の吸収性物品において、
    前記溶着部の前記左右方向の長さが、前記シート溶着部の前記左右方向の長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項3から6のいずれか1項に記載の吸収性物品において、
    前記第1弾性部材は、複数設けられており、
    前記溶着部は、前記上下方向に沿って複数配置されており、
    前記上下方向に隣接する前記第1弾性部材の間隔が、前記上下方向に隣接する前記溶着部の前記上下方向の長さよりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
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