JP2019080163A - 画像投影システム、画像投影方法およびプログラム - Google Patents

画像投影システム、画像投影方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な設備で、多数の投影対象に画像コンテンツを投影すること。【解決手段】路上の路線バスなどの車両100に対して、例えば、広告映像や行先表示を含む画像コンテンツを投影可能に設置される投影部3と、路上の路線バスなどの車両100について、例えば、運行会社を含む属性を判断する属性判断部6と、属性判断部6が判断した属性に基づき、投影部3によって路上の路線バスなどの車両100に対し画像コンテンツを投影する制御を行う投影制御部7とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影システム、画像投影方法およびプログラムに関する。
例えば、車両を用いた広告表示は、車体のラッピングや表示パネルを使用するものがある。また、車体に広告映像を投影する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、広告用の映像、画像を、荷台上に設置されたプロジェクタを通して、車両に配置されたスクリーンに投影する。
特開2010−286801号公報
特許文献1に記載の技術では、画像コンテンツを投影するすべての車両にプロジェクタとスクリーンとを設置する。このため多数の車両に画像コンテンツを投影する場合、多数の設備を要する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な設備で、多数の投影対象に画像コンテンツを投影することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像投影システムは、移動可能な移動体に対して画像を投影可能に設置される投影部と、前記移動体の属性を判断する属性判断部と、前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像投影方法は、移動可能な移動体の属性を判断する属性判断ステップと、前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記移動体に対して画像を投影可能に設置された投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、移動可能な移動体の属性を判断する属性判断ステップと、前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記移動体に対して画像を投影可能に設置された投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、簡易な設備で、多数の投影対象に画像コンテンツを投影することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る画像投影システムのカメラおよび投影部と車両とを説明する図である。 図3は、第一実施形態に係る画像投影システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第一実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像の投影を説明する図である。 図5は、第一実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像の投影を説明する図である。 図6は、第二実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。 図7は、第二実施形態に係る画像投影システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第三実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。 図9は、第三実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像の投影を説明する図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像投影システム、画像投影方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。図2は、第一実施形態に係る画像投影システムのカメラおよび投影部と車両とを説明する図である。画像投影システム1は、移動可能な移動体の属性に基づいて、投影対象範囲200(図4参照)に画像コンテンツを投影する。
移動可能な移動体は、例えば、路線バスまたは路面電車またはタクシーまたは一般車両を含む路上の車両、線路上の鉄道または地下鉄、水上バスを含む水面上の船舶、路上の通行人の所持品または携行品を含む。本実施形態では、移動可能な移動体は、路上110の路線バスとして説明する。移動可能な移動体は、画像コンテンツを投影可能な投影対象範囲200を有する。
移動体の属性とは、例えば、移動体を運行する運行会社または自治体などを含む団体または特定の個人のことである。または、移動体の属性とは、例えば、特定の団体や個人など移動体の所有者が画像コンテンツの投影を許可しているか否かのことである。本実施形態では、移動体の属性は、移動体を運行する団体のことである。以下、第一実施形態および第三実施形態においては、特定の運行会社が運行する移動体の例として説明する。
投影対象範囲200は、移動体の外周において、画像コンテンツを投影することが許可された範囲である。投影対象範囲200は、移動体の外周の所定の範囲である。例えば、移動体が車両の場合、投影対象範囲200は、車両の側面の中で窓ガラスより下方かつタイヤより上方の矩形状の範囲である。例えば、移動体が鉄道または地下鉄の場合、投影対象範囲200は、車両のドア部分を含む側面の中で窓ガラスより下方かつ車輪より上方の矩形状の範囲である。例えば、移動体が船舶の場合、投影対象範囲200は、船体の側面の中で水面より上方の範囲である。例えば、移動体が通行人の所持品または携行品の場合、投影対象範囲200は、所定の範囲である。本実施形態では、投影対象範囲200は、路線バスの車両100のドア部分を含む側面の中で窓ガラスより下方かつタイヤより上方の矩形状の範囲である。投影対象範囲200は、画像コンテンツの視認性を高めるため、無地または無地に近いことが好ましい。投影対象範囲200は、画像コンテンツの視認性を高めるため、白色または淡色であることが好ましい。投影対象範囲200は、移動体の形態ごとに定めれられ記憶されている。投影対象範囲200は、移動体の外周における限定された所定の範囲に限らず、移動体の外周における投影可能な全ての範囲であってもよい。この場合、移動体における窓ガラスや保安部品の範囲は除くことが適切である。
画像コンテンツは、例えば、広告用の映像または静止画像と、観光案内用の映像または静止画像と、周辺の状況、季節、または、天候に応じたイメージ映像または画像と、行先案内情報または経路情報のような路線情報とを含む。本実施形態では、画像コンテンツは、広告映像C(図4参照)として説明する。
カメラ2は、路上110に設置され、周囲の移動体を撮影する。カメラ2は、投影部3の近傍に配置されている。本実施形態では、カメラ2は、路上110の側方の歩道120に設置された、高さ数m程度の支持柱130の上部に配置されている。カメラ2は、投影部3が移動体に投影可能な範囲である、後述する投影可能範囲300と同一範囲または広い範囲を撮影可能である。カメラ2は、投影可能範囲300に位置する移動体の形態を識別可能に撮影する。本実施形態では、カメラ2は、投影可能範囲300に位置する路線バスの車両100の形態を識別可能に撮影する。カメラ2は、投影可能範囲300に位置する移動体の投影対象範囲200を識別可能に撮影する。本実施形態では、カメラ2は、投影可能範囲300に位置する路線バスの車両100の投影対象範囲200を識別可能に撮影する。撮影された映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。カメラ2は、撮影した映像データを制御部4に対して出力する。
投影部3は、移動可能な移動体に対して画像コンテンツを投影可能に設置される。投影部3は、路上110に設置され、投影可能範囲300に画像コンテンツを投影可能である。投影部3は、移動体の投影対象範囲200に画像コンテンツを投影する。例えば、投影部3は、液晶を使用したプロジェクタ、または、レーザ光源を使用したプロジェクタである。投影部3は、カメラ2の近傍に配置されている。本実施形態では、投影部3は、カメラ2と同様に、支持柱130の上部に配置されている。投影部3は、制御部4の投影制御部7が出力した映像信号に基づいて画像コンテンツを投影する。本実施形態では、投影部3は、投影制御部7が出力した映像信号に基づいて、路線バスの投影対象範囲200に広告映像Cを投影する。
投影可能範囲300は、移動体の投影対象範囲200より広い範囲である。例えば、投影可能範囲300は、投影部3から数m程度以上、数10m程度以下の範囲である。
制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置である。制御部4は、記憶部8に記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御部4は、認識部5と、属性判断部6と、投影制御部7とを有する。制御部4には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御部4におけるデータの一時記憶などに用いられる。
認識部5は、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行い、移動体を認識する。認識部5は、投影可能範囲300に位置する移動体を認識してもよい。認識部5は、認識結果を属性判断部6と投影制御部7とに対して出力する。
認識部5は、映像データに画像処理を行い、移動体の形態を認識する。より詳しくは、認識部5は、映像データに画像処理を行い、移動体の輪郭を検出して移動体の形態を認識する。本実施形態では、認識部5は、路線バスの車両100の形態を認識する。本実施形態では、認識部5は、映像データに画像処理を行い、認識辞書を使用したパターンマッチングによって路線バスの車両100の形態を認識する。認識辞書には、路線バスの車両100として、例えば、大型車両の形態と小型車両の形態、新型車両の形態と旧型車両の形態のような複数の形態が記憶されている。認識部5は、映像データにおいて、所定以上の大きさの移動体の形態を認識することが好ましい。これにより、例えば、対向車線の移動体のように、投影部3から離れて位置する移動体を除いて認識することができる。
認識部5は、映像データに画像処理を行い、移動体の属性標示を認識する。より詳しくは、認識部5は、映像データに画像処理を行い、認識辞書を使用したパターンマッチングによって移動体の属性標示を認識してもよい。認識部5は、映像データに画像処理を行い、文字認識処理によって移動体の属性標示を認識してもよい。本実施形態では、認識部5は、路線バスの車両100の属性標示を認識する。
属性標示とは、例えば、移動体の名称または運行する団体を含む移動体の属性を示す標示である。属性標示とは、例えば、移動体の形態の所定位置に配置された、識別標章または文字情報または二次元コードを含む識別情報である。本実施形態では、属性標示は、路線バスの側面に配置されたバスを運行する団体を示す文字情報である。
認識部5は、属性判断部6によって特定の属性の移動体であると判断された移動体について、映像データに画像処理を行い、投影対象範囲200を認識する。認識部5は、移動体が移動しているとき、移動体に追従して投影対象範囲200を認識する。本実施形態では、認識部5は、特定の団体である特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100に追従して投影対象範囲200を認識する。
認識部5は、投影対象の移動体の投影対象範囲200と投影部3との間に、例えば、通行人Mや二輪車などを含む非投影対象物が存在する場合、非投影対象物と重複する非投影範囲210を除いた投影対象範囲200を認識する。認識部5は、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行い、投影対象範囲200に重複する非投影対象物が存在する場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200を認識する。より詳しくは、認識部5は、映像データに画像処理を行い、認識辞書を使用したパターンマッチングによって非投影対象物を検出してもよい。
属性判断部6は、移動体の属性を判断する。より詳しくは、属性判断部6は、認識部5の認識結果に基づいて、特定の属性の移動体であるか否かを判断する。属性判断部6は、認識部5の認識結果に基づいて、所定の形態の移動体が認識され、移動体に所定の属性標示が配置されていることが認識される場合、特定の属性の移動体であると判断する。属性判断部6は、判断結果を投影制御部7に対して出力する。
本実施形態では、属性判断部6は、認識部5の認識結果に基づいて、特定の運行会社によって運行されている路線バスであるか否かを判断する。より詳しくは、属性判断部6は、認識部5の認識結果に基づいて、路線バスの形態に一致する移動体が認識され、車両100の側面に特定の運行会社を示す文字情報が配置されていることが認識された場合、特定の運行会社によって運行されている路線バスであると判断する。
投影制御部7は、属性判断部6が判断した属性に基づき、投影部3によって移動体に対し画像コンテンツを投影する制御を行う。より詳しくは、投影制御部7は、属性判断部6によって特定の属性の移動体であると判断された移動体に対して、認識部5によって認識された投影対象範囲200に、記憶部8に記憶されている画像コンテンツを投影する映像信号を投影部3に対して出力する。投影制御部7は、移動体が移動している状態であっても、認識部5による認識結果に基づき移動体の形態に合わせて移動体に対し画像コンテンツを投影する制御を行う。投影制御部7は、移動体の形態が異なる場合であっても、認識部5による認識結果に基づき移動体の形態に合わせて移動体に対し画像コンテンツを投影する制御を行う。例えば、特定の運行会社によって運行されている路線バスであっても、バスの形式や大きさが異なる場合がある。同様に、バスの差異によって投影対象範囲の形状や大きさ、位置が異なる場合もある。このような場合であっても、認識結果に基づき、適切に画像コンテンツを投影する制御を行う。本実施形態では、投影制御部7は、特定の運行会社が運行する路線バスに追従して、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する映像信号を投影部3に対して出力する。
投影制御部7は、認識部5による認識結果に基づいて、特定の属性の移動体の投影対象範囲200と投影部3との間に非投影対象物が存在する場合、非投影対象物に画像コンテンツを投影しないように制御する。より詳しくは、投影制御部7は、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200が認識された場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200に画像コンテンツを投影する映像信号を出力する。
さらに、投影制御部7は、移動体の移動速度に合わせた長さの時間の画像コンテンツを選択して投影する制御を行ってもよい。例えば、投影制御部7は、画像処理を行って取得した移動体の移動速度が閾値速度より速いとき、短い時間の画像コンテンツを投影する制御を行ってもよい。例えば、投影制御部7は、画像処理を行って取得した移動体の移動速度が閾値速度より遅いとき、長い時間の画像コンテンツを投影する制御を行ってもよい。このようにして、投影制御部7は、移動体の移動速度に合わせて、移動体が投影可能範囲300を通過する間に、開始から終了までを投影可能な画像コンテンツを投影させるようにしてもよい。または、投影制御部7は、移動体の投影可能範囲300の通過時間の長さに合わせて、移動体が投影可能範囲300を通過する間に、開始から終了までを投影可能な画像コンテンツを投影させるようにしてもよい。
記憶部8は、画像投影システム1におけるデータの一時記憶などに用いられる。記憶部8は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記憶装置であってもよい。記憶部8は、画像コンテンツを記憶する。本実施形態では、記憶部8は、広告映像データを記憶する。
次に、図3を用いて、画像投影システム1の制御部4における処理の流れについて説明する。図3は、第一実施形態に係る画像投影システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
画像投影システム1の起動中、常時、カメラ2が周囲を撮影して、撮影した映像データを制御部4の認識部5に対して出力する。認識部5は、映像データについて画像処理を行って、認識結果を制御部4の属性判断部6に出力する。画像投影システム1の起動中、制御部4によって、ステップS11ないしステップS20の処理が繰り返される。
制御部4は、カメラ2が撮影した映像データから、移動体を検出する(ステップS11)。ここで検出する移動体とは、画像コンテンツを投影する対象の移動体であることが好ましい。例えば、移動体が特定の運行会社によって運行される路線バスである場合、バスに該当する大きさおよび形状の移動体を、認識部による認識処理によって検出する。制御部4は、移動体が検出されたと判断した場合(ステップS11でYes)、ステップS12に進む。制御部4は、移動体が検出されていない場合(ステップS11でNo)、ステップS11の処理を継続する。
制御部4は、ステップS11で検出した移動体の属性を判断する(ステップS12)。より詳しくは、制御部4は、属性判断部6によって、認識部5の認識結果に基づいて、移動体の属性が、特定の運行会社によって運行されている路線バスであるかを判断する。制御部4は、属性判断部6によって、認識部5の認識結果に基づいて、所定の形態の移動体が認識され、移動体に所定の属性標示が配置されていることが認識される場合、特定の属性の移動体であると判断する。そして、制御部4は、ステップS13に進む。
制御部4は、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100であるか否かを判断する(ステップS13)。より詳しくは、制御部4は、属性判断部6の判断結果に基づいて、特定の運行会社によって運行されている路線バスであると判断した場合(ステップS13でYes)、ステップS14に進む。制御部4は、属性判断部6の判断結果に基づいて、特定の運行会社によって運行されている路線バスではないと判断した場合(ステップS13でNo)、処理を終了する。
制御部4は、投影対象範囲200を認識する(ステップS14)。より詳しくは、制御部4は、認識部5によって、映像データに画像処理を行い、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100に追従して投影対象範囲200を認識する。また、制御部4は、認識部5によって、映像データに画像処理を行い、投影対象範囲200に重複する非投影対象物が存在する場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200を認識する。そして、制御部4は、ステップS15に進む。
制御部4は、投影可能範囲300に投影対象範囲200が存在するか否かを判断する(ステップS15)。制御部4は、認識部5による認識結果に基づいて、投影可能範囲300に投影対象範囲200の全体が含まれるとき、投影可能範囲300に投影対象範囲200が存在すると判断する(ステップS15でYes)。そして、制御部4は、ステップS17に進む。制御部4は、認識部5による認識結果に基づいて、投影可能範囲300に投影対象範囲200の全体が含まれないとき、投影可能範囲300に投影対象範囲200が存在しないと判断する(ステップS15でNo)。そして、制御部4は、ステップS16に進む。
制御部4は、路線バスの進行方向が投影可能範囲300から離間する方向であるか否かを判断する(ステップS16)。より詳しくは、制御部4は、映像データに画像処理を行い、路線バスの進行方向が投影可能範囲300から離間する方向であると判断される場合(ステップS16でYes)、処理を終了する。制御部4は、映像データに画像処理を行い、路線バスの進行方向が投影可能範囲300から離間する方向ではないと判断される場合(ステップS16でNo)、ステップS15の処理を再度実行する。
制御部4は、広告映像データを取得する(ステップS17)。より詳しくは、制御部4は、記憶部8に記憶している広告映像Cの広告映像データを取得する。そして、制御部4は、ステップS18に進む。
制御部4は、広告映像Cを投影対象範囲200に投影する(ステップS18)。より詳しくは、制御部4は、投影制御部7によって、特定の運行会社が運行する路線バスに追従して、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する映像信号を投影部3に対して出力する。制御部4は、投影制御部7によって、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200が認識された場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200に画像コンテンツを投影する映像信号を出力する。そして、制御部4は、ステップS19に進む。
制御部4は、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱したか否かを判断する(ステップS19)。制御部4は、認識部5による認識結果に基づいて、投影可能範囲300に投影対象範囲200の全体が含まれないとき、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱したと判断する(ステップS19でYes)。そして、制御部4は、ステップS20に進む。制御部4は、認識部5による認識結果に基づいて、投影可能範囲300に投影対象範囲200の全体が含まれるとき、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱していないと判断する(ステップS19でNo)。そして、制御部4は、ステップS18の処理を再度実行する。
制御部4は、広告映像Cの投影を終了する(ステップS20)。制御部4は、処理を終了する。
図4を用いて、画像投影システム1によって、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の投影対象範囲200に広告映像Cを投影する一例について説明する。図4は、第一実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像Cの投影を説明する図である。図4において、路線バスの進行方向は、矢印Dの方向である。
図4において一番上に示す状態のように、路線バスの車両100における投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4は、ステップS15において、投影可能範囲300に投影対象範囲200が存在しないと判断する(ステップS15でNo)。この状態においては、投影可能範囲300に含まれている移動体がバスであり、さらに特定の運行会社によって運行されている路線バスであること、つまり広告映像Cの投射対象である移動体であることが判断されている。そして、制御部4は、路線バスの進行方向は投影可能範囲300から離間する方向ではないと判断する(ステップS16でNo)。そして、制御部4は、ステップS15を再度実行する。このように、制御部4は、広告映像Cを投影しない。
図4において上から2番目と上から3番目に示す状態のように、路線バスが矢印Dの方向に移動し、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれるとき、制御部4は、ステップS15において、投影可能範囲300に投影対象範囲200が存在すると判断する(ステップS15でYes)。そして、制御部4は、ステップS17において、広告映像データを取得する。そして、制御部4は、ステップS18において、広告映像Cを投影対象範囲200に投影する。そして、制御部4は、ステップS19において、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱していないと判断する(ステップS19でNo)。そして、制御部4は、ステップS18の処理を再度実行する。制御部4は、ステップS18とステップS19との処理を、ステップS19において、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱していると判断されるまで(ステップS19でYes)、繰り返し実行する。
図4において一番下に示す状態のように、路線バスが矢印Dの方向にさらに移動して、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4は、ステップS19において、投影可能範囲300から投影対象範囲200が逸脱していると判断する(ステップS19でYes)。そして、制御部4は、ステップS20において、広告映像Cの投影を終了して、処理を終了する。
図5を用いて、画像投影システム1によって、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の投影対象範囲200に広告映像Cを投影する他の例について説明する。図5は、第一実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像の投影を説明する図である。図5において、投影対象範囲200に重複する通行人Mが存在している。
図5において一番上に示す状態のように、路線バスの車両100における投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4は、広告映像Cを投影しない。
図5において上から2番目と上から3番目に示す状態のように、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれるとき、制御部4は、広告映像Cを非投影範囲210を除いた投影対象範囲200に投影する。
図5において一番下に示す状態のように、路線バスが矢印Dの方向にさらに移動して、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4は、広告映像Cの投影を終了する。
このようにして、制御部4は、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の投影対象範囲200が投影可能範囲300に含まれるとき、広告映像Cを投影対象範囲200に投影する。また、制御部4は、投影対象範囲200に重複する非投影対象物が存在する場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200に広告映像Cを投影する。
上述したように、本実施形態は、路線バスの車両100に設備を搭載することなく、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の投影対象範囲200に広告映像Cを投影することができる。このように、本実施形態によれば、簡易な設備で、多数の路線バスの車両100に広告映像Cを投影することができる。本実施形態によれば、特定の運行会社によって運行されている路線バスのすべての車両100に、一つの画像投影システム1によって、広告映像Cを投影することができる。
本実施形態は、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100が移動している状態であっても、認識部5による認識結果に基づいて、路線バスの車両100の形態に合わせて投影対象範囲200に広告映像Cを投影することができる。本実施形態によれば、投影される広告映像Cの視認性を向上することができる。
本実施形態は、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の形態が異なる場合であっても、認識部5による認識結果に基づいて、路線バスの車両100の形態に合わせて投影対象範囲200に広告映像Cを投影することができる。本実施形態によれば、例えば、大型車両の形態と小型車両の形態、新型車両の形態と旧型車両の形態のような複数の形態の車両100に、適切に広告映像Cを投影することができる。
本実施形態によれば、投影対象範囲200に重複する非投影対象物が存在する場合、非投影範囲210を除いた投影対象範囲200に広告映像Cを投影することができる。本実施形態は、特定の運行会社によって運行されている路線バスの車両100の投影対象範囲200と投影部3との間に、例えば、通行人Mや二輪車などを含む非投影対象物が存在する場合、非投影対象物を避けて投影対象範囲200のみに広告映像Cを投影することができる。
本実施形態は、例えば、路線バスの停留所や鉄道の踏切などに、カメラ2と投影部3とを設置することによって、停留所の近傍に位置する路線バスの車両100や、踏切を通過する鉄道の車両に、広告映像Cを投影することができる。このように、本実施形態によれば、停留所や踏切の近傍に位置する通行人に、広告映像Cを視認させることができる。
本実施形態は、例えば、路線バスの車両100に、行先案内または系統図を拡大して表示してもよい。これにより、本実施形態は、従来の路線バスの乗降口付近に掲示された行先案内または系統図より、可読性を向上することができる。本実施形態は、例えば、路線バスの車両100に、多言語の行先案内または系統図を表示してもよい。これにより、本実施形態は、より多くの乗客の利便性を向上することができる。
[第二実施形態]
図6、図7を参照しながら、本実施形態に係る画像投影システム1Aについて説明する。図6は、第二実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。図7は、第二実施形態に係る画像投影システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。画像投影システム1Aは、基本的な構成は第一実施形態の画像投影システム1と同様である。以下の説明においては、画像投影システム1と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、移動可能な移動体は、一般車両100Aである。
本実施形態では、移動体の属性は、自車両への広告映像Cの投影を許可するか否かの投影許可情報を有しているか否かのことである。投影許可情報は、自車両が広告映像Cの投影を許可するか否かと、車両識別記号または車種または車両の色の少なくともいずれかを含む車両情報とを含む。さらに、投影許可情報は、投影を許可する広告映像Cの種類を含んでもよい。投影許可情報は、例えば、通信装置を介して無線接続されるサーバ装置に記憶される。
一般車両100Aのユーザは、例えば、スマートフォンまたはナビゲーションシステムを介して、移動体の属性である投影許可情報を予め登録する。投影許可情報は、例えば、通信装置を介して無線接続されるサーバ装置に記憶される。また、広告映像Cの投影を許可した一般車両100Aは、自車両の位置情報をサーバ装置に送信する。
認識部5Aは、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行い、移動体を認識する。認識部5Aは、属性判断部6Aによって広告映像Cの投影が許可された広告投影対象の一般車両100Aであると判断された一般車両100Aに追従して投影対象範囲200を認識する。
属性判断部6Aは、移動体が画像コンテンツの投影を許可しているかを判断する。本実施形態では、属性判断部6Aは、認識部5Aによる認識結果に基づいて、投影可能範囲300に車両が存在する場合、サーバ装置のデータベースから投影許可情報を取得し、広告投影対象の一般車両100Aであるか否かを判断する。より詳しくは、例えば、属性判断部6Aは、映像データに基づいて算出した車両の位置情報と、投影許可情報に含まれる位置情報とが一致するとき、広告投影対象の一般車両100Aであると判断する。または、例えば、属性判断部6Aは、映像データに基づいて算出した車両の車両情報と、投影許可情報に含まれる車両情報とが一致するとき、広告投影対象の一般車両100Aであると判断する。または、属性判断部6Aは、これらを組み合わせて広告投影対象の一般車両100Aであると判断してもよい。
投影制御部7Aは、移動体が画像コンテンツの投影を許可している移動体である場合、移動体に対し画像コンテンツを投影する制御を行う。本実施形態では、投影制御部7Aは、広告投影対象の一般車両100Aに追従して、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する映像信号を投影部3に対して出力する制御を行う。
次に、図7を用いて、画像投影システム1Aにおける処理の流れについて説明する。図8に示すフローチャートのステップS34、ステップS35、ステップS39の処理は、図6に示すフローチャートのステップS14ないしステップS16、ステップS19、ステップS20の処理と同様の処理を行う。
制御部4は、カメラ2が撮影した映像データから、移動体を検出する(ステップS31)。ここで検出する移動体とは、広告投影対象の一般車両となり得る車両であることが好ましい。例えば、広告投影対象の一般車両として乗用車を含む場合、乗用車に該当する大きさおよび形状の移動体を、認識部による認識処理によって検出する。さらに例えば、広告投影対象の一般車両としてトラックを含む場合、トラックに該当する大きさおよび形状の移動体を、認識部による認識処理によって検出する。制御部4は、移動体が検出されたと判断した場合(ステップS31でYes)、ステップS32に進む。制御部4は、移動体が検出されていない場合(ステップS31でNo)、ステップS31の処理を継続する。
制御部4Aは、ステップS31で検出した移動体の属性を判断する(ステップS32)。より詳しくは、制御部4Aは、属性判断部6Aによって、認識部5Aによる認識結果と投影許可情報とに基づいて、移動体の属性が広告投影対象の車両であるかを判断する。そして、制御部4Aは、ステップS33に進む。
制御部4Aは、広告投影対象の車両であるか否かを判断する(ステップS33)。より詳しくは、制御部4Aは、属性判断部6Aの判断結果に基づいて、広告投影対象の一般車両100Aであると判断される場合(ステップS33でYes)、ステップS34に進む。制御部4Aは、属性判断部6Aの判断結果に基づいて、広告投影対象の一般車両100Aではないと判断される場合 (ステップS33でNo)、処理を終了する。
制御部4Aは、当該車両の進行方向が投影可能範囲300から離間する方向であるか否かを判断する(ステップS36)。より詳しくは、制御部4Aは、映像データに画像処理を行い、当該車両の進行方向が投影可能範囲300から離間する方向であると判断される場合(ステップS36でYes)、処理を終了する。制御部4Aは、映像データに画像処理を行い、当該車両の進行方向が投影可能範囲300から離間する方向ではないと判断される場合(ステップS36でNo)、ステップS35の処理を再度実行する。
制御部4Aは、当該車両用の広告映像データを取得する(ステップS37)。より詳しくは、制御部4Aは、投影許可情報に基づいて、記憶部8に記憶している広告映像データの中から、当該車両用の広告映像データを取得する。そして、制御部4Aは、ステップS38に進む。
制御部4Aは、当該車両用の広告映像Cを投影対象範囲200に投影する(ステップS38)。より詳しくは、制御部4Aは、投影制御部7によって、広告投影対象の車両に追従して、投影対象範囲200に当該車両用の広告映像Cを投影する映像信号を投影部3に対して出力する。そして、制御部4Aは、ステップS39に進む。
制御部4Aは、当該車両用の広告映像Cの投影を終了する(ステップS40)。制御部4Aは、処理を終了する。
上述したように、本実施形態は、広告投影対象の車両に追従して、投影対象範囲200に当該車両用の広告映像Cを投影することができる。このように、本実施形態によれば、簡易な設備で、多数の投影対象に画像コンテンツを投影することができる。
さらに、本実施形態では、広告映像Cを投影した車両に対して、広告主によって割引サービスを含む各種サービスを提供するようにしてもよい。
[第三実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る画像投影システム1Bについて説明する。図8は、第三実施形態に係る画像投影システムの構成例を示すブロック図である。図9は、第三実施形態に係る画像投影システムによる路線バスの車両への広告映像の投影を説明する図である。画像投影システム1Bは、基本的な構成は第一実施形態の画像投影システム1と同様である。
画像投影システム1Bは、複数のカメラと複数の投影部とを有する点で、第一実施形態の画像投影システム1と異なる。本実施形態では、画像投影システム1Bは、2台のカメラ21B、カメラ22Bと、2台の投影部31B、投影部32Bと、1つの制御部4Bとを有する。
カメラ21Bとカメラ22Bとは、カメラ2と同様に構成されている。本実施形態では、カメラ21Bの撮影範囲とカメラ22Bの撮影範囲とは、路線バスの進行方向に沿った方向において連続している。
投影部31Bと投影部32Bとは、投影部3と同様に構成されている。本実施形態では、投影部31Bの投影可能範囲300と投影部32Bの投影可能範囲300とは、路線バスの進行方向に沿った方向において連続している。
認識部5Bは、カメラ21Bとカメラ22Bとによって撮影された映像データに画像処理を行い、投影可能範囲300に含まれる範囲を投影対象範囲200として認識し、投影可能範囲300に含まれる範囲を投影対象範囲200として認識する。認識部5Bは、路線バスが投影可能範囲300と投影可能範囲300とを跨いで位置しているとき、投影対象範囲200と投影対象範囲200とを連続した範囲として認識する。
属性判断部6Bは、認識部5Bによる認識結果に基づいて、特定の運行会社によって運行されている路線バスであるか否かを判断する。
投影制御部7Bは、特定の運行会社が運行する路線バスに追従して、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する映像信号を投影部31Bに対して出力する制御を行う。投影制御部7Bは、特定の運行会社が運行する路線バスに追従して、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する映像信号を投影部32Bに対して出力する制御を行う。投影制御部7Bは、路線バスが投影可能範囲300と投影可能範囲300とを跨いで位置しているとき、投影対象範囲200に投影する広告映像Cと、投影対象範囲200に投影する広告映像Cととで連続した一つの映像となるように映像信号を出力する制御を行う。
図9を用いて、画像投影システム1Bによって、路線バスの車両100に広告映像Cを投影する一例について説明する。
図9において一番上に示す状態のように、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4Bは、広告映像Cと広告映像Cとを投影しない。
図9において上から2番目に示す状態のように、路線バスの車両100の全体が投影可能範囲300に含まれるとき、制御部4Bは、広告映像Cを投影対象範囲200に投影する。
図9において上から3番目に示す状態のように、路線バスの車両100が投影可能範囲300と投影可能範囲300とに跨って位置するとき、制御部4Bは、投影対象範囲200に広告映像Cを投影し、投影対象範囲200に広告映像Cを投影する。投影対象範囲200に投影する広告映像Cと、投影対象範囲200に投影する広告映像Cとで連続した一つの映像が投影される。
図9において下から2番目に示す状態のように、路線バスの車両100の全体が投影可能範囲300に含まれるとき、制御部4Bは、広告映像Cを投影対象範囲200に投影する。
図9において一番下に示す状態のように、路線バスが矢印Dの方向にさらに移動して、路線バスの車両100の投影対象範囲200全体が投影可能範囲300に含まれていないとき、制御部4Bは、広告映像Cの投影を終了する。
上述したように、本実施形態は、複数のカメラ2と複数の投影部3とによって、より広い範囲にわたって画像コンテンツを投影することができる。本実施形態によれば、移動体に投影する画像コンテンツをより多様なものにすることができる。
本実施形態によれば、例えば、繁華街のように通行人の多い所定の通りに沿って移動する移動体に、長時間に亘って画像コンテンツを投影することができる。
さて、これまで本発明に係る画像投影システム1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
図示した画像投影システム1の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
画像投影システム1の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
属性判断部6は、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行うものとしたが、これに限定されない。属性判断部6は、移動体から通信機器を介して無線で送信される属性情報に基づいて移動体の属性を判断してもよい。この場合、属性情報は、特定の属性の移動体であることと移動体の位置情報とを含む。
画像投影システム1は、例えば、周囲の通行人の性別、年齢を含む通行人情報に応じて、投影する画像コンテンツを変えてもよい。カメラ2は、移動体とともに、周辺の通行人を識別可能に撮影する。制御部4は、図示しない周辺状況取得部を有する。周辺状況取得部は、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行って、周囲の通行人の、例えば、性別、年齢を含む通行人情報を取得する。そして、投影制御部7は、周辺状況取得部で取得した通行人情報に基づいて、投影する画像コンテンツを変えてもよい。例えば、周囲の通行人に学生が多い場合、学生向けの広告映像Cを投影してもよい。例えば、周囲の通行人に高齢者が多い場合、路線バスの車両100に拡大した路線図を投影してもよい。例えば、周囲の通行人に外国人が多い場合、路線バスの車両100に多言語の行先案内を投影してもよい。これによって、周囲の通行人に合わせて、より適切な画像コンテンツを投影することができる。
画像投影システム1は、移動体が路線バスや鉄道の場合、路線バスや鉄道の行き先に合わせて、投影する画像コンテンツを変えてもよい。制御部4は、図示しない行先情報取得部を有する。行先情報取得部は、カメラ2によって撮影された映像データに画像処理を行って、例えば、路線バスや鉄道などの行先情報を取得する。そして、投影制御部7は、行先情報取得部によって取得した行先情報に基づいて、移動体が路線バスや鉄道の場合、路線バスや鉄道の行き先に合わせて、投影する画像コンテンツを変えてもよい。例えば、行き先が市街地である場合、市街地に位置する商業施設の広告映像Cを投影してもよい。例えば、行き先が観光地である場合、観光地の観光案内用の映像を投影してもよい。これによって、周囲の通行人に合わせて、より適切な画像コンテンツを投影することができる。
画像投影システム1は、例えば、時間帯、天候、季節を含む外部要因に合わせて、投影する画像コンテンツを変えてもよい。例えば、夜間であれば、星空の映像を投影してもよい。例えば、曇天または雨天であれば、天気予報の画像を投影してもよい。例えば、春季であれば、桜の映像を投影してもよい。これによって、外部要因に合わせて、より適切な画像コンテンツを投影することができる。
画像投影システム1は、複数の運行会社の各々に対応した画像コンテンツを投影可能とし、認識部5による認識結果に基づき、運行会社ごとの移動体に異なる画像コンテンツを投影してもよい。
画像投影システム1を複数配置して、各投影部3によって投影される画像コンテンツが連動したり関連したりする画像となるように投影してもよい。これによって、移動体に投影する画像コンテンツをより多様なものにすることができる。
1 画像投影システム
2 カメラ
3 投影部
4 制御部
5 認識部
6 属性判断部
7 投影制御部
8 記憶部
100 車両
110 路上
120 歩道
130 支持柱
200 投影対象範囲
300 投影可能範囲
C 広告映像

Claims (7)

  1. 移動可能な移動体に対して画像を投影可能に設置される投影部と、
    前記移動体の属性を判断する属性判断部と、
    前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御部と、
    を備えることを特徴とする画像投影システム。
  2. 前記属性判断部は、前記移動体が特定の団体または個人によって運行されている移動体であるかを判断し、
    前記投影制御部は、前記移動体が特定の団体または個人によって運行されている移動体である場合、前記移動体に対し前記画像を投影制御を行う、
    請求項1に記載の画像投影システム。
  3. 前記属性判断部は、前記移動体が前記画像の投影を許可している移動体であるかを判断し、
    前記投影制御部は、前記移動体が前記画像の投影を許可している移動体である場合、前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う、
    請求項1または2に記載の画像投影システム。
  4. 前記移動体の形態を認識する認識部をさらに備え、
    前記投影制御部は、前記移動体の移動に合わせて、前記認識部による認識結果に基づき前記移動体の形態に合わせて前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像投影システム。
  5. 前記移動体の形態を認識する認識部をさらに備え、
    前記投影制御部は、前記移動体が形態が異なる場合であっても、前記認識部による認識結果に基づき前記移動体に合わせて前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像投影システム。
  6. 移動可能な移動体の属性を判断する属性判断ステップと、
    前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記移動体に対して画像を投影可能に設置された投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御ステップと、
    を含む画像投影方法。
  7. 移動可能な移動体の属性を判断する属性判断ステップと、
    前記属性判断部が判断した属性に基づき、前記移動体に対して画像を投影可能に設置された投影部によって前記移動体に対し前記画像を投影する制御を行う投影制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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