JP2019083058A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
人検出とは、画像中から人が存在する位置と大きさを自動的に求める技術である。人検出は古くから取り組まれてきた顔検出の研究がベースとなっている。近年では多様な見えの変化が生じることから検出が困難とされている人画像に研究対象が遷移している。こうした中で、人検出を難しくする要因を克服するような手法が数多く提案されている。そこで、人検出を難しくする要因を整理し、この要因を克服するための特徴抽出と統計的学習手法による識別器の二つの観点から手法をサーベイする。また、人検出法を定量的に評価するために利用されている人画像データベースと統一的な評価指標についても紹介する。
顔画像処理技術は大きく2種類に分けることができる。まずは、顔を理解するための技術として、顔検出、顔トラッキング、個人識別、性別年齢推定、表情推定、顔の疲れや眠気の推定の技術がある。また、顔を表現する技術として、美肌補正、美白補正、赤目補正、表情合成、自動似顔絵作成、デジタル化粧などの研究開発がある。
請求項1の発明は、対象者を撮影した画像から、前記対象者に同行する同行者の画像を抽出する同行者抽出手段と、前記同行者のファッション系統を判別するファッション系統判別手段と、前記ファッション系統判別手段が判別したファッション系統に基づいて、前記ファッション系統と調和するコーディネート画像を前記対象者に対して提示する提示手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
アパレルショップ等の店舗への来店客(複数人、例えば2人)に、その来店客に似合うコーディネートを推薦し得るものである。購入の意思決定に関われる人のうち本人(対象者、いわゆるターゲット客ともいわれる)だけを考慮するのではなく、客に同行者(特に異性)がいる場合は、その同行者の意思が購買の可否の決定に大きな影響を与えることが多い。そこで、画像処理装置100は、同行者を含めたトータルでのコーディネートを推薦し得るようにするものである。
同行者の好みの推定方法は以下の2つである。なお、以下は、単に理解を容易にするための例示である。
(1)異性の同行者のファッションの系統を判別する。ファッション誌の画像データベースから、同行者と類似のファッションである画像を抽出する。そのファッション誌内の画像において、対象者と同じ性別の人物が着ている服と類似する店内の商品を推薦する。1つのファッション誌内であれば、同じ系統のファッションであることが多く、同行者のファッションと調和する可能性が高い。
(2)男女がカップルで写っている画像のデータベースから、異性の同行者と類似したファッション(コーディネート)の人物(同行者と同じ性別)が写っている画像をピックアップする。そして、その画像で対象者と同じ性別の人物が着ている服と類似した店内の商品を推薦する。
具体的には、撮影装置135は、画像(静止画又は動画)を撮影するための2Dカメラ、3Dカメラ、ネットワークカメラ、USBカメラ等である。また、撮影装置135は、固定されたものであってもよいし、角度、位置等を変更することができるものであってもよい。
撮影モジュール105は、友連れ検出モジュール110、撮影装置135と接続されている。撮影モジュール105は、撮影装置135が撮影した画像を受け付け、友連れ検出モジュール110に渡す。その画像には、顧客が撮影されている。なお、店員等の顧客以外の者が撮影されていてもよい。店員等については、予め撮影しておき、顔画像等の特徴抽出をしておき、人物の画像認識によって、店員等は対象としないようにしてもよい。
性別判定モジュール115は、友連れ検出モジュール110、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120と接続されている。性別判定モジュール115は、店舗の顧客を撮影した画像から、人物の性別を判定する。性別判定モジュール115は、友連れ検出モジュール110によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定する。性別の判定の対象は、画像内の人物である。性別の判定方法は、既存の技術を用いて行う。
また、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、性別判定モジュール115によって判定された性別と、画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、同行者の画像を抽出する。つまり、性別判定モジュール115によって判定された性別と、画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、同行者を特定する。ここで「画像が撮影された場所」とは、店舗であってもよいし、商品エリアであってもよい。例えば、「画像が撮影された場所」が男性用の商品を売る店舗(商品エリア)であるならば、対象者は男性、同行者は女性である。逆に、「画像が撮影された場所」が女性用の商品を売る店舗(商品エリア)であるならば、対象者は女性、同行者は男性である。そして、撮影画像から、その特定した同行者の画像を抽出する。
自社商品画像DB145は、画像処理装置100の類似店内商品検索モジュール125と接続されている。自社商品画像DB145は、店舗にある商品の画像が格納されているデータベースである。
表示装置150は、画像処理装置100の提示モジュール130と接続されている。表示装置150は、店員が所持しているタブレット型の携帯端末等であってもよいし、液晶ディスプレイ等の表示装置を備えたデジタルサイネージ(Digital Signage、電子看板)等であってもよい。また、顧客が所持している携帯電話(スマートフォンを含む)等の携帯端末等であってもよい。例えば、近距離通信を用いて携帯端末等に推薦する商品の画像を送信するようにしてもよい。
画像処理装置100、ファッション系統別画像DB140、A店210A、B店210B、C店210Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。
例えば、A店210Aには、撮影装置135A、自社商品画像DB145A、表示装置150A1、表示装置150A2が設置されている。撮影装置135Aによって撮影された画像が、画像処理装置100に送信され、画像処理装置100でファッション系統別画像DB140、自社商品画像DB145Aを用いた処理が行われ、A店210A内に設置されているデジタルサイネージ等である表示装置150A1に推薦の商品の画像を提示したり、店員が所持しているタブレット端末である表示装置150A2に画像を提示し、その店員は、商品を推薦する等を行う。
なお、図2の例では、自社商品画像DB145は各店舗内に設置されているが、画像処理装置100内に備えさせてもよいし、ファッション系統別画像DB140と同様に通信回線290に接続させてもよい。また、ファッション系統別画像DB140を画像処理装置100内に備えさせてもよい。また、画像処理装置100を各店舗内に設置してもよい。
B店に、ある男性客(男性客J)が女性客Lと一緒に来店したとする。
ステップS302では、撮影装置135が、顧客を撮影する。例えば、店舗内に設置されたネットワークカメラ、USBカメラ等で店内にいる人物を撮影する。
ステップS304では、撮影モジュール105が、撮影した画像を受け付ける。
友連れ検出モジュール110では、撮影モジュール105で撮影された画像から既存の手法で人物(人体)を検出する。例えば、画像からの人物の検出手法に関しては、非特許文献1等に記載されている技術を用いればよい。
そして、並んで歩いて入店した場合に、友連れと認定する。
前述の既存の手法では、人物が検出された場合、人物検出ウインドウと呼ばれる人を囲う長方形の座標が出力されるのが一般的である。画像処理装置100は、画像内に人物が複数(1つの画像内に人物検出ウインドウが複数)であって、その人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると判定する。予め定められた関係として、例えば、2つの検出ウインドウの下側のy座標がほぼ等しく(例えば、その2つのy座標の差分が予め定められた範囲内であること、例えば±5ピクセル等)かつ、これらの人物検出ウインドウの底辺の中心のx座標間の距離が予め定められた範囲内(例えば、1m以内等)にある場合、これらを友連れと判定すればよい。なお、これは例示であって、他の関係を用いてもよい。例えば、人物検出ウインドウの中心(画像を用いた重心であってもよい)間の距離が、予め定められた距離以内である等を用いてもよい。
例えば、図4の例に示すように、画像から人物検出ウインドウ410、人物検出ウインドウ420を抽出する。そして、人物検出ウインドウ410と人物検出ウインドウ420の底辺のy座標の差分(図4では、|y1−y2|)が予め定められた閾値以内であって、人物検出ウインドウ410の底辺中心415と人物検出ウインドウ420の底辺中心425間の距離が予め定められた閾値以内であるので、友連れであると判定する。
人物検出ウインドウA欄516は、X座標欄518、Y座標欄520、幅欄522、高さ欄524、性別欄526、ターゲット客同行者判別結果欄528を有している。アイテム数欄530内の数だけ、それ以降アイテム1欄532の欄が続く。アイテム1欄532は、X座標欄534、Y座標欄536、幅欄538、高さ欄540を有している。人物検出ウインドウB欄542は、X座標欄544、Y座標欄546、幅欄548、高さ欄550、性別欄552、ターゲット客同行者判別結果欄554を有している。アイテム数欄556内の数だけ、それ以降アイテム1欄558の欄が続く。アイテム1欄558は、X座標欄560、Y座標欄562、幅欄564、高さ欄566を有している。
撮影モジュール105によって、画像ID欄510、撮影場所欄512、撮影日時欄514内に値が記憶される。友連れ検出モジュール110によって、友連れであると判定された画像について、人物検出ウインドウA欄516内のX座標欄518、Y座標欄520、幅欄522、高さ欄524、人物検出ウインドウB欄542内のX座標欄544、Y座標欄546、幅欄548、高さ欄550内に値が記憶される。
性別判定モジュール115では、既存の性別判定手法を用いて、友連れ検出モジュール110で友連れと認定された画像内の人々の性別を推定する。性別判定のためには、まずは既存の手法で顔検出を行う。その後、検出された顔領域に対して性別判定を行う。性別判定手法としては、例えば、非特許文献2で開示されているように、特徴量としてGaborを用いて、サンプルの顔画像からSVMで識別器を構築すればよい。
図4の例の場合、左側の人物(人物検出ウインドウ410内の人物)が女性、右側の人物(人物検出ウインドウ420内の人物)が男性と判定される。そして、人物情報テーブル500の人物検出ウインドウA欄516内の性別欄526、人物検出ウインドウB欄542内の性別欄552に判定結果を記憶する。
同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120では、同行者のファッションの系統判別を行い、そのファッション系統の模範コーディネートを抽出する。同行者のファッションの好みに注目する理由は、同行者が背中を押すことによって、購入を決めるケースが多いと考えられるためである。
B店は男性向けの店なので、男性がターゲット客となる。店舗又は商品エリアが男性向けか女性向けであるかは、例えば、店舗・商品エリアテーブル600を用いて決定する。図6は、店舗・商品エリアテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。店舗・商品エリアテーブル600は、店舗ID欄610、男性用女性用欄612、商品エリア数欄614、商品エリアID欄616、男性用女性用欄618を有している。商品エリア数欄614内の数だけ、以降商品エリアID欄616と男性用女性用欄618の組み合わせが続く。店舗ID欄610は、本実施の形態において、店舗を一意に識別するための情報(店舗ID)を記憶している。男性用女性用欄612は、その店舗が男性向けの店舗であるか女性向けの店舗であるかを示す情報を記憶している。商品エリア数欄614は、商品エリア数を記憶している。商品エリアID欄616は、本実施の形態において、商品エリアを一意に識別するための情報(商品エリアID)を記憶している。男性用女性用欄618は、その商品エリアが男性向けの商品エリアであるか女性向けの商品エリアであるかを示す情報を記憶している。つまり、人物の性別と店舗又は商品エリアの男性向けか女性向けかを示す情報が同じである場合は、ターゲット客となり、異なれば同行者となる。この判別結果を人物情報テーブル500の人物検出ウインドウA欄516のターゲット客同行者判別結果欄528、人物検出ウインドウB欄542のターゲット客同行者判別結果欄554に記憶させる。
ファッション系統判別の方法としては、ファッション誌に載っている写真を抽出し、ファッション系統別画像DB140に記憶させておく。女性客Lと類似するファッションの写真が載っている雑誌を女性客Lのファッション系統とする等の方法がある。以下、図7を用いて詳細例を述べる。
<1.画像からアイテムを抽出>
人物画像からアイテムを抽出する。ここでアイテムとは、その店舗で商品(又はサービスの対象)となり得るものである。例えば、服、帽子、靴、バッグ、頭髪等がある。
例えば、文献1(益子宗,ミャグマルスレン シルメンバータル,酒巻隆治.KiTeMiROOM:モバイル端末のためのファッションコーディネート支援システム(情報ネットワーク,<特集>システム開発論文).電子情報通信学会論文誌,D 情報・システム J96−D(10),2286−2294,2013−10−01)、文献2(田房友典,石川聖二,河口英二.ビデオ画像上の歩行者の衣服認識法(<論文小特集>セキュリティを目的とした画像技術).映像情報メディア学会誌:映像情報メディア 52(12),1856−1859,1998−12−20)等で開示されている技術を用いることにより、画像上の人物が着用している服等を抽出することができる。
この技術を用いて、同行者が着用している服等を特定する。
そして、ファッション系統別画像DB140に含まれる画像にも予め同様の処理を施しておく。
これらの結果を、図7の例を用いて説明する。図7(a)の例は、撮影装置135が撮影した同行者の人物画像を示しており、上着のアイテムウインドウ710a、スカートのアイテムウインドウ720aを抽出した結果である。図7(b)の例は、ファッション系統別画像DB140内の人物画像を示しており、シャツのアイテムウインドウ710b、パンツのアイテムウインドウ720bを抽出した結果である。
これらの結果を、人物情報テーブル500のアイテム数欄530、アイテム1欄532(又は、アイテム数欄556、アイテム1欄558)内の各欄に記憶させる。なお、ターゲット客同行者判別結果欄528(又はアイテム数欄556)が同行者を示す値に対応する欄を用いる。
次に、両者(撮影装置135が撮影した同行者とファッション系統別画像DB140内の画像の人物)のアイテム同士の類似度を算出する。
例えば、文献3(数藤恭子,島村潤,谷口行信.衣服の形状・色・柄による類似性判定と検索への応用(テーマセッション,パターン認識によるインタフェースの未来).電子情報通信学会技術研究報告.PRMU,パターン認識・メディア理解 112(225),53−58,2012−09−27)等で開示されている技術を用いて、同行者のアイテムとファッション系統別画像DB140に含まれる画像上の人物が着用しているアイテムの類似度を算出する。この処理を、同行者のアイテムそれぞれについて行う。
<3.トータルコーディネート同士の類似度算出>
アイテム同士の類似度を合算する。必要であればアイテム数で除算するなどの正規化を行えばよい。そして、類似度の高いトータルコーディネートが属するクラス(例えば、ファッション誌)を特定する。ここでは、カジュアルな20代女性向けの女性誌Aが特定されたとする。
ここまでのステップで判別された同行者のファッション系統に対応するターゲット客性別(今回の例の場合は男性)の模範コーディネート画像集合Xを生成する。
特定されたファッション系統に対応するターゲット性別の模範コーディネート画像集合を得る方法として、例えば、今回のようにカジュアルな20代女性向けの女性誌Aが特定されているので、その女性誌Aに掲載されている男性を、前述したように既存の人体検出手法、性別推定手法で抽出する。
この他に、ファッション系統に対応する性別毎の模範コーディネート画像集合を準備しておいてもよい。
類似店内商品検索モジュール125では、模範コーディネート画像集合Xの画像において、着用アイテムと店内商品の画像との類似度を計算し、その値が予め定められた閾値以上であれば、推薦すべき商品として抽出する。
例えば、図8に示す模範コーディネート画像Mの場合は、文献1、文献2等に記載の技術で、ブルゾンQである推薦アイテム画像810とパンツRである推薦アイテム画像820が抽出される。
ブルゾンQと店内のブルゾン商品画像との類似度を計算する。このとき、類似度が予め定められた閾値以上であれば、その店内のブルゾン商品を推薦商品として抽出する。
パンツRにおいても同様に、店内のパンツ商品画像との類似度を計算して、同様に処理する。
なお、事前に店内商品に対して、模範コーディネート画像との対応付けを行っておいてもよい。
提示モジュール130では、類似店内商品検索モジュール125において抽出された推薦商品を何らかの形でアウトプットする。例えば、レジスタカウンターの中で待機している店員に対して、男性客Jの顔画像と模範コーディネート画像と推薦商品を提示するようにしてもよい。別の方法としては、デジタルサイネージを用いて、男性客Jがその前に来たときに、模範コーディネート画像と推薦商品を提示するようにしてもよい。
前述の実施の形態においては、図5、図6で示したデータ構造は、これらのデータ構造に限られず、他のデータ構造であってもよい。例えば、リンク構造等であってもよい。また、データ項目は、これらに図示したものに限られず、他のデータ項目を有していてもよい。
なお、同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール120は、ファッション雑誌の画像ではなく、男女のカップルが撮影されている画像を用いてもよい。この場合、このカップルの画像を予め用意(大量が望ましい)しておき、同行者の性別(前述の例では女性)と類似したファッションの女性が撮影されているカップルの画像を抽出する。そして、その画像に撮影されているターゲット客の性別(前述の例では男性)の人物を抽出する。そして、その人物が着用している服と類似した店内の商品を特定して、ターゲット客に推薦すべき商品とすればよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
例えば、課題として以下のものがある。
本実施の形態は、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
をさらに具備することを特徴とする[A1]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記第1の抽出手段は、前記判定手段によって判定された性別と、前記画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、前記同行者の画像を抽出する
ことを特徴とする[A1]又は[A2]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記判定手段は、前記検出手段によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定する
ことを特徴とする[A2]又は[A3]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記検出手段は、前記第3の抽出手段によって抽出された人物が複数であって、該人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出する
ことを特徴とする[A4]に記載の画像処理装置。
店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、
予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
として機能させるための画像処理プログラム。
[A1]の画像処理装置によれば、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索することができる。
[B1]店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、
予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
を具備し、
前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である
ことを特徴とする画像処理装置。
をさらに具備することを特徴とする[B1]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記第1の抽出手段は、前記判定手段によって判定された性別と、前記画像が撮影された場所の商品が男性用か女性用かを示す情報を比較することによって、前記同行者の画像を抽出する
ことを特徴とする[B1]又は[B2]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記判定手段は、前記検出手段によって友連れの画像であると検出された画像内の人物の性別を判定する
ことを特徴とする[B3]に記載の画像処理装置。
をさらに具備し、
前記検出手段は、前記第3の抽出手段によって抽出された人物が複数であって、該人物の画像間の関係が予め定められた関係にある場合は、友連れの複数の人物が撮影されていると検出する
ことを特徴とする[B4]に記載の画像処理装置。
店舗の顧客を撮影した画像から、該顧客である対象者に同行する同行者の画像を抽出する第1の抽出手段と、
予め定められた画像集から、前記同行者の画像に類似する第1の画像を抽出する第2の抽出手段と、
前記店舗内の商品の画像集から、前記第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索する検索手段
として機能させ、
前記第2の画像は、前記予め定められた画像集内で前記第1の画像が属しているファッション誌又はファッション系統において、前記同行者とは異なる性別の人物が撮影されている画像である
画像処理プログラム。
前記同行者のファッション系統を判別するファッション系統判別手段と、
前記ファッション系統判別手段が判別したファッション系統に基づいて、前記ファッション系統と調和するコーディネート画像を前記対象者に対して提示する提示手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
対象者を撮影した画像から、前記対象者に同行する同行者の画像を抽出する同行者抽出手段と、
前記同行者のファッション系統を判別するファッション系統判別手段と、
前記ファッション系統判別手段が判別したファッション系統に基づいて、前記ファッション系統と調和するコーディネート画像を前記対象者に対して提示する提示手段
として機能させるための画像処理プログラム。
[B1]の画像処理装置によれば、対象者と同行者が来店した場合にあって、同行者の画像に類似する第1の画像に対応する第2の画像と類似する第3の画像を検索することができる。
105…撮影モジュール
110…友連れ検出モジュール
115…性別判定モジュール
120…同行者ファッション系統模範コーディネート抽出モジュール
125…類似店内商品検索モジュール
130…提示モジュール
135…撮影装置
140…ファッション系統別画像DB
145…自社商品画像DB
150…表示装置
Claims (2)
- 対象者を撮影した画像から、前記対象者に同行する同行者の画像を抽出する同行者抽出手段と、
前記同行者のファッション系統を判別するファッション系統判別手段と、
前記ファッション系統判別手段が判別したファッション系統に基づいて、前記ファッション系統と調和するコーディネート画像を前記対象者に対して提示する提示手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータを、
対象者を撮影した画像から、前記対象者に同行する同行者の画像を抽出する同行者抽出手段と、
前記同行者のファッション系統を判別するファッション系統判別手段と、
前記ファッション系統判別手段が判別したファッション系統に基づいて、前記ファッション系統と調和するコーディネート画像を前記対象者に対して提示する提示手段
として機能させるための画像処理プログラム。
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---|---|---|---|---|
JP2022087689A (ja) * | 2020-12-01 | 2022-06-13 | 公紀 岩中 | コーディネート用評価サーバ装置、コーディネート用評価サーバ装置の制御方法、およびそれに用いるプログラムおよび記録媒体 |
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JP2005300965A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Hitachi Ltd | 情報通知方法、および、情報通知システム |
JP2014146242A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Toshiba Tec Corp | 情報配信装置、情報表示システムおよびプログラム |
-
2019
- 2019-02-05 JP JP2019018406A patent/JP6813039B2/ja active Active
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