JP2019081548A - 取付器具及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコンを用いて操作可能な電子機器を車両側に取り付ける際に好適な取付器具を提供すること。【解決手段】電子機器に取り付けられる取付アーム25と、車両のダッシュボードに取り付けられると共に取付アーム25を支持する台座20と、を備えたブラケット2であって、電子機器1を遠隔操作するためのリモコン3の保持構造を備えており、電子機器1が保持される前方側に向けて開口するリモコン収容部203が形成された台座20によりリモコン3の保持構造が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のダッシュボードに電子機器を設置するための取付器具に関する。
近年、車両の運転を支援するための各種の電子機器が実現されている。このような電子機器としては、例えば車両周辺の地図を表示すると共に目的地までの経路を案内するナビゲーション装置や、例えば速度取締機などの交通監視設備への接近を報知するレーダー探知機等がある。
ナビゲーション装置によれば、目的地までの経路を案内することでドライバーを運転に集中させることができ、交通安全を向上できる。また、交通監視設備への接近を報知するレーダー探知機によれば、交通事故の多発地点や多発路線に設置されることが多い交通監視設備への接近を報知でき、ドライバーの注意力を事前に喚起することにより交通安全を向上できる。
ナビゲーション装置やレーダー探知機等の電子機器としては、リモコンで遠隔操作可能な機器が増えている(例えば、特許文献1参照。)。このような遠隔操作可能な電子機器の中には、リモコンによる操作を前提としてスイッチ等の操作手段を本体側から省略することで小型化、軽量化、低コスト化を実現しているものもある。
特開2000−352522号公報
リモコンによる遠隔操作が可能な電子機器の場合、リモコンを利用しないと操作性が低下するおそれがある。電子機器の中には、リモコンでしか操作できない機能が設定されたものもある。このような機器の場合、リモコンが見つからないと目的の操作ができなくなってしまうこともある。近年では、収納場所に困らないように可能な限り小さく構成されたリモコンが増えており、このような小型のリモコンでは、収納した場所がわからなくなったり、シートとコンソールとの狭い隙間に落ちて見つからなくなったりするトラブルが頻発するおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、リモコンを用いて操作可能な電子機器を車両側に取り付ける際に好適な取付器具を提供しようとするものである。
(1)電子機器に取り付けられる保持部と、車両のダッシュボードに取り付けられる取付部と、を備えた取付器具であって、
電子機器を遠隔操作するためのリモコンの保持構造を備える取付器具とすると良い。
この取付器具は、リモコンの保持構造を備えている。この取付器具を利用して電子機器を車両側に取り付けた場合、取付器具にリモコンを保持させておけば、リモコンを紛失するおそれを未然に抑制できる。
このように、この取付器具は、リモコンを用いて操作可能な電子機器を車両側に取り付ける際に好適な取付器具である。この取付器具を利用して車両側に取り付けた電子機器では、リモコンを取付器具に保持させておけば良いので、リモコンを紛失するおそれが少ない。
電子機器は、例えば、ナビゲーション装置、レーダー探知機、ドライブレコーダー、ドライブデータロガー、スマートフォン、ゲーム端末、PDA端末等とすると良い。
(2)取付器具では、前記保持構造が前記取付部に設けられていることも良い。
この場合には、前記取付部にリモコンを保持させることが可能になる。車両のダッシュボードに取り付けられる部分であって車両側に剛性高く支持される取付部であれば、リモコンを保持させる際に作用する力を剛性高く受け止めることができ、これにより、リモコンを保持させる際に起こり得る電子機器の位置ずれを未然に抑制できる。
(3)取付部には、前記リモコンを収容するための中空形状の収容部が形成されていることも良い。
この場合には、前記取付部に形成された収容部にリモコンを収容することにより、確実性高くリモコンを保持できる。例えば板状を呈する取付部の場合、厚さ方向(高さ方向)の寸法を拡大することにより前記収容部を形成するスペースを確保すると良い。
(4)収容部は、電子機器が保持される前方側に向けて開口していることも良い。
この場合には、電子機器の正面側からリモコンを収容したり取り出したりできる。そのため電子機器の正面側からリモコンを収容できるようになるのでその作業が容易になる。また電子機器を正面側から見ればリモコンが収容されているか否かを容易に確認することができ、リモコンの仕舞い忘れ等を容易に防止することもできる。
例えば運転者等に各種情報を画面表示する電子機器の表示画面が運転者に面する状態で前記保持部に取り付け可能な構成とすると良い。このように構成すれば表示画面を見た際に、収容部あるいは収容部に収容されたリモコンが運転者側から見え易くなる。例えば、このような電子機器の場合、電子機器が保持される前方側(表示画面が面する正面側)に向けて収容部を開口させることで、電子機器の正面側からリモコンを収容できるようになるのでその作業が容易になると共に、リモコンが収容されていれば表示画面を見たときにそのリモコンを用いて操作できることが容易に理解できる。また、リモコンが収容されていなければ表示画面を見た時に仕舞い忘れに気づく可能性が高くなる。
(5)取付器具は、電子機器の保持位置を変更する位置可変機構を備えており、運転者側から前記収容部の開口部が隠蔽される位置で電子機器を保持可能な構成とすると良い。
この場合には、前記収容部の開口部を電子機器によって隠蔽できるようになるため、運転者を含めて乗員側からの美観が向上するという効果が生じる。また、ダッシュボードとの一体感が向上し、収まりや見栄えが向上するという効果が生じる。さらに例えば、収容部の開口部を隠蔽できるような低い位置で電子機器を保持することで運転者の視界を広く確保できる。
(6)収容部は、電子機器が保持される前方側に対して直交する側方側に向けて開口していることも良い。
この場合には、側方側からリモコンを収容できる。例えば取付部の手前側に電子機器が位置する場合であれば、電子機器との干渉を回避しながらリモコンを収容できる。リモコンを収容する際、例えば運転者側から収容部の開口を見込めるように電子機器の相対位置を移動させる必要性が少なくなる。
(7)収容部は、前記取付部を貫通し前記側方側の両側に開口していることも良い。
この場合には、リモコンを右側からも左側からも収容したり取り出したりできるので、車内の狭い空間でも容易に取り出せ、容易に収納できる。また例えば左右いずれかが車体等に接近して取り出しが困難な位置であっても設置が可能となる。また、特に、収容部を運転席と助手席の間に設置可能な構成とすれば、運転席側及び助手席側からリモコンを収容できるようになるので、非常に便利である。例えば山道など運転者が運転に集中する必要があり同乗者がリモコンを用いて操作を行う状況等では、同乗者がリモコンの取り出しや収容を実施し易くなる。同乗者がリモコンによる操作を行う際、運転者がリモコンを取り出す必要がなくなるので、交通安全を一層向上できる。
(8)取付部は板状を呈しており、取付部の側面のうちのいずれかの取付部側面、及びリモコンの側面のうちのいずれかのリモコン側面には、互いに対面する状態での結合を可能にする連結構造が設けられ、当該連結構造を介して前記取付部に対して前記リモコンを連結可能である構成とすると良い。
前記連結構造としては、例えば、奥行き方向に均一な断面形状であって互いに噛み合うカギ形状が双方に設けられた構造等がある。例えば取付部のカギ形状の手前側の端部に対してリモコンのカギ形状の端部を合致させた後、奥行き方向に沿ってリモコンを移動させていけば取付部に対してリモコンを連結できる。例えば取付部に収容部を設ける場合と比べて、取付部の厚さ方向(高さ方向)の寸法を抑制でき取付器具を小型化できる。
例えば取付部の表面あるいは裏面に対して、リモコンの表面あるいは裏面が面一をなすように連結できるようにすることも良い。例えば裏面が面一となるように連結可能である場合であれば、ダッシュパネルの表面に沿って滑らせるようにしてリモコンを連結できるようになる。この場合には、例えば、ダッシュパネルの表面にリモコンを置いたときに、双方のカギ形状の高さ方向の位置が一致するようにすると良い。双方のカギ形状を合致させるための位置合わせが簡単になり連結作業が容易になるという効果が生じる。一方、例えば取付部の表面とリモコンの表面とが面一になるように連結可能であれば、取付部の側面側にリモコンを連結した際の外観上の一体感が向上するという効果が生じる。
(9)取付部に設けられたボール保持部との組み合わせによりボールジョイント機構を構成する摺動ボールと前記保持部とが中間ステーの両端に設けられた連結部材を備え、
前記摺動ボールを収容する前記ボール保持部から前記中間ステーが突出する開口部が上方に向けて形成されていることも良い。
この場合には、前記取付部に対して前記中間ステーを組み付ける際、例えば開口部の上方に当たる鉛直方向の組付け作業が可能になる。例えば斜め方向に組み付けなければならない場合と比べ、正しい組付方向への作業が容易となり、作業コストを抑制できるという効果が生じる。
(10)ボール保持部は、前記取付部の中心に対して、前記電子機器が保持される前方側とは反対側に当たる後方側に位置している構成とすると良い。
この場合には、前記ボール保持部を基準として前方側に長い取付部により、前方側に位置する電子機器の重量を確実性高く支えることができる。電子機器の重量を確実性高く支持できれば、車両振動に応じた電子機器の揺れを抑制できるという効果が生じる。
(11)中間ステーは、前記ボール保持部の開口部よりも低い位置であって、かつ、前記取付部よりも前記前方側の位置に前記保持部が位置できるよう、前記ボール保持部の外周部分を回避する形状を備えていることも良い。
この場合には、電子機器をより低い位置で保持できるようになり、運転者の視界を広く確保できるという効果が生じる。また、ダッシュボードとの一体感が向上し、収まりや見栄えが向上するという効果もある。
(12)保持構造は、前記中間ステーを利用して構成すると良い。
中間ステーを利用してリモコンを保持する場合であれば、別途、保持部材等を設ける必要がなく効率良く保持構造を形成できる可能性がある。前記中間ステーは、電子機器の背面側に位置しているので、電子機器に対するアクセスを阻害するおそれが少ない。例えば表示画面を備える電子機器の場合、保持したリモコンの影になって表示画面が乗員側から見えにくくなるおそれが少ない。
(13)保持構造は、保持された前記電子機器の背面側と対面するように前記中間ステーに設けられた支持部と、保持された前記電子機器と、の間隙に前記リモコンを保持する構造とすると良い。
前記電子機器の背面を利用してリモコンを保持する場合には、保持構造を形成するために必要な取付器具側の構成・構造を簡素にでき、効率良く保持構造を形成できるという効果が生じる。
(14)ボール保持部は、前記摺動ボールを収容する弾性材料よりなるホルダーと、該ホルダーを収容するホルダー収容部と、を備え、
前記ボールジョイント機構は、前記開口部側に当たる前記ホルダー収容部の開口側から前記ホルダーを挿入した後、前記開口部から前記摺動ボールを前記ホルダーに押し込んで組み立てられた構成とすると良い。
このようにボールジョイント機構を形成できれば、ホルダー等の部品を組み付けるときに取付部を裏返したり、裏面側から部品を組み付ける必要がなくなるので、効率的な組付け作業が可能になるという効果がある。効率的な組付け作業が可能であれば、作業コストの低減により製品コストを抑制できるという効果が生じる。
(15)前記ホルダーの外周面及び前記ホルダー収容部の内周面には、係合構造が設けられていると良い。
前記係合構造によってホルダーを保持することで、ホルダーを固定するための抑え部材等を別途設ける必要性を低減でき、部品点数の削減が可能になる。さらに好ましくは、前記中間ステー側からの荷重が作用する箇所に前記係合構造を配置すると良い。この場合には、この荷重によって係合構造が一層確実に機能し、ホルダーを一層確実性高く固定できるという効果が生じる。
(16)保持構造は、前記リモコンによる遠隔操作のうちの少なくともいずれかの遠隔操作を行える状態で前記リモコンを保持する構成とすると良い。
取付器具に保持されたリモコンによる操作が可能であれば、リモコンのスイッチ等を電子機器のスイッチのごとく機能させることができる。例えば電子機器に必要なスイッチを削減することも可能であり、この場合には、小型化や、部品点数の削減によるコスト抑制等の効果が生じる。
(17)以上のような取付器具を備え、該取付器具を利用して車両のダッシュボードに取付可能であると共に、該取付器具に保持可能なリモコンにより操作可能な電子機器とすると良い。
この取付器具を利用して電子機器を車両側に取り付けた場合、遠隔操作に必要なリモコンを取付器具に保持させておくことが可能である。使用しないときのリモコンの仕舞い場所が定まってくるように仕向けることができ、これにより車両側に用意された小物入れやシートの座面等にリモコンが放置される状況を少なくできる。これにより、小物入れに仕舞ったことを失念したり、シート脇の隙間に落ちたり等によるリモコンの紛失を未然に抑制できる。
実施例1における、レーダー探知機がブラケットに支持された状態を示す斜 視図。 実施例1における、レーダー探知機及びブラケットを示す説明図。 実施例1における、レーダー探知機の背面図。 実施例1における、レーダー探知機の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、ブラケットの組立構造を示す説明図。 実施例1における、その他のケース及びカバーを示す斜視図。 実施例1における、その他のカバーを示す説明図。 実施例2における、レーダー探知機及びブラケットを示す説明図。 実施例2における、ブラケットの組立構造を示す説明図。 実施例3における、レーダー探知機及びブラケットを示す説明図。 実施例3における、ブラケットを示す説明図。 実施例4における、レーダー探知機及びブラケットを示す説明図。 実施例4における、ブラケットを示す説明図。 実施例4における、レーダー探知機及びブラケットを示す説明図。 実施例4における、ブラケットを示す斜視図。 実施例5における、取付アームを示す斜視図。 実施例5における、レーダー探知機がブラケットに支持された状態を示す 断面図。 実施例5における、その他のリモコンを示す斜視図。 実施例5における、その他のリモコンが取付アームに保持された様子を示 す説明図。 実施例6における、リモコンの連結構造を示す説明図。 実施例6における、リモコンの連結構造を示す説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、電子機器の一例であって、車両のダッシュボード等に設置されるレーダー探知機1に関する例である。レーダー探知機1は、速度取締などの交通監視活動に関する監視情報を含め、車両の運転時に役立つ各種情報を報知することで運転を支援する電子機器である。この内容について、図1〜図7を参照しながら説明する。
レーダー探知機1は、図1及び図2のごとく、薄型矩形状のケース本体10を備え、そのケース本体10の背面下側に取り付けられる取付器具の一例であるブラケット2を介して車両のダッシュボードなどに設置可能である。このレーダー探知機1には、遠隔操作を可能とする別体のリモコン3が用意されている。リモコン3は、保持構造としてのリモコン収納部203を備えるブラケット2に保持させることが可能である。
設置されたときに運転者側(前方側)に面するケース本体10の前面には、3.2インチカラー画面のタッチパネル15が設けられている。このタッチパネル15は、タッチ位置を検知する透明シート状のタッチスクリーン151(図4参照)をTFTドットマトリックス液晶ディスプレイ152(図4参照)の表面に積層した表示パネルであり、指先等によるタッチ操作が可能である。タッチパネル15の右側には、音量調整や表示切替等を実行させるための各種の操作ボタン101が配置されている。
タッチパネル15の右下側のケース本体10の角部には、リモコン3の赤外線信号を受信する赤外線受光部138(図4参照)を覆う受光カバー13が取り付けられている。受光カバー13は、ケース本体10の前面だけでなく、角部を取り囲むように下側面及び右側面に回り込むように延設されている。受光カバー13は、半透明な樹脂部品により形成され、その内周表面には凸凹が形成されている。下側面あるいは右側面に入射した赤外光は、半透明の樹脂部品の内部で反射を繰り返し、確実性高く赤外線受光部138に入射する。
運転者側から向かってケース本体10の右側面には、挿抜可能な記録媒体であるSDカードなどのメモリカード171(図4参照)を挿入するためのカード挿入口27が設けられている。ケース本体10の背面側(図3参照。)には、USBコネクタ103や電源スイッチ105等が設けられている。レーダー探知機1は、USBコネクタ103に接続されたコードを介して電源供給を受けて動作する。ケース本体10の背面下部の中央には、ブラケット2を固定する接続部19が設けられている。
この接続部19には、ブラケット2の取付面19Sが設けられている。この取付面19Sでは、断面略L字形状を呈すると共に、上下方向に延設されてケース本体10の下側面に開口する溝191が左右両端側に形成されている。この溝191に対しては、ブラケット2側の断面略L字形状の係止爪(後で参照する図5中の符号256R)を係合可能である。
ここで、レーダー探知機1の内部構造や基本動作について説明する。レーダー探知機1は、図4のごとく、制御部100を中心として電気的に構成されている。制御部100に対しては、前出の構成に加えて、GPS受信器121、マイクロ波受信器122、無線受信器123、加速度センサ124、ジャイロ125、地磁気センサ126、照度センサ127、気圧センサ128、クロック部129、スピーカ16、メモリカードリーダ17等が電気的に接続されている。さらに、レーダー探知機1では、制御部100からアクセス可能なデータベース100Dが設けられている。
GPS受信器121は、GPS衛星から飛来するGPS信号を受信し、現在時刻、現在の位置情報の一例である緯度経度、現在の速度、高度等を出力する受信器である。GPS受信器121は、レーダー探知機1の背面側(後方側)の中央上方に位置するようにケース本体10内に組み込まれている。なお、GPS受信器121から現在位置の位置情報を取得した制御部100が現在位置の変動に基づいて車両の速度を計算することも可能である。
マイクロ波受信器122は、移動式レーダー等の速度測定装置から発せられるマイクロ波長帯のレーダー波を受信する受信器である。
無線受信器123は、所定周波数の無線を受信する受信器である。本例の無線受信器123は、各種の無線電波に対応できるよう、複数の周波数のうちの何れかを選択的に設定可能である。
マイクロ波受信器122及び無線受信器123は、レーダー探知機1の背面側に位置するようにケース本体10内に組み込まれている。このような組み込み位置は、車両前方から飛来する電波等の受信に適している。なお、マイクロ波受信器122は、マイクロ波の電界強度として、強度が低いほうからLv1〜Lv5の5段階の出力が可能である。
加速度センサ124は、車両の前後、左右、上下の加速度を検出するセンサである。
ジャイロセンサ125は、走行に応じて発生する角速度を検出するセンサである。
地磁気センサ126は、地磁気の大きさ・方向を計測して北方向を検出するセンサである。
照度センサ127は、外部の明るさを検出するセンサである。
気圧センサ128は、大気圧を計測するセンサである。
クロック部129は、カレンダー情報を出力する時計である。カレンダー情報は、年月日を表すデータ及び現在時刻を表すデータを含んでいる。1日1回、GPS受信器121から現在時刻が取得できた場合には、その時刻を利用して、クロック部129の現在時刻(日時を含む)を校正している。
スピーカ16は、ケース本体10の裏面右下側に開口するスピーカ孔16Hを介して音声などを出力できるようにケース本体10内に組み付けられている。
メモリカードリーダ17は、メモリカード171に記録されたデータを読み込み制御部100に転送する。このメモリカードリーダ17には、カード挿入口27に挿入されたメモリカード171が装着される。
制御部100は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等の不揮発性メモリ、I/O等を備えるマイコン(図示略)によって構成されている。
ROMには、CPUに実行させるソフトウェアプログラム等が格納されている。
EEPROM等の不揮発性メモリの記憶エリアには、警報設定などの設定情報を格納する設定情報記憶エリアが設けられている。
データベース100Dは、制御部100のマイコン内あるいはマイコン外付けの不揮発性メモリ(例えばEEPROM)により構成されている。製品出荷時のデータベース100Dには、地図データ、取締地点や観光地などの位置情報を含むGPSターゲット、制限速度などの規制情報等のほか、様々な音声出力用情報が格納されている。
データベース100Dの格納データは、メモリカード171を利用して更新可能である。地図データやGPSターゲットや音声出力用情報などの更新データが格納されたメモリカード171をメモリカードリーダ17に装着すれば、制御部100の制御によりその更新データが読み出され、データベース100D内のデータを更新できる。なお、ハードディスク等に更新データが格納されたPCをUSB接続してデータベース100Dを更新することも可能である。
レーダー探知機1は、ROMから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行することで各種の機能を実現する。このレーダー探知機1の機能としては、自車周辺の地図情報を表示する地図情報表示機能、位置履歴を記憶するGPSログ機能、GPS警報やレーダ警報など各種の警報をする警報機能等がある。
このレーダー探知機1の遠隔操作に用いられるリモコン3は、図1、図2及び図5のごとく、ブラケット2が備える取付部の一例である台座20に収容可能なカード型のリモコンである。各種のスイッチボタン301がリモコン3の表面側に配置され、図示しない裏面には、ボタン電池の収容部が設けられている。
長手方向が上下方向に当たる縦長のリモコン3の上側の側面には、赤外線信号を出力するための信号出力部35が設けられている。左右の両側面には、長手方向の中間的な位置に凹状の係合部300が設けられている。この係合部300は、台座20に収容したリモコン3の不用意な脱落を防止するためのロック機構を構成している。
レーダー探知機1を車両のダッシュボード等に取り付けるためのブラケット2は、図1、図2及び図5に示すように、ケース本体10の背面に固定される取付アーム25、及び取付アーム25を揺動可能に支持する台座20を備えている。特に本例の台座20には、リモコン3を保持するための保持構造を構成する収容部の一例であるリモコン収納部203が設けられている。このリモコン収納部203は、レーダー探知機1の正面側の開口部203Gを介して外部に開口している。
連結部材の一例である取付アーム25は、中間ステーの一例である湾曲形状のステー部250の両端に、球状のボール部252と支持板部256とを設けた樹脂成形品である。摺動ボールの一例であるボール部252は、ブラケット2によるレーダー探知機1の保持位置を変更するための位置可変機構をなすボールジョイント機構を構成する部分である。保持部の一例である支持板部256は、ケース本体10の接続部19に固定される部分である。
支持板部256では、レーダー探知機1への取り付けの際、ケース本体10の接続部19に対して隙間無く対面する支持面256Sが、ステー部250の反対側に形成されている。支持面256Sでは、ケース本体10側の断面L字状の溝191(図3)に係合する係止爪256Rが両側に設けられている。係止爪256Rは、支持板部256から突出した部分がカギ状に外側に折れ曲がっており、略L字状の一様な断面形状を呈している。
ステー部250は、支持板部256の背面から斜め上方に向かって延設される付け根部分と、斜め上方に延びる付け根部分の向きを水平方向に滑らかに変更する湾曲部分と、湾曲部分から下方に向けて折れ曲がる屈曲部分と、により形成されている。下方に向けて折れ曲がった屈曲部分の先端下方側にボール部252が延設されている。
台座20は、車両のダッシュボードの表面などの取付面に固定される部分であり、取付面に対面する正面形状が略正方形を呈している。台座20は、前記リモコン収納部203を形成するケース21と、蓋部分となるカバー23と、を含んで構成されている。
ケース21は、図1、図2及び図5のごとく、リモコン収納部203の開口部203Gに当たる箇所の側壁が未形成の不完全な箱状の部材である。相互に対面する一対の側壁の内周面には、それぞれ、リモコン3の不用意な脱落を防止するためのロック機構が形成されている。このロック機構は、側壁の内周面と略面一をなすよう、その内周面に沿って延設されたロック片213を含んで構成されている。このロック片213は、側壁から掘り込まれた窪み210に設けられ、開口部203Gから離れる奥側の端部が内周面と一体化する固定端となっている一方、開口部203Gに近い手前側の端部が自由端となっている。
ロック片213の自由端には、ケース21の内側に向けて突出するカギ状の爪213Tが形成されている。ケース21の高さ方向(厚さ方向)に直交する爪213Tの断面形状では、その両側に傾斜面が設けられ略三角形状が形成されている。爪213Tは、上記のようにリモコン3の両側面に設けられた凹状の係合部300に対応する位置に配置されている。爪213Tは、この係合部300との組合せにより、リモコン3の不用意な脱落を規制するためのロック機構を構成している。具体的には、リモコン収納部203にリモコン3が収容されたとき、その係合部300に爪213Tが係合し、これにより脱落が規制される。
ケース21に組み合わせるカバー23では、図1、図2及び図5のごとく、ケース21とは反対側の表面に、略円錐台形状のホルダー収容部221が立設されている。このホルダー収容部221は、台座20の上面において、レーダー探知機1の正面側から奥まった反対側(背面側)にオフセットして位置している。
貫通中空のホルダー収容部221は、取付アーム25のボール部252を保持するホルダー225を裏側から収容するための中空部を有している。本例では、略円錐台形状のホルダー収容部221とホルダー225との組合せによりボール保持部22が形成されている。ホルダー収容部221の内周面には、円錐台の高さ方向(貫通方向)に沿って延設された畝状の位置決め部221R(図5)が形成されている。円錐台の底側に当たる開口部分には、周方向に沿う凸状の抜止め部221T(図2)が数箇所設けられている。
ホルダー225は、図2及び図5のごとく、カバー23の裏面側からホルダー収容部221の内側に収容される円錐台形状のゴム成形品である。ホルダー225の外周面には、ホルダー収容部221の位置決め部221Rに対応する係合溝225R(図5)が高さ方向に延設されている。さらに、ホルダー225の外周面のうち、円錐台の底部分には、ホルダー収容部221の抜止め部221Tを収容する凹み225T(図5)が形成されている。ホルダー収容部221に収容されたホルダー225は、凹み225Tに対する抜止め部221Tの係合構造により脱落が規制される。また、係合溝225Rに対する位置決め部221Rの係合構造により、ホルダー収容部221内でのホルダー225の回転が規制される。
ホルダー225の内部には、取付アーム25のボール部252を収容するための略球状の中空部が形成されている。この中空部は、円錐台形状の上側の開口部220を介して外部に連通している。開口部220の開口径は、ボール部252の直径よりも若干小さくなっている。
次に、ブラケット2の組立手順について図5を参照しながら説明する。ブラケット2の組立てに当たっては、まず、ホルダー収容部221の開口に取付アーム25のボール部252を差し入れ、そのボール部252に対して、カバー23の裏面側からホルダー225を押し込んで外挿させる。上記の通りホルダー225の開口径はボール部252よりも小径となっている一方、ゴム製のホルダー225は押し込みに応じて適宜弾性変形を生じ、これによりボール部252の収容が可能となる。
その後、ホルダー収容部221の内周面の位置決め部221Rとホルダー225の外周面の係合溝225Rとの周方向位置を一致させたうえ、ボール部252を収容したホルダー225をホルダー収容部221に押し込む。ホルダー225の押し込み完了位置は、円錐台形状のホルダー225の底部分の外周に設けられた凹み225Tに、ホルダー収容部221の内周面の抜止め部221Tが収容される位置である。このようにホルダー収容部221に押し込まれたホルダー225は、凹み225Tによる抜止め部221Tの収容構造により確実性高く抜け止めされる。その後、取付アーム25及びホルダー225を組み付けたカバー23をケース21に対してネジ239で固定すれば、ブラケット2の組立てが完了する。
ここで、上記のごとく取付アーム25のステー部250は、支持板部256の背面から斜め上方に向かって延設される付け根部分と、この付け根部分の斜め上方の向きを次第に背面の法線方向に変更する湾曲部分と、湾曲部分の先端から下方に折れ曲がる屈曲部分と、により形成されている。このステー部250は、ボール保持部22の開口部220よりも低く支持板部256が位置できるよう、ホルダー収容部221の外周部分を回避できる形状となっている。
なお、ステー部250の仕様を変更すれば、台座20よりも前方側、すなわち乗員側から見て手前側の位置でレーダー探知機1を保持することも可能である。台座20よりも前方側の低い位置でレーダー探知機1を保持すれば、乗員側から台座20を見えなくすることも可能であり、このようにレーダー探知機1を保持すれば美観が向上する。
次に、ダッシュボード等の取付面に対してブラケット2を設置する方法について説明する。ブラケット2の設置には、粘着性のゲルの塗布層を両面に設けた粘着マット209、及び片面にゲルの塗布層を設けた図示しない粘着シートが利用される。
粘着マット209は、3mm厚のウレタン系ゲルマットである。両面には、粘着性を有するゲルの塗布層が設けられている。この粘着マット209は、3mm厚のウレタン系ゲルマットであるので緩衝材としても機能する。粘着マット209は、樹脂製の剥離シートが両面に貼り付けられた状態で出荷される。
図示しない粘着シートは、厚さ0.1mmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を基材として、その一方の面にシリコーンゲルの0.2mm厚の塗布層を設けたシートである。この塗布層を設ける基材の表面には、シリコーンゲルとの密着性を増すため、予めプライマー処理が施されている。塗布層の表面には、樹脂製の剥離シートが貼り付けられて出荷される。
なお、プライマーとしては例えばシリコーン系の接着剤が用いられる。シリコーンゲルの塗布層は、コーティング装置を利用し、PETフィルムのプライマー塗布面にシリコーンゲルを連続的に塗布して形成される。シリコーンゲルとしては、各種の市販のものを用いることができる。
ブラケット2を設置する際には、予め、剥離シートを剥がした粘着シートを車両のダッシュボード等の取付け面に貼り付けておく。このように貼り付けられた粘着シートの表面は、平坦なPETフィルム面となっている。
粘着マット209については、その片面から剥離シートを剥がしてブラケット2の台座20の底面に貼り付ける。さらに、台座20に貼り付けた粘着マット209の剥離シートを剥がし、ダッシュボード等に貼り付け済みの粘着シート(図示略)の表面に貼り付けることで、ブラケット2の設置が完了する。
このように設置されたブラケット2に対してレーダー探知機1を装着するに当たっては、支持板部256の係止爪256Rが、それぞれ、ケース本体10の背面下部の接続部19の溝191に収容されるように両者を組み合わせる。
リモコン3は、レーダー探知機1の正面側に開口する台座20の開口部203Gから押し込むことでブラケット2に収容可能である。台座20の開口部203Gにリモコン3を押し込んでいく際には、リモコン3の側面に爪213Tが押し当たってロック片213が外側に後退変位し、これに由来する適度な押し込み抵抗が生じる。リモコン3が奥まで押し込まれ、その側面の凹状の係合部300の位置にロック片213の爪213Tが到達すると、弾性変形により外側に後退変位していたロック片213が内側に回動変位する。このとき適度なクリック感が感じられ、リモコン3を収容する際の良好な操作感が生じる。
このように台座20に収容されたリモコン3は、手前側に引っ張り出すことにより取り出し可能である。リモコン3を引っ張り出す際には、ロック片213を外側に後退させて係合部300から脱出させる必要があり、これに由来する引き抜き抵抗が発生する。この引き抜き抵抗は、リモコン3を取り出す際の適度な操作感を生じさせると共に、リモコン3の意図しない脱落を未然に防止するために有効に作用する。
以上のような構成のブラケット2は、リモコン3を保持可能である。ブラケット2を利用してレーダー探知機1を車両側に取り付けたとき、ブラケット2のリモコン収納部203にリモコン3を収容しておけば、リモコン3を紛失するおそれが少なくなる。このブラケット2は、リモコン3を用いて操作される例えばレーダー探知機1やナビゲーション装置などの電子機器を車両側に取り付ける際に好適な取付器具である。このブラケット2を利用して車両側に取り付けた電子機器では、リモコン3をブラケット2に保持させておけば良く、リモコン3の紛失等により操作に困るおそれが少なくなっている。
このブラケット2では、レ−ダ−探知機1の正面側に向けてリモコン収納部203が開口している。そのため、レーダー探知機1の正面側からリモコン3を収容したり取り出したりでき、その作業が容易となっている。また、レーダー探知機1を正面側から見ればリモコン3が収容されているか否かを容易に確認することができ、リモコン3の仕舞い忘れ等を容易に確認できる。
上記の通り、レーダー探知機1の正面側にはタッチパネル15が配置されている。したがって、タッチパネル15を目視したときに同時にリモコン3を視認でき、例えばレーダー探知機1に不慣れな同乗者等であっても、リモコン3を用いて操作可能であることを容易に認識できる。また、リモコン3が収容されていない状態であれば、運転者等がタッチパネル15を見た時、仕舞い忘れに気づく可能性が高くなる。このように仕舞い忘れに気付かせることができればリモコン3を収容するように動機付けでき、これによりリモコン3の紛失を未然に防止できる。
なお、台座20に収容したときのリモコン3で出っ張りが少ない場合には、例えば図5中のカバー23に付された点線23Dのような切欠きを設けることも良い。この場合には、台座20に完全に近く収容されたリモコン3を収容することで美観を向上できる一方、切欠きを利用してリモコン3を簡単に取り出しできる。
なお、図1、図2及び図5では、信号出力部35が手前側(レーダー探知機1の正面側)となるようにリモコン3が収容されている。リモコン3の両側面において、その長手方向(リモコンの上下方向)の略中央に係合部300を配置すると共に、その係合部300の形状を長手方向において対称に形成することも良い。この場合には、信号出力部35を押し込み方向の先端側にしても同様に収容できるようになり、収容時のリモコン3の上下の向きが限定されなくなる。
台座20に収容したときにリモコン3の一部のスイッチボタン301が外部に露出するような場合であれば、その露出したスイッチボタン301が操作可能になるよう、以下のような構成を採用することもできる。例えば図6のように、ケース21の一部を透明樹脂材料による導光部材219により形成すると共に、カバー23のうちレーダー探知機1の受光カバー13(図1)に対面する一部分に透明樹脂材料よりなる窓239を設けると良い。導光部材219は、リモコン収納部203の奥側の側壁の約半分と、その側壁を見込んだときの右側の側壁と、による略L字状の部材である。導光部材219により導かれた光は、カバー23の窓239を介してレーダー探知機1の受光カバー13に到達するようになる。リモコン3の信号出力部35と対面する部分、及び窓239に対面する部分を除き、導光部材219の外周面を遮光性を有する塗料により着色しておくことも良い。このように外周面を着色すれば、リモコン3が発光する赤外線を効率良くレーダー探知機1に伝達できるようになる。
この場合には、ブラケット2にリモコン3を収容した状態であっても、リモコン3の操作が可能となる。収容状態で操作可能とするスイッチボタン301としては、使用中に操作される可能性が高いボタンを設定すると良い。例えば、報知内容をもう一度リピートさせるリピートボタンや、音量調整ボタン等のスイッチボタン301などのボタンを設定すると良い。
図7のように、押し込み操作可能な可動部材23Mをカバー23に設けることも良い。先端側の押し込み操作を伝達し、押込み部230Mによってリモコン3のスイッチボタン301を機械的に押すことができるように可動部材23Mを構成すれば、その可動部材23Mの先端を押し込むことでレーダー探知機1を操作できるようになる。電気的な操作手段をブラケット2に設けることなく、リモコン3の機能を活用してブラケット2に操作機能を具備させることができる。可動部材としては、図7のように操作部位を台座20の側面あるいは側面側に設けることも良いが、操作部位を台座20(図1)の上面に設けることも良い。
(実施例2)
本例は、実施例1を基にして、ブラケット2を変更した例である。この内容について、図8及び図9を参照して説明する。
取付アーム25は、実施例1の湾曲形状のステー部(図5中の符号250)を、直線的な短いステー部250に置き換えたものである。この取付アーム25は、台座20によって水平方向に近く支持される。
台座20では、ボール保持部22の構成が変更されている。具体的には、カバー23のホルダー収容部221及びホルダー225が変更されると共に、ホルダー225の下側から支持する板状部品である支持プレート28がボール保持部22の構成に追加されている。
カバー23では、リモコン3の収容方向の奥側に当たるカバー23の側面と面一をなすようにホルダー収容部221が立設されている。このホルダー収容部221は、板かまぼこをスライスしたような外形状を呈している。ホルダー収容部221は、中空構造を呈していると共に、前記収容方向手前側の側面に円形状の開口部220を有している。開口部220が連通する中空構造は、カバー23の裏面側に開口している一方、略面一に取り付けられる支持プレート28によって裏面側から封止される。
ホルダー225は、中空構造のホルダー収容部221の内周形状にほぼ一致する外形状の基部227と、基部227の側面に立設された円錐台形状の収容部226と、が一体成形されたゴム成形品である。収容部226には、取付アーム25のボール部252を収容する略球状の窪みが穿設され、上記円錐台形状の上面に開口している。ホルダー225は、収容部226の窪みがカバー23の開口部220を介して外部に開口するようにカバー23に組み付けられる。ホルダー225は、カバー23の裏面に面一に取り付けられる支持プレート28により下側から支持され、上下方向の位置ズレが確実性高く規制されている。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、実施例1を基にして、台座20を変更した例である。この内容について、図10及び図11を参照して説明する。実施例1の台座はケースに対してカバーをネジ止めしたものであったが、本例の台座20は樹脂材料による一体成形品となっている。
台座20の上面には、有底略円筒状のホルダー収容部221が立設されている。このホルダー収容部221に収容されるホルダー225は、略円柱外形状を呈している。ホルダー225の内側には、取付アーム25のボール部252を収容するための球形状の中空部が形成されている。中空部は、ボール部252よりも若干小径の開口部220を介してホルダー225の上面に形成されている。
ホルダー収容部221の内周面と、ホルダー225の外周面と、の間には、凸部221Pと凹部229とを組み合わせた抜け止め構造が形成されている。この抜け止め構造によれば、ホルダー収容部221からのホルダー225の引き抜きを確実性高く規制できる。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
(実施例4)
本例は、実施例1と似通った形状のブラケット2を採用する一方、その台座20をゴム材料により一体成形した例である。この内容について、図12〜図15を参照して説明する。
図12及び図13のブラケット2の台座20は、実施例1のケース(図5中の符号21)、カバー(同23)、ホルダー(同225)をゴム材料により一体成形したような部品である。リモコン3を収容するリモコン収納部203の両側の内側面には、内周側に突出する凸部203Tが形成されている。リモコン3を挿入する際には、この凸部203Tがリモコン3の側面に接触し、わずかに弾性変形を生じてその挿入が許容される。リモコン3が収容された状態では、リモコン3の側面に凸部203Tが接触して摩擦力が生じ、これによりリモコン3の不用意な脱落が規制される。
なお、リモコン収納部203の開口方向は、実施例1と同様、レーダー探知機1の正面側(前方側)であっても良いし、図14及び図15に例示するように側方側であっても良い。側方側にリモコン収納部203を開口させる場合、運転者側に開口させれば、運転者がリモコンを収容し易くなるので都合が良い。
なお、リモコン収納部203を側方に当たる左右方向に貫通させることも良い。この場合には、右側からも左側からもリモコン3を収容したり取り出したりできるので、車内の狭い空間でもリモコン3を容易に取り出しでき、容易に収納できる。例えばリモコン3の取り出しが困難になるほど台座20の左右側面のいずれかが車両のピラー等に接近している場合であっても、反対側の側面側からリモコン3の収容、取出しが可能となるので設置自由度を高くできる。さらに、運転者が収容したリモコン3を助手席側から取り出す等、使い勝手が向上する。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
(実施例5)
本例は、実施例1を基にして、リモコン3を取り付け可能なようにブラケット2やリモコン3自体を変更した例である。この内容について図16〜図19を参照して説明する。
図16及び図17は、ブラケット2からリモコン収納部203を省略する一方、レーダー探知機1の背面側にリモコン3を保持できるように取付アーム25を変更した例である。
この取付アーム25では、ステー部250の途中に支持板(支持部の一例)25Bが設けられ、ブラケット2を取り付けたとき、ケース本体10の背面に対して支持板25Bが隙間を空けて対面するようになっている。この隙間の厚みは、リモコン3の厚さとほぼ同様に設定され、リモコン3を収容するのに好適となっている。
なお、レーダー探知機1に対面する支持板25Bの表面に弾性変形可能な凸部を設けることも良い。リモコン3を保持した際には、この凸部が適度に弾性変形してリモコン3を押圧し、これによりリモコン3を確実性高く保持できるようになる。ステー部250による支持板25Bの保持構造あるいは支持板25B自体を弾性的に構成すると共に、リモコン3を保持する際には若干の弾性変形が生じるように構成することも良い。この場合には、支持板25B等の弾性復帰力をリモコン3の保持力として利用できる。
図18及び図19は、取付アーム25のステー部250に取り付け可能なようにリモコン3の形状を変更した例である。リモコン3の下部に設けられた凹部3Kは、ステー部250の軸部分を把持できるように形成されている。ステー部250を凹部3Kに収容することでリモコン3を取り付け可能である。ステー部250の外周面、あるいは凹部3Kの内周面を弾性部材により形成することも良い。凹部3Kにステー部250を収容した際にこの弾性部材に弾性圧縮が生じるように構成すれば、凹部3Kとステー部250との間に生じる押圧力によりリモコン3を確実性高く保持できるようになる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
(実施例6)
本例は、実施例1を基にして台座20の側面にリモコン3を連結可能なように構成した例である。この内容について、図20及び図21を用いて説明する。
図20は、ブラケット2の台座20を板状に形成すると共に、その台座20の側面である台座側面、及びリモコン3の側面であるリモコン側面に連結構造を設けた例である。この連結構造は、奥行き方向に均一な断面形状であって互いに噛み合う連結部20C、3Cが双方に設けられた構造である。
この構成を採用した場合、台座20の連結部20Cの手前側に対してリモコン3の連結部3Cの端部を合致させた後、奥行き方向(連結部20Cの長手方向)に沿ってリモコン3を移動させていけば台座20に対してリモコン3を連結できる。
連結したリモコン3の表面あるいは裏面を、台座20に対して面一に構成することも良い。裏面を面一にすれば、車両のダッシュパネル等の設置面に沿わせて滑らすようにしてリモコン3を連結できる。この場合には、リモコン3の裏面が設置面に支持されるようになるので、図20及び図21のようなカギ形状の連結部20C、3Cを採用できるようになる。
また、台座20に対してリモコン3の表面を面一にすれば、リモコン3を連結した際の外観上の一体感が向上するという効果が得られる。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。上述した各実施例の構成は任意に組み合わせることができる。特に各実施例に開示された技術思想を別の実施例に適合するように具体化して適用すると良い。
1 レーダー探知機
10 ケース本体
100 制御部
13 受光カバー
138 赤外線受光部
15 タッチパネル
19 接続部
2 ブラケット
20 台座
203 リモコン収納部
203G 開口部
21 ケース
213 ロック片
22 ボール保持部
220 開口部
221 ホルダー収容部
225 ホルダー
23 カバー
25 取付アーム
25B 支持板
250 ステー部
252 ボール部
256 支持板部
3 リモコン
300 係合部
301 スイッチボタン
35 信号出力部

Claims (7)

  1. 電子機器を保持する保持部と、
    車両のダッシュボードに取り付けられる取付部と、を備える取付器具であって、
    前記取付部は、前記電子機器を遠隔操作するためのリモコンを収容するための収容部を有し、
    前記収容部は、前記電子機器が保持される前方側に交差する側方側に向けて前記リモコンを出し入れ可能なように開口している
    取付器具。
  2. 前記収容部は、前記前方側に交差する両側方側に向けて開口している請求項1に記載の取付器具。
  3. 前記取付部に設けられたボール保持部との組み合わせによりボールジョイント機構を構成する摺動ボールと前記保持部とが中間ステーの両端に設けられた連結部材を備え、
    前記中間ステーが前記リモコンを保持する保持機構として機能する請求項1または2に記載の取付器具。
  4. 前記中間ステーは前記リモコンが有する凹部に挿入可能に形成されている請求項3に記載の取付器具。
  5. 前記取付部は、その下面に粘着面を有しかつ前記保持部を支持する台座であり、
    前記収容部は、前記台座における前記粘着面の直上の位置に設けられ、かつ前記リモコンを前記粘着面と平行な方向に沿って出し入れ可能に構成される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の取付器具。
  6. 電子機器を保持する保持部と、
    前記保持部と直接的または間接的に連結される取付部と、
    を有し、
    前記取付部は、前記電子機器を遠隔操作するためのリモコンを収容する収容部を有し、
    前記収容部は、前記電子機器が保持される前方側に交差する側方側に向けて前記リモコンを出し入れ可能なように開口している取付器具。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の取付器具を用いて取り付けられた、リモコンにより操作可能な電子機器。

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