JP2019083948A - 下げ飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】高級感を喚起させると共に、販売される場所や販売時期などに応じた商品展開が可能な下げ飾りを提供する。【解決手段】ステンレス製またはチタン製の板による飾り本体1と、この飾り本体1の一隅に挿通される吊り下げ部材2とから成る下げ飾りの飾り本体1の表面に、レーザーマーキングにより複数種の色彩を含む絵柄を描く。レーザーマーキングの対象とする絵柄を変更することによって、様々なテーマの下げ飾りを製作することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、鞄や鍵などの持ち運び可能な物品に装着されたり、室内や車内に吊り下げられる下げ飾りに関する。
「根付(ねつけ)」と呼ばれる下げ飾りは古来から人々に親しまれ、アクセサリーや小物の目印として多くの人に利用されている。デザインに工夫をこらした下げ飾り(たとえば非特許文献1,2)や、キーホルダーやネームタグなどの飾り以外の機能を持つ下げ飾り(たとえば特許文献1,2)も、数多く認められる。
意匠登録第1191651号公報
意匠登録第1346427号公報
一般的な下げ飾りは、観光地やイベント会場での記念品・土産物として定番の商品となっているが、安価な商品として大量生産されるため、どこへ行っても同じようなものしか見当たらない。デザイン性を高めた下げ飾りでも高級感を感じさせるまでの域に入るものは少なく、大人向けの質の良い商品を探すのは困難である。
本発明は上記の問題に着目してなされたもので、素材自体が備える光沢性と素材に対する加工により生じる発色性とによって高級感を喚起させ、販売される場所や販売時期などに応じた商品展開を行うことが可能な下げ飾りを提供することを課題とする。
ステンレスやチタンにレーザーを照射すると、その照射箇所が削られて微細な凹部が形成され、その凹部や凹部の表面に形成された酸化被膜を介した可視光の反射によって、凹部が周囲と異なる色彩で表される。さらに、レーザーのエネルギー強度や照射時間などの条件を種々に変えることによって、凹部の深さや酸化被膜の厚みを変動させて様々な色彩を出現させることができる。
本発明は上記の特性を利用し、ステンレス製またはチタン製の板による飾り本体の表面にレーザーマーキングによって、飾り本体の地色とは異なりかつ白以外の色彩による精細な絵柄を描くことによって、飾り本体の素材自体が備える光沢性と鮮やかな発色との組み合わせにより高級感を喚起させる下げ飾りを提供するものである。
本発明の一実施形態では、吊り下げ部材として、飾り本体に挿通されるリングバネと、他の物品に装着するためのフックと、当該フックとリングバネとを繋ぐ連結部材とにより構成されるものを使用する。この構成によれば、リングバネを押圧によって変形させることによって飾り本体への吊り下げ部材の着脱作業を容易に行うことができる。また吊り下げたときには、フックと連結部材とリングバネとが真っ直ぐに連なる状態となって、美観を高めることができる。
本発明の他の実施形態の飾り本体は、一方向に沿って並ぶ3つの区画のうちの中央の区画を除く2つが中央の区画の同じ面に対して紙片を挿入可能な間隙を隔てて対向するように曲げ加工されて成る板である。この飾り本体の一隅には、曲げられた部分を含む厚み全体を貫く通し穴が形成され、この通し穴に吊り下げ部材が挿通される。この構成によって、装飾性の高いネームタグとして使用することが可能な下げ飾りを提供することができる。
本発明によれば、飾り本体の素材自体が備える光沢性と鮮やかな発色との組み合わせによって、装飾性を高め、高級感を感じさせる下げ飾りを提供することができる。また、飾り本体にマーキングする絵柄を変更することによって、販売される場所や販売時期によって異なるコンセプトの商品を提供することができる。
図1〜4は、本発明が適用された下げ飾りの一例であるネームタグを表したものである。この実施例のネームタグは、表面に絵柄が描かれたステンレス製のタグ本体1と、このタグ本体1の一隅に挿通される吊り下げ部材2とから成り、名前などを記入するための紙片3および紙片3の上に被せられる透明カバー4をタグ本体1に保持させた状態にしてエンドユーザーに提供される。
タグ本体1は、ステンレス板の一方向を幅が異なる3つの区画(中央の区画が最も大きい。)に分け、それらのうちの中央の区画が前板10となり、他の2つの区画が後板11,12として前板10に対向するようにステンレス板を曲げ加工する方法により製作されたものである。各後板11,12は微小な間隙15を介して前板10の裏面に対向する(図3を参照。)と共に、各後板11,12の間にも所定幅の帯状の隙間16が設けられる(図2,4を参照。)。またタグ本体1の上端側の一角部が斜めに切断され、その切り欠き部分の近傍に厚み全体を貫く通し穴14が形成されている。
紙片3および透明カバー4は、前板10と後板11,12との間の間隙15に挿入される。これらは前板10と同様の切り欠きのある矩形状に形成され、それぞれの前板10の通し穴14に対応する位置に通し穴34,44が形成されている(図4を参照。)。紙片3に記入された情報は、帯状の隙間16に対応する範囲に記入された情報のみが視認可能となり、その他の情報は後板11,12により隠された状態となる。
吊り下げ部材2は、リングバネ20とスプリングフック21とをリング状の連結金具22を介して繋いだ構成のもので、紙片3および透明カバー4をタグ本体1に挿入して各通し穴14,34,44の位置を合わせてからこれらにリングバネ20を通すことによって、タグ本体1に吊り下げ部材2を着脱自在に連結し、その連結によって紙片3および透明カバー4をタグ本体1に保持された状態で維持することができる。また、リングバネ20は押圧されることによって変形して開放され、その開放によって吊り下げ部材2をタグ本体1から取り外して紙片3を取り出すことができるので、情報の記入や確認のために紙片3を容易に抜き差しすることができる。
前板1の前面には、図示しないレーザーマーキング装置からのレーザー照射によって所定の絵柄P(図示例では蒸気機関車の絵柄)が描かれる。レーザーマーキング装置には、絵柄Pの元となる画像データの色彩や明度に基づいて設定された制御データがセットされ、この制御データに従ってレーザーの照射条件(エネルギー強度,照射時間,照射回数等)を調整しながら各照射位置にレーザーを照射することによって、各照射位置にタグ本体1の地色とは異なる色彩を出現させ、その色彩により絵柄Pを表すことができる。
絵柄Pを表す色彩は一種類に限らず、複数種の色彩を用いることもできる。なお、出願人は長期間にわたる試験・研究によって、ステンレスやチタンに対して青系,赤系,緑系,紫系,金系,銀系.銅系という7系統の色彩を出現させるのに必要な照射条件を特定し、これらの条件設定を駆使することによって、多彩な色彩による絵柄を描くことに成功している。
レーザーマーキングによれば微細な線を精度良く描くことができるので、明瞭かつ高精細の絵柄を表すことができる。またややくすみがかかった色彩が出現するので、上品さが感じられる絵柄を形成することができ、その高精細な絵柄と素材の光沢性との組み合わせによって、高級感を喚起させるネームタグを完成させることができる。
また、タグ本体1となるステンレス板の表面は微小な凹凸面でその凹凸の度合いにばらつきがあるため、同じ絵柄Pを同じ条件でマーキングしても、タグ本体1毎に発色状態が異なる絵柄が形成される。このことにより、エンドユーザーとなる購入者に、好みの色合いのものを選ぶ楽しみを与えることができる。
この実施例によれば、タグ本体1および吊り下げ部材2を変更することなく、絵柄Pのみを差し替えることによって、様々なテーマの商品を容易に製作することができる。よって、観光地毎にその土地の名所やご当地のマスコットなどの絵柄を入れたネームタグを販売したり、期間限定のイベントにおいてそのイベントにちなんだ絵柄入りのネームタグを販売するなど、幅広い商品展開が可能になる。また異なる商品の間でも共通のタグ本体1や吊り下げ部材2を使用することができるので、材料費が嵩むおそれがなく、少量の注文にも容易に対応することができる。
図5は、パーティや式典などでの記念品として、前板10にロゴマークLや文字Mを描いた例を示す。ロゴマークLや文字Mも絵柄Pの一種であって、これらを前板10の広い範囲に明瞭かつ鮮やかな色彩で描くことによって、質の良い記念品を仕上げることができる。なお、いずれのネームタグでも、レーザーマーキングは前板10に限らず、注文に応じて、裏面側の後板11,12にも絵柄(文字やロゴマークを含む。)を描くことができる。
タグ本体1の材料はステンレスに限らず、チタンを使用することもできる。チタンによれば、ステンレスと同様の7系統の色彩をより明瞭に出現させることができるので、興趣の高い発色効果を得ることができる。また吊り下げ部材も上記の例に限らず、単一のリングやフック、あるいはチェーンを使用しても良い。またデザイン性の高い金具や革製の部材を使用することによって、高級感をより高めることができる。
ネームタグに限らず、キーホルダーやその他の下げ飾りとしても、ステンレス製またはチタン製の板の表面にレーザーマーキングによる絵柄を描いたものを飾り本体として使用することによって、高級感が喚起される下げ飾りを提供することができる。
1 タグ本体
2 吊り下げ部材
3 紙片
4 透明カバー
10 前板
11,12 後板
14 通し穴
15 紙片を保持する間隙
20 リングバネ
21 フック
22 連結金具
P 絵柄
L ロゴマーク
M 文字
2 吊り下げ部材
3 紙片
4 透明カバー
10 前板
11,12 後板
14 通し穴
15 紙片を保持する間隙
20 リングバネ
21 フック
22 連結金具
P 絵柄
L ロゴマーク
M 文字
Claims (3)
- ステンレス製またはチタン製の板による飾り本体とこの飾り本体の一隅に挿通される吊り下げ部材とから成り、前記飾り本体の表面に前記飾り本体の地色とは異なりかつ白以外の色彩による絵柄がレーザーマーキングにより描かれている、下げ飾り。
- 前記吊り下げ部材は、前記飾り本体に挿通されるリングバネと、他の物品に装着するためのフックと、当該フックとリングバネとを繋ぐ連結部材とにより構成される、
請求項1に記載された下げ飾り。 - 前記飾り本体は、一方向に沿って並ぶ3つの区画のうちの中央の区画を除く2つが中央の区画に対して紙片を挿入可能な間隙を隔てて対向するように曲げ加工されて成る板であって、当該飾り本体の一隅に曲げられた部分を含む厚み全体を貫く通し穴が形成され、当該通し穴に前記吊り下げ部材が挿通される、請求項1または2に記載された下げ飾り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017213350A JP2019083948A (ja) | 2017-11-04 | 2017-11-04 | 下げ飾り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017213350A JP2019083948A (ja) | 2017-11-04 | 2017-11-04 | 下げ飾り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019083948A true JP2019083948A (ja) | 2019-06-06 |
Family
ID=66761572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017213350A Pending JP2019083948A (ja) | 2017-11-04 | 2017-11-04 | 下げ飾り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019083948A (ja) |
-
2017
- 2017-11-04 JP JP2017213350A patent/JP2019083948A/ja active Pending
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