JP2019079632A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】異常状態を検出することが可能な電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、組電池2と、処理部4と、判定部5と、を備える。組電池2は、複数の二次電池21を含む。処理部4は、複数の二次電池21それぞれの電圧を検出し複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第1閾値よりも低いときに第1信号を出力する。処理部4は、複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第1閾値よりも大きな第2閾値よりも高いときに第2信号を出力する。判定部5は、処理部4から第1信号と第2信号との両方を取得したときに異常状態と判定する。【選択図】図1
Description
本発明は、一般に電池パックに関し、より詳細には、組電池を備える電池パックに関する。
従来、電池パックとして、充電器並びに電動工具にそれぞれ着脱自在に装着される電動工具用の電池パックが知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された電動工具用の電池パックは、組電池と、一対の電源端子と、第1の制御回路と、第2の制御回路と、複数の信号端子と、第2の電源端子と、保護素子と、第3の制御回路と、を備えている。
組電池は、複数の二次電池を直列に接続して構成されている。一対の電源端子は、組電池の正極並びに負極とそれぞれ接続されている。第1の制御回路は、二次電池の両端電圧を個別に検出し該検出電圧が第1の所定値(例えば、4.2V)よりも高いときに充電器に対して充電制御信号を出力する。第2の制御回路は、二次電池の両端電圧を個別に検出し該検出電圧が第1の所定値よりも低い第2の所定値(例えば、2.0V)を下回ったときに放電停止信号を出力する。複数の信号端子は、充電制御信号並びに放電停止信号を個別に出力する2つの信号端子を含んでいる。第2の電源端子は、組電池の正極又は負極に接続されるとともに充電器から供給される充電電流が流れる。保護素子は、第2の電源端子を通して組電池に供給される充電電流の経路を開閉する。第3の制御回路は、二次電池の両端電圧を個別に検出し該検出電圧が第1の所定値よりも高い第3の所定値(例えば、4.5V)を上回ったときに保護素子を動作させて充電電流経路を開成する。
電池パックでは、電動工具に放電できずかつ充電器による充電ができない異常状態となることがあった。
本発明の目的は、異常状態を検出することが可能な電池パックを提供することにある。
本発明に係る一態様の電池パックは、組電池と、処理部と、判定部と、を備える。前記組電池は、複数の二次電池を含む。前記処理部は、前記複数の二次電池それぞれの電圧を検出し前記複数の二次電池のうち少なくとも1つの二次電池の検出電圧が第1閾値よりも低いときに第1信号を出力する。前記処理部は、前記複数の二次電池のうち少なくとも1つの二次電池の検出電圧が第1閾値よりも大きな第2閾値よりも高いときに第2信号を出力する。前記判定部は、前記処理部から前記第1信号と前記第2信号との両方を取得したときに異常状態と判定する。
本発明の電池パックは、異常状態を検出することが可能となる。
(実施形態1)
(1)電池パックの全体構成
以下、本実施形態に係る電池パック1について、図1及び2を参照して説明する。
(1)電池パックの全体構成
以下、本実施形態に係る電池パック1について、図1及び2を参照して説明する。
本実施形態の電池パック1は、この電池パック1を着脱可能な機器(例えば、電動工具、照明器具等)の電源として用いることができる。また、電池パック1は、この電池パック1を着脱可能な充電器によって充電される。
電池パック1は、組電池2と、組電池2を収容しているハウジング9(図2参照)と、を備える。
組電池2は、複数(5つ)の二次電池21を含む。組電池2では、複数の二次電池21が直列接続されている。複数の二次電池21の各々が、組電池2の単電池を構成している。
ハウジング9は、図2に示すように、ボディ90と、ボディ90に結合されたカバー91と、を含む。ボディ90は、カバー91側が開放された箱状である。ボディ90は、組電池2を収容している。カバー91は、ボディ90側が開放された箱状である。カバー91は、ボディ90側とは反対側の一面911から突出している突台部92を含む。突台部92は、偏平な直方体状である。ボディ90は、合成樹脂成形品である。ボディ90の材料は、例えば、ABS樹脂である。ボディ90は、電気絶縁性を有する。カバー91は、合成樹脂成形品である。カバー91の材料は、例えば、ABS樹脂である。カバー91は、電気絶縁性を有する。
突台部92は、長手方向の第1端921及び第2端922を有する。電池パック1は、突台部92の第1端921に、3つの挿入溝931、933、932が形成されている。3つの挿入溝931、932、933には、正極端子31、負極端子32、正極端子33がそれぞれ収納されている。正極端子31及び正極端子33は、組電池2の正極に接続されている。負極端子32は、組電池2の負極に接続されている。電池パック1では、上記の機器への放電には、正極端子31及び負極端子32が利用される。電池パック1では、充電器からの充電には、正極端子33及び負極端子32が利用される。正極端子31、負極端子32及び正極端子33は、雄型の接続端子が差し込み接続される雌型の接続端子である。電池パック1は、機器及び充電器への取付部として、突台部92の短手方向の一対の側面923の各々に設けられたL字状の3つのフック941、942、943を備えている。
また、電池パック1は、通信用コネクタ7を備えている。通信用コネクタ7は、上記の機器及び充電器と通信するためのインタフェースとして利用されるコネクタである。通信用コネクタ7は、複数の信号端子70(図1参照)を含む。ここにおいて、通信用コネクタ7は、電池パック情報を上記の機器及び充電器と通信するときに利用される。通信用コネクタ7は、電池パック情報を出力するための複数の信号端子70を含んでいる。電池パック情報は、例えば温度情報、定格電圧情報等を含む。温度情報は、電池パック1の温度であり、より詳細にはハウジング9内の組電池2の温度である。定格電圧情報は、電池パック1の定格電圧に関する情報であり、本実施形態では、組電池2の定格電圧に関する情報である。
電池パック1は、図1に示すように、組電池2、正極端子31、負極端子32、正極端子33及び通信用コネクタ7の他に、処理部4と、判定部5と、情報出力部6と、報知部8と、を備える。
(2)電池パックの各構成要素
電池パック1の組電池2における各二次電池21は、例えば、リチウムイオン電池である。リチウムイオン電池の定格電圧は、3.6Vである。電池パック1の定格電圧が18.0Vであり、組電池2では、5つの二次電池21が直列接続されている。組電池2は、ハウジング9に収容されている。
電池パック1の組電池2における各二次電池21は、例えば、リチウムイオン電池である。リチウムイオン電池の定格電圧は、3.6Vである。電池パック1の定格電圧が18.0Vであり、組電池2では、5つの二次電池21が直列接続されている。組電池2は、ハウジング9に収容されている。
正極端子31及び正極端子33と組電池2の正極とはハウジング9内において電気的に接続されている。負極端子32と組電池2の負極とはハウジング9内において電気的に接続されている。
処理部4は、複数の二次電池21それぞれの電圧を検出し複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第1閾値よりも低いときに第1信号を出力する。処理部4は、複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第1閾値よりも大きな第2閾値よりも高いときに第2信号を出力する。第1閾値は、二次電池21の定格電圧よりも低い電圧値であり、例えば2Vである。第2閾値は、二次電池21の定格電圧よりも高い電圧値であり、例えば4Vである。
処理部4は、電池監視部41と、放電制御部42と、充電制御部43と、を含む。
電池監視部41は、複数の二次電池21それぞれの電圧を検出する。電池監視部41は、複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第1閾値よりも低いときに、放電制御部42へ放電不可信号(例えば、Lレベルの電圧信号)を出力する。電池監視部41は、複数の二次電池21のうち少なくとも1つの二次電池21の検出電圧が第2閾値よりも高いときに、充電制御部43へ充電不可信号(例えば、Hレベルの電圧信号)を出力する。電池監視部41は、複数の二次電池21それぞれの検出電圧が第1閾値以上かつ第2閾値以下のときには、放電許可信号(例えば、Hレベルの電圧信号)及び充電許可信号(例えば、Lレベルの電圧信号)を出力する。電池監視部41は、IC素子(IC:Integrated Circuit)を含んでいる。電池監視部41は、組電池2を電源として動作する。電池監視部41は、組電池2から約18Vの電圧が供給される。電池監視部41は、回路基板に実装されている。回路基板は、一例として、プリント配線板により構成されている。
放電制御部42は、電池監視部41から出力される放電許可信号及び放電不可信号を取得できるように電池監視部41と接続されている。また、放電制御部42は、複数の信号端子70のうちの1つの信号端子71に接続されている。放電制御部42は、電池監視部41から出力されて入力する信号(放電許可信号及び放電不可信号)を電圧変換しかつ論理反転して出力する。放電制御部42は、電池監視部41から放電不可信号が出力されると、第1信号(例えば、Hレベルの電圧信号)を出力する。放電制御部42は、例えば、信号変換回路を含む。信号変換回路は、例えば、npn型のトランジスタと抵抗とツェナダイオードとを有する。信号変換回路は、電池パック1内の電源回路の高電位側の出力端にnpn型のトランジスタのコレクタが抵抗を介して接続され、npn型のトランジスタのエミッタがグラウンドに接続されている。また、放電制御部42では、npn型のトランジスタのベースに、電池監視部41が接続されている。放電制御部42の出力端(トランジスタと抵抗との接続点)は、信号端子71に接続されている。また、ツェナダイオードのカソードはnpn型のトランジスタのコレクタに接続され、ツェナダイオードのアノードはnpn型のトランジスタのエミッタに接続されている。信号端子71から出力される第1信号を取得した機器は、電池パック1が電圧不足であると判断する。機器は、当該機器の負荷への放電中に第1信号を取得した場合には、放電を停止させる。放電制御部42は、上記の回路基板に実装されている。
充電制御部43は、電池監視部41から出力される充電許可信号及び充電不可信号を取得できるように電池監視部41と接続されている。また、充電制御部43は、複数の信号端子70のうちの1つの信号端子72に接続されている。充電制御部43は、電池監視部41から出力されて入力する信号(充電許可信号及び充電不可信号)を電圧変換しかつ論理反転して出力する。充電制御部43は、電池監視部41から充電不可信号が出力されると、第2信号(Lレベルの電圧信号)を出力する。充電制御部43は、例えば、信号変換回路を含む。信号変換回路は、npn型トランジスタと抵抗とツェナダイオードとを有する。信号変換回路は、電池パック1内の電源回路の高電位側の出力端にnpn型のトランジスタのコレクタが抵抗を介して接続され、npn型のトランジスタのエミッタがグラウンドに接続されている。また、充電制御部43では、npn型のトランジスタのベースに、電池監視部41が接続されている。充電制御部43の出力端(トランジスタと抵抗との接続点)は、信号端子72に接続されている。また、ツェナダイオードのカソードはnpn型のトランジスタのコレクタに接続され、ツェナダイオードのアノードはnpn型のトランジスタのエミッタに接続されている。信号端子72から出力される第2信号を取得した充電器は、電池パック1が満充電状態であると判断する。充電器は、電池パック1の充電中に第2信号を取得した場合には、電池パック1の充電を停止させる。充電制御部43は、上記の回路基板に実装されている。
情報出力部6は、通信用コネクタ7と接続されている。情報出力部6は、通信用コネクタ7を介して電池パック情報を出力する。情報出力部6は、温度センサ部61と、識別情報出力部62と、を含む。また、情報出力部6は、複数(2つ)のスイッチ素子10を含む。
温度センサ部61は、電池パック情報として電池パック1の温度情報を出力する。温度センサ部61は、ハウジング9内に収容されている。温度センサ部61は、電池パック1の温度(ハウジング9内の組電池2の温度)を検出する。温度センサ部61は、サーミスタを含む。サーミスタは、例えば、NTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient Thermistor)である。温度センサ部61は、複数の信号端子70のうち1つの信号端子73に接続されている。電池パック1では、信号端子73から出力される温度センサ部61の出力信号(電池パック1の温度情報)は、組電池2の温度に応じて変化する。温度センサ部61は、上記の回路基板に実装されている。
電池パック1が装着された機器及び充電器では、例えば、サーミスタの抵抗値を検出することにより、電池パック1の温度情報を取得することができる。
識別情報出力部62は、電池パック情報として電池パック1の定格電圧情報(本実施形態では、組電池2の定格電圧を表す情報)を出力する。電池パック1の定格電圧が18.0Vであれば、定格電圧情報は例えば電圧レベルが2.5Vの電圧信号である。識別情報出力部62は、ハウジング9内に収容されている。識別情報出力部62は、複数の信号端子70のうち1つの信号端子74に接続されている。識別情報出力部62は、識別用抵抗を含む。識別用抵抗の抵抗値は、組電池2の定格電圧毎に互いに異なる抵抗値に予め決められている。したがって、電池パック1では、信号端子74から出力される識別情報出力部62の出力信号は、定格電圧の異なる電池パック1毎に異なる。識別情報出力部62は、上記の回路基板に実装されている。電池パック1が装着された機器及び充電器では、例えば、識別用抵抗の抵抗値を検出することにより、電池パック1の定格電圧情報を取得することができる。
電池パック1が装着された機器では、温度情報(電圧信号の電圧レベル)が第1所定範囲内であり、定格電圧情報(電圧信号の電圧レベル)が第2所定範囲内であれば、当該機器の負荷への放電を行うことが可能となる。また、電池パック1が装着された充電器では、温度情報(電圧信号の電圧レベル)が第3所定範囲内であり、定格電圧情報(電圧信号の電圧レベル)が第4所定範囲内であれば、電池パック1への充電を行うことが可能となる。
各スイッチ素子10は、例えば、ノーマリオン型のトランジスタである。2つのスイッチ素子10のうち一方のスイッチ素子11は、温度センサ部61と信号端子73との間に接続され、他方のスイッチ素子12は、識別情報出力部62と信号端子74との間に接続されている。各スイッチ素子10は、上記の回路基板に実装されている。
電池パック1では、処理部4の放電制御部42及び充電制御部43が判定部5に接続されている。
処理部4では、放電制御部42は、信号端子71と判定部5とに互いに同じ信号を出力する。また、処理部4では、充電制御部43は、信号端子72と判定部5とに互いに同じ信号を出力する。したがって、電池パック1では、電池監視部41から放電不可信号が出力されると、判定部5が第1信号を取得する。また、電池パック1では、電池監視部41から充電不可信号が出力されると、判定部5が第2信号を取得する。
判定部5は、処理部4から第1信号と第2信号との両方を取得したときに異常状態と判定する。電池パック1は、判定部5において異常状態と判定されたときに異常を示す第3信号を出力するための出力端子79を備える。電池パック1では、複数の信号端子70のうち信号端子73、74が、出力端子79を兼ねている。判定部5は、第1信号と第2信号との両方を取得したときに、複数のスイッチ素子10の各々をオン状態からオフ状態へ制御することにより、信号端子73、74をハイインピーダンス状態(オープン)とすることで、異常を示す第3信号を出力する。信号端子73から出力する第3信号は、上記の第1所定範囲及び第3所定範囲のいずれにも含まれない電圧レベルの電圧信号である。信号端子74から出力する第4信号は、上記の第2所定範囲及び第4所定範囲のいずれにも含まれない電圧レベルの電圧信号である。判定部5は、ICにより構成されているが、これに限らず、論理回路等によって構成されていてもよい。判定部5は、上記の回路基板に実装されている。
電池パック1における報知部8は、判定部5において異常状態と判定されたときに電池パック1が異常状態であることを報知する。
報知部8は、ハウジング9に設けられたLED(Light Emitting Diode)を含む。報知部8は、判定部5により制御される。判定部5は、報知部8のLEDが所定時間(例えば、20秒)の間、点滅或いは点灯するように報知部8を動作させる。
(実施形態2)
本実施形態に係る電池パック1aは、図3に示すように、異常を示す第3信号を出力するための出力端子79を、複数の信号端子70とは別に備えている点等が相違する。本実施形態に係る電池パック1aに関し、実施形態1に係る電池パック1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る電池パック1aは、図3に示すように、異常を示す第3信号を出力するための出力端子79を、複数の信号端子70とは別に備えている点等が相違する。本実施形態に係る電池パック1aに関し、実施形態1に係る電池パック1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る電池パック1aでは、判定部5aにおいて異常状態と判定されたときに異常を示す第3信号が、判定部5aから出力端子79を介して出力される。したがって、本実施形態に係る電池パック1aでは、情報出力部6aに、実施形態1に係る電池パック1の情報出力部6が備えていたスイッチ素子10を設ける必要がない。
(3)変形例
上記の実施形態1、2は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1、2は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記の実施形態1、2は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1、2は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、組電池2における二次電池21の数は、複数であればよく、5つに限らない。二次電池21の数は、例えば、4つでもよい。
二次電池21は、リチウムイオン電池に限らず、例えば、ニッケル水素電池であってもよい。
電池監視部41は、IC素子により構成される場合に限らず、IC素子と他の電子部品とを含んでいいてもよい。また、電池監視部41は、マイクロコントローラ(Microcontroller)により構成されていてもよい。マイクロコントローラは、プログラムに従って動作するプロセッサと、プロセッサを動作させるプログラムを格納するためのメモリ及び作業用のメモリと、を備えた1チップのデバイスとして構成される。この場合、電池監視部41は、マイクロコントローラにプログラムを実行させることにより、実現することができる。また、電池監視部41は、IC素子及びマイクロコントローラを含まずに、複数のディスクリートの電子部品を含む構成であってもよい。
電池パック1では、情報出力部6が2つのスイッチ素子10を備えているが、スイッチ素子10の数は、2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
また、電池パック1では、情報出力部6が2つのスイッチ素子10を備えた構成に限らず、判定部5において異常状態と判定されたときに、判定部5が、温度センサ部61及び識別情報出力部62の少なくとも一方から第3信号を出力させるように構成されていてもよい。
また、電池パック1では、複数(4つ)の信号端子70のうち情報出力部6に接続されている全部(2つ)の信号端子70が出力端子79に兼用されているが、少なくとも1つの信号端子70が出力端子79と兼用されていればよい。
また、温度センサ部61は、NTCサーミスタに限らず、例えば、PTCサーミスタ(Positive Temperature Coefficient Thermistor)であってもよい。また、温度センサ部61は、サーミスタに限らず、例えば、抵抗ボロメータ等でもよい。
識別情報出力部62は、定格電圧と定格容量との組み合わせごとに異なる識別抵抗値を有する構成であってもよい。
電池パック情報は、温度情報、定格電圧情報の他に、例えば、残容量情報、定格容量情報、充電回数情報等を含んでいてもよい。残容量情報は、電池パック1の残容量を表す情報である。定格容量情報は、電池パック1の定格容量を表す情報である。充電回数情報は、電池パック1の充電回数を表す情報である。
電池パック1、1aでは、組電池2の数が1つであるが、組電池2の数は1つに限らず、複数であってもよい。電池パック1、1aは、複数の組電池2を備え、これら複数の組電池が直列接続されていてもよい。この場合、複数の組電池2のうち最も高電位側となる組電池2の正極が正極端子31、33に接続され、最も低電位側となる組電池2の負極が負極端子32に接続されていればよい。
また、電池パック1、1aでは、情報出力部6、通信用コネクタ7及び報知部8は、必須の構成ではなく、適宜、省略可能である。
報知部8は、LEDの発光色、点滅パターン等によって報知を行う場合に限らず、音によって報知を行ってもよい。報知部8は、例えば、音声ICとスピーカとの組み合わせ、ブザー等により報知を行う構成でもよい。
また、電池パック1、1aでは、正極端子33と組電池2の正極との間に、正極端子33と組電池2との間の電路を遮断するための保護素子を更に備えていてもよい。保護素子は、例えば、ヒータ抵抗と、ヒューズと、を含み、ヒータ抵抗に電流が流れたときにヒューズが溶断して電路を遮断する。保護素子は、例えば、充電制御部43によって制御すればよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されていることは明らかである。
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されていることは明らかである。
第1の態様に係る電池パック(1;1a)は、組電池(2)と、処理部(4)と、判定部(5)と、を備える。組電池(2)は、複数の二次電池(21)を含む。処理部(4)は、複数の二次電池(21)それぞれの電圧を検出し複数の二次電池(21)のうち少なくとも1つの二次電池(21)の検出電圧が第1閾値よりも低いときに第1信号を出力する。処理部(4)は、複数の二次電池(21)のうち少なくとも1つの二次電池(21)の検出電圧が第1閾値よりも大きな第2閾値よりも高いときに第2信号を出力する。判定部(5;5a)は、処理部(4)から第1信号と第2信号との両方を取得したときに異常状態と判定する。
第1の態様に係る電池パック(1;1a)は、異常状態を検出することが可能となる。
第2の態様に係る電池パック(1;1a)は、第1の態様において、判定部(5)において異常状態と判定されたときに異常を示す第3信号を出力するための出力端子(79)を更に備える。
第2の態様に係る電池パック(1;1a)では、異常状態のときに異常を示す第3信号を出力することが可能となる。
第3の態様に係る電池パック(1)は、第2の態様において、電池パック情報を出力するための複数の信号端子(70)を備える。出力端子(79)は、複数の信号端子(70)のうちの少なくとも1つの信号端子(73、74)と兼用されている。
第3の態様に係る電池パック(1)では、第3信号を出力するための出力端子(79)を複数の信号端子とは別に設ける必要がないという利点がある。
第4の態様に係る電池パック(1;1a)は、第3の態様において、電池パック情報は、温度情報を含む。
第4の態様に係る電池パック(1;1a)では、機器又は充電器が装着されて機器又は充電器が電池パックの温度情報を検出しようとしたときに、判定部(5)において異常状態と判定されていれば信号端子(73)から第3信号を出力することが可能となる。
第5の態様に係る電池パック(1;1a)は、第3又は4の態様において、電池パック情報は、定格電圧情報を含む。
第5の態様に係る電池パック(1;1a)では、機器又は充電器が装着されて機器又は充電器が電池パックの定格電圧情報を検出しようとしたときに、判定部(5)において異常状態と判定されていれば信号端子(74)から第3信号を出力することが可能となる。
第6の態様に係る電池パック(1;1a)は、第1乃至5の態様のいずれか一つにおいて、判定部(5;5a)において異常状態と判定されたときに報知する報知部(8)を更に備える。
第6の態様に係る電池パック(1;1a)では、電池パック(1)が異常状態であることを報知することが可能となる。
1、1a 電池パック
2 組電池
4 処理部
5、5a 判定部
70 信号端子
73 信号端子
74 信号端子
79 出力端子
8 報知部
2 組電池
4 処理部
5、5a 判定部
70 信号端子
73 信号端子
74 信号端子
79 出力端子
8 報知部
Claims (6)
- 複数の二次電池を含む組電池と、
前記複数の二次電池それぞれの電圧を検出し前記複数の二次電池のうち少なくとも1つの二次電池の検出電圧が第1閾値よりも低いときに第1信号を出力し、前記複数の二次電池のうち少なくとも1つの二次電池の検出電圧が第1閾値よりも大きな第2閾値よりも高いときに第2信号を出力する処理部と、
前記処理部から前記第1信号と前記第2信号との両方を取得したときに異常状態と判定する判定部と、を備える、
電池パック。 - 前記判定部において異常状態と判定されたときに異常を示す第3信号を出力するための出力端子を更に備える、
請求項1に記載の電池パック。 - 電池パック情報を出力するための複数の信号端子を備え、
前記出力端子は、前記複数の信号端子のうちの少なくとも1つの信号端子と兼用されている、
請求項2記載の電池パック。 - 前記電池パック情報は、温度情報を含む、
請求項3に記載の電池パック。 - 前記電池パック情報は、定格電圧情報を含む、
請求項3又は4に記載の電池パック。 - 前記判定部において異常状態と判定されたときに報知する報知部を更に備える、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電池パック。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113495219A (zh) * | 2020-04-07 | 2021-10-12 | 丰田自动车株式会社 | 电池诊断装置、电池诊断方法、非暂时性存储介质以及车辆 |
JP2022015721A (ja) * | 2020-07-09 | 2022-01-21 | 日本たばこ産業株式会社 | エアロゾル吸引器の電源ユニット |
JP2022016260A (ja) * | 2020-07-09 | 2022-01-21 | 日本たばこ産業株式会社 | エアロゾル吸引器の電源ユニット |
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-
2017
- 2017-10-20 JP JP2017204082A patent/JP2019079632A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113495219A (zh) * | 2020-04-07 | 2021-10-12 | 丰田自动车株式会社 | 电池诊断装置、电池诊断方法、非暂时性存储介质以及车辆 |
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JP7460830B2 (ja) | 2020-07-09 | 2024-04-02 | 日本たばこ産業株式会社 | エアロゾル吸引器の電源ユニット |
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