JP2019083506A - 情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所望の場面を容易に見直すことができる情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラムを提供する。【解決手段】複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置とを備え、前記端末装置は、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラムに関する。
従来から、日常生活に密着した各種の情報をユーザの端末装置に対してインターネットを介して提供する情報処理システムが提案されている。ユーザに提供される情報として、作業手順を紹介する動画がある。例えば、特許文献1に記載のコンテンツ再生装置は、複数のシーンの各々が、料理における複数の調理工程の各々における調理の内容を示すコンテンツを再生する。
国際公開第2013/099282号
調理のように複数の工程からなる作業手順を紹介する動画には、比較的短時間の場面を順次つなぎ合わせて構成されているものがある。ユーザが動画で紹介される作業手順を確認したいと考えるとき、動画ビューアに付随している一時停止ボタンやプログレスバーの押下などの操作により動画を見直すことがある。しかしながら、操作により指示された時点では、ユーザが確認したいと考える場面が既に終わり、他の場面に移行していることがある。そのため、ユーザにとり所望の場面を見直すことが困難なことがある。
本発明の一態様は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望の場面を容易に見直すことができる情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理システムであって、前記端末装置は、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、を備える情報処理システムである。
また、本発明の一態様は、複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理方法であって、前記端末装置が、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにおいて、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し前記入力ステップにおいて、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御ステップと、を有する情報処理方法である。
また、本発明の一態様は、複数の場面を順次示す動画を出力する端末装置のコンピュータに、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力手順と、前記入力手順において、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力手順において、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御手順と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る情報処理システムによれば、ユーザが所望の場面を容易に見直すことができる。
本実施形態に係る情報処理システムの概要の説明図である。 本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態態に係るレシピデータのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る食材データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る料理データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るレポートデータのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るユーザデータのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るレシピ動画属性データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るレシピ動画構成データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る動画データのデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る端末装置の画面表示の一例を示す図である。 本実施形態に係る動作出力制御の処理例を示すシーケンスチャートである。 本実施形態に係る端末装置の画面表示の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
〔情報処理システムの概要〕
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概要の説明図である。
本実施形態に係る情報処理システム1(図2)は、オンデマンドのウェブサービスを実現する情報処理装置10(図2)と、ユーザが所持する端末装置20(図2)とを備える。情報処理装置10は、端末装置20が要求する種々の情報として動画を提供する。端末装置20は、情報処理装置10から取得した情報を提示する。情報処理装置10が提供する情報には、動画が含まれる。図1に例示する動画MV01は、一連の作業を構成する複数の工程のそれぞれを示す場面を順次つなぎ合わせて構成される。各場面は、比較的短時間(典型的には1〜3秒)の区間ごとに表される。各場面の順序は、その工程の順序に相当する。以下の説明では、主に動画に表される作業が調理である場合を例にする。
端末装置20は、ユーザの操作により指示された動画MV01を示す動画要求情報を情報処理装置10に通知する。情報処理装置10は動画要求情報で指示される動画MV01を表す動画データを端末装置20に送信する。端末装置20は、情報処理装置10から取得した動画データを先頭から順次出力し、動画MV01を表示させる(S01:動画出力)。従って、動画データが出力される時点は、時間経過とともに進行する。
端末装置20は、動画データの出力中に動画MV01の進行停止に係る第1の操作を受け付けるとき(S02:操作1)、第1の操作により指示される通常の動作として動画MV01の出力時点の進行を停止する(S03:通常の進行停止)。動画MV01の進行停止に係る第1の操作とは、動画MV01の出力時点の進行停止を指示するための操作である。例えば、動画MV01のビューワーに付随した一時停止ボタンのシングルクリック操作である。以下の説明では、動画MV01の進行停止に係る第1の操作を「操作1」と呼ぶことがある。端末装置20は、進行停止を示す進行停止情報を情報処理装置10に通知する。情報処理装置10は、端末装置20から進行停止情報が通知されるとき、端末装置20への動画データの送信を停止する。
他方、端末装置20は、動画データの出力中に動画MV01の進行停止に係る第2の操作を受け付けるとき(S02’:操作2)、出力時点の調整を指示する出力時点調整情報を情報処理装置10に通知する。また、端末装置20は、動画MV01の出力時点の進行を停止する。動画MV01の進行停止に係る第2の操作とは、操作1と共通の操作対象物を指示するが、その態様が異なる操作である。例えば、動画MV01のビューワーに付随した一時停止ボタンのダブルクリック操作である。
情報処理装置10は、端末装置20から出力時点調整情報が通知され、通知された出力時点情報が示す出力時点が含まれる区間の場面を特定する。図1に示す例では、特定される場面は、「食材1を切る」である。
情報処理装置10は、予め記憶させた動画構成データを参照して、特定した場面の開始時点を特定し、特定した開始時点を示す出力制御情報を端末装置20に送信する。また、情報処理装置10は、動画データの端末装置20の送信を、特定した開始時点から開始する。
端末装置20は、動画MV01の新たな出力時点として、情報処理装置10から受信した出力制御情報が示す開始時点、即ち、操作1により指示された出力時点を含む場面の開始時点に定める。その後、端末装置20は、動画データの出力時点の進行を再開する(S03’:場面の先頭から出力)。以下の説明では、動画MV01の進行停止に係る第2の操作を「操作2」と呼ぶことがある。
〔情報処理システムの構成例〕
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例について説明する。
図2は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。
情報処理システム1は、情報処理装置10と、端末装置20と、を備える。図2に示す例では、端末装置20の数は、N(Nは、1以上の整数)個である。N個の端末装置20は、互いに共通の構成を有し、端末装置20−1〜20−Nとして個々に区別される。情報処理装置10と、端末装置20−1〜20−Nは、それぞれ有線又は無線のネットワークNWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWは、その一部にインターネット、公衆無線ネットワークなどの広域ネットワークを含んで構成されてもよいし、構内ネットワーク(LAN:Local Area Network)を含んで構成されてもよい。なお、本明細書では、端末装置20−1〜20−Nに共通の事項を説明する場合など、個々の端末装置20−1〜20−Nを区別しない場合には、単に端末装置20と呼ぶ。
情報処理装置10は、提供対象の動画データ及び動画構成情報の他、動画データの提供に用いる各種のデータを管理する。情報処理装置10が管理するデータについては、後述する。情報処理装置10は、端末装置20から動画要求情報を受信するとき、受信した動画要求情報で指示される動画を表す動画データを読み出す。情報処理装置10は、読み出した動画データを端末装置20に送信する。
情報処理装置10は、端末装置20から進行停止情報を受信するとき、端末装置20への動画データの送信を停止する。
また、情報処理装置10は、端末装置20から出力時点調整情報を受信するとき、予め記憶させた動画構成データを参照して、受信した出力時点調整情報が示す出力時点が含まれる区間に表される場面と、その場面の開始時点を特定する。情報処理装置10は、特定した開始時点を示す出力制御情報と動画データを端末装置20に送信する。
情報処理装置10は、例えば、ウェブサーバの機能を提供するサーバ装置である。
端末装置20は、ユーザの操作を受け付け、出力対象の動画を示す動画要求情報を情報処理装置10に送信し、その応答として動画データを受信する。端末装置20は、受信した動画データを先頭から順次出力し、動画を表示させる。
端末装置20は、動画データの出力中に操作1を受け付けるとき、動画の出力時点の進行を停止し、進行停止情報を情報処理装置10に送信する。
端末装置20は、動画データの出力中に操作2を受け付けるとき、動画の出力時点の進行を停止し、操作2に基づいて定めた出力時点を示す出力時点調整情報を情報処理装置10に送信する。
端末装置20は、情報処理装置10から出力制御情報を受信し、受信した出力制御情報が示す開始時点を動画の出力時点として定める。その後、端末装置20は。情報処理装置10から受信した動画データの出力時点の進行を再開する。
端末装置20は、例えば、携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)、タブレット端末装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、などの電子機器である。端末装置20は、ユーザインタフェースを提供し、ユーザの操作を受け付ける機能や、取得した各種の情報を提示する機能を有する。
〔情報処理装置の構成〕
次に、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例について説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、ネットワークNWを介して他の機器、例えば、端末装置20と通信可能に接続し、制御部13の制御に基づいて各種のデータを無線又は有線で送受信する。通信部11は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部12は、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。記憶部12は、制御部13で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。記憶部12には、例えば、レシピデータ、レシピ属性データ、食材データ、料理データ、レポートデータ、ユーザデータ、レシピ動画属性データ、レシピ動画構成データ、及び動画データを記憶する。これらのデータについては、後述する。
制御部13は、情報処理装置10の各種の機能を制御する。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)などの演算デバイスを備え、記憶部12に予め記憶されたプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行、その機能の一部又は全部を実現してもよい。制御部13は、例えば、ウェブサーバの機能を提供する。制御部13は、端末装置20から受信した各種の情報要求信号で指示される情報を所定のプロトコル(例えば、http:hypertext transfer protocol)を用いて端末装置20に送信する。
制御部13は、動画提供部131と、送信制御部132と、を備える。
動画提供部131は、端末装置20から通信部11を介して動画要求情報を受信し、動画要求情報で指示された動画の動画データを記憶部12から読み出す。動画提供部131は、読み出した動画データを端末装置20に通信部11を介して送信する。動画データの送信形態は、ストリーミングである。ストリーミングとは、所定の単位毎に動画データの一部を順次送信し、送信先が動画データを所定の単位毎に受信する都度、受信した動画データが示す動画を表示する方式である。その時点で送信もしくは出力している動画データの単位が、出力時点に相当する。
提供対象の動画は、例えば、その所在を示すURL(Uniform Resource Locator)により特定される。これらのURLは、端末装置20に表示されるウェブページの構成を所定の記述言語(例えば、html:hyper text markup language)で記述された表示情報に含まれる。
送信制御部132は、端末装置20から受信される各種の制御情報に基づいて動画データの送信を制御する。例えば、制御情報として一時停止を示す進行停止情報を端末装置20から受信するとき、送信制御部132は、動画データの端末装置20への送信を停止する。制御情報として再開情報を端末装置20から受信するとき、送信制御部132は、直前に送信を停止した出力時点から動画データの端末装置20への送信を再開する。
制御情報として出力時点変更を示す進行停止情報を端末装置20から受信するとき、送信制御部132は、動画データの端末装置20への送信を停止し、その出力時点を進行停止情報で指示される変更後の出力時点に変更する。そして、送信制御部132は、変更後の出力時点から動画データの端末装置20への送信を再開する。
制御情報として出力時点調整情報を端末装置20から受信するとき、送信制御部132は、その時点で送信していた動画データに係るレシピ動画構成データを参照し、出力時点調整情報が示す出力時点が含まれる区間の場面を特定する。送信制御部132は、そのレシピ動画構成データを参照して、特定した場面の開始時刻を特定し、特定した開始時刻を調整後の出力時点とする。但し、出力時点調整情報が示す出力時点が、特定した場面の開始時刻から所定のマージン期間内である場合には、送信制御部132は、その場面に時間的に隣接する直前の場面を特定し、特定した直前の場面の開始時刻を調整後の出力時点とする。マージン期間MG(図13)は、例えば、0.2〜0.5秒である。送信制御部132は、調整後の出力時点からの動画データの端末装置20への送信を再開し、調整後の出力時点を示す出力時点情報を情報処理装置10に送信する。
〔端末装置の構成〕
次に、本実施形態に係る端末装置20の構成例について説明する。
図4は、本実施形態に係る端末装置20の構成例を示すブロック図である。
端末装置20は、通信部21と、記憶部22と、入力部23と、出力部24と、制御部25と、を備える。
通信部21は、ネットワークNWを介して他の機器、例えば、情報処理装置10と通信可能に接続し、制御部25の制御に基づいて各種のデータを無線又は有線で送受信する。通信部21は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部22は、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAMなどの記憶媒体を含んで構成される。記憶部22は、制御部25で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。
入力部23は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部23は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じて生成した入力信号を制御部25に出力する。入力部23が受け付け可能とする操作は、例えば、シングルクリック操作、ダブルクリック操作、などである。
出力部24は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールである。出力部24は、制御部25の制御に基づき、制御部25から入力される情報(例えば、動画等)を表示もしくは再生する。出力部24を構成するディスプレイパネルは、入力部23を構成するタッチパッドと一体化し、タッチパネルとして構成されてもよい。
制御部25は、端末装置20の各種の機能を制御する。制御部25は、CPUなどの演算デバイスを備え、記憶部22に予め記憶されたプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行、その機能の一部又は全部を実現してもよい。制御部25は、例えば、ウェブブラウザの機能を提供する。制御部25は、所定のプロトコル(例えば、http)を用いて情報処理装置10に各種の情報(例えば、ウェブページ)を指示する情報要求信号を送信し、その応答として情報要求信号で指示した情報を情報処理装置10から受信する。
制御部25は、入力制御部251と、動画取得部252と、出力制御部253と、を備える。
入力制御部251は、入力部23から入力される入力信号が指示する情報を解析し、解析により得られた情報を動画取得部252又は出力制御部253に出力する。
入力制御部251は、例えば、各種の動画の紹介情報を示すウェブページが出力部24から出力され、いずれかの紹介情報が指示されるとき、その紹介情報で紹介される動画のURLを示す動画指示情報を動画取得部252に出力する。動画の紹介情報は、個々の動画のタイトルを示す文字列、アイコン、サムネイルなどで表示され、それらに対する押下により指示される。本実施形態では、「押下」とは、現実に押下することの他、その表示領域内の位置を指示する入力信号が取得されることも意味する。
より具体的には、動画の出力を制御するための画面部品として出力部24が表示している一時停止ボタンに対して操作1としてシングルクリック操作を検出するとき、入力制御部251は、一時停止を示す進行停止情報を出力制御部253に出力する。シングルクリック操作は、ボタン等の画面部品を1回短時間(例えば、0.1〜0.2秒)押下し、その後、開放する操作である。
これに対し、一時停止ボタンに対して操作2としてダブルクリック操作を検出するとき、入力制御部251は、出力時点の調整を指示する出力時点調整情報を出力制御部253に出力する。ダブルクリック操作は、画面部品に対する短時間の押下と開放を逐次に2回繰り返す操作である。
画面部品として出力部24が表示しているプログレスバーに対して操作1としてシングルクリック操作を検出するとき、入力制御部251は、出力時点変更を示す進行停止情報を出力制御部253に出力する。進行停止情報には、シングルクリック操作により指示された水平方向の位置に対応する動画の出力時点の情報が、変更後の出力時点の情報として含まれる。
これに対し、プログレスバーに対して操作2としてダブルクリック操作を検出するとき、入力制御部251は、出力時点の調整を指示する出力時点調整情報を出力制御部253に出力する。出力時点調整情報には、ダブルクリック操作により指示された水平方向の位置に対応する動画の出力時点の情報が、変更後の出力時点を示す出力時点情報として含まれる。
なお、画面部品として出力部24が表示している再生ボタンに対する押下を検出するとき、入力制御部251は、出力時点の進行再開を示す再開情報を出力制御部253に出力する。
動画取得部252は、入力制御部251から動画指示情報から入力されるとき、動画指示情報で指示される動画の所在をURLで示す動画要求情報を情報処理装置10に送信する。動画取得部252は、動画要求情報に対する応答として情報処理装置10から動画データを受信する。動画取得部252は、受信した動画データを所定の圧縮復号方式で復号し、復号により得られる動画データを出力制御部253に出力する。
出力制御部253は、入力制御部251から入力される各種の制御情報に基づいて情報の出力を制御する。出力制御部253は、動画取得部252から入力される動画データを出力部24に出力し、その動画データで示される動画を表示させる。
出力制御部253は、入力制御部251から入力される進行停止情報を情報処理装置10に送信し、出力部24に対して画像を表示させたまま動画の出力時点の進行を停止させる。進行停止情報が一時停止を示すとき、つまり一時停止ボタンに対する操作1が検出されたとき、出力制御部253は、出力部24に表示させていた一時停止ボタンに代えて、再生ボタンを表示させる。
進行停止情報が出力時点の変更を示すとき、つまりプログレスバーに対する操作1が検出されたとき、出力制御部253は、情報処理装置10から受信した動画データの出力部24への出力を再開し、指示された変更後の出力時点からの動画の表示を再開させる。
出力制御部253は、入力制御部251から出力時点調整情報が入力されるとき、出力部24に対して画像を表示させたまま動画の出力時点の進行を停止させ、動画の出力時点を調整する。
但し、出力時点調整情報に変更後の出力時点をしめす出力時点情報が含まれないとき、つまり、一時停止ボタンに対する操作2が検出されたとき、出力制御部253は、その時点における出力時点の情報を出力部24から取得する。出力制御部253は、その出力時点を示す出力時点情報を付加した出力時点調整情報を情報処理装置10に送信する。
出力時点調整情報に変更後の出力時点の出力情報が含まれるとき、つまり、プログレスバーに対する操作2が検出されたとき、出力制御部253は、出力部24から出力時点情報を取得せずに、出力時点調整情報を情報処理装置10に送信する。
その後、出力制御部253は、情報処理装置10から、その出力時点を含む区間の開始時点を示す出力時点情報を受信し、動画取得部252を介して動画データの受信を再開する。出力制御部253は、受信した動画データを出力部24に出力し、出力部24に対して受信した出力時点情報が示す出力時点からの動画を表示する出力時点の進行を再開させる。
なお、入力制御部251から再開情報が入力されるとき、出力制御部253は、情報処理装置10から受信した動画データの出力部24への出力を再開し、直前に進行を停止させた出力時点から動画の表示を再開させる。このとき、出力制御部253は、出力部24に表示させていた再生ボタンに代えて、一時停止ボタンを表示させる。
〔データ構成〕
次に、情報処理装置10又は端末装置20が処理する各種データの構成について説明する。図5は、本実施形態に係るレシピデータのデータ構成の一例を示す図である。レシピデータとは、調理手順、つまりレシピの内容に関する情報を記述したデータであり、レシピID(Identifier)に対して、1以上のレシピ食材情報と、1以上の調理工程情報とを対応付けてなるデータである。図5に示す例では、「レシピ食材1」、「レシピ食材2」、…が、レシピ食材情報に相当する。「調理ステップ1」、「調理ステップ2」、…が、調理工程情報に相当する。
レシピ食材情報とは、レシピに用いる食材に関する情報である。レシピ食材情報には、利用食材情報と、分量情報と、食材カテゴリ情報と、が記述される。利用食材情報とは、レシピに用いる食材を特定するための情報である。利用食材情報には、例えば食材IDが記述される。食材IDとは、食材を一意に識別する情報である。分量情報とは、レシピに用いる食材の分量を示す情報である。食材カテゴリ情報とは、レシピにおける食材のグループを示す情報である。例えば食材カテゴリ情報には、ある調理工程で用いられる食材のグループと、別の調理工程で用いられる食材のグループとを区別可能にするために、各グループの識別情報が記述されてよい。
調理工程情報とは、調理における作業を段階的に示す情報である。調理工程情報には、調理画像情報と、工程コメント情報と、工程時間情報と、調理法情報と、が記述される。調理画像情報とは、調理工程の様子を写した撮像画像を示す情報である。工程コメント情報とは、調理工程の説明文を示す情報である。工程時間情報とは、調理工程に要する時間を示す情報である。調理法情報とは、調理工程における調理方法の種別を示す情報である。調理方法には、例えば切る、煮る、焼く、蒸らす、沸かす、揚げる、混ぜる等の種別がある。
このようなレシピデータを参照することにより、情報処理装置10は、料理の調理方法を示すレシピの各種情報を特定することができる。
図6は、本実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成の一例を示す図である。レシピ属性データとは、レシピの属性情報を記述してなるデータである。レシピ属性データでは、レシピIDに対して、料理IDと、レシピ名情報と、対象人数情報と、レシピ投稿者情報と、レシピ登録日時情報と、料理画像情報と、投稿者コメント情報と、調理時間情報と、レシピカテゴリ情報と、会員許諾情報と、レシピレポート数情報と、動画IDとが対応付けられている。
料理IDとは、料理を一意に識別する情報である。レシピ名情報とは、レシピの名称を示す情報である。レシピの名称には、レシピに基づいて作成可能な料理の名称やレシピに用いられる食材の名称が含まれる。対象人数情報とは、レシピが示す料理の分量を示す情報である。対象人数情報には、例えば、1人前、2−3人前等の情報が記述される。レシピ投稿者情報とは、レシピの投稿者(作成者)を示す情報である。レシピ投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。レシピ登録日時情報とは、レシピが投稿、登録された日時を示す情報である。料理画像情報とは、料理の撮像画像を示す情報である。投稿者コメント情報とは、投稿者がレシピに対して付したコメント(例えば、概要、背景)を示す情報である。
調理時間情報とは、調理に要するおおまかな時間を示す情報である。なお、調理時間情報は、各調理工程に要する時間の総和を示してもよいし、別途算出、設定される時間を示してもよい。例えば、調理時間は、各調理工程に要する時間に加え、下拵え、盛り付け等に要する時間を含んでもよい。レシピカテゴリ情報とは、レシピの種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、殿堂入りや受賞歴等の表彰、目的、用途)を示す情報である。レシピレポート数情報とは、レシピに対して閲覧者から投稿されたレポートの数を表す情報である。
動画IDとは、レシピIDに対応する動画のIDを示す情報である。レシピIDに対応する動画は、当該レシピによる調理の様子(調理風景とも称する)を撮影したものであり、通常1〜3分程度の長さの動画である。本実施形態では、レシピによる調理の様子を表す動画をレシピ動画と呼ぶことがある。上述の動画MV01は、レシピ動画に該当する。レシピ動画は、ユーザの操作を受け付けて端末装置20からの動画要求情報に応じて、インターネット等の通信回線を通じて、情報処理装置10からユーザに提供される。
このようなレシピ属性データを参照することにより、情報処理装置10は、レシピの各種属性を特定したり、会員設定に応じてレシピの情報の開示を制御したりすることが可能になる。
図7は、本実施形態に係る食材データのデータ構成の一例を示す図である。食材データとは、食材に関する情報を記述したデータであり、食材IDに対して、食材名情報と、栄養素情報と、カロリー情報と、所属食材情報と、同種食材情報とが対応付けられている。
食材名情報とは、食材の名称を示す情報である。栄養素情報とは、食材に含まれる栄養素とその量とを示す情報である。カロリー情報とは、食材の単位量当たりのカロリーを示す情報である。所属食材情報とは、所属食材を示す情報である。「所属食材」とは、ある食材に概念的に包含される別の食材を示す情報である。例えば、「魚」には、「鯖」や「秋刀魚」が包含される。また、「鯖」には、「生鯖」や「鯖の缶詰」が包含される。つまり、所属食材とは、ある食材の下位概念に属する食材である。所属食材情報には、所属食材の食材IDが記述されてよい。同種食材情報とは、同種食材を示す情報である。「同種食材」とは、ある食材と同種の関係にある別の食材を示す情報である。
このような食材データを参照することで、情報処理装置10は、料理に含まれる栄養素やカロリーを特定することができる。また、情報処理装置10は、入力キーワードで示される食材の所属食材や同種食材を特定することができる。従って、情報処理装置10は、入力キーワードが示す食材から直接的に抽出可能なレシピだけでなく、所属食材や同種食材についても献立やレシピを抽出することができる。
図8は、本実施形態に係る料理データのデータ構成の一例を示す図である。料理データとは、料理に関する情報を記述したデータであり、料理IDに対して、料理名情報と、所属料理情報と、同種料理情報とが対応付けられている。
料理名情報とは、料理の名称を示す情報である。所属料理情報とは、所属料理を示す情報である。「所属料理」とは、ある料理に概念的に包含される別の料理を示す情報である。例えば、「煮物」には、「煮しめ」や「筑前煮」が包含される。つまり、所属料理とは、ある料理の下位概念に属する料理である。所属料理情報には、所属料理の料理IDが記述されてよい。同種料理情報とは、同種料理を示す情報である。「同種料理」とは、ある料理と同種の関係にある別の料理を示す情報である。
このような料理データを参照することで、情報処理装置10は、2以上の料理間の関係性を特定することができる。
図9は、本実施形態に係るレポートデータのデータ構成の一例を示す図である。レポートデータとはレシピに対するレポート情報を記述したデータである。レポートとは、レシピやレシピ動画を閲覧して調理を行ったユーザが、レシピに関する意見や感想等を公開するものである。レポートデータは、レポートIDに対して、レポート対象情報と、レポート投稿者情報と、レポート画像情報と、レポートコメント情報と、対応コメント情報とが対応付けられている。
レポートIDは、レポートを一意に識別する情報である。レポート対象情報とは、レポートの対象を示す情報である。レポート情報には、例えば、レシピIDが記述される。レポート投稿者情報とは、レポートの投稿者(作成者)を示す情報である。レポート投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。レポート画像情報とは、レポートの投稿者による調理結果(料理)や調理の様子を写した画像を示す情報である。レポートコメント情報とは、レポートの説明文を示す情報である。対応コメント情報とは、レポートに対するレシピの投稿者(作成者)からの反応コメントを示す情報である。
このようなレポートデータを参照することで、情報処理装置10は、レシピを評価することができる。例えば、レポートが多いレシピは、多数のユーザの調理に利用されたことになる。従って、情報処理装置10は、人気のあるレシピを特定することができる。
図10は、本実施形態に係るユーザデータのデータ構成の一例を示す図である。ユーザデータとは、情報処理システム1が提供するレシピ共有サービスに会員登録しているユーザに関する情報を記述したデータである。ユーザデータは、ユーザIDに対して、氏名情報と、パスワード情報と、ニックネーム情報と、生年月日情報と、性別情報と、連絡先情報と、リンク情報と、お気に入り献立情報と、お気に入りレシピ情報と、会員設定情報とを対応付けてなるデータである。
氏名情報とは、ユーザの氏名を示す情報である。パスワード情報とは、ユーザのアカウントに対して設定されたパスワードを示す情報である。なお、パスワードは、認証用情報の一例である。認証用情報としては、パスワードの他に、指紋、声紋等の任意の情報が用いられてよい。ニックネーム情報とは、ユーザのニックネーム(他者に公開する場合の名前)を示す情報である。生年月日情報とは、ユーザの生年月日を示す情報である。性別情報とは、ユーザの性別を示す情報である。連絡先情報とは、メールアドレス、電話番号、住所等のユーザの連絡先を示す情報である。例えば住所を参照することで、ユーザの居所の地域性に応じた処理を行うことができる。リンク情報とは、ユーザのSNS(Social Networking Service)等のアカウントへのリンクを示す情報である。
お気に入り献立情報とは、ユーザがお気に入り登録した献立を示す情報である。お気に入りレシピ情報とは、ユーザがお気に入り登録したレシピを示す情報である。会員設定情報とは、ユーザの会員設定を示す情報である。会員設定には、例えば、「通常会員」、「特別会員」等の複数の種別がある。通常会員は、情報検索サービスの一部が利用できない。これに対して特別会員は、情報検索サービスの全てを利用可能である。特別会員になる条件としては、例えば所定金額の支払い、所定期間の情報検索サービスの利用、所定回数の情報検索サービスの利用等の任意の条件を採用してよい。
このようなユーザデータを参照することで、情報処理装置10は、ユーザの性別や年齢等の属性を特定することができる。これにより、ユーザの属性に応じた検索結果を提示することができる。また、情報処理装置10は、お気に入り献立情報やお気に入りレシピ情報に基づいて、レシピに対するユーザの評価を取得することができる。また、情報処理装置10は、会員設定情報に基づいて、ユーザの会員設定に応じた情報検索サービスを提供することができる。
図11は、本実施形態に係るレシピ動画属性データのデータ構成の一例を示す図である。レシピ動画属性データとは、動画の属性情報を記述したデータであり、動画IDに対して、レシピID、動画作成者情報、動画作成日時情報、動画タイトル情報、動画コメント情報、サムネイル情報、再生時間情報、閲覧数情報が対応付けられてなる。
動画作成者情報とは、動画の作成者を示す情報である。動画作成者は、対応するレシピの作成者と同じであってもよいし、異なる作成者であってもよい。動画作成日時情報とは、動画を作成した日時を示す情報である。動画タイトル情報とは、動画のタイトルを示す情報である。動画コメント情報とは、対応するレシピ動画についての各種の補足情報を示す情報である。サムネイル情報とは、対応するレシピ動画のうちの代表的な画像(サムネイル画像)を示す情報である。レシピ動画の選択画面等において、当該サムネイル画像が表示される。再生時間情報とは、レシピ動画の再生時間を示す情報である。閲覧数情報とは、対応するレシピ動画の閲覧数を示す情報である。
レシピ動画属性データを参照することで、情報処理装置10は、レシピ動画に関する各種の情報を特定することができる。
図12は、本実施形態に係るレシピ動画構成データのデータ構成の一例を示す図である。レシピ動画構成データとは、レシピ動画の構成として、レシピ動画が示す一連の作業手順をなす複数の工程のそれぞれの区間を示すデータである。工程IDは、各工程を一意に識別する情報であり、その工程の動画を表す区間の開始時刻と対応付けられている。開始時刻は、その工程の場面が開始される時点の、動画全体の開始時からの経過時間に相当する。
レシピ動画構成データを参照することで、情報処理装置10は、端末装置20から受信した出力時点情報が示す時点が、いずれの工程の場面が表される区間に属するかを特定することができる。
図13は、本実施形態に係る動画データの一例である動画MV01のデータ構成を示す図である。動画データは、作業状況を表す動画を示すデータであり、複数の場面を表す区間のそれぞれが、その工程の順に順次接続してなる。動画MV01は、10個の場面SN01〜SN10を有するレシピ動画である。各場面は、それぞれの工程の動画で表わされる。例えば、場面SN03、SN06、SN08、SN09は、それぞれ「食材1を切る」、「食材2の下ごしらえ」、「調味料を入れる」、「混ぜる」との工程の場面を表す。動画MV01には、ある工程の実行前もしくは実行後の状況を表す場面が含まれる。例えば、場面SN02「食材1」は、場面SN03「食材1を切る」との工程の実行直前の状況を表す。また、場面SN04「切った後の食材1」は、場面SN03「食材1を切る」との工程の実行直後の状況を表す。また、冒頭の場面SN01「オープニング」は、一連の作業の成果物である完成した料理と、この作業のタイトルを表す導入部を構成する。これらの状況や導入部の場面は、厳密には作業の工程を表す場面ではないが、本実施形態でのように、工程IDをもって識別されてもよい。なお、動画データには、その動画データの動画IDが付随し(図示せず)、レシピ動画属性データとレシピ動画構成データにそれぞれ対応付けられる。
各場面の起点から灰色で塗りつぶされた区間は、マージン期間MGを示す。端末装置20から受信した出力時点調整情報が示す出力時点がマージン期間内に含まれる場合、情報処理装置10の送信制御部132は、出力時点を含む区間の場面に対して直前の場面の開始時刻を調整後の出力時点として定める。場面SN01にマージン期間が設けられていないのは、場面SN01よりも先行する場面が存在しないためである。
〔画面表示例〕
次に、本実施形態に係る端末装置20の画面表示例について説明する。
図14は、本実施形態に係る端末装置20の画面表示の一例を示す図である。
図14に示す例では、出力部24をなすディスプレイは、レシピ動画の一場面を表示している。レシピ動画は、ディスプレイの表示領域のビューアVW01内に表示されている。ビューアVW01の底部には、左方から右方に向かって、一時停止ボタンPB01、経過時間WT01、プログレスバーPB02、再生時間TD01が、その順序で配置されている。
一時停止ボタンPB01は、押下により表示中の動画について出力時点の一時的な進行停止を指示するためのボタンである。端末装置20の入力制御部251が一時停止ボタンPB01に対する操作1を検出するとき、出力制御部253は、動画データの出力時点の進行を停止する。よって、ディスプレイに表示される動画の動きが停止し、停止した状態の画像の表示が継続する。また、出力制御部253は、一時停止ボタンPB01に代えて再生ボタン(図示せず)を出力部24に出力し、表示させる。他方、端末装置20の入力制御部251が一時停止ボタンPB01に対する操作2を検出するとき、出力制御部253は、検出した時点における出力時点を示す出力時点情報を伴う出力時点調整情報を情報処理装置10に送信する。出力制御部253は、情報処理装置10から出力時点情報が示す調整後の出力時点からの動画の表示を出力部24に開始させる。
なお、再生ボタンは、押下により動画の表示を指示するためのボタンである。出力時点の進行が停止した状態で入力制御部251が再生ボタンの押下を検出するとき、出力制御部253は、出力部24に動画データを出力し、動画を表示する出力時点の進行を再開させる。よって、ディスプレイに表示された画像の動きの停止が解除され、動画の動きが再開する。
経過時間WT01は、動画の先頭から現時点における動画の出力時点までの時間である。出力時点の進行に伴い、経過時間WT01が増加する。
プログレスバーPB02は、動画の進行状況を視覚的に表す画面部品(UIコンポーネント)である。プログレスバーPB02全体の長さが動画の再生時間を示し、可変バーIB01の長さが経過時間を示す。可変バーIB01の右端には、インジケータIT01が配置され、出力時点の進行により左方から右方に移動する。インジケータIT01の位置は、動画の出力時点を示す。インジケータIT01は、操作で指示された水平方向の位置に対応する出力時点を指示するための画面部品として機能する。
端末装置20の入力制御部251が動画の出力中にインジケータIT01に対する操作2を検出するとき、出力制御部253は、動画の出力時点の進行を停止する。そして、出力制御部253は、操作2に基づいて指示された動画の出力時点を示す出力時点情報を含んだ出力時点調整情報を情報処理装置10に送信する。出力制御部253は、情報処理装置10から出力時点情報が示す調整後の出力時点からの動画の表示を出力部24に開始させる。
再生時間TD01は、予め定めた通常の表示速度のもとで動画全体の表示に要する時間である。
なお、操作2により指示される出力時点、即ち出力時点情報が示す出力時点が、動画データを送信済みの区間内である場合には、送信制御部132は、その出力時点からの動画データを送信せず、動画データを未送信である区間である場合に、動画データを端末装置20に送信してもよい。端末装置20が取得済みの動画データの送信が繰り返されないため、動画データの送信に係る情報量を削減することができる。
〔動画出力制御の処理例〕
次に、本実施形態に係る動画出力制御の処理例について説明する。
図15は、本実施形態に係る動画出力制御の処理例を示すシーケンスチャートである。(ステップS10)端末装置20の入力制御部251は、入力部23から入力される入力信号に基づいて表示対象の動画を選択する。その後、ステップS12の処理に進む。
(ステップS12)端末装置20の動画取得部252は、選択した動画を示す動画要求情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10の動画提供部131は、端末装置20から受信した動画要求情報で指示された動画データを端末装置20に送信する。
端末装置20の動画取得部252は、情報処理装置10から動画データを受信し、受信した動画データを出力部24に出力制御部253を介して順次出力し、動画を表示させる。その後、ステップS14の処理に進む。
(ステップS14)端末装置20の出力制御部253は、動画の表示を終了するか否かを判定する。出力制御部253は、例えば、動画の出力時点が動画の末尾に至った、動画を表示中に他の動画が選択された、などの場合において動画の表示を終了すると判定する。動画の表示を終了すると判定する場合(ステップS14 YES)、図15に示す処理を終了する。動画の表示を終了すると判定しない場合(ステップS14 NO)、ステップS16の処理に進む。
(ステップS16)端末装置20の入力制御部251は、動画の進行中断に係る一時停止ボタン又はプログレスバーを指示する操作1が受け付けられたか否かを判定する。受け付けられたと判定する場合(ステップS16 YES)、ステップS18の処理に進む。受け付けられなかったと判定する場合(ステップS16 NO)、ステップS22の処理に進む。
(ステップS18)端末装置20の出力制御部253は、出力部24に表示させる動画の出力時点の進行を一時的に中断させる。例えば、出力部24に表示される一時停止ボタンが指示されるとき、出力制御部253は、出力部24に対し、その時点における出力時点で動画の進行を中断させる。出力部24に表示されるプログレスバーが指示されるとき、出力制御部253は、出力部24に対し、その時点における出力時点で、その進行を中断させ、その後、操作1で指示される水平方向の位置に対応する調整後の出力時点から動画の出力時点の進行を再開させる。その後、ステップS20の処理に進む。
(ステップS20)端末装置20の出力制御部253は、動画の出力時点が進行しているか否かを判定する。例えば、プログレスバーに対する指示や再生ボタンに対する指示により動画の進行中断が解除されたときが、動画の出力時点が進行しているときに相当する。動画の出力時点を進行させていると判定する場合(ステップS20 YES)、ステップS14の処理に進む。動画の出力時点が進行していないと判定する場合(ステップS20 NO)、ステップS20の処理を繰り返す。
(ステップS22)端末装置20の入力制御部251は、動画の進行中断に係る一時停止ボタン又はプログレスバーを指示する操作2が受け付けられたか否かを判定する。受け付けられたと判定する場合(ステップS22 YES)、ステップS24の処理に進む。受け付けられなかったと判定する場合(ステップS22 NO)、ステップS26の処理に進む。
(ステップS22)端末装置20の入力制御部251は、動画の進行中断に係る一時停止ボタン又はプログレスバーを指示する操作2が受け付けられたか否かを判定する。操作2が受け付けられたと判定する場合(ステップS22 YES)、出力制御部253は、操作2に係る出力時点情報を含む出力時点調整情報を情報処理装置10に送信し、ステップS24の処理に進む。操作2に係る出力時点情報は、一時停止ボタンに対する操作2については、その操作2が検出された時点における動画の出力時点を示し、プログレスバーに対する操作2については、その操作2で指示される水平方向の位置に対応する動画の出力時点を示す。操作2が受け付けられていないと判定する場合(ステップS22 NO)、ステップS26の処理に進む。
(ステップS24)情報処理装置10の送信制御部132は、レシピ動画構成データを参照し、端末装置20から受信した出力時点情報で指示される動画の出力時点が含まれる区間の場面を特定する。送信制御部132は、指示される動画の出力時点が特定した場面の区間内に設定されたマージン期間内であるか否かを判定する。マージン期間内であると判定する場合(ステップS24 YES)、ステップS28の処理に進む。マージン期間外であると判定する場合(ステップS24 NO)、ステップS26の処理に進む。
(ステップS26)情報処理装置10の送信制御部132は、特定した場面の開始時刻を出力時点として示す出力時点情報と、その出力時点が含まれる区間の場面の開始時刻(先頭)から動画データを端末装置20に送信する。端末装置20の出力制御部253は、情報処理装置10から受信した動画データを出力部24に出力し、動画データが示す動画を出力時点情報で指示される出力時点、即ち、操作2で指示される出力時点を含む場面の先頭から動画の表示を開始させる。その後、ステップS14の処理に進む。
(ステップS28)情報処理装置10の送信制御部132は、ステップS24の処理において特定した場面の直前における場面を新たに特定する。送信制御部132は、新たに特定した場面の開始時刻を出力時点として示す出力時点情報と、その出力時点が含まれる区間の場面の開始時刻から動画データを端末装置20に送信する。端末装置20の出力制御部253は、情報処理装置10から受信した動画データを出力部24に出力し、動画データが示す動画を出力時点情報で指示される出力時点、即ち、操作2で指示される出力時点を含む場面の直前における場面の先頭から動画の表示を開始させる。その後、ステップS14の処理に進む。
なお、レシピ動画データは、動画データが表す場面毎に、その場面の代表的な状況を静止画で示すサムネイルをさらに含んで構成されてもよい。図16に示すように、端末装置20の出力制御部253は、ビューアVW01内に、場面毎の区間を示すプログレスバーPB02の近傍に、それぞれの場面と対応付けてその区間のサムネイルTN01〜TN05を出力部24に表示させてもよい。この構成によっても、ユーザは場面毎の代表的な状況に接して、所望の場面を選択することができる。しかしながら、1つの動画に多くの場面が含まれるほど、視認に十分な解像度をもってサムネイルを表示できる空間が乏しくなるうえ、場面毎の区間の長さが動画全体として短くなる。このことも、ユーザが操作により所望の区間の先頭を指示することを困難にする一因となる。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、複数の場面を順次示す動画を端末装置20に提供する情報処理装置10と端末装置20を備える。端末装置20は、動画の進行中断に関する操作1と操作2の少なくともいずれかを受け付ける入力部23を備える。端末装置20は、入力部23が操作1を受け付けるとき、動画の進行を中断し、入力部23が操作2を受け付けるとき、操作2で指示される出力時点を含む場面の先頭から動画を進行させる出力制御部253を備える。
動画の進行中断とは、例えば、一時停止ボタンへのシングルクリック操作に応じた一時停止又はプログレスバーへのシングルクリック操作に応じた出力時点の変更である。操作1、操作2は、それぞれシングルクリック操作、ダブルクリック操作に相当する。
この構成により、ユーザは、動画の進行中断に係る操作1とは態様が異なる操作2を行って、操作2に応じて定められる出力時点を含む場面の先頭から動画が表示される。そのため、ユーザは所望の場面を簡素な操作により冒頭から見直すことができる。
また、操作2で指示される出力時点を含む場面の先頭から、その出力時点までの経過時間が所定のマージン期間内である場合、出力制御部253は、その出力時点を含む場面の直前における場面の先頭から動画を進行させる。
この構成により、操作2が受け付けられた出力時点が、ユーザ所望の場面の終了から所定期間内であれば、その場面の先頭から動画が表示される。そのため、ユーザ所望の場面の表示から操作2が受け付けられるまでの遅れが生じても、ユーザ所望の場面に後続する場面の表示を回避することができる。
[変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。また、例えば上述の実施形態において説明した各構成は、特定の機能を発揮するのに不要である場合には、省略することができる。より具体的には、端末装置20は、通信部21、記憶部22、入力部23、出力部24のいずれか又は任意の組み合わせとの間で、各種のデータを入出力可能に接続されていれば、端末装置20は、必ずしも通信部21、記憶部22、入力部23、出力部24の全ての構成を備えていなくてもよく、入出力可能に接続される構成が省略されてもよい。
また、端末装置20は、情報処理装置10の少なくとも一部の構成、例えば、送信制御部132に相当する構成として送信制御部254(図示せず)を備えてもよい。その場合には、送信制御部254が処理に用いるデータ、例えば、動画属性データ及び動画構成データを記憶部22が記憶する。上述の端末装置20と送信制御部132との間の通信に代えて、端末装置20の他の構成部と送信制御部254との間の各種のデータの入出力が行わればよい。
また、情報処理装置10においてユーザデータの管理機能が省略され、別途、ユーザデータの管理機能を有するユーザ管理装置40(図示せず)が、ネットワークNW(図2)に接続される機器(端末装置20)との間で送受信可能であってもよい。
上述の実施形態では、主に動画データが表す作業が調理である場合を例にしたが、他の種別の作業が扱われてもよい。例えば、器物の作成、修理、装飾など、複数の工程を含んで構成される作業が扱われてもよい。
また、上述の実施形態では、主に、操作1がシングルクリック操作、操作2がダブルクリック操作である場合を例にしたが、これには限られない。操作1と操作2が、動画の進行停止に係る互いに共通の画面部品を指示する操作であれば、操作1と操作2の少なくとも一方が、他の態様の操作であってもよい。例えば、操作2はドラッグ操作、スワイプ操作、長押し操作などであってもよい。
また、上述の情報処理装置10、端末装置20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより情報処理装置10、端末装置20としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した情報処理装置10、端末装置20の機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
[付記]
以上の記載から本発明の複数の態様は例えば以下のように把握される。なお、理解を容易にするために添付図面の参照符号を付記するが、それにより本発明の態様が図示の態様に限定されるものではない。
(付記1)
本発明の一態様は、複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理システムであって、前記端末装置は、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、を備える情報処理システムである。
(付記2)本発明の他の態様は、複数の場面を順次示す動画を出力する端末装置であって、前記端末装置は、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、を備える端末装置である。
(付記3)本発明の他の態様は、付記2に記載の端末装置であって、前記先頭から前記時点までの時間が所定の期間内である場合、前記出力制御部は、前記時点を含む場面の直前における場面の先頭から前記動画を進行させる。
(付記4)本発明の他の態様は、付記2又は付記3に記載の端末装置であって、前記出力制御部は、前記動画の進行中断は、前記動画の出力の一時停止又は前記第1の操作で指示される時点への出力時点の変更である。
(付記5)本発明の他の態様は、付記2から付記4のいずれかに記載の端末装置であって、前記第1の操作は、シングルクリックであり、前記第2の操作は、ダブルクリックである。
(付記6)本発明の他の態様は、付記2から付記5のいずれかに記載の端末装置であって、前記複数の場面のそれぞれは、一連の作業の各工程である。
(付記7)本発明の他の態様は、付記6に記載の端末装置であって、前記作業は、調理である。
(付記8)本発明の他の態様は、複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理方法であって、前記端末装置が、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにおいて、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し前記入力ステップにおいて、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御ステップと、を有する情報処理方法である。
(付記9)本発明の他の態様は、複数の場面を順次示す動画を出力する端末装置のコンピュータに、前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力手順と、前記入力手順において、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し、前記入力手順において、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御手順と、を実行させるためのプログラムである。
1…情報処理システム、10…情報処理装置、11…通信部、12…記憶部、13…制御部、131…動画提供部、132…送信制御部、20…端末装置、21…通信部、22…記憶部、23…入力部、24…出力部、25…制御部、251…入力制御部、252…動画取得部、253…出力制御部

Claims (9)

  1. 複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、
    前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、
    前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 複数の場面を順次示す動画を出力する端末装置であって、
    前記端末装置は、
    前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力部と、
    前記入力部が、前記第1の操作を受け付けるとき、前記動画の進行を中断し、
    前記入力部が、前記第2の操作を受け付けるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御部と、
    を備える端末装置。
  3. 前記先頭から前記時点までの時間が所定の期間内である場合、前記出力制御部は、前記時点を含む場面の直前における場面の先頭から前記動画を進行させる
    請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記出力制御部は、
    前記動画の進行中断は、前記動画の出力の一時停止又は前記第1の操作で指示される時点への出力時点の変更である
    請求項2又は請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記第1の操作は、シングルクリックであり、
    前記第2の操作は、ダブルクリックである
    請求項2から請求項4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記複数の場面のそれぞれは、一連の作業の各工程である
    請求項2から請求項5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 前記作業は、調理である
    請求項6に記載の端末装置。
  8. 複数の場面を順次示す動画を端末装置に提供する情報処理装置と、前記端末装置と、を備える情報処理方法であって、
    前記端末装置が、
    前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し
    前記入力ステップにおいて、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御ステップと、
    を有する情報処理方法。
  9. 複数の場面を順次示す動画を出力する端末装置のコンピュータに、
    前記動画の進行中断に関する第1の操作と第2の操作の少なくともいずれかを受け付ける入力手順と、
    前記入力手順において、前記第1の操作が受け付けられるとき、前記動画の進行を中断し、
    前記入力手順において、前記第2の操作が受け付けられるとき、前記第2の操作で指示される時点を含む場面の先頭から前記動画を進行させる出力制御手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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