JP2019082173A - 負荷結合部設置装置およびこれを用いたタービンシステムにおける負荷結合部を設置する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンシステムの負荷結合部のための設置装置を提供する。【解決手段】タービンシステムに負荷結合部を設置するための設置装置は、タービンシステムのディフューザの一部を貫通して軸方向に延在する複数のレールを含む。複数のレールの各々は、ディフューザ内に配置され、ディフューザに取り外し可能に結合された第1の遠位端と、第1の遠位端の反対側に配置された第2の遠位端と、を含む。設置装置はまた、複数のレール上に配置されたトロリーを含むことができる。トロリーは、複数のホイールハウジングを含む。各ホイールハウジングは、複数のレールの対応するレールに摺動可能に係合するホイールを含む。設置装置のトロリーはまた、複数のホイールハウジングの各々の内部に配置されたクレードル部品を含む。クレードル部品は、タービンシステムの負荷結合部を受け取ることができる。【選択図】図2A

Description

本開示は、一般的に、タービンシステムのための設置装置に関し、より詳細には、タービンシステムの負荷結合部のための設置装置、および設置装置を用いてタービンシステム内に負荷結合部を設置する方法に関する。
従来のタービンシステムでは、排気ハウジング、フレームまたはディフューザは、通常、タービン部品の出口に取り付けまたは結合される。これらのディフューザは、タービン部品に取り付けられ、タービン部品を通過するおよび/またはタービン部品からのガスを、タービンシステムを囲む環境に安全に誘導するか、あるいは、追加のプロセスのためにガスを利用し得る別の部品(例えば、熱回収蒸気発生器)にガスを誘導する。いくつかの例では、ディフューザは、タービンシステムの発電機に直接隣接して、タービンシステムの発電機の下流に配置される。タービンシステムの効率を改善するために、ならびに/あるいはロータのタービン部をロータの発電機部と結合することができるロータの負荷結合部の望ましくない暴露および/または望ましくない動作のリスクを低減するために、タービンシステムのディフューザと発電機との間のクリアランスは最小限(例えば、2〜3メートル)にすることができる。
ディフューザと発電機との間のクリアランスが最小限であるため、タービンシステムの負荷結合部を交換することは困難でありかつ/または時間がかかる。例えば、負荷結合部を交換する1つの従来のプロセスは、負荷システムへのアクセスを提供するために、タービンシステムのディフューザおよび/または発電機を取り外し/分解することを含む。この従来のプロセスは、労働集約的であり、大きな部品(例えば、単一の部品として形成されたディフューザ)および/または多数の部品の取り外し/分解を必要とし、タービンシステムが長期間動作不能であることを必要とする。
別の非限定的な例では、クレーンを使用して、負荷結合部をタービンシステムと共に取り外し、支持し、設置する。この非限定的な例では、クレーンは、ディフューザおよび発電機の上方に配置され、負荷結合部は、実質的に垂直になるように回転され、次いでディフューザと発電機との間の空間すなわちクリアランス内に降下する。その後に、負荷結合部は、実質的に水平になるように回転され、同時に、発電機に隣接する側のディフューザに配置または挿入されて、ロータの発電機部分によってロータのタービン部分にそれぞれ結合される。しかし、この従来の方法はまた、時間がかかり、負荷結合部が完全には通過しない場合、またはディフューザと発電機との間の最小クリアランスを通過しない場合には、負荷結合部、ディフューザ、および/または発電機が損傷する危険性が高くなる。さらに、ディフューザと発電機との間の最小または小さなクリアランスのために、負荷結合部を設置するためのこの従来のプロセスは、負荷結合部が所定の長さよりも短い長さを含む場合にのみ機能する。すなわち、場合によっては、タービンシステムの負荷結合部は、クレーンを使用して設置するには長すぎる可能性があるが、それは、ディフューザと発電機との間に、ロータのタービン部および発電機部に結合される前に、負荷結合部を回転させて実質的に水平にするのに十分な空間すなわちクリアランスがない場合があるからである。
国際公開第2015/124728号
本開示の第1の態様は、タービンシステムの負荷結合部のための設置装置を提供する。設置装置は、タービンシステムのディフューザの一部を貫通して軸方向に延在する複数のレールであって、複数のレールの各々は、ディフューザ内に配置され、かつディフューザに取り外し可能に結合された第1の遠位端と、第1の遠位端の反対側に配置された第2の遠位端と、を含む、複数のレールと、複数のレール上に配置された少なくとも1つのトロリーであって、各ホイールハウジングが、複数のレールの対応するレールと摺動可能に係合する少なくとも1つのホイールを含む、複数のホイールハウジングと、複数のホイールハウジングの各々の内部に部分的に配置され、タービンシステムの負荷結合部を受け取るためのクレードル部品と、を含む、少なくとも1つのトロリーと、を含む。
本開示の第2の態様は、設置装置を使用してタービンシステムに負荷結合部を設置する方法を提供する。本方法は、設置装置を少なくとも部分的にタービンシステムのディフューザ内に配置するステップであって、設置装置は、ディフューザの一部に取り外し可能に結合され、かつタービンシステムの発電機に向かって、ディフューザの一部を貫通して軸方向に延在する複数のレールと、複数のレール上に配置された少なくとも1つのトロリーであって、各ホイールハウジングが、複数のレールの対応するレールと摺動可能に係合する少なくとも1つのホイールを含む、複数のホイールハウジングと、複数のホイールハウジングの各々の中に部分的に配置されたクレードル部品と、を含む、少なくとも1つのトロリーと、を含む、ステップと、設置装置の少なくとも1つのトロリーを使用して、タービンシステムのタービンに隣接するディフューザを介して負荷結合部を動かすことによって、設置装置の少なくとも1つのトロリーのクレードル部品上にタービンシステムの負荷結合部を配置するステップと、タービンシステムの負荷結合部を、タービンシステムのロータのタービン部、または、タービンシステムのロータの発電機部の少なくとも一方に結合するステップと、を含む。
本開示の例示的な態様は、本明細書で説明される問題および/または検討されていない他の問題を解決するように設計される。
本開示のこれらのおよび他の特徴は、本開示の様々な実施形態を示す添付の図面と併せて、本開示の様々な態様の以下の詳細な説明から、より容易に理解されよう。
本開示の実施形態によるガスタービンシステムの概略図である。 本開示の実施形態による、プラットフォーム部分およびトロリーを含む設置装置の分解斜視図である。 本開示の実施形態による、図2Aの設置装置のプラットフォーム部分の調整可能部品の拡大図である。 本開示の実施形態による、図2Aの設置装置のトロリーの分解斜視図である。 本開示の実施形態による、ガスタービンシステムのディフューザ内に配置された図2Aの設置装置の斜視図である。 本開示の実施形態による、図4の設置装置およびディフューザの一部の拡大斜視図である。 本開示の追加の実施形態による、プラットフォーム部分およびトロリーを含む設置装置の斜視図である。 本開示の実施形態による、図6の設置装置のトロリーの分解斜視図である。 本開示の実施形態による、図7に示すトロリーの組み立てられた斜視図である。 本開示のさらなる実施形態による、設置装置のトロリーの分解斜視図である。 本開示の実施形態による、設置装置を使用してタービンシステムに負荷結合部を設置するための例示的プロセスのフローチャートである。 本開示の実施形態による、設置装置を使用する設置プロセスを受けるタービンシステムのタービン部品、ディフューザ、および負荷結合部の一部の側面図である。 本開示の実施形態による、設置装置を使用する設置プロセスを受けるタービンシステムのタービン部品、ディフューザ、および負荷結合部の一部の側面図である。 本開示の実施形態による、設置装置を使用する設置プロセスを受けるタービンシステムのタービン部品、ディフューザ、および負荷結合部の一部の側面図である。 本開示の実施形態による、設置装置を使用する設置プロセスを受けるタービンシステムのタービン部品、ディフューザ、および負荷結合部の一部の側面図である。
本開示の図面は、原寸に比例していないことに留意されたい。図面は、本開示の典型的な態様だけを示すことを目的としており、したがって、本開示の範囲を限定するものとみなすべきではない。図面において、図面間で同様の番号は、同様の要素を表す。
最初の問題として、現在の開示を明確に説明するために、本開示内の関連する機械部品を参照して説明するときに、特定の専門用語を選択することが必要になる。これを行う場合、可能な限り、一般的な工業専門用語が、その受け入れられた意味と同じ意味で使用および利用される。別途記載のない限り、このような専門用語は、本出願の文脈および添付の特許請求の範囲と一致する広義の解釈を与えられるべきである。当業者であれば、多くの場合、特定の部品がいくつかの異なるまたは重複する用語を使用して参照されることがあることを理解するであろう。単一の部品であるとして本明細書に記載することができるものは、複数の部品からなるものとして別の文脈を含み、かつ別の文脈で参照されてもよい。あるいは、複数の部品を含むものとして本明細書に記載することができるものは、単一の部品として他の場所で参照されてもよい。
さらに、本明細書ではいくつかの記述的用語を規則通りに使用することができ、この部の開始時にこれらの用語を定義することが有用であることがわかる。これらの用語およびその定義は、別途記載のない限り、以下の通りである。本明細書で使用する場合、「下流」および「上流」とは、タービンエンジンを通る作動流体または、例えば、燃焼器を通る空気の流れ、またはタービンの部品システムの1つを通る冷却剤などの流体の流れに対する方向を示す用語である。「下流」という用語は、流体の流れの方向に相当し、「上流」という用語は、流れの反対の方向を指す。「前方」および「後方」という用語は、別途指定のない限り、方向を指し、「前方」はエンジンの前方または圧縮機端部を指し、「後方」はエンジンの後方またはタービン端部を指す。さらに、「先導する」および「後続する」という用語は、それぞれ、「前方」および「後方」という用語と同様の記述で使用され、および/または理解することができる。多くの場合、異なる半径方向、軸方向および/または円周方向の位置にある部品を記述することが要求される。「A」軸線は、軸方向を表す。本明細書で使用する場合、「軸方向の」および/または「軸方向に」という用語は、タービンシステム(特に、ロータ)の回転軸と実質的に平行な軸線Aに沿った対象物の相対的な位置/方向を指す。さらに本明細書で使用する場合、「半径方向の」および/または「半径方向に」という用語は、軸線Aと実質的に垂直でありかつただ1つの位置において軸線Aと交差する軸線「R」(図1参照)に沿った対象物の相対的な位置/方向を指す。最後に、「円周方向の」という用語は、軸線Aの周り(例えば、軸線「C」)の移動または位置を指す。
以下の開示は、一般的に、タービンシステムのための設置装置に関し、より詳細には、タービンシステムの負荷結合部のための設置装置、および設置装置を用いてタービンシステム内に負荷結合部を設置する方法に関する。
これらおよび他の実施形態は、図1〜図14を参照して以下に説明される。しかし、当業者であれば、これらの図に関して本明細書に与えられた詳細な説明は例示のためのものであり、限定するものとして解釈すべきではないことを容易に理解するであろう。
図1は、本明細書で使用することができるガスタービンシステム10の概略図を示す。ガスタービンシステム10は、圧縮機12を含むことができる。圧縮機12は、流入する空気18の流れを圧縮する。圧縮機12は、圧縮空気20の流れを燃焼器22に送る。燃焼器22は、圧縮空気20の流れを加圧された燃料24の流れと混合し、この混合物に点火して、燃焼ガス26の流れを生成する。単一の燃焼器22のみが示されているが、ガスタービンシステム10は、任意の数の燃焼器22を含むことができる。次いで、燃焼ガス26の流れは、通常、複数のタービンブレードまたはバケットおよびステータベーンを含むタービン28に送られる。燃焼ガス26の流れは、タービン28を駆動して
機械的仕事を発生させる。タービン28で発生された機械的仕事は、タービン28を通って延びるロータ30を介して圧縮機12を駆動し、電動発電機32(以下、「発電機32」)などの外部負荷を駆動するために使用することができる。ロータ30は、セグメント化されてもよく、および/または別個の結合部分を含んで、ガスタービンシステム10の一体シャフトを形成してもよい。例えば、ロータ30は、タービン28内に含まれるタービン部分34と、ロータ30のタービン部分34と、ガスタービンシステム10の発電機32内に含まれるロータ30の発電機部分38と、を結合する負荷結合部36と、を含むことができる。タービン部分34と発電機部分38との結合の結果として、負荷結合部36はまた、タービン部分34の回転を発電機部分38に変換して、発電機32を駆動し、および/または外部負荷を駆動することができる。
ガスタービンシステム10はまた、ディフューザ40を含むことができる。図1に示すように、ディフューザ40は、ガスタービンシステム10のタービン28に隣接して配置することができる。より具体的には、ディフューザ40を、タービン28に隣接して配置することができ、タービン28の、および/または燃焼器22からタービン28に流れる燃焼ガス26の流れの実質的に下流に配置することができる。本明細書で説明するように、ディフューザ40の一部(例えば、外側ケーシング)は、タービン28のエンクロージャ、シェルまたはケーシング42(以下、「ケーシング42」)に直接結合されてもよい。図1に示す非限定的な例では、負荷結合部36は、ディフューザ40の内部に少なくとも部分的に配置されてもよく、および/またはディフューザ40を軸方向に貫通して延在してもよい。
燃焼ガス26が流れてタービン28を駆動した後に、燃焼ガス26は、ディフューザ40を通って流れ方向(D)に排気、流入および/または排出することができる。図1に示す非限定的な例では、燃焼ガス26は、流れ方向(D)にディフューザ40を通って流れ、ガスタービンシステム10から(例えば、大気に)排出することができる。ガスタービンシステム10が複合サイクル発電プラント(例えば、ガスタービンシステムおよび蒸気タービンシステムを含む)の一部である別の非限定的な例では、燃焼ガス26はディフューザ40から排出され、流れ方向(D)で複合サイクル発電プラントの熱回収蒸気発生器に流入してもよい。
図2Aは、設置装置100の非限定的な例の分解斜視図を示す。設置装置100は、ロータの一部を設置するためにタービンシステム(例えば、ガスタービンシステム10)によって利用されてもよい。例えば、図1を続けて参照すると、設置装置100を利用して、ガスタービンシステム10内に負荷結合部36を設置することができる。本明細書で説明するように、設置装置100は、ディフューザ40と発電機32との間に最小限の空間および/またはクリアランス(例えば、約2メートル〜約3メートル)がある、ガスタービンシステム10内の負荷結合部36などのロータの一部の設置を助けることができる。
図2Aに示すように、設置装置100は、プラットフォーム部分102と、プラットフォーム部分102上に配置された少なくとも1つのトロリー104と、を含むことができる。プラットフォーム部分102は、複数のレール106を含むことができる。図2Aに示す非限定的な例では、各レール106は、中実な単体部品であってもよい。本明細書で説明する他の非限定的な例(図6参照)では、各レール106は、設置装置100を利用する前に接合および/または結合することができる別個の部分から形成することができる。複数のレール106は、実質的に剛性であり、本明細書で説明する設置プロセス中にガスタービンシステム10の負荷結合部36の重量に耐えることができる任意の適切な材料から形成することができる。例えば、設置装置100の複数のレールの各々は、限定はしないが、金属、金属合金、ポリマーまたは木材を含む材料から形成されてもよい。本明細書で説明するように(図4および図5参照)、設置装置100の複数のレール106は、ディフューザ40に直接結合され、負荷結合部36の設置を助けるためにガスタービンシステム10内で利用される際に、ディフューザ40の一部を貫通して軸方向に延在することができる。
複数のレール106の各々は、2つの遠位端108、110を含むことができる。具体的には、設置装置100の各レール106は、第1の遠位端108と、第1の遠位端108の反対側に形成された第2の遠位端110と、を含むことができる。本明細書で論じるように(図4および図5を参照)、設置装置100を使用してガスタービンシステム10内に負荷結合部36を設置するときに、第1の遠位端108をガスタービンシステム10のディフューザ40内に配置し、ディフューザ40で囲み、かつ/またはディフューザ40に直接結合することができる。設置装置100の各レール106をディフューザ40に結合するのを助けるために、レール106の第1の遠位端108は結合プレート112を含むことができる。すなわち、各レール106は、各レール106をディフューザ40に直接結合するために、第1の遠位端108に形成された結合プレート112を含むことができる。非限定的な例では、結合プレート112は、レール106とは別個の部品として形成され、任意の適切な接合または結合技術を用いてレール106の第1の遠位端108に結合または固定することができる。例えば、結合プレート112は、取り外し可能に固定(例えば、ボルト締め、ねじ止め)されてもよく、あるいは、レール106の第1の遠位端108に直接溶接またはろう付けされてもよい。別の非限定的な例(図示せず)では、結合プレート112は、レール106および/またはレール106の第1の遠位端108と一体に形成されてもよい。レール106と同様に、結合プレート112は、実質的に剛性であり、ガスタービンシステム10のディフューザ40との結合を維持し、本明細書で説明する設置プロセス中にレール106が受ける負荷結合部36の重量に耐えることができる任意の適切な材料から形成されてもよい。例えば、設置装置100の複数のレールの各々は、限定はしないが、金属、金属合金、ポリマーまたはセラミックを含む材料から形成されてもよい。非限定的な例では、結合プレート112は、レール106を形成する材料と同じまたは異なる材料から形成されてもよい。
結合プレート112が各レール106の第1の遠位端108に結合または固定されている非限定的な例では、設置装置100の各レール106は、設置装置100のレール106を別個のタービンシステム内の別個のディフューザに結合するために、複数の交換可能な結合プレート112を利用することができる。すなわち、様々な別個の結合プレート112をレール106の第1の遠位端108に交換可能に結合または固定して、設置装置100を別個のディフューザに容易に結合すること、および/または負荷結合部を設置するために様々な別個のタービンシステムによって利用することが可能になる。本明細書で説明するように(図6参照)、複数の結合プレート112の各々は、別個のタービンシステムの別個のディフューザに対応する幾何学形状を含むことができる。
図2Aに示すように、各レール106は、トラック118も含むことができる。具体的には、トラック118は、プラットフォーム部分102の各レール106の上面120上に配置されてもよい。トラック118は、各レール106の上面120に取り外し可能に結合され、固定され、または一体に形成されてもよい。トラック118が取り外し可能に上面120に結合または固定される非限定的な例では、レール106は、種々の長さおよび/または構造もしくは構成を含む複数の別個のトラック118を受け入れるように構成されてもよい。種々の長さは、設置装置100および/またはガスタービンシステム10の様々な特性に依存してもよく、限定はしないが、それにはトロリー104の構成、トロリー104のサイズ、レール106の長さ、負荷結合部36の長さ/サイズ、ディフューザ40と発電機32との間の距離などが含まれる。さらに、トラック118は、レール106の長さの少なくとも一部にわたって延在してもよい。図示する非限定的な例では、トラック118は、レール106の第1の遠位端108と第2の遠位端110との間にそれぞれ延在することができる。本明細書で論じられるように、各レール106の上面120に配置されたトラック118は、負荷結合部36の設置プロセス中にトロリー104の軸方向の動きを受け取り、接触し、案内することができる。トラック118は、限定されないが、金属、金属合金、ポリマー、セラミックなどを含む任意の適切な剛性材料から形成することができる。
設置装置100のプラットフォーム部分102はまた、複数の支持体122を含むことができる。設置装置100の複数の支持体122は、複数のレール106の下方に半径方向に延在することができる。より具体的には、図2Aに示すように、複数の支持体は、設置装置100のプラットフォーム部分102の複数のレール106に実質的に垂直に配置され、複数のレール106から半径方向に、および/または複数のレール106の実質的に下方に延在することができる。複数の支持体122の各々は、複数のレールの対応するレール106に取り外し可能に結合されてもよい。すなわち、単一の支持体122は、本明細書で説明される設置プロセス中に、設置装置100の単一の対応するレール106に取り外し可能に結合され、単一の対応するレール106を実質的に支持および/または安定化することができる。非限定的な例では、各支持体122の第1の端部124は、締結具、ラッチ、クランプ、タイ、ピンなどを含むがこれらに限定されない任意の適切な結合技術を用いて、対応するレール106の第2の遠位端110に取り外し可能に結合することができる。図2Aに示す非限定的な例では、本明細書で説明される複数のレール106と同様に、各支持体122は、中実の単体部品であってもよい。本明細書で説明する他の非限定的な例(図6参照)では、各支持体122は、設置装置100を利用する前に接合および/または結合することができる別個の部分から形成することができる。複数の支持体122は、実質的に剛性であり、本明細書で説明する設置プロセス中に複数のレール106にかかる負荷結合部36の重量に耐えることができる任意の適切な材料から形成することができる。例えば、設置装置100の複数の支持体122の各々は、限定はしないが、金属、金属合金、ポリマーまたは木材を含む材料から形成されてもよい。
プラットフォーム部分102の各支持体122はまた、調整可能部品126を含むことができる。図2Aに示すように、調整可能部品126は、各支持体122の第2の端部128に形成されてもよい。すなわち、調整可能部品126は、レール106の第1の端部124および/または第2の遠位端110の反対側の、支持体122の第2の端部128に形成および/または結合されてもよい。調整可能部品126は、各支持体122上に形成され、支持体122の高さを実質的に調整し、および/または支持体122を実質的に水平にする。高さを調整することおよび/または支持体122を水平にすることに関連して、また本明細書で説明するように、調整可能部品126はまた、支持体122に結合することができる設置装置100のそれぞれのレール106の高さを実質的に調整し、傾斜させ、および/または水平にすることができる。図2Bに示す非限定的な例では、各調整可能部品126は、支持体122の第2の端部128に直接結合されたねじ山付きねじ130と、ねじ山付きねじ130に直接結合された安定器足部132(以下、「足部132」)と、を含むことができる。設置装置100の高さを調整し、および/または設置装置100の支持体122を水平にするために、ねじ山付きねじ130を支持体122の第2の端部128内で回転させて、調整可能部品126の足部132が支持体122の下方に位置する表面に接触および/または固定されるまで、ねじ山付きねじ130の長さを増減することができる。ねじ山付きねじ130および足部132が示されているが、調整可能部品126は、支持体122の高さを調整し、および/または支持体122を水平にすることができる任意の適切な部品またはアセンブリであってもよいことが理解される。例えば、調整可能部品126は、油圧/空気圧/機械的ジャッキ、油圧/空気圧/機械的リフト、ウェッジなどを含むことができる。
設置装置100はまた、少なくとも1つのトロリー104を含むことができる。図2Aに示す非限定的な例では、設置装置100は、2つのトロリー104を含むように示されている。しかしながら、設置装置100に含まれるトロリー104の数は単なる例示であることが理解される。このように、設置装置100は、図2Aに示したトロリー104の数より多い(または少ない)(図6参照)トロリー104を含むことができる。設置装置内に含まれるトロリー104の数は、少なくとも部分的には、トロリー104の構成、トロリー104のサイズ、レール106の長さ、負荷結合部36の長さ/サイズ/重量などに依存してもよい。本明細書で説明するように、トロリー104は、設置装置100を用いてタービンシステム10(図1参照)内に負荷結合部36を設置するときに、レール106上に配置され、レール106に接触し、かつ/またはレール106に摺動可能に係合することができる。
図3を参照し、また引き続き図2Aを参照すると、設置装置100のトロリー104の分解斜視図が示されている。トロリー104は、複数のホイールハウジング134を含むことができる。トロリー104の各ホイールハウジング134は、少なくとも1つのホイール136を含むことができる。トロリー104のホイールハウジング134内に含まれるホイール136の数は、例えば、ホイールハウジング134の構成、ホイールハウジング134のサイズ、レール106の長さ、負荷結合部36の長さ/サイズ/重量などに依存してもよい。設置プロセス中に、ホイールハウジング134のホイール136は、設置装置100の対応するレール106に摺動可能に係合することができる。すなわち、ホイールハウジング134の各ホイール136は、本明細書で説明する設置プロセス中に、トロリー104、より具体的にはホイールハウジング134が対応するレール106上を軸方向に移動するにつれて、設置装置100の対応するレール106と実質的に接触し、その上を移動/転動し、および/または摺動可能に係合することができる。ここではホイール136として説明し図示しているが、ホイールハウジング134は、設置装置のホイールハウジング134および/またはトロリー104がレール106上を軸方向に移動することを可能にし得る任意のアセンブリおよび/または部品を含んでもよいことが理解される。
さらに、ホイールハウジング134の各ホイールハウジング134および/またはホイール136は、本明細書で説明される設置プロセスを実行するときに、レール106(図2A参照)上に形成されたそれぞれのトラック118と接触することができる。すなわち、プラットフォーム部分102の各レール106上に形成されたトラック118は、ホイール136がレール106上を摺動可能に係合して軸方向に移動するときに、各ホイールハウジング134および/またはホイールハウジング134のホイール136を実質的に受け取り、接触し、支え、および/または案内することができる。図2Aに示す非限定的な例では、レール106上に形成されたトラック118は、トロリー104のホイールハウジング134の間に配置されて、設置プロセス中にトロリー104が半径方向に望ましくなく移動すること、および/またはレール106から取り外されるもしくはレール106から脱落することを実質的に防止することができる。
トロリー104のホイールハウジング134はまた、そこに形成された凹部138を含むことができる。図3に示すように、トロリー104の各ホイールハウジング134は、ホイールハウジング134のそれぞれの凹部138が互いに向かい合って、互いに対向して配置され、および/または半径方向に整列され得るように、内面140に形成された凹部138を含むことができる。トロリー104の各ホイールハウジング134の凹部138は、クロス部材142の一部を受け入れることができる。具体的には、クロス部材142は、クロス部材142をトロリー104のホイールハウジング134の各々に実質的に固定または結合するために、ホイールハウジング134の対応する凹部138内に配置され、および/または受け入れられる突起144を含むことができる。図3に示す非限定的な例では、クロス部材142は、ホイールハウジング134および/または凹部138を貫通して形成された開口部148を通過し得る複数の締結具146(例えば、ねじ)を使用して、トロリー104のホイールハウジング134に固定することができ、締結具146は、対応する凹部138内に配置されたクロス部材142の突起144に結合されてもよい。トロリー104の複数のホイールハウジング134の各々にクロス部材142を固定することにより、本明細書で説明する設置プロセスの間に、各ホイールハウジング134が軸方向に共にまたは同期して確実に移動することが実質的に保証される。
図2Aおよび図3に示すように、トロリー104は、クレードル部品150も含むことができる。クレードル部品150は、トロリー104の複数のホイールハウジング134の各々の内部に配置されてもよい。具体的には、クレードル部品150の一部は、トロリー104のホイールハウジング134の各凹部138内に配置されてもよく、クレードル部品150は、各ホイールハウジング134の間に配置および/または延在してもよい。さらに、図3に示すように、クレードル部品150は、クロス部材142の上方に配置されてもよく、および/またはクロス部材142上に配置されてもよい。すなわち、クロス部材142は、トロリー104の下方に配置され、トロリー104のクレードル部品150を実質的に支持することができる。クレードル部品150は、本明細書で説明する設置プロセス中にタービンシステム10の負荷結合部36に実質的に接触し、それを受け取り、受け入れ、および/または支持することができる(図4参照)。クレードル部品150は、接触面152上の負荷結合部36に実質的に接触し、それを受け取り、受け入れ、および/または支持することができる。負荷結合部36に接触し、それを受け取り、受け入れ、および/または支持することができるクレードル部品150の接触面152は、タービンシステム10(図1参照)の負荷結合部36の曲率に実質的に対応することができる湾曲形状154を含むことができる。すなわち、接触面152の湾曲形状154は、設置プロセス中にクレードル部品150内に配置されたときに、負荷結合部36が望ましくなく(例えば、半径方向に)移動できないようにするために、負荷結合部36の曲率に対応するか、同等であるか、および/または実質的に同心であってもよい。
トロリー104のクレードル部品150は、本明細書で説明する設置プロセス中にガスタービンシステム10の負荷結合部36の重量に耐えることができる、実質的に剛性であり得る任意の適切な材料から形成することができる。例えば、設置装置100のトロリー104のクレードル部品150は、限定はしないが、金属、金属合金、ポリマー、セラミック、木材などを含む材料から形成することができる。さらに、図2Aおよび図3の非限定的な例に示すように、クレードル部品150は、単一の一体部品として形成されてもよい。本明細書で説明する他の非限定的な例(図6〜図9参照)では、クレードル部品150は、所定位置に(例えば、ディフューザ40内に)組み立てることができる別個の部分から形成することができ、設置プロセス中に負荷結合部36を受け取る前に互いに結合することができる。
本明細書で説明するように、クレードル部品150の接触面152の湾曲形状154は、負荷結合部36の湾曲に対応することができる。非限定的な例では、複数のクレードル部品150が、様々なタービンシステム10(例えば、図1参照)に対して別個の負荷結合部36を受け取るように作製および/または製造されてもよい。複数のクレードル部品150の各々は、別個の負荷結合部36の湾曲に対応することができる、別個のまたは固有の湾曲形状154を有する接触面152を含むことができる。この非限定的な例では、別個のまたは固有の湾曲形状154を含む複数のクレードル部品150の各々は、トロリー104の複数のホイールハウジング134の各々の内部に交換可能に受け入れられ、それらの内部に配置されおよび/または結合することができる。すなわち、設置装置100のための単一のトロリー104の複数のホイールハウジング134は、各々が接触面152のための別個のまたは固有の湾曲した形状154を含む複数のクレードル部品150を受け入れるように構成することができる。
設置装置100のトロリー104はまた、トロリー104内のクレードル部品150の位置を調整するように構成された複数の変位部品を含むことができる。例えば、トロリー104の少なくとも1つのホイールハウジング134は、変位部品156を含むことができる。図3に示すように、トロリー104の各ホイールハウジング134は、ホイールハウジング134の凹部138を貫通して形成された開口部158内に配置された変位部品156を含むことができ、変位部品156は、部分的に凹部138内に延在する。変位部品156はまた、クレードル部品150の側面160に隣接して配置され、クレードル部品150の側面160に実質的に接触してもよい。変位部品156は、トロリー104の複数のホイールハウジング134の間のクレードル部品150の位置を調整するために、クレードル部品150の側面160と接触することができる。すなわち、変位部品156は、クレードル部品150の側面160と接触して、複数のホイールハウジング134の間でクレードル部品150の半径方向位置を調整および/またはシフトし、かつ/あるいはクロス部材142の上でクレードル部品150を移動させることができる。
図3に示す非限定的な例では、変位部品156は、ホイールハウジング134を貫通して形成された開口部158内で回転して、凹部138内に延在し、クレードル部品150に接触する変位部品156の一部の長さを増減するねじ付きボルトとして構成することができる。凹部138内に延在する変位部品156の一部の長さを増加および/または減少させ、クレードル部品150と接触することにより、ホイールハウジング134間および/またはクロス部材142の上のクレードル部品150の半径方向位置を調整、シフト、移動、および/または変更することができる。加えて、変位部品156は、クレードル部品150の側面160に接触することによって、クレードル部品150に反対の力を加えて、トロリー104のホイールハウジング134内にクレードル部品150を維持および/または固定することもできる。本明細書ではねじ付きボルトとして説明したが、変位部品156は、トロリー104のクレードル部品150の位置を調整するように構成することができる任意の構成要素、アセンブリ、および/または部品であってもよいことが理解される。例えば、変位部品156は、油圧/空気圧/機械的ジャッキ、予めサイズ調整されたインサートまたはウェッジ、ピン(例えばクレビスピン)などであってもよい。
さらに、トロリー104は、少なくとも1つの別個の変位部品162も含むことができる。図3に示すように、トロリー104のクロス部材142は、クロス部材142内に配置された変位部品162を含むことができる。より具体的には、変位部品162は、クロス部材142を貫通して形成された開口部164の内部および/またはそれを通して配置することができ、変位部品162は、クロス部材142の上にクレードル部品150に向かって部分的に延在することができる。変位部品162はまた、クレードル部品150の底面166に隣接して配置され、クレードル部品150の底面166と実質的に接触してもよい。クロス部材142を貫通して延在する変位部品162は、クレードル部品150の底面166に接触して、クレードル部品150の位置および/または高さを調整することができる。すなわち、変位部品162は、クレードル部品150の底面166に接触して、クレードル部品150とクロス部材142との間の距離または間隔を調整し、クレードル部品150を設置装置100のクロス部材142および/またはレール106から実質的に上昇または下降させることができる。
図3に示す非限定的な例では、ホイールハウジング134の変位部品156と同様に、変位部品162をねじ付きボルトとして構成することができる。変位部品162を形成するねじ付きボルトは、クロス部材142を貫通して形成された開口部164内で回転して、クロス部材142の上方に延在し、クレードル部品150の底面166に接触する変位部品162の一部の長さを増減することができる。クロス部材142の上方に延在し、クレードル部品150に接触する変位部品162の部分の長さの増加および/または減少により、クレードル部品150とクロス部材142との間の距離または間隔を調整することができ、かつ/あるいはクレードル部品150の高さを上昇させ、持ち上げ、および/または変更することができる。本明細書ではねじ付きボルトとして説明したが、変位部品162は、トロリー104のクレードル部品150の位置または高さを調整するように構成することができる任意の構成要素、アセンブリ、および/または部品であってもよいことが理解される。例えば、変位部品162は、油圧/空気圧/機械的ジャッキ、予めサイズ調整されたインサートまたはくさび、ピンなどであってもよい。
図4は、図2Aおよび図3の設置装置100と、図1のガスタービンシステム10のディフューザ40の一部の斜視図を示す。具体的には、図4は、ガスタービンシステム10のディフューザ40内に少なくとも部分的に配置され、かつ/または結合された設置装置100を示す。同様の符号および/または名称を付した部品は、実質的に同様の態様で機能し得ることが理解される。これらの部品の冗長な説明は、明確化のために省略されている。
図4に示すように、また、本明細書で説明するように、設置装置100がディフューザ40内に配置され、かつ/またはディフューザ40に結合されると、設置装置100のプラットフォーム部分102のレール106は、タービンシステム10のディフューザ40の一部を通って軸方向に延在することができる。具体的には、設置装置100のレール106は、隣接するタービン28(図1参照)から発電機32に向かって、ディフューザ40の流路開口部44(以下、「開口部44」)を通って軸方向に延在することができる。さらに、本明細書で説明するように、設置装置100のレール106の一部をディフューザ40内に配置することができる。図4に示すように、各レール106の第1の遠位端108(例えば、点線で示す)は、ディフューザ40内に配置されてもよく、および/またはディフューザ40によって実質的に囲まれてもよい。設置装置100のレール106の追加の部分もまた、ディフューザ40の外側に延在することができる。例えば、設置装置100のレール106の第2の遠位端110は、ディフューザ40の外側に延在してもよく、ディフューザ40の外に配置されてもよく、かつ/またはディフューザ40によって取り囲まれていなくてもよい。レール106の第2の遠位端110を、タービンシステム10のディフューザ40と発電機32との間に配置することもできる(図1参照)。
レール106の第2の遠位端110がディフューザ40の外側に配置される結果として、第2の遠位端110に結合された複数の支持体122は、ディフューザ40の外側に、および/またはタービンシステム10のディフューザ40と発電機32との間に配置することもできる。さらに、図4に示すように、支持体122に結合された調整可能部品126は、ディフューザ40と発電機32との間に配置されてもよく、設置装置100の複数の支持体122を実質的に支持または実質的に安定化させるために、表面46に接触し、および/または表面46上に載置されてもよい。本明細書で説明するように、調整可能部品126の高さを調整(例えば、図2A、Bでねじ山付きねじ130を長くする)して、高さおよび/または支持体122を水平にすることを調整し、ならびに、支持体122に結合され得る設置装置100のそれぞれのレール106の高さを調整し、傾斜させ、および/または水平にすることができる。本明細書で説明する設置プロセス中に、調整可能部品126を使用して、設置装置100のそれぞれのレール106の傾斜を、ディフューザ40の開口部44と実質的に同じレベルおよび/または軸方向に整列するように、あるいは、レール106の第1の遠位端108が第2の遠位端110の半径方向上方に配置されているところでわずかに傾斜するように、調整することが望ましい場合があり得る。
簡単に図5に移り、引き続き図4を参照すると、レール106はディフューザ40に直接結合されてもよい。具体的には、図5に示すように、各レール106の第1の遠位端108に形成または配置された結合プレート112をディフューザ40の一部48に直接結合して、設置装置100のレール106をディフューザ40に、および/またはディフューザ40内に結合および/または固定することができる。図示する非限定的な例では、結合プレート112は、設置装置100を使用して設置プロセスを実行するための締結具(例えば、ねじ、ボルト、リベットなど)を使用して、ディフューザ40の一部48に直接かつ取り外し可能に結合することができる。別の非限定的な例では、結合プレート112を、実質的に恒久的な固定技術(例えば、溶接、ろう付け、溶融など)を用いてディフューザ40の一部48に固定して、本明細書で説明する設置プロセスを実行するために、設置装置100のレール106をディフューザ40に固定することができる。さらに、本明細書で説明するように、結合プレート112の幾何学的形状、サイズおよび/または形状は、ディフューザ40の一部48の幾何学的形状に対応および/または一致して、結合プレート112とディフューザ40の一部48との接触および結合を改善することができる。ディフューザ40の一部48は、ディフューザ40に形成された既存の構造であってもよいし、あるいは、第1の遠位端108に形成された結合プレート112が設置装置100のレール106をディフューザ40に結合することを可能にする目的で、一部48をディフューザ40に形成してもよい。
図4に戻ると、タービンシステム10の負荷結合部36は、設置装置100上に配置され、かつ/または設置装置100によって受け入れられる。より具体的には、タービンシステム10の負荷結合部36は、設置装置100のトロリー104のクレードル部品150上に配置されてもよく、かつ/または実質的に受け入れられてもよい。図4に示す非限定的な例では、本明細書で説明するように、負荷結合部36は、負荷結合部36が配置され、移動し、および/またはディフューザ40の開口部44を通過し、クレードル部品150によって受け取られた後に、トロリー104のクレードル部品150上に配置され、および/またはクレードル部品150によって実質的に受け取られてもよい。さらに、本明細書で説明するように、トロリー104のクレードル部品150によって受け取られ、かつ/またはそれに配置された負荷結合部36は、レール106上に配置されたトロリー104を使用して軸方向に移動することができ、かつ/またはトロリー104の変位部品156、162を調整することにより半径方向に移動することができる。これは、負荷結合部36を、タービンシステム10のロータ30(図1参照)のタービン部分34および発電機部分38と実質的に整列させ、負荷結合部36をそれに結合するのを助けることができる。
図6〜図8は、設置装置200の別の非限定的な例の様々な図を示す。より具体的には、図6は、プラットフォーム部分202およびトロリー204を含む設置装置200の別の非限定的な例の斜視図を示し、図7は、図6に示すトロリー204の分解図を示し、図8は、図7のトロリー204の斜視図を示す。同様の符号および/または名称を付した部品は、実質的に同様の態様で機能し得ることが理解される。これらの部品の冗長な説明は、明確化のために省略されている。
図6に示すように、また図2Aと比較して、設置装置200のプラットフォーム部分202は、別個の構成および/または構造を含むことができる。例えば、図6に示す設置装置200のプラットフォーム部202のレール206は、2つの別個の部分268A、268Bから形成されてもよい。第1の部分268Aは、レール206の第1の遠位端208を含み、第2の部分268Bは、レール206の第2の遠位端210をそれぞれ含むことができる。したがって、第1の部分268Aは、第1の遠位端210に形成された結合部212(例えば、図4および図5参照)を介してディフューザ40に結合されてもよく、第2の部分268Bは支持体222に直接結合されてもよい。図6に示すように、レール206の第1の部分268Aおよび第2の部分268Bは、ジョイント270で互いに接合および/または結合することができる。非限定的な例では、第1の部分268Aおよび第2の部分268Bは、ジョイント270で互いに取り外し可能に結合(例えば、ねじ、ボルトとナット、クランプなど)されてもよく、あるいは、ジョイント270で互いに固定(例えば、ろう付け、溶接、リベット止めなど)されて、設置装置200のレール206を形成してもよい。
レール206と同様に、図6の非限定的な例に示す支持体222はまた、図2Aに関して図示し説明した支持体122とは別個のものであってもよい。すなわち、図6に示す設置装置200のプラットフォーム部202の支持体222は、2つの別個の部分272A、272Bから形成されてもよい。第1の部分272Aは、支持体222の第1の端部224を含み、第2の部分272Bは、支持体222の第2の端部228をそれぞれ含むことができる。したがって、第1の部分272Aは、レール206の第2の遠位端210および/または第2の部分268Bに結合されてもよく、第2の部分272Bは、調整可能部品226に直接結合されてもよく、および/または調整可能部品226を含んでもよい。図6に示すように、レール206と同様に、支持体222の第1の部分272Aおよび第2の部分272Bは、ジョイント274で互いに接合および/または結合することができる。非限定的な例では、第1の部分272Aおよび第2の部分272Bは、ジョイント274で互いに取り外し可能に結合されてもよいし、あるいはジョイント274で互いに固定されて設置装置200の支持体222を形成してもよい。
図7および図8を参照し、引き続き図6を参照すると、設置装置200のトロリー204は、図2Aおよび図3に示すトロリー104に関して本明細書で説明したものとは別個のおよび/もしくはさらなる特徴、ならびに/または構造を含むことができる。例えば、クレードル部品250は、別個の部分276A、276Bから形成されてもよい。すなわち、クレードル部品250は、互いに結合および/または固定することができる2つの別個の部分276A、276Bを含んでもよい。クレードル部品250の各部分276A、276Bは、トロリー204のそれぞれのまたは対応するホイールハウジング234に形成された凹部238内に配置され、それに受け入れられ、かつ/または結合することができる。非限定的な例では、2つの別個の部分276A、276Bからクレードル部品250を形成することにより、設置プロセスを実行するオペレータが、クレードル部品250を結合/形成すること、ならびに/あるいはクレードル部品250をディフューザ40内のホイールハウジング234内におよび/またはホイールハウジング234がレール206上に配置された後に配置することを可能にすることができる。これは、ディフューザ40内のクリアランスおよび/またはオープンスペースが実質的に最小限である場合に、実質的に有益であり得る。
図7および図8に示すように、トロリー204のホイールハウジング234は、ホイールカバー278も含むことができる。ホイールカバー278は、ホイール236に隣接するホイールハウジング234上に形成されてもよく、ホイールハウジング234と一体化されてもよく、および/またはホイールハウジング234から延在してもよい。さらに、ホイールカバー278はホイール236を実質的に取り囲んでもよい。図7および図8の非限定的な例に示すように、ホイールカバー278は、ホイールハウジング234の内面240を除くすべての部分から延在することができ、3つの側面でホイール236を実質的に囲むことができる。示される非限定的な例では、ホイールカバー278は、ホイール236の結果として内面240に、および/または、本明細書で説明する設置プロセス中に、トラック218(図6参照)と接触するホイールハウジング234の内面240隣接して延在しなくてもよい(例えば、引っ掛かり/閉塞を回避する)。破片および/または異物がホイール236に望ましくないように接触すること、および/またはホイール236とホイールハウジング234との間に望ましくないように挟まれることによって、本明細書で説明するように、ホイール236がレール206上でトロリー204を軸方向に動かすことができなくなる可能性があるが、それを防止するために、ホイールカバー278をホイールハウジング234上に形成することができる。
トロリー204はまた、中間プレート280を含むことができる。中間プレート280は、トロリー204のクロス部材242上に、および/またはその上方に配置することができる。さらに、図7に示すように、中間プレート280は、クロス部材242とトロリー204のクレードル部品250との間に配置されてもよい。中間プレート280は、トロリー204内のクレードル部品250の動きを改善するための部品および/または表面を提供することができる。例えば、変位部品256を使用してホイールハウジング234の間のクレードル部品250の半径方向位置を調整するときに、中間プレート280の上面282は平坦な平面として作用し、クレードル部品250を半径方向に移動させる。さらに、中間プレート280の上面282にグリースまたは潤滑剤の層(図示せず)を形成して、中間プレート280とクレードル部品250との間の摩擦を低減し、および/または本明細書で説明するように、クレードル部品250の半径方向の動きを容易にすることができる。さらに、クロス部材242の上方に延在する変位部品262の一部の長さを増減するときに、変位部品262は、中間プレート280の底面284に直接接触することができ、これにより、クレードル部品250とクロス部材242との間の距離または間隔を調整することができ、かつ/あるいはクレードル部品250の高さを上げ、持ち上げ、および/または変更することができる。中間プレート280が単一の単体として形成される結果として、クレードル部品250とクロス部材242との間の距離または間隔を調整する際に、クレードル部品250の安定化(例えば、実質的に水平/平面/均一)が改善され、かつ/あるいはクレードル部品250の高さを上げ、持ち上げ、および/または変更することができる。
図7および図8に示すように、トロリー204はまた、少なくとも1つの保護プレート286を含むことができる。より具体的には、保護プレート286は、トロリー204のクレードル部品250に結合されてもよい。クレードル部品250に与えられる摩耗を低減し、かつ/またはクレードル部品250の動作寿命を改善するために、保護プレート286をクレードル部品250上に形成し、クレードル部品250をカバーし、および/またはクレードル部品250に結合してもよい。図7および図8に示す非限定的な例では、設置プロセス中のトロリー204の動作および/または機能の結果として、クレードル部品250が受ける摩耗および/または歪みが増大する可能性があるが、保護プレート286をクレードル部品250の一部に形成し、それをカバーし、および/またはそれに結合させることができる。例えば、クレードル部品250の側面260および底面266は、変位部品256、262がこれらの表面と相互作用してホイールハウジング234内のクレードル部品250の位置を調整した結果として、摩耗および/または歪みが増大する可能性がある。結果として、図7および図8に示す非限定的な例に示すように、クレードル部品250の側面260および底面266の両方に保護プレート286を形成し、それらをカバーし、および/またはそれらに結合させて、クレードル部品250の摩耗を低減し、および/または動作寿命を改善することができる。複数の別個のプレートとして示されているが、保護プレート286は、1つまたは複数の保護プレートとして形成されてもよいことが理解される。例えば、保護プレート286は、クレードル部品250の両方の側面260および底面266の全体をカバーする単一のプレートとして形成することができる。あるいは、保護プレート286は、2つの別個のプレートを含むことができ、各プレートは、1つの側面260および少なくともクレードル部品250の底面266の一部をカバーする。保護プレート286は、クレードル部品250の摩耗を低減し、および/または動作寿命を改善することができる任意の適切な材料から形成することができ、その材料は、限定はしないが、金属、金属合金、ポリマー、セラミックなどを含む。
図9は、トロリー304の別の非限定的な例の分解図を示す。図9に示すトロリー304は、本明細書で説明する任意の設置装置100、200内で利用することができる。同様の符号および/または名称を付した部品は、実質的に同様の態様で機能し得ることが理解される。これらの部品の冗長な説明は、明確化のために省略されている。
トロリー304は、それぞれ、図2A、図3、および図6〜図8に示すトロリー104、204に関して本明細書で説明したものとは別個のおよび/もしくはさらなる特徴、ならびに/または構造を含むことができる。例えば、図9に示すように、トロリー304のクロス部材342は、別個の構成および/または特徴を含むことができる。すなわち、クロス部材342は、そこに形成された開口部164、264を含まなくてもよい(図3および図7参照)。むしろ、クロス部材342は、その中に形成された2つのスロット388を含んでもよい。クロス部材342に形成されたスロット388は、トロリー304の変位部品362を受け入れることができる。すなわち、各変位部品362は、クロス部材342内に形成されたスロット388内に配置されてもよく、および/またはスロット388によって実質的に受け入れられてもよい。
図9に示す非限定的な例では、トロリー304の変位部品362は、トロリー104、204(図3および図7参照)に関して本明細書で説明する変位部品162、262よりも固有の装置、部品および/または装置として構成および/または形成することができる。具体的には、クロス部材342のスロット388内に配置された変位部品362は、リフト390として構成されまたは形成されてもよい。変位部品362を形成するリフト390は、油圧リフト、空気リフト、機械リフトなどであってもよい。一旦作動されると、リフト390は、クレードル部品350とクロス部材342との間の距離または間隔を調整するために、上げられ、延ばされ、および/またはサイズが増大され、かつ/あるいはクレードル部品350を上げ、持ち上げ、および/または高さを変えることができる。クレードル部品350を調整するための変位部品362/リフト390の調整および/または延長可能な高さを助けるために、変位部品362/リフト390は各々、オプションのシムプレート392(破線で示す)を含むことができる。非限定的な例では、シムプレート392は、リフト390上またはその上方に配置されてもよく、本明細書で説明するように、クレードル部品350とクロス部材342との間の距離または間隔を調整するときに、底面366および/または保護プレート386と直接接触してもよい。別の非限定的な例(図示せず)では、シムプレート392は各リフト390の下方に配置されてもよく、および/またはクロス部材342のスロット388内に配置されて、変位部品362/リフト390に高さを加えてもよい。
図10は、設置装置を使用してガスタービンシステムに負荷結合部を設置するためのプロセスを示す非限定的な例を示す。具体的には、図10は、設置装置のプラットフォーム部分およびトロリーを使用して、ガスタービンシステムのロータの別個の部分に負荷結合部を結合するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。場合によっては、プロセスは、本明細書で図2A、図3、および図6〜図9に関して説明したように、様々な設置装置を利用することができる。
プロセスP1では、ガスタービンシステムのタービンを取り囲むケーシングを取り外すことができる。すなわち、ガスタービンシステムのタービンまたはタービン部品を取り囲むケーシングの少なくとも一部を取り外すことができる。タービンのケーシングの少なくとも一部を取り外すことにより、ガスタービンシステムのディフューザを露出させることができる。より具体的には、タービンのケーシングの少なくとも一部を取り外すことによって、ディフューザの開口部を露出させることができ、および/またはディフューザの開口部にアクセスすることができる。
プロセスP2では、設置装置をタービンシステムのディフューザ内に配置することができる。より具体的には、設置装置は、タービンシステムのディフューザの一部の中に少なくとも部分的に配置されてもよく、ディフューザの一部に実質的に結合されてもよい。設置装置は、ディフューザの一部に取り外し可能に結合され、かつタービンシステムの発電機に向かって、ディフューザの一部を貫通して軸方向に延在する複数のレールを含むことができる。さらに、設置装置は、複数のレール上に配置された少なくとも1つのトロリーを含むことができる。トロリーは、複数のホイールハウジングを含み、各ホイールハウジングは、複数のレールの対応するレールに摺動可能に係合する少なくとも1つのホイールと、複数のホイールハウジングの各々の中に部分的に配置されるクレードル部品と、を含む。さらに、設置装置は、レールに結合された複数の支持体を含むことができる。
プロセスP2においてタービンシステムのディフューザ内に少なくとも部分的に設置装置を配置するステップは、追加のプロセスを含むことができる。例えば、設置装置を少なくとも部分的にディフューザ内に配置するステップは、複数のレールの各々の遠位端に形成された結合プレートをタービンシステムのディフューザに取り外し可能に結合するステップを含むことができる。結合プレートは、設置装置の各レール上に形成された結合プレートを受け入れ、それに接触し、および/またはそれに結合するように構成されたディフューザの一部に取り外し可能に結合されてもよい。設置装置を少なくとも部分的にディフューザ内に配置するステップはまた、トロリーの複数のホイールハウジングの各々を、複数のレールの各々の上面に形成および/または結合された対応するトラックに接触させるステップを含むことができる。トラックは、トロリーの軸方向移動を案内し、および/またはトロリーが半径方向に望ましくなく移動すること、および/またはレールから取り外されるもしくはレールから脱落することを防止することができる。
さらに、設置装置を少なくとも部分的にディフューザ内に配置するステップは、設置装置の複数の支持体の各々を複数のレールの対応するレールに取り外し可能に結合するステップを含むこともできる。複数の支持体は、複数のレールに対して実質的に垂直で、かつ下方に配置されてもよい。さらに、複数の支持体は、ディフューザの外側および/またはタービンシステムのディフューザと発電機との間に配置されてもよい。複数の支持体は、設置装置のレールを実質的に支持および/または安定化することができる。レールに取り外し可能に結合されると、複数の支持体の各々の高さを調整することができる。複数のレールの対応するレールと反対側の、各支持体の端部に形成された調整可能部品を使用して、複数の支持体の各々の高さを調整することができる。調整可能部品は、支持体の高さおよび/またはレベルを調整するだけでなく、各支持体に結合することができる設置装置の各々のレールの高さ、傾斜および/またはレベルを調整することができる。
プロセスP3では、タービンシステムの負荷結合部を、設置装置の少なくとも1つのトロリーのクレードル部品上に配置することができる。すなわち、負荷結合部は、トロリーを使用してタービンまたはタービン部品に隣接するディフューザを介して負荷結合部を動かすことによって、トロリーのクレードル部品上に配置され、および/またはクレードル部品により支持されてもよい。クレードル部品上に負荷結合部を配置するステップは、システムのタービンに隣接し、プロセスP1で行われるようにタービンのケーシングの少なくとも一部を取り外した結果としてアクセス可能である、ディフューザの開口部内に負荷結合部の第1の端部を挿入するステップを含むことができる。次に、負荷結合部は、設置装置のトロリーのクレードル部品上に負荷結合部の一部を配置することによって、少なくとも部分的に支持されてもよい。次いで、負荷結合部は、ディフューザの開口部を通って移動することができ、および/または設置装置のトロリーを複数のレールにわたって実質的に軸方向に転動させることによってディフューザ内に配置することができる。トロリーを実質的に軸方向に転動させる結果として、負荷結合部をタービンシステムの発電機に向かって移動させて、負荷結合部の第1の端部をタービンシステムのロータの発電機部に実質的に隣接してかつ/または軸方向に整列させて配置し、負荷結合部の第2の端部を、タービンシステムのロータのタービン部に実質的に隣接してかつ/または軸方向に整列させて配置することができる。
プロセスP3でトロリーのクレードル部品上に負荷結合部を配置するステップは、追加のプロセスも含むことができる。例えば、一旦クレードル部品上に配置されると、トロリーのクレードル部品の半径方向位置を調整して、負荷結合部をタービンシステムのロータのタービン部および/または発電機部と軸方向に整列させることができる。トロリーのクレードル部品の半径方向位置を調整するステップは、トロリーの複数のホイールハウジングのうちの少なくとも1つに含まれる第1の変位部品を使用して、複数のホイールハウジングの各々の間のクレードル部品の位置を調整するステップを含むことができる。それに加えて、またはその代わりに、トロリーのクレードル部品の半径方向位置を調整するステップは、クロス部材内に含まれる第2の変位部品を使用して、クレードル部品と、クレードル部品の下方で複数のホイールハウジングの各々に固定されたクロス部材と、の間の距離を調整するステップを含むことができる。クレードル部品とクロス部材との間の距離または間隔を調整することにより、クレードル部品、およびクレードル部品上に配置された負荷結合部の高さの上げ/下げ、および/または変更を行うことができる。
プロセスP4では、設置装置のトロリーのクレードル部品上に配置された負荷結合部は、タービンシステムのロータの様々な部分に結合することができる。具体的には、負荷結合部がディフューザ内に配置され、それぞれの端部がロータのタービン部および発電機部に隣接して配置され、および/またはそれらと軸方向に整列されると(例えばプロセスP3)、負荷結合部はロータのタービン部、およびロータのジェネレータ部にそれぞれ結合され、タービンシステムの連続したロータを形成することができる。負荷結合部の第1の端部は、ロータの発電機部分に直接結合されてもよく、負荷結合部の第2の端部は、ロータのタービン部分に直接結合されてもよい。
図11〜図14は、設置装置200を使用して設置プロセスを受けるタービンシステム10のタービン28、ディフューザ40、および負荷結合部36の一部の側面図を示す。設置装置200を使用してタービンシステム10内に負荷結合部36を設置するための設置プロセスは、図10に関して本明細書で説明したプロセスP1〜P4に対応することができる。同様の符号および/または名称を付した部品は、実質的に同様の態様で機能し得ることが理解される。これらの部品の冗長な説明は、明確化のために省略されている。
図11に示すように、タービンシステム10のタービン28のケーシング42の一部が取り除かれている。すなわち、タービン28を囲むケーシング42の一部およびロータ30のタービン部34が実質的に取り除かれて、ロータ30のタービン28およびタービン部34の少なくとも一部を露出させることができる。さらに、図11に示すように、タービン28のケーシング42の一部を取り除くことによって、タービン28に隣接するディフューザの側面からディフューザ40の開口部44を露出させることができ、および/またはディフューザ40の開口部44にアクセスすることができる。すなわち、ケーシング42の一部を取り除くことによって、ディフューザ40の開口部44は、発電機32に隣接するディフューザ40の下流側と同様にタービン28に隣接する側の両方からアクセス可能になり、および/または露出され得る。図11に示すようにケーシング42の少なくとも一部を取り外すステップは、図10のプロセスP1に対応することができる。
さらに、図11に示すように、設置装置200は、少なくとも部分的にディフューザ40内に配置することができる。すなわち、設置装置200のレール206、より具体的には結合プレート212がディフューザ40の一部48に直接結合され、レール206がディフューザ40を通って軸方向に延在することができる。さらに、支持体222は、レール206に直接結合されて、設置装置200のレール206を支持および/または安定化することができる。非限定的な例では、複数の支持体222の各々の高さは、各支持体222の端部228および接触面46に形成された調整可能部品226を使用して調整されてもよい。具体的には、図11に示すように、調整可能部品226は、支持体222の高さおよび/またはレベルを調整するだけでなく、設置装置200のそれぞれのレール206の高さ、傾斜および/またはレベルを調整することができる。また、図11に示すように、2つのトロリー204を、ディフューザ40を通って軸方向に延在する複数のレール26上に配置することができ、ホイール236(図示せず)を使用してレール206上で軸方向に摺動可能に係合および/または軸方向に移動するように構成することができる。設置装置200を少なくとも部分的にディフューザ40内に配置するステップは、図11に示すように、図10のプロセスP2に対応することができる。
さらに、図11は、ディフューザ40を通って挿入、配置、および/または移動する前の負荷結合部36を示す。図11に示すように、負荷結合部36は、タービン28に隣接して、かつ/またはタービン28の上方に、およびディフューザ40に実質的に隣接してディフューザ40の下流に配置することができる。非限定的な例では、負荷結合部36は、クレーン(図示せず)によって、あるいは、設置装置200を使用してタービンシステム10内に負荷結合部36を設置するプロセスを実行するユーザまたはオペレータによって、支持することができる。
図12〜図14は、設置装置200用のトロリー204のクレードル部品250上に配置された負荷結合部36を示す。具体的には、図12および図13は、設置装置200を用いてディフューザ40内に配置された別個の段階の負荷結合部36を示し、図14は、設置装置200の各トロリー204のクレードル部品250上に配置および/または支持され、ロータ30のタービン部34と発電機部38との間に配置され、それらと軸方向に整列している負荷結合部36を示す。図11と比較すると、図12および図13は、負荷結合部36の第1の端部50が、タービン28に隣接するディフューザ40の開口部44を通って配置され、移動し、挿入され、および/または通過することを示している。すなわち、負荷結合部36の第1の端部50は、発電機32に対向する、タービン28に隣接するディフューザ40の開口部44に挿入されてもよく、ディフューザ40を通ってロータ30の発電機部38に向かって(軸方向に)配置され、および/または移動することができる。
負荷結合部36の第1の端部50がディフューザ40内に配置されると、負荷結合部36の一部は、設置装置200用のトロリー204のクレードル部品250によって受け取られ、その上に配置され、かつ/またはそれによって実質的に支持されてもよい。クレードル部品250を介して負荷結合部36を支持および/または受け入れるトロリー204は、レール106を介して発電機部38/発電機32に向かって軸方向に移動して、ディフューザ40を通って負荷結合部を移動させることができる。すなわち、図12〜図14を比較すると、設置装置200のトロリー204は、レール106上を軸方向に移動して、ディフューザ40内および/またはディフューザ40を通って負荷結合部36を配置する、および/または移動させることができる。トロリー204は、第1の端部50がロータ30の発電機部分38に隣接して配置され、かつ、負荷結合部36の第2の端部52がロータ30のタービン部34に隣接して配置されるまで、負荷結合部36と共に軸方向に移動することができる。さらに、各トロリー204のクレードル部品250の半径方向位置は、変位部品256、262(図7および図8参照)を使用して負荷結合部36をロータ30の隣接部に軸方向に整列させるように調整することができる。すなわち、各トロリー204のクレードル部品250の半径方向位置は、負荷結合部36の第1の端部50をロータ30の発電機部38と軸方向に整列させ、負荷結合部36の第2の端部52をロータ30のタービン部34とそれぞれ軸方向に整列させる(図14参照)ように調整することができる。図12〜図14に示すように、設置装置200内のトロリー204のクレードル部品250上に負荷結合部36を配置してディフューザ40を通して負荷結合部36を移動させるステップは、図10のプロセスP3に対応することができる。
最後に、図14に示すように、負荷結合部36が設置装置200に配置され、ディフューザ40内に配置され、かつ/または設置装置200を使用してロータ30の周囲部分と軸方向に整列されると、負荷結合部36は、ロータ30の発電機部38およびタービン部34にそれぞれ結合され得る。より具体的には、負荷結合部36の第1の端部50は、ロータ30の発電機部38に直接結合され、負荷結合部36の第2の端部52は、ロータ30のタービン部34に直接結合することができる。負荷結合部36は、タービン部34および発電機部38にそれぞれ結合されて、発電機32(図1参照)を駆動するために、タービン部34におけるおよび/またはその下流のロータ30の回転を発電機部38に伝達および/または変換することができる。負荷結合部36がロータ30のタービン部34および発電機部38に結合されると、設置装置200は、タービンシステム10の動作を開始する前に、ディフューザ40から取り外され、結合が解除され、および/または除去される。図14に示すように、負荷結合部36をタービンシステム10のロータ30のタービン部34および発電機部38に結合させるステップは、図10のプロセスP4に対応する。
技術的効果は、ディフューザと発電機との間に最小限の、またはきついクリアランス(例えば、2〜3メートル)を有するタービンシステム内への負荷結合部の設置を支援することができる設置装置を提供することである。
上記の図面は、本開示のいくつかの実施形態による関連する処理のいくつかを示す。これに関連して、図面の流れ図の各図またはブロックは、記載した方法の実施形態に関連するプロセスを表している。いくつかの代替的な実施では、図またはブロックで説明した動作は、図面で示した順序から外れて生じてもよいし、あるいは、例えば、関連する動作に応じて、実際には実質的に同時に、または逆の順序で実行されてもよいことにも留意されたい。また、当業者であれば、プロセスを説明する付加的なブロックを追加することができることを認識するであろう。
本明細書で使用される専門用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではない。本明細書で使用する場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「この(the)」は、特に明示しない限り、複数形も含むことが意図される。「備える(comprise)」および/または「備えている(comprising)」という用語は、本明細書で使用する場合、記載した特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素が存在することを明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの組が存在することまたは追加することを除外しないことがさらに理解されよう。「任意の(optional)」または「任意に(optionally)」は、続いて記載された事象または状況が生じてもよいし、また生じなくてもよいことを意味し、かつ、その説明が、事象が起こる場合と、それが起こらない場合と、を含むことを意味する。
本明細書および特許請求の範囲を通してここで使用される、近似する文言は、関連する基本的機能に変化をもたらすことなく、差し支えない程度に変動できる任意の量的表現を修飾するために適用することができる。したがって、「およそ」、「約」および「実質的に」などの用語で修飾された値は、明記された厳密な値に限定されるものではない。少なくともいくつかの例では、近似する文言は、値を測定するための機器の精度に対応することができる。ここで、ならびに本明細書および特許請求の範囲を通して、範囲の限定は組み合わせおよび/または置き換えが可能であり、文脈および文言が特に指示しない限り、このような範囲は識別され、それに包含されるすべての部分範囲を含む。範囲の特定の値に適用される「約」は、両方の値に適用され、値を測定する機器の精度に特に依存しない限り、記載された値の+/−10%を示すことができる。
添付の特許請求の範囲におけるミーンズプラスファンクションまたはステッププラスファンクションの要素すべての、対応する構造、材料、動作および均等物は、具体的に請求された他の請求要素と組み合わせてその機能を遂行するための、一切の構造、材料または動作を包含することが意図されている。本開示の記述は、例示および説明の目的で提示されたもので、網羅的であることも、または本開示を開示した形態に限定することも意図されていない。多くの変更および変形は、本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく、当業者には明らかであろう。本開示の原理および実際の応用を最もよく説明し、想定される特定の使用に適するように様々な変更を伴う様々な実施形態の開示を他の当業者が理解できるようにするために、実施形態を選択し説明した。
10 ガスタービンシステム
12 圧縮機
18 空気
20 圧縮空気
22 燃焼器
24 燃料
26 燃焼ガス、レール
28 タービン
30 ロータ
32 電動発電機
34 タービン部分、タービン部
36 負荷結合部
38 発電機部、発電機部分
40 ディフューザ
42 ケーシング
44 流路開口部
46 接触面、表面
48 一部
50 第1の端部
52 第2の端部
100 設置装置
102 プラットフォーム部分
104 トロリー
106 レール
108 第1の遠位端
110 第2の遠位端
112 結合プレート
118 トラック
120 上面
122 支持体
124 第1の端部
126 調整可能部品
128 第2の端部
130 ねじ山付きねじ
132 安定器足部
134 ホイールハウジング
136 ホイール
138 凹部
140 内面
142 クロス部材
144 突起
146 締結具
148 開口部
150 クレードル部品
152 接触面
154 湾曲形状
156 変位部品
158 開口部
160 側面
162 変位部品
164 開口部
166 底面
200 設置装置
202 プラットフォーム部分、プラットフォーム部
204 トロリー
206 レール
208 第1の遠位端
210 第2の遠位端
212 結合プレート、結合部
218 トラック
222 支持体
224 端部
226 調整可能部品
228 端部
234 ホイールハウジング
236 ホイール
238 凹部
240 内面
242 クロス部材
250 クレードル部品
256 変位部品
260 側面
262 変位部品
264 開口部
266 底面
268A 第1の部分
268B 第2の部分
270 ジョイント
272A 第1の部分
272B 第2の部分
274 ジョイント
276A 別個の部分
276B 別個の部分
278 ホイールカバー
280 中間プレート
282 上面
284 底面
286 保護プレート
304 トロリー
342 クロス部材
350 クレードル部品
362 変位部品
366 底面
386 保護プレート
388 スロット
390 リフト
392 シムプレート

Claims (15)

  1. タービンシステム(10)の負荷結合部(36)のための設置装置(100)であって、前記設置装置(100)は、
    前記タービンシステム(10)のディフューザ(40)の一部(44)を貫通して軸方向に延在する複数のレール(106)であって、前記複数のレール(106)の各々は、
    前記ディフューザ(40)内に配置され、かつ前記ディフューザ(40)に取り外し可能に結合された第1の遠位端(108)と、
    前記第1の遠位端(108)の反対側に配置された第2の遠位端(110)と、
    を含む、複数のレール(106)と、
    前記複数のレール(106)上に配置された少なくとも1つのトロリー(104)であって、
    各ホイールハウジング(134)が、前記複数のレール(106)の対応するレール(106)と摺動可能に係合する少なくとも1つのホイール(136)を含む、複数のホイールハウジング(134)と、
    前記複数のホイールハウジング(134)の各々の内部に部分的に配置され、前記タービン(10)システムの前記負荷結合部(36)を受け取るためのクレードル部品(150)と、
    を含む、少なくとも1つのトロリー(104)と、
    を含む設置装置(100)。
  2. 前記複数のレール(106)の各々は、
    前記第1の遠位端(108)と前記第2の遠位端との間に延在するトラック(118)をさらに含み、前記トラック(118)は、前記複数のレール(106)の前記対応するレール(106)と摺動可能に係合する前記ホイールハウジング(134)の前記少なくとも1つのホイール(136)の軸方向の動きを受け取って案内する、請求項1に記載の設置装置(100)。
  3. 前記複数のレール(106)に対して実質的に垂直で、かつ実質的に下方に配置された複数の支持体(122)をさらに含み、前記複数の支持体(122)の各々は、複数のレール(106)の対応するレール(106)に取り外し可能に結合された第1の端部(124)を含む、請求項1に記載の設置装置(100)。
  4. 前記複数の支持体(122)の各々は、
    前記第1の端部(124)の反対側の、前記支持体(122)の第2の端部(128)に形成された調整可能部品(126)をさらに含み、前記調整可能部品(126)は、前記支持体(122)の高さを調整すること、または前記支持体(122)を水平にすることのうちの少なくとも一方を行うように構成される、請求項3に記載の設置装置(100)。
  5. 前記複数のレール(106)の各々は、
    前記レール(106)の前記第1の遠位端(108)に形成され、前記ディフューザ(40)に直接結合された結合プレート(112)
    をさらに含む、請求項1に記載の設置装置(100)。
  6. 前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記複数のホイールハウジング(136)の前記少なくとも1つのホイール(136)ハウジングは、
    前記クレードル部品(150)に隣接し接触して配置され、前記複数のホイールハウジング(136)の各々の間の前記クレードル部品(150)の位置を調整する変位部品(156)
    を含む、請求項1に記載の設置装置(100)。
  7. 前記少なくとも1つのトロリー(104)は、
    前記複数のホイールハウジング(134)の各々に固定され、前記クレードル部品(150)の下方に配置されたクロス部材(142)と、
    前記クロス部材(142)内に配置され、前記クレードル部品(150)と前記クロス部材(142)との間の距離を調整する少なくとも1つの変位部品(162)と、
    をさらに含む、請求項1に記載の設置装置(100)。
  8. 前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記クレードル部品(150)は、
    前記タービンシステム(10)の前記負荷結合部(36)と接触し、前記タービンシステム(10)の前記負荷結合部(36)の曲率に実質的に対応する湾曲形状(154)を含む接触面(152)
    を含む、請求項1に記載の設置装置(100)。
  9. 設置装置(100)を用いてタービンシステム(10)に負荷結合部(36)を設置する方法であって、
    前記設置装置(100)を少なくとも部分的に前記タービンシステム(10)のディフューザ(40)内に配置するステップであって、前記設置装置(100)は、
    前記ディフューザ(40)の一部(44)に取り外し可能に結合され、かつ前記タービンシステム(10)の発電機(32)に向かって、前記ディフューザ(40)の前記一部(44)を貫通して軸方向に延在する複数のレール(106)と、
    前記複数のレール(106)上に配置された少なくとも1つのトロリー(104)であって、
    各ホイール(136)ハウジングが、前記複数のレール(106)の対応するレール(106)と摺動可能に係合する少なくとも1つのホイール(136)を含む、複数のホイールハウジング(136)と、
    前記複数のホイールハウジング(136)の各々の中に部分的に配置されたクレードル部品(150)と、
    を含む、少なくとも1つのトロリー(104)と、
    を含む、ステップと、
    前記設置装置(100)の前記少なくとも1つのトロリー(104)を使用して、前記タービンシステム(10)のタービン(28)に隣接する前記ディフューザ(40)を介して前記負荷結合部(36)を動かすことによって、前記設置装置(100)の前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記クレードル部品(150)上に前記タービンシステム(10)の前記負荷結合部(36)を配置するステップと、
    前記タービンシステム(10)の前記負荷結合部(36)を、
    前記タービンシステム(10)のロータ(30)のタービン部(28)、または、
    前記タービンシステム(10)の前記ロータ(30)の発電機部(32)
    の少なくとも一方に結合するステップと、
    を含む方法。
  10. 前記負荷結合部(36)を前記ロータ(30)の前記タービン部(28)または前記ロータ(30)の前記発電機部(32)の少なくとも一方に結合する前に、前記負荷結合部(36)を前記ロータ(30)の前記タービン部(28)または前記ロータ(30)の前記発電機部(32)の少なくとも一方と軸方向に整列させるために、前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記クレードル部品(150)の半径方向位置を調整するステップ
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記クレードル部品(150)の前記半径方向位置を調整するステップは、
    前記複数のホイールハウジング(136)のうちの少なくとも1つの第1の変位部品(156)を使用して、前記複数のホイールハウジング(136)の各々の間の前記クレードル部品(150)の位置を調整するステップ、または、
    前記クロス部材(142)の第2の変位部品(162)を使用して、前記クレードル部品(150)と、前記クレードル部品(150)の下方で、前記複数のホイールハウジング(136)の各々に固定されたクロス部材(142)との間の距離を調整するステップ、
    の少なくとも一方をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記設置装置(100)の前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記クレードル部品(150)上に前記タービンシステム(10)の前記負荷結合部(36)を配置するステップは、
    前記タービンシステム(10)の前記タービン部(28)に隣接する前記ディフューザ(40)の開口部(44)に前記負荷結合部(36)の第1の端部(50)を挿入するステップと、
    前記設置装置(100)の前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記クレードル部品(150)上に前記負荷結合部(36)の一部を配置することによって、前記負荷結合部(36)を支持するステップと、
    前記少なくとも1つのトロリー(104)を、実質的に軸方向に前記複数のレール(106)にわたって、かつ前記タービンシステム(10)の前記発電機(32)に向かって転動させることによって、前記ディフューザ(40)の前記開口部(44)を通して前記負荷結合部(36)を動かして、
    前記負荷結合部(36)の前記第1の端部(50)を、前記ロータ(30)の前記発電機部(32)に実質的に隣接して配置し、
    前記第1の端部(50)の反対側の、前記負荷結合部(36)の第2の端部(52)を、前記ロータ(30)の前記タービン部(28)に実質的に隣接して配置するステップと、
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記設置装置(100)を前記タービンシステム(10)の前記ディフューザ(40)内に少なくとも部分的に配置するステップは、
    前記複数のレール(106)の各々の遠位端(108)に形成された結合プレート(112)を、前記タービンシステム(10)の前記ディフューザ(40)に取り外し可能に結合するステップと、
    前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記複数のホイールハウジング(136)の各々を、前記複数のレール(106)の各々に形成された対応するトラック(118)と接触させるステップと、をさらに含み、前記トラック(118)は、前記少なくとも1つのトロリー(104)の前記軸方向の動きを案内する、請求項9に記載の方法。
  14. 前記設置装置(100)を前記タービンシステム(10)の前記ディフューザ(40)内に少なくとも部分的に配置するステップは、
    複数の支持体(122)の各々を、前記複数のレール(106)の対応するレール(106)に取り外し可能に結合するステップをさらに含み、前記複数の支持体(122)は、前記複数のレール(106)に対して実質的に垂直に配置され、前記タービンシステム(10)の前記ディフューザ(40)と前記発電機(32)との間に配置される、請求項9に記載の方法。
  15. 前記複数のレール(106)の前記対応するレール(106)と反対側の、各支持体(122)の端部に形成された調整可能部品(126)を使用して、前記複数の支持体(122)の各々の高さを調整するステップ
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
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